JP5936864B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1、特許文献2、特許文献3の何れに開示されている太陽光発電装置の場合にも、その架台の構成が複雑であり、例えば、傾斜角度の調整に関しても、面倒な作業を余儀なくされてしまうという問題があった。
又、接地ルートの確保も面倒であった。例えば、従来の場合には、必要な接地ルートを確保するために太陽光パネルからアース線を取り出して、それを架台に沿って配線する作業を行う必要があり、煩雑な作業を余儀なくされてしまうものである。
又、請求項2による太陽光発電装置は、請求項1記載の太陽光発電装置において、上記傾斜上部梁材には長手方向に沿って溝が形成されていて、上記梁材側連結具は上記溝内に配置されたナットにボルトを螺合することにより上記傾斜上部梁材に締結・固定されるものであり、上記ボルト・ナットの締結を緩めることにより上記柱材の端部は上記溝に沿って移動可能となり、それによって、V字の角度ひいては太陽光パネルの傾斜角度を任意に設定可能にしていることを特徴とするものである。
又、請求項3による太陽光発電装置は、請求項2記載の太陽光発電装置において、各部材は導電体の表面に絶縁処理が施されたものが使用されており、部材同士の回転部位には導電性カラーを配置し、回転部位がないところには導電性ねじ部材を設けることにより導電性を確保し、それらによって接地ルートを確保するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項4による太陽光発電装置は、請求項3記載の太陽光発電装置において、上記太陽光パネルは複数の太陽光パネル要素をパネル固定梁材に締結・固定することにより構成されていて、上記太陽光パネル要素とパネル固定梁材とを導通金具により挟むことにより接地ルートを確保するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による太陽光発電装置は、請求項1記載の太陽光発電装置において、上記連結機構は、上記柱材に対して回転可能に取り付けられた柱材側連結具と、上記柱材側連結具に対して上記回転方向とは直交する方向に回転可能に取り付けられた梁材側連結具とから構成されているので、簡単な構成の連結機構により上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項3による太陽光発電装置は、請求項2記載の太陽光発電装置において、上記傾斜上部梁材には長手方向に沿って溝が形成されていて、上記梁材側連結具は上記溝内に配置されたナットにボルトを螺合することにより上記梁材に締結・固定されるものであり、上記ボルト・ナットの締結を緩めることにより上記柱材の端部は上記溝に沿って移動可能となり、それによって、V時の角度ひいては太陽光パネルの傾斜角度を任意に設定可能にしているので、単に柱材を溝に沿って移動させるだけで太陽光パネルの傾斜角度の調整を行うことができ、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項4による太陽光発電装置は、請求項3記載の太陽光発電装置において、各部材は導電体の表面に絶縁処理が施されたものが使用されており、部材同士の回転部位には導電性カラーを配置し、回転部位がないところには導電性ねじ部材を螺合することにより導電性を確保し、それらによって接地ルートを確保するようにしているので、極めて簡単な作業で所望の接地ルートの確保が可能になる。
又、請求項5による太陽光発電装置は、請求項4記載の太陽光発電装置において、上記太陽光パネルは複数の太陽光パネル要素をパネル固定梁材に締結・固定することにより構成されていて、上記太陽光パネル要素とパネル固定梁材とを導通金具により挟むことにより接地ルートを確保するようにしたので、これによっても、接地ルートの確保の容易化を図ることができる。
尚、上記柱材23、23とブラケット13との締結・固定の構成については追って詳細に説明する。
尚、梁材側連結具31と柱材側連結具30の締結・固定は、既に説明した締結具37と同じ構成をなす締結具37によって行われるものであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
但し、切断面や貫通孔の内面等はアルマイト処理された皮膜が除去されているので、導電性を備えた状態になっている。
尚、図1中符号121は太陽光パネル3を制御するための制御盤である。
後は、太陽光パネル3の各部位の傾斜角度を客観的に確認できる手段を介して太陽光パネル3の各部位の傾斜角度を確認しながら、図5に示すように、連結機構27の梁材側連結具31を傾斜上部梁材29の溝65に沿って左右方向に移動させていく。それによって、締結が解除されている各部位が自由に回転しながら、太陽光パネル3の傾斜角度が調整されていくことになる。例えば、各部位の高さを計測しそれらを一致させることにより任意の傾斜角度に設定していくような方法が考えられる。
そして、太陽光パネル3の傾斜角度の調整が完了したら、各部位の締結具37のボルト41とナット45を螺合させ、強固に締結・固定すれば良い。又、ボルト67をナット66に螺合することにより、連結機構27の梁材側連結具31を傾斜上部梁材29に強固に固定すればよい。
まず、連結機構27の部位にX方向への回転とY方向への回転機能が集約されているので、太陽光パネル3の傾斜角度の調整作業が大幅に容易化されることになる。すなわち、回転機構が集約されていることにより、仮に、各回転機構部位に作業員を配置して作業を行う場合には、配置する作業員の数が少なくて済むからである。又、同一作業員が異なる回転機能部位を担当する場合に、一人の作業員が集約された複数の回転機構部位を担当することができるからである。
又、傾斜上部梁材29には溝65が設けられていて、この溝65を使用して柱材23側に連結された連結機構27の梁材側連結具31ひいては柱材23を移動させることができるので、別途ガイド部材を必要としない等、構成の簡略化を図ることができる。
又、締結具37の導電性カラー39の使用、タッピングビス111、導通金具131の使用により、所望の接地(アース)ルートを容易に確保することができ、従来のような煩雑な配線作業を不要にすることができるものである。
例えば、傾斜上部支持機構、傾斜下部支持機構の数、位置等についてはこれを特に限定するものではない。
連結機構の構成については図示したものに限定されるものではなく、要は相互に直交する二方向への回転を許容するような連結を集約した状態で実現できるようなものであればよい。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 太陽光パネル
5 傾斜上部支持機構
7 傾斜下部支持機構
23 柱材
27 連結機構
29 傾斜上部梁材
30 柱材側連結具
31 梁材側連結具
37 締結具
39 導電性カラー
41 ボルト
45 ナット
81 傾斜下部梁材
103 パネル固定梁材
111 タッピングビス
131 導通金具
Claims (4)
- 傾斜した状態で設置される太陽光パネルと、
一対の柱材をV字状に配置してなり上記太陽光パネルの傾斜上部を移動・固定可能に支持する傾斜上部支持機構と、
上記太陽光パネルの傾斜下部を移動・固定可能に支持する傾斜下部支持機構と、
上記傾斜上部支持機構の一対の柱材の上端に相互に直交する二軸を中心に回転可能な状態で取り付けられた連結機構と、
上記太陽光パネルの傾斜上部が設置され上記連結機構が移動可能に取り付けられる傾斜上部梁材と、
を具備し、
上記連結機構は、上記柱材に回転中心軸を介して連結され該回転中心軸を中心に回転可能な柱材側連結具と、上記柱材側連結具に上記柱材側連結具の回転中心軸と直交する別の回転中心軸を介して直接連結され該別の回転中心軸を中心に回転可能な梁材側連結具と、から構成されていることを特徴とする太陽光発電装置。 - 請求項1記載の太陽光発電装置において、
上記傾斜上部梁材には長手方向に沿って溝が形成されていて、上記梁材側連結具は上記溝内に配置されたナットにボルトを螺合することにより上記傾斜上部梁材に締結・固定されるものであり、上記ボルト・ナットの締結を緩めることにより上記柱材の端部は上記溝に沿って移動可能となり、それによって、V字の角度ひいては太陽光パネルの傾斜角度を任意に設定可能にしていることを特徴とする太陽光発電装置。 - 請求項2記載の太陽光発電装置において、
各部材は導電体の表面に絶縁処理が施されたものが使用されており、部材同士の回転部位には導電性カラーを配置し、回転部位がないところには導電性ねじ部材を設けることにより導電性を確保し、それらによって接地ルートを確保するようにしたことを特徴とする太陽光発電装置。 - 請求項3記載の太陽光発電装置において、
上記太陽光パネルは複数の太陽光パネル要素をパネル固定梁材に締結・固定することにより構成されていて、上記太陽光パネル要素とパネル固定梁材とを導通金具により挟むことにより接地ルートを確保するようにしたことを特徴とする太陽光発電装置。
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