JP2000196125A - 太陽位置センサ - Google Patents

太陽位置センサ

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JP2000196125A
JP2000196125A JP10369833A JP36983398A JP2000196125A JP 2000196125 A JP2000196125 A JP 2000196125A JP 10369833 A JP10369833 A JP 10369833A JP 36983398 A JP36983398 A JP 36983398A JP 2000196125 A JP2000196125 A JP 2000196125A
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sun
position sensor
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image
angle
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JP10369833A
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Makoto Makino
誠 牧野
Masatoshi Shibata
匡利 柴田
Hiroyuki Aiba
裕之 相場
Mitsuhiro Sanuki
光洋 佐貫
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S50/00Arrangements for controlling solar heat collectors
    • F24S50/20Arrangements for controlling solar heat collectors for tracking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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    • Y02E10/47Mountings or tracking

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で太陽の位置を検出でき、しかも太陽追
尾式発電システムに適用された場合にその消費電力を低
減できる太陽位置センサを提供する。 【解決手段】非球面レンズ2と、該非球面レンズによっ
て感光面に形成された太陽の像を電気信号に変換する撮
像デバイス1と、該撮像デバイスからの電気信号に対応
する画像データに基づいて太陽の位置を検出するCPU
6、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽を追尾しなが
ら太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽追
尾式発電システムで使用される太陽位置センサに関し、
特に太陽位置センサの向きに対する太陽の方向のズレを
検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽光発電システムとして、平板
式発電システムと太陽追尾式発電システムとが知られて
いる。平板式発電システムは、例えば家屋の屋根に平面
的に配列された太陽電池パネルから電力を取り出すよう
に構成されている。この平板式発電システムでは、光電
変換を行うためのソーラーセルは固定的に配置されてい
るので、太陽の方位及び仰角によっては太陽光の多くが
ロスされ、実質の有効発電時間が短いという欠点があ
る。
【0003】一方、太陽追尾式発電システムは、例えば
図7に示すように、支柱10に回動自在に支持されたフ
レーム11に複数の発電モジュール12から成る発電ユ
ニット13が取り付けられて構成されている。各発電モ
ジュール12は、図示しない複数のソーラーセルを備え
ており、各ソーラーセルで発生された直流電力は積算さ
れてこの発電モジュール12の外部に出力される。な
お、集光式を採用する太陽追尾式発電システムでは、上
記発電モジュール12の表面に各ソーラーセルに対応さ
せてレンズが設けられており、このレンズで集められた
光がソーラーセルに照射される。
【0004】この太陽追尾式発電システムでは、例えば
各発電モジュール12が電気的に直列に接続されてい
る。従って、各発電モジュール12からの直流電力は積
算され、発電ユニット13の発生電力として導線14を
介してインバータ15に供給される。インバータ15
は、入力された直流電力を交流電力に変換する。このイ
ンバータ15から出力される交流電力が消費に供され
る。
【0005】支柱10の下端部には、フレーム11全体
を方位角方向に回動させるためのアジマスアクチュエー
タ17が設けられている。このアジマスアクチュエータ
17はモータ18によって駆動される。また、支柱10
の上端部には、フレーム11全体を仰角方向に回動させ
るためのリニアアクチュエータ19が設けられている。
このリニアアクチュエータ19はモータ20によって駆
動される。
【0006】また、フレーム11の所定部位(図7中の
上方)には、太陽の位置を検出するための太陽位置セン
サ21が設けられている。この太陽位置センサ21から
得られる太陽の位置を表す信号は、制御装置16に供給
される。
【0007】制御装置16は、太陽位置センサ21から
の信号に基づいてアジマスアクチュエータ17及びリニ
アアクチュエータ19を作動させるための追尾制御信号
を生成する。この追尾制御信号は、モータドライバ22
を介してモータ18及びモータ20に供給される。モー
タ18及び20は、この追尾制御信号に応じて回転する
ことによりフレーム11に取り付けられた発電ユニット
13を動かす。これにより、発電ユニット13の受光面
が常に太陽に垂直に対向するように、つまり太陽を追尾
するように制御される。従って、この太陽追尾式発電シ
ステムでは、太陽光が存在する限りは発電が行われるの
で、実質の有効発電時間が長くなるという利点がある。
【0008】このような太陽追尾式発電システムで使用
される太陽位置センサの一例が、例えば米国特許USP
5317145に開示されている。この太陽位置センサ
は、図8(A)の平面図及び図8(B)の側面図に示す
ように、遮蔽柱50、光検出素子(CdS)52a及び
52b、並びに比較回路53から構成されている。遮蔽
柱50は、先端部が四角錐になるように面取りされた四
角柱で構成されている。この遮蔽柱50の1つの側面に
は凹部51aが形成されており、この凹部51aには光
検出素子52aが取り付けられている。また、遮蔽柱5
0の上記側面に対向する側面には凹部51bが形成され
ており、この凹部51bには光検出素子52bが取り付
けられている。
【0009】光検出素子52a及び52bは、それぞれ
入射された光を電気信号に変換して比較回路53に供給
する。比較回路53は、光検出素子52aからの信号と
光検出素子52bからの信号とを比較し、比較結果を表
す信号を制御装置16に供給する。制御装置16は、こ
の比較結果を表す信号によって太陽の方向を認識し、上
述したように、発電ユニット13に太陽を追尾させる。
【0010】この太陽位置センサでは、図9(A)に示
すように、遮蔽柱50が太陽に向いている時は、太陽光
は遮蔽柱50の側面に平行に進む。従って、光検出素子
52a及び52bにそれぞれダイレクトに太陽光が入射
される。この場合、各光検出素子52a及び52bに入
射される光の強さは等しいので、比較回路53は光検出
素子52aからの信号と光検出素子52bからの信号と
が等しいことを表す信号を出力する。これにより、制御
装置16は、遮蔽柱50が太陽を向いていることを認識
できる。
【0011】一方、図9(B)に示すように、遮蔽柱5
0の方向が太陽の方向から角度φだけズレているとき
は、光検出素子52bには光が照射されるが、光検出素
子52aは遮蔽柱50の影になる。従って、比較回路5
3は、光検出素子52bからの信号が光検出素子52a
からの信号より大きいことを表す信号を出力する。これ
により、制御装置16は、遮蔽柱50の方向が太陽の方
向からズレていることを認識できる。この場合、制御装
置16は、角度φがゼロになる方向にモータ18及び2
0を回転させるための追尾制御信号を生成する。
【0012】このようにして、制御装置16は、比較回
路53からの信号に基づいて、遮蔽柱50が常に太陽の
方向を向くように、換言すれば発電ユニット13が常に
太陽に垂直に対向するように制御し、以て発電ユニット
13に太陽を追尾させる。なお、上記の例では、説明を
簡単にするために遮蔽柱50の対向する2つの側面に各
光検出素子52a及び52bを設ける構成としたが、実
際には遮蔽柱50の他の2つの側面にも上記と同様の光
検出素子が設けられ、太陽の仰角方向及び方位角方向の
ズレを検出できるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
る太陽位置センサは、太陽位置センサの向きに対する太
陽の方向のズレの有無及びズレの方向は検出できるが、
ズレの大きさは検出できない。従って、太陽位置センサ
を正しく太陽に向けるためには、アクチュエータを何回
も駆動して発電ユニットを小刻みに動かすといった試行
錯誤を行わなければならない。そのため、太陽位置セン
サを太陽に向けるために相当の時間が必要になるので、
その間に太陽が例えば雲等に隠れると太陽の位置を検出
できないという問題がある。また、太陽位置センサを太
陽に向けるためにアクチュエータを何回も駆動する必要
があるので、この太陽位置センサを利用した太陽追尾式
発電システムでは多くの電力を消費してしまうという問
題がある。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、短時間で太陽の位
置を検出でき、しかも太陽追尾式発電システムに適用さ
れた場合にその消費電力を低減できる太陽位置センサを
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る太陽位置セ
ンサは、上記目的を達成するために、レンズと、該レン
ズによって感光面に形成された太陽の像を電気信号に変
換する撮像デバイスと、該撮像デバイスからの電気信号
に対応する画像データに基づいて太陽の位置を検出する
太陽位置検出手段、とを備えている。
【0016】本発明に係る太陽位置センサにおいては、
太陽位置センサが正しく太陽を向いている場合、つまり
太陽位置センサの方向と太陽の方向とがなす角度がゼロ
の場合は撮像デバイスの感光面の中心、つまり原点に太
陽の像が形成される。しかし、この太陽位置センサの向
きに対して太陽の方向がズレている場合、つまり太陽位
置センサの方向と太陽の方向とがなす角度がゼロ以外の
場合は、太陽の像は、原点から離れた位置に形成され
る。この太陽位置センサは、このような特性を利用し
て、撮像デバイスから得られた画像データ中における太
陽の像の位置に基づいて太陽の位置を検出する。
【0017】この太陽位置センサにおいては、前記太陽
位置検出手段は、前記撮像デバイスの感光面の中心を原
点とした場合に、前記画像データ上における前記原点か
ら見た前記太陽の像の方向に基づいて当該太陽位置セン
サから見た太陽の方位を算出し、且つ前記原点から前記
太陽の像までの距離に基づいて当該太陽位置センサの方
向と太陽の方向とがなす角度を算出することにより、こ
れら方位及び角度によって規定される太陽の位置を検出
するように構成できる。
【0018】この構成によれば、太陽位置センサの向き
に対する太陽の方向のズレの方向(太陽位置センサから
見た太陽の方位)のみならず、太陽位置センサの向きに
対する太陽の方向のズレの大きさ(太陽位置センサの方
向と太陽の方向とがなす角度)をも検出できる。従っ
て、この太陽位置センサが適用された太陽追尾式発電シ
ステムでは、検出された方位の方向に、検出された角度
だけ発電ユニットを動かすことにより、1回の動作で太
陽位置センサを太陽に向けることができる。その結果、
従来のように小刻みに何回もアクチュエータを駆動する
必要がないので、短時間で太陽位置センサを正しく太陽
に向けることができ、また、電力の消費を抑えることが
できる。
【0019】また、前記レンズは、前記撮像デバイスの
感光面の中心から太陽の像が形成される位置までの距離
の増加率が、該レンズに対する入射角が大きくなるに連
れて小さくなる非球面レンズで構成できる。この非球面
レンズによれば、太陽位置センサの方向が太陽の方向か
ら遠ざかるに連れて分解能が低くなるが、太陽の像が視
野から消える、つまり撮像デバイスの感光面から外れる
ような限界の入射角を大きくできるので、視野角を広く
できる。逆に、太陽位置センサの方向が太陽の方向に近
づくに連れて分解能が高くなるので、太陽の方向の検出
精度を高めることができる。
【0020】また、太陽光を減光するための減光フィル
タを更に有し、該減光フィルタでフィルタリングされた
光が前記レンズに入射されるように構成できる。この構
成によれば、太陽の像が形成された撮像デバイスの感光
面の位置が高温になるのを抑止できる。
【0021】この場合、前記減光フィルタは赤外線透過
フィルタで構成し、前記撮像デバイスは赤外線により形
成された太陽の像を電気信号に変換する撮像デバイスで
構成できる。この構成によれば、赤外線だけが撮像デバ
イスに到達するので、大幅な減光が可能になる。また、
雲を通り抜けてくる赤外線による太陽の像が撮像デバイ
スに結像されるので、曇天でも太陽の位置を検出でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施の形態
に係る太陽位置センサは、図1に示すように、撮像デバ
イス1、非球面レンズ2、マトリックススキャン回路5
及び中央処理装置(以下、「CPU」という)6から構
成されている。
【0023】撮像デバイス1としては、CCD形デバイ
ス、MOS形デバイスといった固体撮像デバイス又は撮
像管を用いることができる。この実施の形態では、48
0×320程度の画素で形成された感光面を有するCC
D形デバイスが使用されるものとする。太陽位置センサ
は、撮像デバイス1の感光面のX軸が方位角方向に対応
し、Y軸が仰角方向に対応するようにフレーム11に付
けられる。X軸とY軸とは感光面の中心で直交し、この
交点を原点と呼ぶ。
【0024】非球面レンズ2は、太陽の像を撮像デバイ
ス1の感光面上に結像させる。この非球面レンズ2によ
って撮像デバイス1の感光面上に形成される太陽の像
は、40画素程度の直径を有する。なお、この非球面レ
ンズ2と撮像デバイス1との距離を調整することによ
り、感光面上における太陽の像の直径を調整できる。太
陽の像による発熱を抑制するためには、上記直径は或る
程度の大きさを有することが好ましい。
【0025】太陽の像の位置は、太陽の像の中心(これ
を「太陽の像の重心」という)によって規定される。太
陽の像の位置は、図1に太線で示すように、撮像デバイ
ス1の中心(原点)から太陽の像の重心に向かうベクト
ルで表すことができる。この場合、ベクトルの向きは太
陽位置センサに対する太陽のズレの方向を表し、ベクト
ルの大きさはズレの大きさ、つまり太陽位置センサの方
向と太陽の方向とがなす角度θを表す。
【0026】この非球面レンズ2は、撮像デバイス1の
感光面の中心から太陽の像の重心までの距離の増加率
が、この非球面レンズ2に対する入射角が大きくなるに
連れて小さくなるような特性を有する。この非球面レン
ズ2の特性の例を部分的に図2に示す。図2において、
太陽位置センサの方向と太陽の方向とがなす角度θ(横
軸)は、非球面レンズ2に対する入射角に等しい。
【0027】図2に示すように、例えば、上記角度θが
0.25゜であれば太陽の像は撮像デバイス1の中心か
ら100画素分だけ離れた位置に形成されるが、上記角
度θが25゜になると太陽の像は撮像デバイス1の中心
から150画素分だけ離れた位置に形成される。即ち、
上記角度が100倍になっても撮像デバイス1の中心か
ら太陽の像の位置までの距離は1.5倍にしかならな
い。
【0028】このように、太陽位置センサの方向と太陽
の方向とがなす角度θが増加するに連れて撮像デバイス
1の中心から太陽の像の位置までの距離の増加率は小さ
くなる。これにより、上記角度θが大きくなるに連れて
分解能は低くなるが、太陽の像が視野から消える、つま
り撮像デバイスの感光面から外れるような限界の入射角
を大きくできるので、視野角を広くできる。逆に、上記
角度θが小さくなるに連れて分解能が上がるので、太陽
の方向の検出精度を高めることができる。
【0029】マトリックススキャン回路5は、撮像デバ
イス1のCCD素子アレイを駆動する駆動回路(図示し
ない)を含んでいる。そして、この駆動回路によって駆
動されたCCD素子アレイから各画素を表す信号が順次
読み出され、太陽の像を表す画像信号(画像データ)と
してCPU6に供給される。
【0030】CPU6はこの太陽位置センサの全体を制
御する。このCPU6が行う処理の詳細は後述する。こ
のCPU6は変換テーブル7を含んでいる。この変換テ
ーブル7には、例えば図3に示すように、撮像デバイス
の中心からの画素数と、太陽位置センサの方向と太陽の
方向とがなす角度θとの関係が画素数毎に記憶されてい
る。この変換テーブル7は、非球面レンズ2を採用した
ことに起因する非線形特性を線形特性に変換するために
使用される。
【0031】次に、上記のように構成される太陽位置セ
ンサの動作を、図4に示したフローチャートを参照しな
がら説明する。このフローチャートに示した処理は、C
PU6において行われる。
【0032】先ず、撮像デバイス1からマトリックスス
キャン回路5を経由して画像データが取り込まれる(ス
テップS10)。次いで、太陽の像の重心が算出される
(ステップS11)。次いで、太陽位置センサの向きに
対する太陽のズレの方向が算出される(ステップS1
2)。具体的には、撮像デバイス1の感光面における原
点から太陽の像の重心に向かうベクトルの向きが、例え
ばX軸に対する角度として求められる。
【0033】次いで、太陽位置センサの向きに対する太
陽の方向のズレの大きさが算出される(ステップS1
3)。具体的には、先ず撮像デバイス1の感光面におけ
る原点から太陽の像の重心までの距離が画素数で算出さ
れる。そして、変換テーブル7を参照することにより、
算出された画素数に対応する角度が求められる。この求
められた角度が、太陽位置センサの向きに対する太陽の
方向のズレの大きさ、つまり太陽の方向と太陽位置セン
サの方向との角度θとなる。次いで、このようにして得
られた太陽位置センサの向きに対する太陽のズレの方向
及び大きさを表すデータが出力される(ステップS1
4)。
【0034】このようにして検出された太陽位置センサ
の出力は制御装置16に供給される。制御装置16は、
太陽位置センサからのデータに基づいて、方位角方向の
ズレの方向及び大きさを修正するような追尾制御信号を
作成してアジマスアクチュエータ17のモータ18に供
給する。また、仰角方向のズレの方向及び大きさを修正
するような追尾制御信号を作成してリニアアクチュエー
タ19のモータ20に供給する。
【0035】これにより、太陽位置センサ、つまり発電
ユニット13が太陽に垂直に対向するように回動され
る。このように、アジマスアクチュエータ17及びリニ
アアクチュエータ19を各1回だけ作動させることによ
り、太陽位置センサ、つまり発電ユニットを正しく太陽
に向けることができるので、短時間で太陽の位置を検出
できる。
【0036】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。この他の実施の形態に係る太陽位置センサは、図5
に示すように、図1に示した太陽位置センサに減光フィ
ルタ4が追加されて構成されている。この減光フィルタ
4としては、例えば赤外線透過フィルタを用いることが
できる。
【0037】この場合、撮像デバイス1としては、赤外
線を感知できる固体赤外線センサが用られる。固体赤外
線センサとしては、ボロメータ、サーモパイル、焦電形
素子といった熱効果を利用したデバイス、InSb撮像
デバイス、HgCdTe撮像デバイス、ショットキーバ
リヤ形デバイスといった量子効果を利用したデバイスを
用いることができる。
【0038】この他の実施の形態における太陽位置セン
サの向きに対する太陽のズレの方向及び大きさを検出す
る動作は上述した実施の形態と同じである。この他の実
施の形態に係る太陽位置センサによれば、赤外線だけが
減光フィルタ4を通過して撮像デバイス1に到達するの
で、大幅な減光が可能になる。また、雲を通り抜けてく
る赤外線による太陽の像が撮像デバイス1の感光面に形
成されるので、曇天でも太陽の方向を検出できる。
【0039】なお、上述した実施の形態では、太陽の像
を形成するためのレンズとして非線形レンズを用いた
が、通常の集光レンズを用いることもできる。この場
合、視野角は狭くなるが、安価に太陽位置センサを構成
できるという利点がある。また、非線形レンズの表面
は、図2に示す特性が得られるように、連続的に変化す
る曲面で形成されている必要はなく、例えば図6に示す
特性が得られるような、不連続部分を有する曲面で形成
することもできる。
【0040】また、上述した実施の形態では、太陽の位
置を検出するためにCPU6を用いたが、このCPU6
が行うべき処理を制御装置16で代替させるように構成
できる。この場合、マトリックススキャン回路5からの
画像信号(画像データ)が直接制御装置16に供給され
る。この構成によれば、太陽位置センサのハードウェア
量を少なくできるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る太陽
位置センサによれば、撮像デバイスから太陽の像を画像
データとして取り込み、この画像データに基づいて太陽
の位置を検出するようにしたので短時間で太陽の位置を
検出できる。また、太陽の位置として太陽位置センサの
向きに対する太陽のズレの方向及び大きさ、換言すれば
太陽位置センサから見た太陽の方位及び太陽位置センサ
の方向と太陽の方向とがなす角度が得られるので、該角
度をゼロにするような追尾制御信号を生成してアクチュ
エータに供給することにより、1回の動作で太陽位置セ
ンサを太陽に向けることができる。その結果、アクチュ
エータを何回も駆動する必要がないので、太陽追尾式発
電システムに適用された場合にその消費電力を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサの構
成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサで使
用される非球面レンズの特性を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサで使
用される変換テーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサの動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る太陽位置センサ
の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサで使
用される他の非球面レンズの特性を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る太陽位置センサ及び
従来の太陽位置センサが適用される太陽追尾式発電シス
テムの構成を示す図である。
【図8】従来の太陽位置センサの一例を示す図である。
【図9】従来の太陽位置センサの動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 撮像デバイス 2 非球面レンズ 4 減光フィルタ 5 マトリックススキャン回路 6 CPU 7 変換テーブル 10 支柱 11 フレーム 12 発電モジュール 13 発電ユニット 14 導線 15 インバータ 16 制御装置 17 アジマスアクチュエータ 18、20 モータ 19 リニアアクチュエータ 21 太陽位置センサ 22 モータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相場 裕之 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 佐貫 光洋 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F051 JA10 KA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズと、 該レンズによって感光面に形成された太陽の像を電気信
    号に変換する撮像デバイスと、 該撮像デバイスからの電気信号に対応する画像データに
    基づいて太陽の位置を検出する太陽位置検出手段、とを
    備えた太陽位置センサ。
  2. 【請求項2】前記太陽位置検出手段は、前記撮像デバイ
    スの感光面の中心を原点とした場合に、前記画像データ
    上における前記原点から見た前記太陽の像の方向に基づ
    いて当該太陽位置センサから見た太陽の方位を算出し、
    且つ前記原点から前記太陽の像までの距離に基づいて当
    該太陽位置センサの方向と太陽の方向とがなす角度を算
    出することにより、これら方位及び角度によって規定さ
    れる太陽の位置を検出する請求項1に記載の太陽位置セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】前記レンズは、前記撮像デバイスの感光面
    の中心から太陽の像が形成される位置までの距離の増加
    率が、該レンズに対する入射角が大きくなるに連れて小
    さくなる非球面レンズで構成されている請求項1又は請
    求項2に記載の太陽位置センサ。
  4. 【請求項4】太陽光を減光するための減光フィルタを更
    に有し、 該減光フィルタでフィルタリングされた光が前記レンズ
    に入射される請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
    の太陽位置センサ。
  5. 【請求項5】前記減光フィルタは赤外線透過フィルタで
    あり、前記撮像デバイスは赤外線により形成された太陽
    の像を電気信号に変換する撮像デバイスである請求項4
    に記載の太陽位置センサ。
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