JP5936940B2 - 誤り判定システムおよび誤り判定方法 - Google Patents

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本発明は、誤り判定システムおよび誤り判定方法に関する。
従来からICタグ等を利用して医療過誤を防止するシステムがあるが、このようなシステムでは、タグから情報を読み取るたびにタグにリーダをかざす必要がある。医療過誤の最大の要因として、医師または看護師の重労働があり、医師または看護師の労働負担を軽減させるシステムの開発が要望されている。
下記特許文献1には、薬品の誤投与による医療過誤を防止するシステムが開示されている。このシステムでは、薬品にICタグを装着し、そのICタグに薬品の識別コードや名称等の薬品識別データを記憶させておく。そして、投薬の際に、ICタグから読み取った薬品識別データと処方箋データとを比較して薬品の誤投与を判定している。
特開2003−95440号公報
ところで、投薬は、対象となる薬品と患者との組み合わせが処方箋データと完全に一致している必要がある。特許文献1のシステムのように、薬品が処方箋データと一致しているからといって、患者が処方箋データと一致しているとは限らず、医療過誤を防止するためには不十分である。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、医療等の過誤を確実に防止することができる誤り判定システムおよび誤り判定方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様である誤り判定システムは、人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によりデータ通信を行うタグおよびリーダを備える誤り判定システムであって、所定の時間間隔内に異なる前記タグから送信されて一つの前記リーダで受信される複数の信号の受信強度が、予め定めた複数ある信号強度範囲のうち、同一の前記信号強度範囲に収まるか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により、前記複数の信号が前記同一の前記信号強度範囲に収まると判定された場合に、前記複数の信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、前記信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する第2判定部と、前記第2判定部により、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致しないと判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが誤りであることを報知する報知部と、を備える。
本発明の一態様である誤り判定方法は、人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によりデータ通信を行うタグおよびリーダを用いて行う誤り判定方法であって、所定の時間間隔内に異なる前記タグから送信されて一つの前記リーダで受信される複数の信号の受信強度が、予め定めた複数ある信号強度範囲のうち、同一の前記信号強度範囲に収まるか否かを判定する第1判定ステップと、前記第1判定ステップにおいて、前記複数の信号が前記同一の前記信号強度範囲に収まると判定された場合に、前記複数の信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、前記信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップにおいて、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致しないと判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが誤りであることを報知する報知ステップと、を含む。
かかる構成を採用することで、所定の時間間隔内に受信した複数の信号の受信強度が同一の信号強度範囲に収まるか否かを判定することができ、同一の信号強度範囲に収まる複数の信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定することができ、識別情報の組み合わせが不一致である場合に、複数の信号に対応するタグの組み合わせが誤りであることを報知することができる。
また、上記信号強度範囲は、前記リーダを取り付けた人体が、前記タグに直接触れたときに、前記リーダが受信する信号の受信強度として取り得る範囲と、前記リーダを取り付けた人体が、前記タグを取り付けた物体に触れたときに、前記リーダが受信する信号の受信強度として取り得る範囲と、であることとしてもよい。
これにより、タグに直接触れたときに受信する信号に含まれる識別情報の組み合わせと、タグを取り付けた物体に触れたときに受信する信号に含まれる識別情報の組み合わせと、をそれぞれ区別して予め登録した識別情報の組み合わせと照合することができる。
また、上記報知部は、前記第2判定部により、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致する判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが正当であることを報知することとしてもよい。
また、上記タグを、患者、薬品または医療機器に取り付け、上記リーダを、看護師または医者に取り付ける、こととしてもよい。
本発明によれば、医療等の過誤を確実に防止することができる。
実施形態における誤り判定システムの構成を例示する図である。 (A)は薬品情報データベースのデータ構成を例示する図であり、(B)は患者情報データベースのデータ構成を例示する図であり、(C)は投薬情報データベースのデータ構成を例示する図であり、(D)は作業区分テーブルのデータ構成を例示する図である。 実施形態における誤り判定システムの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る誤り判定システムおよび誤り判定方法の好適な実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、実施形態における誤り判定システムの構成について説明する。誤り判定システム100は、誤り判定装置1と、リーダ2と、タグ3,4とを備える。
リーダ2とタグ3,4とは、周知の人体通信によりデータ通信を行う。この人体通信は、人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする通信技術である。この人体通信には、電流方式と電界方式とがある。電流方式は、変調によりデータをのせた電流をタグから人体に流し、この電流をリーダで受け取ることで通信を行う方式である。一方、電界方式は、人体の表面に沿ってもともと存在する電界を、タグがデータに応じて変化させ、この電界の変化をリーダで読み取ることで通信を行う方式である。本発明は、電流方式および電界方式のいずれの人体通信にも適用可能である。
本実施形態では、看護師にリーダ2を取り付け、患者にタグ4(以下「患者タグ4」という。)を取り付け、患者に投薬する薬品にタグ3(以下、「薬品タグ3」という。)を取り付けた場合について例示的に説明する。なお、リーダ2を取り付けるのは、看護師に限定されず、例えば医師であってもよい。また、薬品タグ3を取り付けるのは、薬品に限定されず、例えば患者に使用する医療機器であってもよい。
タグ3,4は、一般的なコインと同程度の大きさであることから、患者や、薬品、医療機器に対して容易に取り付けることができる。人体通信では、タグ3,4を、人や、水等の溶液、金属物に取り付けた場合、リーダ2を取り付けた人が、直接タグ3,4に触れなくても、タグ3,4を取り付けた人や、水等の溶液、金属物に接触することで、タグ3,4から情報を読み取ることができる。
したがって、タグ3,4を、患者や、薬品、医療機器に取り付けた場合には、リーダ2を直接タグ3,4にかざさなくても、リーダ2を取り付けた看護師が、タグ3,4を取り付けた患者や、薬品、医療機器に接触することで、タグ3,4から情報を読み取ることが可能となる。つまり、この場合には、看護行為や治療行為を通して、自然に行われる作業の流れのなかで、タグ3,4から情報を読み取ることが可能となる。
本実施形態における誤り判定システムでは、このような人体通信の特性を利用して、タグ3,4から受信した情報と、電子カルテシステムで管理されている情報とを照合し、医療過誤を防止している。以下に、このような機能を実現する誤り判定装置1の機能構成について詳細に説明する。
誤り判定装置1は、機能的には、例えば、第1判定部11と、第2判定部12と、報知部13とを有する。これらの各部は、電子カルテシステムで管理される、薬品情報データベース17、患者情報データベース18および投薬情報データベース19を参照することができる。
ここで、誤り判定装置1は、物理的には、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力インターフェースとを含む。記憶装置は、例えば、CPUで処理されるプログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、主として制御処理のための各種作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)等を含む。これらの要素は、互いにバスを介して接続する。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行し、入出力インターフェースを介して受信されるメッセージや、RAMに展開されるデータ等を処理することで、誤り判定装置1における各部の機能を実現する。
第1判定部11は、薬品タグ3と患者タグ4とからそれぞれ送信されるタグ情報を所定の時間間隔内に受信し、かつ、それぞれのタグ情報に対応する信号の受信強度が、同一の信号強度範囲に収まるか否かを判定する。
ここで、本実施形態では、信号強度範囲として、例示的に第1信号強度範囲と第2信号強度範囲との2つの信号強度範囲を設定した場合について説明する。
第1信号強度範囲は、リーダ2を取り付けた看護師がタグ3,4に直接触れたとき(以下、「直接タッチ」ともいう。)に、リーダ2が受信する信号の受信強度として取り得る範囲である。
第2信号強度範囲は、リーダ2を取り付けた看護師がタグ3,4を取り付けた患者または薬品に触れたとき(以下、「間接タッチ」ともいう。)に、リーダ2が受信する信号の受信強度として取り得る範囲である。
本願発明者が実験を試みたところ、直接タッチによる受信強度は、間接タッチによる受信強度の約1.6倍になることが判明した。
このような第1信号強度範囲と第2信号強度範囲とを、信号強度範囲に設定することで、受信した信号の強度に基づいて、直接タッチしたのか、間接タッチしたのかを判別することが可能となる。したがって、作業の内容に応じて、直接タッチするのか、間接タッチするのかを予め設定しておくことで、受信信号の強度を用いて作業種別を判別することが可能となる。
具体的には、例えば、患者に投薬を開始するときに、薬品タグ3と患者タグ4とをそれぞれ直接タッチし、患者への投薬を終了するときに、薬品タグ3を取り付けた薬品と患者タグ4を取り付けた患者とをそれぞれ間接タッチするように、設定することができる。この場合、第1信号強度範囲に収まる信号を受信したときには、現在行われている作業が、患者に投薬を開始する際の作業であると判別することができ、第2信号強度範囲に収まる信号を受信したときには、現在行われている作業が、患者への投薬を終了する際の作業であると判別することができる。
第1判定部11が判定する際に用いる所定の時間間隔は、作業内容を勘案して設定することができる。例えば、患者に投薬を開始する作業であれば、看護師が投薬対象の薬品に触れてから患者に触れるまでの時間を考慮して設定することができる。これにより、設定した時間間隔内に二つの信号を受信し、その二つの受信信号が第1信号強度範囲に収まる場合には、現在の作業が患者に投薬を開始した段階であると判別することができる。一方、その二つの受信信号が第2信号強度範囲に収まる場合には、現在の作業が患者への投薬を終了した段階であると判別することができる。
第2判定部12は、第1判定部11によって、所定の時間間隔内に受信した二つの受信信号が同一の信号強度範囲に収まると判定された場合に、二つの受信信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する。
ここで、図2を参照して、薬品情報データベース17、患者情報データベース18および投薬情報データベース19に登録される情報について説明する。
図2(A)に示すように、薬品情報データベース17は、薬品ごとに登録される薬品情報を管理するデータベースである。薬品情報には、例えば、薬品を特定するための薬品IDや、薬品の名称等が含まれる。
図2(B)に示すように、患者情報データベース18は、患者ごとに登録される患者情報を管理するデータベースである。患者情報には、例えば、患者を特定するための患者IDや、患者の氏名等が含まれる。
図2(C)に示すように、投薬情報データベース19は、医師による投薬スケジュールに従って登録される投薬情報を管理するデータベースである。投薬情報は、例えば、投薬作業の内容を区別するための作業区分や、薬品ID、患者ID等が含まれる。作業区分として、例えば、“投薬開始”や、“投薬終了”等が登録される。作業区分に登録する内容は、例えば、図2(D)に示すように、信号強度範囲ごとに、任意に設定することができる。投薬情報を参照することで、「投薬開始」または「投薬終了」する「薬品」と「患者」との組み合わせを確認することができる。
薬品タグ3には、例えば、薬品IDを含むタグ情報が格納され、患者タグ4には、例えば、患者IDを含むタグ情報が格納される。
したがって、図1に示す第2判定部12は、二つの受信信号にそれぞれ含まれる識別情報(薬品IDおよび患者ID)の組み合わせが、投薬情報データベース19に登録されている投薬情報のうち、二つの受信信号が属する信号強度範囲に対応する作業区分を有する投薬情報の中に存在するか否かを判定する。
報知部13は、第2判定部12によって、二つの識別情報(薬品IDおよび患者ID)の組み合わせが、投薬情報データベース19に登録されている投薬情報に含まれる識別情報の組み合わせと一致しないと判定された場合に、二つの受信信号に対応するタグの組み合わせが誤りであることを示す誤り音を出力する。
一方、報知部13は、第2判定部12によって、二つの識別情報の組み合わせが、投薬情報データベース19に登録されている投薬情報に含まれる識別情報の組み合わせと一致すると判定された場合に、二つの受信信号に対応するタグの組み合わせが正当であることを示す正解音を出力する。
なお、報知部13が出力するのは、誤り音や正解音には限定されず、例えば、音声や文字等で誤りメッセージや正解メッセージを出力することとしてもよい。ただし、照合結果を音で通知することにより、看護師がメッセージを目視して確認する手間を省くことができる。また、誤り判定装置1から直接出力することには限定されず、例えば、リーダ2や他の出力装置から音やメッセージを出力させることとしてもよい。
次に、図3を参照して、投薬開始時に薬品と患者との組み合わせの照合結果を報知する際の動作について説明する。
最初に、リーダ2を取り付けた看護師が、薬品タグ3を直接タッチすると、薬品タグ3からリーダ2にタグ情報が送信され(ステップS101)、そのタグ情報がリーダ2から誤り判定装置1に転送される(ステップS102)。
続いて、リーダ2を取り付けた看護師が、患者タグ4を直接タッチすると、患者タグ4からリーダ2にタグ情報が送信され(ステップS103)、そのタグ情報がリーダ2から誤り判定装置1に転送される(ステップS104)。
続いて、誤り判定装置1の第1判定部11は、上記ステップS102でタグ情報を受信してから上記ステップS104でタグ情報を受信するまでの時間が、所定の時間間隔内であるか否かを判定する(ステップS105)。この判定がNOである場合(ステップS105;NO)には、本動作を終了する。
一方、上記ステップS105の判定で、上記受信間隔が所定の時間間隔内であると判定された場合(ステップS105;YES)に、第1判定部11は、それぞれのタグ情報に対応する信号の受信強度が、同一の信号強度範囲に収まるか否かを判定する(ステップS106)。この判定がNOである場合(ステップS106;NO)には、本動作を終了する。
一方、上記ステップS106の判定で、それぞれの受信強度が同一の信号強度範囲に収まると判定された場合(ステップS106;YES)に、第2判定部12は、投薬情報データベース19を参照し、それぞれのタグ情報に含まれる識別情報の組み合わせが、信号強度範囲ごとに予め登録されている投薬情報に含まれる識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する(ステップS107)。この判定がNOである場合(ステップS107;NO)に、報知部13は、誤り音を出力し(ステップS108)、本動作を終了する。
一方、上記ステップS107の判定で、識別情報の組み合わせが、投薬情報に含まれる識別情報の組み合わせと一致すると判定された場合(ステップS107;YES)に、報知部13は、正解音を出力し(ステップS108)、本動作を終了する。
上述したように、実施形態における誤り判定システムによれば、所定の時間間隔内に受信した二つの信号の受信強度が同一の信号強度範囲に収まるか否かを判定することができ、同一の信号強度範囲に収まる二つの信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定することができ、識別情報の組み合わせが不一致である場合には、二つの信号に対応するタグの組み合わせが誤りであることを報知することができる。一方、識別情報の組み合わせが一致する場合には、二つの信号に対応するタグの組み合わせが正当であることを報知することができる。
これにより、例えば、投薬対象ではない患者や薬品に、看護師が誤って触れてしまったとしても、登録されている投薬情報に含まれる患者と薬品との組み合わせに一致せず、誤りであることが報知されるため、看護師は誤って触れてしまったことを容易に認識することができる。
また、信号強度範囲として、リーダ2を取り付けた看護師がタグ3、4に直接タッチしたときにリーダ2が受信する信号の受信強度である第1信号強度範囲と、リーダ2を取り付けた看護師がタグ3、4を取り付けた患者または薬品に間接タッチしたときにリーダ2が受信する信号の受信強度である第2信号強度範囲と、を設定することができるため、タグ3、4に直接タッチしたときに受信する信号に含まれる識別情報の組み合わせと、タグを取り付けた患者または薬品に間接タッチしたときに受信する信号に含まれる識別情報の組み合わせと、をそれぞれ区別して、予め登録されている投薬情報に含まれる識別情報の組み合わせと照合することができる。
また、信号の受信間隔や信号の受信強度が予め設定された範囲に収まる場合に、照合結果を報知することができるため、看護師が、患者や薬品に対して意識的に触れた場合に照合を行い、その結果を報知することが可能となる。
それゆえに、本実施形態における誤り判定システムによれば、医療過誤を確実に防止することができる。
なお、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、誤り判定装置1が、第1判定部11、第2判定部12および報知部13の各機能を備えているが、第1判定部11、第2判定部12および報知部13の一部または全部を、リーダ2が備えることとしてもよい。
また、上述した実施形態における報知部13は、第1判定部11によって、二つの受信信号の受信間隔が所定の時間間隔内ではないと判定された場合(ステップS105;NO)や、二つの受信信号の受信強度が同一の信号強度範囲に収まらないと判定された場合(ステップS106;NO)には、誤り音を出力していないが、これらの場合にも誤り音を出力することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、薬品タグ3および患者タグ4から受信した二つの受信信号に基づいて、薬品と患者との組み合わせを照合しているが、照合する要素は、二つに限定されず、三つ以上であってもよい。
また、上述した実施形態では、投薬スケジュールに基づいて患者と薬品とを照合する場合について説明しているが、これに限定されない。例えば、治療スケジュールに基づいて患者と医療機器とを照合する場合にも本発明を適用することができる。また、工場や倉庫におけるピッキング管理に本発明を適用することで、リーダをかざす必要のないピッキング管理システムを実現することが可能となる。
1…誤り判定装置
2…リーダ
3…薬品タグ
4…患者タグ
11…第1判定部
12…第2判定部
13…報知部
17…薬品情報データベース
18…患者情報データベース
19…投薬情報データベース
100…誤り判定システム

Claims (5)

  1. 人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によりデータ通信を行うタグおよびリーダを備える誤り判定システムであって、
    所定の時間間隔内に異なる前記タグから送信されて一つの前記リーダで受信される複数の信号の受信強度が、予め定めた複数ある信号強度範囲のうち、同一の前記信号強度範囲に収まるか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部により、前記複数の信号が前記同一の前記信号強度範囲に収まると判定された場合に、前記複数の信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、前記信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致しないと判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが誤りであることを報知する報知部と、
    を備えることを特徴とする誤り判定システム。
  2. 前記信号強度範囲は、前記リーダを取り付けた人体が、前記タグに直接触れたときに、前記リーダが受信する信号の受信強度として取り得る範囲と、前記リーダを取り付けた人体が、前記タグを取り付けた物体に触れたときに、前記リーダが受信する信号の受信強度として取り得る範囲と、であることを特徴とする請求項1記載の誤り判定システム。
  3. 前記報知部は、前記第2判定部により、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致する判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが正当であることを報知する、ことを特徴とする請求項1または2記載の誤り判定システム。
  4. 前記タグを、患者、薬品または医療機器に取り付け、前記リーダを、看護師または医者に取り付ける、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の誤り判定システム。
  5. 人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によりデータ通信を行うタグおよびリーダを用いて行う誤り判定方法であって、
    所定の時間間隔内に異なる前記タグから送信されて一つの前記リーダで受信される複数の信号の受信強度が、予め定めた複数ある信号強度範囲のうち、同一の前記信号強度範囲に収まるか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにおいて、前記複数の信号が前記同一の前記信号強度範囲に収まると判定された場合に、前記複数の信号にそれぞれ含まれる識別情報の組み合わせが、前記信号強度範囲ごとに予め登録されている識別情報の組み合わせと一致するか否かを判定する第2判定ステップと、
    前記第2判定ステップにおいて、前記複数の識別情報の組み合わせが、前記予め登録されている識別情報の組み合わせと一致しないと判定された場合に、前記複数の信号に対応する前記タグの組み合わせが誤りであることを報知する報知ステップと、
    を含むことを特徴とする誤り判定方法。
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