JP2004153203A - 集光式太陽光発電装置 - Google Patents

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雅男 平松
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憲徳 宮崎
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Abstract

【課題】太陽位置の計算を不要とするとともに無駄な太陽追尾動作を確実に防止する。
【解決手段】全天の像を生成する魚眼レンズ691と、生成された像を電気信号に変換するCCDカメラ692よりなる太陽捕捉センサ69を設ける。CPU66は上記電気信号を二値化処理して二値化画像を得、二値化画像に対してテンプレート・マッチング画像処理を行って太陽位置を検出する。そして、集光式太陽電池パネルを、検出された太陽位置の方向へ向ける。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は集光式太陽光発電装置に関し、特に、太陽位置の計算を不要とした簡易な構成の集光式太陽光発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の集光式太陽光発電装置では当該装置の設置位置(経度、緯度)と年月日時から太陽位置を計算し、計算された太陽位置へ太陽電池パネルを向けるべく、ロータリエンコーダ等のフィードバック信号に基づいて太陽電池パネルの姿勢制御用モータを駆動している。この場合、雨天時や曇天時のように太陽光発電が期待できないときには無駄な追尾動作をしないように日照センサを設けることが多い(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−290537
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、時々刻々と移動する太陽位置の計算は煩雑であるとともに、日照センサが曇天時には判定を誤り易いという問題があった。
【0005】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、太陽位置の計算を不要とするとともに無駄な太陽追尾動作を確実に防止できる集光式太陽光発電装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明では、全天の像を生成する魚眼レンズ(691)と、生成された像を電気信号に変換する光電変換素子(692)と、上記電気信号を二値化処理して二値化画像を得る二値化手段(66)と、二値化画像に対してテンプレート・マッチング画像処理を行って太陽位置を検出する太陽位置検出手段(66)と、集光式太陽電池パネル(2A〜2D)を、検出された太陽位置の方向へ向ける太陽追尾手段(33,34,43,5,53,55,66)とを具備している。
【0007】
本第1発明においては、魚眼レンズの全天像を光電変換素子で電気信号に変換し、電気信号を二値化処理した二値化画像をテンプレート・マッチング画像処理して太陽位置を検出しているから、煩雑な太陽位置の計算が不要である。また、上記テンプレート・マッチング画像処理で太陽位置が検出されない時には曇天等と判定しているから、確実に曇天等を判定することができ、無駄な太陽追尾動作を防止することができる。
【0008】
本第2発明では、前記太陽追尾手段は、集光式太陽電池パネル(2A〜2D)を地球自転軸とほぼ平行な回転軸のまわりに方位角方向へ回動させる駆動手段(33,5,53)と、集光式太陽電池パネル(2A〜2D)と同方向を向きこれと一体に回動させられる検出面(43a)を備え、当該検出面(43a)上への太陽スポット光(S)の入射位置より方位角方向での太陽の相対位置を検出する位置検出手段(43)と、太陽スポット光(S)が検出面(43a)上の所定位置(X)を越えた時から一定時間経過後に、駆動手段(33,5,53)を所定時間作動させて太陽スポット光(S)が所定位置(X)を反対側へ越えるように検出面(43a)を回動させ、その後、太陽スポット光(S)が所定位置(X)へ戻るまでの戻り時間を計測し、上記一定時間経過後に、上記戻り時間によって補正した所定時間だけ駆動手段(33,5,53)を作動させる駆動制御手段(66)とを備えている。
【0009】
本第2発明においては、駆動手段の駆動負荷が変動しても、刻々と方位を変える太陽に対して、太陽スポット光が検出面上の所定位置に対し常に左右等距離範囲内にあるように太陽電池パネルの方位角が間欠的に変更されて太陽が追尾される。このような駆動制御はモータのオンオフ間欠制御により行うことができるから、信頼性の高い追尾制御を安価に実現することができる。
【0010】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1には集光式太陽光発電装置の装置本体の側面図を示す。図1において、装置本体は4個の集光式太陽電池パネル2A〜2Dを備えており、これら太陽電池パネル2A〜2Dは地表に据えた基板P上に立設した架台1に支持されている。各太陽電池パネル2A〜2Dは四角形の箱体で、架台1によって同一平面上に全体が略四角形をなすように支持されている。各太陽電池パネル2A〜2Dは複数の太陽電池モジュール21により構成されており、各太陽電池モジュール21は表面に四角形の集光用フレネルレンズ211を位置させるとともに、内部のレンズ焦点位置に太陽電池セル(図示略)を位置させている。
【0012】
上記架台1の上端には図2に示すように軸受け機構3が設置されている。軸受け機構3は、傾斜して設けられた略U字形の軸受け片31を有し、当該軸受け片31の内空間には軸受けブロック32が位置している。軸受けブロック32の両側面に突設された軸体33(一方のみ示す)が軸受け片31の両側壁311に回転自在に支持されるとともに、軸受けブロック32にはこれを上記軸体33と直交する方向へ貫通して軸体34が回転自在に支持されている。軸体34の両端にはそれぞれ支持枠4A,4B(図2に一方のみ示す)が装着されている。支持枠4Aは三角形の枠体で、その長辺の中央に設けた筒状鞘体41が軸体34に嵌着されている。支持枠4A,4Bは仕切枠42によってさらに三角形領域に二区分されてそれぞれに太陽電池パネル2A,2Bと2C,2Dが搭載されている。これにより、軸受け機構3は四角形に配置された太陽電池パネル2A〜2D(図1)のほぼ中心に位置している。また、支持枠4Aには太陽追尾センサ43が設けてあり、ピンホール431を設けたその前面は各太陽電池パネル2A〜2Dのパネル面と同一方向を向いている。
【0013】
軸体33はその傾斜が架台1を設置した場所の緯度に応じて調整されて、後述のように軸体33に支持されて回動する太陽電池パネル2A〜2Dの方位角方向の回転軸が地球自転軸とほぼ平行になるようにしてある。軸体33には、両端にフレキシブルジョイント部51,52(図1)を備えた駆動シャフト5が上記ジョイント部51を介して連結されており、駆動シャフト5の他端はフレキシブルジョイント部52を介して駆動モータ53の出力軸531に連結されている。、駆動モータ53は基板Pに設けた架台54上に支持されている。なお、地球自転軸に対して平行にするための軸体33の傾斜調整は、駆動シャフト5を外した状態で、軸体33の端部に取り付けたジンバルミラー等を使って、光学的に高精度に行うことができる。
【0014】
図3には軸受け機構3の詳細を示す。軸受けブロック32上には駆動モ−タ55が設けられており、駆動モータ55の出力軸はこれに設けたウォームギヤ56によって円形ギヤ57に連結されている。駆動モータ55の駆動力は上記円形ギヤ57と同軸の円形ギヤ58を介して軸体34の外周に固定された大径の円形ギヤ59に伝達されるようになっている。
【0015】
このような構造により、駆動モータ55を作動させて太陽電池パネル2A〜2Dを軸体34回りに回動させることにより、パネル面の法線の天頂角(これを以下、単に太陽電池パネルの天頂角という)を独立に変更することができるとともに、駆動モータ53を作動させて太陽電池パネル2A〜2Dを軸体33回りに回動させることにより、パネル面の法線の方位角(これを以下、単に太陽電池パネルの方位角という)を独立に変更することができる。なお、基板P(図1)は軸体33の回転軸が地球自転軸と平行になるように設置される。また、各軸体33,34の回転角はこれらに付設された図略のロータリエンコーダによって検出される。
【0016】
太陽追尾センサ43内にはそのピンホール431と対向するように検出面が配置されており、この検出面43aは図4に示すように、南北線と東西線に沿ってA領域〜D領域へ四等分されて、各領域からはこれに入射する光量に応じた出力が発せられる。図5には駆動制御装置の構成を示す。太陽追尾センサ43の検出面43aの、A領域〜D領域の出力信号はそれぞれ増幅器61A〜61Dに入力して増幅され、増幅信号はそれぞれ第1および第2演算器62A,62Bに入力する。第1演算器62AではA,D領域の増幅信号の和とB,C領域の増幅信号の和の比が算出され、第2演算器62BではA,B領域の増幅信号の和とC,D領域の増幅信号の和の比が算出される。第1,第2演算器62A,62Bの出力はノイズ除去フィルタ63A,63Bを通過後、A/D変換器64A,64Bでデジタル信号に変換されてそれぞれCPU66の入力端子I1,I2に入力している。
【0017】
駆動モータ53,55はその正逆回転を行うためのリレー回路68A,68Bにそれぞれ接続されており、リレー回路68A,68BにはCPU66の出力端子O1,O2からモータ正逆転指令信号が出力される。なお、軸体33(図3)の回転角(方位角)を検出したロータリエンコーダ67Aの出力信号はCPU66の入力端子I3に入力している。また、軸体34の回転角(天頂角)を検出したロータリエンコーダ67Bの出力信号はCPU66の入力端子I4に入力している。太陽捕捉センサ69が設けられてCPU66の入力端子I5に接続されている。太陽捕捉センサ69は全天の像を生成する魚眼レンズ691とCCDカメラ692とで構成されており、CCDカメラ692の出力信号がCPU66へ入力している。
【0018】
魚眼レンズ691の外形を図6に示す。魚眼レンズ691は上半をドーム状とし、下半を上半と同心で大径の円柱状としたもので、本実施形態では全天150°の魚眼となっている。全天150°の魚眼で良い理由は日の出後15°と日の入前15°は集光発電を行わないからである。なお、ドーム状のレンズ上半は実際には透明のプラスチック保護層等で覆ってある。図7にはCCDカメラ692の受光部に写る像を示し、全天150°の範囲が図中の円形領域Rcとなっている。太陽が天頂にある場合にはその像F1は円形領域Rcの中心に位置している。また、太陽が天頂以外にある場合には、その像F2は太陽の方位方向で、高度が低いほど円形領域Rcの周縁部に位置している。そして、この場合の像F1,F2の大きさは、円形領域Rcの中心からの距離rが大きくなるほど、すなわち中心から離れるほど小さくなる。なお、CCDカメラ692の受光部上での東西南北は実際の方向とは逆になる。
【0019】
図8にはCPU66における処理手順を示す。図8において、ステップ101では太陽位置を検出する。これは、CCDカメラ692の出力信号を二値化処理して全天像の二値化画像を得、この二値化画像に対して、太陽画像の大きさのテンプレートを使用してテンプレート・マッチング画像処理を行うことにより太陽の位置を検出するものである。
【0020】
図9には上記太陽位置検出ステップ101の詳細を示す。ステップ201では上述のようにCCDカメラ692の出力信号を二値化処理するが、この場合の二値化の閾値は、CCDカメラ692への全体の入射光量が季節によって変化することを考慮して、季節に応じて変更される。ステップ202では、CCDカメラ692の受光部をその中心(すなわち円形領域Rcの中心)からの距離r毎の適当幅の輪帯領域に区画し、各輪帯領域毎にこの領域での太陽像の大きさに近い円形テンプレートを使用してテンプレート・マッチング画像処理を行う。これにより、太陽の有無を検出し、太陽が有った場合にはその位置を算出する(ステップ203)。
【0021】
上記ステップ203で太陽位置がいずれの輪帯領域でも検出できなかった場合には、雨天あるいは曇天により発電に必要な太陽光強度が得られないものと判定して以下の太陽追尾処理を行わない。図8のステップ102では、ステップ101で検出された太陽位置に基づいて、ロータリエンコーダ67Bからのフィードバック信号を参照しつつ駆動モータ55を作動させて太陽電池パネル2A〜2Dの天頂角をこの時の太陽の天頂角付近に合わせる。続くステップ103では、上記検出された太陽位置に基づいて、ロータリエンコーダ67Aからのフィードバック信号を参照しつつ駆動モータ53を作動させて太陽電池パネル2A〜2Dの方位角をこの時の太陽の方位角付近に合わせる。これにより、太陽追尾センサ43の検出面43a(図4)上のいずれかに、ピンホール431により形成される太陽スポット光が入射する。
【0022】
ステップ104では、入力端子I2に入力する信号を参照しつつ、入射する太陽スポット光S(図10参照)が上記検出面43aのA,B領域とC,D領域の境界に位置するように、すなわち太陽電池パネル2A〜2Dの天頂角がこの時の太陽の天頂角とほぼ一致するように駆動モータ55を作動させる。軸体33の回転軸が地球自転軸と平行になっている場合、太陽の天頂角は一日で殆ど変化しないので、以降、駆動モータ55を作動させる必要はない。
【0023】
これに対して太陽の方位角は、軸体33の傾斜角で見ると、一定の回転角速度で刻々と変化するため以下の処理を行う。すなわち、ステップ105では方位角追尾初期処理を行う。これは、駆動モータ53を作動させて、太陽スポット光Sが検出面43aのB,C領域側(東側)へ入射するようになるまで太陽電池パネル2A〜2D(太陽追尾センサ43)を方位角方向へ回動させるものである。続くステップ106の方位角追尾処理では、太陽が刻々と方位を変えて太陽スポット光Sが太陽追尾センサ43の検出面43aの原点X(図10(1))、すなわち太陽電池パネル2A〜2Dの方位角と太陽の方位角が一致した点に至った後、これをA,D領域側へ越えてから計時を開始する。そして、例えば1分経過した後(図10(1)の状態)に駆動モータ53を1秒間作動させて、太陽スポット光Sが検出面43aのA,D領域側から原点Xを越えて再びB,C領域側へ戻るように(図10(2))太陽電池パネル2A〜2Dを回動させる。その後、太陽の移動によって再び太陽スポット光Sが原点Xに至る(図10(3))までの時間を計時する。これが例えば45秒だったとする。さらに計時を続けて、太陽スポット光Sが原点XからA,D領域へ入って1分経過した後(図10(4)の状態)に、駆動モータ53を今度は1.14秒間作動させて、太陽スポット光Sが原点Xを越えて再びB,C領域側へ戻るように太陽電池パネル2A〜2Dを回動させる。なお、上記1.14秒は下式(1)で算出される。
【0024】
1(秒)×2(分)/(1(分)+45/60(分))=1.14(秒)…(1)
【0025】
これにより、駆動モータ53の負荷が変動しても、刻々と方位を変える太陽を追って、太陽スポット光Sが常に原点Xの左右等距離範囲(太陽の移動につれて太陽スポット光が1分間で移動する距離範囲)内にあるように太陽電池パネル2A〜2Dの方位角が間欠的に変更されて太陽を追尾する。
【0026】
このように本実施形態では、魚眼レンズ691とCCDカメラ692で構成される太陽捕捉センサ69の出力信号より、テンプレート・マッチング画像処理で太陽位置を検出しているから、煩雑な太陽位置の計算が不要である。また、上記テンプレート・マッチング画像処理で太陽位置が検出されなかった場合には太陽光発電が期待できない曇天等と判定しているから、確実に曇天等を判定することができ、無駄な太陽追尾動作を防止することができる。なお、太陽捕捉センサ69は一群の集光式太陽光発電装置に対して1台設けるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明の集光式太陽光発電装置によれば、太陽位置の計算が不要であるからCPUの演算負担が軽減されるとともに、曇天等における無駄な太陽追尾動作を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、集光式太陽光発電装置の装置本体の側面図である。
【図2】集光式太陽光発電装置の装置要部の分解斜視図である。
【図3】集光式太陽光発電装置の軸受け機構の斜視図である。
【図4】太陽追尾センサの検出面の正面図である。
【図5】集光式太陽光発電装置の駆動制御装置のブロック構成図である。
【図6】魚眼レンズの斜視図である。
【図7】CCDカメラの受光部の正面図である。
【図8】CPUにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図9】CPUにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図10】太陽追尾センサの検出面の正面図である。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D…集光式太陽電池パネル、3…軸受け機構、33,34…軸体、43…太陽追尾センサ、43a…検出面、5…駆動シャフト、53,55…駆動モータ、66…CPU、69…太陽捕捉センサ、691…魚眼レンズ、692…光電変換素子、S…太陽スポット光、X…原点。

Claims (2)

  1. 全天の像を生成する魚眼レンズと、生成された前記像を電気信号に変換する光電変換素子と、前記電気信号を二値化処理して二値化画像を得る二値化手段と、前記二値化画像に対してテンプレート・マッチング画像処理を行って太陽位置を検出する太陽位置検出手段と、集光式太陽電池パネルを、検出された太陽位置の方向へ向ける太陽追尾手段とを具備する集光式太陽光発電装置。
  2. 前記太陽追尾手段は、集光式太陽電池パネルを地球自転軸とほぼ平行な回転軸のまわりに方位角方向へ回動させる駆動手段と、前記集光式太陽電池パネルと同方向を向きこれと一体に回動させられる検出面を備え、当該検出面上への太陽スポット光の入射位置より方位角方向での太陽の相対位置を検出する位置検出手段と、前記太陽スポット光が前記検出面上の所定位置を越えた時から一定時間経過後に、前記駆動手段を所定時間作動させて前記太陽スポット光が前記所定位置を反対側へ越えるように前記検出面を回動させ、その後、前記太陽スポット光が前記所定位置へ戻るまでの戻り時間を計測し、前記一定時間経過後に、前記戻り時間によって補正した所定時間だけ前記駆動手段を作動させる駆動制御手段とを備えている請求項1に記載の集光式太陽光発電装置。
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