JP5933657B2 - 供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を所定の間隔に並べて後段の工程に供給することができる供給装置に係り、特に、供給された多数の物品を搬送手段で搬送しながら、搬送手段上で所定の間隔に並んだ物品だけを後段に送り、それ以外の物品は搬送手段から排除して次回の供給のために回収することができるため、物品の定間隔供給を効率的かつ安定して行うことができる供給装置に関するものである。
下記特許文献1には、人参、大根、その他の長物作物を自動的に計量して選別する作物選別装置に用いる作物の選別搬送装置に関する発明が開示されている。この選別搬送装置は、搬送面に一定間隔で搬送突起が取付けられ、これら搬送突起間に長物作物搬送空間が形成された順送り搬送コンベアを備えている。この搬送コンベアの一端は作物供給部の投入口の下方に配置され、また同搬送コンベアの他端は、一定の勾配で傾斜させながら上方に伸延され、計量選別装置の選別装置供給部に接続されている。そしてこの搬送コンベアの上方伸延部は、コンベア軸線周りにねじり又は回転されており、その搬送面は上方向に傾斜するだけでなく、左右方向にも傾斜している。従って、この搬送コンベア上で長物作物が上下方向に重なった場合でも、上に載っている長物作物は搬送中に自重で左右方向に落下するので、長物作物を一個づつ確実に計量選別装置に移送することができるものとされている。
特開平8−282825号公報
前記特許文献1に開示された選別搬送装置の発明によれば、搬送ベルト上に所定間隔で設けた突起と突起の間に長体状の被搬送物を保持し、後工程に向けて搬送しているが、搬送ベルト上に被搬送物が多数個が載っている場合に余分な被搬送物を落とすとともに、突起間で保持している被搬送物を所定位置に揃えるため、この搬送ベルトは上方に向けて傾斜しているだけでなく、側方にねじれるように傾斜している。このため、特に搬送対象としているような根菜類のような円柱状の被搬送物の場合には、上に重なったものだけでなく所定位置に保持されているものも落ちてしまったり、又は条件によっては全く両者とも落下しない等、必要なものだけ残して余分なものは落下させるという当初の目的の達成は必ずしも確実ではないという問題があった。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、供給された多数の物品を搬送手段で搬送しながら、不安定な搬送状態にある物品だけを搬送手段から排除して再度の供給のために回収し、所定の間隔に並んだ物品だけを搬送手段上に残して後段に送ることにより、効率的かつ安定的な物品の定間隔供給ができる供給装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された供給装置1,50は、
循環して駆動される搬送ベルト11と、搬送方向に沿って前記搬送ベルト11に所定間隔で設けられて冷凍された食品が係止する複数の係止部13とを備え、搬送方向に向けて前記食品Wが上昇するような傾斜角度で設置された搬送手段7と、
前記搬送ベルト11を挟んで設けられ、振動手段20により振動されて前記搬送手段7から落下した前記食品Wを受け入れ、案内面に沿って下方に案内する回収手段15と、を備えた供給装置1,50において、
前記係止部13は、隙間を有する一組二枚の板体が、所定の角度を以て下流側に向けてハの字状に開いた状態に配置され、前記搬送ベルト11の搬送方向に沿って複数配置されてなることを特徴としている。
請求項1に記載された供給装置によれば、傾斜した搬送手段の底部である上流において、多数の被搬送物が搬送ベルト上にまとめて供給される。上昇方向に移動していく搬送ベルトの上では、積み込まれた多数の冷凍された食品が互いに重なり合った不規則な状態にあるが、上方に向けて搬送されていく中で、搬送ベルトの各係止部及びその近傍には、1個又は2個以上の食品が係止され又は留められた状態となる。この搬送中に、搬送ベルトは振動手段によってその下面側から直接振動が与えられる。振動を受けると、搬送ベルトの係止部に1個だけで安定して係止されている食品は落下しないが、係止部に2個以上が存在する場合は、当該係止部に安定して係止されている1個の食品だけを残して、これ以外の不安定な搬送状態にある食品は係止部乃至その近傍から外れ、搬送ベルトから回収手段に落下する。落下した食品回収手段に沿って下方に滑り落ち、食品が供給される搬送手段の上流に戻る。一方、不安定な食品が落下した搬送ベルトでは、各係止部に1個ずつ安定して係止された食品以外には食品は存在せず、食品は搬送方向に所定間隔で並んだ状態になっている。従って、これら食品は係止部の間隔を保ちつつ整然と搬送され、その一定間隔で後段の工程に順に供給されていく。
また、この供給装置によれば、搬送ベルト11は、無端状の平ベルトの搬送面に、搬送方向に沿って所定間隔で複数の係止部13が突出して設けられた構造となっている。一組二枚の係止部13,13は、互いに所定間隔を置き、かつ所定の角度(実施形態では例えば120度)を以て下流側(高い側)に向けてハの字状に開いた状態に配置されている。このように、一組二枚の係止部13,13の間には隙間があるので、水分や破片等を生じやすい冷凍された食品Wを搬送する際には、この隙間から水分や破片等が下方に落ちるので好都合である。
第1実施形態の供給装置の正面図である。 第1実施形態の供給装置の平面図である。 図2のA−A切断線における断面図である。 第1実施形態の供給装置の要部斜視図である。 第1実施形態の供給装置における搬送手段の図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 第1実施形態の供給装置における振動手段の構造及び作用を説明するための正面図である。 第2実施形態の供給装置の正面図である。 第2実施形態の供給装置の平面図である。 図8のB−B切断線における断面図である。
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
まず、この供給装置1の構成を説明する。
第1実施形態の供給装置1は、具体的な一例を挙げれば、ホタテ貝の貝柱の冷凍品の選別ラインに設置される。このラインでは、この供給装置1によって被搬送物Wを所定間隔おいた1列の状態にして運び、図1及び図2に示すように後段の重量測定装置2で1個ずつ重量を測定する。さらに重量測定装置2での測定結果を元にして、詳細は図示しないが、さらに後段の重量選別装置3で重量別に選別して複数の等級(サイズ)に分類する。このように重量に基づいて製品を複数の等級(サイズ)に分類する必要上、重量測定装置2には製品を1個ずつ所定間隔で搬入して正確に重量測定する必要があり、2個以上が同時に送り込まれることは避けねばならない。本実施形態の供給装置1は、このような選別ラインにおける必要から、被搬送物Wを後段の装置に所定間隔で1個ずつ供給することために設けられたものである。
この供給装置1による被搬送物Wであるホタテ貝柱の冷凍品(以下、単に被搬送物Wと呼ぶ)は、直径に比して高さの小さい円柱状又は半球状又はドーム状のような概ね丸い外形の固体状の塊体であり、その底面は比較的平らで載置面に安定して接することができるようなものである。
図1及び図4に示すように、本実施形態の供給装置1は、後述する搬送手段を設置して後段の装置につなげるための基台4を有している。基台4は、下フレーム部5と、被搬送物Wの搬送方向について下フレーム部5の下流側の端部に設けられた架台部6とから構成されている。架台部6の高さは、後段の重量測定装置2の導入コンベア2aに被搬送物Wを送り込むのに適した高さに設定されている。
図1乃至図4に示すように、基台4の上には搬送手段としてのベルトコンベア7が設置されている。このベルトコンベア7の下流側の端部(高さの面では最高部)は、基台4の架台部6の上に取り付けられており、搬送された被搬送物Wが隣接する重量測定装置2の導入コンベア2aに乗り移れるようになっている。このベルトコンベア7の上流側の端部(高さの面では最低部)は、基台4の下フレーム部5の上方において、架台部6上の下流側よりも低い位置に配置され、下フレーム部5に対して支持部材8で連結されて位置固定されている。従って、ベルトコンベア7は、搬送方向に向けて被搬送物Wが上昇するような傾斜角度で設置されている。ベルトコンベア7を支える支持部材8は、ベルトコンベア7に対して上端部が回動可能に連結されており、下端部が下フレーム部5の数カ所に設けられた固定部の一箇所に着脱可能に固定されている。従って、ベルトコンベア7を支えた状態で支持部材8の下端部を下フレーム部5から外し、ベルトコンベア7の傾斜角度を変更し、ベルトコンベア7の姿勢を保持しながら支持部材8の下端部を下フレーム部5の他の適当な固定部に固定すれば、ベルトコンベア7の傾斜角度を任意に設定・変更することができる。
図1乃至図4に示すように、ベルトコンベア7は、その上流側の端部に設けられた従動プーリ9と、下流側の端部に設けられた駆動プーリ10との間に、無端の搬送ベルト11を掛け回してなる搬送手段であるが、基台4の架台部6に設けられた駆動モータ12によって駆動プーリ10を駆動することにより、搬送ベルト11が下流に向けて登っていくように運転される。また、詳細は図示しないが、架台部6の上にあるベルトコンベア7の下流側の端部には、搬送ベルト11の張力を調整するテンション機構が設けられており、搬送ベルト11の張力を調整することができるようになっている。
図4及び図5に示すように、ベルトコンベア7の搬送ベルト11は、無端状の平ベルトの搬送面に、搬送方向に沿って所定間隔で複数の係止部13が突出して設けられた構造となっている。係止部13は、搬送ベルト11の搬送面から垂直方向に立ち上がった矩形状の板体であって二枚一組で構成される。一組二枚の係止部13,13は、互いに所定間隔を置き、かつ所定の角度(本実施形態では例えば120度)を以て下流側(高い側)に向けてハの字状に開いた状態に配置されている。このように、一組二枚の係止部13,13の間には隙間があるので、水分や破片等を生じやすい被搬送物Wを搬送する際には、この隙間から水分や破片等が下方に落ちるので好都合である。
なお、この係止部13の構造は本実施形態における被搬送物Wの外形に合わせたものであり、係止部13の形状、個数、配置等は上述したものに限定する必要はなく、被搬送物Wの外形に合わせて1個だけを安定して保持することで定間隔搬送を可能とし、2個載りした場合には、係止部13に安定して載ったもの以外は支持が不安定で落下しやすくなるような構造であればよい。
従って、図5中に想像線で示すように、被搬送物Wは、傾斜した搬送ベルト11上で上方に向けて開いた一対の係止部13,13の間に受け止められ、安定して保持される。係止部13の寸法は、被搬送物Wの標準的な外径に応じて適当に設定されており、一箇所の係止部13,13に一個の被搬送物Wは安定して支持できるが、二個以上の被搬送物Wは一箇所の係止部13,13に安定して載ることができないようになっている。すなわち、図5中に想像線で示した被搬送物Wを見れば分かるように、一箇所の係止部13,13に一個の被搬送物Wが載った場合は、この被搬送物Wは外周面の二箇所で二枚の係止部13,13にそれぞれ接して安定するが、二個以上の被搬送物Wが一箇所の係止部13,13に載った場合は、一方の被搬送物Wは係止部13に安定して支持されるが、他方の被搬送物Wは係止部13による支持が不十分であり、大抵は係止部13に安定して支持された一方の被搬送物Wに不安定な状態で載った状態となる。従って、この状態で搬送ベルト11が振動すると、不安定な被搬送物Wは係止部13から外れて搬送ベルト11の傾斜に従って落下することになる。
図2及び図4に示すように、ベルトコンベア7の搬送方向と直交する幅方向について、ベルトコンベア7を挟む両側の位置には、被搬送物Wの回収手段15が設けられている。この回収手段15は、ベルトコンベア7の上記両側位置において、搬送方向に沿ってベルトコンベア7に接して設けられた長手トレイ状の案内部材であり、ベルトコンベア7と同じ傾斜角度を有し、その案内面は搬送ベルト11の搬送面よりも下方に設定されている。
図1乃至図4に示すように、ベルトコンベア7の上流側の端部(高さの面では最低部)には、ベルトコンベア7と回収手段15を囲むようにして、被搬送物Wの容器部であるホッパ16が設けられている。図3に示すようにホッパ16は一対の回収手段15,15と幅が略同一であり、回収手段15,15を挟んで対向する搬送方向と平行な逆三角形状の2面の側壁部16aと、2面の側壁部16aの上流側を連結する上縁が外方に傾斜した矩形状の後壁部16bとを有しており、上面及び下面が開口とされた全体として三角柱状の中空筐体である。従ってホッパ16は、下方にある搬送ベルト11に向けて内部が狭くなる形態となっており、上部の開口16cから投入された被搬送物Wは順次下方に移動して循環する搬送ベルト11に供給され、ホッパ16外に搬出されるようになっている。またホッパ16には回収手段15の案内面が連続しているため、案内面を滑り落ちてきた被搬送物Wはホッパ16に戻って再びベルトコンベア7に供給されることになる。
図1及び図2に示すように、ベルトコンベア7には、搬送ベルト11上の不安定な被搬送物Wを係止部13から落とすために搬送ベルト11を振動させる振動手段20が設けられている。本実施形態の振動手段20は複数個(本実施形態では3個)であり、搬送方向に沿って適宜の間隔をおいて設けられている。これら振動手段20は、上下の搬送ベルト11の間を通って左右の回収手段15の間に渡設された回動軸21と、この回動軸21の中央に設けられた振動部材22と、回収手段15のフレームに取り付けられて駆動軸が回動軸21に連動連結された振動モータ23とを有している。
図6に拡大して示すように、回動軸21は、ベルトコンベア7の搬送ベルト11の幅方向に対して平行である。また、この回動軸21に取りつけられた振動部材22は、回動軸21と平行な視線で見た場合の形状が略正方形状であり、その角は面取り又は曲面加工されている。振動部材22は、被搬送物Wが載る上側の搬送ベルト11の下面に接するように配置されている。従って、振動モータ23が駆動されると、振動部材22が回転して搬送ベルト11を周期的に上下動させて振動を発生させ、搬送ベルト11上の被搬送物Wに振動を与える。これによって、搬送ベルト11上で係止部13に安定して係止されていない不安定な被搬送物Wは係止部13から外れ、搬送ベルト11から回収手段15の案内面に落下する。なお、振動部材22の形状は、上述したような略正方形状に限らず、角が丸い三角形状、楕円形状、又は回動軸21に偏芯して取り付けられた円形等でもよく、このような外形・構造の異なる振動部材22に変更することにより、搬送ベルト11に与える振動を任意に変更することができる。
次に、以上説明した供給装置1による被搬送物Wの搬送作用について説明する。
供給装置1のベルトコンベア7において、上流側の低い部分に設けられたホッパ16の開口16cから、ホッパ16の容積を限度として所望の量の被搬送物Wを供給する。これにより、後工程の重量測定装置2等に供するのに十分な又は必要な量の被搬送物Wをホッパ16内にストックした状態で後段への供給作業を開始することができる。
ホッパ16の底部では、積み込まれた多数の被搬送物Wが互いに重なり合った不規則な状態にあるが、搬送ベルト11が上昇方向に移動していく中で、図4及び図5に示すように、搬送ベルト11の各係止部13及びその近傍には1個又は2個以上の被搬送物Wが係止され又は引っ掛かった状態となる。これらの被搬送物Wはホッパ16の外に運び出されて、後段の重量測定装置2に向けて上昇しながら搬送されていく。
この搬送中、図6に示すように、被搬送物Wを載せて上昇している搬送ベルト11は、振動モータ23で回転する振動部材22によってその下面側から直接振動が与えられる。振動を受けると、図4に示すように、搬送ベルト11の係止部13に1個だけで安定して係止されている被搬送物Wは落下しないが、係止部13に2個以上が存在する場合には、当該係止部13に安定して係止されている1個の被搬送物Wだけが残り、これ以外の不安定な被搬送物Wは振動によって係止部13乃至その近傍から外れ、搬送ベルト11から回収手段15の案内面に落下する。落下した被搬送物Wは回収手段15に沿って下方に滑り落ち、ホッパ16内に戻る。
このように、係止部13から外れた不安定な被搬送物Wは、搬送面から直ちに回収手段15の案内面に落ちて回収されるので、搬送ベルト11の上を滑落して係止部13に安定して係止された上流(下方)の被搬送物Wに衝突してこれを落下させてしまうことがない。そして、不安定な被搬送物Wが落下した搬送ベルト11の上部では、各係止部13に被搬送物Wが1個ずつ係止され、被搬送物Wが搬送方向に所定間隔で並んだ状態になっている。これら被搬送物Wは所定間隔で後段の工程に順次供給されていく。
従って、後段の重量測定装置2では、供給装置1から所定間隔で送り込まれてくる被搬送物Wを、その間隔に合わせた所定のタイミングで次々と能率的に測定していくことができ、無駄な待ち時間や、2個以上の被搬送物Wが同時に搬入されたり、区別が困難な間隔で搬入されることがなく、安定した正確な測定を行なうことができる。従って、さらに後段の重量選別装置3における振り分け作業の能率も向上し、ライン全体の生産性を高めることができる。
また、この供給装置1によれば、設置場所の広狭や、被搬送物Wの供給対象である後段装置等の構造等に応じて、ベルトコンベア7の傾斜角度を自在に調整することができる。例えば、図1に示すように傾斜が緩い状態では、ベルトコンベア7の端部は下フレーム部5の外形に近接し、又はやや外に突出した状態にある。しかし、工場内におけるラインの設置面積による制約や、他の機器等との干渉を避ける必要がある場合には、ベルトコンベア7の傾斜角度がより急になるように支持部材8の取り付け位置を変更し、ベルトコンベア7の端部を下フレーム部5の設置範囲内に収まるようにすればよい。また、後段装置が被搬送物Wを受け入れる高さに変更があった場合は、やはり支持部材8の取り付け位置を変えてベルトコンベア7の傾斜角度を変更し、ベルトコンベア7の下流側の端部の高さを後段装置に合わせればよい。このように、本実施形態の供給装置1によれば、被搬送物Wに係る生産ライン等を構成する際の自由度が高い。
また、本実施形態の供給装置1によれば、設定したベルトコンベア7の傾斜角度に応じて、振動部材22が搬送ベルト11に与える振動の状態を変更するようにしてもよい。例えば、ベルトコンベア7の傾斜角度が相対的に大きければ、相対的に小さい場合に比べて被搬送物Wは係止部13から外れやすいので、振動は相対的に小さくてよい。また、ベルトコンベア7の傾斜角度が相対的に小さければ、相対的に大きい場合に比べて被搬送物Wは係止部13から外れにくいので、振動は相対的に大きくする必要がある。
このような制御は、ベルトコンベア7の傾斜角度を変更するたびに、図示しない本装置の操作パネルを操作し、振動モータ23の駆動条件を変更することによって行なうことができる。又は、ベルトコンベア7の傾斜角度を検出する角度センサを設けておき、この角度センサからの出力を用い、図示しない本装置の制御部によって振動モータ23の駆動条件を自動的に変更するようにしてもよい。その場合には、支持部材8の着脱やベルトコンベア7の傾斜角度の設定を作業員の手作業で行なうのではなく、操作パネルからの指示でアクチュエータによってベルトコンベア7の傾斜角度を自動的に変更できるようにしておき、傾斜角度の変更に合わせて振動モータ23の駆動条件も上述したように自動的に変更すればよい。なお、振動モータ23の駆動条件を変えることにより搬送ベルト11の振動状態を変更する例としては、例えば振動モータ23の回転数を高めることによって振動の周期を短くし、より強い振動を搬送ベルト11に発生させることや、逆に、振動モータ23の回転数を低下させることによって振動の周期を長くし、搬送ベルト11に発生する振動を弱めることが挙げられる。
また、ベルトコンベア7の傾斜角度に応じて、振動部材22が搬送ベルト11に与える振動の状態を変更するために、振動モータ23の駆動条件は変えずに、振動部材22を別のものに取り替えることとしてもよい。比較的円形に近い凹凸の少ない振動部材22によれば、搬送ベルト11に与える振動の振幅は比較的小さいが、回動軸21から測定した振動部材22の外周までの距離の最大差がこれより大きく、比較的いびつな凹凸の大きい振動部材22によれば、搬送ベルト11に与える振動の振幅はより大きくなり、搬送ベルト11上の被搬送物Wにより大きな振動を与えることができる。
本実施形態の供給装置1による被搬送物Wとしては、前述したような形状のホタテ貝柱の冷凍品を例示したが、その他、例えば円柱状に加工した冷凍すり身製品を円盤状にカットした食品や、これらと同等の形状の物品等も対象とすることができる。本実施形態の供給装置1の対象となる被搬送品の一般的な外形としては、直径に比して高さの小さい円柱状又は半球状又はドーム状のような概ね丸い外形の固体状の塊体、又はこれに準ずるような比較的角の少ない箱型の固体状の塊体等を挙げることができ、さらに、その底面は比較的平らで載置面に安定して接することができるようなものが適している。棒のような長体状の物体や、板状の物体、粉体、粘性物等は本実施形態の供給装置1の対象からは除かれる。
本実施形態の供給装置1では、係止部13の構造・寸法を被搬送物Wの標準的な外形に応じて適当に設定し、一箇所の係止部13には一個の被搬送物Wが安定して支持されるが、二個以上の被搬送物Wは一箇所の係止部13に安定して載ることができず、搬送ベルト11の振動によって不安定な被搬送物Wだけを落下させるようにしていた。しかしながら、このような被搬送物Wの落下のし易さは、被搬送物Wの形状や係止部13の形状だけでなく、ベルトコンベア7の傾斜角度、振動部材22が搬送ベルト11に与える振動の振幅や周期等によって変わりうるものである。そこで、上述した形状に関する条件を満たす特定の被搬送物Wが新規に与えられた場合には、2個載りした当該被搬送物Wの一方を落下させ、被搬送物Wを確実に1個ずつ定間隔搬送して後段に送り込むため、ベルトコンベア7の傾斜角度や係止部13の形状を被搬送物Wの形状に合わせて新たに設定し直すようにしてもよい。また、これらの条件を変更することが容易でないとすれば、その代わりに振動モータ23の駆動条件を変更したり、振動部材22を交換することで対応してもよい。すなわち、実際に被搬送物Wに与える振動の振幅や周期等を変えることにより、搬送しようとする物品に最も好ましい振動を与え、最も好ましい状態で不安定な被搬送物Wのみを落下させるように設定することもできる。
次に、本発明の第2実施形態を図7〜図9を参照して説明する。
第2実施形態の供給装置1は、第1実施形態の供給装置1と基本的な構成が同じであるため、第1実施形態と機能上、実質的に同等である部分には第1実施形態における部品の符号と同一の符号を付して第1実施形態の説明を援用する。以下、構成上、異なる部分のみを説明するものとする。
図7〜図9に示すように、第2実施形態の供給装置50は、振動手段20の数が2個であり、3個であった第1実施形態よりも一つ少ない。第1実施形態で最も低い位置にあった振動手段20の配置場所に重なるように、ベルトコンベア7の上流側の端部(高さの面では最低部)には、ベルトコンベア7と回収手段15を囲むようにして、第1実施形態のホッパ16よりも大型のホッパ26が設けられている。
このホッパ26は、図9に示すように一対の回収手段15,15よりも幅が大きく、図8に示すように回収手段15及びベルトコンベア7よりも後方外側に張り出した容量の大きな容器である。このホッパ26は、全体として矩形箱型の中空筐体であり、内壁面及び底面が中央に向いた傾斜面になっており、中央下方にある搬送ベルト11に向けて内部が狭くなる形態となっている。従って、上部の開口26cから投入された被搬送物Wは順次下方に移動して循環する搬送ベルト11に供給され、ホッパ26外に搬出される。このホッパ26の内部に回収手段15の案内面が連続している点は第1実施形態と同様である。このホッパ26によれば、第1実施形態よりも多くの被搬送物Wを蓄えることができる。その他の作用効果については第1実施形態と同様である。
以上説明した各実施形態では、供給装置1,50の目的は後段にある重量測定装置2や重量選別装置3へ冷凍食品を搬送することであったが、もちろん搬送する物品は食品以外の物品でもよく、その種類に限定はない。また物品を供給する目的や物品が送り込まれる後段の装置や機器等の種類にも限定はない。
1,50…供給装置
7…搬送手段としてのベルトコンベア
8…支持部材
11…搬送ベルト
12…駆動モータ
13…係止部
15…回収手段
16,26…容器部としてのホッパ
20…振動手段
22…振動部材
23…振動モータ
W…被搬送物

Claims (1)

  1. 循環して駆動される搬送ベルト(11)と、搬送方向に沿って前記搬送ベルトに所定間隔で設けられて冷凍された食品(W)が係止する複数の係止部(13)とを備え、搬送方向に向けて前記食品が上昇するような傾斜角度で設置された搬送手段(7)と、
    前記搬送ベルトを挟んで設けられ、振動手段(20)により振動されて前記搬送手段から落下した前記食品を受け入れ、案内面に沿って下方に案内する回収手段(15)と、を備えた供給装置(1,50)において、
    前記係止部は、隙間を有する一組二枚の板体が、所定の角度を以て下流側に向けてハの字状に開いた状態に配置され、前記搬送ベルトの搬送方向に沿って複数配置されてなることを特徴とする供給装置(1,50)。
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