JP5928942B2 - 等速ジョイント - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る推進軸100(プロペラシャフト)は、後輪駆動の四輪車(車両)に搭載されており、車両前側に配置された変速装置(図示しない)の出力する動力を、車両後側であって車幅方向中央に配置された終減速装置(図示しない)に伝達させる軸であり、前後方向かつ水平方向で延びている。
ただし、ピース数(分割数)は、これに限定されず、3ピース構造(3分割構造)等に適宜変更してよい。
第2軸112は、円筒状の部品である。第2軸112の後端部は、第2自在継手122(十字継手等)を介して、終減速装置のドライブピニオン(図示しない)に連結されている。
等速ジョイント1は、第1軸111の後端部と、第2軸112の前端部とを連結するジョイントであって、本実施形態では、ダブルオフセット型で構成されている。
外輪部材10(アウターレース)は、前側及び後側が開放した円筒状の部品であり、周壁部11と、周壁部11の後側に形成されると共に中心に貫通孔12aを有する底壁部12と、を備えている。底壁部12の後側(他方側)は、第2軸112の前端部と溶接(摩擦溶接等)によって接合(連結)されている。これにより、外輪部材10は第2軸112と一体で回転するようになっている。
内輪ユニット20は、円筒状の内輪部材21(インナーレース)と、8個(複数)のボール22(摺動子)と、円筒状のケージ23と、を備えている。
ストッパリング24は、軸部材30の小径部33の外周面に形成された環状溝33aに差し込まれている。これにより、ストッパリング24は、軸方向において小径部33に固定されている。
軸部材30は、中実又は中空で一体形成された棒状の部品であり、前側から後側に向かって、大径部31と、中径部32と、小径部33と、を備えている。
ブーツ40は、環状を呈する部品であって、外輪部材10の前側開口と軸部材30との隙間を封止することで、(1)外輪部材10内のグリースの外部への流出を防止すると共に、(2)外部から外輪部材10内への水、塵、泥水等の浸入を防止する部品である。
カラー50は、金属製の円筒体をプレス成型することで得られた環状のプレス成型品であって、外輪部材10の前側の開口部に設けられている。カラー50は、後側(外輪部材10側)で円筒状を呈する基端部51(取付部)と、基端部51の前端から径方向内向きに延び軸方向視でリング状を呈するリング状部52と、リング状部52の径方向内側端から前側(一方側)に延びるガイド部53と、を備えている。
このようにして、カラー50は、周方向及び軸方向において挟まれているので、外輪部材10に位置決め固定されている。
図4に示すように、カラー50の内径D1は摺動溝13の底面を通る内径D2よりも小さく設計されている(D1<D2)。すなわち、カラー50は摺動溝13の底面から径方向内向きに突出しており、カラー50が摺動溝13の前側開口を塞いだ構成となっている。
これにより、車両の前方衝突時、後退する軸部材30の内環62やストッパピース66が、カラー50を乗り越えずに、外輪部材10に潜り込み可能となる。
中間軸受ユニット60は、推進軸100をその中間位置で回転自在に支持するユニットである。中間軸受ユニット60は、軸受61と、内環62と、マウント63と、外環64と、カラー65と、ストッパピース66と、止め部材67と、を備えている。
このような等速ジョイント1(推進軸100)によれば、次の作用効果を得る。
車両が前方衝突し、ボンネット下に搭載された内燃機関及び変速機(図示しない)に後向きの荷重が作用し、そして、第1軸111及び軸部材30に後向きの荷重が作用すると、小径部33及び内輪ユニット20が外輪部材10内を後退し、軸部材30と外輪部材10とが軸方向において近づき、ケージ23が底壁部12に衝突する。さらに後向きの荷重が作用すると、ストッパリング26及びカラー25が隆起部33bを乗り越え、小径部33と内輪部材21との軸方向の規制が解除される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更してもよいし、後記する実施形態と適宜組み合わせてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、第1実施形態と異なる部分を説明する。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と異なる部分を説明する。
カラー70は、カラー50と同様に、基端部71と、リング状部72と、ガイド部73と、を備えている。
ただし、カラー70は、鍛造品に限定されず、その他に例えば、焼結合金やバー材を削り出して得られたものであってもよい。
10 外輪部材
11 周壁部
13 摺動溝
20 内輪ユニット
21 内輪部材
22 ボール(摺動子)
30 軸部材
40 ブーツ
44 アダプタ(ブーツ取付具)
44a 外嵌部
50、70 カラー(ガイド部材)
53、73 ガイド部
60 中間軸受ユニット
100 推進軸
111 第1軸
112 第2軸
D1 カラーの内径
D2 摺動溝の底面の内径
D3 周壁部の内径
Claims (5)
- 一方側の第1軸と他方側の第2軸とを接続する等速ジョイントであって、
前記第2軸と他方側で連結すると共に、一方側が開口し、周壁部の内周面に摺動溝が複数形成された円筒状の外輪部材と、
前記摺動溝を摺動する摺動子を有する内輪ユニットと、
前記第1軸と一方側で連結すると共に、他方側に前記内輪ユニットが固定された軸部材と、
前記外輪部材の一方側の開口部に設けられ、一方側に向かうにつれて内周面が拡径した環状の部材であって、軸方向において前記外輪部材と前記軸部材とが近づいた場合に、前記軸部材及び/又は前記軸部材に固定された部材を前記外輪部材の中心に向けてガイドするガイド部材と、
を備える
ことを特徴とする等速ジョイント。 - 前記ガイド部材の内径は、前記摺動溝の底面を通る内径よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の等速ジョイント。 - 前記ガイド部材の内径は、前記周壁部の摺動溝が形成されていない部分を通る内径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の等速ジョイント。 - 前記周壁部と前記軸部材との間の隙間を塞ぐと共に弾性体で形成されたブーツと、
前記ブーツを前記外輪部材に取り付けるための部品であって、一部に前記ブーツが固定されると共に、前記周壁部に外嵌する外嵌部を有するブーツ取付具と、
を備え、
前記ガイド部材は、径方向において、前記外嵌部と前記周壁部とで挟まれている
ことを特徴とする請求項1から請求項3にいずれか1項に記載の等速ジョイント。 - 前記ガイド部材は、他の部分よりも厚肉で形成されると共に一方側に向かうにつれて内周面が拡径したガイド部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の等速ジョイント。
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