JP2005264441A - 太陽電池アレイ - Google Patents

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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】 太陽電池モジュールを住宅などの傾斜屋根の屋根材の上に設置する場合に、構造が簡易で部品点数が少なく、低コストで作業性に優れ、施工現場でも調整可能で、種々の勾配の寄棟屋根の屋根面の隅棟に沿って見栄え良く配置できる太陽電池アレイを提供すること。
【解決手段】 台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の架台間の間隔を調整し、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を前記複数の架台上に設置した。
【選択図】 図10

Description

本発明は、段状に屋根材が葺かれた傾斜屋根の一傾斜方向に、平面四角形状をなす太陽電池モジュールの一主辺を向けた状態で、複数の太陽電池モジュールを平面的に配設して成る太陽電池アレイに関するものである。
近年、地球環境問題への関心の高まりとともに、自然エネルギーを利用した新エネルギー技術が注目されている。そのひとつとして、太陽エネルギーを利用したシステムの関心が高く、特に、太陽光発電システムの住宅への普及が加速されてきている。
太陽光発電システムは、その主要な構成要素である太陽電池モジュールにより太陽光エネルギーを電力に変換して利用することにより家庭の電気負荷を低減させるものである。住宅においては、家屋の屋根上に太陽電池モジュールを配設して利用されることが多いため、屋根上への太陽電池モジュールの取付け構造も種々考案されている。この太陽光発電システムに使用される太陽電池モジュールは住宅屋根に代表される既設の設置面、また地上架台、陸屋根架台等に代表されるような新設された設置面に設置される。それらの設置面に設置するための太陽電池モジュールの形態としては、屋根材の上に固定金具などを用いて架台を取り付けた上に太陽電池モジュールを設置する架台設置型太陽電池モジュールと瓦等の屋根材や壁材と太陽電池素子を一体化した建材一体型太陽電池モジュール等が知られている。
太陽光発電システムでは、通常複数の太陽電池モジュールを組み合わせて配線され、太陽電池アレイとして使用される。このため、太陽電池モジュールは、モジュール間を隙間なく埋めて配置するため矩形が一般的であるが、寄棟屋根などの異形の住宅屋根に効率良く設置できるよう、略三角形、台形などの形状のものもある。
架台設置型太陽電池モジュールは太陽電池モジュールを固定するための架台を屋根材の上に設置し、その上に太陽電池モジュールを固定して設置する形態のものである。架台の屋根面への取付け方法は種々提案されているが、太陽電池モジュールの寸法と屋根材の寸法が無関係であるため、屋根面への取付け位置と太陽電池モジュールの固定位置とを調整する構造を備えている。
また、架台設置型太陽電池モジュールの設置面への配置方法としては、矩形モジュールを複数枚配置し、アレイを組む方法、および矩形モジュールと三角モジュールまたは台形モジュールを組み合わせて複数枚配置する方法がある。後者の三角モジュールまたは台形モジュールを用いる方法は、寄棟屋根への設置の際に好適に用いられる。すなわち、寄棟屋根の台形の屋根面に矩形モジュールを階段状に配置し、その両端に残った屋根面は三角モジュールまたは台形モジュールで埋められる。
図1は従来の太陽電池アレイの太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。また、(a)は3/10勾配の寄棟屋根、(b)は5/10勾配の寄棟屋根、(c)は7/10勾配の寄棟屋根にそれぞれ配置した例である。
また、このように矩形モジュールと三角モジュールを組み合わせて配置する場合に矩形モジュールと三角モジュールの底辺長さおよび屋根寸法との関係を算出し、屋根形状に合った太陽電池モジュール寸法とする方法などが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
矩形モジュールと三角モジュールまたは台形モジュールを組み合わせて配置する設置方法は、寄棟屋根の隅棟に沿って太陽電池モジュールを配することができ、美観を向上させるが、三角モジュールや台形モジュールは矩形モジュールに比べ、部品点数が多く、構造が複雑となるため生産性が悪い。
このような課題を解決するため、寄棟屋根の傾斜方向に、平面四角形状をなす太陽電池モジュールの一主辺を向けた状態で、該太陽電池モジュールの複数を平面的に配置するように成し、前記傾斜屋根の水平面に対する傾斜角度をθとし、mを2以上の整数としたときに、前記傾斜屋根の傾斜方向と直交する方向における前記太陽電池モジュール取付け間隔(以下この間隔をピッチと呼ぶ)が、前記傾斜方向における取付けピッチの略(m×cosθ)倍である太陽電池モジュールで、前記mとして異なる複数の値を適用した複数種類の太陽電池モジュールにより太陽電池アレイを構成する方法が提案されている。
特開2001−73522号公報
しかしながら、上記に述べた矩形モジュールと三角モジュールまたは台形モジュールを組み合わせて配置する設置方法の太陽電池アレイにしても、屋根の傾斜方向と直交する方向における太陽電池モジュール取付けピッチが、前記傾斜方向における取付けピッチの略(m×cosθ)倍であるように配置する設置方法の太陽電池アレイにしても、これらの方法では太陽電池モジュールの取付けピッチが固定されているため、太陽電池アレイの横端部が屋根の隅棟に沿うようになるのは、屋根の勾配が図1(b)のような屋根と三角形の太陽電池モジュールの傾斜角度が近似の特定の勾配のみの場合であり、その勾配よりも緩い場合には、図1(a)のように軒先側が開き、急な場合には図1(c)のように棟側が開く。このため、屋根上に配置される太陽電池アレイの美観が損なわれる。
そこで、本発明では従来の上述した諸問題に鑑みて案出されたものであって、特に太陽電池モジュールを住宅などの屋根の屋根材の上に設置する場合に、構造が簡易で部品点数が少なく、低コストで作業性に優れ、施工現場でも調整可能で、種々の勾配の屋根面の隅棟に沿って見栄え良く配置できる太陽電池アレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成させるために、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の架台間の間隔を調整し、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を前記複数の架台上に設置したことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池アレイは、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部の少なくとも1端部に着脱自在のアタッチメントを装着して前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の他の太陽電池アレイは、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記太陽電池モジュールを載架する前記架台の載架面を階段状に複数設けて前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことを特徴とする。
本発明の太陽電池アレイによれば、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の架台間の間隔を調整し、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を前記複数の架台上に設置したことで、矩形モジュールのみの組合せで寄棟屋根の隅棟に沿って屋根面に効率良く配置できるため、屋根面を太陽光発電に有効に利用できるとともに美観を確保しつつ、三角モジュールや台形モジュールを使用しないため、部品点数の増加、構造の複雑化による生産性の低下を防止できる。また、傾斜屋根の勾配に関わらず周辺部材の種類を分けることなく、同一の架台、同一の固定金具などを使用して、寄棟屋根の種々の形状に対応した太陽電池アレイを提供することができる。
また、本発明の他の太陽電池アレイによれば、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部の少なくとも1端部に着脱自在のアタッチメントを装着して前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことで、上記の効果に加え、種々の勾配への対応が現場にて容易に可能であるため勾配を見誤っていた場合でも、対応が可能となる。
さらに、本発明の他の太陽電池アレイによれば、台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記太陽電池モジュールを載架する前記架台の載架面を階段状に複数設けて前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことで、上記の効果に加え、全ての部材が共通でありながら、架台の取付けピッチを調整することのみによって勾配の違う寄棟屋根に対応が可能であり、事前の勾配を確認する必要がなく、設計の工数が低減できる。
以下に、本発明に係る太陽電池アレイの一実施形態について、模式的に図示した図面に基づいて詳細に説明する。
図2は本発明に係る太陽電池アレイの太陽電池モジュール配置を模式的に示した図、(a)は3/10勾配の寄棟屋根、(b)は5/10勾配の寄棟屋根、(c)は7/10勾配の寄棟屋根にそれぞれ配置した例、図3は本発明に係る太陽電池モジュールの一実施形態を説明する平面図、図10は本発明に係る太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。
図3に示す2種類の太陽電池モジュールはそれぞれ短辺の長さhは同じ長さであるが、長辺の長さwは異なる。図中では太陽電池モジュール3は太陽電池モジュール4よりも長辺wの長さを短くしている。この太陽電池モジュール3および太陽電池モジュール4は図10に示すように架台7間に太陽電池モジュール3または太陽電池モジュール4は長辺が支持されるようにして固定されるが、このとき、架台7の太陽電池モジュールの支持部間の長さは、太陽電池モジュールの短辺の長さhよりも長めである必要がある。また、太陽電池モジュールの長辺方向も隣り合う太陽電池モジュールとの載置作業や太陽電池モジュール自体の寸法誤差を考慮しておく必要がある。そこで、図3のように太陽電池モジュールの寸法とは別に取付けピッチH、W1、W2を設け、太陽電池モジュールの取付けピッチ寸法とする。
以下に具体的な数値を用いて設置方法の一例を説明する。取付けピッチH、W1、W2を、5/10の勾配(θ=26.6°)の屋根に設置することを想定して
H=364mm
W1=3×COS(26.6°)×364=975mm
W2=4×COS(26.6°)×364=1300mm
とする。
そして、図2(b)に示すように、棟1を上底、軒2を下底とする等脚台形状の寄棟屋根の場合の配置例においては、架台間の間隔を調整して前述の2種類の太陽電池モジュール3、4を適宜、配置することにより、階段状に配置された太陽電池モジュールからなる太陽電池アレイの横端部は隅棟5に沿うように、すなわち、太陽電池アレイの横端部は隅棟と略平行になるように配置することができる。
なお、図2(a)は3寸勾配、図2(b)は5寸勾配、図2(c)は7寸勾配の屋根であるが、架台間の間隔を調整してそれぞれ太陽電池モジュール3および太陽電池モジュール4を組み合わせた太陽電池アレイの横端部が隅棟5に沿うように、すなわち、太陽電池アレイの横端部は隅棟と略平行になるように配置することができ、屋根面の形にあわせた美観のよい配置が可能である。
図17は本発明に係る太陽電池アレイの他の実施例における太陽電池モジュール配置を模式的に示した図、図18は本発明に係る太陽電池アレイの更なる他の実施例における太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。
上記同様、図17に示す四辺形、図18に示す三角形の傾斜屋根においても、架台間の間隔を調整してそれぞれ太陽電池モジュール3および太陽電池モジュール4を組み合わせた太陽電池アレイの横端部が隅棟5に沿うように、すなわち、太陽電池アレイの横端部は隅棟と略平行になるように配置することができ、屋根面の形にあわせた美観のよい配置が可能である。
一方、図4は架台の屋根面への固定方法の実施形態の一例を示す斜視図、図5は本発明に係る固定金具の取り付け位置と取り付け方向を説明する図である。
図4において、固定金具Kは基台6と基台6の上に設けられて架台7の動きを規制する係止部材8とから成り、基台6と係止部材8は、両部材を上下方向に貫通する回動軸9で該回動軸9を中心に図示のように回動可能に組み立てられている。ここで、回動軸9はリベットやボルト、ナットなどの円筒の軸を有する締結部材が好適である。また、後述の架台7を固定するための固定手段として基台6には、長手方向に凸条をなす押圧部6aを有している。固定金具Kは、基台6に対して回動軸9のまわりに係止部材8を回動可能としたことにより、固定金具Kを後述の架台7から取り外すことなく、架台7の位置を保持したままで、屋根材の状況に応じて、固定金具Kの取付け位置を調整できる。また、部品点数が少なく簡易な構成であるので、安価に製作でき、取付け工数を低減することができるとともに、軽量であるので、屋根の上でも取扱やすく、安全な作業が可能である。
具体的には、基台6は長手方向の両端部に屋根との固定部6bを備え、回動軸9と係止部材8とは、基台6の長手方向において、その一方端の側に偏った位置に設けられている。したがって、係止部材8に対する基台6を180°回動させた前後の、前記屋根材との固定部6bの位置が変化する。これにより、固定金具Kは架台7に対して基台6の長手方向が図5(a)のように屋根の軒側に配されるか、図5(b)のように屋根の棟側に配されるか、2つの固定位置を選択することができることから、図5(a)〜(e)に示すように、架台7を固定するために、屋根材10の段差などの不都合な固定位置を回避して別の固定位置を選択することができる。
図6は、固定金具Kに長尺の架台7を係止した状態を示した図である。
図6(a)は基台6と架台7との長手方向が平行になっている状態を示す。この状態では前記架台7が前記基台6の前記押圧部6aに当たらないため、基台6が前記架台7の長手方向には可動状態になる。前記可動状態から前記回動軸9を中心に前記基台6を係止部材8(ならびに架台7)に対して90°回転した状態を図6(b)に示した。同図に示した状態では、前記架台7の係止部7aが基台6の前記押圧部6aによって上方に押圧されるため、該押圧部6aと前記係止部材8との間に挟持され、基台6は、前記架台7の長手方向にも不可動状態となる。すなわち、基台6に対して架台7が固定された状態となる。
図7は本発明に係る固定金具に架台を挿入する工程を示した図、図8は本発明に係る屋根用固定装置と架台とを固定する工程を示した図である。
図7(a)に示すように固定金具Kの基台6と係止部材8の長手方向が平行になるようにセットし、図7(b)に示すように架台7の係止部7aが、固定金具Kの基台6と係止部材8の間隙を通るように挿入する。次に、図7(c)に示すように固定金具Kを架台7の固定位置まで挿入した後、図7(d)に示すように基台6を架台7と直角になる位置まで回転させる。このとき、図7(d)の方向では屋根材の段差との干渉で屋根面への取付けができない場合には、図8(a)、図8(b)に示したように基台6を架台7に対し180度回転して、図5(a)〜(e)のように屋根面への取付け位置を変更すればよい。
このような取付け構造により複数の架台7を傾斜屋根面に水平に任意の間隔で等間隔に設置できる。したがって、上述の傾斜屋根の傾斜方向の取付けピッチHを変更することが可能となる。
図9は本発明に係るアタッチメントの取付け構造の詳細を説明する断面図である。(a)は太陽電池モジュールの架台に載せる互いに対向する2つの端部にアタッチメントを取り付けて太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。(b)は太陽電池モジュールの架台に載せる互いに対向する2つの端部の片方にアタッチメントを取り付けて太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。
次に、図9を用いて請求項2に記載の発明の一実施形態について説明する。図10に示すように、通常、太陽電池モジュール3は架台7間に載架して架台7とカバー12にて挟持する構造であるが、屋根の形状に太陽電池モジュールを合わせることを優先した場合、架台Kの設置間隔(太陽電池モジュールの取付けピッチ)が適切にならないことになる。そこで、図9(b)のように、太陽電池モジュール3の架台7に載架する載架端部11には例えば、雌雄構造でアタッチメント13が着脱可能な構造として、太陽電池モジュールの寸法を変えずに取付けピッチを架台7の間隔(太陽電池モジュールの取付けピッチ)に合わせることができるようにできる。このアタッチメント13は架台7に載架される載架端部11の全長に亘って取り付けるものであるだけでなく、部分的に取り付くものであっても良い。また、図9(a)のように架台7に載架される二つの載架端部11両方に取り付けることも可能である。
図11は請求項3に記載の発明に係る取付け構造の詳細を説明する断面図である。
図11を用いて請求項3に記載の発明の一実施形態について説明する。図11(a)に示したように、太陽電池モジュール3の対向する二つの載架端部11を架台7に載架して、架台7とカバー12にて挟持する構造である。架台7には、太陽電池モジュール3の載架端部11を受ける受け部14(14a、14b)を2段階に設け、傾斜屋根傾斜方向の取付けピッチの変化に対して図11(b)のように受け部14bに太陽電池モジュール3の載架端部を載架して取付けピッチが2段階に変更可能となるものである。
図12は本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、基準となる架台の取付けを行う工程を示す図、図13は本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、治具を用いて隣接する架台の取付けを行う工程を示す図、図14は本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの仮置きを行う工程を示す図、図15は本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの固定を行う工程を示す図、図16は本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの固定が完了した状態を示す図である。
図12〜図16を用いて本発明の太陽電池アレイの取付け手順の説明を行なう。
まず、図12に示すように、屋根材10の上に、基準となる最も軒先側の固定金具Kを取付けビス15にて屋根面に固定する。次に、図13のように架台71を基準に棟側に隣り合う架台72を治具16で位置決めし、取付けビス15にて屋根面に固定する。ここで使用する治具16は隣合う架台間のピッチを調整するためのもので、屋根形状に適したピッチの治具を使用する。治具はピッチごとに異なる治具を用意しても良いが、ピッチを変更可能なものでも良い。
全ての架台の取付けが完了した後、図14に示したように隣り合う架台71、72をまたいで太陽電池モジュール3を仮置きする。
最後に、図15のように軒先側の架台71には化粧プレート17、その他の架台72には固定プレート18を取付け、ボルト19で締結する。図16が取付けが完了した状態である。
なお、上記の太陽電池モジュールは透光性基板の裏面側に結晶系シリコン太陽電池素子を複数枚接続したものと裏面保護材を配置し、充填材にて接着したものの周辺に金属製の枠体を取り付けた構造を例にとり説明したが、これに代えてアモルファスシリコン太陽電池素子などを基板に取り付けたものや、単結晶太陽電池素子やボール太陽電池素子などのその他の太陽電池素子を使用したもの、または太陽電池素子を金属製基板に接着した構造のものとしてもよく、上記実施例に限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し、実施が可能である。
従来の太陽電池アレイの太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。また、(a)は3/10勾配の寄棟屋根、(b)は5/10勾配の寄棟屋根、(c)は7/10勾配の寄棟屋根にそれぞれ配置した例である。 本発明に係る太陽電池アレイの太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。また、(a)は3/10勾配の寄棟屋根、(b)は5/10勾配の寄棟屋根、(c)は7/10勾配の寄棟屋根にそれぞれ配置した例である。 本発明に係る太陽電池モジュールの一実施形態を説明する平面図である。 本発明に係る固定金具の一実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係る固定金具の取付け位置と取付け方向を説明する図である。 本発明に係る固定金具に架台を係止した状態を示した図である。 本発明に係る固定金具に架台を挿入する工程を示した図である。 本発明に係る屋根用固定装置と架台とを固定する工程を示した図である。 本発明に係るアタッチメントの取付け構造の詳細を説明する断面図である。(a)は太陽電池モジュールの架台に載せる互いに対向する2つの端部にアタッチメントを取り付けて太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。(b)は太陽電池モジュールの架台に載せる互いに対向する2つの端部の片方にアタッチメントを取り付けて太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。 本発明に係る太陽電池モジュールを架台に載架したときの模式図を示す。 本発明に係る取付け構造の詳細を説明する断面図である。 本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、基準となる架台の取付けを行う工程を示す図である。 本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、治具を用いて隣接する架台の取付けを行う工程を示す図である。 本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの仮置きを行う工程を示す図である。 本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの固定を行う工程を示す図である。 本発明に係る太陽電池アレイの施工手順を示した図のうち、太陽電池モジュールの固定が完了した状態を示す図である。 本発明に係る太陽電池アレイの他の実施例における太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。 本発明に係る太陽電池アレイの更なる他の実施例における太陽電池モジュール配置を模式的に示した図である。
符号の説明
1:棟
2:軒
3、4:太陽電池モジュール
5:隅棟
K:固定金具
6:基台
6a:押圧部
6b:固定部
7、71、72:架台
7a:係止部
8:係止部材
9:回動軸
10:屋根材
11:載架端部
12:カバー
13:アタッチメント
14、14a、14b:受け部
15: 取付けビス
16:治具
17:化粧プレート
18:固定プレート
19:ボルト

Claims (3)

  1. 台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の架台間の間隔を調整し、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を前記複数の架台上に設置したことを特徴とする太陽電池アレイ。
  2. 台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部の少なくとも1端部に着脱自在のアタッチメントを装着して前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことを特徴とする太陽電池アレイ。
  3. 台形状もしくは三角形状を成す傾斜屋根を備えた建物の前記屋根面に固定金具を介して等間隔に取り付けられた複数の架台に前記屋根の傾斜方向の寸法が略同一で、前記屋根の傾斜方向と直交する方向の寸法が異なる複数の太陽電池モジュールのそれぞれの互いに対向する2端部を載架して成る太陽電池アレイであって、この太陽電池アレイの横端部が前記屋根の隅棟に沿うようにすべく、前記太陽電池モジュールを載架する前記架台の載架面を階段状に複数設けて前記複数の架台間の間隔が調整できるようにしたことを特徴とする太陽電池アレイ。
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