JP5935432B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、全天球や広画角等の画像を処理する画像処理装置及び画像処理方法、並びに撮像装置に関する。
従来から、全天球(全方位)を撮影する全天球(全方位)撮像装置が知られている。このような撮像装置を用いて、晴れた野外で撮影を行うと、全ての方向が撮影されるため、逆光状態の領域が必ず含まれる。逆光状態の場合、主要被写体よりも背景の方が明るい状態となるため、背景の明るさを基準に露光補正やゲイン調整がなされ、主要被写体が暗く撮影されてしまう。
従来、このような逆光状態を適切に撮影するため、撮像画像の輝度分布などから、射影するシーンが逆光状態か否かを判定し、判定結果に応じて露出補正、ゲイン調整を適切に行う技術が知られている。しかし、画像情報のみから逆光状態や逆光領域を高精度に検出することは容易ではない。
そのため、画像以外の情報、例えば赤外線センサによる赤外線検出情報に基づいて、逆光状態を高精度に判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、これは赤外線センサのような特殊な手段を必要とする問題がある。
本発明は、全天球や広画角等の画像を処理する際に、特殊な手段を使用することなく、画像情報から高精度に逆光状態の領域を検出し、適切な逆光補正を行うことにある。
本発明は、全天球画像データを処理する画像処理装置であって、前記全天球画像データの中から太陽の位置を検出する太陽検出手段と、記全天球画像データの中の、前記検出された太陽の位置の近傍の所定領域である逆光領域を検出する逆光検出手段と、前記検出された逆光領域について、明るさを補正する逆光補正手段と、を備え、前記太陽検出手段は、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する手段と、算出した太陽の傾き角度が90度以下であるか否かを判定し、90度以下である場合に、検出された太陽の位置が真の太陽の位置であると判定する手段と、を更に有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、赤外線検出センサのような特殊な手段を利用することなく、高精度に逆光領域を検出し、適切な逆光補正を行うことが可能になる。
全天球撮像装置の一実施形態の概略構成図である。 全天球撮像装置の一実施形態のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 図3の全体的な処理フローチャートである。 魚眼カメラの射影関係を説明する図である。 全天球画像のフォーマットを説明する図である。 太陽検出の処理フローチャートである。 太陽検出のための画像の二値化を説明する図である。 全天球画像での逆光検出を説明する図である。 明るさ補正ガンマテーブルを説明する図である。 全天球撮像装置の別の実施形態のハードウェア構成図である。 本発明の別の実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 太陽検出の別の処理フローチャートである。 撮像装置の一実施形態のハードウェア構成図である。 本発明の更に別の実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 図15の全体的な処理フローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施例は、撮影地点からの全ての方向を撮影する全天球(全方位)撮像装置によって撮影された全天球画像を対象にする。全天球撮影装置では、射影地点から見渡すことのできる全ての方向を撮影できるため、逆光状態の発生するような野外の晴れたシーンで撮影すると、ほぼ確実に太陽を画像内に含んだ撮影画像の全天球画像を得ることになる。この全天球画像中の太陽の位置を検出することによって、太陽を背にする領域、すなわち、逆光状態の領域を高精度に検出することができる。
図1に、本実施例の全天球撮像装置の概略構成図を示す。本全天球撮像装置は、互々半球画像を結像するための180度以上の画角を有する2つの魚眼レンズ11,12と、各魚眼レンズ11,12による半球画像の結像位置に設けられた2つのCMOSセンサなどの撮像素子21,22を備えている。筐体100の側面には射影スイッチ130を備えている。また、この全天球撮像装置は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、タッチパネル等も備えている。
図2に、本実施例の全天球撮像装置のハードウェア構成図を示す。本全天球撮像装置は、画像処理ブロック110、CPU120、ROM130、RAM140、操作部150、外部記憶I/F160、外部I/F170などで構成され、これら各部はバス100で接続される。
画像処理ユニット110は、2つの撮像素子21,22が出力する2つの半球画像(魚眼画像)データに対してそれぞれ所定の処理(例えば黒レベル補正、色補正、欠陥画素補正等)を施した後、これら2つの半球画像データを合成処理して全天球画像データを作成する。この全天球画像データがRAM140に記憶されて、CPU120での以後の処理に使用される。
CPU120は、当該全天球撮像装置の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。本実施例では、後述するように、CPU120は、全天球画像データから太陽の位置を検出し、該太陽の位置をもとに全天球画像中の逆光領域を検出して、該逆光領域に対して明るさを補正する。
ROM130は、CPU120の制御や処理ための種々のプログラムを記憶している。RAM140はワークメモリであり、CPU120で実行するプログラムや処理途中のデータ、画像データ等を記憶する。
操作部150は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、撮影スイッチ、表示と操作の機能を兼ねたタッチパネル等の総称である。ユーザは操作ボタンを操作することで、種々の撮影モードや撮影条件などを入力する。
外部メモリI/F160は、外部メモリのインターフェース回路で、SDカードやフラッシュメモリ等の外部(外付け)メモリ180を接続するのに利用される。ネットワークI/F170は通信回線190とのインターフェース回路である。通信回線190にはパソコンなどが接続される。なお、通信回線190は無線、有線を問わない。
図3に、本実施例に係る画像処理装置の機能ブロック図を示す。画像処理装置200は、画像入力部210、太陽検出部220、逆光検出部230、逆光補正部240及び画像出力部250で構成される。実際には、この画像処理装置200の各部は、図2のCPU120とROM130に記憶されているプログラムとの協働により実現される。換言すれば、図2のCPU120とROM130内の所定のプログラムが、図2の画像処理装置200の各部として機能することになる。
図4に、本実施例に係る画像処理装置の全体的フローチャートを示す。
画像入力部210は全天球画像データを入力する(ステップ1001)。具体的には、CPU120がRAM140から全天球画像データを読み出すことで入力する。全天球(全方位)画像データは画像処理ユニット110で作成されてRAM140に記憶されている。
ここで、全天球画像のフォーマットについて説明する。図5は魚眼カメラの射影関係を説明する図、図6は全天球画像のフォーマットを説明する図である。
180度を超える画角を持つ魚眼カメラで撮影された画像は、射影位置から、半球分のシーンの撮影画像となる。ただし、図5(a)のように、入射角度θに対応する像高hで画像が生成される。入射角度θと像高hの関係は、図5(b)のように、射影関数fで決められている。射影関数fは魚眼レンズの性質によって異なる。
全天球画像は、図6(a)に示すように、水平角度θが0〜360度、垂直角度φが0〜180度の、角度座標に対応する画素値を持つ画像である。角度座標は、球面上の各点(座標点)と対応づいており、図6(b)の地球儀の緯度経度座標のようなものとなっている。魚眼画像の平面座標と、全天球画像の球面上の座標との関係は、図5で説明したような射影関数を用いることで対応付けることができる。よって、2つの魚眼画像(半球画像)を変換して合成することで、全天球画像を作成することができる(例えば、特許文献2参照)。一般に2つの魚眼画像は、互いにオーバーラップ領域を有している。このオーバーラップ領域をもとに、2つの魚眼画像を合成することで、全天球画像(全天球画像データ)を作成することができる。
太陽検出部220は、全天球画像データの中から太陽の位置を検出する(ステップ1002)。逆光状態を発生させるような晴れた野外で撮影して得られた全天球画像データには、ほぼ確実に太陽が含まれている。
図7に、太陽検出部220の処理フローチャートを示す。
まず、太陽検出部220は、全天球画像データを二値化して、二値化画像データを作成する(ステップ1011)。二値化の目的は、太陽領域をその他の領域から区別するためである。画像中に太陽が写り込んだ場合、通常、太陽は最も明るい光源であるため、最も明るい領域となる。ここでは、全天球画像データはRGBのカラー画像データであるとして、明るさとの相関が最も高いG成分の全天球画像データを二値化する。ここで、画素値は8ビットとし、0〜255階調からなるとする。この場合、太陽の領域は、G成分の画像データの中で画素値が255となるはずである。したがって、閾値を254として、G成分の全天球画像データを二値化すると、太陽の領域をその他の領域から区別することができる。ただし、ノイズ等による誤差も考慮し、例えば250を閾値として、G成分の全天球画像データについて、250以上の画素値を“1”、250未満の画素値は“0”に変換する。なお、閾値の値は、ノイズの大きさによって適切な値に設定すればよい。例えば、撮像光学系や撮像素子の特性等によって適切な値に設定すればよい。
なお、ここでは、全天球画像データのG成分に着目したが、RGBの全天球カラー画像データからYCbCrの画像データを生成し、そのY成分(輝度成分)について二値化することでもよい。
次に、太陽検出部220は、G信号の全天球画像データ等を二値化した2値化画像データを用いて、全天球画像データ中の太陽の位置を検出する。これには、例えばパターンマッチング技術を用いる。すなわち、予め太陽の2値化パターン(円形パターン)を用意しておき、この円形パターンと2値化画像データ中の値“1”の領域とのパターンマッチングを行い、マッチングした円形領域を太陽領域とする。そして、この円形領域の円中心の位置を全天球画像データ中の太陽の位置とする。なお、太陽の2値化パターン(円形パターン)は、複数の大きさのものを用意しておく。
図8は、画像データの二値化の様子を示した図である。このように、太陽の写っている画像データを二値化することで、太陽部分を抽出することができる。なお、図8では便宜上、通常の画角の画像データを模式的に示したが、全天球画像データでも同様である。
逆光検出部230は、太陽検出部220で検出された太陽の位置をもとに、全天球画像データ中の逆光領域を検出する(ステップ1003)。全天球画像データの場合、太陽のある方角に近い方向のみが逆光領域となる。
図9は、全天球画像データにおける逆光検出について説明する図である。図9(a)は全天球画像データのフォーマット、図9(b)は、対応する実空間(球面)を示している。これらは、図6と同様である。
全天球画像データ上で、図9(a)のように太陽の位置が検出されたとすると、図9(b)の実空間での位置関係では、太陽検出位置から射影中心に向かう方向が、太陽光の方向となる。これから、全天球画像データ中で、太陽を背にして被写体が射影される可能性が高い領域、すなわち、逆光領域が予測できる。
逆光領域は、水平角度θは太陽の方向と同じで、垂直角度φは水平面と平行な角度である90度の位置を中心(検出中心)として、所定角度の範囲を逆光領域として検出する。図9(a)は、±45度の領域を逆光領域として検出した例である。
本実施例で、垂直角度を地上面と平行な角度を中心に±45度としたのは、被写体は地上面から大きく離れた位置にはないという予測のもと、設定している。また、水平角度を太陽の方角を中心に±45度としたのは、太陽光を背にする領域として設定している。それを超えると、太陽光は横から射したりする。例えば、太陽の方角から180度、すなわち真逆の方角では、順光状態となる。このように、全天球画像においては、全域が逆光領域となることはあり得ないため、一部の逆光領域を検出する必要がある。
逆光補正部240は、逆光検出部230で検出された逆光領域に対して、その他の領域よりも明るさを高めに補正する(ステップ1004)。すなわち、逆光領域では、被写体が暗く写る可能性が高いため、暗い画素値を上げるような調整を行う。例えば、全天球画像データが、RGBの各画素値が8ビット(0〜255階調)のカラー画像データであるとした場合、R/G/B成分毎に、暗い画素を上げ、明るい画素を少し落とすようなガンマテーブルを用いてガンマ補正を行う。例えば、図10に示すような「明るい補正ガンマテーブル」を用いる。
画像出力部250は、明るさ補正された全天球画像データを出力する(ステップ1005)。具体的には、CPU120が明るさ補正された全天球画像データをRAM140に書き込むことで出力する。このRAM140に書き込まれた全天球画像データは、CPU120の制御下で、外部メモリI/F160を通して外部メモリ(SDカード、フラッシュメモリ等)180に保存されたり、ネットワークI/F170を通してパソコン、その他の機器に送られる。
本実施例によれば、晴れた野外で撮影した全天球画像データには、ほぼ確実に太陽が写っていることを利用して、赤外線センサ等の特殊な手段を使用することなく、全天球画像データ中の太陽の位置を検出し、該太陽の位置から高精度に逆光状態の領域を検出し、適切な逆光補正を行うことができる。
図11に、本実施例の全天球撮像装置のハードウェア構成図を示す。図11は、図2の構成に加速度センサ13と外部センサI/F115を追加したもので、これ以外の構成は図2と同じである。図11において、加速度センサ13は外部センサI/F115を介してバス100に接続される。
加速度センサ13は、撮像装置本体に対して上下、左右、前後の互いに直交する3方向の加速度を検出する3軸加速度センサである。撮像装置本体が静止するように、該撮像装置本体を手で保持した場合、重力加速度のみがかかる。したがって、上下方向の下向きにのみ加速度が検出された場合は、撮像装置本体の上下方向が地上面の天地方向に一致していることが分かる。天地方向から傾いている場合は、傾き方に応じて、左右、前後の方向にも加速度が検出される。よって、上下、左右、前後の加速度の大きさの比によって、撮像装置の傾き角度を求めることができる。
本実施例は、加速度センサ13を撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段として利用して、該加速度センサ13で撮像装置の傾き角度を検出することで、太陽の写る可能性の高い領域を予測して、太陽の位置を、より高精度に検出するものである。
図12に、本実施例に係る画像処理装置の機能ブロック図を示す。本実施例に係る画像処理装置300は、画像入力部210、太陽検出部320、逆光検出部230、逆光補正部240及び画像出力部250で構成される。実際には、この画像処理装置300は、図11のCPU120とROM130に記憶されているプログラムとの協働により実現される。すなわち、図11のCPU120とROM130内の所定のプログラムが、図12の画像処理装置300の各部として機能する。
図12において、画像入力部210、逆光検出部230、逆光補正部240、画像出力部250は図3と同じであり、太陽検出部320のみが図3と異なる。したがって、以下では太陽検出部320の処理について説明する。それ以外の各部の処理は先の実施例1の場合と同様であるので、説明は省略する。
図12に、本実施例における太陽検出部320の処理フローチャートを示す。
まず、全天球画像データを二値化して、二値化画像データを作成する(ステップ2001)。すなわち、全天球画像データの中の太陽領域をその他の領域から区別可能な画像データを作成する。次に、二値化画像データを用いて、パターンマッチング技術などにより、全天球画像データ中の太陽の位置を検出する(ステップ2002)。ここまでの処理は、先の図7と同じである。ただし、本実施例では、まだ太陽の位置は確定ではなく、この段階では太陽位置候補とする。
次に、撮像装置本体に対する太陽の傾き角度を求める(ステップ2003)。図9より、全天球画像の垂直角度φ=0の点が撮像装置本体の上下方向に対応するため、撮像装置本体に対する太陽の傾き角度は太陽検出位置のφ座標値に対応する。次に、加速度センサ13で検出された加速度データから、天地方向に対する撮像装置本体の傾き角度を求める(ステップ2004)。そして、これら撮像装置本体に対する太陽の傾き角度と天地方向に対する撮像装置本体の傾き角度とを加算して、天地方向に対する太陽の傾き角度を求める(ステップ3005)。
太陽は、天地方向の天に向かう向きから角度を測ると、90度以下の領域しか存在しないと考えることができる。よって、天地方向に対する太陽の傾き角度が90度を超える場合には、ステップ2002で検出された太陽の位置は誤りであったと判定できる。
そこで、次にステップ3005で算出した天地方向に対する太陽の傾き角度が90度以下か否か判定する(ステップ2006)。そして、天地方向に対する太陽の傾き角度が90度以下だった場合、ステップ2002で検出された太陽位置候補を太陽位置と決定する(ステップ2007)。一方、天地方向に対する太陽の傾き角度が90度を超える場合には、ステップ2002で検出された太陽位置候補は太陽位置ではないと決定する(ステップ2008)。この場合、当該太陽位置候補は無効とする。
本実施例によれば、傾き検出手段としての加速度センサを追加して、撮像装置本体の傾き角度を検出することで、太陽位置の誤検出を減らすことが可能になる。
実施例1及び実施例2は、全天球画像データを対象にしているが、必ずしも全天球画像データである必要はない。本実施例では、通常の画角や広画角(例えば、180度程度)の画像データを対象とする。
図14に、本実施例の撮像装置のハードウェア構成図を示す。図14は、1つの撮像素子21を備えている以外、図2と同じである。
撮像素子21は、通常の画角あるいは広画角(例えば、180度程度)なレンズで撮影された光学画像を電気信号の画像データに変換して出力する。画像処理ユニット110は、撮像素子11から出力される画像データを取り込み、所定の処理(黒レベル補正、色補間、欠陥画素補正等)を施す。画像処理ユニット110で所定の処理を施された画像データはRAM140に記憶されて、以後の処理に供される。
図15に、本実施例に係る画像処理装置の機能ブロック図を示す。本実施例に係る画像処理装置400は、画像入力部410、太陽検出部420、逆光検出部430、逆光補正部440及び画像出力部450で構成される。実際には、この画像処理装置400の各部は、図14のCPU120とROM130に記憶されているプログラムとの協働により実現される。すなわち、図14のCPU120とROM130内の所定のプログラムが、図15の画像処理装置400の各部として機能する。
図15に、本実施例における画像処理装置の全体的処理フローチャートを示す。
画像入力部410は、通常の画角や広画角(例えば、180度程度)の画像データを入力する(ステップ3001)。具体的には、CPU120がRAM140から画像データを読み出すことで入力する。
太陽検出部420は、画像データ中から太陽の位置を検出する(ステップ3002)。この太陽検出部420の処理は、先の実施例1の場合と基本的に同じである(図7)。ただし、通常の画角や広画角の画像データは、必ず太陽が含まれているとは限らず、太陽が検出されない場合もある。
逆光検出部430は、太陽検出部420で太陽が検出されたか否か判定し(ステップ3003)、太陽が検出された場合、太陽の位置をもとに、画像データ中の逆光領域を検出する(ステップ3004)。例えば、太陽が検出された場合、画像データの全領域を逆光領域とする。ただし、広画角な画像データについては、画像データの全領域ではなく、太陽から位置の近い所定領域のみを逆光領域とすることでもよい。
逆光補正部440は、逆光検出部430で検出された逆光領域に対して明るさ補正処理を行う(ステップ3005)。この逆光補正部440の処理は、先の実施例1の場合と基本的に同じである。すなわち、逆光領域では、被写体が暗く写る可能性が高いため、暗い画素値を上げるような調整を行う(図10)。
画像出力部450は、明るさ補正された画像データを出力する(ステップ2006)。具体的には、CPU120が明るさ補正された画像データをRAM140に書き込むことで出力する。このRAM140に書き込まれた画像データは、CPU120の制御下で、外部メモリI/F160を通して外部メモリ(SDカード、フラッシュメモリ等)180に保存されたり、ネットワークI/F170を通してパソコン、その他の機器に送られる。
本実施例によれば、通常の画角や広画角の画像データにおいても、赤外線センサ等の特殊な手段を使用することなく、画像データ中の太陽の位置を検出し、該太陽の位置から高精度の逆光状態の領域を検出し、適切な逆光補正を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は図示の構成に限定されるものではない。例えば、全天球撮像装置は、2つの魚眼レンズと2つの撮像素子を備えるとしたが、3つ以上の魚眼レンズと、これらに対応する3つ以上の撮像素子を使用することでもよい。
また、実施形態では、本発明の画像処理装置の機能を撮像装置に含めたが、本発明の画像処理装置の機能は、例えば、パソコン上に持たせることでもよい。
11,12 魚眼レンズ
21,22 撮像素子
23 加速度センサ
120 CPU
130 ROM
140 RAM
200,300,400 画像処理装置
220,320,420 太陽検出部
230,430 逆光検出部
240,440 逆光補正部
特開2010−219810号公報 特許第3290993号公報

Claims (8)

  1. 全天球画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記全天球画像データの中から太陽の位置を検出する太陽検出手段と、
    記全天球画像データの中の、前記検出された太陽の位置の近傍の所定領域である逆光領域を検出する逆光検出手段と、
    前記検出された逆光領域について、明るさを補正する逆光補正手段と、を備え、
    前記太陽検出手段は、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する手段と、算出した太陽の傾き角度が90度以下であるか否かを判定し、90度以下である場合に、検出された太陽の位置が真の太陽の位置であると判定する手段と、を更に有する、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記太陽検出手段は、前記全天球画像データについて、明るさが所定の閾値以上の領域を“1”、所定の閾値未満の領域を“0”に二値化する手段と、前記“1”の領域について円形パターンとのパターンマッチングを行い、マッチングした円形領域の中心位置を太陽の位置とする手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記画像データの中から太陽の位置を検出する太陽検出手段と、
    記画像データの中の、前記検出された太陽の位置の近傍の所定領域である逆光領域を検出する逆光検出手段と、
    前記検出された逆光領域について、明るさを補正する逆光補正手段と、
    前記太陽検出手段は、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する手段と、算出した太陽の傾き角度が90度以下であるか否かを判定し、90度以下である場合に、検出された太陽の位置が真の太陽の位置であると判定する手段と、を更に有する、ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 全天球画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記全天球画像データの中から太陽の位置を検出する太陽検出工程と、
    記全天球画像データの中の、前記検出された太陽の位置の近傍の所定領域である逆光領域を検出する逆光検出工程と、
    前記検出された逆光領域について明るさを補正する逆光補正工程と、を含み、
    前記太陽検出工程は、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する工程と、算出した太陽の傾き角度が90度以下であるか否かを判定し、90度以下である場合に、検出された太陽の位置が真の太陽の位置であると判定する工程と、を更に含む、ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記画像データの中から太陽の位置を検出する太陽検出工程と、
    記画像データの中の、前記検出された太陽の位置の近傍の所定領域である逆光領域を検出する逆光検出工程と、
    前記検出された逆光領域について明るさを補正する逆光補正工程と、を含み、
    前記太陽検出工程は、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する工程と、算出した太陽の傾き角度が90度以下であるか否かを判定し、90度以下である場合に、検出された太陽の位置が真の太陽の位置であると判定する工程と、を更に有する、ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 全天球を撮像するための複数の魚眼レンズと、
    前記複数の魚眼レンズで撮像されたそれぞれの光学魚眼像を電気信号に変換して魚眼画像データとして出力する複数の撮像素子と、
    前記複数の撮像素子から出力される複数の魚眼画像データを座標変換し合成して全天球画像データを作成する画像処理ユニットと、
    請求項1乃至2のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 全天球を撮像するための複数の魚眼レンズと、
    前記複数の魚眼レンズで撮像されたそれぞれの光学魚眼像を電気信号に変換して魚眼画像データとして出力する複数の撮像素子と、
    当該撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、
    前記複数の撮像素子から出力される複数の魚眼画像データを座標変換し合成して全天球画像データを作成する画像処理ユニットと、
    請求項1に記載の画像処理装置と、
    を有する撮像装置であって、
    前記太陽検出手段は、当該撮像装置に対する太陽の傾き角度を算出し、前記傾き検出手段で検出された当該撮像装置の傾きデータをもとに、天地方向に対する当該撮像装置の傾き角度を算出し、これら算出した傾き角度から、天に向かう方向に対する太陽の傾き角度を算出する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 被写体を撮像するためのレンズと、
    前記レンズで撮像された光学像を電気信号に変換して画像データとして出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される画像データに対して所定の処理を施す画像処理ユニットと、
    請求項3に記載の画像処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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