JP5928411B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、車両の情報を表示する車両用表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、情報を表示する計器表示部の外周側に、光を出射させる照射部を設けた計器装置が開示されている。この特許文献1の計器装置は、照射部から出射される光を放射させる照明用光源と、透光性の材料により形成された導光体とを備えている。導光体は、照明用光源から入射させた光を照射部から出射させる。こうした構成により、計器装置は、計器表示部を囲むリング状の発光表示像を形成している。
特許第3501202号公報
さて、特許文献1の計器装置のような車両に搭載される車両用の表示装置では、車内に差し込む外光によって発光表示像が視認され辛くならないように、発光表示像の発光輝度の向上が望まれる。しかし、照射部から出射される光は、当該照射部の向けられた出射方向とは異なる方向にも、拡散し得る。そのため、発光表示像の発光輝度を無闇に高めてしまうと、出射方向と異なる方向に照明部から漏れ出る有害な光が増加する。すると、照射部から漏れた有害な光によって、車両のサイドミラー及びサイドウィンド等に発光表示像が映り込んでしまうという問題が生じ得る。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、発光領域の映り込みを抑えつつ、この発光領域を高輝度にて発光させることが可能な車両用表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、車両の情報を表示する表示領域(11)の外周側に、光を出射させることで発光する発光領域(13)が形成される車両用表示装置であって、発光領域から出射される光を放射させる光源(43)と、透光性の材料によって形成され、光源から入射させた光を出射させることで発光領域を形成する出射面(62,262,562)を有する透光部材(50,60,260,560)と、出射面の向く出射方向(OD)に、当該出射面から出射される出射光(OB)を集光させる集光手段(70,270,570)と、を備え、集光手段は、屈折によって出射光を出射方向に集光させる屈折面(71,271,571)、及び透光部材において出射面に臨む臨界部分(65,66)から出射方向に立設される遮光壁(75,275,575)を有することを特徴とする車両用表示装置とする。
この発明によれば、出射面から出射される出射光が当該出射面の向く出射方向とは異なる方向に拡散しようとしても、出射光を出射方向に集光する集光手段により、出射光の進行方向は、出射方向に沿う方向に修正される。故に、表示領域の外周側に発光領域が形成される表示装置において、当該発光領域の発光輝度を高めたとしても、出射方向と異なる方向に漏れ出る有害な光の増加は、抑制される。以上によれば、発光領域から漏れた有害な光により、車両のサイドミラー及びサイドウィンド等に発光領域が映り込む事態は、回避され得る。加えて、出射光が出射方向に集光されることにより、視認者に視認される発光領域の発光輝度は、向上し得る。したがって、車両用表示装置は、発光領域の映り込みを抑えつつ、この発光領域を高輝度にて発光させることが可能となる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの正面図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの機械的構成を示す図であって、図1のII−II線断面図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの機械的構成を示す図であって、図1のIII−III線断面図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 アクリル円筒体及び集光構造の斜視図である。 図5のVI−VI線断面図であって、集光構造の周囲を拡大した図である。 アンビエント発光領域の発光輝度を制御するために、メータ制御部によって実施される処理を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態によるコンビネーションメータにおいて、図1の領域VIIIに相当する部分を拡大した拡大図である。 出射端面のフレネル形状を説明するための図であって、図8のIX−IX線断面図である。 図9の領域Xを拡大した拡大図である。 本発明の第三実施形態によるコンビネーションメータの機械的構成を示す図であって、図2の変形例を示す図である。 図6の変形例を示す図である。 図6の別の変形例を示す図である。 図6のさらに別の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の正面図である。コンビネーションメータ100は、車両の車室内に設けられたインスツルメントパネル内に収容され、図1に示す正面側を運転席側に向けて配置されている。
(基本構成)
以下、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の基本構成について説明する。コンビネーションメータ100は、車両に搭載され、車両に関する種々の情報を表示する車両用の表示装置である。コンビネーションメータ100は、スピードメータ10、並びに図示されないタコメータ、水温計、及び燃料計等の計器によって構成されている。
スピードメータ10は、コンビネーションメータ100の搭載されている車両の走行速度を、情報として表示領域11に表示する。スピードメータ10の表示は、表示領域11と、表示領域11の外周側に形成される円環状のアンビエント発光領域13等とを組み合わせることで構成されている。以下の説明では、図2に示すように、表示領域11の向けられた方向を表示方向SDとし、この表示方向SDとは反対の方向を背面方向BDとする。
図1,2に示すように、表示領域11は、表示板30、及び表示板30に沿って回転する指針20等によって形成されている。表示板30は、透光プレート31及び表示シート32を有し、表示導光板33の表示方向SDに配置されている。透光プレート31及び表示シート32は、共にポリカーボネート樹脂等の透光性の樹脂材料によって円盤状に形成されている。透光プレート31は、外周側に向かうに従って、表示方向SDに湾曲している。表示シート32は、透光プレート31の背面方向BDに位置し、当該透光プレート31に沿った湾曲形状を呈している。表示シート32には、車両の走行速度を表すためのアラビア数字を模った発光数字部15が、遮光性の印刷等によって形成されている。表示導光板33は、後述する表示板光源42から放射された光を発光数字部15に向けて導光する。表示導光板33によって導光された光は、表示シート32の発光数字部15と透光プレート31とを順に透過して表示方向SDに出射されることにより、この発光数字部15を発光表示させる。
図1〜3に示す指針20は、透光性の樹脂によって形成されるポインタ21と、遮光性の樹脂によって形成されるキャップ22等とを組み合わせることによって構成されている。ポインタ21は、表示板30の中央部分から、当該表示板30の径方向に沿って外周側に延伸している。キャップ22は、表示板30の中央部分に位置しており、ポインタ21の基端部分を覆っている。指針20は、ポインタ21に入射させた光を表示方向SDに放射させることにより、当該ポインタ21を発光表示させる。
アンビエント発光領域13は、アクリル円筒体60によって形成されている。アンビエント発光領域13は、アンビエント導光体50によってアクリル円筒体60に導光された光を、アクリル円筒体60から出射させることにより、発光する。アクリル円筒体60及びアンビエント導光体50は、アクリル樹脂等の透光性の樹脂材料によって形成されている。
アクリル円筒体60は、円筒状に形成され(図5も参照)、表示領域11の外周側を囲むように配置されている。アクリル円筒体60は、表示板30と実質的に同軸上に配置されている。アクリル円筒体60は、透光壁部61、入射端面63、及び出射端面62を有している。透光壁部61は、表示領域11の外周側にて、表示方向SDに沿って延伸している。透光壁部61の表示方向SDに沿った長さは、表示方向SDと直交する上下方向において、下側から上側に向かうに従って、徐々に長くされている。
入射端面63は、表示方向SDに沿う透光壁部61の両端面のうち、背面方向BDに位置する一方に形成されている。入射端面63は、背面方向BDに向けられており、アンビエント導光体50と対向している。入射端面63は、アンビエント導光体50から出射された光を、透光壁部61に入射させる。出射端面62は、透光壁部61の両端面のうち、表示方向SDに位置する他方に形成されている。出射端面62は、表示領域11の外周側の縁部に沿って円環状に形成され、入射端面63によって透光壁部61に入射された光を出射させることにより、アンビエント発光領域13を形成する。
アンビエント導光体50は、部分円盤状に形成され、アクリル円筒体60の背面方向BDに配置されている。アンビエント導光体50は、アンビエント入射部51、アンビエント反射部52、及びアンビエント出射部53を有している。アンビエント入射部51は、アンビエント導光体50の内周側の縁部に形成されている。アンビエント入射部51は、後述するアンビエント光源43の表示方向SDに位置し、当該光源43によって放射される光を、アンビエント導光体50内に入射させると共に、外周側に向けて反射させる。アンビエント反射部52は、アンビエント導光体50の外周側の縁部に形成されている。アンビエント反射部52は、表示方向SDに向かうに従って外周側に傾斜する形状により、アンビエント入射部51によって外周側に反射された光を、表示方向SDに反射させる。アンビエント出射部53は、アンビエント導光体50の外周側の縁部においてアンビエント反射部52の表示方向SDに位置する部分に形成されている。アンビエント出射部53は、表示方向SDにおいて、入射端面63と対向している。アンビエント出射部53は、アンビエント反射部52によって表示方向SDに反射された光を、入射端面63に向けて出射させる。
上述した表示板30、指針20、アクリル円筒体60、及びアンビエント導光体50は、図2,3に示す筐体80に収容されている。筐体80は、フロントガラス81、フロントケース83、リヤケース85、及びリヤカバー87等を互いに組み付けることによって構成されている。筐体80は、上述したコンビネーションメータ100の各構成20,30,60,50等を収容することにより、雰囲気中の塵や埃等からこれらを保護している。
次に、コンビネーションメータ100の電気的構成を、図3,4に基づいて説明する。コンビネーションメータ100は、回路基板40に実装された、指針光源41、表示板光源42、アンビエント光源43、ステッパーモータ44、及びメータ制御部46等によって電気的に構成されている。
指針光源41、表示板光源42、及びアンビエント光源43は、例えば複数の発光ダイオード等によって構成されている。指針光源41は、ポインタ21を発光させる光源であって、例えば赤色の光を放出させる。一方、表示板光源42は、発光数字部15を発光させる光源であって、例えば白色の光を放出させる。アンビエント光源43は、アンビエント発光領域13を発光させる光源であって、例えば青色の光を放出させる。各光源41〜43は、メータ制御部46に接続されており、メータ制御部46から出力される駆動信号に基づいて、光を放射させる。
ステッパーモータ44は、指針20を回転させる機構である。ステッパーモータ44の回転軸には、ポインタ21が取り付けられている。ステッパーモータ44は、メータ制御部46に接続されており、メータ制御部46から出力される制御信号に基づいて、指針20を回転させる。
メータ制御部46は、プログラムに基づいて作動するマイクロコンピュータ等によって構成されている。メータ制御部46には、車載用のLocal Area Network(車内LAN)91、外部のバッテリ95、及びイグニッション・リレー94等が接続されている。さらに車内LAN91には、車載制御装置96及び電力供給制御装置92等が接続されている。
車載制御装置96は、ライトコントロールセンサ97等と接続されている。ライトコントロールセンサ97は、車両のインスツルメントパネル等に設置されており、フロントウィンドウを通して車両の周囲の明るさを検出及び出力する。車載制御装置96は、ライトコントロールセンサ97の出力に基づき、車両の周囲の明るさに応じて前照灯のオン状態及びオフ状態を切り替える。加えて車載制御装置96は、前照灯のオン状態及びオフ状態を示す情報(以下、「前照灯の状態情報」という)を、車内LAN91に出力する。一方、電力供給制御装置92は、イグニッション・スイッチ93と接続されている。電力供給制御装置92は、運転者によるイグニッション・スイッチ93の押圧操作を検知して、イグニッション・リレー94に電圧を印加することで、当該リレー94を通電状態にする。
メータ制御部46は、車内LAN91に出力された車両に関する情報として、例えば走行速度を示す情報及び前照灯の状態情報等を取得する。メータ制御部46は、車内LAN91を通じて取得した車両の走行速度の情報に基づいた制御信号をステッパーモータ44に出力することにより、ポインタ21の取り付けられた回転軸を駆動する。加えてメータ制御部46は、各光源41〜43に駆動信号を出力することにより、各光源41〜43の発光を制御する。
以上の構成では、イグニッション・スイッチ93への入力に基づいて車両のイグニッションがオン状態とされることにより、イグニッション・リレー94が、電圧を印加されて通電状態となる。こうしてコンビネーションメータ100は、図1に示すような車両の走行速度に応じた指針表示をスピードメータ10に形成させるため、図3に示す各光源41〜43の発光制御と、ステッパーモータ44の回転制御とを開始する。
(特徴部分)
次に、第一実施形態によるコンビネーションメータ100の特徴部分である集光構造70の構成及びメータ制御部46の作動について、詳細に説明する。
集光構造70は、図5,6に示すように、出射端面62に沿った円環状に形成されている。集光構造70は、図6に示すように、出射端面62の中央部分の向いている出射方向ODに、当該出射端面62から出射される出射光OB(図2,3も参照)を集光させる。第一実施形態における出射方向ODは、径方向に沿った断面における出射端面62の中央部分62cの向く方向、即ち、当該中央部分62cの法線方向に規定されている。集光構造70は、出射端面62と一体で形成される屈折面71と、出射端面62を囲むように立設される遮光壁75とを備えている。
屈折面71は、出射端面62と一体で形成されることにより、アンビエント発光領域13を形成している。屈折面71は、アクリル円筒体60の径方向に沿った断面において、出射方向ODに凸となる凸レンズ面部72を形成している。凸レンズ面部72は、複数に分割されて、出射方向ODと垂直に交差する基準面RPに沿って並べられている。分割された凸レンズ面部72において互いに隣接する各領域は、それぞれアクリル円筒体60の周方向に沿って延伸しており、出射方向ODに沿う連結面部73によって連結されている。以上の構成により、フレネルレンズ形状を呈する屈折面71は、透光壁部61によって導光された光を、出射方向ODに向けて屈折させる。このように、出射光OBの進む方向を出射方向ODに揃える屈折作用により、屈折面71は、出射方向ODに出射光OBを集光させる。
遮光壁75は、ポリプロピレン樹脂及びABS樹脂等の遮光性の樹脂材料によって形成されている。遮光壁75は、二色成形及びインサート成形等のいずれかの製造方向によって、アクリル円筒体60と一体的に成形されている。遮光壁75は、内周側遮光壁部76、外周側遮光壁部77、内周側補助壁部78、及び外周側補助壁部79を有している。
内周側遮光壁部76は、出射端面62よりも表示領域11側に配置されており、内周側にて出射端面62に臨む臨界部分65から出射方向ODに立設されている。一方、外周側遮光壁部77は、出射端面62を挟んで表示領域11とは反対側に配置されており、外周側にて出射端面62に臨む臨界部分66から出射方向ODに立設されている。以上の内周側遮光壁部76及び外周側遮光壁部77は、出射光OBのうちで出射方向ODから外れた方向に進もうとする光を遮る作用を発揮する。こうした遮光作用により、遮光壁75は、出射方向ODに出射光OBを集光させる。
内周側補助壁部78は、出射端面62よりも背面方向BDに、内周側遮光壁部76から延伸している。一方、外周側補助壁部79は、出射端面62よりも背面方向BDに、外周側遮光壁部77から延伸している。出射方向ODに沿った外周側補助壁部79の長さは、出射方向ODに沿った内周側補助壁部78の長さよりも、長くされている。以上の内周側補助壁部78及び外周側補助壁部79は、透光壁部61において出射端面62の近傍部分から漏れようとする光LL(図3参照)を遮る作用を発揮する。
さらに、図4に示すメータ制御部46は、車両周囲の明るさに応じてアンビエント光源43から放射される光量を調整することで、アンビエント発光領域13の発光輝度を制御する。以下、アンビエント発光領域13(図1参照)の輝度制御を実現するために、メータ制御部46によって実施される処理を、図7に基づいて説明する。図7に示される処理は、車両のイグニッションがオン状態とされることにより、メータ制御部46によって開始される。
S101では、車両の周囲の明るさを示す明暗情報として、前照灯の状態情報を車内LAN91から取得して、S102に進む。S102では、S101にて取得された状態情報に基づいて、前照灯がオン状態であるか否かを判定する。S102にて、肯定判定をした場合には、S103に進む。一方で、S102にて、否定判定をした場合には、S104に進む。
S102にて肯定判定をした場合のS103では、アンビエント光源43に出力する駆動信号の電流値を、夜モードに関連付けられた値に設定する。夜モードにおける電流値は、アンビエント発光領域13が例えば20カンデラ(cd)程度の光度にて発光するように、予め調整された値である。以上により、アンビエント発光領域13の発光輝度は、車両周囲の暗さに応じて低減される。
S102にて否定判定をした場合のS104では、アンビエント光源43に出力する駆動信号の電流値を、昼モードに関連付けられた値に設定する。昼モードにおける電流値は、夜モードにおける電流値よりも大きく、アンビエント発光領域13が例えば100cd程度の光度にて発光するように、予め調整された値である。以上により、アンビエント発光領域13の発光輝度は、車両周囲の明るさに応じて増加される。
ここまで説明した第一実施形態によれば、出射光OBが出射方向ODとは異なる方向に拡散しようとしても、出射光OBの進行方向は、集光構造70によって少なくとも出射方向ODに沿う方向に修正され得る。故に、アンビエント発光領域13の発光輝度を高めたとしても、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る有害な光の増加は、抑制される。以上によれば、アンビエント発光領域13から漏れた有害な光により、車両のサイドミラー及びサイドウィンド等に当該領域13が映り込む事態は、回避され得る。加えて、出射光OBが出射方向ODに集光されることにより、視認者に視認されるアンビエント発光領域13の発光輝度は、向上し得る。以上により、コンビネーションメータ100は、車両のサイドミラー及びサイドウィンド等へのアンビエント発光領域13の映り込みを抑えつつ、この領域13を高輝度にて発光させることが可能となる。
加えて第一実施形態によれば、集光構造70の備える屈折面71が屈折作用を発揮すると共に、集光構造70の備える遮光壁75が遮光作用を発揮することにより、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る有害な光の増加は、抑制される。以上のように、集光構造70が屈折面71及び遮光壁75を共に備えることで、アンビエント発光領域13の映り込みを抑制する効果発揮の確実性は、いっそう向上する。
また第一実施形態によれば、凸レンズ面部72は、出射光OBの全体を出射方向ODに沿うように、適確に屈折させ得る。故に、屈折面71は、出射方向ODに屈折させた光によってアンビエント発光領域13の発光輝度を全体に亘って高めることができる。
さらに第一実施形態では、内周側遮光壁部76及び外周側遮光壁部77が、出射端面62の内周側と外周側とに設けられている。加えて、屈折面71をフレネルレンズ形状とすることにより、出射方向ODにおける屈折面71の厚みが、低減可能となる。これらにより、屈折面71は、遮光壁75からはみ出し難くなり、当該遮光壁75によって周囲を確実に囲われ得る。以上のように、出射端面62である屈折面71を確実に囲う遮光壁75は、出射方向ODから外れた方向に進もうとする光を遮る遮光作用を確実に発揮し得る。したがって、車両のサイドミラー及びサイドウィンド等に発光領域が映り込む事態は、確実に回避可能となる。
また加えて第一実施形態によれば、屈折面71が出射端面62と一体で形成されているので、屈折面71による屈折作用は、出射光OBの全体に及び得る。故に、アンビエント発光領域13からの出射光OBの漏れは、屈折面71の屈折作用によって確実に低減される。したがって、アンビエント発光領域13の映り込みは、確実に回避される。
さらに加えて第一実施形態によれば、各遮光壁部76,77から背面方向BDに各補助壁部78,79を延ばすことによって、出射端面62近傍の透光壁部61からの光の漏れは、回避され得る。以上により、出射端面62からの出射光OBだけでなく、透光壁部61から漏れ出る光LLも低減されるので、サイドミラー等への映り込みは、さらに確実に回避可能となる。
またさらに第一実施形態によれば、車両の周囲の明るさに応じてアンビエント光源43から放射される光量が調整されるため、アンビエント発光領域13は、周囲の明るさに応じた高さの発光輝度にて、発光し得る。加えて、アンビエント発光領域13の発光輝度につき不必要な増加が抑えられるので、当該領域13の映り込みは、抑制され易くなる。これらにより、コンビネーションメータ100は、アンビエント発光領域13の映り込みを抑えつつ当該領域13を高輝度にて発光させる状態を、車両周囲の明るさに応じて適確に実現できる。
尚、第一実施形態において、アンビエント発光領域13が特許請求の範囲に記載の「発光領域」に相当し、アンビエント光源43が特許請求の範囲に記載の「光源」に相当する。加えて、メータ制御部46が特許請求の範囲に記載の「明暗情報取得手段」及び「光源制御手段」に相当し、アクリル円筒体60及びアンビエント導光体50が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当する。さらに、出射端面62が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当し、集光構造70が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当し、内周側遮光壁部76が特許請求の範囲に記載「内周側壁部」に相当する。また、外周側遮光壁部77が特許請求の範囲に記載の「外周側壁部」に相当し、内周側補助壁部78及び外周側補助壁部79が特許請求の範囲に記載の「延伸壁部」に相当し、コンビネーションメータ100が特許請求の範囲に記載の「車両用表示装置」に相当する。
(第二実施形態)
図8〜10に示される本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態によるアクリル円筒体260において、表示方向SDを向く一方の端面には、凹溝268が形成されている。凹溝268は、アクリル円筒体260の周方向に沿った円環状に形成されており、底面によって出射端面262を形成している。アクリル円筒体260に設けられる集光構造270は、アンビエント発光領域13を形成する屈折面271と、凹溝268の内壁によって形成される遮光壁275とを備えている。
屈折面271は、出射端面262と一体で形成されている。屈折面271は、複数の斜面部271aに分割されている。各斜面部271aは、アクリル円筒体260の軸方向に沿う連結面部273によって互いに連結されている。各斜面部271aは、連結面部273に対して傾斜した姿勢である。各斜面部271a及び各連結面部273は、運転席側のサイドウィンドSW(図1参照)に沿うよう、直線状に延伸している。詳記すると、車両に搭載された状態において、各斜面部271a及び各連結面部273の延伸方向は、鉛直方向の下方から上方に向かうに従って、車両における幅方向の外側から内側へと傾斜する方向に、規定されている。こうした出射端面262のフレネル形状により、屈折面271は、アクリル円筒体260の内部の光を、斜面部271aの法線方向に規定される出射方向ODに向けて屈折させることができる。以上により、屈折面271は、出射方向ODに出射光OBを集光させて、サイドウィンドSWへの出射光OBの到達を低減させる。
ここまで説明した第二実施形態でも、集光構造270の屈折面271が屈折作用によって出射光OBを出射方向ODに集光させるので、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る光の低減と、アンビエント発光領域13の発光輝度の向上とが共に実現され得る。したがって、アンビエント発光領域13のサイドウィンドSW(図1参照)への映り込みを抑えつつ、この領域13を高輝度にて発光させることが可能となる。
尚、第二実施形態において、アクリル円筒体260及びアンビエント導光体50(図3参照)が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当し、出射端面262が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当する。加えて、集光構造270が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当する。
(第三実施形態)
図11に示される本発明の第三実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。第三実施形態では、第一実施形態のアンビエント導光体50(図2参照)に相当する構成が省略されている。こうした構成により、アクリル円筒体360には、当該円筒体360の背面方向BDに位置し、且つ、入射端面363と対向配置されたアンビエント光源43から、直接的に光が入射する。
加えてアクリル円筒体360は、黒色の遮光円筒体175によって外周側を囲まれている。遮光円筒体175は、ポリプロピレン樹脂及びABS樹脂等の遮光性の樹脂材料によって円筒状に形成されており、アクリル円筒体360に外嵌されている。遮光円筒体175の軸方向長さは、アクリル円筒体360の軸方向長さよりも、長くされている。遮光円筒体175は、第三実施形態の集光構造370となる遮光壁375を形成している。
遮光壁375は、外周側遮光壁部377及び外周側補助壁部379を有している。外周側遮光壁部377は、出射端面362を挟んで表示領域11とは反対側に配置されており、外周側にて出射端面362に臨む臨界部分66から出射方向ODに立設されている。外周側遮光壁部377は、出射光OBのうちで出射端面362の法線方向に規定された出射方向ODから外れた方向に進もうとする光を遮る作用を発揮する。こうした遮光作用により、遮光壁375は、出射方向ODに出射光OBを集光させる。
外周側補助壁部379は、出射端面362よりも背面方向BDに、外周側遮光壁部377から延伸している。外周側補助壁部379の先端は、表示板330まで到達している。以上の外周側補助壁部379は、アクリル円筒体360の側壁面から漏れようとする光を遮る作用を発揮する。
ここまで説明した第三実施形態でも、遮光壁375による遮光作用によって、出射光OBは、出射端面362の向く出射方向ODに集光される。こうして、遮光円筒体175の外周側に漏れ出る光が低減されることにより、アンビエント発光領域13の発光は、遮光円筒体175の外周側(図11の二点鎖線を参照)から見え難くなる。故に、アンビエント発光領域13のサイドウィンドSW(図1参照)への映り込みは、抑制されるのである。
加えて第三実施形態では、遮光円筒体175の内周面がアクリル円筒体360によって発光する意匠となる。故に、光が漏れないように、遮光円筒体175によって表示領域11を囲む意匠であっても、視認者に与える閉塞感は、低減可能となる。
尚、第三実施形態において、アクリル円筒体360が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当し、出射端面362が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当し、集光構造370が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当する。加えて、外周側遮光壁部377が特許請求の範囲に記載の「外周側壁部」に相当し、外周側補助壁部379が特許請求の範囲に記載の「延伸壁部」に相当する。
(第四実施形態)
図12に示される本発明の第四実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。第四実施形態における集光構造470は、出射端面462と一体に形成される屈折面471を備えている。この集光構造470からは、第一実施形態の遮光壁75(図6参照)に相当する構成が、省略されている。以下、図12に基づいて、集光構造470の屈折面471について詳細に説明する。
屈折面471は、アクリル円筒体460の径方向に沿った断面において、出射方向ODに凸である凸レンズ面部472を有している。凸レンズ面部472は、内周側の縁部から外周側の縁部まで、円滑に連続している。屈折面471は、透光壁部461によって導光された光を、出射方向ODに向けて屈折させる。第四実施形態における出射方向ODは、第一実施形態と同様に、出射端面462の中央部分462cの向く方向、即ち当該中央部分462cの法線方向に規定されている。屈折面471は、出射方向ODに出射光OBの進む方向を揃える屈折作用により、拡散しようとする出射光OBを出射方向ODに集光させる。
ここまで説明した第四実施形態でも、集光構造470の屈折面471が屈折作用によって出射光OBを出射方向ODに集光させるので、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る光の低減と、アンビエント発光領域13の発光輝度の向上とが共に実現され得る。したがって、アンビエント発光領域13の映り込みを抑えつつ、この領域13を高輝度にて発光させることが可能となる。
尚、第四実施形態において、アクリル円筒体460及びアンビエント導光体50(図3参照)が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当し、出射端面462が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当し、集光構造470が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当する。
(第五実施形態)
図13に示される本発明の第五実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。第五実施形態における集光構造570は、第一実施形態の遮光壁75(図6参照)と実質的に同一な遮光壁575と、出射端面562と一体に形成される屈折面571を備えている。以下、図13に基づいて、集光構造570について詳細に説明する。
屈折面571は、アクリル円筒体560の径方向に沿った断面において、当該屈折面571の中央に向かうに従い、表示方向SDに傾斜している。屈折面571の形成する内周側の斜面部574a及び外周側の斜面部574bは、透光壁部561によって導光された光を、出射方向ODに向けて屈折させる。第五実施形態における出射方向ODは、各斜面部574a,574b間の境界となる頂上部分562cの法線方向に規定されている。屈折面571は、拡散しようとする出射光OBを、屈折作用によって出射方向ODに集光させる。
ここまで説明した第五実施形態でも、屈折面571による屈折作用と遮光壁575による遮光作用との組み合わせにより、出射光OBは、出射方向ODに集光される。よって、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る光の低減と、アンビエント発光領域13の発光輝度の向上とが、共に実現され得る。したがって、アンビエント発光領域13の映り込みを抑えつつ、この領域13を高輝度にて発光させることが可能となる。
尚、第五実施形態において、アクリル円筒体560及びアンビエント導光体50(図3参照)が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当し、出射端面562が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当し、集光構造570が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当する。
(第六実施形態)
図14に示される本発明の第六実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。第六実施形態における集光構造670は、第一実施形態の遮光壁75(図6参照)と実質的に同一な遮光壁675を備えている。また、第一実施形態の屈折面71(図6参照)に相当する構成が集光構造670から省略されることにより、出射端面662は、表示方向SDを向く平面状に形成されている。
以上の第六実施形態でも、遮光壁675による遮光作用によって、出射光OBは、出射端面662の向く出射方向ODに集光される。故に、出射方向ODと異なる方向に漏れ出る光の低減と、アンビエント発光領域13の発光輝度の向上とが、共に実現され得る。したがって、アンビエント発光領域13の映り込みを抑えつつ、この領域13を高輝度にて発光させることが可能となる。
尚、第六実施形態において、アクリル円筒体660及びアンビエント導光体50(図3参照)が特許請求の範囲に記載の「透光部材」に相当し、出射端面662が特許請求の範囲に記載の「出射面」に相当し、集光構造670が特許請求の範囲に記載の「集光手段」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記第一実施形態では、凸レンズ面部72を分割することにより、フレネルレンズ形状の薄型化された屈折面71が形成されていた。また、上記第二実施形態でも、複数の斜面部271aよりなるフレネルレンズ形状の屈折面271が形成されていた。これらの形態のように、例えば上記第五実施形態の各斜面部574a,574bをさらに複数に分割し、出射方向ODと直交する基準面に沿って並べることで、厚みを低減された屈折面が形成されていてもよい。加えて、凸レンズ面部の曲率がさらに大きい場合には、この凸レンズ面部は、第一実施形態よりもさらに多くの領域に分割されてよい。
上記実施形態では、集光構造は、アンビエント発光領域13の全体に亘って円環状に形成されていた。しかし、集光構造に含まれる屈折面及び遮光壁は、アンビエント発光領域13の一部のみに形成されていてもよい。例えば、表示領域11の下方部分(図1における『km/h』の近傍)にのみ、集光構造が形成されていてもよい。さらに、サイドウィンドSWに近接する右斜め上方部分(図1における『120』及び『140』の近傍)にのみ、集光構造が形成されていてもよい。
上記実施形態において、アンビエント発光領域13は、表示領域11の外縁に沿う円環状に形成されていた。しかしアンビエント発光領域の形状は、適宜変更されてよい。例えば、複数の直線を組み合わせた形状のアンビエント発光領域が、表示領域11を囲む形態であってもよい。又は、アンビエント発光領域は、部分的に途切れた環状であってもよい。
上記実施形態において、出射光OBの出射方向ODは、表示方向SDに沿う方向に規定されていた。しかし、出射方向OD、即ち出射端面の向けられる方向は、サイドミラー及びサイドウィンド等へのアンビエント発光領域の映り込みを抑制できる範囲内にて、適宜変更されてよい。
上記第一実施形態等では、アンビエント光源から放射された光は、アンビエント導光体によって導光され、アクリル円筒体に入射していた。このような導光方式ではなく、上記第三実施形態のように、背面方向BDにおいてアクリル円筒体の直下に配置したアンビエント光源から、アンビエント円筒体に直接的に光を入射させる透過方式の形態であってもよい。以上のように、アンビエント発光領域を形成する「出射面」まで光を導光するための「透光部材」の構成は、適宜変更可能である。
上記実施形態において、各遮光壁部76,77の基準面RPからの高さは、互いに同一とされていた。しかし、各遮光壁部の高さは、サイドミラー及びサイドウィンド等とアンビエント発光領域との位置関係に応じて、当該発光領域から漏れた光がこれらの車両構成に到達しないよう、適宜調整されてよい。具体的には、外周側遮光壁部の高さが、内周側遮光壁部の高さよりも、高くされてもよい。又は、各遮光壁部のいずれか一方が、省略されていてもよい。さらに、遮光壁部は、部分的に途切れていてもよい。
上記実施形態において、各遮光壁部76,77から背面方向BDには、各補助壁部78,79が延伸していた。しかし、これら補助壁部は、省略されていてもよい。又は、各補助壁部は、透光壁部に沿って背面方向BDに延伸することにより、入射端面まで到達する形態であってもよい。
上記実施形態において、アンビエント光源43から放射される光の光量は、前照灯の状態情報に基づくことで、車両周囲の明るさに応じて増減されていた。しかし、アンビエント光源43による光量、ひいてはアンビエント発光領域13の光度は、車両周囲の明るさに係わらず一定とされてもよい。さらに、例えばコンビネーションメータ100がライトコントロールセンサ97に相当する構成を備えることにより、当該センサの出力を取得したメータ制御部がアンビエント光源から放射される光の光量を、周囲の明るさに応じて連続的に変更してもよい。
上記実施形態において、屈折面71は、出射端面62と一体で形成されていた。しかし、屈折面と出射端面とが、別々に形成されていてもよい。例えば、平面状の出射端面の出射方向ODに、集光作用を発揮する屈折面を備えたレンズが当該出射端面と離間して設けられていてもよい。以上の構成では、レンズは、例えば出射端面から立設される遮光壁によって保持されることが望ましい。
以上、車両に搭載されるコンビネーションメータにおいて、車両の走行速度を表示するスピードメータに、本発明を適用した例を説明した。しかし、本発明は、スピードメータに限らず、例えばタコメータ、燃料計、及び水温計等に適用することができる。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機器等に用いられる表示装置全般に、本発明は適用されてよい。
OD 出射方向、SD 表示方向、BD 背面方向、OB 出射光、PR 基準面、11 表示領域、13 アンビエント発光領域(発光領域)、43 アンビエント光源(光源)、46 メータ制御部(明暗情報取得手段,光源制御手段)、50 アンビエント導光体(透光部材)、60,260,360,460,560,660 アクリル円筒体(透光部材)、62,262,362,462,562,662 出射端面(出射面)、RP 基準面、65,66 臨界部分、70,270,370,470,570,670 集光構造(集光手段)、71,271,471,571 屈折面、72,472 凸レンズ面部、75,275,375,575,675 遮光壁、76 内周側遮光壁部(内周側壁部)、77,377 外周側遮光壁部(外周側壁部)、78 内周側補助壁部(延伸壁部)、79,379 外周側補助壁部(延伸壁部)、100 コンビネーションメータ(車両用表示装置)

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、前記車両の情報を表示する表示領域(11)の外周側に、光を出射させることで発光する発光領域(13)が形成される車両用表示装置であって、
    前記発光領域から出射される光を放射させる光源(43)と、
    透光性の材料によって形成され、前記光源から入射させた光を出射させることで前記発光領域を形成する出射面(62,262,562)を有する透光部材(50,60,260,560)と、
    前記出射面の向く出射方向(OD)に、当該出射面から出射される出射光(OB)を集光させる集光手段(70,270,570)と、を備え、
    前記集光手段は、屈折によって前記出射光を前記出射方向に集光させる屈折面(71,271,571)、及び前記透光部材において前記出射面に臨む臨界部分(65,66)から前記出射方向に立設される遮光壁(75,275,575)を有することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記屈折面は、前記出射方向に凸となる凸レンズ面部(72)を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記屈折面は、複数に分割されて、前記出射方向と交差する方向に沿って並べられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記屈折面は、前記出射面と一体で形成されることにより、前記発光領域を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記出射面は、前記表示領域の外縁に沿って形成され、
    前記遮光壁は、前記出射面よりも前記表示領域側に立設される内周側壁部(76)、及び前記出射面を挟んで前記内周側壁部とは反対側に立設される外周側壁部(77,377)を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記遮光壁は、前記出射面よりも前記出射方向とは反対の方向に延びる延伸壁部(78,79,379)を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記車両の周囲の明るさを示す明暗情報を取得する明暗情報取得手段(46,S101)と、
    前記明暗情報取得手段によって取得された前記明暗情報に基づいて、前記車両周囲の明るさが暗くなるに従い、前記光源から放射される光量を低減させる光源制御手段(46,S102〜S104)と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
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