JP5932477B2 - 保護継電装置及び電力供給回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、保護継電装置及び電力供給回路に関する。
変圧器等を介して負荷に電力を供給する系統において、遮断器投入時の励磁突入電流により、保護継電装置内に実装されている過電流要素や比率差動要素等の保護継電要素が不要動作する可能性がある。この不要動作防止のため、保護継電装置において、入力される電流の基本波成分値と高調波成分値とを検出し、この基本波成分値と高調波成分値から、基本波成分値に対する高調波成分値の含有率(高調波成分値の含有率)を検出して、その含有率が任意の割合以上含まれている場合、過電流要素や比率差動要素等の保護継電要素の不要動作を抑止するようにしている。
具体的には、保護継電装置内に入力された電流値から、基本波検出手段によって基本波成分値(I1f)を検出し、さらに、高調波検出手段によって第2高調波成分値(I2f)を検出する。次いで、高調波含有率検出手段によって、基本波成分値(I1f)と第2高調波成分値(I2f)との比、すなわち第2高調波成分値の含有率(%)I2f/1f =I2f/I1fを検出する。
この際、現在の入力電流値が保護継電要素の動作領域であり、かつ第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)が所定の割合未満である場合は、保護継電装置を含む電力供給回路において事故が発生している可能性が高いので、負荷に対して過電流が供給されるのを防止すべく、保護継電装置から遮断器に対して遮断出力を供給し、上記過電流を遮断する。一方、上述のように、励磁突入電流が流れると、これに伴って必ず第2高調波が発生するので、高調波成分値の含有率(I2f/1f)が所定の割合以上である場合は、保護継電装置を含む電力供給回路において事故が発生している可能性が低いので、保護継電装置内の保護継電要素の誤動作を抑止すべく、遮断器に対して遮断出力を供給しないようにしている。
しかしながら、変圧器等の下流側が複数の系統に分岐し、それぞれに負荷が接続されているような場合、1つの負荷に対して遮断器が投入されている状態で、他の負荷に対して遮断器が投入されると、後者の負荷には励磁突入電流が流れるようになるが、前者の負荷には励磁突入電流が流れない。そのため、上述のようにして、保護継電装置内の保護継電要素の誤動作を抑止すべく、第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)を検出すると、特に事故が発生していない場合においても、第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)が上述した所定の割合未満となって、保護継電装置内の保護継電要素が不要動作してしまい、遮断器を不要遮断してしまう場合があった。
特開平11−46437号
本発明は、変圧器等の下流側が複数の系統に分岐し、それぞれに負荷が接続されているような場合に、少なくとも1つの負荷に電流が流れている状態で、別の負荷に遮断器が投入された場合でも、励磁突入電流による保護継電要素の不要動作を抑止することが可能な保護継電装置を提供することである。
実施形態の保護継電装置は、第1の時刻に電力系統から変流器を介して入力された第1の電流値及び前記第1の時刻の後の第2の時刻に前記電力系統から前記変流器を介して入力された第2の電流の第2の基本波成分値を検出する基本波検出手段と、前記第1の電流の第1の第2高調波成分値及び前記第2電流の第2の第2高調波成分値を検出する第2高調波検出手段と、前記第1の基本波成分値を記憶する基本波記憶手段と、前記第1の第2高調波成分値を記憶する第2高調波記憶手段とを具える。また、この保護継電装置は、前記第2の第2高調波成分値から前記第1の第2高調波成分値を減じて得た第2高調波差分値を、前記第2の基本波成分値から前記第1の基本波成分値を減じて得た基本波差分値で除し、前記基本波差分値に対する前記第2高調波差分値の含有率を検出するための第2高調波含有率検出手段と、前記第2高調波差分値の含有率が事故発生時の第2高調波差分値の含有率と比較して大きいか否かを判定する事故判定手段と、前記第2高調波差分値の含有率が、事故発生に関する第2高調波差分値の含有率の閾値以上の場合に電力の遮断操作を抑止し、前記第2高調波差分値の含有率が前記閾値未満の場合に電力の遮断操作を行う電力遮断手段とを具える。
第1の実施形態における電力供給回路の構成図である。 第2の実施形態における電力供給回路の構成図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における電力供給回路の構成図である。
図1に示すように、本実施形態の電力供給回路10は、電力供給源としての電源(交流電源)11と、この電源11に対して送電ライン12を介して接続された変流器13と、この変流器13を介して電源11と接続された保護継電装置14とを有している。また、送電ライン12の変流器13の下流側は2つに分岐しており、分岐した一方のラインには変圧器15及び遮断器16を介して負荷1が接続されており、分岐した他方のラインには変圧器17及び遮断機18を介して負荷2が接続されている。
保護継電装置14は、入力変換器141、基本波検出手段142、第2高調波検出手段143、基本波記憶手段144、第2高調波記憶手段145、第2高調波含有率検出手段146、事故判定手段147(演算処理手段)及び電力遮断手段148(リレー回路)を有している。なお、基本波検出手段142、第2高調波検出手段143、基本波記憶手段144、第2高調波記憶手段145、第2高調波含有率検出手段146、及び事故判定手段147(演算処理手段)は、保護継電装置14のCPU内に配設され、当該CPU内で、各手段の目的に応じた処理がなされるようになっている。
なお、図1では、電力供給回路の構成を単純化し、電力供給源として電源11を設けているが、電源11は適宜電力会社等の電力系統等で置き換えることができる。
また、図1では、保護継電装置14の動作の説明を簡略化するために変圧器15及び17を設けているが、これら変圧器15及び17は適宜省略することができる。
次に、図1に示す電力供給回路10の動作説明をする。
電源11から供給される電流は、送電ライン12を介して変流器13に送電され、変流器13にて適当な電流値にまで減じられた後、保護継電装置14の入力変換器141に入力される。入力変換器141では、入力された電流の電流値及び電圧値をさらに保護継電装置14が適正に動作する範囲内に収まるように制御する。
なお、以下においては、電力供給回路10、特に保護継電装置14の動作説明の簡略化のために、時刻t1に保護継電装置14に入力され、入力変換器141によって適正な範囲に制御された電流を第1の電流とし、この第1の電流から派生した種々の成分値に対しては“第1の”という接頭語を付記する。また、時刻t2(t2>t1)に保護継電装置14に入力され、入力変換器141によって適正な範囲に制御された電流を第2の電流とし、この第2の電流から派生した種々の成分値に対しては“第2の”という接頭語を付記する。
入力変換器141によって適正な範囲に制御された第1の電流は、入力変換器141から基本波検出手段142に入力され、第1の基本波成分値(I1)が検出される。同じく、入力変換器141によって適正な範囲に制御された第2の電流は、入力変換器141から基本波検出手段142に入力され、第2の基本波成分値(I2)が検出される。
また、入力変換器141によって適正な範囲に制御された第1の電流は、入力変換器141から第2高調波検出手段143に入力され、第1の第2高調波成分値(I12f)が検出される。同じく、入力変換器141によって適正な範囲に制御された第2の電流は、入力変換器141から第2高調波検出手段143に入力され、第2の第2高調波成分値(I22f)が検出される。
その後、第1の基本波成分値(I1)は基本波記憶手段144に入力されて記憶され、第1の第2高調波成分値(I12f)は第2高調波記憶手段145に入力されて記憶される。
次いで、第1の基本波成分値(I1)及び第2の基本波成分値(I2)、並びに第1の第2高調波成分値(I12f)及び第2の第2高調波成分値(I22f)は、第2高調波含有率検出手段146に入力され、第1の第2高調波成分値(I1 2f )と第2の第2高調波成分値(I2 2f )との差分(I2 2f ―I1 2f )を、第2の基本波成分値(I2 )と第1の基本波成分値(I1 )との差分(I2 −I1 )で除し、基本波成分値の差分に対する第2高調波成分値の差分の含有率(IΔ2f/Δ1f)=(I22f―I12f)/(I2−I1)を得る。
次いで、上述のようにして得た第2高調波差分値の含有率(IΔ2fΔ1f)は事故判定手段、具体的には演算処理手段147に入力され、事故判定手段147において上記第2高調波差分値の含有率が事故発生に関する第2高調波差分値の含有率の閾値と比較して大きいか否かが判定される。その結果、第2高調波差分値の含有率が上記閾値以上の場合は、電力遮断手段、具体的にはリレー回路148から制御信号を遮断器18に送信せず、第2高調波差分値の含有率が上記閾値未満の場合は、電力遮断手段、すなわちリレー回路148から制御信号を遮断器18に送信して遮断器18を動作させ、遮断操作を行う。
時刻t2より前の所定の時刻において、負荷1に対して遮断器16が投入されている状態で、時刻t2に負荷2に対して遮断器18が投入された場合、負荷2には励磁突入電流が流れるが、負荷1には励磁突入電流が流れない。そのため、従来のような第2高調波含有率(I2f/1f)を検出すると、特に事故が発生していない場合においても、第2高調波含有率(I2f/1f)が上述した閾値未満となって、保護継電装置内の保護継電要素が不要動作してしまい、遮断器を不要遮断してしまう場合がある。
しかしながら、本実施形態の電力供給回路10、すなわち保護継電装置14では、問題となる時刻t2と、t2よりも前の時刻t1において、それぞれ第2の基本波成分値(I2)及び第1の基本波成分値(I1)、並びに第2の第2高調波成分値(I22f)及び第1の第2高調波成分値(I12f)を検出し、それらの差分を検出するとともに、それら差分同士を除し、第2高調波成分値の差分の含有率を得るようにしている。この場合、時刻t1においては負荷2に対して励磁突入電流は流れていないので、第2の基本波成分値(I2)及び第1の基本波成分値(I1)の差分に比較して、第2の第2高調波成分値(I22f)及び第1の第2高調波成分値(I12f)の差分は十分に大きくなる。
したがって、上述のように、時刻t2より前の所定の時刻において、負荷1に対して遮断器16が投入されている状態で、時刻t2に負荷2に対して遮断器18が投入された際、負荷2には励磁突入電流が流れ、負荷1には励磁突入電流が流れない場合においても、上記第2高調波成分値の差分の含有率は、上述した閾値以上となるので、保護継電装置14内の保護継電要素の不要動作を抑制し、遮断器18を不要遮断してしまうようなことがない。
但し、本実施形態において、第2高調波成分値の差分の含有率は第2の基本波成分値(I2)及び第1の基本波成分値(I1)の差分に基づいて検出しているので、時刻t2における第2の第2高調波成分値(I22f)が比較的小さいような場合でも従来の閾値以上となる場合があるので、必要に応じて閾値を従来の閾値から変更する。
なお、本実施形態では、特徴を明確にする観点から負荷の数を2としているが、必要に応じて任意の数とすることができる。
(第2の実施形態)
図2は、本実施形態における電力供給回路の構成図である。なお、図1に示す電力供給回路10における構成要素の類似あるいは同一の構成要素に関しては同一の符号を付している。
図2に示すように、本実施形態の電力供給回路20は、電力供給源としての電源(交流電源)11と、この電源11に対して送電ライン12を介して接続された変流器13と、この変流器13を介して電源11と接続された保護継電装置24とを有している。また、送電ライン12の変流器13の下流側は2つに分岐しており、分岐した一方のラインには変圧器15及び遮断器16を介して負荷1が接続されており、分岐した他方のラインには変圧器17及び遮断機18を介して負荷2が接続されている。
保護継電装置24は、入力変換器241、電流値記憶手段242、差電流値検出手段243、基本波検出手段244、第2高調波検出手段245、第2高調波含有率検出手段246、事故判定手段247(演算処理手段)及び電力遮断手段248(リレー回路)を有している。なお、電流値記憶手段242、差電流値検出手段243、基本波検出手段244、第2高調波検出手段245、第2高調波含有率検出手段246、及び事故判定手段247(演算処理手段)は、保護継電装置24のCPU内に配設され、当該CPU内で、各手段の目的に応じた処理がなされるようになっている。
なお、図2においても、電力供給回路の構成を単純化し、電力供給源として電源11を設けているが、電源11は適宜電力会社等の電力系統等で置き換えることができる。
また、図2でも、保護継電装置24の動作の説明を簡略化するために変圧器15及び17を設けているが、これら変圧器15及び17は適宜省略することができる。
次に、図2に示す電力供給回路20の動作説明をする。
電源11から供給される電流は、送電ライン12を介して変流器13に送電され、変流器13にて適当な電流値にまで減じられた後、保護継電装置24の入力変換器241に入力される。入力変換器241では、入力された電流の電流値及び電圧値をさらに保護継電装置14が適正に動作する範囲内に収まるように制御する。
なお、以下においては、電力供給回路20、特に保護継電装置24の動作説明の簡略化のために、時刻t1に保護継電装置24に入力され、入力変換器241によって適正な範囲に制御された電流を第1の電流とし、時刻t2(t2>t1)に保護継電装置24に入力され、入力変換器241によって適正な範囲に制御された電流を第2の電流とする。
入力変換器241によって適正な範囲に制御された第1の電流は、入力変換器241から電流値記憶手段242に入力されて記憶される。
次いで、第1の電流は、電流値記憶手段242から差電流値検出手段243に入力され、また、入力変換器241を介して差電流値検出手段243に第2の電流が入力される。次いで、差電流値検出手段243において、第2の電流の値から第1の電流の値が減じられ、差電流値(ΔI)=I2−I1(I2は第2電流値であり、I1は第1電流値である)が検出される。
その後、差電流値(ΔI)は基本波検出手段244に入力されて、差電流値(ΔI)から基本波成分値(I)が検出されるとともに、第2高調波検出手段245に入力されて、差電流値(ΔI)から第2高調波成分値(I2f)が検出される
その後、基本波成分値(I)及び第2高調波成分値(I2f)は、第2高調波含有率検出手段246に入力され、第2高調波成分値(I2f)を基本波成分値(I)で除することによって、第2高調波成分値の含有率(I2f/I1f)=I2f/Iを得る。
次いで、上述のようにして得た第2高調波含有率は事故判定手段、具体的には演算処理手段247に入力され、事故判定手段247において上記第2高調波含有率が事故発生に関する第2高調波含有率の閾値と比較して大きいか否かが判定される。その結果、第2高調波含有率が上記閾値以上の場合は、電力遮断手段、具体的にはリレー回路248から制御信号を遮断器18に送信せず、第2高調波含有率が上記閾値未満の場合は、電力遮断手段、すなわちリレー回路248から制御信号を遮断器18に送信して遮断器18を動作させ、遮断操作を行う。
時刻t2より前の所定の時刻において、負荷1に対して遮断器16が投入されている状態で、時刻t2に負荷2に対して遮断器18が投入された場合、負荷2には励磁突入電流が流れるが、負荷1には励磁突入電流が流れない。そのため、従来のような第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)を検出すると、特に事故が発生していない場合においても、第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)が上述した閾値未満となって、保護継電装置内の保護継電要素が不要動作してしまい、遮断器を不要遮断してしまう場合がある。
しかしながら、本実施形態の電力供給回路20、すなわち保護継電装置24では、問題となる時刻t2と、t2よりも前の時刻t1において、それぞれの電流値(第1の電流及び第2の電流)の差電流値(ΔI)を得、この差電流値の基本波成分値(I)及び第2高調波成分値(I2f)を得るようにしている。この場合、時刻t1においては負荷2に対して励磁突入電流は流れていないので、差電流値(ΔI)には、基本波成分値(I)に比較して第2高調波成分値(I2f)が多く含まれることになる。したがって、このような差電流値(ΔI)から基本波成分値(I)及び第2高調波成分値(I2f)を検出し、第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)を検出した場合、その値は上述したような従来の第2高調波成分値の含有率(I2f/1f)に比較して十分に大きくなる。
したがって、上述のように、時刻t2より前の所定の時刻において、負荷1に対して遮断器16が投入されている状態で、時刻t2に負荷2に対して遮断器18が投入された際、負荷2には励磁突入電流が流れ、負荷1には励磁突入電流が流れない場合においても、上記第2高調波成分値の含有率は、上述した閾値以上となるので、保護継電装置24内の保護継電要素の不要動作を抑制し、遮断器18を不要遮断してしまうようなことがない。
但し、本実施形態において、第2高調波成分値の含有率は、第1電流及び第2電流の差電流値(ΔI)に基づいて検出しているので、時刻t2における第2高調波成分値(I2f)が比較的小さいような場合でも従来の閾値以上となる場合があるので、必要に応じて閾値を従来の閾値から変更する。
なお、本実施形態では、特徴を明確にする観点から負荷の数を2としているが、必要に応じて任意の数とすることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として掲示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,20 電力供給回路
11 電源(交流電源)
12 送電ライン
13 整流器
14 保護継電装置
141 入力変換器
142 基本波検出手段
143 第2高調波検出手段
144 基本波記憶手段
145 第2高調波記憶手段
146 第2高調波含有率検出手段
147 事故判定手段(演算処理手段)
148 電力遮断手段(リレー回路)
15,17 変圧器
16,18 遮断器
24 保護継電装置
241 入力変換器
242 電流値記憶手段
243 差電流値検出手段
244 基本波検出手段
245 第2高調波検出手段
246 第2高調波含有率検出手段
247 事故判定手段(演算処理手段)
248 電力遮断手段(リレー回路)

Claims (5)

  1. 第1の時刻に電力系統から変流器を介して入力された第1の電流の第1の基本波成分値及び前記第1の時刻の後の第2の時刻に前記電力系統から前記変流器を介して入力された第2の電流の第2の基本波成分値を検出する基本波検出手段と、
    前記第1の電流の第1の第2高調波成分値及び前記第2電流の第2の第2高調波成分値を検出する第2高調波検出手段と、
    前記第1の基本波成分値を記憶する基本波記憶手段と、
    前記第1の第2高調波成分値を記憶する第2高調波記憶手段と、
    前記第2の第2高調波成分値から前記第1の第2高調波成分値を減じて得た第2高調波差分値を、前記第2の基本波成分値から前記第1の基本波成分値を減じて得た基本波差分値で除し、前記基本波差分値に対する前記第2高調波差分値の含有率を検出するための第2高調波含有率検出手段と、
    前記第2高調波差分値の含有率が事故発生時の第2高調波差分値の含有率と比較して大きいか否かを判定する事故判定手段と、
    前記第2高調波差分値の含有率が、事故発生に関する第2高調波差分値の含有率の閾値以上の場合に電力の遮断操作を抑止し、前記第2高調波差分値の含有率が前記閾値未満の場合に電力の遮断操作を行う電力遮断手段と、
    を具えることを特徴とする、保護継電装置。
  2. 前記変流器と前記基本波検出手段及び前記第2高調波検出手段との間に、入力変換器を具えることを特徴とする、請求項1に記載の保護継電装置。
  3. 第1の時刻に電力系統から変流器を介して入力された第1の電流値及び前記第1の時刻の後の第2の時刻に前記電力系統から前記変流器を介して入力された第2の電流値を記憶する電流値記憶手段と、
    前記第2の電流値から前記第1の電流値を減じることにより差電流値を検出するための差電流値検出手段と、
    前記差電流値から基本波成分値を検出する基本波検出手段と、
    前記差電流値から第2高調波成分値を検出する第2高調波検出手段と、
    前記第2高調波成分値を前記基本波成分値で除し、前記基本波成分値に対する前記第2高調波成分値の含有率を検出するための第2高調波含有率検出手段と、
    前記第2高調波成分値の含有率が事故発生時の第2高調波成分値の含有率と比較して大きいか否かを判定する事故判定手段と、
    前記第2高調波成分値の含有率が事故発生時の第2高調波成分値の含有率以上の場合に電力の遮断操作を抑止し、前記第2高調波成分値の含有率が事故発生時の第2高調波成分値の含有率未満の場合に電力の遮断操作を行う電力遮断手段と、
    を具えることを特徴とする、保護継電装置。
  4. 前記変流器と前記電流値記憶手段との間に、入力変換器を具えることを特徴とする、請求項3に記載の保護継電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一に記載の保護継電装置と、前記保護継電装置の上流側において送電ラインを介して接続された電源と、前記保護継電装置の下流側において前記送電ラインを介して接続された複数の遮断器とを具えることを特徴とする、電力供給回路。
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