JP5937478B2 - 製袋シール検査装置および検査方法 - Google Patents

製袋シール検査装置および検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5937478B2
JP5937478B2 JP2012219368A JP2012219368A JP5937478B2 JP 5937478 B2 JP5937478 B2 JP 5937478B2 JP 2012219368 A JP2012219368 A JP 2012219368A JP 2012219368 A JP2012219368 A JP 2012219368A JP 5937478 B2 JP5937478 B2 JP 5937478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
making
inspection
pressure
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012219368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013167622A (ja
Inventor
敏光 石原
敏光 石原
Original Assignee
鎌ヶ谷製袋株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鎌ヶ谷製袋株式会社 filed Critical 鎌ヶ谷製袋株式会社
Priority to JP2012219368A priority Critical patent/JP5937478B2/ja
Publication of JP2013167622A publication Critical patent/JP2013167622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5937478B2 publication Critical patent/JP5937478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

本発明は、例えば漬物や冷凍食品あるいは乾物などの食品類の包装、あるいは洗剤の包装、さらには医薬品の包装など様々な分野での包装に用いられる包装袋、特に合成樹脂フィルムにより製袋される包装袋のシール性能を検査するための装置および検査方法に関するものである。
一般に、合成樹脂フィルムをシールして製袋される包装袋(製袋製品)は、高い気密性が求められる包装に用いられる場合が多い。そして、そのような用途の場合、特に例えば食品類などのようにその気密性が包装対象物の品質保持期間などに直接影響する用途の場合、包装対象物を包装する袋詰工程で製袋製品にシール不良が発生すると、製袋メーカから製袋製品使用メーカ、例えば食品類の製造メーカへ納入されるロット単位で製袋製品が不良品とされる。すなわち、納入ロット中に1つでもシール不良の製袋製品があるとその納入ロットの製袋製品の全部が不良品として扱われることになり、損失が大きくなる。
このため製袋製品では、製袋後にその気密性、つまりシール部のシール性能の検査がなされる。このシール性検査は、製袋製品使用メーカが定めた基準に基づいて製袋メーカが行うのが通常であり、従来では以下のような検査法が一般的に用いられている。
従来の検査法には2種類あり、その1つはシール部を引き剥がしてその際の抵抗を測定してシール性を評価するショッパー検査と呼ばれる検査法(この検査法は拡張力試験乃至検査とも呼ばれる)である。他の1つは、製袋製品に水などの液体を充填し、これに外側から所定の圧力を加えて所定時間保持し、その間における充填液の漏れの有無によってシール性を評価する耐圧検査である。これら2種類の検査法は併用されるのが通常で、いずれの検査法による検査も手間ひまのかかる作業であり、製袋メーカにとって大きな負担となっている。
製袋製品のシールは、ヒートシールの場合であれば電熱を用いたヒートシール装置でなされる。そして、そのシール部にシール不良を発生する主な原因としては、ヒートシール装置における電圧変動に起因した加熱の不足や過剰があり、また、ヒートシール装置の加熱面や製袋材料のシール部位へのごみなどの付着がある。
これらによるシール不良の発生はいずれも突発的なものである。したがって、シール性検査のためのサンプリングを十分に短い時間間隔で行うようにすれば、シール不良の発生があっても、その短いサンプリング時間の分だけの製袋製品を排除するだけで、最終的に製袋メーカからの出荷される製袋製品にシール不良品が入り込むのを有効に防止することができることになる。
製袋製品のシール不良問題においては、前記のようにシール性検査のためのサンプリング時間を短くして検査頻度を高めることで、シール不良の発生による損失を減らすことができる。しかし、前記のような従来のシール検査は手間ひまがかかり、サンプリング時間を短くすると検査に多大な労力を必要とする。このため、従来の検査法によるかぎり、検査頻度を十分なものとすることは実際的には困難であり、その結果としてシール不良による損失が無視し得ないものとなっていた。
また、従来の検査法は、ショッパー検査の場合であれば、製袋製品のシール部分を引き剥がして検査するものであることから、その検査結果とシール性の関係が必ずしも明確でなく、検査精度という点で問題を残している。このことは耐圧検査についてもいえる。すなわち例えば不活性ガスを封入する製袋製品の場合には、より高い気密性を要求するガスに対するシール性が問題になるのに、それを液体の封入で検査することは検査精度として必ずしも十分とはいえない。
そこで、これらの不都合を解消するために本出願人は以下の特許文献1に示すように、検査対象の製袋製品に高圧ガス(空気)を注入して製袋製品の内圧を検査するノズル体と、シール検査時に製袋製品の開口部を塞ぐ押圧体および押圧受体と、製袋内圧の変化を検出し、その検出データを記録する記録手段と、製袋の検査内圧を決定すると共にその内圧状態によってシール不良を告知する制御系とを備えた新しいシール検査装置を提案している。このような空気圧を利用したシール検査装置を用いれば、少ない労力で効率的に、製袋のシール面の強度やシール状態を検査することが可能となり、しかも実際に即した高精度で信頼性の高い検査が可能となる。
特許第3854284号公報
ところで、前記特許文献1のようなシール検査装置を用いたシール検査では、検査結果を製袋製造工程にフィードバックするために、シール漏れの有無だけでなく、漏れの位置やその状態も正確に検査する必要がある。そのため、特許文献1のようなシール検査装置を用いたシール検査を実施するに際しては、検査員が見やすいように、例えば赤色に着色された専用の検査液を検査対象となる製袋製品の内側に予めスプレーしてからこれを装置にセットするようにしている。
しかしながら、この検査液のスプレー作業は、検査対象となる製袋製品毎に作業員が手作業で行っているため、検査液の一部が飛散して衣服に付着したり、周囲を汚してしまうことがある。特に、この専用の検査液は一旦衣服に付着すると簡単に落ちないだけでなく、赤色の検査液の場合では、出血のように見えることがあり、見栄えが良くない。
また、このような空気圧を利用した製袋製品のシール検査に際しては、検査対象となる製袋製品毎に設定する圧力や検査時間などの検査条件が異なるため、様々な種類の製袋製品のシール検査を効率的かつ正確に行うためには、多くの経験や熟練度を要するといった不都合もある。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、検査液による汚れなどを防止すると共に、多くの経験などを要せずに効率的かつ正確に製袋製品のシール検査を実施できる新規な製袋シール検査装置および検査方法を提供するものである。
前記課題を解決するために第1の発明は、検査対象となる製袋製品を保持する製袋製品保持手段と、当該製袋製品保持手段で保持された製袋製品の内側に検査液を塗布する検査液塗布手段と、当該検査液塗布手段によって内側に検査液が塗布された製袋製品の開口部を塞いでその内部に所定圧のガスを注入して所定時間保持する圧力ガス注入手段と、当該圧力ガス注入手段から注入するガスの圧力と検査時間とを設定する検査条件設定手段と、前記圧力ガス注入手段で所定圧のガスが注入された製袋製品内の圧力を検出する圧力検出手段と、当該圧力検出手段で検出された製袋製品内の圧力とその変化を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、検査対象となる製袋製品を装置に保持(セット)した状態で製袋製品の内側に検査液を塗布することができる。これによって、塗布時に検査液の一部が飛散して作業員の衣服に付着したり、周囲を汚してしまうことを確実に回避できる。さらに検査員の手作業による検査液の塗布作業も不要となる。また、装置に製袋製品をセットした後は、その内部にその製袋製品毎に定まる所定圧のガスを注入してそのガス圧を所定時間計測して表示することができる。これによって、多くの経験などを要せずに効率的かつ正確に製袋製品のシール検査を実施できる。ここで、製袋製品のシール検査とは、例えば袋内面360°の内圧(ガス圧)に対するシール強度やピンホールの有無、チャックの嵌合強度、チャックの両サイドのシール漏れなどである。
第2の発明は、第1の発明において、前記検査液塗布手段は、少なくとも前記製袋製品内の底部付近とその開口部付近とに前記検査液を塗布することを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、袋内底部のシール部分だけでなく、その開口部にも検査液を確実に塗布できるため、例えば開口部にチャックを有する場合は、そのチャックの両サイドのシール漏れやシール状態も容易かつ確実に検査することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記検査液塗布手段は、前記製袋製品内にその開口部から挿脱可能な少なくとも1つ以上のスプレーノズルと、当該スプレーノズルに検査液を供給する検査液スプレー缶と、当該検査液スプレー缶からの検査液の供給を制御するアクチュエータと、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、アクチュエータを作動させることで検査液スプレー缶から検査液をスプレーノズルに供給し、そのスプレーノズルから検査液を噴霧して製袋製品内に塗布することができる。また、スプレー缶の状態で市販されている検査液をそのままの形態で簡単に利用できるため、装置の構成も簡単となり製造コストを低く抑えることが可能となる。
第4の発明は、第3の発明において、前記スプレーノズルを、前記製袋製品の開口部の幅方向に2本設けたことを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、製袋製品内のシール部全体に短時間でまんべんなく検査液を噴霧して塗布することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記検査液スプレー缶を、前記スプレーノズル毎に備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、各スプレーノズル毎に検査液スプレー缶を交換できるため、検査液スプレー缶内の検査液を無駄なく利用できると共に、2本のスプレーノズルからの検査液が同時に無くなるなどといった不都合も回避できる。
第6の発明は、前記検査液塗布手段は、前記スプレーノズルを前記製袋製品内の開口部から挿脱する送出し機構と、前記スプレーノズルの先端を前記製袋製品内の角部に移動させる移動機構とを有することを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、スプレーノズルの先端を前記製袋製品内の角部に位置させてその部分に検査液を確実に塗布することができる。
第7の発明は、第1乃至第6の発明において、前記圧力ガス注入手段は、前記検査条件設定手段で設定された圧力のガスを供給する圧力ガス供給源と、前記製袋製品の開口部内に臨んで前記圧力ガス供給源から供給されるガスをその内部に注入するノズル体と、当該ノズル体が前記製袋製品の開口部内に臨んだ状態で当該開口部を両側から押圧してその開口部を塞ぐ押圧体および押圧受体と、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、押圧体および押圧受体によって押圧体で製袋製品の開口部を確実に塞いだ状態で圧力ガス供給源からノズル体を介して所定圧のガスを製袋製品内に供給することができる。また、シール検査後は、このノズル体から製袋製品内のガスを排気することができる。
第8の発明は、第7の発明において、前記押圧体は、前記押圧受体に対して近接離間方向に動作するアクチュエータと、当該アクチュエータの作動を制御する足踏み式のスイッチと、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、作業員が両手で製袋製品を装置にセットした後、足踏み式のスイッチを操作することによって検査液塗布時におけるその製袋製品の押さえ操作などを簡単に行うことができる。
第9の発明は、第1乃至第8の発明において、前記検査条件設定手段は、前記検査対象となる製袋製品毎の検査条件を規定したデータを保存した記憶部と、前記検査対象となる製袋製品の種類を入力する入力部とを有し、当該入力部で入力された製袋製品の種類に対応する前記記憶部に保存されたデータに基づいて前記圧力ガス注入手段から供給するガス圧と検査時間とを設定することを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、検査員が入力部から検査対象となる製袋製品の種類を入力するだけで、その製袋製品毎の検査条件を規定したデータに基づいてガス圧と検査時間とを決定してその製袋製品に対応する最適な条件でシール検査を自動的に実施することができる。
第10の発明は、第1乃至第9の発明において、少なくとも前記製袋製品保持手段と前記検査液塗布手段と前記ガス注入手段とを開閉自在な前面扉を有する筐体内に収容したことを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、製袋製品を保持した状態での検査液塗布工程やガス注入を開閉自在な前面扉を有する筐体内で安全に実施することができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記圧力ガス注入手段の下方に、シール検査後の製袋製品を排出する製袋製品排出手段を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、検査員がシール検査後の検査液で汚れた製袋製品に直接手を触れることなく、これを圧力ガス注入手段から確実に排出して回収箱などに回収することができる。
第12の発明は、第11の発明において、前記製袋製品排出手段は、前記筐体内の下面側を区画する排出テーブルと、当該排出テーブルを下方に回動させる回動機構とを備えたことを特徴とする製袋シール検査装置である。
このような構成によれば、圧力ガス注入手段から排出した後の製袋製品を一旦排出テーブル上に載置した後、この排出テーブルを回動機構によって下方に回動させることで検査員がシール検査後の製袋製品に一切手を触れることなくそのまま回収箱などに落下・収容することができる。
第13の発明は、第1乃至第12の発明において、前記検査条件設定手段と表示手段とはタッチパネル式の液晶モニターからなることを特徴とする製袋シール検査装置である。このような構成によれば、1つでタッチパネル式の液晶モニターで検査条件の設定入力操作と検査結果の表示が可能となるため、操作性が大幅に向上すると共に、これらを別々に設ける場合に比べて製造コストの大幅な削減などが可能となる。
第14の発明は、検査対象となる製袋製品を保持する製袋製品保持工程と、当該製袋製品保持工程で保持された製袋製品の内側に検査液を塗布する検査液塗布工程と、当該検査液塗布工程によって内側に検査液が付着した前記製袋製品の開口部を塞いでその内部に所定圧のガスを注入して所定時間保持する圧力ガス注入工程と、当該圧力ガス注入工程から供給するガス圧と検査時間とを設定する検査条件設定工程と、前記圧力ガス注入工程で所定圧のガスが注入された前記製袋製品内の圧力を検出する圧力検出工程と、当該圧力検出工程で検出された前記製袋製品内の圧力とその変化を表示する表示工程と、を含むことを特徴とする製袋シール検査方法である。
このような方法によれば、第1の発明と同様に、検査対象となる製袋製品を装置に保持した状態で製袋製品内面に検査液を塗布できるため、検査液の一部が飛散して作業員の衣服に付着したり、周囲を汚してしまうことを確実に回避できる。また、装置に製袋製品をセットした後は、その内部にその製袋製品毎に定まる所定圧のガスを注入してそのガス圧を所定時間計測して表示できるため、多くの経験などを要せずに効率的かつ正確に製袋製品のシール検査を実施できる。
第15の発明は、第14の発明において、前記検査液塗布工程は、少なくとも前記製袋製品内の底部付近とその開口部付近とに前記検査液を塗布することを特徴とする製袋シール検査方法である。このような方法によれば、第2の発明と同様に、袋内面のシール部分だけでなく、開口部にも検査液を確実に塗布できるため、チャックの両サイドのシール漏れやシール状態も容易かつ確実に検査することができる。
本発明によれば、検査対象となる製袋製品を装置に保持(セット)した状態でその製袋製品の内側に検査液を塗布することができる。これによって、塗布時に検査液の一部が飛散して作業員の衣服に付着したり、周囲を汚してしまうことを確実に回避できる。さらに検査員の手作業による検査液の塗布作業も不要となる。また、装置に製袋製品をセットした後は、その内部にその製袋製品毎に定まる所定圧のガスを注入してそのガス圧を所定時間計測して表示することができる。これによって、多くの経験などを要せずに効率的かつ正確に製袋製品のシール検査を実施できる。
本発明に係る製袋シール検査装置100の実施の一形態を示す全体外観図である。 本発明に係る製袋シール検査装置100の前面扉20を開いた状態を示す外観図である。 図2(A)中A部付近の構造を示す拡大図である。 図3中A−A線矢視図である。 図3中B−B線矢視図である。 スプレーノズル90,90の作用を示す平面図である。 本発明に係る製袋シール検査装置100の機能の構成を示すブロック図である。 本発明に係る製袋シール検査装置100の圧力ガスの流れを示す説明図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 タッチパネル式データーモニター50の画像例を示す画面図である。 検査対象となる製袋製品Wの品種データテーブルの一例を示す図である。 本発明に係る製袋シール検査装置100による自動シール検査方法の流れを示すフローチャート図である。 製袋製品Wをノズル体80にセットした状態を示す平面図である。 図17の状態から製袋製品Wの内底部に検査液をスプレー(塗布)した状態を示す平面図である。 図18の状態から製袋製品Wの開口部付近のチャックW1に検査液を中間スプレー(塗布)した状態を示す平面図である。 図19の状態から製袋製品Wからスプレーノズル90,90を完全に抜き出した状態を示す平面図である。 開口部を完全に塞いだ製袋製品W内に高圧のガスを注入した状態を示す平面図である。 シール検査終了後の製袋製品Wをノズル体80から排出した状態を示す平面図である。 スプレーノズル90,90の送り出し機構の他の実施形態を示す平面図である。 図23中A方向からみた正面図である。 図23の送り出し装置94aによってスプレーノズル90,90を突き出した状態を示す平面図である。 図25の状態からスプレーノズル90,90を開いた状態を示す平面図である。
次に、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る製袋シール検査装置100の実施の一形態を示す外観図であり、同図(A)はその正面図、同図(B)はその左側面図である。図示するようにこの製袋シール検査装置100は、周囲が鋼板などで区画された箱形の筐体10を有しており、この筐体10の上半分には、開閉自在な前面扉20を有する開口部30と、操作パネル40と、データーモニター50とが設けられている。
また、この筐体10の底部四隅には、それぞれキャスター11,11,11,11とアジャスター12,12,12,12とが設けられており、キャスター11,11,11,11によって移動が容易になっていると共に、アジャスター12,12,12,12のネジを伸張させることによってこの筐体10を任意の位置に安定させた状態で設置可能となっている。
また、この筐体10の底部には、それぞれその内部機器に接続される電源プラグ13と、エアーカプラー14と、フットペダル15とが延出するように設けられている。そして、この電源プラグ13およびエアーカプラー14は、それぞれ屋内に設置されたコンセント(図示せず)およびコンプレッサーなどの圧力ガス供給源(図示せず)に脱着可能となっており、また、フットペダル15は後述するシール検査作業で利用されるようになっている。また、筐体10の上部には警告灯10aが立設されており、その状態を有色ランプの点灯や点滅などによって知らせるようになっている。
前面扉20は、図2に示すように山形に隆起した矩形フレーム21に透明強化プラスチック22を嵌め込んだ構造となっており、その開口部30を閉じた状態で筐体10内部が外側から容易に視認できるようになっている。また、この前面扉20はその矩形フレーム21の両側部が、開口部30の両側に沿って縦に設けられた一対のレール31,31に嵌め込まれている。そして、その矩形フレーム21の下端に設けられた把手23を検査員が持って前面扉20全体をレール31,31に沿って持ち上げるようにスライド移動させることで図2に示すように開口部30を任意に開閉できるようになっている。なお、この前面扉20には、図示しないダンパー機構が設けられており、軽い力で開閉ができると共に、図2に示すように開口部30を全開した状態で前面扉20から手を離しても落下することなくその状態を維持できるようになっている。
操作パネル40には、電源スイッチや非常停止スイッチ、起動スイッチ、リセットスイッチ、停止・復帰スイッチなどの基本的な操作を行うために必要となる各種操作スイッチの他に、電源ランプ、手動コック、扉開閉ボタン、圧力メーターなどが設けられている。
データーモニター50は、画面上に透明なタッチパネルを備えたタッチパネル式の液晶モニターなどから構成されており、図9乃至図14に示すような各種の操作ボタンや検出データ、選択画面、入力画面などを適宜切り替えて表示するようになっている。なお、このデーターモニター50上に表示される図9乃至図14に示す画面例の説明については後に詳述する。
図3は図2(A)中A部の拡大図、つまり開口部30側から見た筐体10の内部構造を示したものであり、図4は、そのA−A線矢視図である。図示するように、この開口部30内の下面側は、多数の孔が穿孔された金属プレートなどからなる矩形状の排出テーブル60によって区画されている。
この排出テーブル60は、図3および図4に示すように、その奥側の一辺部が筐体10内の中間フレーム16にヒンジ結合されていると共に、その側辺部に、中間フレーム16から延びるエアーシリンダ61の伸縮端部がピン結合した構造となっている。そして、図4(A)および(B)に示すように、このエアーシリンダ61を伸縮させることで排出テーブル60をそのヒンジ部62を軸として水平状態から筐体10下方に向けて回動自在となっている。
また、この排出テーブル60の下部には空間部が形成されており、この空間部には図1に示すように排出箱41が収容されている。この排出箱41は、後述するように検査終了後の製袋製品Wを収容して排出するためのものであり、同図に示すように開口部30の下方に形成された取出口17から筐体10外へ取り出し可能となっている。
また、この図3および図4に示すようにこの排出テーブル40の奥側には、後述するように製袋製品Wの開口部を把持するための押圧機構70が設けられている。この押圧機構70は、中間フレーム16上に固定された押圧受体71と、この押圧受体71上に位置する押圧体72と、仮押さえ用のエアーシリンダ73と、本押さえ用(プレス用)のエアーシリンダ74,74とから主に構成されている。
この押圧受体71と押圧体72は、それぞれ金属材料のような強度の高い材料を用いて高剛性の細長い直方体形状のブロック体(プレスバー)として形成されている。そして、上方に位置する押圧体72は、その中央部分が仮押さえ用のアクチュエータとなるエアーシリンダ73で支持されていると共に、その両端部が本押さえ用のアクチュエータとなるエアーシリンダ74,74によって支持されている。なお、この仮押さえ用のエアーシリンダ73および本押さえ用のエアーシリンダ74,74は、中間フレーム16と一体となった筐体10内上部の上部フレーム18に取り付けられている。
仮押さえ用のエアーシリンダ73および本押さえ用のエアーシリンダ74,74は、いずれもガス圧によって上下方向に伸縮することで押圧体72を上下動させる機能を有するものであるが、仮押さえ用のエアーシリンダ73は、押圧体72を単に昇降させる程度の低い圧力で押圧体72を押圧受体71側に対して押し当てる(仮押さえ)のに対し、本押さえ用(プレス用)のエアーシリンダ74,74は、後述するようにシール検査時に製袋製品Wの開口部を完全に塞ぐ(封止)ことができる程度の高い圧力で押圧体72を押圧受体71に対して押し当てる(本押さえ)ことができるようになっている。
また、押圧受体71の押圧面および押圧体72の押圧受面には、それぞれ封止用の弾性層71aおよび弾性層72aが設けられている。これらの弾性層71a、72aは、いずれも例えばゴム材のような弾性の高い材料で形成されており、さらに本実施の形態では押圧体72の弾性層72aは、やや硬めのゴム材で形成し、押圧受体71の弾性層71aは、弾性層72aより柔らかめのゴム材で形成されている。また、この押圧体72の押圧面および押圧受体73の押圧受面の各中央部は、やや湾曲状に窪んであり、次述するノズル体80を収容可能なスペースが形成されるようになっている。
そして、この押圧受体71と押圧体72との間には、ノズル体80と一対のスプレーノズル90,90とが位置している。このノズル体80は、例えば金属材料のような強度の高い材料を用いて高剛性のブロック体として形成され、また、後述のようにして押圧体72と押圧受体71でなす検査対象の製袋製品Wの開口部の保持および封止をし易くするための外形形状となっている。本実施の形態では、図3および図5などに示すように製袋製品Wの開口部の保持または封止し易くするための形状として横に長い楕円形に形成されている。
このノズル体80は、押圧受体71と押圧体72とによって挟持された検査対象の製袋製品Wにその開口部から高圧のガスを注入すると共に、シール検査後のガスを排気する機能を有する。そのために、このノズル体80には、圧力ガス注入口81と圧力ガス排気口82とが設けられている。これら圧力ガス注入口81と圧力ガス排気口82は、いずれもノズル体80をその軸方向に貫通する細長いパイプ体によって形成されており、その前端がノズル体80の前面部に開放した状態となっている。
そして、図5に示すように、圧力ガス注入口81には圧力ガス注入用配管84が接続されており、この圧力ガス注入用配管84を介して高圧ガスを供給できるようにされている。一方、圧力ガス排気口82には、圧力ガス排気用配管83が接続されており、この圧力ガス排気用配管83を介して検査後の製袋製品W内の圧力ガスを外部へ排気するようになっている。
一方、スプレーノズル90,90は、このノズル体80の左右両側に所定の距離を隔てて平行に位置している。このスプレーノズル90,90は、金属パイプなどから構成されており、押圧受体71と押圧体72とによって挟持された検査対象の製袋製品Wの内面にその先端から検査液を噴霧(スプレー)して塗布するようになっている。
このスプレーノズル90,90は、図5に示すように押圧受体71の奥側に位置するノズル受台91上に、回転部材92,92を介して設けられている。このノズル受台91は、押圧受体71とほぼ平行に位置する横長の受台本体93と、この受台本体93の一端部に設けられた送出し機構94とから構成されている。
この受台本体93は、その下面側が、押圧受体71方向に互いに平行に延びる一対のレール93a,93aと嵌合しており、このレール93a,93aに沿って押圧受体71方向に近接・離間自在にスライド移動可能となっている。一方、送出し機構94は、このレール93a,93aと平行に位置するボールネジ95と、このボールネジ95を回転駆動する駆動モータ96とから構成されている。
そして、この駆動モータ96によってボールネジ95のネジ部95aを一方向に回転させることで図6(A)に示すようにナット部95bに連結された受台本体93を押圧受体71方向に送り出し、ネジ部95を反対方向に回転させることで受台本体93を押圧受体71から離れるように往復動するようになっている。
スプレーノズル90,90が設けられている回転部材92,92は、ノズル受台91上にその中心を軸に回転自在に軸支されている。そして、その外周の一部には、同じくノズル受台91上に設けられたノズル用エアーシリンダ97,97の伸縮端部が軸支されており、このノズル用エアーシリンダ97,97の伸縮に伴って回転部材92,92が回動することで図6(B)に示すようにそのスプレーノズル90,90の先端がノズル体80から離れるように所定の角度で外側に旋回動するようになっている。
また、図8に示すように、これら各スプレーノズル90,90には、それぞれ可撓性のチューブ(図示せず)を介して検査液スプレー缶98,98が設けられており、この検査液スプレー缶98,98内の検査液が図示しない可撓性チューブを介して各スプレーノズル90,90に供給されるようになっている。
この検査液スプレー缶98としては、スプレー缶本体98aの上部に押下式のスプレーノズル98bを備えた市販品を用いることができ、例えばアゾ系油溶性染料や高沸点エステル、鉱油、植物油などを主成分としてジメチルエーテルを充填ガスとした三菱ガス化学株式会社製の「エージレス(登録商標)シールチェックスプレー」などをそのまま用いることができる。
そして、アクチュエータ99となるスプレー用のエアーシリンダ99aなどによって検査液スプレー缶98が乗った台座99bを押し上げて、そのスプレー缶本体98aのスプレーノズル98bの上部を固定部99cに押し当てることで内部に充填された検査液を噴出してスプレーノズル90に供給するようになっている。なお、スプレー用のエアーシリンダ99aなどによってこの検査液スプレー缶98が乗った台座99bを下げれば、スプレー缶本体98aのスプレーノズル98bも元に戻って検査液の供給は自動的に停止するようになっている。
図7は、この製袋シール検査装置100の機能構成を示すブロック図である。図示するように、この製袋シール検査装置100は、CPUやRAM,ROMなどを有する情報処理装置からなる制御部51によってタッチパネル式データーモニター50や操作パネル40,フットスイッチなどからの入力に応じて記憶部52や製袋押さえ部53,検査液塗布部54,圧力ガス注入部55,シール検査部56,製袋排出部57などを制御するようになっている。なお、この制御部51による具体的な制御方法については後述する。
図8は、この製袋シール検査装置100内での圧力ガスの流れを示した系統図である。図示するように、高圧ガス供給源からカプラー14を介して供給された圧力ガス(高圧空気)は、圧力スイッチ85を介してメインバルブ86に送られ、ここで押圧体72を昇降する仮押さえ用エアーシリンダ73や本押さえ用エアーシリンダ74および排出テーブル60回動用のエアーシリンダ61、ノズル用エアーシリンダ97,97、スプレー用のエアーシリンダ99a,99aなどに送られ、これらを駆動する駆動源として利用されるようになっている。
また、高圧ガス供給源から供給される圧力ガスは、このメインバルブ86から圧力ガス供給ラインL1を介してガス注入用配管84からノズル体80に送られ、製袋製品W内の検査ガスとして用いられるようになっている。この圧力ガス供給ラインL1には、逆止弁84aとレギュレータ84bとが設けられており、圧力ガスの逆流を防止すると共に、手動検査時などにおける圧力ガスの圧力調整が可能となっている。
一方、このノズル体80の圧力ガス排気用配管83側には、圧力ガス排気ラインL2が接続されている。そして、この圧力ガス排気ラインL2には、圧力ガス排気用配管83の圧力、すなわち製袋製品W内の圧力を計測する圧力計83aと、この圧力ガス排気ラインL2のガスの流れを制御する電磁バルブ83bと、排気ガスを濾過するフィルター83cなどが順に接続されている。
次に、図9乃至図14は、タッチパネル式データーモニター50の液晶画面上に表示される画像例を示したものである。先ず図9は、検査開始前の初期画面の画像例であり、表示部となる画面中央に圧力と時間とがプロットされた計測結果表示エリア50bが表示され、その右上には、計測状態を示す文字表示エリア50a(停止中)が表示されている。また、この計測結果表示エリア50bの下方には、入力部となる4つのボタン状GUI(グラフィックユーザインターフェース)50c、50d、50e、50fからなる入力部が表示されている。
そして、これら4つのボタン状GUI50c、50d、50e、50fのうち、例えば左から2番目のボタン状GUI50cに指で触れると、図10に示すようにその表示が「中間塗布ON」から「中間塗布OFF」に変化し、また、右端のボタン状GUI50fを指で触れると、その表示が「手動」から「自動」に変化するようになっている。これらの4つのボタン状GUI50c、50d、50e、50fからの入力により、後述するようなシール検査において検査条件を詳細に設定できるようになっている。
次に、図11は、シール検査中の画像例を示したものであり、計測状態を示す文字50aが「計測中」に変化していると共に、計測結果表示エリア50bに実際に計測された圧力と時間との関係を示す計測結果がリアルタイムで表示されるようになっている。なお、この計測結果は、図7に示すようにSDカードなどの記憶部(記録媒体)52へ記録可能となっている。
図12は、図9で示した左端のボタン状GUI50c(設定)に指で揺れたときに表示される画像例を示したものである。図9のボタン状GUI50c(設定)に指を触れると図12に示すように、検査対象となる製袋製品Wの品種切替用のボタン状GUI50gと品種切替用のボタン状GUI50hが表示された画面に切り替わる。
そして、さらに品種切替用のボタン状GUI50gを指で触れると、図13に示すような画面に切り替わり、品種切替用のボタン状GUI50hを指で触れると、図14に示すような画面に切り替わるようになっている。図13の画面は、「計測No(品種)」とそれに対応する「塗布時間」、「圧力」、「計測時間」が表示されている。図の例では、「計測No(品種)」が「2」で、これに対応する検査液の「塗布時間」が「1.0秒」、検査「圧力」が「0.2kgf/cm(0.02MPa)」、「計測時間」が「60.0秒」であることを示している。
この「計測No(品種)」とそれに対応する「塗布時間」、「圧力」、「計測時間」は、例えば図15に示すようにテーブル式のデータベースとして、予め制御部51や記憶部52へ記録されており、検査員はこのテーブルを参照して検査対象となる製袋製品Wの品種、すなわち「計測No」を選択するだけでその製袋製品Wに最適な条件で検査が行えるようになっている。なお、この図13に示す画面では、「計測No」の位置に指で触れると、この部分がアクティブ状態となってテンキー状の数字画面が表示されることから、そのテンキーの中から適当な数字を指で触れるだけで任意の数字(計測No)を選択することができるようになっている。
「計測No(品種)」の切り替え後は、入力部となる画面右下のボタン状GUI50i(戻る)を指で触れると、初期画面に切り替わることになる。一方、図14の画面は、品種設定用画面の一例であり、新たな品種を登録する場合に、その「計測No(品種)」とそれに対応する「塗布時間」、「圧力」、「計測時間」の位置を指で触れて検査員などが登録することができる。
登録した「計測No(品種)」は、図15に示すようなテーブル式のデータベースに登録されるため、それ以後は、図13の画面に切り替えて登録した品種に切り替えることになる。図の例では、画面左下に品種登録用のボタン状GUI50jが表示されるようになっていることから、品種設定後は、このボタン状GUI50jに指を触れるだけで簡単に登録ができるようになっている。
次に、このような構成をした本発明に係る本発明に係る製袋シール検査装置100を用いた検査方法を図16のフローチャートおよび図17乃至図22の説明図を主に参照しながら説明する。図16は本発明装置100の制御部51による制御の流れを示したものである。先ず本発明装置100の制御部51は、最初のステップS100において電源が投入(オン)されたならば、システムチェックを行い、異常があれば警告灯10aを点灯または点滅してその異常を知らせ、反対に異常がなければそのまま次のステップS102に移行する。
ステップS102では、フットスイッチ15が踏まれたか(スイッチオン)否かを判断し、フットスイッチ15が踏まれたと判断したとき(YES)は、次のステップS104に移行して押圧体72を下げて図17に示すように製袋製品Wの仮押さえを行う。
すなわち、製袋製品Wのシール検査を行うには、先ず検査員が前面扉30を手動で開き、検査対象となる製袋製品Wの開口部を広げてその開口部をノズル体80と、突出状態の一対のスプレーノズル90,90に被せるようにしてその開口部を押圧受体71と押圧体72との間にセットする。
そして、この状態で検査員がフットスイッチ15を踏むと仮押さえ用のエアーシリンダ73が伸張して押圧体72が降下して製袋製品Wの開口部が押圧受体71と押圧体72とによって軽く挟持されて仮押さえ(保持)状態となる。なお、本実施の形態では開口部にチャックW1を有する製袋製品Wを検査対象としている。また、この仮押さえ後に前面扉30を閉めるとフットスイッチ15から足を離してスイッチオフ状態となっても仮押さえ状態はそのまま継続される。
次に、制御部51は、次のステップS106に移行して仮押さえした製袋製品Wのシール検査が自動検査モードで行われるか否か(手動モード)を判断する。すなわち、検査員はこの仮押さえ後にタッチパネル式データーモニター50の液晶画面上で検査モードを選択することになるため、制御部51はこの操作で自動検査モードが選択されたか否かを判断する。そして、自動検査モードが選択されなかったと判断したとき(NO)は、後述する手動検査モードへ移行するが、自動検査モードが選択されたと判断したとき(YES)は、次のステップS108に移行する。
ステップS108では、検査液を塗布するか否かを判断し、検査液を塗布しないと判断したとき(NO)はステップS118までジャンプするが、検査液を塗布すると判断したとき(YES)は、次のステップS112に移行する。すなわち、前述したように検査員はこの仮押さえ後にタッチパネル式データーモニター50の液晶画面上で検査モードと共に検査液の塗布の有無および中間塗布の有無を選択することになるため、制御部51はこの操作で自動検査モードが選択されたか否かを判断する。
ステップS112では、図18に示すように検査液が製袋製品Wの内面底部の角部にも十分行き渡るようにスプレーノズル90,90を広げた状態にしてからそのスプレーノズル90,90の先端から製袋製品Wの底部に検査液を塗布(噴霧)して次のステップS114に移行する。なお、ここでの塗布時間は、図13などに示したように予め設定した品種に応じて自動的に決定される。図13の例では、スプレーノズル90,90の先端から製袋製品Wの底部に約1.0秒間、検査液が塗布(噴霧)される。
ステップS114では、さらに中間塗布を行うか否か、つまり製袋製品Wの開口部側に対しても検査液を塗布するか否かを判断する。すなわち、検査対象となる製袋製品Wが図17に示すようにチャックW1を有するものである場合には、そのチャックW1部分のシール不良が考えられることから、その開口部付近のチャックW1部分に対しても、検査液を塗布するか否かを判断する。この結果、中間塗布を行わないと判断したとき(NO)は、ステップS118までジャンプするが、中間塗布を行うと判断したとき(YES)は、次のステップS116に移行する。
ステップS116では、図19に示すように、スプレーノズル90,90を広げた状態でスプレーノズル90,90を後退するように移動してその先端をチャックW1の両端部分に位置させてから2回目の塗布(噴霧)を行う。これによって、製袋製品Wの底部のみならず、チャックW1部分に対しても十分に検査液を塗布(噴霧)することができる。
そして、次のステップS118では、スプレーノズル90,90をさらにそのまま後退させて図20に示すように製袋製品W内から完全に抜き出して次のステップS120に移行する。なお、この検査液の塗布工程は、製袋製品Wが外れない程度にその開口部を軽く押さえた状態(仮押さえ)で行われるため、スプレーノズル90,90の動きやその移動はスムーズに行われる。
ステップS120では、本押さえ用のエアーシリンダ74,74を作動させて、押圧体72を押圧受体71側に強く押し当てて製袋製品Wの開口部を完全に塞いだ状態(封止)にしてから次のステップS122に移行する。ステップS122では、ノズル体80から高圧のガス(空気)を製袋製品W内に注入する。これによって、図21に示すように製袋製品Wが徐々に膨らんで内圧が上昇する。
そして、次のステップS124では、その製袋製品W内の圧力が設定された圧力に達したか否かを判断し、まだ設定圧に達していないと判断したとき(NO)は、ステップS112に戻って高圧ガスを注入して加圧を継続するが、設定圧に達したと判断したとき(NO)は、次のステップS126に移行して高圧ガスの注入による加圧を停止する。図13の例では設定圧が0.2kgf/cm2であるため、製袋製品W内の圧力が0.2kgf/cm2になるまで加圧を継続する。
次のステップS128では、加圧を停止した状態の製袋製品W内の圧力変動を所定時間計測すると共にその計測結果をデーターモニター50上に表示して次のステップS130に移行する。図13の例では、60秒間計測する。計測結果は図11に示すようにその圧力の変動と時間との関係を計測結果表示エリア50bにグラフ状に表示する。図の例では、数秒間の高圧ガスの注入で設定圧に達し、その後その圧力の変動を秒単位で表示している。
ステップS130では、その計測時間が設定時間に達したか否かを判断し、設定時間に達していないと判断したとき(NO)は、ステップS128に戻ってそのまま計測・表示を継続するが、設定時間に達したと判断したとき(YES)は、次のステップS132に移行してその計測データを記憶部52などに保存する。そして、検査員は検査対象となっている製袋製品Wのシール不良の有無などをその内圧の変化などの計測データに基づいて判断することになる。
次のステップS134では、圧力ガス排気ラインL2の電磁バルブ83bを開いて製袋製品W内の圧力ガスをゆっくりと排気した後、次のステップS136に移行する。ステップS136では、本押さえ用のエアーシリンダ74,74を上昇させて本押さえおよび仮押さえを解除して次のステップS138に移行する。
ステップS138では、図22に示すようにノズル体80から高圧空気を一気に吹き出して検査後の製袋製品Wを吹き飛ばすようにしてノズル体80から排出して次のステップS140に移行する。ノズル体80から排出された製袋製品Wはそのまま排出テーブル60上に載っていることから、ステップS140では、図4(A)から(B)に示すようにこの排出テーブル60を水平状態から下方に回動させてその製袋製品Wを下方に落下させて排出箱41に排出(落下)して次のステップS142に移行する。
ステップS142では、これと並行して平行状態に戻ったスプレーノズル90,90を前進させて押圧受体71から突き出した状態(スタンバイ状態)として最後のステップS142に移行する。
そして、最後のステップS142では、図4(B)から(A)に示すように排出テーブル60を水平状態に戻すことで一連の検査工程が終了する。なお、検査の結果、シール不良があると判断されたときは、検査員はこの排出箱41に排出された検査後の製袋製品Wを取り出し、その検査液の状態からシール不良箇所の特定とその状態を容易に把握できるため、製造工程に対してフィードバックして的確な措置を迅速に採ることができる。
このように本発明は、検査対象となる製袋製品Wを装置100に保持した後の検査液の塗布やシール検査を自動的に行うことができるため、検査液の一部が飛散して作業員の衣服に付着したり、周囲を汚してしまうことを確実に回避できる。また、製袋製品Wをセットした後は、検査液を用いたシール検査が自動的に行われるため、多くの経験などを要せずに効率的かつ正確に製袋製品Wのシール検査を実施することができる。
以上は、検査条件が予め決まっている製袋製品Wに対する自動的なシール検査工程を説明したが、検査条件が決まらない製袋製品Wの場合は、手動検査モードにて先ず破袋試験が実施される。すなわち、検査対象の製袋製品Wは、その用途に応じて製袋材料の合成樹脂フィルムの種類や厚みが異なり、それに応じて検査で負荷する内圧が異なる。検査用の内圧は、製袋製品Wが破袋する内圧を基準にし、その破袋内圧よりも一定程度だけ低い圧力として決める。したがって新しい仕様の製袋製品を検査する場合には、先ず手動検査モードにて破袋試験を行う。
手動検査モードによる破袋試験を行うには、自動検査モードと同様に製袋製品Wをノズル体80に被せた後、その開口部を本押さえして完全に塞いだ状態にしてからノズル体80により高圧ガスを注入し、製袋製品Wの内圧を徐々に上げる。これにより、製袋製品Wの内部が破袋内圧に達すると製袋製品Wがそのシール部やそれ以外の部分で破れて破袋する。この破袋は内圧の急激な減少として圧力センサー83aで検出されてその内圧と破袋時間がデーターモニター50上に表示される。また、そのデータは記録部52で記録される。なお、この破袋試験は、前面扉が閉じられて周囲が区画された筐体10内で実施されるため、破袋片が周囲に飛散するなどの恐れはないが、大きな破裂音が伴うことがあるため、破袋試験は周囲に人がいない状態で実施するか、あるいは破袋試験時に警告灯10aなどで所定の色表示するなどによって周囲に警告することが望ましい。
以上のような破袋試験により破袋内圧が把握できたなら、この破袋内圧を基準にして検査内圧や検査時間などを決定してから図14に示すようにその品種登録を行えば、次回以降、その製袋製品Wのシール検査は自動検査モードで行うことができる。
次に、図23乃至図26は本発明に係るスプレーノズル90,90の送出し機構に関する他の実施形態を示したものである。本実施の形態では、いわゆる単軸ロボットなどと称される一軸式の送出し装置94aを用いて前述した一対のスプレーノズル90,90を包袋製品W側に出没させるようにしたものである。
図示するように、この送出し装置94aは、ノズル体80上をその長手方向に沿って延びるリニアガイド94bに、そのリニアガイド94bに沿って移動するスライダ94cが備えられている。このスライダ94cはリニアガイド94b内に設けられたボールねじ94eまたは図示しないタイミングベルトに係合しており、このボールねじ94eを、リニアガイド94bの端部に設けられたACサーボモータ94dとギア部94fによって正逆方向に回転駆動することでスライダ94cをリニアガイド94bに沿って往復動できるようになっている。なお、この送出し装置94aとしては例えば、株式会社アイエイアイ製単軸ロボット(市販品)を用いることができる。
このスライダ94cの両側にはブラケット94g、94gが設けられており、さらにこのブラケット94g、94gにはそれぞれエアー式アクチュエータ94h、94hが設けられている。このエアー式アクチュエータ94h、94hの可動部には、それぞれ前述したスプレーノズル90,90が設けられており、このエアー式アクチュエータ94h、94hで動く可動部によってブラケット94g、94gを中心に水平方向左右に所定の角度で回動できるようになっている。なお、このエアー式アクチュエータ94hとしては例えば、SMC株式会社製のエアシリンダ(市販品)を用いることができる。
また、この送出し装置94aのリニアガイド94bの先端には、これを覆うように板状のノズルガイド90aが設けられている。このノズルガイド90aには、図23および図24に示すように、横長の通過穴90bと、この通過穴90bの両側から左右水平に延びるスリット90c、91cが形成されている。そして、この通過穴90bをノズル体80が通過するように位置すると共に、各スリット90c、91cをそれぞれスプレーノズル90,90が通過するようになっている。
このスプレーノズル90,90には、前記実施の形態と同様にそれぞれ可撓性のチューブ(図示せず)を介して検査液スプレー缶98,98が設けられており、この検査液スプレー缶98,98内の検査液が図示しない可撓性チューブを介して供給されるようになっている。また、この送出し装置94aのACサーボモータ94dおよびエアー式アクチュエータ94h、94hも前記実施の形態と同様に、情報処理装置からなる制御部51によって図25および図26に示すように所定のタイミングで動作するように制御されている。
すなわち、図25に示すように、検査液を塗布する際にはACサーボモータ94dを駆動してスライダ94cをリニアガイド94bの先端まで移動させることでスプレーノズル90,90を押圧体71よりも前方に移動させることができる。そして、このような状態から図26に示すようにエアー式アクチュエータ94h、94hを駆動してスプレーノズル90,90の先端が開くように回動することで直ちにスプレー可能状態にすることができる。その後は、前述したようにスプレーノズル90,90から検査液を噴出しながらゆっくりとスライダ94cを元の位置に戻すように移動する。
このような一軸式の送出し装置94aを用いた本実施の形態でも前記実施の形態と同様に包袋製品W内にまんべんなく検査液を塗布することができることは勿論、単軸式の構造であるため、動きがスムーズとなり、安定した動きが期待できる。また、単軸ロボットであるため、細かい動作制御が可能であり、包袋製品Wのサイズに応じて動きの設定が容易にできる。さらに、サイズも小さくできるため、狭いスペースにも設置可能となる。また、本実施の形態では、さらにこの送出し装置94aのリニアガイド94bの先端に、スリット90c、91cを有するノズルガイド90aを設けたため、スプレーノズル90,90の左右方向(開閉方向)の動きを許容しつつ、上下方向の動きを規制することができる。このため、スプレーノズル90,90の先端が上下に大きく揺れ動くのを確実に防止することができる。
なお、前記課題を解決するための手段に記載した製袋シール検査装置における製袋製品保持手段は、例えば本実施の形態における押圧体71やその弾性層71a、72a、押圧受体72、仮押さえ用エアーシリンダ73などに対応するものである。また、同じく検査液塗布手段は、例えばスプレーノズル90や送出し機構94、送出し装置94a、検査液スプレー缶98,アクチュエータ99などに対応するものである。また、同じくガス注入手段は、例えば、ノズル体80や圧力ガス注入口81、圧力ガス注入用配管84、逆止弁84a、圧力ガス供給ラインL1、メインバルブ86などに対応するものである。
また、同じく検査条件設定手段は、例えばタッチパネル式データーモニター50などに対応し、圧力検出手段は、例えば圧力ガス排気ラインL2に設けられた圧力計83aなどに対応するものである。さらに、同じく表示手段は、例えばタッチパネル式データーモニター50などに対応するものである。また、製袋製品排出手段は、例えば排出テーブル60と、排出テーブル用エアーシリンダ61などに対応するものである。
100…製袋シール装置
10…筐体
10a…警告灯
11…キャスター
12…アジャスター
13…電源プラグ
14…エアーカプラー
15…フットペダル
16…筐体内フレーム
17…取出口
18…筐体上部フレーム
20…前面扉
21…矩形フレーム
22…透明強化プラスチック
23…把手
30…開口部
31…レール
40…操作パネル
41…排出箱
50…タッチパネル式データーモニター
50a…文字表示エリア
50b…計測結果表示エリア
50c、50d、50e、50f、50g、50h、50i、50j…ボタン状GUI
51…制御部
52…記憶部
53…製袋押さえ部
54…検査液塗布部
55…圧力ガス注入部
56…シール検査部
57…製袋排出部
60…排出テーブル
61…排出テーブル用エアーシリンダ
62…ヒンジ部
70…押圧機構70
71…押圧体
71a…弾性層
72…押圧受体
72a…弾性層
73…仮押さえ用エアーシリンダ
74…本押さえ用エアーシリンダ
80…ノズル体
81…圧力ガス注入口
82…圧力ガス排気口
83…圧力ガス排気用配管
83a…圧力計
83b…電磁バルブ
83c…フィルター
84…圧力ガス注入用配管
84a…逆止弁
84b…レギュレータ
85…圧力スイッチ
86…メインバルブ
87…フィルター
90…スプレーノズル
92…回転部材(移動機構)
93…受台本体
93a…レール
94…送出し機構
94a…送出し装置
94b…リニアガイド
94c…スライダ
94e…ボールねじ
94f…ギア部
94g…ブラケット
94h…エアー式アクチュエータ(移動機構)
95…ボールネジ
95a…ネジ部
95b…ナット部
96…駆動モータ
97…ノズル用エアーシリンダ(移動機構)
98…検査液スプレー缶
98a…スプレー缶本体
98b…スプレーノズル
99…アクチュエータ
99a…スプレー用エアーシリンダ
99b…台座
99c…固定部
L1…圧力ガス供給ライン
L2…圧力ガス排気ライン
W…製袋製品
W1…チャック

Claims (15)

  1. 検査対象となる製袋製品を保持する製袋製品保持手段と、
    当該製袋製品保持手段で保持された製袋製品の内側に検査液を塗布する検査液塗布手段と、
    当該検査液塗布手段によって内側に検査液が塗布された製袋製品の開口部を塞いでその内部に所定圧のガスを注入して所定時間保持する圧力ガス注入手段と、
    当該圧力ガス注入手段から注入するガスの圧力と検査時間とを設定する検査条件設定手段と、
    前記圧力ガス注入手段で所定圧のガスが注入された製袋製品内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    当該圧力検出手段で検出された製袋製品内の圧力とその変化を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  2. 請求項1に記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査液塗布手段は、
    少なくとも前記製袋製品内の底部付近とその開口部付近とに前記検査液を塗布することを特徴とする製袋シール検査装置。
  3. 請求項1または2に記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査液塗布手段は、
    前記製袋製品内にその開口部から挿脱可能な少なくとも1つ以上のスプレーノズルと、
    当該スプレーノズルに検査液を供給する検査液スプレー缶と、
    当該検査液スプレー缶からの検査液の供給を制御するアクチュエータと、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  4. 請求項3に記載の製袋シール検査装置において、
    前記スプレーノズルを、前記製袋製品の開口部の幅方向に2本設けたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  5. 請求項4に記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査液スプレー缶を、前記スプレーノズル毎に設けたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  6. 請求項3に記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査液塗布手段は、
    前記スプレーノズルを前記製袋製品内の開口部から挿脱する送出し機構と、
    前記スプレーノズルの先端を前記製袋製品内の角部に移動させる移動機構とを有することを特徴とする製袋シール検査装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の製袋シール検査装置において、
    前記圧力ガス注入手段は、
    前記検査条件設定手段で設定された圧力のガスを供給する圧力ガス供給源と、
    前記製袋製品の開口部内に臨んで前記圧力ガス供給源から供給されるガスをその内部に注入するノズル体と、
    当該ノズル体が前記製袋製品の開口部内に臨んだ状態で当該開口部を両側から押圧してその開口部を塞ぐ押圧体および押圧受体と、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  8. 請求項7に記載の製袋シール検査装置において、
    前記押圧体は、
    当該押圧体を前記押圧受体側に対して近接離間するアクチュエータと、
    当該アクチュエータの作動を制御する足踏み式のスイッチと、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査条件設定手段は、
    前記検査対象となる製袋製品毎の検査条件を規定したデータを保存した記憶部と、前記検査対象となる製袋製品の種類を入力する入力部とを有し、
    当該入力部で入力された製袋製品の種類に対応する前記記憶部に保存されたデータに基づいて前記圧力ガス注入手段から供給するガス圧と検査時間とを設定することを特徴とする製袋シール検査装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の製袋シール検査装置において、
    少なくとも前記製袋製品保持手段と前記検査液塗布手段と前記圧力ガス注入手段とを開閉自在な前面扉を有する筐体内に設けたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  11. 請求項10に記載の製袋シール検査装置において、
    前記圧力ガス注入手段の下方に、検査後の製袋製品を排出する製袋製品排出手段を設けたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  12. 請求項11に記載の製袋シール検査装置において、
    前記製袋製品排出手段は、
    前記筐体内の下面側を区画する排出テーブルと、
    当該排出テーブルを下方に回動させる回動用のアクチュエータと、を備えたことを特徴とする製袋シール検査装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の製袋シール検査装置において、
    前記検査条件設定手段と表示手段とはタッチパネル式の液晶モニターからなることを特徴とする製袋シール検査装置。
  14. 検査対象となる製袋製品を保持する製袋製品保持工程と、
    当該製袋製品保持工程で保持された製袋製品の内側に検査液を塗布する検査液塗布工程と、
    当該検査液塗布工程によって内側に検査液を塗布した製袋製品の開口部を塞いでその内部に所定圧のガスを注入して所定時間保持する圧力ガス注入工程と、
    当該圧力ガス注入工程で注入するガスの圧力と検査時間とを設定する検査条件設定工程と、
    前記圧力ガス注入工程で所定圧のガスが注入された製袋製品内の圧力を検出する圧力検出工程と、
    当該圧力検出工程で検出された前記製袋製品内の圧力とその変化を表示する表示工程と、を含むことを特徴とする製袋シール検査方法。
  15. 請求項14に記載の製袋シール検査方法において、
    前記検査液塗布工程は、
    少なくとも前記製袋製品内の底部とその開口部付近に前記検査液を塗布することを特徴とする製袋シール検査方法。
JP2012219368A 2012-01-20 2012-10-01 製袋シール検査装置および検査方法 Active JP5937478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012219368A JP5937478B2 (ja) 2012-01-20 2012-10-01 製袋シール検査装置および検査方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012010004 2012-01-20
JP2012010004 2012-01-20
JP2012219368A JP5937478B2 (ja) 2012-01-20 2012-10-01 製袋シール検査装置および検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167622A JP2013167622A (ja) 2013-08-29
JP5937478B2 true JP5937478B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=49178112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012219368A Active JP5937478B2 (ja) 2012-01-20 2012-10-01 製袋シール検査装置および検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5937478B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109765010A (zh) * 2018-12-29 2019-05-17 天长缸盖有限公司 一种可准确寻找到渗漏点的缸盖测漏装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109580113B (zh) * 2018-12-29 2021-11-26 天长缸盖有限公司 一种快速检测缸盖渗漏与否的检测装置
KR20240035786A (ko) * 2021-07-19 2024-03-18 주식회사 발카 액압 기기 감시 시스템
CN114789583B (zh) * 2022-01-20 2024-05-03 上海华悦包装制品有限公司 一种可降解塑料袋手提孔冲压装置及冲压工艺
CN115829428B (zh) * 2023-02-16 2023-05-05 湖南湾田供应链管理有限公司 一种基于物联网的园区智慧物流控制系统
CN116222911B (zh) * 2023-05-08 2023-07-14 山西智达建筑工程检测有限公司 一种绿色建筑的节能环保检测装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135931A (ja) * 1982-02-09 1983-08-12 Mitsubishi Gas Chem Co Inc シ−ル部分の検査液
JPH05172687A (ja) * 1991-12-26 1993-07-09 Nikkiso Co Ltd リーク箇所検出方法
JP2004093230A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Terumo Corp 医療用容器の検査方法および検査装置
JP3854284B2 (ja) * 2004-04-28 2006-12-06 鎌ヶ谷製袋株式会社 製袋シール検査装置
US8485022B2 (en) * 2009-12-17 2013-07-16 Mckesson Corporation Package leak detection

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109765010A (zh) * 2018-12-29 2019-05-17 天长缸盖有限公司 一种可准确寻找到渗漏点的缸盖测漏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013167622A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5937478B2 (ja) 製袋シール検査装置および検査方法
JP4342319B2 (ja) 生検装置、並びに生検装置に使用可能な生検針モジュール
US8499801B2 (en) Method and apparatus for filling liquids into foil bags with a spout
US9387504B2 (en) Cartridge dispenser
DE602005012152D1 (de) Verfahren zum Betreiben einer Abgabevorrichtung
US8142176B2 (en) Automated controlled atmospheric pressurized resin infusion
CN206146605U (zh) 一种智能化识别打点气密性检测工装
KR20160112851A (ko) 차량 전장품 검사유닛 및 검사방법
JP5218457B2 (ja) 布接着装置
JP5434515B2 (ja) 布接着装置、及び接着プログラム
CN109974942A (zh) 一种动力电池盖板气密性检测装置
JP3825451B2 (ja) 内容物充填容器の漏れ検査方法及び装置
EP0647841A2 (en) Method and apparatus for examining presence or absence of pin holes of bag-shaped products composed of thin type synthetic resin or rubber membranes
JP3618725B2 (ja) 樹脂性チューブのシール部検査方法
JP2000329639A (ja) 容器の密閉状態および内容物状態の検査方法およびその装置
TWM555467U (zh) 密封包裝設備及其測漏裝置
JP5430368B2 (ja) ローラー付きシーラー
CN109494169A (zh) Led固晶机自动加胶装置及使用方法
JP5976169B2 (ja) 袋体内の封入物の残量検知装置、及び練和装置
JP5378175B2 (ja) 自動分析装置
CN217033801U (zh) 一种ph值检测装置
CN206410627U (zh) 一种工件位置度快速检具
CN216460529U (zh) 一种农产品检测用农药超标警报装置
CN102477701B (zh) 布粘接装置
CN203437342U (zh) 一种分选机出料槽的自动控制和计数装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5937478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250