JP5932164B2 - テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路 - Google Patents

テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5932164B2
JP5932164B2 JP2015545944A JP2015545944A JP5932164B2 JP 5932164 B2 JP5932164 B2 JP 5932164B2 JP 2015545944 A JP2015545944 A JP 2015545944A JP 2015545944 A JP2015545944 A JP 2015545944A JP 5932164 B2 JP5932164 B2 JP 5932164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transistors
transistor
mode
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015545944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016503252A (ja
Inventor
レウン、ライ・カン
ナラソング、チューチャーン
フ、ジャンユン
フェン、ユンフェイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2016503252A publication Critical patent/JP2016503252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5932164B2 publication Critical patent/JP5932164B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/20Monitoring; Testing of receivers
    • H04B17/21Monitoring; Testing of receivers for calibration; for correcting measurements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/193High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/72Gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1638Special circuits to enhance selectivity of receivers not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/20Monitoring; Testing of receivers
    • H04B17/29Performance testing
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/294Indexing scheme relating to amplifiers the amplifier being a low noise amplifier [LNA]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/451Indexing scheme relating to amplifiers the amplifier being a radio frequency amplifier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001] 本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2012年12月10日に出願された「TEST SIGNAL GENERATION BY REUSING RECEIVER CIRCUITRY」と題する米国仮出願第61/735,453号の優先権を主張する。
[0002] 本開示は概して、電子機器に関し、より詳細には、テスト信号を生成するための受信機回路に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムにおけるワイヤレスデバイス(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)は、双方向通信のためのデータを送信および受信し得る。ワイヤレスデバイスは、データ送信のための送信機と、データ受信のための受信機とを含み得る。データ送信の場合、送信機は、送信局部発振器(LO)信号をデータで変調して被変調信号を取得し、被変調信号を増幅して適切な出力電力レベルを有する出力無線周波数(RF)信号を取得し、アンテナを介して出力RF信号を基地局に送信することができる。データ受信の場合、受信機は、アンテナを介して受信RF信号を取得し、受信RF信号を受信LO信号で増幅し、ダウンコンバートし、ダウンコンバート信号を処理して、基地局によって送られたデータを回復することができる。LO信号とは、周波数変換に使うことができる周期信号である。
[0004] ワイヤレスデバイスはいくつかの受信機を含むことができ、各受信機は様々な回路を含むことができる。各受信機内の回路は、仕様を満たすように設計され得るが、製造、温度、電源電圧などにおける変動により大きく変わり得る性能を有し得る。これらの変動が存在する場合でも良好な性能を保証するために、これらの回路をテスト/較正することが望ましい場合がある。
[0005] ワイヤレスシステムと通信するワイヤレスデバイスを示す図。 [0006] 図1のワイヤレスデバイスのブロック図。 [0007] テスト信号を生成するための再構成可能受信機回路をもつ2つの受信機のブロック図。 [0008] 受信(RX)モードでの2つの受信機の動作を示す図。 [0009] テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 [0010] 図3の低雑音増幅器(LNA)、ダウンコンバータ、ローパスフィルタ、およびインターフェース回路の例示的な設計を示す図。 [0011] RXモードでの2つの受信機の動作を示す図。 [0012] テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 テスト/較正モードでの2つの受信機の動作を示す図。 [0013] 増幅器としてのミキサの再構成を示す図。 [0014] プログラム可能減衰器としての、共通ソースLNAおよびインターフェース回路の再構成を示す図。 [0015] プログラム可能減衰器としての共通ゲートLNAの再構成を示す図。 [0016] プログラム可能減衰器および振幅変調(AM)変調器としての、共通ソースLNAおよびインターフェース回路の再構成を示す図。 [0017] プログラム可能減衰器およびAM変調器としての共通ゲートLNAの再構成を示す図。 [0018] LOジェネレータの例示的な設計を示す図。 [0019] ダウンコンバージョンとテスト信号生成とを実施するためのプロセスを示す図。 [0020] 増幅とテスト信号生成とを実施するためのプロセスを示す図。
[0021] 以下に記載する詳細な説明は、本開示の例示的な設計を説明するものであり、本開示が実施され得る唯一の設計を表すものではない。「例示的」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる設計も、必ずしも他の設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。発明を実施するための形態は、本開示の例示的な設計の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。本明細書に記載された例示的な設計は、これらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、本明細書で提示された例示的な設計の新規性を不明瞭にしないために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0022] ワイヤレスデバイス内でテスト信号を生成するように再構成され得る受信機回路について、本明細書で開示する。受信機回路は、ワイヤレス通信デバイス(たとえば、セルラー電話、スマートフォンなど)、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータ、スマートブック、ネットブック、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Bluetooth(登録商標)デバイス、民生用電子デバイスなど、様々な電子回路デバイスのために使用され得る。明快のために、ワイヤレス通信デバイスのための受信機回路の使用について以下で説明する。
[0023] 図1に、ワイヤレス通信システム120と通信するワイヤレスデバイス110を示す。ワイヤレスシステム120は、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)システム、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)システム、または何らかの他のワイヤレスシステムであり得る。CDMAシステムは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA 1X、エボリューションデータオプティマイズド(EVDO:Evolution-Data Optimized)、時分割同期CDMA(TD−SCDMA:Time Division Synchronous CDMA)、またはCDMAの何らかの他のバージョンを実装し得る。簡単のために、図1は、2つの基地局130および132と、1つのシステムコントローラ140とを含むワイヤレスシステム120を示している。概して、ワイヤレスシステムは、任意の数の基地局と、ネットワークエンティティの任意のセットとを含み得る。
[0024] ワイヤレスデバイス110は、ユーザ機器(UE)、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。ワイヤレスデバイス110は、セルラーフォン、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスモデム、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、スマートブック、ネットブック、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Bluetoothデバイスなどであり得る。ワイヤレスデバイス110はワイヤレスシステム120と通信し得る。ワイヤレスデバイス110はまた、放送局(たとえば、放送局134)からの信号、1つまたは複数のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS:global navigation satellite systems)中の衛星(たとえば、衛星150)からの信号などを受信し得る。ワイヤレスデバイス110は、LTE、WCDMA、CDMA 1X、EVDO、TD−SCDMA、GSM、802.11など、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の無線技術をサポートし得る。
[0025] ワイヤレスデバイス110は、1000メガヘルツ(MHz)よりも低い周波数をカバーするローバンド(LB)、1000MHz〜2300MHzの周波数をカバーするミッドバンド(MB)、および/または2300MHzよりも高い周波数をカバーするハイバンド(HB)で動作することが可能であり得る。たとえば、ローバンドは698〜960MHzをカバーすることができ、ミッドバンドは1475〜2170MHzをカバーすることができ、ハイバンドは2300〜2690MHzと3400〜3800MHzとをカバーすることができる。ローバンド、ミッドバンド、およびハイバンドは、帯域の3つのグループ(または帯域グループ)を指し、各帯域グループは、いくつかの周波数帯域(または単に、「帯域」)を含む。各帯域は、最高200MHzをカバーし得る。LTEリリース11は35個の帯域をサポートし、それらの帯域は、LTE/UMTS帯域と呼ばれ、公開されているドキュメント3GPP TS 36.101に記載されている。概して、任意の数の帯域グループが定義され得る。各帯域グループは、上に挙げた周波数範囲のうちのいずれとも整合してもしなくてもよい、どの範囲の周波数もカバーすることができる。各帯域グループは、任意の数の帯域を含み得る。
[0026] ワイヤレスデバイス110は、複数のキャリア上での動作である、キャリアアグリゲーションをサポートし得る。キャリアアグリゲーションはマルチキャリア動作と呼ばれることもある。キャリアは、通信のために使用される周波数の範囲を指す可能性があり、特定の特性に関連付けられる可能性がある。たとえば、キャリアは、そのキャリア上での動作を記述するシステム情報および/または制御情報に関連付けられ得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、周波数チャネル、セルなどと呼ばれることもある。帯域は、1つまたは複数のキャリアを含み得る。各キャリアは、LTEでは最高20MHzをカバーし得る。ワイヤレスデバイス110は、LTEリリース11では、1つまたは2つの帯域中の最高5つのキャリアで構成され得る。
[0027] ワイヤレスデバイス110は、異なる周波数において同時に送られる複数の送信信号を受信することができる。これらの複数の送信信号は、(i)キャリアアグリゲーションのための異なる周波数における複数のキャリア上の1つもしくは複数の基地局、または(ii)多地点協調(CoMP)のための同じワイヤレスシステムにおける異なる基地局、または(iii)同時サービス(たとえば、同時音声/音声、音声/データ、データ/データなど)のための1つもしくは複数のワイヤレスシステムにおける1つもしくは複数の基地局、または(iv)同時送信のための1つもしくは複数の基地局によって送られ得る。
[0028] 図2は、図1のワイヤレスデバイス110の例示的な設計のブロック図を示す。この例示的な設計では、ワイヤレスデバイス110は、1次アンテナ210に結合されたトランシーバ220と、2次アンテナ212に結合されたトランシーバ222と、データプロセッサ/コントローラ280とを含む。トランシーバ220は、複数の周波数帯域、複数の無線技術、キャリアアグリゲーションなどをサポートするために、複数(K個)の受信機230pa〜230pkと複数(K個)の送信機250pa〜250pkとを含む。トランシーバ222は、複数の周波数帯域、複数の無線技術、キャリアアグリゲーション、受信ダイバーシティ、複数の送信アンテナから複数の受信アンテナへの多入力多出力(MIMO)送信などをサポートするために、複数(L個)の受信機230sa〜230slと複数(L個)の送信機250sa〜250slとを含む。
[0029] 図2に示されている例示的な設計では、各受信機230はLNA240と受信回路242とを含む。データ受信のために、アンテナ210が、基地局および/または他の送信機局から信号を受信し、受信RF信号を与える。アンテナインターフェース回路224は、受信RF信号を受信し、1つまたは複数の入力RF信号を、1つまたは複数の選択された受信機に与える。アンテナインターフェース回路224は、スイッチ、デュプレクサ、ダイプレクサ、送信フィルタ、受信フィルタ、整合回路などを含み得る。以下の説明では、受信機230paが唯一の選択された受信機であると仮定する。受信機230pa内で、LNA240paが、入力RF信号を増幅し、増幅RF信号を与える。受信回路242paは、増幅RF信号をRFからベースバンドにダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号をフィルタ処理し、増幅し、データプロセッサ280に入力ベースバンド信号を与える。受信回路242paは、ミキサ、フィルタ、増幅器、整合回路、発振器、局部発振器(LO)生成器、位相ロックループ(PLL:phase locked loop)などを含み得る。トランシーバ220および222中の各残りの受信機230は、受信機230paと同様の方法で動作し得る。
[0030] 図2に示されている例示的な設計では、各送信機250は送信回路252と電力増幅器(PA)254とを含む。データ送信では、データプロセッサ280は、送信されるべきデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、1つまたは複数の選択された送信機に1つまたは複数の出力ベースバンド信号を与える。以下の説明では、送信機250paが唯一の選択された送信機であると仮定する。送信機250pa内で、送信回路252paは、アナログ出力信号を増幅し、フィルタ処理し、ベースバンドからRFにアップコンバートし、被変調RF信号を与える。送信回路252paは、増幅器、フィルタ、ミキサ、整合回路、発振器、LO生成器、PLLなどを含み得る。PA254paは、被変調RF信号を受信し、増幅し、適切な出力電力レベルを有する送信RF信号を与える。送信RF信号は、アンテナインターフェース回路224を介してルーティングされ、アンテナ210を介して送信される。トランシーバ220および222中の各残りの送信機250は、送信機250paと同様の方法で動作し得る。
[0031] 図2に、受信機230および送信機250の例示的な設計を示す。受信機および送信機はまた、フィルタ、整合回路など、図2に示されていない他の回路を含み得る。トランシーバ220および222の全部または一部分が、1つまたは複数のアナログ集積回路(IC)、RF IC(RFIC)、混合信号ICなどの上に実装され得る。たとえば、トランシーバ220および222中のLNA240および受信回路242は、1つまたは複数のRFIC上で実装され得る。トランシーバ220および222中の回路は他の方法でも実装され得る。
[0032] データプロセッサ/コントローラ280は、ワイヤレスデバイス110のための様々な機能を実施し得る。たとえば、データプロセッサ280は、受信機230を介して受信されているデータおよび送信機250を介して送信されているデータのための処理を実施し得る。コントローラ280は、トランシーバ220および222内の様々な回路の動作を制御し得る。メモリ282は、データプロセッサ/コントローラ280のプログラムコードおよびデータを記憶し得る。データプロセッサ/コントローラ280は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または他のIC上に実装され得る。
[0033] 一般に、ワイヤレスデバイスは、任意の数の受信機と、任意の数の送信機とを含むことができる。受信機および送信機は、仕様を満たすように設計され得るが、ICプロセス、温度、電源電圧などの変動により大きく変わり得る性能を有し得る。たとえば、受信機および送信機は、ICプロセス変動により変わり得る閾電圧とデバイス不整合とを有するトランジスタで実装され得る。閾電圧およびデバイス不整合の変動は、ワイヤレスデバイスの性能に悪影響を与える場合がある。ICプロセス、温度、電源電圧などに変動が存在する場合であっても、良好な性能を保証するために、受信機中の回路をテスト/較正することが望ましい場合がある。
[0034] 本開示のある態様では、ある受信機内の回路が、別の受信機用のテスト信号を生成するように再構成され、再利用され得る。こうすることにより、受信機中の回路は、テスト信号を生成するための追加回路も外部機器も要求することなく、効率的にテストされることが可能になり得る。これは、以下で説明する他の利益ももたらし得る。
[0035] 図3は、テスト信号を生成するための再構成可能受信機回路をもつ2つの受信機310および312の例示的な設計のブロック図を示す。受信機310は、LNA320と受信回路330とを含む。受信機312は、LNA322と受信回路332とを含む。受信機310および312は、図2のどの2つの受信機230にも対応し得る。LNA320および322は、図2のどの2つのLNA240にも対応し得る。受信回路330および332は、図2のどの2つの受信回路242にも対応し得る。
[0036] 受信機310内で、LNA320は、第1の入力RF信号(RFin1)を受信する入力と、受信回路330に結合された第1の出力と、インターフェース回路324に結合された第2の出力とを有する。LNA320は、RFin1信号を増幅し、第1の増幅RF信号(RFamp1)を受信回路330に与えることができる。
[0037] 受信回路330は、LNA320からRFamp1信号を受信し、第1の入力ベースバンド信号(BBin1)をデータプロセッサ280に与えることができる。受信回路330内で、ダウンコンバータ340が、LNA320からRFamp1信号を、およびLOジェネレータ360から第1の同相LO(ILO1)信号と第1の直交LO(QLO1)信号とを受信し得る。ダウンコンバータ340は、RFamp1信号をILO1およびQLO1信号でダウンコンバートすることができ、第1のIおよびQダウンコンバート信号を与えることができる。ILO1およびQLO1信号の周波数は、受信回路330によって受信される各送信信号の搬送周波数および可能性としては帯域幅に基づいて選択され得る。たとえば、ある送信信号が受信中の場合、ILO1およびQLO1信号の周波数は、受信される送信信号の中心周波数に等しくてよい。ローパスフィルタ350は、IおよびQダウンコンバート信号をフィルタ処理して、周波数ダウンコンバージョンから生じる望ましくない信号成分を削除し、フィルタ処理されたIおよびQ信号を増幅し、第1のIおよびQ入力ベースバンド信号をデータプロセッサ280に与えることができる。
[0038] 受信機312内で、LNA322は、第2の入力RF信号(RFin2)を受信する入力と、受信回路332に結合された第1の出力と、インターフェース回路324に結合された第2の出力とを有する。LNA322は、RFin2信号を増幅し、第2の増幅RF信号(RFamp2)を受信回路332に与えることができる。インターフェース回路324は、ある受信機からのテスト信号を別の受信機に結合するのに使われ得る。
[0039] 受信回路332は、LNA322からRFamp2信号を受信し、第2の入力ベースバンド信号(BBin2)をデータプロセッサ280に与えることができる。受信回路332内で、ダウンコンバータ342は、LNA320からRFamp2信号を、およびLOジェネレータ362から第2の同相LO(ILO2)信号と第2の直交LO(QLO2)信号とを受信し、RFamp2信号をILO2およびQLO2信号でダウンコンバートし、IおよびQダウンコンバート信号を与えることができる。ローパスフィルタ352は、IおよびQダウンコンバート信号をフィルタ処理して、周波数ダウンコンバージョンから生じる望ましくない信号成分を削除し、フィルタ処理されたIおよびQ信号を増幅し、第2のIおよびQ入力ベースバンド信号をデータプロセッサ280に与えることができる。
[0040] 図3に、受信回路330および332の例示的な設計を示す。概して、受信回路における信号の調整は、1つまたは複数の増幅器、フィルタ、ミキサなどによって実施され得る。これらの回路は、図3に示す構成とは異なって構成され得る。たとえば、フィルタおよび/または利得制御回路が、LNAとダウンコンバータとの間に置かれ得る。さらに、図3に示されていない他の回路が受信回路において使用され得る。たとえば、図3中の様々な回路を整合させるために、整合回路が使用され得る。図3中のいくつかの回路は省略され得る。1つの例示的な設計では、受信機310および312は同じICチップ上で実装され得る。別の例示的な設計では、受信機310は第1のICチップ上で実装されてよく、受信機312は第2のICチップ上で実装されてよい。
[0041] 受信機310および312は、受信(RX)モードとテスト/較正モードと含み得る複数の動作モードをサポートすることができる。RXモードでは、1つまたは複数の受信機が、1つまたは複数の入力RF信号を処理して、たとえば、図3について上述したように、対象となる1つまたは複数の送信信号を回復するために選択され得る。テスト/較正モードでは、1つまたは複数の受信機がテスト/較正用に選択されてよく、別の受信機が、選択された受信機(複数可)向けのテスト信号を生成し得る。
[0042] 図4Aは、RXモードでの、図3の受信機310および312の動作を示す。概して、唯一の受信機310、もしくは唯一の受信機312、または両方の受信機310および312が、RXモードにおいて有効にされ得る。受信機310が有効にされている場合、LNA320は、RFin1信号を増幅し、RFamp1信号を受信回路330に与えることができる。受信回路330内で、RFamp1信号は、ダウンコンバータ340によって、LOジェネレータ360からのILO1およびQLO1信号でダウンコンバートされ、ローパスフィルタ350によってフィルタ処理されて、BBin1信号を取得することができる。受信機312が有効にされている場合、LNA322は、RFin2信号を増幅し、RFamp2信号を受信回路332に与えることができる。受信回路332内で、RFamp2信号は、ダウンコンバータ342によって、LOジェネレータ362からのILO2およびQLO2信号でダウンコンバートされ、ローパスフィルタ352によってフィルタ処理されて、BBin2信号を取得することができる。
[0043] 図4Bは、受信機312が受信機310にテスト信号を与える、較正モードでの、図3の受信機310および312の動作を示す。この場合、受信機312内のLOジェネレータ362はLO信号を生成することができ、この信号は、ダウンコンバータ342、LNA322、およびインターフェース回路324を通され、テスト信号として受信機310に与えられ得る。LOジェネレータ362は、全周波数範囲にわたるとともに、受信機310を較正するのに十分な周波数確度をもつテスト信号用のLO信号を生成することができる。
[0044] 図4Cは、受信機310が受信機312にテスト信号を与える、較正モードでの、図3の受信機310および312の動作を示す。この場合、受信機310内のLOジェネレータ360はLO信号を生成することができ、この信号は、ダウンコンバータ340、LNA320、およびインターフェース回路324を通され、テスト信号として受信機312に与えられ得る。LOジェネレータ360は、全周波数範囲にわたるとともに、受信機312を較正するのに十分な周波数確度をもつテスト信号用のLO信号を生成することができる。
[0045] 図3に戻って参照すると、テストジェネレータ370および372は、それぞれ、受信機310および312をテストするのに使われるテスト制御信号を生成することができる。相関器380および382は、それぞれ、受信機310および312をテスト/較正するための相関を実施することができる。テストジェネレータ370および372ならびに相関器380および382について、以下で詳細に説明する。
[0046] 受信機310および312は様々な方法で実装され得る。1つの例示的な設計では、受信機310および312は、同じICダイ上で実装されてよく、そうすることにより、受信機のより良好な統合が生じ得る。別の例示的な設計では、受信機310および312は、別々のICダイ上で実装されてよく、これにより、2つの受信機の間の分離を向上させることができる。受信機310および312は他の方法でも実装され得る。
[0047] 受信機310および312中の回路は、様々な回路設計で実装され得る。受信機310および312中のLNA320および322、ダウンコンバータ340および342、ならびにローパスフィルタ350および352の例示的な設計については、以下で説明する。受信機310および312中の回路は様々なタイプのトランジスタでも実装され得る。Nチャネル金属酸化膜半導体(NMOS)トランジスタで実装されるLNA320および322ならびにダウンコンバータ340および342の例示的な設計については、以下で説明する。
[0048] 図5は、図3のLNA320および322、ダウンコンバータ340および342、ローパスフィルタ350および352、ならびにインターフェース回路324の例示的な設計の概略図を示す。図5に示す例示的な設計では、受信機310内で、ダウンコンバータ340は、IおよびQ信号パス用の2つのミキサ340aおよび340bを含み、ローパスフィルタ350は、IおよびQ信号パス用の2つのローパスフィルタ350aおよび350bを含む。受信機312内で、ダウンコンバータ342は、IおよびQ信号パス用の2つのミキサ342aおよび342bを含み、ローパスフィルタ352は、IおよびQ信号パス用の2つのローパスフィルタ352aおよび352bを含む。
[0049] 図5に示す例示的な設計では、LNA320は、共通ソースLNA(CS LNA)として実装される。LNA320内で、利得トランジスタ522は、回路接地に結合されたソースと、RFin1信号を受信するゲートと、ノードN1に結合されたドレインとを有する。代替として、利得トランジスタ522は、ソース縮退インダクタに結合されたソースを有することができ、インダクタは、回路接地にさらに結合され得る(図5には示さない)。カスコードトランジスタ524は、利得トランジスタ522のドレインに結合されたソースと、Vb1バイアス電圧を受信するゲートとを有する。変圧器526は、(i)カスコードトランジスタ524のドレインと電源電圧(Vdd)との間に結合された1次コイルと、(ii)ノードN2とN3との間に結合されるとともに、ダウンコンバータ340のミキサ340aおよび340bに差動増幅RF信号を与える2次コイルとを有する。変圧器はバランと呼ばれることもある。可変キャパシタ528が、カスコードトランジスタ524のドレインとVdd電源との間に結合され得る。変圧器526およびキャパシタ528は、LNA320用のタンク回路を形成する。利得トランジスタ522およびカスコードトランジスタ524は、(図5に示されているように)NMOSトランジスタを用いて、または他のタイプのトランジスタを用いて実装され得る。
[0050] 図5に示す例示的な設計では、LNA322は、共通ゲートLNA(CG LNA)として実装され、これにより、共通ソースLNAよりも良好な分離を提供することができる。LNA322内で、主要トランジスタ523は、RFin2信号を受信するソースと、Vb3バイアス電圧を受信するゲートとを有する。カスコードトランジスタ525は、主要トランジスタ523のドレインに結合されたソースと、Vb4バイアス電圧を受信するゲートとを有する。変圧器527は、(i)カスコードトランジスタ527のドレインとVdd電源との間に結合された1次コイルと、(ii)ノードL2とL3との間に結合されるとともに、ダウンコンバータ342のミキサ342aおよび342bに差動増幅RF信号を与える2次コイルとを有する。可変キャパシタ529が、カスコードトランジスタ525のドレインとVdd電源との間に結合され得る。主要トランジスタ523およびカスコードトランジスタ525は、(図5に示されているように)NMOSトランジスタを用いて、または他のタイプのトランジスタを用いて実装され得る。
[0051] 図5に示す例示的な設計では、インターフェース回路324は、カスコードトランジスタ534および変圧器536と可変キャパシタ538とを備えるタンク回路を用いて実装される。カスコードトランジスタ534は、LNA320内の利得トランジスタ522のドレインに結合されたソースと、Vb2バイアス電圧を受信するゲートとを有する。変圧器536は、(i)カスコードトランジスタ534のドレインとVdd電源との間に結合された1次コイルと、(ii)ノードL1と回路接地との間に結合された2次コイルとを有する。ノードL1は、LNA322の入力にも対応する。可変キャパシタ538が、カスコードトランジスタ534のドレインとVdd電源との間に結合される。
[0052] 図5に示す例示的な設計では、ミキサ340a、340b、342aおよび342bは、二重平衡受動ミキサを用いて実装される。ミキサ340aは、互いとクロス結合されている2つの差動ペアとして結合された2つのNMOSトランジスタペアを含む。トランジスタ542aおよび544aは、(i)互いと、およびノードN2に結合されたソースと、(ii)それぞれ、ノードN4およびN5に結合されたドレインとを有する。同様に、トランジスタ546aおよび548aは、(i)互いと、およびノードN3に結合されたソースと、(ii)それぞれ、ノードN4およびN5に結合されたドレインとを有する。図3のLOジェネレータ360からのILO1信号は、ILO1p信号とILO1n信号とを備える差動信号であり得る。ILO1p信号は、トランジスタ542aおよび548aのゲートに与えられる。ILO1n信号は、トランジスタ544aおよび546aのゲートに与えられる。ノードN2およびN3はミキサ340aの差動入力に対応し、ノードN4およびN5はミキサ340aの差動出力に対応する。
[0053] 図5に示す例示的な設計では、ミキサ340aは、トランジスタ540aおよび541aをさらに含み、これらのトランジスタは、ミキサ530aを増幅器として再構成するのに使われる。トランジスタ540aは、ノードN4に結合されたソースと、Vc1制御信号を受信するゲートと、Vdd電源に結合されたドレインとを有する。トランジスタ541aは、回路接地に結合されたソースと、Vc2制御信号を受信するゲートと、ノードN5に結合されたドレインとを有する。トランジスタ540aおよび541aは、(図5に示されているように)NMOSトランジスタまたは他のタイプのトランジスタであってよい。
[0054] 例示的な設計では、受信機310内のミキサ340bは、図5に示すように、ミキサ340a内のNMOSトランジスタ540aおよび541aがミキサ340bからは省略されることを除いて、ミキサ340aと同様に実装される。別の例示的な設計では、ミキサ340bは、ミキサ340aと同じやり方で実装されてよく、ミキサ340a内のNMOSトランジスタ540aおよび541aと同様に結合された2つのNMOSトランジスタを含み得る。この例示的な設計では、ミキサ340b内の2つのNMOSトランジスタは、ミキサ340bが受信機内のミキサとして使われるとき、トランジスタのゲートバイアス電圧によって無効にされ得る。この例示的な設計により、ミキサ340aと340bとの間のより良好な対称性が生じる場合があり、このことは、IQ不整合を削減するのを助けることができ、RSBを向上させることができる。ミキサ340bは、NMOSトランジスタ542b、544b、546bおよび548bを含み、これらのトランジスタは、ミキサ340a内のトランジスタ542a、544a、546aおよび548aと同様に結合される。LOジェネレータ360からのQLO1信号は、QLO1p信号とQLO1n信号とを備える差動信号であり得る。QLO1p信号は、トランジスタ542bおよび548bのゲートに与えられる。QLO1n信号は、トランジスタ544bおよび546bのゲートに与えられる。受信機312内のミキサ342aおよび342bは、それぞれ、受信機310内のミキサ340aおよび340bと同様に実装される。
[0055] 図5に示す例示的な設計では、ローパスフィルタ350a、350b、352aおよび352bは、フィルタ処理と増幅とを実施する能動フィルタとして実装される。フィルタ350a内で、抵抗器552は、ノードN4と増幅器560の反転入力との間に結合される。抵抗器554は、ノードN5と増幅器560の非反転入力との間に結合される。キャパシタ556は、増幅器560の反転および非反転入力の間に結合される。抵抗器562は、増幅器560の反転入力と非反転出力との間に結合される。抵抗器564は、増幅器560の非反転入力と反転出力との間に結合される。簡単のために図5には示さないが、キャパシタは、抵抗器552および554と並列に結合されてよく、ローパスフィルタ処理に使われ得る。キャパシタ556は、より小さい値を有してよく、チャネル帯域幅の外に通常は位置するTXジャマーをフィルタ処理するのに使うことができる。増幅器560は、その非反転および反転出力を介して、差動Iダウンコンバート信号を与える。ローパスフィルタ350b、352aおよび352bは、ローパスフィルタ350aと同様に実装される。
[0056] 図5は、LNA320および322、ダウンコンバータ340および342、ローパスフィルタ350および352、ならびにインターフェース回路324の例示的な設計を示す。LNA、ダウンコンバータ、ローパスフィルタ、およびインターフェース回路は、他の回路設計でも実装され得る。たとえば、LNAは、重ねて、およびVdd電源と回路接地との間に結合されたNMOSトランジスタとPMOSトランジスタとを備えるインバータタイプLNAを用いて実装され得る。ミキサ340a、340b、342aおよび342bは、図5に示すような受動ミキサを用いても、または他のタイプのミキサを用いても実装され得る。
[0057] 1つの例示的な設計では、同じ回路設計が、複数の受信機に使われ得る。たとえば、同じLNAおよびミキサ設計が、複数の受信機に、たとえば、複数の帯域、複数のモード、キャリアアグリゲーションなどをサポートするワイヤレスデバイス内の、すべての帯域用の受信機に使われ得る。別の例示的な設計では、異なる受信機のために異なる回路設計が使用され得る。たとえば、異なる受信機が、異なるLNA設計、異なるミキサ設計などに関連付けられ得る。
[0058] 図6は、RXモードでの受信機310の動作を示す。RXモードでは、LNA320はLNAとして構成され、ミキサ340aおよび340bはミキサとして構成され、インターフェース回路324は無効にされる。LNA320内で、Vb1バイアス電圧が、カスコードトランジスタ524のゲートに印加される。利得トランジスタ522は、RFin1信号を受信し、増幅する。カスコードトランジスタ524は、利得トランジスタ522からの出力信号をバッファリングし、増幅された信号を、変圧器526の1次コイルに与える。変圧器526の2次コイルは、増幅RF信号をミキサ340aおよび340bに与える。
[0059] ミキサ340a内で、NMOSトランジスタ540aおよび541aは、これらのトランジスタのゲートにおいて、それぞれ、Vc1およびVc2制御信号を介して低電圧(たとえば、0ボルト(V))を印加することによってOFFにされる。他の電圧も、トランジスタ540aおよび541aが他のタイプのトランジスタで実装される場合、それらのトランジスタをOFFにするのに使われ得る。たとえば、トランジスタ540aおよび541aがPMOSトランジスタで実装される場合、高電圧が、それらのトランジスタをOFFにするのに使われ得る。トランジスタ542a〜548aは、それらのソースからそれらのドレインに電流を向けるように、ILO1pおよびILO1n信号によってONおよびOFFにされ得るスイッチングトランジスタとして動作する。各トランジスタペアにつき、一方のトランジスタのみが、任意の所与の瞬間にILO1pまたはILO1n信号によってONにされ、他方のトランジスタは、ILO1nまたはILO1p信号によってOFFにされる。各ペアにおける2つのトランジスタは、増幅RF信号をLNA320からノードN4およびN5に向けるように、交替してONおよびOFFにされる。具体的には、トランジスタ542aおよび544aは、それぞれ、ILO1pおよびILO1n信号によって、交替してONおよびOFFにされる。トランジスタ546aおよび548aも、それぞれ、ILO1nおよびILO1p信号によって、交替してONおよびOFFにされる。トランジスタ542a〜548aには、それらのゲートにおいて、適切なバイアス電圧が印加され得る(図6には示さない)。バイアス電圧は、ミキサ340aに良好な性能を提供するように選択され得る。ミキサ340aは、ローパスフィルタ350aにIダウンコンバート信号を与える。ミキサ340bは、ミキサ340aと同様に動作するが、QLO1pおよびQLO1n信号を備える差動QLO1信号を印加される。ミキサ340bは、RFin1信号をQLO1信号でダウンコンバートし、Qダウンコンバート信号をローパスフィルタ350bに与える。
[0060] 図6は、RXモードでの受信機312の動作も示す。RXモードでは、LNA322はLNAとして構成され、ミキサ342aおよび342bはミキサとして構成される。LNA322内で、Vb3およびVb4バイアス電圧が、それぞれ、トランジスタ523および525のゲートに印加される。トランジスタ523は、RFin2信号を受信し、バッファリングする。トランジスタ525は、トランジスタ523からの出力信号をバッファリングし、増幅された信号を、変圧器527の1次コイルに与える。変圧器527の2次コイルは、増幅RF信号をミキサ342aおよび342bに与える。
[0061] ミキサ342a内で、トランジスタ540cおよび541cは、これらのトランジスタのゲートにおいて、それぞれ、Vc1およびVc2制御信号を介して低電圧(たとえば、0V)を印加することによってOFFにされる。トランジスタ542c〜548cは、それらのソースからそれらのドレインに電流を向けるように、ILO2pおよびILO2n信号によってONおよびOFFにされ得るスイッチングトランジスタとして動作する。各トランジスタペアにつき、一方のトランジスタのみが、任意の所与の瞬間にILO2pまたはILO2n信号によってONにされ、他方のトランジスタは、ILO2nまたはILO2p信号によってOFFにされる。各ペアにおける2つのトランジスタは、増幅RF信号をLNA322からノードL4およびL5に向けるように、交替してONおよびOFFにされる。トランジスタ542c〜548cには、それらのゲートにおいて、適切なバイアス電圧が印加され得る(図6には示さない)。バイアス電圧は、ミキサ342aに良好な性能を提供するように選択され得る。ミキサ342aは、ローパスフィルタ352aにIダウンコンバート信号を与える。ミキサ342bは、ミキサ342aと同様に動作するが、QLO2p信号とQLO2n信号とを備える差動QLO2信号を印加される。ミキサ342bは、RFin2信号をQLO2信号でダウンコンバートし、Qダウンコンバート信号をローパスフィルタ352bに与える。
[0062] 図6は、入力RF信号を受信し、ダウンコンバートし、ダウンコンバート信号を取得するためのRXモードでの、LNAとしてのLNA320および322、ならびにミキサとしてのミキサ340a、340b、342aおよび342bの構成を示す。LNA320および322ならびにミキサ340aおよび342aは、受信機310および312中の回路のテスト/較正のためのテスト信号を生成するように再構成され、使われ得る。様々なテストがサポートされてよく、2次入力インターセプトポイント(IIP2)、残留側波帯(RSB)などを含み得る。テスト信号は、利得(たとえば、受信機利得)、直流(DC)オフセット訂正などの較正にも使われ得る。
[0063] IIP2は、増幅器およびミキサなどのデバイスの非線形性によって生成された2次歪みを量子化する線形性の尺度である。IIP2は、LO信号を変調信号で変調して、振幅変調された(AM)テスト信号を生成し、AMテスト信号をベースバンドにダウンコンバートし、ダウンコンバート信号を変調信号と相関させ、相関結果に基づいてIIP2を判定することによって測定され得る。IIP2は、IIP2に影響を与える非線形性を有するトランジスタのゲートバイアス電圧を調節することによって改善され得る。
[0064] RSBは、IおよびQ信号パスの間の利得不均衡および/または位相不均衡の尺度である。RSBは、特定の周波数で単一トーンテスト信号を生成し、単一トーンテスト信号をダウンコンバートしてIおよびQダウンコンバートベースバンド信号を取得し、IおよびQダウンコンバートベースバンド信号の各々の振幅と位相とを測定し、IおよびQダウンコンバートベースバンド信号の間の振幅誤差および位相誤差に基づいてRSBを判定することによって測定され得る。RSBは、トランジスタのゲートバイアス電圧を調節し、ILOおよびQLO信号の振幅および/または位相を調節し、IおよびQダウンコンバートベースバンド信号をデジタル化することなどによって取得されたIおよびQサンプルをデジタルに補償することによって改善され得る。デジタル補償は、ADCの後に適用されて、IおよびQダウンコンバートベースバンド信号の振幅および位相不整合を相殺することができる。
[0065] 図7Aは、受信機312が受信機310用のテスト信号を生成するように再構成され、使われる第1のテスト構成のためのテスト/較正モードにおける受信機310および312の動作を示す。この構成では、受信機312内で、ミキサ342aは増幅器として再構成され、LNA322はプログラム可能減衰器として再構成され、ミキサ342bならびにローパスフィルタ352aおよび352bは無効にされる。受信機310内で、LNA320およびインターフェース回路324はプログラム可能減衰器として再構成され、ミキサ340aおよび340bならびにローパスフィルタ350aおよび350bは、有効にされ、RXモードの場合と同様に動作する。
[0066] 受信機312内で、ミキサ342bは、トランジスタ542d〜548dのゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによって無効にされ得る。ミキサ342aは、(i)トランジスタのゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによってトランジスタ544cおよび546cをOFFにすること、(ii)トランジスタのゲートにおいて適切なバイアス電圧を印加することによってトランジスタ542cおよび548cをONにすること、ならびに(iii)トランジスタのゲートにおいて高電圧(たとえば、Vdd)を印加することによってトランジスタ540cおよび541cをONにすることによって、増幅器として再構成され得る。LNA322は、トランジスタ523および525のゲートにおいて適切なVb3およびVb4バイアス電圧を印加することによって、プログラム可能減衰器として再構成され得る。
[0067] 受信機310内で、LNA320およびインターフェース回路324は、(i)トランジスタ534のゲートにおいて適切なバイアス電圧を印加することによってトランジスタ534をONにすること、(ii)トランジスタのゲートにおいて適切なバイアス電圧を印加することによってLNA320内のカスコードトランジスタ524をONにすること、および(iii)トランジスタ522のゲートにおいて低電圧を印加することによってLNA320内の利得トランジスタ522をOFFにすることによって、プログラム可能減衰器として再構成され得る。ミキサ350aは、トランジスタ540aおよび541aのゲートにおいて低電圧を印加することによってトランジスタ540aおよび541aをOFFにすることによって、ミキサとして動作することができる
[0068] 第1のテスト構成では、受信機312用のLOジェネレータ362が、所望のテスト周波数でLO信号を生成する(図7Aには示さない)。LO信号は、ミキサ342a(増幅器として再構成される)によって増幅され、LNA322(プログラム可能減衰器として再構成される)を通され、テスト信号として受信機310に与えられる。受信機310は、(RFin1信号ではなく)テスト信号を受信し、テスト信号を、RXモードの場合と同様にダウンコンバートする。受信機310内で、テスト信号は、インターフェース回路324およびLNA320(プログラム可能減衰器として再構成される)を通され、それぞれ、ミキサ340aおよび340bによってILO1信号およびQLO1信号でダウンコンバートされる。テスト信号の振幅は、トランジスタ524および/または534のバイアス電圧を変え、トランジスタ523および/または525のバイアス電圧を変え、ミキサのトランジスタサイズおよび/または駆動強度を変え、変圧器526および可変キャパシタ528によって形成されたLCタンクをチューニングし、変圧器536および可変キャパシタ538によって形成されたLCタンクをチューニングし、変圧器527および可変キャパシタ529によって形成されたLCタンクをチューニングすることなどによって調節され得る。ミキサ340aおよび340bからのIおよびQダウンコンバート信号は、ローパスフィルタ350aおよび350bによってフィルタ処理されて、IおよびQ入力ベースバンド信号が取得される。
[0069] 図7Bは、受信機312が受信機310用のAMテスト信号を生成するのに使われる第2のテスト構成のためのテスト/較正モードでの受信機310および312の動作を示す。この構成では、受信機312内で、ミキサ342aは増幅器として再構成され、LNA322はプログラム可能減衰器として再構成され、ミキサ342bならびにローパスフィルタ352aおよび352bは無効にされる。受信機310内で、LNA320およびインターフェース回路324はプログラム可能減衰器およびAM変調器として再構成され、ミキサ340aおよび340bならびにローパスフィルタ350aおよび350bは有効にされる。
[0070] 受信機310および312内の回路には、図7Aにおいて上述したように、適切な電圧および信号が印加され得る。ただし、LNA320内のカスコードトランジスタ524のゲートにおいてVb1バイアス電圧を、およびインターフェース回路324内のカスコードトランジスタ534のゲートにおいてVb2バイアス電圧を印加するのではなく、変調信号m(t)が、図3のテストジェネレータ370によって生成されてよく、カスコードトランジスタ524のゲートおよび/またはカスコードトランジスタ534のゲートに印加され得る。変調信号は、受信機310または受信機312内の他のノードにおいても印加され得る。たとえば、変調信号は、(i)LNA322内の主要トランジスタ523のゲートおよび/またはカスコードトランジスタ525のゲートにおいて、ミキサ342a内のトランジスタ540cのゲートおよび/またはトランジスタ541cのゲートにおいて、ならびに/あるいは(iii)他のトランジスタのゲートにおいて印加され得る。
[0071] 第2のテスト構成では、受信機312用のLOジェネレータ362が、所望のテスト周波数でLO信号を生成する(図7Bには示さない)。受信機312内で、LO信号は、ミキサ342a(増幅器として再構成されている)によって増幅され、LNA322(プログラム可能減衰器およびAM変調器として再構成されている)を通され、テスト信号として受信機310に与えられる。受信機310内で、テスト信号は、インターフェース回路324およびLNA320(プログラム可能減衰器として再構成されている)に与えられ、変調信号によって変調されて、AMテスト信号が取得される。AMテスト信号は、ミキサ340aおよび340bによって、それぞれILO1およびQLO1信号でダウンコンバートされ、ローパスフィルタ350aおよび350bによってフィルタ処理されて、IおよびQ入力ベースバンド信号が取得される。
[0072] 変調信号は、AMテスト信号を生成するための様々なやり方で生成され、印加され得る。AM変調は、IIP2較正および/または他のタイプの較正に使われ得る。1つの例示的な設計では、受信機310用のテストジェネレータ370は、変調信号を生成し、変調信号を、同じ受信機310内のAM変調器および相関器380に与える。AM変調器は、LNA320およびインターフェース回路324によって実装され得る。相関器380は、変調信号を入力ベースバンド信号と相関させ、相関結果をデータプロセッサ280に与える。相関器380は、アナログ領域(たとえば、回路をもつ)またはデジタル領域(たとえば、デジタル信号処理をもつ)において相関を実施することができる。データプロセッサ280は、受信機310内のIおよびQ信号パスにおけるIおよびQ不均衡を判定することができ、制御信号および/またはバイアス電圧を生成して、IおよびQ不均衡を削減することができる。代替または追加として、データプロセッサ280は、受信機310中の回路によって生成された非線形歪みの量を判定することができ、線形性を向上させるようなバイアス電圧を生成することができる。受信機310および312用に、別々のテストジェネレータ370および372と、別々の相関器380および382とを有することは、受信機310および312が別々のICチップ上で実装される場合、有益であり得る。この場合、AM変調および相関は、各受信機用にローカルに実施することができ、これにより、ICチップの間で変調信号を渡す必要を回避することができる。
[0073] 別の例示的な設計では、受信機312用のテストジェネレータ372は、変調信号を生成し、変調信号を、他方の受信機310内のAM変調器および相関器に与える。さらに別の例示的な設計では、単一のテストジェネレータが、受信機310と312の両方に対する変調信号を生成し得る。この例示的な設計は、たとえば、受信機310および312が同じICチップ上で実装されるとき、良好な性能を提供することができる。
[0074] 図8Aは、受信機310が受信機312用のテスト信号を生成するように再構成され、使われる第3のテスト構成のためのテスト/較正モードにおける受信機310および312の動作を示す。この構成では、受信機310内で、ミキサ340aは増幅器として再構成され、LNA320およびインターフェース回路324はプログラム可能減衰器として再構成され、ミキサ340bならびにローパスフィルタ350aおよび350bは無効にされる。受信機312内で、LNA322はLNAとして構成され、ミキサ342aおよび342bならびにローパスフィルタ352aおよび352bは有効にされる。
[0075] 受信機310内で、ミキサ340bは、トランジスタ542b〜548bのゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによって無効にされ得る。ミキサ340aは、(i)トランジスタのゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによってトランジスタ544aおよび546aをOFFにすること、(ii)トランジスタのゲートにおいて適切なバイアス電圧を印加することによってトランジスタ542aおよび548aをONにすること、ならびに(iii)トランジスタのゲートにおいて高電圧(たとえば、Vdd)を印加することによってトランジスタ540aおよび541aをONにすることによって、増幅器として再構成され得る。LNA320およびインターフェース回路324は、(i)トランジスタ524のゲートにおいて適切なVb1バイアス電圧を印加することによってLNA320内のカスコードトランジスタ524をONにすること、(ii)トランジスタ534のゲートにおいて適切なVb2バイアス電圧を印加することによってインターフェース回路324内のカスコードトランジスタ534をONにすること、および(iii)トランジスタ522のゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによってLNA320で利得トランジスタ522をOFFにすることによって、プログラム可能減衰器として再構成され得る。
[0076] 受信機312内で、LNA322は、トランジスタ523および525のゲートにおいて、それぞれ適切なVb3およびVb4バイアス電圧を印加することによって、LNAとして構成され得る。ミキサ352aは、トランジスタ540cおよび541cのゲートにおいて低電圧(たとえば、0V)を印加することによってトランジスタ540cおよび541cをOFFにすることによって、ミキサとして構成され得る。
[0077] 第3のテスト構成では、受信機310用のLOジェネレータ360が、所望のテスト周波数でLO信号を生成する(図8Aには示さない)。受信機310内で、LO信号は、ミキサ340a(増幅器として再構成される)によって増幅され、LNA320およびインターフェース回路324(プログラム可能減衰器として再構成される)を通され、テスト信号として受信機312に与えられる。受信機312は、(RFin2信号ではなく)テスト信号を受信し、テスト信号を、RXモードの場合と同様にダウンコンバートする。受信機312内で、テスト信号は、LNA322を通され、ミキサ342aおよび342bによって、それぞれILO2およびQLO2信号でダウンコンバートされる。テスト信号の振幅は、トランジスタのバイアス電圧を変え、ミキサのトランジスタサイズおよび/または駆動強度を変え、LCタンクをチューニングすることなどによって調節され得る。ミキサ342aおよび342bからのIおよびQダウンコンバート信号は、ローパスフィルタ352aおよび352bによってフィルタ処理されて、IおよびQ入力ベースバンド信号が取得される。
[0078] 図8Bは、受信機310が受信機312用のAMテスト信号を生成するのに使われる第4のテスト構成のためのテスト/較正モードでの受信機310および312の動作を示す。この構成では、受信機310内で、ミキサ340aは増幅器として再構成され、LNA320およびインターフェース回路324はプログラム可能減衰器として再構成され、ミキサ340bならびにローパスフィルタ350aおよび350bは無効にされる。受信機312内で、LNA322はプログラム可能減衰器およびAM変調器として再構成され、ミキサ342aおよび342bならびにローパスフィルタ352aおよび352bは有効にされる。
[0079] 受信機310および312内の回路には、図8Aにおいて上述したように、適切な電圧および信号が印加され得る。ただし、LNA322内のカスコードトランジスタ525のゲートにおいてVb4バイアス電圧を印加するのではなく、変調信号は、図3のテストジェネレータ372によって生成されてよく、トランジスタ525のゲートに印加され得る。変調信号は、受信機310または受信機312内の他のノードにおいても印加され得る。たとえば、変調信号は、LNA322内の主要トランジスタ523のゲートにおいて、LNA320内のカスコードトランジスタ524のゲートにおいて、インターフェース回路324内のカスコードトランジスタ534のゲートなどにおいて印加され得る。
[0080] 第4のテスト構成では、受信機310用のLOジェネレータ360が、所望のテスト周波数でLO信号を生成する(図8Bには示さない)。LO信号は、ミキサ340a(増幅器として再構成される)によって増幅され、LNA320およびインターフェース回路524(プログラム可能減衰器として再構成される)を通され、テスト信号として受信機312に与えられる。受信機312内で、テスト信号は、LNA322(AM変調器として再構成される)に与えられ、変調信号によって変調されて、AMテスト信号が取得される。AMテスト信号は、ミキサ342aおよび342bによって、それぞれILO2およびQLO2信号でダウンコンバートされ、ローパスフィルタ352aおよび352bによってフィルタ処理されて、IおよびQ入力ベースバンド信号が取得される。
[0081] 図7A〜図8Bに示す例示的な設計では、1つもしくは複数のトランジスタの1つもしくは複数のバイアス電圧を変えること、または1つもしくは複数のトランジスタのバイアス電流を変えること、または1つもしくは複数のタンク回路の1つもしくは複数の可変キャパシタを調節すること、またはそれらの組合せによって、調節可能な量の減衰(およびしたがって、可変振幅テスト信号)が取得され得る。例示的な設計では、調節可能な量の減衰は、図7Aの、トランジスタ524、534、523および525向けの、それぞれ、Vb1、Vb2、Vb3およびVb4バイアス電圧のうちの1つまたは複数を変えることによって取得され得る。別の例示的な設計では、調節可能な量の減衰は、ミキサ340aまたは342a内のトランジスタ542〜548のバイアス電流および/またはトランジスタサイズを変えることによって取得され得る。さらに別の例示的な設計では、調節可能な量の減衰は、可変キャパシタ528、529および/または538を調節することによって取得され得る。調節可能な量の減衰は、他の制御機構に基づく他のやり方でも取得され得る。調節可能な量の減衰は、上述した例示的な設計のどの1つもしくはどの組合せに基づいても、および/または他の制御機構に基づいて取得され得る。
[0082] 図7A〜図8Bは、図3および図5の受信機310および312によってサポートされ得るいくつかの例示的なテスト構成を示す。他のテスト構成もサポートされ得る。
[0083] 図9は、図5のミキサ340aを増幅器として再構成する例示的な設計を示す。図9の左側に示すように、ミキサ340aは、トランジスタ540aおよび541aをOFFにし、トランジスタ542aおよび548aのゲートにILO1p信号を印加し、トランジスタ544aおよび546aのゲートにILO1n信号を印加することによって、ミキサとして構成され得る。図9の中央に示すように、ミキサ340aは、トランジスタ540aおよび541aをONにし、トランジスタ544aおよび546aをOFFにし、トランジスタ542aおよび548aのゲートにILO1p信号を印加することによって、増幅器として再構成され得る。ILO1n、QLO1pまたはQLO1n信号は、トランジスタ542aおよび548aにも印加され得る。
[0084] 図9の右側は、増幅器940として再構成されたミキサ340aの相当回路を示す。トランジスタ540aは、トランジスタ542aのドレインにVdd電源を結合するスイッチとして作用する。トランジスタ541aは、トランジスタ548aのソースを回路接地に結合するスイッチとしても作用する。例示的な設計では、トランジスタ542aのゲートには、固定バイアス電圧が印加されてよく、トランジスタ548aのゲートには、可変バイアス電圧が印加されてよい。概して、各トランジスタのゲートには、固定または可変バイアス電圧が印加され得る。トランジスタ542aおよび548aのゲートには、ILO1p信号も印加され得る。差動出力信号が、トランジスタ542aのソースおよびトランジスタ548aのドレインによって、変圧器526の2次コイルに与えられ得る。
[0085] 図9に示すように、受動ミキサが、変圧器526の2次コイルの上方のトランジスタ542aと、2次コイルの下方のトランジスタ548aの両方に同じILO1p信号が印加される増幅器として再構成され得る。増幅器は、1よりも大きいか、または1未満の利得を与え得る。LO信号パス中で余分なトランジスタは加えられず、これにより、性能劣化を削減することができる。増幅器のDCバイアスは、トランジスタ542aに印加されるバイアス電圧および/またはトランジスタ548aに印加されるバイアス電圧を変えることによって調節され得る。
[0086] 図10は、図5のLNA320とインターフェース回路324とをプログラム可能減衰器として再構成する例示的な設計を示す。図10の左側に示すように、LNA320は、インターフェース回路324内のカスコードトランジスタ534をOFFにし、利得トランジスタ522のゲートにRFin1信号を印加し、カスコードトランジスタ524のゲートにVb1バイアス電圧を印加することによって、LNAとして構成され得る。RFin1信号は、利得トランジスタ522によって増幅され、カスコードトランジスタ524によってバッファリングされて、増幅RF信号を取得することができ、この信号は、変圧器526に与えられ得る。
[0087] 図10の右側に示すように、LNA320およびインターフェース回路324は、LNA320内の利得トランジスタ522をOFFにし、カスコードトランジスタ524および534のゲートに適切なバイアス電圧を印加することによって、双方向プログラム可能減衰器1020として再構成され得る。この場合、カスコードトランジスタ524および534は、それらのゲート電圧に依存するON電気抵抗を有するスイッチとして動作する。DCの観点から、トランジスタ524および534のソースは互いと結合され、トランジスタ524および534のドレインはVdd電源に結合される。したがって、トランジスタ524および534のゲートに印加されるバイアス電圧は、トランジスタ524および534がONにされることを保証するために、Vddよりも高くなるべきである。例示的な設計では、Vb1および/またはVb2バイアス電圧は、トランジスタ524および534を通る可変減衰を取得するために調節可能/プログラム可能であり得る。例示的な設計では、Vddは1.2ボルト(V)であってよく、Vb1およびVb2バイアス電圧は、1.5V〜1.8Vの範囲内であってよく、50ミリボルト(mV)のきざみで調節可能であり得る。他のVdd電圧、電圧範囲、および/またはきざみ幅が使われてもよい。
[0088] 図11は、図5のLNA322を双方向プログラム可能減衰器として再構成する2つの例示的な設計を示す。図11の左側に示すように、LNA322は、主要トランジスタ523のソースにRFin2信号を印加し、主要トランジスタ523のゲートにVb3バイアス電圧を印加し、カスコードトランジスタ525のゲートにVb4バイアス電圧を印加することによって、LNAとして構成され得る。RFin2信号は、主要トランジスタ523によって増幅され、カスコードトランジスタ525によってバッファリングされて、増幅RF信号を取得することができ、この信号は、変圧器527に与えられ得る。
[0089] 図11の中央は、LNA322をプログラム可能減衰器1122として再構成する1つの例示的な設計を示す。この例示的な設計では、主要トランジスタ523のゲートにはVb3バイアス電圧が印加され、カスコードトランジスタ525のゲートにはVdd電源が印加される。DCの観点から、主要トランジスタ523のソースは、変圧器536の2次コイルを介して回路接地に結合され、カスコードトランジスタ525のドレインは、変圧器527の2次コイルを介してVdd電源に結合される。したがって、トランジスタ523および525のゲートに印加されるバイアス電圧は、トランジスタ523および525をONにするために、0Vよりも高くなるべきである。この場合、トランジスタ523および525は、トランジスタ523のVb3バイアス電圧に依存するON電気抵抗を有するスイッチとして動作する。例示的な設計では、Vb3バイアス電圧は、トランジスタ523および525を通る可変減衰を取得するために調節可能/プログラム可能であり得る。
[0090] 図11の右側は、LNA322をプログラム可能減衰器1124として再構成する別の例示的な設計を示す。この例示的な設計では、主要トランジスタ523のゲートにはVdd電圧が印加され、カスコードトランジスタ525のゲートにはVb4バイアス電圧が印加される。トランジスタ523および525は、トランジスタ525のVb4バイアス電圧に依存するON電気抵抗を有するスイッチとして動作する。例示的な設計では、Vb4バイアス電圧は、トランジスタ523および525を通る可変減衰を取得するために調節可能/プログラム可能であり得る。
[0091] 別の例示的な設計では、主要トランジスタ523のゲートにはVb3バイアス電圧が印加され、カスコードトランジスタ525のゲートにはVb4バイアス電圧が印加される(図11には示さない)。Vb3および/またはVb4バイアス電圧は、トランジスタ523および525を通る可変減衰を取得するために調節可能/プログラム可能であり得る。
[0092] さらに別の例示的な設計では、主要トランジスタ523のゲートにはVdd電圧が印加され、カスコードトランジスタ525のゲートにもVdd電圧が印加される(図11には示さない)。トランジスタ523および525は、固定量の減衰を与え得る。
[0093] 図12は、図5のLNA320とインターフェース回路324とをプログラム可能減衰器およびAM変調器として再構成する例示的な設計を示す。これは、カスコードトランジスタ524のゲートにおいて、および/またはカスコードトランジスタ534のゲートにおいて、変調信号を印加することによって遂行され得る。図12に示す例示的な設計では、カスコードトランジスタ524のゲートと回路接地との間にスイッチ1212が結合されてよく、カスコードトランジスタ524のゲートとVb1バイアス電圧との間にスイッチ1214が結合されてよい。変調信号は、正方波、方形波などを備え得る。変調信号は、スイッチ1212および1214を制御することができ、スイッチは次いで、カスコードトランジスタ524および534を通されるテスト信号を振幅変調することができる。同様に、カスコードトランジスタ534のゲートと回路接地との間にスイッチ1222が結合されてよく、カスコードトランジスタ534のゲートとVb2バイアス電圧との間にスイッチ1224が結合されてよい。変調信号は、スイッチ1222および1224を制御することができ、スイッチは次いで、テスト信号を振幅変調することができる。スイッチ1212および1214は、Vb1電圧と回路接地との間で動作するインバータを用いて実装され、入力として変調信号を印加され得る。スイッチ1222および1224は、Vb2電圧と回路接地との間で動作するインバータを用いて実装され、入力として変調信号を印加され得る。Vb1および/またはVb2バイアス電圧は、所望の量の減衰を取得するように調節され得る。
[0094] 図12は、振幅変調のための変調信号を印加するのに、スイッチのペア(たとえば、スイッチ1212および1214、またはスイッチ1222および1224)が使われる例示的な設計を示す。変調信号は、スイッチのペアではなく、単一のスイッチを介して(たとえば、唯一のスイッチ1212または唯一のスイッチ1214を介して)も印加され得る。
[0095] 図13は、図5のLNA322をプログラム可能減衰器およびAM変調器として再構成する2つの例示的な設計を示す。図13の左側に示す第1の例示的な設計では、Vb3バイアス電圧が主要トランジスタ523のゲートにおいて印加されてよく、変調信号が、2つのスイッチ1312および1314を介してカスコードトランジスタ525のゲートに印加されてよい。スイッチ1312は、カスコードトランジスタ525のゲートと回路接地との間に結合され得る。スイッチ1314は、カスコードトランジスタ525のゲートと、Vdd電源(図13に示すように)またはVb4バイアス電圧(図13には示さない)との間に結合され得る。変調信号は、スイッチ1312および1314を制御することができ、スイッチは次いで、トランジスタ523および525を通されるテスト信号を振幅変調することができる。スイッチ1312および1314は、Vdd電源(またはVb4バイアス電圧)と回路接地との間で動作するインバータを用いて実装され、入力として変調信号を印加され得る。
[0096] 図13の右側に示す第2の例示的な設計では、Vb4バイアス電圧がカスコードトランジスタ525のゲートにおいて印加されてよく、変調信号が、2つのスイッチ1322および1324を介して主要トランジスタ523のゲートにおいて印加されてよい。スイッチ1322は、主要トランジスタ523のゲートと回路接地との間に結合され得る。スイッチ1324は、主要トランジスタ523のゲートと、Vdd電源(図13に示すように)またはVb3バイアス電圧(図13には示さない)との間に結合され得る。変調信号は、スイッチ1322および1324を制御することができ、スイッチは次いで、トランジスタ523および525を通されるテスト信号を振幅変調することができる。スイッチ1322および1324は、Vdd電源(またはVb3バイアス電圧)と回路接地との間で動作するインバータを用いて実装され、入力として変調信号を印加され得る。
[0097] 概して、AM変調は、周波数ダウンコンバージョンに使われる、LOジェネレータからミキサまでの信号パス中の1つまたは複数のトランジスタを介して実施することができる。たとえば、AM変調は、受信機310内のカスコードトランジスタ524および/または534を介して、受信機312中の主要トランジスタ523および/またはカスコードトランジスタ525などを介して実施することができる。AM変調は、テスト信号を生成する受信機内で、および/またはテスト信号を受信する受信機中で実施することができる。
[0098] 図14は、図3のLOジェネレータ360および362の各々に対して使うことができる、LOジェネレータ1400の例示的な設計を示す。LOジェネレータ1400は、周波数シンセサイザ1460と分周器1470とを含む。周波数シンセサイザ1460は、所望の周波数で、電圧制御発振器(VCO)信号を生成する。分周器1470は、VCO信号を周波数で分周し、ILO信号とQLO信号とを備えるLO信号を与える。
[0099] 図14に示す例示的な設計では、周波数シンセサイザ1460は、PLL1462と、VCO1464と、バッファ(Buf)1466とを含む。VCO1464は、PLL1462から制御信号を受信し、制御信号によって決定された周波数で発振器信号を生成する。PLL1462は、VCO1464から基準信号と発振器信号とを受信し、発振器信号の位相を基準信号の位相と比較し、発振器信号の位相が基準信号の位相にロックされるように、VCO1464用の制御信号を生成する。バッファ1466は、VCO1464から発振器信号を受信し、分周器1470にVCO信号を与える。分周器1470は、VCO信号を周波数でN分の1に分割し、ここでNは2、3、4、5、または何らかの他の値に等しくてよい。分周器1470は、ILOおよびQLO信号を与える。
[00100] 本明細書で説明する、ワイヤレスデバイス中でテスト信号を生成するように再構成され得る受信機回路は、様々な利点を提供し得る。第1に、受信機用のLOジェネレータ(送信機用のLOジェネレータではなく)は、別の受信機用のテスト信号を生成するのに使われ得る。受信機用のLOジェネレータは、対象の周波数範囲についての、ならびに所望の周波数分解能および確度をもつテスト信号を生成することが可能であるべきである。送信機および受信機用のLOジェネレータの間の接続は要求されず、これにより、送信と受信の分離を保つことができる。第2に、受信機用のLOジェネレータが、別の受信機用のテスト信号を生成するのに再利用されるので、較正用のテスト信号を生成するのに、別個の専用の広帯域LOジェネレータが必要とされない。これにより、専用の広帯域LOジェネレータに関するより高いコストと、より多くのルーティングとを回避することができる。第3に、既存の回路、たとえば、LNAおよびミキサを単に再構成することによって、テスト信号が生成され得る。これにより、小さい追加ハードウェアオーバーヘッドが生じ得るか、または追加ハードウェアオーバーヘッドがまったく生じない場合もある。第4に、既存の回路の再構成は、バイアスノードまたはベースバンドノードのいずれかにおいて起こる。したがって、RXモードでの受信機の性能は、最小限しか影響を受け得ない。本明細書で説明する回路および技法によって提供される他の利点もあり得る。
[00101] 例示的な設計では、装置(たとえば、ワイヤレスデバイス、IC、回路モジュールなど)が、ミキサと増幅器とを含み得る。ミキサ(たとえば、図5〜図9のミキサ340a)は、第1の複数のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ542aおよび548a)ならびに第2の複数のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ544aおよび546a)によって形成され得る。ミキサは、第1のモード(たとえば、RXモード)のLO信号に基づいて、入力RF信号をダウンコンバートすることができる。増幅器(たとえば、図9の増幅器940)は、第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ540aおよび541a)によって形成され得る。増幅器は、LO信号を増幅し、増幅されたLO信号を第2のモード(たとえば、テスト/較正モード)で与えることができる。ミキサは、第1の受信機用であってよく、たとえば、図8Aおよび図8Bに示すように、増幅されたLO信号を、第2の入力RF信号として、第2のモードで、第2の受信機中の第2のミキサに与えることができる。
[00102] 第1の複数のトランジスタは第1および第2のトランジスタを含んでよく、第2の複数のトランジスタは第3および第4のトランジスタを含んでよく、第3の複数のトランジスタは第5および第6のトランジスタを含んでよい。LO信号は、差動LO信号であってよく、非反転LO(LOp)信号と反転LO(LOn)信号とを備え得る。第1および第3のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ542aおよび544a)は、互いと結合されたソースと、第1のモードでLOpおよびLOn信号を受信するゲートとを有し得る。第2および第4のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ546aおよび548a)は、互いと結合されたソースと、第1のモードでLOnおよびLOp信号を受信するゲートとを有し得る。第5のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ540a)は、第1のトランジスタと供給電圧との間に結合され得る。第6のトランジスタ(たとえば、図9のトランジスタ541a)は、第4のトランジスタと回路接地との間に結合され得る。
[00103] 第1および第2のトランジスタは、たとえば、それらのゲートにおいて適切なバイアス電圧を印加することによって、第1および第2のモードにおいて有効にされ得る。第3および第4のトランジスタは、第1のモードにおいて有効にされ、(たとえば、それらのゲートにおいて低電圧を印加することによって)第2のモードにおいて無効にされ得る。第5および第6のトランジスタは、第1のモードにおいて無効にされ、第2のモードにおいて有効にされ得る。例示的な設計では、たとえば、図9に示すように、第1および第2のトランジスタのうちの1つ(たとえば、第1のトランジスタ)は固定バイアス電圧を受信することができ、第1および第2のトランジスタのうちの他の1つ(たとえば、第2のトランジスタ)は可変バイアス電圧を受信することができる。これにより、増幅器のDCバイアスの調節を可能にすることができる。
[00104] 装置は、1次コイルと2次コイルとを備える変圧器(たとえば、図5および図9の変圧器526)をさらに含み得る。2次コイルは、第1および第3のトランジスタのソースに結合された第1の端末と、第2および第4のトランジスタのソースに結合された第2の端末とを有し得る。2次コイルは、第1のモードで、ミキサに入力RF信号を与えることができ、第2のモードで、増幅器からの増幅LO信号を与えることができる。
[00105] 図15は、ダウンコンバージョンとテスト信号生成とを実施するためのプロセス1500の例示的な設計を示す。入力RF信号が、第1のモードで、ダウンコンバート信号を取得するために、LO信号に基づいて、第1の複数のトランジスタおよび第2の複数のトランジスタによって形成されたミキサを用いて、ダウンコンバートされ得る(ブロック1512)。LO信号は、第2のモードで、増幅されたLO信号を取得するために、第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタによって形成された増幅器で増幅され得る。(ブロック1514)。増幅器のDCバイアスを調節するために、少なくとも1つの可変バイアス電圧が、増幅器の少なくとも1つのトランジスタに印加され得る。
[00106] 別の例示的な設計では、装置(たとえば、ワイヤレスデバイス、IC、回路モジュールなど)が、増幅器と減衰器とを含み得る。増幅器(たとえば、図5および図10のLNA320または図5および図11のLNA322)は、第1の複数のトランジスタ(たとえば、図10のトランジスタ522および524または図11のトランジスタ523および525)によって形成されてよく、第1のモード(たとえば、RXモード)で入力RF信号を受信し、増幅することができる。減衰器(たとえば、図10の減衰器1020、図11の減衰器1122、または図11の減衰器1124)は、第2の複数のトランジスタによって形成されてよく、第2のモード(たとえば、テスト/較正モード)でLO信号を受信し、渡すことができる。第2の複数のトランジスタは、第1の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの追加トランジスタ(たとえば、図10および図11のトランジスタ534)とを含み得る。
[00107] 例示的な設計では、増幅器の第1の複数のトランジスタは、共通ソース増幅器として結合され得る利得トランジスタとカスコードトランジスタとを含み得る。利得トランジスタ(たとえば、図10および図12の利得トランジスタ522)は、第1のモードで入力RF信号を増幅することができる。カスコードトランジスタ(たとえば、図10および図12のカスコードトランジスタ524)は、利得トランジスタに結合されてよく、第1のモードで入力RF信号を渡し、第2のモードでLO信号を渡すことができる。
[00108] 減衰器は、インターフェース回路(たとえば、図10および図11のインターフェース回路324)を含み得る。減衰器の少なくとも1つの追加トランジスタは、利得トランジスタに結合されるとともに第2のモードでLO信号を渡すように構成可能な第2のカスコードトランジスタ(たとえば、図10および図11のカスコードトランジスタ534)を含み得る。第2のカスコードトランジスタは、インターフェース回路の一部であってよい。例示的な設計では、増幅器中のカスコードトランジスタおよび/またはインターフェース回路中の第2のカスコードトランジスタには、たとえば、図10に示すように、LO信号の可変量の減衰を与えるように、第2のモードで少なくとも1つの可変バイアス電圧が印加され得る。例示的な設計では、カスコードトランジスタおよび/または第2のカスコードトランジスタには、たとえば、図12に示すように、第2のモードでLO信号を振幅変調するための変調信号が印加され得る。たとえば、カスコードトランジスタのみが変調信号を受信することができるか、または第2のカスコードトランジスタのみが変調信号を受信することができる。
[00109] 別の例示的な設計では、増幅器の第1の複数のトランジスタは、共通ゲート増幅器として結合され得る主要トランジスタとカスコードトランジスタとを含み得る。主要トランジスタ(たとえば、図11および図13の主要トランジスタ523)は、第1のモードで入力RF信号を受信することができ、第2のモードでLO信号を渡すことができる。カスコードトランジスタ(たとえば、図11および図13のカスコードトランジスタ525)は、主要トランジスタに結合されてよく、第1のモードで入力RF信号を渡し、第2のモードでLO信号を渡すことができる。たとえば、図11に示すように、主要トランジスタは、第1のバイアス電圧を受信することができ、カスコードトランジスタは、第1のモードで第2のバイアス電圧を受信することができる。1つの設計では、主要トランジスタおよびカスコードトランジスタのうちの1つが、供給電圧を受信することができ、主要トランジスタおよびカスコードトランジスタのうちの他の1つが、第2のモードでバイアス電圧を受信する。たとえば、図11の中央に示すように、たとえば、第2のモードで、主要トランジスタはバイアス電圧を受信することができ、カスコードトランジスタは、供給電圧を受信することができる。代替として、たとえば、図11の右側に示すように、第2のモードで、主要トランジスタは供給電圧を受信することができ、カスコードトランジスタはバイアス電圧を受信することができる。例示的な設計では、主要トランジスタおよび/またはカスコードトランジスタは、たとえば、図13に示すように、第2のモードで変調信号を受信して、LO信号を振幅変調することができる。
[00110] 例示的な設計では、タンク回路が、増幅器のカスコードトランジスタに結合され得る。タンク回路は、コイル(たとえば、インダクタや変圧器/バラン)と可変キャパシタとを備え得る。変圧器(たとえば、たとえば、図5の変圧器526または527)は、可変キャパシタと並列に結合された1次コイルを備え得る。可変キャパシタ(たとえば、図5の可変キャパシタ528または529)は、供給電圧とカスコードトランジスタとの間に結合され得る。可変キャパシタは、タンク回路の周波数を変えるように、および/または増幅器が減衰器として再構成されたときに増幅器によって与えられる減衰の量を調節するように調節され得る。
[00111] 図16は、信号増幅とテスト信号生成とを実施するためのプロセス1600の例示的な設計を示す。入力RF信号が、第1のモードで、第1の複数のトランジスタによって形成された増幅器を用いて増幅され得る(ブロック1612)。LO信号が、第2のモードで、第2の複数のトランジスタによって形成された減衰器を用いて減衰され得る(ブロック1614)。第2の複数のトランジスタは、第1の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの追加トランジスタとを含み得る。例示的な設計では、少なくとも1つの可変バイアス電圧が、LO信号の可変量の減衰を取得するために、第2のモードで、減衰器の第2の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つに印加され得る。別の例示的な設計では、第2のモードで、変調信号が、減衰器の第2の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つに印加されて、LO信号が振幅変調され得る。
[00112] テスト信号を生成するように再構成され得る受信機回路(たとえば、LNA、ミキサ、フィルタ、LOジェネレータなど)は、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC、ASIC、プリント回路板(PCB)、電子デバイスなどの上で実装され得る。回路はまた、相補型金属酸化物半導体(CMOS)、NチャネルMOS(NMOS)、PチャネルMOS(PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、シリコンオンインシュレータ(SOI)など、様々なICプロセス技術を用いて作製され得る。
[00113] 本明細書で説明する回路を実装する装置は、スタンドアロンデバイスであり得るか、またはより大きいデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)スタンドアロンIC、(ii)データおよび/または命令を記憶するためのメモリICを含み得る1つまたは複数のICのセット、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)などのRFIC、(iv)移動局モデム(MSM)などのASIC、(v)他のデバイス内に埋め込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラーフォン、ワイヤレスデバイス、ハンドセット、またはモバイルユニット、(vii)その他であり得る。
[00114] 1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、通常はディスク(disk)が磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(disc)がレーザーによって光学的にデータを再生する場合に、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00115] 本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作製または使用することができるように与えられているものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] 第1の複数のトランジスタおよび第2の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第1のモードで、ローカル発振器(LO)信号に基づいて入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートするように構成可能なミキサと、
前記第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第2のモードで、前記LO信号を増幅し、増幅されたLO信号を与えるように構成可能な増幅器とを備える装置。
[C2] 前記LO信号は非反転LO(LOp)信号と反転LO(LOn)信号とを備え、前記第1の複数のトランジスタは第1および第2のトランジスタを備え、前記第2の複数のトランジスタは第3および第4のトランジスタを備え、前記第1および第3のトランジスタは、互いと結合されるとともに、前記第1のモードで前記LOpおよびLOn信号を受信するように構成可能なソースを有し、前記第2および第4のトランジスタは、互いと結合されるとともに、前記第1のモードで前記LOnおよびLOp信号を受信するように構成可能なソースを有する、C1に記載の装置。
[C3] 前記第3の複数のトランジスタは、
前記第1のトランジスタと供給電圧との間に結合された第5のトランジスタと、
前記第2のトランジスタと回路接地との間に結合された第6のトランジスタとを備える、C2に記載の装置。
[C4] 前記第1および第2のトランジスタのうちの1つは、固定バイアス電圧を受信するように構成可能であり、前記第1および第2のトランジスタのうちの他の1つは、可変バイアス電圧を受信するように構成可能である、C2に記載の装置。
[C5] 1次コイルと2次コイルを備える変圧器、前記2次コイルは、前記第1および第3のトランジスタの前記ソースに結合された第1の端子と、前記第2および第4のトランジスタの前記ソースに結合された第2の端子とを有し、前記2次コイルは、前記第1のモードで、前記入力RF信号を前記ミキサに与え、前記第2のモードで、前記増幅器から、前記増幅されたLO信号を与える、をさらに備える、C3に記載の装置。
[C6] 前記ミキサは、第1の受信機用であり、前記増幅されたLO信号を、テスト信号として、前記第2のモードで、第2の受信機内の第2のミキサに与えるように構成可能である、C1に記載の装置。
[C7] 第1のモードで、ダウンコンバート信号を取得するためにローカル発振器(LO)信号に基づいて第1の複数のトランジスタおよび第2の複数のトランジスタによって形成されたミキサで、入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートすることと、
第2のモードで、増幅されたLO信号を取得するために前記第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタによって形成された増幅器で、前記LO信号を増幅することとを備える方法。
[C8] 前記増幅器の直流(DC)バイアスを調節するために前記増幅器の少なくとも1つのトランジスタに、少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加することをさらに備える、C7に記載の方法。
[C9] 第1のモードでダウンコンバート信号を取得するためにローカル発振器(LO)信号に基づいて、入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートするための手段と、
第2のモードで、増幅されたLO信号を取得するために前記LO信号を増幅するための前記手段と、増幅するための前記手段は、ダウンコンバートするための前記手段の一部分を備える、を備える装置。
[C10] 増幅するための前記手段の直流(DC)バイアスを調節するために増幅するための前記手段に少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加するための手段を、さらに備える、C9に記載の装置。
[C11] 第1の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第1のモードで、入力無線周波数(RF)信号を受信し、増幅するように構成可能な増幅器と、
第2の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第2のモードでローカル発振器(LO)信号を受信し、渡すように構成可能な減衰器と、前記第2の複数のトランジスタは、前記第1の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの追加トランジスタとを備える、を備える装置。
[C12] 前記増幅器の前記第1の複数のトランジスタは、
前記第1のモードで、前記入力RF信号を増幅し、増幅RF信号を与えるように構成可能な利得トランジスタと、
前記利得トランジスタに結合されるとともに、前記第1のモードで前記増幅RF信号を渡すように、および前記第2のモードで前記LO信号を渡すように構成可能なカスコードトランジスタとを備える、C11に記載の装置。
[C13] 前記増幅器に結合されるとともに、前記第2のモードで前記LO信号を受信するように構成可能なインターフェース回路をさらに備える、C12に記載の装置。
[C14] 前記減衰器の前記少なくとも1つの追加トランジスタは、
前記利得トランジスタに結合されるとともに、前記第2のモードで前記LO信号を渡すように構成可能な第2のカスコードトランジスタを備える、C12に記載の装置。
[C15] 前記カスコードトランジスタ、もしくは前記第2のカスコードトランジスタ、または両方のカスコードトランジスタには、前記LO信号の可変量の減衰を与えるための、前記第2のモードでの少なくとも1つの可変バイアス電圧が印加される、C14に記載の装置。
[C16] 前記カスコードトランジスタまたは前記第2のカスコードトランジスタに結合されたコイルと、
前記コイルと並列に結合されるとともに、前記LO信号の可変量の減衰を与えるように、前記第2のモードで変化される可変キャパシタとをさらに備える、C14に記載の装置。
[C17] 前記カスコードトランジスタ、もしくは前記第2のカスコードトランジスタ、または両方のカスコードトランジスタは、前記第2のモードで前記LO信号を振幅変調するための変調信号が印加される、C14に記載の装置。
[C18] 前記増幅器の前記第1の複数のトランジスタは、
前記第1のモードで前記入力RF信号を受信するように、および前記第2のモードで前記LO信号を渡すように構成可能な主要トランジスタと、
前記主要トランジスタに結合されるとともに、前記第1のモードで前記入力RF信号を渡すように、および前記第2のモードで前記LO信号を渡すように構成可能なカスコードトランジスタとを備える、C11に記載の装置。
[C19] 前記主要トランジスタおよび前記カスコードトランジスタのうちの1つは、供給電圧を受信するように構成可能であり、前記主要トランジスタおよび前記カスコードトランジスタのうちの他の1つは、前記第2のモードでバイアス電圧を受信するように構成可能である、C18に記載の装置。
[C20] 前記主要トランジスタ、もしくは前記カスコードトランジスタ、または両方のトランジスタは、前記第2のモードで前記LO信号を振幅変調するための変調信号を受信するように構成可能である、C18に記載の装置。
[C21] 第1の複数のトランジスタによって形成された増幅器で、第1のモードで、入力無線周波数(RF)信号を増幅することと、
第2のモードで、第2の複数のトランジスタによって形成された減衰器で、ローカル発振器(LO)信号を減衰することと、前記第2の複数のトランジスタは、前記第1の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの追加トランジスタとを備える、を備える方法。
[C22] 前記LO信号の可変量の減衰を取得するために前記第2のモードで、前記減衰器の前記第2の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つに、少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加することをさらに備える、C21に記載の方法。
[C23] 前記第2のモードで前記LO信号を振幅変調するために前記減衰器の前記第2の複数のトランジスタのうちの少なくとも1つに変調信号を印加することをさらに備える、C21に記載の方法。
[C24] 第1のモードで入力無線周波数(RF)信号を増幅するための手段と、
第2のモードでローカル発振器(LO)信号を減衰するための手段と、減衰するための前記手段は、増幅するための前記手段の少なくとも一部分を備える、を備える装置。
[C25] 前記LO信号の可変量の減衰を取得するために前記第2のモードで、減衰するための前記手段に、少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加する手段をさらに備える、C24に記載の装置。
[C26] 前記第2のモードで前記LO信号を振幅変調するための変調信号を、減衰するための前記手段に印加するための手段をさらに備える、C24に記載の装置。

Claims (10)

  1. 第1の複数のトランジスタおよび第2の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第1のモードで、ローカル発振器(LO)信号に基づいて入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートするように構成可能なミキサと、前記第1の複数のトランジスタおよび前記第2の複数のトランジスタは、前記LO信号を受信するように各々構成される、
    前記第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタによって形成されるとともに、第2のモードで、前記LO信号を増幅し、増幅されたLO信号を与えるように構成可能な増幅器とを備え
    前記第3の複数のトランジスタは、前記第1の複数のトランジスタと供給電圧との間に結合された第5のトランジスタを備え、前記第3の複数のトランジスタは、前記第2の複数のトランジスタと回路接地との間に結合された第6のトランジスタを備える、装置。
  2. 前記LO信号は非反転LO(LOp)信号と反転LO(LOn)信号とを備え、前記第1の複数のトランジスタは第1および第2のトランジスタを備え、前記第2の複数のトランジスタは第3および第4のトランジスタを備え、前記第1および第3のトランジスタは、互いと結合されるとともに、前記第1のモードで前記LOpおよびLOn信号を受信するように構成可能なソースを有し、前記第2および第4のトランジスタは、互いと結合されるとともに、前記第1のモードで前記LOnおよびLOp信号を受信するように構成可能なソースを有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第3の複数のトランジスタは、
    前記第1のトランジスタと前記供給電圧との間に結合された前記第5のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタと前記回路接地との間に結合された前記第6のトランジスタとを備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1および第2のトランジスタのうちの1つは、固定バイアス電圧を受信するように構成可能であり、前記第1および第2のトランジスタのうちの他の1つは、可変バイアス電圧を受信するように構成可能である、請求項2に記載の装置。
  5. 1次コイルと2次コイルを備える変圧器、前記2次コイルは、前記第1および第3のトランジスタの前記ソースに結合された第1の端子と、前記第2および第4のトランジスタの前記ソースに結合された第2の端子とを有し、前記2次コイルは、前記第1のモードで、前記入力RF信号を前記ミキサに与え、前記第2のモードで、前記増幅器から、前記増幅されたLO信号を与える、をさらに備える、請求項3に記載の装置。
  6. 前記ミキサは、第1の受信機用であり、前記増幅されたLO信号を、テスト信号として、前記第2のモードで、第2の受信機内の第2のミキサに与えるように構成可能である、請求項1に記載の装置。
  7. 第1のモードで、ダウンコンバート信号を取得するためにローカル発振器(LO)信号に基づいて第1の複数のトランジスタおよび第2の複数のトランジスタによって形成されたミキサで、入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートすることと、前記第1の複数のトランジスタおよび前記第2の複数のトランジスタは、前記LO信号を受信するように各々構成される、
    第2のモードで、増幅されたLO信号を取得するために前記第1の複数のトランジスタおよび第3の複数のトランジスタによって形成された増幅器で、前記LO信号を増幅することとを備え
    前記第3の複数のトランジスタは、前記第1の複数のトランジスタと供給電圧との間に結合された第5のトランジスタを備え、前記第3の複数のトランジスタは、前記第2の複数のトランジスタと回路接地との間に結合された第6のトランジスタを備える、方法。
  8. 前記増幅器の直流(DC)バイアスを調節するために前記増幅器の少なくとも1つのトランジスタに、少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加することをさらに備える、請求項7に記載の方法。
  9. 第1のモードでダウンコンバート信号を取得するためにローカル発振器(LO)信号に基づいて、入力無線周波数(RF)信号をダウンコンバートするための手段と、
    第2のモードで、増幅されたLO信号を取得するために前記LO信号を増幅するための前記手段と、増幅するための前記手段は、ダウンコンバートするための前記手段の一部分を備える、を備え
    増幅するための前記手段は、前記一部分と供給電圧との間を結合するための第1の手段を備え、増幅するための前記手段は、前記一部分と回路接地との間を結合するための第2の手段を備える、装置。
  10. 増幅するための前記手段の直流(DC)バイアスを調節するために増幅するための前記手段に少なくとも1つの可変バイアス電圧を印加するための手段を、さらに備える、請求項9に記載の装置。
JP2015545944A 2012-12-10 2013-12-10 テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路 Active JP5932164B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261735453P 2012-12-10 2012-12-10
US61/735,453 2012-12-10
US13/787,214 US8774745B2 (en) 2012-12-10 2013-03-06 Reconfigurable receiver circuits for test signal generation
US13/787,214 2013-03-06
PCT/US2013/074221 WO2014093409A2 (en) 2012-12-10 2013-12-10 Reconfigurable receiver circuits for test signal generation

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016089418A Division JP6352330B2 (ja) 2012-12-10 2016-04-27 テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016503252A JP2016503252A (ja) 2016-02-01
JP5932164B2 true JP5932164B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=50881438

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015545944A Active JP5932164B2 (ja) 2012-12-10 2013-12-10 テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路
JP2016089418A Active JP6352330B2 (ja) 2012-12-10 2016-04-27 テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016089418A Active JP6352330B2 (ja) 2012-12-10 2016-04-27 テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8774745B2 (ja)
EP (1) EP2929638B1 (ja)
JP (2) JP5932164B2 (ja)
CN (2) CN107181542B (ja)
WO (1) WO2014093409A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8774745B2 (en) 2012-12-10 2014-07-08 Qualcomm Incorporated Reconfigurable receiver circuits for test signal generation
US9154243B2 (en) 2012-12-17 2015-10-06 Qualcomm Incorporated Receiver calibration with LO signal from inactive receiver
US9030238B2 (en) * 2013-08-26 2015-05-12 Semtech Corporation Semiconductor device and method of cascading matched frequency window tuned LC tank buffers
WO2015167648A2 (en) * 2014-02-10 2015-11-05 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Circuits for reducing out-of-band-modulated transmitter self-interference
WO2016028608A1 (en) 2014-08-17 2016-02-25 Nine Continents Medical, Inc. Miniature implatable neurostimulator system for sciatic nerves and their branches
US9961632B2 (en) * 2014-09-26 2018-05-01 Apple Inc. DSP assisted and on demand RF and analog domain processing for low power wireless transceivers
US9559434B2 (en) * 2014-12-12 2017-01-31 Intel Corporation Method for closed-loop tuner in a receiver antenna
US9515749B2 (en) * 2015-05-07 2016-12-06 Qualcomm Incorporated Low noise amplifier module with output coupler
CN105450178B (zh) * 2015-12-29 2018-05-25 江苏星宇芯联电子科技有限公司 一种可校正iq失配的混频器电路
TWI728059B (zh) * 2016-02-26 2021-05-21 美商天工方案公司 具有低插入損耗之衰減電路及使用其之模組及裝置
KR20190032607A (ko) 2016-08-16 2019-03-27 스카이워크스 솔루션즈, 인코포레이티드 디지털 스위칭된 감쇠기
JP6539623B2 (ja) 2016-09-13 2019-07-03 矢崎総業株式会社 電池モジュール及び電池パック
US10396735B2 (en) 2016-11-11 2019-08-27 Skyworks Solutions, Inc. Amplifier system with digital switched attenuator
US11431358B2 (en) * 2019-08-23 2022-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Device and method for upconverting signal in wireless communication system
KR20210031169A (ko) * 2019-09-11 2021-03-19 삼성전자주식회사 수신기 회로 및 수신시스템
FR3107796B1 (fr) * 2020-02-27 2022-03-25 St Microelectronics Alps Sas Dispositif de génération de signaux radiofréquence en quadrature de phase, utilisable en particulier dans la technologie 5G
CN115149911B (zh) * 2022-08-30 2022-12-16 华南理工大学 一种超宽带前端芯片、控制方法及设计方法

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3711782A (en) * 1971-01-26 1973-01-16 Avco Corp Vhf and microwave amplifier having improved stability and controllable gain
JPH0376407A (ja) * 1989-08-18 1991-04-02 Fujitsu Ltd 演算増幅器
JP3672590B2 (ja) * 1994-06-20 2005-07-20 株式会社東芝 無線機
JPH11308054A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Fujitsu Ltd 二重平衡変調器及び直交変調器
JP2002050976A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Sony Corp アンテナユニットおよび受信機
DE20019677U1 (de) 2000-11-20 2001-02-15 Hirschmann Electronics Gmbh Antennensystem
US7035617B2 (en) * 2001-01-29 2006-04-25 U.S. Monolithics, L.L.C. High power block upconverter
JP2003298355A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Kawasaki Microelectronics Kk ミキサおよび差動アンプ
US8816750B2 (en) * 2002-07-17 2014-08-26 Broadcom Corporation High frequency mixer with tunable dynamic range
US7027833B1 (en) 2003-04-03 2006-04-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Dual band superheterodyne receiver
US7606535B2 (en) * 2004-04-01 2009-10-20 Harris Stratex Networks, Inc. Modular wide-range transceiver
US7254379B2 (en) * 2004-07-09 2007-08-07 Silicon Storage Technology, Inc. RF receiver mismatch calibration system and method
US20060068746A1 (en) 2004-09-30 2006-03-30 Nokia Corporation Direct conversion receiver radio frequency integrated circuit
US7720451B2 (en) 2004-12-03 2010-05-18 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Methods and apparatus for calibrating oscillators in a receiver
KR100680302B1 (ko) * 2004-12-20 2007-02-07 인티그런트 테크놀로지즈(주) 선형성 및 주파수대역이 향상된 멀티플 게이티드트랜지스터를 이용한 증폭회로.
JP2006237701A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Renesas Technology Corp 多機能電子回路
US7379716B2 (en) * 2005-03-24 2008-05-27 University Of Florida Research Foundation, Inc. Embedded IC test circuits and methods
ATE458303T1 (de) * 2005-07-26 2010-03-15 Austriamicrosystems Ag Verstärkeranordnung und methode
US8145155B2 (en) 2005-09-06 2012-03-27 Mediatek, Inc. Passive mixer and high Q RF filter using a passive mixer
CN1976219A (zh) * 2005-09-22 2007-06-06 株式会社瑞萨科技 用于高频功率放大器的电子部件和无线通信装置
CN101268643B (zh) * 2005-09-23 2014-08-13 莱特普茵特公司 利用单个向量信号分析器来同时测试多个正交频分复用发射机的装置和方法
US7620373B2 (en) * 2006-06-23 2009-11-17 Sierra Monolithics, Inc. Apparatus and method for calibration of gain and/or phase imbalance and/or DC offset in a communication system
US8295371B2 (en) * 2006-07-14 2012-10-23 Qualcomm Incorporated Multi-carrier receiver for wireless communication
US7627303B2 (en) * 2006-08-30 2009-12-01 Wipro Limited Signal downconverter
WO2009022313A2 (en) * 2007-08-16 2009-02-19 Nxp B.V. Integrated circuit with rf module, electronic device having such an ic and method for testing such a module
US7728676B2 (en) 2007-09-17 2010-06-01 Atheros Communications, Inc. Voltage-controlled oscillator with control range limiter
US8139670B1 (en) 2007-09-21 2012-03-20 Marvell International Ltd. Modular MIMO transceiver architecture
US20090088124A1 (en) 2007-09-27 2009-04-02 Nanoamp Solutions, Inc. (Cayman) Radio Frequency Receiver Architecture
US7714657B2 (en) * 2008-02-19 2010-05-11 Mediatek Inc. Low noise amplifier gain controlled scheme
US7911269B2 (en) 2009-01-19 2011-03-22 Qualcomm Incorporated Ultra low noise high linearity LNA for multi-mode transceiver
US8204467B2 (en) 2009-02-10 2012-06-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Passive mixer mismatch tuning using self-tests to suppress IM2
US8432211B2 (en) * 2009-07-02 2013-04-30 Qualcomm Incorporated Mixer-transconductance interface
US8102213B2 (en) * 2009-07-23 2012-01-24 Qualcomm, Incorporated Multi-mode low noise amplifier with transformer source degeneration
US8285241B2 (en) 2009-07-30 2012-10-09 Broadcom Corporation Receiver apparatus having filters implemented using frequency translation techniques
JP5473746B2 (ja) * 2010-04-22 2014-04-16 三菱電機株式会社 通信装置
US8204154B2 (en) 2010-05-19 2012-06-19 Qualcomm Incorporated DC offset calibration
KR101097373B1 (ko) * 2011-05-26 2011-12-23 (주)아이앤씨테크놀로지 하향 및 상향 주파수 변환기
US9083415B2 (en) * 2011-10-24 2015-07-14 Qualcomm Incorporated Method and device for antenna searching with antenna selection
US8774745B2 (en) 2012-12-10 2014-07-08 Qualcomm Incorporated Reconfigurable receiver circuits for test signal generation
US9154243B2 (en) 2012-12-17 2015-10-06 Qualcomm Incorporated Receiver calibration with LO signal from inactive receiver

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014093409A2 (en) 2014-06-19
JP2016178659A (ja) 2016-10-06
WO2014093409A3 (en) 2014-08-28
JP2016503252A (ja) 2016-02-01
CN104885388B (zh) 2017-07-28
CN107181542B (zh) 2021-02-26
CN104885388A (zh) 2015-09-02
US8774745B2 (en) 2014-07-08
US20140295783A1 (en) 2014-10-02
US20140162580A1 (en) 2014-06-12
EP2929638A2 (en) 2015-10-14
EP2929638B1 (en) 2017-01-25
US9130666B2 (en) 2015-09-08
CN107181542A (zh) 2017-09-19
JP6352330B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6352330B2 (ja) テスト信号生成のための再構成可能な受信機回路
JP6290247B2 (ja) 非起動の受信機からのlo信号による受信機較正
US9548709B2 (en) Independent gain control for multiple receive circuits concurrently processing different transmitted signals
US8903343B2 (en) Single-input multiple-output amplifiers with independent gain control per output
US9154357B2 (en) Multiple-input multiple-output (MIMO) low noise amplifiers for carrier aggregation
US9048928B2 (en) Expandable transceivers and receivers
US9124228B2 (en) Amplifiers with boosted or deboosted source degeneration inductance
US9178473B2 (en) Distortion cancellation for low noise amplifier (LNA) non-linear second order products
US9379753B2 (en) On-chip linearity calibration
US9467104B2 (en) Single-input multiple-output amplifiers with simultaneous multiple gain modes
JP2018515037A (ja) 出力カプラを有する低雑音増幅器モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5932164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250