JP5933945B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関するものであり、詳しくは、ハウジングの前面開口の開口端部に前面レンズの一端開口の開口端部を気密に封着して灯室が形成され、灯室内に光源と該光源が装着されたリフレクタとを備えた光学ユニットが収容されてなる車両用灯具に関する。
この種の車両用灯具に用いられる光学ユニット90としては、図16に示す構成のものが特開2010−170811号公報に従来例として紹介されている。それは、リフレクタ80の裏面に円板状のホルダ81が固定され、該ホルダ81の外周部端面に、光源のバルブが装着された口金部82に立設された端子83と同数の端子溝84が形成されたカプラ85が取り付けられている。
そして、バルブをホルダ81の中心部に形成された係合孔に挿通して所定の角度だけ回動することにより、バヨネット構造によってホルダ81に固定すると共に、各端子83をカプラ85の夫々の端子溝84に係合して電気的な接合を図ったものである(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−2301号公報
ところで、上記構成の光学ユニットを灯室内に収容するためには、予めハウジングに光学ユニットをリフレクタを介して支持固定し、その後、ハウジングの開口端部に前面レンズの開口端部を気密に封着することにより光学ユニットを収容した灯室を形成するものである。
光学ユニットをハウジングに支持固定するについては、リフレクタを該リフレクタの凹状の反射面を手前に向けた状態でハウジングの開口から奥側に向かって所定の位置まで差し入れてハウジングに固定して支持するものである。
この時、リクレクタの反射面と反対側(後側)には、複数の電線からなるワイヤハーネスが接続されたカプラが位置しているが、リフレクタがハウジングに支持固定された状態においてはリフレクタの後側には手が届かないためワイヤハーネスの配線処理が難しい。
そこで、光学ユニットをハウジング内に差し入れる前に予めワイヤハーネスの配線処理を施しておく必要がある。その方法の一つは、カプラから延びたワイヤハーネスをハウジング内に設けられたワイヤハーネス固定用クランプに固定し、その先をハウジングに設けられたワイヤハーネス挿通孔に挿通して灯具外に導出させ、その後、光学ユニットをハウジング内に差し入れて支持固定する方法と、もう一つの方法は、カプラから延びたワイヤハーネスをハウジングに設けられたワイヤハーネス挿通孔に挿通して灯具外に導出させ、灯具外に導出させたワイヤハーネスを引っ張りながら光学ユニットをハウジング内に差し入れて支持固定する方法とがある。
ところで前者の方法は、カプラからワイヤハーネスが固定されるワイヤハーネス固定用クランプまでのワイヤハーネスの長さが長くなり、光学ユニットを灯室内に収納した状態においてはその部分が拘持されないフリーの状態になる。その結果、車両走行時の振動や衝撃がワイヤハーネスのフリー部分に加わってカプラの根元部分に断続的な力が加わり、破損や切断を生じる恐れがある。
また、余分な長さのワイヤハーネスが必要となるため、材料費が高騰して製造コストを上昇させることになる。
一方、後者の方法は、光学ユニットを灯室内に収納した状態においては、ワイヤハーネスは灯室内で拘持されていないため、上記同様に車両走行時の振動や衝撃によってカプラの根元部分で破損や切断を生じる恐れがある。
いずれにしても上記方法は、車両用灯具の組み付け時の作業性に問題があり、車両用灯具自体の信頼性いついても確実に確保することが難しいといった問題点を有している。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、組み付け時の作業性に優れ且つ信頼性の高い車両用灯具を廉価の製造コストで実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、一方を開口とし対向する他方にバルブ交換孔を設けたハウジングと、一端を開口とする前面レンズとが互いの開口端部を封着して形成した灯室内に、
バルブと、カプラと、リフレクタと、前記バルブ及び前記カプラを固定するブラケットを収容してなる車両用灯具であって、前記リフレクタは前面側に反射面を有し、前記バルブは、該バルブに一体化されたコネクタを有し、前記ハウジングは、前記灯室外に導出されたワイヤハーネスを固定するクランプが形成され、前記カプラは、ブラケット抱持脚部と、前記ブラケット抱持脚部の先端部に設けられたブラケット係止フックを有し、前記ブラケットは、平板部と、前記平板部の中央に設けられたバルブ挿通孔と、前記バルブ挿通孔の下部に連通するかたちで下方へと延びるカプラ保持孔と、前記カプラ保持孔の下方に設けられたカプラ支持部を有し、前記リフレクタの後方には前記ブラケットが固定されており、前記リフレクタが、前記バルブ交換孔から前記前面レンズ側に所定の距離を置いた位置に前記反射面を前記前面レンズ側に向けた状態で取り付けられており、前記カプラを上方から下方に押し下げ、前記ブラケット係止フックが前記カプラ支持部に係合されることで、前記カプラが前記ブラケットの下部領域に支持固定されており、前記コネクタと前記カプラとが嵌合して電気的接続が行われていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記カプラ支持部は、前記ブラケット抱持脚部の幅に対応する間隔をもって後方に突出した一対の小突出部を有し、前記ブラケット係止フックは、前記一対の小突出部の間をスライドしながら上方から下方に押し下げられることで、前記一対の小突出部に挟まれた状態で前記ブラケットに支持固定されることを特徴とするものである。
本発明の車両用灯具は、ハウジングのバルブ交換孔から所定の距離を置いた位置にバルブ及びカプラ固定用ブラケットが取り付けられたリフレクタを配置し、リフレクタに装着されたバルブに給電するためのカプラを、バルブ及びカプラ固定用ブラケットのバルブ交換孔の投影領域の下部領域に固定し、バルブ交換孔の投影領域の中央領域カプラ取付作業の作業領域としてバルブ交換孔を通してバルブ及びカプラ固定用ブラケットにカプラを取り付けることができるようにした。
その結果、余分な長さのワイヤハーネスが不要となるため、材料費が抑制されて製造コストの上昇を抑えることができる。それと同時に、光学ユニットを灯室内に収納した状態においてワイヤハーネスが灯室内で拘持されるため、車両走行時の振動や衝撃によるカプラの根元部分での破損や切断が防止され、優れた信頼性を確保することができる。
また、バルブ交換孔の投影領域の中央領域をカプラ取り付けの作業領域として使用することができ、この作業領域内の上方から下方にカプラを押し下げることによりバルブ及びカプラ固定用ブラケットに容易に支持固定することができる。つまり、組み付け作業の作業性に優れた灯具ということができる。
更に、バルブ及びカプラ固定用ブラケットのバルブ交換孔の投影領域の下部領域の位置に、一対の小突出部をカプラの幅に対応する間隔をもって設けた。これにより、カプラをバルブ及びカプラ固定用ブラケットに組み付ける際には該カプラは一対の小突出部の間をスライドしながら上方から下方に押し下げられ、カプラがバルブ及びカプラ固定用ブラケットに組み付けられた際には該カプラが一対の小突起部に挟まれた状態で支持固定される。
その結果、一対の小突起部は、カプラをブラケットに組み付ける際の押し下げ方向に対するガイドの役割を担うものであり、組み付け作業の容易性及び確実性を向上させるものとなる。それと同時に、カプラがバルブ及びカプラ固定用ブラケットに組み付けられた際にはカプラに加わる外力を抑制する役割を担うものであり、外力に対してバルブ及びカプラ固定用ブラケットに対するカプラの固定を確実に保持して機械的信頼性を高めるものとなる。
本発明に係わる実施形態の車両用灯具に用いられる光学ユニットの構成を示す説明図である。 図1のA−A断面説明図である。 本実施形態の小突出部とは異なる形状の小突出部の例を示す説明図である。 実施形態を構成するカプラの説明図である。 実施形態を構成するハウジングの内部構造を示す説明図である。 実施形態におけるリフレクタに対するブラケットの取付説明図である。 実施形態におけるハウジングに対するリフレクタの取付説明図である。 実施形態におけるブラケットに対するカプラの取付説明図である。 同じく、実施形態におけるブラケットに対するカプラの取付説明図である。 同じく、実施形態におけるブラケットに対するカプラの取付説明図である。 実施形態におけるリフレクタに対するバルブの装着説明図である。 同じく、実施形態におけるリフレクタに対するバルブの装着説明図である。 実施形態におけるブラケットに対するカプラの装着説明図である。 実施形態に係わる車両用灯具の説明図である。 同じく、実施形態に係わる車両用灯具の説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図15を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
本発明の車両用灯具は、ハウジングの前面開口の開口端部に前面レンズの一端開口の開口端部を気密に封着して灯室が形成され、灯室内に光源と該光源が装着されたリフレクタとを備えた光学ユニットが収容されてなるものである。
図1は本発明に係わる実施形態の車両用灯具(以下、灯具と略称する)に用いられる光学ユニットの構成を示す説明図(斜め後方から見た立体分解図)である。
光学ユニット1は主に、リフレクタ2、バルブ及びカプラ固定用ブラケット(以下、ブラケットと略称する)10、バルブ20及びカプラ30を備えている。
そのうちリフレクタ2は、例えば樹脂材料からなり、その形状が前方に向けて曲線状に開いた湾曲状を呈すると共にバルブ装着孔3が設けられており、凹状の内面はアルミ蒸着膜等の反射処理が施されて略曲面反射面4となっている。裏側にはバルブ装着孔3を囲むように裏面から立ち上がって後方に延びるブラケット取付用リブ5が設けられ、ブラケット取付用リブ5の先端にはブラケット固定用ネジ穴6が設けられている
ブラケット10は、金属材料からなり、平板部11と該平板部11の外周縁部に沿って略垂直に立ち上がるフランジ部12を有し、平板部11の中央部にバルブ挿通孔13と、該バルブ挿通孔13の所定の位置(後述するバルブのフランジ部に形成された係止爪に対応する位置)から放射状に延びる係止切欠部14と、同様にバルブ挿通孔13の下部から下方に延びるカプラ(後述する)保持孔15が設けられ、カプラ保持孔15の下方にカプラ(後述する)支持部17が設けられると共に、ネジ挿通孔16も設けられている。
また、ブラケット10のカプラ支持部17には、図2(図1のA−A断面説明図)に示すように、フランジ部12の立ち上がる方向と同一方向に向かって突出した一対の小突出部18が、後述するカプラ30のブラケット抱持脚部35の幅に対応する間隔をもって設けられている。この小突出部18は本実施形態においてはプレス加工によって形成されるものであるが、形成方法はこれに限られるものではなく、例えば図3(小突出部の説明図)に示すように、打ち抜き及び折り曲げ加工によって立爪19を形成することも可能である。
バルブ20は、発光部となるガラスバルブ21と、該ガラスバルブ21が装着されたバルブソケット22を有しており、バルブソケット22には前記ブラケット10の係止切欠部14に嵌入される係止爪23が放射状に突出しており、且つ、ブラケット10の平板部11に当接するためのフランジ部24が設けられており、更に、外部からの電力を受電するコネクタ部25が一体化されている。
コネクタ部25は、ガラスバルブ21の中心軸(X)方向に所定の間隔で平行に並設された複数(本実施形態では3つ)の雄型ターミナル26が半径方向に突出している。この雄型ターミナル26の夫々はガラスバルブ21内に配置された発光電極(図示せず)の夫々に電気的に接続されている。
カプラ30は、前記コネクタ部25の雄型ターミナル26に対応する間隔及び数のターミナル挿入溝31が設けられており、ターミナル挿入溝31の夫々にはワイヤハーネス32の各電線33に圧着された雌型ターミナル34が配設されている。
また、ターミナル挿入溝31が配列された方向の一方の側面側には、該側面のターミナル挿入溝31の開口側から側方に延びて側面に沿って曲げられたブラケット抱持脚部35が形成されており、その先端部には側面側に突出するブラケット係止フック36が形成されている(図4(カプラの縦断面図)参照)。
そこで、このような構成部材からなる光学ユニット1を灯室内に組み付けるには、以下の組付手順が採られる。
まず、図5(ハウジングの内部構造を示す説明図)にあるように、予め、ハウジング40の下部に設けられたワイヤハーネス挿通孔41にカプラ30が接続されたワイヤハーネス32を通し、ワイヤハーネス32をカプラ30から所定の長さのところでハウジング40のバルブ交換穴42の近傍に設けられたワイヤハーネス固定用クランプ43に固定する。
また、同様に予め図6(リフレクタに対するブラケットの取付説明図)に示すように、リフレクタ2の裏面のブラケット取付用リブ5に、ブラケット10の平板部11を該ブラケット10のフランジ部12をリフレクタ2側に向けて当てがい、ネジ50をブラケット10のネジ挿通孔16に挿通してブラケット取付用リブ5のブラケット固定用ネジ穴6に螺嵌して、リフレクタ2のブラケット取付用リブ5にブラケット10を取り付ける。
そして図7(ハウジングに対するリフレクタの取付説明図)にあるように、上述のブラケット10が取り付けられたリフレクタ2をハウジング40内に、該リフレクタ2の凹状の略曲面反射面4をハウジング40の前面開口側に向けて取り付ける。このとき、リフレクタ2は、該リフレクタ2に取り付けられたブラケット10がハウジング40のバルブ交換孔42から所定の距離を置いた位置に位置するように配置されている。
このとき、ハウジング40のバルブ交換孔42とリクレクタ2との間の該バルブ交換孔42の投影領域内の位置、言い換えると、ハウジング40の後方からバルブ交換孔42を通して見える位置に、ワイヤハーネス32が接続されたカプラ30が遊動可能に位置しており、同様に、バルブ交換孔42の投影領域の下部領域にカプラ支持部17が位置している。
ここまでの組み付けは、ハウジング40に前面レンズが装着されていない状態で行われるものであるが、以降の組み付け作業はハウジング40に前面レンズを封着した後にバルブ交換孔42を通して行われる。
それは図8(ブラケットに対するカプラの取付説明図(断面図))にあるように、ハウジング40のバルブ交換孔42から灯室60内に手を差し入れてカプラ30を掴み、ブラケット10の下部に位置するカプラ保持孔15にカプラ30のブラケット抱持脚部35を挿入してカプラ保持孔15の下部に位置するカプラ支持部17に沿って下方に押し下げ、ブラケット抱持脚部35に形成されたブラケット係止フック36をカプラ支持部17の下端に係止する。
このとき、カプラ30は、図9((ブラケットに対するカプラの取付説明図(ブラケットをフランジ部の立ち上がり方向から見た図))に示すように、ブラケット抱持脚部35が一対の小突出部18に挟まれてその間をスライドしながら上方から下方に押し下げられる。 つまり、一対の小突出部18は、カプラ30をブラケット10に組み付ける際の押し下げ方向に対するガイドの役割を担うものである。
すると、ブラケット10のカプラ支持部17が、カプラ30の側面27とブラケット抱持脚部35とブラケット係止フック36とで抱持され、結果的に図10(ハウジングに対するリフレクタの取付説明図)にあるように、カプラ30がブラケット10の下部に支持されることになる。このとき、ハウジング40のバルブ交換孔42に対するカプラ30の位置は、バルブ交換孔42の投影領域の下部領域にカプラ30が位置することになる。なお、カプラ30の位置する方向は、ターミナル挿入溝31をガラスバルブ21の中心軸(X)を通る鉛直方向に垂直な方向とするものである。
なお、このような、ブラケット10に対するカプラ30の取り付け作業をハウジング40のバルブ交換孔42を通して容易に行うことができるのは、ブラケット10のカプラ30を取り付ける部分となるカプラ支持部17をバルブ交換孔42の投影領域の下部領域に位置させたためであり、そのため、バルブ交換孔42の中央部をカプラ取り付けの作業領域として使用できるためである。
最後に図11(リフレクタに対するバルブの装着説明図)に示すように、ハウジング40の後方から該ハウジング40のバルグ交換孔42を通して灯室60内にバルブ20を挿入し、バルブ20のガラスバルブ21がブラケット10のバルブ挿通孔13及びリフレクタ2のバルブ装着孔3を順次挿通するように押し進め、ブラケット10の係止切欠部14にバルブ20の係止爪23を係合させて更にバルブ20のフランジ部24がブラケット10に当接するまで押し進める。
そして、バルブ20のフランジ部24をブラケット10に押し付けながら所定の位置まで回動することにより、バルブ20の係止爪23とフランジ部24とでブラケット10を挟み込んだ状態でバルブ20がブラケット10に支持固定される。
それと同時に、ブラケット10に取り付けられたカプラ30のターミナル挿入溝31の夫々にバルブ20のコネクタ部25から突出した雄型ターミナル26の夫々が挿入されて、ターミナル挿入溝31の夫々に配設された雌型ターミナル34とコネクタ部25の雄型ターミナル26が電気的に接続される図12(リフレクタに対するバルブの装着説明図)参照)。
このとき、図13((ブラケットに対するカプラの装着説明図(ブラケットをフランジ部の立ち上がり方向から見た図))に示すように、カプラ30をブラケット10に組み付けた状態において、カプラ30に対して、ブラケット10に設けられた一対の小突出部18同士を結ぶ直線方向、又はブラケット10の平板部11に垂直な線を回転軸とする回転方向に加わる外力は、ブラケット抱持脚部35を挟む一対の小突出部18によって抑制され、カプラ30の不安定な動きや、或いは最悪の場合カプラ30がブラケット10から脱落するといった不具合の発生が防止される。
具体的には、ブラケット10に組み付けられたカプラ30に対して、カプラ30のターミナル挿入溝31の夫々に配設された雌型ターミナル34とコネクタ部25の雄型ターミナル26を接続するときの力、或いは車両走行時の振動や衝撃が加わっても、ブラケット10に対するカプラ30の固定を確実に保持して脱落を防止することができる。つまり、一対の小突出部18は、カプラ30に外力が加わった際のブラケット10に対する固定保持の役割を担うものである。
なお、一対の小突出部18は本実施形態においては、ブラケット10のフランジ部12の立ち上がる方向と同一方向に向かって突出して設けたが、突出方向はこれに限られるものではなく、カプラ30やブラケット10の構造等によっては本実施形態の反対側或いは両側に設けることも可能である。
このような組み付け手順により、図14(灯具の説明図(断面図))及び図15(灯具の説明図(斜視図)に示すように、ハウジング40と前面レンズ70とで形成された灯室60内に光学ユニット1が収容され、ワイヤハーネス32が接続されたカプラ30を介して外部からの電力を受電することによりガラスバルブ21からの照射光を得ることができる。
以上の説明からわかるように、本発明の車両用灯具は、ワイヤハーネス32を接続したカプラ30を前面レンズを装着する前のハウジング40内に、ワイヤハーネス32に遊びの部分を設けることなく必要最低限の長さで配線することが可能となった。
その結果、余分な長さのワイヤハーネスが不要となるため、材料費が抑制されて製造コストの上昇を抑えることができる。それと同時に、光学ユニットを灯室内に収納した状態においてワイヤハーネスが灯室内で拘持されるため、車両走行時の振動や衝撃によるカプラの根元部分での破損や切断が防止され、優れた信頼性を確保することができる。
更に、ブラケット10のカプラ30を取り付ける部分となるカプラ支持部17をバルブ交換孔42の投影領域の下部領域に位置させるものである。そのため、バルブ交換孔42の中央部をカプラ取り付けの作業領域として使用することができ、この作業領域内の上方から下方にカプラ30を押し下げることによりブラケット10に容易に支持固定することができる。つまり、組み付け作業の作業性に優れた灯具ということができる。
1… 光学ユニット
2… リフレクタ
3… バルブ装着孔
4… 略曲面反射面
5… ブラケット取付用リブ
6… ブラケット固定用ネジ穴
10… バルブ及びカプラ固定用ブラケット(ブラケット)
11… 平板部
12… フランジ部
13… バルブ挿通孔
14… 係止切欠部
15… カプラ保持孔
16… ネジ挿通孔
17… カプラ支持部
18… 小突出部
19… 立爪
20… バルブ
21… ガラスバルブ
22… バルブソケット
23… 係止爪
24… フランジ部
25… コネクタ部
26… 雄型ターミナル
27… 側面
30… カプラ
31… ターミナル挿入溝
32… ワイヤハーネス
33… 電線
34… 雌型ターミナル
35… ブラケット抱持脚部
36… ブラケット係止フック
40… ハウジング
41… ワイヤハーネス挿通孔
42… バルブ交換孔
43… ワイヤハーネス固定用クランプ
50… ネジ
60… 灯室
70… 前面レンズ

Claims (2)

  1. 一方を開口とし対向する他方にバルブ交換孔を設けたハウジングと、一端を開口とする前面レンズとが互いの開口端部を封着して形成した灯室内に、
    バルブと、カプラと、リフレクタと、前記バルブ及び前記カプラを固定するブラケットを収容してなる車両用灯具であって、
    前記リフレクタは、前面側に反射面を有し、
    前記バルブは、該バルブに一体化されたコネクタを有し、
    前記ハウジングは、前記灯室外に導出されたワイヤハーネスを固定するクランプが形成され、
    前記カプラは、ブラケット抱持脚部と、前記ブラケット抱持脚部の先端部に設けられたブラケット係止フックを有し、
    前記ブラケットは、平板部と、前記平板部の中央に設けられたバルブ挿通孔と、前記バルブ挿通孔の下部に連通するかたちで下方へと延びるカプラ保持孔と、前記カプラ保持孔の下方に設けられたカプラ支持部を有し、
    前記リフレクタの後方には前記ブラケットが固定されており、
    前記リフレクタが、前記バルブ交換孔から前記前面レンズ側に所定の距離を置いた位置に前記反射面を前記前面レンズ側に向けた状態で取り付けられており、
    前記カプラを上方から下方に押し下げ、前記ブラケット係止フックが前記カプラ支持部に係合されることで、前記カプラが前記ブラケットの下部領域に支持固定されており、
    前記コネクタと前記カプラとが嵌合して電気的接続が行われていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記カプラ支持部は、前記ブラケット抱持脚部の幅に対応する間隔をもって後方に突出した一対の小突出部を有し、
    前記ブラケット係止フックは、前記一対の小突出部の間をスライドしながら上方から下方に押し下げられることで、前記一対の小突出部に挟まれた状態で前記ブラケットに支持固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
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