JP5933788B2 - プラグコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、単心又は多心の電線用プラグコネクタであって、端面を有するプラグ本体と、前記端面から突出する少なくとも1つのコネクタピンとを含むプラグと、端面を有するカップリング本体を含むカップリングであって、前記プラグの前記少なくとも1つのコネクタピン内に差込接続して接続を確立するための少なくとも1つの収容開口が、前記カップリング本体の前記端面に配置される、カップリングと、コネクタピンが前記収容開口内に差込接続された状態で、前記プラグ本体を前記カップリング本体に保持するための作動可能な封鎖具と、前記プラグと前記カップリングとの間の接続を封止するための、弾力的に変形可能な材料から構成される少なくとも1つの封止要素とを含むプラグコネクタに関する。
このようなプラグコネクタは、例えば安全管理の目的で、アクチュエータとセンサとを接続するために使用される。プラグは、この点で、特にセンサハウジング又はアクチュエータハウジングに一体化されるパネルプラグとして構成することができる。封鎖具に起因して、関連する装置の動作中にプラグコネクタが意図せず切断することが回避される。工業プラントの環境では、プラグ接続を汚染及び水分浸透から保護することが特に重要である。
このことは、普通、Оリングの形態の封止要素が、カップリング側封鎖スリーブ内に配置され、このカップリング側封鎖スリーブ内に導入された、プラグ側封鎖スリーブによりスリーブ基部に押し付けられて、閉鎖した封鎖具ができることにより行われる。ところが、この実施形態における封止表面は相対的に狭窄であるため、実際問題として封止効果がしばしば不十分になる。更に、狭窄な封止表面に起因して特にプラグコネクタを頻繁に接続したり切断したりすると、Оリングが損傷することがある。
より信頼できるプラグコネクタの封止を、単純な手段を用いて可能にすることが本発明の目的である。
前記目的は、請求項1の特徴を有するプラグコネクタにより満たされる。
本発明によれば、前記封鎖具が前記プラグ本体を前記カップリング本体に保持する時、前記少なくとも1つの封止要素が、前記プラグ本体の前記端面と前記カップリング本体の前記端面との間で変形しつつ緊締される。従って前記封止は、前記プラグ本体と前記カップリング本体との間で直接行われる。このことは、Оリングによる外方の封止よりも前記封止表面が拡大されるという点で有利である。更に、前記‐全体として平面的な‐端面の領域において効果的な緊締力が一様に分配されるため、前記封止要素の損傷は回避される。前記プラグ本体の前記端面も前記カップリング本体の端面も、部品が公差を受けた状態で互いに当接することから、シールの部品公差の生じやすさを低減することもできる。従って、前記封止要素をこれらの端面間に配置することにより、名を挙げた前記種類のプラグコネクタの前記封止を実質改良することができる。更なる利点として、静電放電(ESD)に対する安定性が増加する。
通例、このようなプラグコネクタは、前記プラグ内に複数の(例えば3つ以上の)コネクタピンを有し、前記カップリング内に対応する数の収容開口を有する。そうすれば、有利なことに前記封止要素を特に良好に調節することができる。一方、本発明は、一般に1つのコネクタピン及び1つの収容開口しか持たない設計において使用することもできる。
本発明の実施形態は、前記封止要素が、前記少なくとも1つのコネクタピンの長手方向軸に対して半径方向で、前記プラグ本体の前記端面の縁を越えて及び/又は前記カップリング本体の前記端面の縁を越えて突出しないことを実現する。従って、本構成における前記封止要素は完全に前記2つの端面間に配置される。このことにより前記緊締力の分配を一様にすることができ、従って、前記封止要素への機械的負荷を低減することができる。更に、前記プラグ本体の及び前記カップリング本体の半径方向環境領域において、前記封止要素に構造空間を設ける必要がない。
前記封止要素は、前記カップリング本体の前記端面に固締することができる。一方、前記封止要素は、前記プラグ本体の前記端面に‐いわゆるプラグ基部に‐固締することが好適である。というのも、この場合、前記コネクタピンと前記コネクタピン用に設けられた前記封止要素の貫通部との間の摩擦ロックにより前記封止要素の厳密な適合が実現できるからである。必要であれば、前記封止要素は前記プラグ本体の前記端面に接着することができる。
本発明の更なる実施形態は、前記封鎖具が、前記プラグ本体に設けられると共に前記カップリング本体の周囲に側方で係合するように構成される、前記プラグ側封鎖スリーブを有し、前記封止要素が、前記プラグ本体の前記端面と前記プラグ側封鎖スリーブの内壁とにより形成されるカップリング受け内に配置されることを実現する。このような封鎖具は、多くのプラグコネクタ内で例えばねじ封鎖具の形態において使用され、前記カップリング本体にて前記プラグ本体を堅固に適合することを確実にする。上述のように、このようなプラグコネクタでは、封止要素としてОリングが、前記カップリング側封鎖スリーブの前記基部にしばしば位置決めされるのであり、前記封鎖具が封鎖されると、前記カップリング側封鎖スリーブ内にねじ込まれた前記プラグ側封鎖スリーブの前方の縁が、前記Оリングに押し付けられる。本構成における前記封止効果は、前記2つの封鎖スリーブが互いにそれを以てきつくねじ合わせられるトルクに依存する。前記トルクが低すぎる場合、前記Оリングは、汚れ及び水分が前記プラグコネクタに浸透し得るほど十分には緊締されないことになる。対照的に、前記トルクが高すぎる場合前記Оリングは損傷し、これによって前記封止効果が低減することになる。この点で、前記封鎖スリーブをねじ合わせる過程で前記Оリングに及ぼされる剪断力に特定の問題がある。更に、実際問題として、部品公差に起因して、前記Оリングが前記封鎖スリーブ間で十分な程度に圧迫されないうちに前記プラグ本体の前記端面と前記カップリング本体の前記端面とが既に互いに当接するということがしばしば生じる。この場合、封止効果も十分でない。封鎖スリーブが前記プラグ本体に設けられて前記カップリング本体の周囲に係合する実施形態において、本発明により前記封止要素を前記プラグ本体の前記端面と前記カップリング本体の端面との間に配置すれば、上述の問題を回避することもできる。特に前記封鎖スリーブがねじ合わさっている間、前記プラグ本体の前記端面と前記カップリング本体の端面とが互いに対して回転するのではないため、本発明により配置される前記封止要素に剪断力は及ぼされない。前記封止要素は、好ましくは前記カップリング受けの前記基部を完全に被覆する。
具体的には、前記封鎖具は、前記プラグ本体に設けられる前記プラグ側封鎖スリーブと、前記カップリング本体に設けられる前記カップリング側封鎖スリーブとを有することができ、前記封鎖スリーブは互いにねじ合わせることができる。従って、前記封止要素は前記プラグに、単純なやり方で一体化することができる。別法として又は付加的に、前記プラグ側封鎖スリーブと前記カップリング側封鎖スリーブとを互いに掛止することもできる。
本発明の更なる実施形態によれば、平板又はディスクとして構成されると共に、その一方の平坦側が前記プラグ本体の前記端面に接触し、その他方の平坦側が前記カップリング本体の前記端面に位置するように又はその逆であるように構成される基体を前記封止要素が含み、前記基体は、前記少なくとも1つのコネクタピンを貫通させるための少なくとも1つの貫通部を有する。このような平坦な基体は、大きな封止表面を提供する。用途によっては、前記基体の平坦側を前記プラグ本体に又は前記カップリング本体に接触させることができ、例えばプラグ本体に又はカップリング本体に固締することができる一方で、他方の平坦側はむき出しにされ、前記プラグとカップリングとが接続状態にあるときにのみ、それぞれの他方の部品の前記端面に接触する。
前記少なくとも1つのコネクタピンは、前記貫通部内に隙間なしに着座させることができる。これによって、特に堅固な封止効果を達成することができる。更に、前記封止要素が前記プラグ本体にて、前記コネクタピンと前記貫通部の前記内壁との間の摩擦ロックのみを介して保持されるという可能性がある。
本発明の更なる実施形態によれば、互いに離間される少なくとも2つのコネクタピンが、前記プラグ本体の前記端面から突出し、前記カップリング本体の前記端面の各々の収容開口内に差込接続することができ、前記コネクタピンの各々の周囲には、弾力的に変形可能な材料のリング形の緩衝要素が延びる。このような緩衝要素は、必要に応じて例えば公差を補償する。
好ましくは、前記緩衝要素のうちのそれぞれ2つの間に、所要の公差補償に際して材料が中に逸出することのできる自由空間がある。必要な場合、前記コネクタピンの外面と前記関連するリング形の緩衝要素の内面との間にもそれぞれ自由空間が存在することができる。
前記リング形の緩衝要素が、前記封止要素のプレート様又はディスク様の基体に取り付けられることを、本発明の特定の実施形態が実現する。これによって、前記プラグコネクタの製造における前記封止要素の取扱いが促進される。
前記緩衝要素自体が封止要素を形成し、前記緩衝要素を除き、前記プラグ本体の前記端面と前記カップリング本体の前記端面との間には更なる封止要素が設けられないことを、別の実施形態が実現する。個々の前記コネクタピンにこのような別々の封止リングを実現することにより、特定の用途における十分な封止効果を確実にすることができる。
前記少なくとも1つの封止要素は、好ましくは、軟質のプラスチック、シリコーン、及び/又はエラストマーから製造される。このような封止材料は安価であり使用が簡単である。
前記少なくとも1つの封止要素は、硬化性の、特にシリコーンベースの、ポリウレタンベース又はエポキシベースの封止剤から製造することもできる。これによって高い封止効果を達成することができる。
前記少なくとも1つの封止要素が、射出成形パーツ、特に多部品からなる射出成形パーツとして構成されることを、特定の実施形態が実現する。技術的生産の側面からいえば、射出成形の構造であると有利である。2K射出成形等の前記多部品からなる射出成形の構想の中で異なる材料を組み合わせることにより、前記封止要素の封止効果及び機械的安定性を最適化することができる。
前記少なくとも1つの封止要素は、前記プラグ本体の前記端面に又は前記カップリング本体の前記端面に直接射出することができる。このことにより、特に迅速かつ単純な製造が可能になる。
本発明は、単心又は多心の電線用プラグコネクタにおいて使用するためのプラグであって、前記プラグコネクタが、端面を有するプラグ本体と、前記端面から突出する少なくとも1つのコネクタピンと、端面を有するカップリング本体を含むカップリングであって、前記プラグの前記少なくとも1つのコネクタピンを差込接続して接続を確立するための少なくとも1つの収容開口が前記カップリング本体の前記端面内に配置されるカップリングと、コネクタピンが前記収容開口内に差込接続された状態で前記プラグ本体を前記カップリング本体に保持するための作動可能な封鎖具とを含み、前記プラグと前記カップリングとの間の前記接続を封止するための、弾力的に変形可能な材料から構成される少なくとも1つの封止要素を有する、プラグにも関する。
この点で、本発明によるプラグに関して、前記少なくとも1つの封止要素が前記プラグ本体の前記端面に配置されることが実現される。
本発明は、更に、単心又は多心の電線用プラグコネクタにおいて使用するためのプラグを含むカップリングであって、前記プラグコネクタが、端面を有するプラグ本体と、少なくとも1つのコネクタピンと、端面を有するカップリング本体を含むカップリングであって、前記プラグの前記少なくとも1つのコネクタピンを差込接続して接続を確立するための少なくとも1つの収容開口が前記カップリング本体の前記端面内に配置されるカップリングと、コネクタピンが前記収容開口内に差込接続された状態で前記プラグ本体を前記カップリング本体に保持するための作動可能な封鎖具と、前記プラグと前記カップリングとの間で前記接続を封止するための弾力的に変形可能な材料から構成される少なくとも1つの封止要素とを含む、カップリングに関する。
この点で、本発明によるカップリングに関して、前記少なくとも1つの封止要素が前記カップリング本体の前記端面に配置されることが実現される。
従属請求項、明細書、及び同封の図面において、本発明の更なる展開も説明される。
本発明を以下で、例として図面を参照して記載する。
先行技術により設計されるプラグとカップリングとが切断状態にある、部分切欠き図におけるプラグコネクタ。 プラグがカップリング内に差込接続された図1Aのプラグコネクタ。 本発明の第1実施形態によるプラグとカップリングとが切断状態にあるプラグコネクタ。 プラグがカップリング内に差込接続された図2Aのプラグコネクタ。 図2Aに示すプラグコネクタの平面図における封止要素。 側面図における図2Cの封止要素。 本発明の第2実施形態による、プラグとカップリングとが切断状態にあるプラグコネクタ。 プラグがカップリング内に差込接続された、図3Aのプラグコネクタ。 図3Aに示すプラグコネクタの、平面図における封止要素。 側面図における図3Cの封止要素。 図3Dに示す圧迫状態における封止要素。 本発明の第3実施形態によるプラグコネクタ用の3つの封止要素の配置。 図4Aに示す側面図における封止要素。
先行技術により設計される図1A及び図1Bに示すプラグコネクタは、電線、ここでは多心である電線を選択的に接続及び切断するように作用し、プラグ11及びカップリング13を含む。プラグ11は、パネルプラグとして構成することができ、例えばセンサハウジングに一体化することができる。相応に、カップリング13は、対応するセンサ用のコネクタケーブルの端部に設置することができる。プラグ11は、平面的な端面17を有するプラグ本体15と、この端面17から突出する3つのコネクタピン19とを含む。カップリング13は、端面23‐ここでも同様に平面的である‐を有するカップリング本体21を含み、この端面内にはプラグ11のコネクタピン19内に差込接続するための3つの収容開口25が配置される。電気的接続を確立するために、プラグ11とカップリング13は共に、コネクタピン19を収容開口25内に導入しながら差込接続される。コネクタピン19の数、配置、及び形状を用途に依存して変えられることが理解される。
接続を確保するために、ここではねじ封鎖具として構成され且つプラグ側封鎖スリーブ29とカップリング側封鎖スリーブ31とを含む封鎖具27が設けられる。プラグ側封鎖スリーブ29は、雄ねじ33を有すると共に、回転可能にしっかりとプラグ本体15に固締される。プラグ側封鎖スリーブ29は、更に、カップリング本体21、例えば円筒形のカップリング本体の周囲に側方で係合するように構成される。カップリング側封鎖スリーブ31は、雌ねじ37を有すると共に、カップリング本体21にて電線の長手方向軸Lの周りで回転可能に支持される。カップリング本体21の外壁39とカップリング側封鎖スリーブ31の内壁40との間には、弾力的に変形可能な材料から生産されるОリングの形態の封止要素45が設置される。図示するように、封止要素45はカップリング側封鎖スリーブ31の基部47に接触する。
プラグ11とカップリング13とを共に差込接続する際、プラグ側封鎖スリーブ29が、カップリング側封鎖スリーブ31内に移動する。その際、カップリング側封鎖スリーブ31は、図1Bに示す接続状態が達成されるまで、プラグ側封鎖スリーブ29にねじ付けられる。この接続状態にあるコネクタピン19は収容開口25内に、接触するやり方で係合する。更に、プラグ側封鎖スリーブ29の前方の境界49は、接続状態において封止要素45に押し付けられ、プラグ側封鎖スリーブ29とカップリング側封鎖スリーブ31との間で緊締される。図1Bから、緊締表面が相対的に小さいものでしかなく、そのうえ封止要素45が不均等に負荷されるということがわかる。更に、封鎖スリーブ29、31を共にねじ合わせる際、封止要素45には比較的強い剪断力が及ぼされる。
図2A〜図2Dに示す本発明の第1実施形態において、プラグ本体15の端面17に、平坦なディスクの形態の封止要素55が配置されるという点でこれらの問題は排除される。図2C及び図2Dの個々の図に見ることができるように、封止要素55は円形であると共に2つの平坦側57A、57B、ならびに周縁狭窄側59を有する。3つの貫通部60が、コネクタピン19を貫通させるように働くと共に、その直径に関してこれらのピンに適応させられる。封止要素55は、軟質のプラスチック、シリコーン、及び/又はエラストマーから製造することができる。図2Aに認めることができるように、封止要素55は、プラグ本体15の端面17とプラグ側封鎖スリーブ29の内壁63とにより形成されるカップリング受け61内に配置される。上述した従来のプラグコネクタのように、カップリング側封鎖スリーブ31の基部47に付加的な封止要素45としてОリングが配置されるが、これは強制的なものではない。
プラグ11とカップリング13とを共に差込接続する時、封止要素55は、プラグ本体15の端面17とカップリング本体21の端面23との間で緊締され、これによって一様に圧迫される。これによって、接続の堅固な封止が確実になるのであり、まさに、カップリング側封鎖スリーブ31が、プラグ側封鎖スリーブ29にそれを用いてねじ付けられるトルクとは無関係である。封止要素55には軸方向の力のみが作用し、そのうえ、これらの力が比較的大きい表面にわたって分配されることから、封止要素55の損傷はほとんど予想されない。このことは特に当てはまる。というのも、封止要素55に剪断力が及ぼされないからである。つまり、ねじの進行中、プラグ本体15の端面17とカップリング本体21の端面23とは非回転の開始状態に留まる。
図3A〜図3Eに示す本発明の第2実施形態により設計されるプラグコネクタは、図2A〜図2Dに関連して上述したプラグコネクタと同様の設計を有する。同じ効果を有する部品は同じ参照符号で表す。ただし、封止要素55’は、ここではディスク形の基体65と、基体65に固締されると共に貫通部60の周囲に延びる更に3つのリング形の緩衝要素67とを有する。リング形の緩衝要素67が互いから離間されるため、全ての緩衝要素67間には自由空間69が存在する。緩衝要素67は共に押し付けると、図3Eに示すように、自由空間69に起因して半径方向で外方に逸出することができる。これによって公差補償が可能になる。
基体65をプラグ本体15に固締した後にのみ、リング形の緩衝要素67は、基体65に固締することができ又は接続ピン19上へと置くことができる。特定の用途では、封止要素としてリング形の緩衝要素67を使用するだけで十分なこともある。このような実施形態を、図4A及び図4Bに示す。
封止要素55、55’、67は、図2C、図2D、図3C〜図3E、ならびに、図4A及び図4Bに独立した部品として示すが、必要な場合、このような封止要素55、55’、67をプラグ本体15の端面17に又はカップリング本体21の端面23にも、直接成形又は射出することも可能である。
本発明によるシールは、原則として、プラグコネクタの所望する任意の構造形状に合わせて使用することができる。コネクタピン19の回り中に封止材料が存在することにより、封止効果だけでなく静電放電(ESD)に対する安定性も改良される。原則として、図2A〜図2D、図3A〜図3E、図4A、及び図4Bに示すような封止要素はカップリング本体21の端面23にも配置することができる。ただし、プラグ基部での配置の方がより好ましく調和するという利点を有する。本発明は、特に、部品公差を比較的大きくしつつ、プラグ接続全体のとりわけ信頼できる封止を許容する。
11 プラグ
13 カップリング
15 プラグ本体
17 端面
19 コネクタピン
21 カップリング本体
23 端面
25 収容開口
27 封鎖具
29 プラグ側封鎖スリーブ
31 カップリング側封鎖スリーブ
33 雄ねじ
37 雌ねじ
39 外壁
40 内壁
45 封止要素
47 基部
49 境界
55、55’ 封止要素
57A 平坦側
57B 平坦側
59 狭窄側
60 貫通部
61 カップリング受け
63 内壁
65 基体
67 リング形の緩衝要素
69 自由空間
L 長手方向軸

Claims (13)

  1. 心の電線用プラグコネクタであって、
    端面(17)を有するプラグ本体(15)と、前記端面(17)から突出する少なくとも1つのコネクタピン(19)とを含むプラグ(11)と、
    端面(23)を有するカップリング本体(21)を含むカップリング(13)であって、前記プラグ(11)の前記少なくとも1つのコネクタピン(19)を差込接続して接続を確立するための少なくとも1つの収容開口(25)が、前記カップリング本体(21)の前記端面(23)に配置される、カップリングと、
    コネクタピン(19)が前記収容開口(25)内に差込接続された状態で、前記プラグ本体(15)を前記カップリング本体(21)に保持するための作動可能な封鎖具(27)と、
    前記プラグ(11)と前記カップリング(13)との間の接続を封止するための、弾力的に変形可能な材料から構成される少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)と
    を含むプラグコネクタにおいて、
    前記封鎖具(27)が前記プラグ本体(15)を前記カップリング本体(21)に保持する時、前記少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)が、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)と、前記カップリング本体(21)の前記端面(23)との間で変形しつつ緊締され
    互いに離間する少なくとも2つのコネクタピン(19)が、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)から突出し、前記カップリング本体(21)の前記端面(23)の各々の収容開口(25)内に差込接続することができ、
    弾力的に変形可能な材料から構成されるリング形の緩衝要素(67)が、前記コネクタピン(19)の各々の周囲に延びており、
    前記緩衝要素(67)のうちの2つの間にそれぞれ自由空間(69)がある
    ことを特徴とするプラグコネクタ。
  2. 請求項1に記載のプラグコネクタであって、前記封止要素(55、55’、67)が、前記少なくとも1つのコネクタピン(19)の長手方向軸(L)に対して半径方向で、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)の縁を越えて及び/又は前記カップリング本体(21)の前記端面(23)の縁を越えて突出しないこと、を特徴とするプラグコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプラグコネクタであって、前記封止要素(55、55’、67)が、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)に固締されること、を特徴とするプラグコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、
    前記封鎖具(27)が、前記プラグ本体(15)に設けられると共に前記カップリング本体(21)の周りに側方で係合するように構成される、プラグ側封鎖スリーブ(29)を有し、
    前記封止要素(55、55’、67)が、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)と前記プラグ側封鎖スリーブ(29)の内壁(63)とにより形成されるカップリング受け(61)内に配置されること、
    を特徴とするプラグコネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、
    前記封鎖具(27)が、前記プラグ本体(29)に設けられる前記プラグ側封鎖スリーブ(29)と、前記カップリング本体(21)に設けられるカップリング側封鎖スリーブ(31)とを有し、
    前記封鎖スリーブが互いにねじ合わせられることができること、
    を特徴とするプラグコネクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、
    前記封止要素(55)が、一方の平坦側(57A)が前記プラグ本体(15)の前記端面(17)に接触すると共に他方の平坦側(57B)が前記カップリング本体(21)の前記端面(23)に位置するように又はその逆であるように構成される、平板又はディスクとして構成される基体(65)を含み、
    前記基体(65)が、前記少なくとも1つのコネクタピン(19)を貫通させるための少なくとも1つの貫通部(60)を有すること、
    を特徴とするプラグコネクタ。
  7. 請求項6に記載のプラグコネクタであって、前記少なくとも1つのコネクタピン(19)が、前記貫通部(60)内に隙間なしに着座すること、を特徴とするプラグコネクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、前記リング形の緩衝要素(67)が、前記封止要素(55’)のプレート様又はディスク様の基体(65)に取り付けられること、を特徴とするプラグコネクタ。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、前記緩衝要素(67)自体が封止要素を形成し、前記緩衝要素(67)を除き、更なる封止要素が前記プラグ本体(15)の前記端面(17)と前記カップリング本体(21)の前記端面(23)との間に設けられないこと、を特徴とするプラグコネクタ。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、前記少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)が、軟質のプラスチック、シリコーン、及び/又はエラストマーから成るものであること、を特徴とするプラグコネクタ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のプラグコネクタであって、前記少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)が、硬化性のポリウレタンベース又はエポキシベースの封止剤から成るものであること、を特徴とするプラグコネクタ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のプラグコネクタにおいて使用するためのプラグ(11)において、前記少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)が、前記プラグ本体(15)の前記端面(17)に配置されること、を特徴とするプラグ。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のプラグコネクタにおいて使用するためのカップリング(13)において、前記少なくとも1つの封止要素(55、55’、67)が、前記カップリング本体(21)の前記端面(23)に配置されること、を特徴とするカップリング。
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