JP5936346B2 - バグフィルタ製造装置 - Google Patents

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本発明は、筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒層が形成されてなるバグフィルタ製造装置に関する。
例えばゴミ焼却炉や石炭焚きボイラ等の燃焼機器から排出される排ガス中には、窒素酸化物(NOx)が含まれている。そのため、燃焼機器を具備する排ガス処理装置には、NOxを低減する手段として、バグフィルタを備えた排ガス処理装置が設けられている。
バグフィルタは、筒状ろ布の外表面及び内表面に脱硝触媒などからなる触媒層が形成されてなり、窒素酸化物を含有する排ガスや酸性ガス(HCL、SO等)、ダイオキシン、煤塵等が、筒状ろ布の内表面から外表面(または内表面から外表面)に通過することにより、排ガス中に含まれる有害物質を除去するものである。
このようなバグフィルタの製造方法として、従来、筒状ろ布をスラリー槽内の触媒スラリー中に浸漬した後、引き上げて乾燥する、いわゆる浸漬コーティング法が知られている(特許文献1)。
特開平5−7716号公報 特許第3589893号公報
しかしながら、上述した従来の浸漬コーティング法は、筒状ろ布をスラリー槽内の触媒スラリーに浸漬する方法のため、筒状ろ布の外表面と内表面とで異なる種類の触媒層を形成したり、厚みが異なる触媒層を形成することができなかった。
例えば、脱硝触媒は硫黄成分により性能が低下することが知られており、硫黄酸化物を含有する排ガスの処理に用いられるバグフィルタには、耐S性触媒層を形成するのが望ましいとされる。しかしながら耐S性触媒は、通常の脱硝触媒と比べて高価で脱硝性能も低いため、筒状ろ布の両面に耐S性触媒層を形成した場合は、両面に通常の脱硝触媒層が形成されているバグフィルタと比べて、脱硝性能が低く、またはコストが増加してしまう。すなわち、従来の浸漬コーティング法では、外表面に耐S性触媒、内表面に通常の脱硝触媒を形成するというように、実機運転条件に対して最適な触媒設計を行うことができなかった。
また例えば、一定量の煤塵が堆積したバグフィルタに対して、通常の排ガスの流れとは逆方向に圧縮空気を噴射して、フィルタに堆積した煤塵を払い落とす逆洗を実施する必要がある。この逆洗時には、圧縮空気の流れの下流側表面に形成されている触媒層の触媒が脱落することがある。このため、脱落する側の触媒層を予め厚めに形成しておくことが望ましいが、従来の浸漬コーティング法では、筒状ろ布の外表面と内表面とで同じ厚みの触媒層が形成されるため、脱落する側の触媒層だけを厚めに形成することはできなかった。また排ガス浄化性能が十分な場合には、脱落する側の触媒層を予め薄く形成しておくことで、脱落し難くなり、触媒コート量も少量に抑えられるが、上述した浸漬コーティング法では、筒状ろ布の外表面と内表面でのコート厚さを調整することができなかった。
また、上述した問題に加え、従来の浸漬コーティング法では、以下に示す問題がある。
第1に、スラリー槽内のスラリー濃度が不均一の場合には、製造されるバグフィルタの触媒層の厚みにバラつきが生じてしまうとの問題がある。かかるバラつきを回避するためには、スラリー槽内に貯留されているスラリーを循環させて、スラリー濃度を均一にする必要がある。しかしながら、製造されるバグフィルタは約5〜6m程の長さがあり、それが浸漬されるスラリー槽も相当な大きさを有することから、スラリー槽内のスラリー濃度を均一に保つのは難しい。また、筒状ろ布の外側と内側では、循環するスラリーの流れが異なるものとなり、筒状ろ布の外表面と内表面との間でも、触媒層の厚みにバラつきが生じてしまうとの問題がある。また、かかる問題は、筒状ろ布の一端が封じてある場合により顕著であった。
第2に、スラリー槽には筒状ろ布が順番に浸漬されるため、スラリー槽内のスラリー濃度が変化するとの問題がある。スラリー濃度を一定に保つために、定期的にスラリー槽内のスラリーの濃度確認、濃度調整を行う必要がある。
第3に、浸漬後、筒状ろ布を引き上げた際に、筒状ろ布の外表面及び内表面に付着しているスラリー溶液が重力で下側に流れ落ちてしまい、筒状ろ布の軸方向において、触媒層の厚みにバラつきが生じてしまうとの問題がある。
そして、上述した問題により、従来の浸漬コーティング法によって製造されたバグフィルタは、触媒層の厚みにバラつきが大きいものであった。触媒層の厚みがバラつくと、排ガス通過時の圧力損失や排ガス浄化性能もバラつき、バグフィルタの劣化が部分的に早く進行する恐れがある。また、バラつき自体が製造管理基準の管理範囲を超えることもあり、歩留まりの悪化要因ともなる。
特許文献2には、筒状ろ布をスラリー槽内の触媒スラリーに浸漬した後、引き上げてローラで圧着し、触媒スラリーを含浸させる、いわゆる触媒ロール圧着含浸法が開示されている。かかる触媒ロール圧着含浸法によれば、筒状ろ布をローラで圧着するため、上述した浸漬コーティング法と比べ、触媒層の厚みを均一に成形することができる。しかしながら、該触媒ロール圧着含浸法も、上述した浸漬コーティング法と同様、筒状ろ布をスラリー槽内の触媒スラリーに浸漬するため、筒状ろ布の外表面と内表面とで異なる触媒層を形成することができない。また、圧着により筒状ろ布繊維が損傷する恐れがあるとの問題があり、さらに、筒状ろ布の端部に実機装着用の金具が装着されている場合には、ローラによる圧着自体が困難である。
本発明は、上述したような従来技術の問題を解決するためになされた発明であって、筒状ろ布の外表面及び内表面で夫々形成する触媒層の種類や厚みを変えることができるとともに、触媒層の厚みのバラつきを抑えることのできるバグフィルタ製造装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、
長尺の筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒層が形成されてなるバグフィルタ製造装置において、
前記長尺の筒状ろ布を引き伸ばして筒柱状に保持する保持手段と、
筒柱状に保持された筒状ろ布の外周側に配置され、前記筒状ろ布の外表面に触媒スラリーを噴霧する第1スプレーノズルと、該第1スプレーノズルを前記筒状ろ布の軸方向に移動させる第1の移動手段と、
筒柱状に保持された筒状ろ布の内周側に配置され、前記筒状ろ布の内表面に触媒スラリーを噴霧する第2スプレーノズルと、該第2スプレーノズルを前記筒状ろ布の軸方向に移動させる第2の移動手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、保持手段によって長尺の筒状ろ布を筒柱状に保持した状態で、スプレーノズルによって筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒スラリーを塗布することで、筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒層を形成する。このため、従来の浸漬法と比べて、触媒層の厚みのバラつきを抑えることができる。また、筒状ろ布の外表面及び内表面を夫々異なるスプレーノズルによって噴霧するため、外表面と内表面とで触媒層の条件(触媒層の厚みや触媒の種類)を変えることも可能である。
上記発明において、前記筒状ろ布を筒柱状に保持された状態で軸方向に回転させる回転手段を備えていることが望ましい。
このような回転手段を備えていれば、第1スプレーノズル及び第2スプレーノズルを筒状ろ布の周方向に沿って移動させることなく、筒状ろ布の外表面及び内表面の全周に触媒スラリーを噴霧することができる。
また上記発明において、前記保持手段は、前記筒状ろ布の端部を筒状に保持した状態で前記筒状ろ布を吊り下げる垂下手段を含むことができる。
このような垂下手段を備えていれば、筒状ろ布の端部を筒状に保持した状態で筒状ろ布を垂直に吊り下げることで、筒状ろ布を筒柱状に保持することができる。
また上記発明において、前記保持手段は、前記筒状ろ布の内周側に挿入される筒柱状のリテーナを含むことができる。
このような筒柱状のリテーナを筒状ろ布の内周側に挿入することで、筒状ろ布を筒柱状に保持することができる。よって、筒状ろ布を筒柱状に保持したまま横向きに配置し、その外表面及び内表面に触媒スラリーを噴霧することができる。
また上記発明において、前記第1スプレーノズル及び前記第2スプレーノズルに対して夫々異なる種類の触媒スラリーが供給されるように構成することもできる。
このように構成されていれば、筒状ろ布の外表面及び内表面に対して異なる種類の触媒層を形成することができる。
本発明によれば、保持手段によって長尺の筒状ろ布を筒柱状に保持した状態で、スプレーノズルによって筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒スラリーを塗布することで、筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒層を形成するため、従来の浸漬法と比べて、触媒層の厚みのバラつきを抑えることができるバグフィルタ製造装置を提供することができる。また、筒状ろ布の外表面及び内表面を夫々異なるスプレーノズルによって噴霧するため、外表面と内表面とで触媒層の条件(触媒層の厚みや触媒の種類)を変えることができるバグフィルタ製造装置を提供することができる。
本発明のバグフィルタ製造装置を示した概要図である。 本発明の筒状ろ布を示した概略図である。 本発明のバグフィルタを示した図である。 本発明の別の実施形態のバグフィルタ製造装置を示した概要図である。 本発明の別の実施形態にかかるバグフィルタを示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明のバグフィルタ製造装置を示した概要図である。
図1に示したように、本発明のバグフィルタ製造装置1は、筒柱状に引き伸ばされた筒状ろ布61の外周側に配置された第1スプレーノズル30aと、第1スプレーノズル30aを筒状ろ布61の軸方向に移動させる移動レール32a(第1の移動手段)を備えている。また、筒柱状に引き伸ばされた筒状ろ布61の内周側に配置された第2スプレーノズル30bと、第2スプレーノズル30bを筒状ろ布61の軸方向に移動させる移動レール32b(第2の移動手段)を備えている。
第1スプレーノズル30aは、スラリー配管15aを介して、触媒スラリーが貯留されているスラリータンク10a及びパージ水が貯留されているパージ水タンク14aと接続されている。スラリータンク10aに貯留されている触媒スラリーは、圧力制御弁24aによってその供給圧力が制御され、またその一部がポンプ22aによって加圧されながら、第1スプレーノズル30aへと供給される。また、第1スプレーノズル30aは、エアー配管17aを介してコンプレッサー12aと接続されており、コンプレッサー12aから供給される高圧の圧縮空気によって、第1スプレーノズル30aから触媒スラリーが噴霧されるようになっている。なお、図中の符号16a及び18aは三方弁、20aはフィルタ、26a及び28aは圧力計である。また、パージ水は、スラリー配管の洗浄用および必要に応じて触媒スラリーの濃度調整用の水として使用される。
また、第2スプレーノズル30bも、上述した第1スプレーノズル30aと同様に構成されている。
すなわち、第2スプレーノズル30bは、スラリー配管15bを介して、触媒スラリーが貯留されているスラリータンク10b及びパージ水が貯留されているパージ水タンク14bと接続されている。スラリータンク10bに貯留されている触媒スラリーは、圧力制御弁24bによってその供給圧力が制御され、またその一部がポンプ22bによって加圧されながら、第2スプレーノズル30bへと供給される。また、第2スプレーノズル30bは、エアー配管17bを介してコンプレッサー12bと接続されており、コンプレッサー12bから供給される高圧の圧縮空気によって、第2スプレーノズル30bから触媒スラリーが噴霧されるようになっている。なお、図中の符号16b及び18bは三方弁、20bはフィルタ、26b及び28bは圧力計である。また、パージ水は、スラリー配管の洗浄用および必要に応じて触媒スラリーの濃度調整用の水として使用される。
図2は、本発明の筒状ろ布を示した概略図である。筒状ろ布61は、筒状に形成された長尺の布であり、剛性を有さない柔軟な素材からなる。このため、自立して筒柱状を保持することができず、そのままでは外表面及び内表面に触媒スラリーを噴霧することができないことから、本発明のバグフィルタ製造装置1は、長尺の筒状ろ布61を引き伸ばして筒柱状に保持する保持手段を備えている。本実施形態では、かかる保持手段として、筒状ろ布61の端部に装着される環状リング50と、該環状リング50にワイヤなどを接続し、該環状リング50を上にして筒状ろ布61を垂直に吊り下げるクレーン装置52とからなる垂下手段54を備えている。
また、クレーン装置52には不図示のモータ及び回転軸等からなる回転手段58が設けられており、筒状ろ布61を吊り下げて筒柱状に保持しまま、その軸方向に回転させることができるようになっている。したがって、図1の矢印Rで示したように、筒状ろ布61がその軸方向を中心に回転することで、第1スプレーノズル及び第2スプレーノズルを筒状ろ布の周方向に沿って移動させることなく、筒状ろ布61の外表面及び内表面の全周に触媒スラリーを噴霧することができる。
以上の構成による本発明のバグフィルタ製造装置1によれば、第1スプレーノズル30a及び第2スプレーノズル30bによって、筒状ろ布61の外表面及び内表面に触媒スラリーを塗布することで、筒状ろ布61の外表面及び内表面に触媒層を形成する。このため、従来の浸漬法によって形成されるバグフィルタと比べて、形成される触媒層の厚みのバラつきを抑えることができる。また、筒状ろ布61の外表面及び内表面を夫々異なるスプレーノズルによって噴霧するため、外表面と内表面とで触媒層の条件(例えば、触媒層の厚みや触媒の種類)を変えることができる。
また特に、上述した実施形態のバグフィルタ製造装置1では、触媒スラリーが貯留されているスラリータンクとして、第1スプレーノズル30aに触媒スラリーを供給するスラリータンク10aと、第2スプレーノズル30bに触媒スラリーを供給するスラリータンク10bとを備えており、第1スプレーノズル30a及び前記第2スプレーノズル30bに対して夫々異なる種類の触媒スラリーを供給できるようになっている。したがって、例えば図3に示したように、筒状ろ布61の外表面には耐S性触媒層62、内表面には脱硝触媒層63といった様に、外表面と内表面とで異なる触媒層が形成されたバグフィルタ60を製造することができる。
次に、本発明のバグフィルタ製造装置1の別の実施形態について、図4及び図5を基に説明する。
図4は、本発明の別の実施形態のバグフィルタ製造装置を示した概要図、図5は、本発明の別の実施形態にかかるバグフィルタ60を示した図である。なお、この別の実施形態のバグフィルタ製造装置1は、上述した実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示した実施形態のバグフィルタ製造装置1は、筒状ろ布61が筒柱状に保持された状態で横向きに配置されている点が上述した実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態では、上述した実施形態のような筒状ろ布61を吊り下げる垂下手段54は備えておらず、その替わりに、図5に示したように、筒状ろ布61の内周側に挿入される筒柱状のリテーナ65を備えている。また、第1スプレーノズル30a及び第2スプレーノズル30bは、横向きに配置された筒状ろ布の軸方向(図中の水平方向)に延伸する移動レール32a(第1の移動手段)及び移動レール32b(第2の移動手段)によって、筒状ろ布61の軸方向に移動可能に構成されている。
リテーナ65は、例えばメッシュ状または格子状に編まれた筒柱状の金網部材からなり、筒状ろ布61と略同等の長さを有し、筒状ろ布61の内周側に挿入されることで筒状ろ布61の変形を防止する。このようなリテーナ65が挿入された筒状ろ布61は、横向きに配置されたとしても筒柱状に保持される。すなわち、本実施形態では、リテーナ65が、上述した本発明の保持手段に相当する。また、このリテーナ65によって筒柱状に保持されたまま横向きに配置された筒状ろ布61は、不図示の回転手段によって、図5の矢印Rで示したように、その軸方向に回転されるようになっている。
また、上述したリテーナ65に触媒を塗布することもできる。リテーナ65に触媒を塗布することで、筒状ろ布61を筒柱状に保持するとともに、バグフィルタ60の排ガス浄化性能をより高めることが可能となる。
このような本実施形態のバグフィルタ製造装置1によれば、筒状ろ布61を横向きにした状態で、その外表面及び内表面に触媒スラリーを噴霧することができるため、延長の長いバグフィルタ60を製造する場合であっても、バグフィルタ製造装置1の高さを低く構成することができる。
また、吊り下げられた筒状ろ布61に触媒スラリーを噴霧する場合には、液だれが生じる恐れがある。よって、吊り下げられた筒状ろ布61に対して触媒スラリーを噴霧する場合は、その噴霧量を液だれが生じない程度に少なめに調整する必要があった。これに対して、本実施形態のバグフィルタ製造装置1では、筒状ろ布61を横向きに配置しており、液だれが生じる恐れがないことから、噴霧する触媒スラリーを少なめに調整する必要がなく、噴霧時間の短縮化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
本発明は、ゴミ焼却炉や石炭焚きボイラ等の除塵装置に用いられるバグフィルタの製造装置として、好適に利用することができる。
1 バグフィルタ製造装置
10a,10b スラリータンク
12a,12b コンプレッサー
14a,14b パージ水タンク
15a,15b スラリー配管
16a,16b 三方弁
17a,17b エアー配管
18a,18b 三方弁
20a フィルタ
22a,22b ポンプ
24a,24b 流量制御弁
30a 第1スプレーノズル
30b 第2スプレーノズル
32a 移動レール(第1の移動手段)
32b 移動レール(第2の移動手段)
50 環状リング
52 クレーン装置
54 垂下手段
60 バグフィルタ
61 筒状ろ布
62 耐S性触媒層
63 脱硝触媒層
65 リテーナ

Claims (2)

  1. 長尺の筒状ろ布の外表面及び内表面に触媒層が形成されてなるバグフィルタを製造するためのバグフィルタ製造装置において、
    前記筒状ろ布の内周側に挿入される筒柱状のリテーナを含み、前記長尺の筒状ろ布を引き伸ばして筒柱状に保持する保持手段と、
    筒柱状に保持された筒状ろ布の外周側に配置され、前記筒状ろ布の軸方向に沿って延伸する第1移動レールと、前記第1移動レール上を移動可能な第1スプレーノズルと、
    筒柱状に保持された筒状ろ布の内周側に配置され、前記筒状ろ布の軸方向に沿って延伸する第2移動レールと、前記第2移動レール上を移動可能な第2スプレーノズルと、
    前記筒状ろ布を筒柱状に保持された状態で軸方向を中心に回転させる回転手段と、
    を備え、
    前記筒状ろ布が筒柱状に保持された状態で横向きに配置されるように構成されていることを特徴とするバグフィルタ製造装置。
  2. 前記第1スプレーノズル及び前記第2スプレーノズルに対して夫々異なる種類の触媒スラリーが供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバグフィルタ製造装置。

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