JP4615974B2 - 車両用指針計器 - Google Patents

車両用指針計器 Download PDF

Info

Publication number
JP4615974B2
JP4615974B2 JP2004344802A JP2004344802A JP4615974B2 JP 4615974 B2 JP4615974 B2 JP 4615974B2 JP 2004344802 A JP2004344802 A JP 2004344802A JP 2004344802 A JP2004344802 A JP 2004344802A JP 4615974 B2 JP4615974 B2 JP 4615974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
display
dial
translucent substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004344802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006153664A (ja
Inventor
良知 水野
良 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004344802A priority Critical patent/JP4615974B2/ja
Publication of JP2006153664A publication Critical patent/JP2006153664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615974B2 publication Critical patent/JP4615974B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、表示意匠を立体的に見せる表示盤を有する車両用指針計器に関するものである。
近年、車両用指針計器として、見映えのある斬新な表示をさせるため、様々な方法が提案され、その一つとして、表示意匠を立体的に見せる表示盤を有する車両用指針計器に関するものがある。
例えば、インモールド成形することによって、文字盤の文字を凸状に設けたものが開示されている(特許文献1を参照)。これは、熱可塑性フィルムに表示意匠をあらかじめ印刷し高圧成型を用いてこの印刷済みのフィルムを加熱成型するものである。これにより、文字盤の文字に立体感を持たせることができる。
特開2000−292214公報
しかし、特許文献1による文字盤では、文字盤の文字を凸状に設けたのみであり、昼間に文字盤の文字に立体感を持たせることができても、見映えのある斬新な表示をさせるという点では不十分である。又、夜間、即ち、光源が点灯されている時の具体的な記述はない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示意匠を夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる表示盤を有する車両用指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の車両用指針計器は、透過照明される透光性基板を備える表示盤であって、透光性基板の表面に形成され、表示意匠の形状を有する凸部と、凸部の頂面のみに形成される第1色調の不透光層である表示層と、透光性基板の裏面に形成され、透光性基板を挟んで表示層と略重なる位置に設けられて表示層の内側に輪郭線が位置する開口部を有し、第1色調とは異なる第2色調の背景層とを備え、凸部と表示層とが、透光性基板の樹脂成型時において、表示層が形成された熱可塑性樹脂フィルムを金型にインサートした状態で透光性基板を樹脂成型することによって形成される表示盤と、表示盤の前面に沿って回転する指針と、表示盤の背後に配置されると共に凸部を透過照明する第1光源とを備え、外来光により表示盤が目視側から照射されるとき、当該外来光は、表示層により反射されるとともに、透光性基板を透過して背景層により反射され、第1光源の光により表示盤が背後から透過照明されるとき、当該照明光は、背景層の開口部へ導かれて表示層及び背景層により反射されることにより、前記表示層の周囲を木漏れ日状に照明することを特徴とする。
この構成では、表示意匠の形状を有する凸部と、凸部の頂面のみに形成される第1色調の表示層と、透光性基板とを同時形成し、この同時形成後にこれらと異なる面側に形成される開口部を有する第2色調の背景層を形成する。
これにより、昼間では、表示層は、背景層に対して、互いに異なる色調(明度、色相、彩度)の表示層と背景層とが前後方向に離れた距離分だけ浮いているかのように見える。
一方、夜間では、文字盤の背後から凸部を透過照明することにより、この照明光を開口部から表示層の周囲へ透過させて、表示層の周囲を発光表示させる。このため、表示層が浮いているかのように見える。この結果、表示意匠を夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる。さらに、これらの効果を低コストで達成できる。
上述したように、請求項1に記載の車両用指針計器は、表示盤の前面に沿って回転する指針と、表示盤の背後に配置されると共に凸部を透過照明する第1光源とを備える構成とする。
この構成では、凸部を透過照明する第1光源を表示盤の背後に配置するため、上述の効果を車両用指針計器で実現できる。
請求項に記載の車両用指針計器は、透光性基板に光を入射させる第2光源を備え、透光性基板が裏面に目盛の形状を有する凹部を備え、凹部が表示盤に入射した第2光源からの光を透光性基板の表面側へ反射する反射部を備える構成とする。
この構成では、透光性基板の裏面に目盛の形状を有する凹部を設け、第2光源からの光を凹部の反射部により透光性基板の表面側へ反射させる。これにより、上述の効果に加えて、この凹部の発光表示により夜間での立体感をより高めることができる。この結果、表示意匠を夜間と昼間でより効果的に異なる立体感で見せることができる。
以下、本発明による表示盤を、車両用指針計器である自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による表示盤である文字盤2を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。図1の矢印が示す上下方向が自動車の上下方向と同じである。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図2中のIII部の拡大図である。
図4は、図1中のIV−IV線拡大断面図である。
図5は、図4に示す文字盤2の製造工程を示す説明図である。
図6は、図1中のV部の拡大図である。
図7は、本発明の第1実施形態による文字盤2を備えるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
車両用指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示する。本実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する速度計を構成する。
コンビネーションメータ1は、情報を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備え、文字盤2には、表示意匠である文字(数字を含む)2aと表示意匠である目盛2bとが設けられる。
文字盤2の端部側は、図1と図2とに示すように、意匠プレート12で覆われる。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント5のシャフト51を挿通させるための貫通孔2cが設けられ、文字盤2の背後(図2の矢印が示す右側)には、リフレクタ9、ムーブメント5、発光ダイオード6、第1光源である発光ダイオード7、第2光源である発光ダイオード8、およびプリント基板10が配置される。プリント基板10は、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント5と発光ダイオード6、7、8は、プリント基板10に実装される。
ムーブメント5は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト51を回動させるものである。シャフト51は、文字盤2の貫通孔2cを通して表面側、つまり図2の矢印が示す左側へ延出し、その先端には指針3が固定される。
リフレクタ9は、発光ダイオード6からの例えば白色光を指針3へ導くものであり、発光ダイオード7からの例えば白色光を文字盤2の文字2aへ導くものである。指針3は、リフレクタ9により導かれた発光ダイオード6からの白色光によって、例えば赤色で発光表示されるように形成される。
指針3には、遮光キャップ4が装着される。遮光キャップ4は、例えば遮光性を有する樹脂あるいは金属等から形成され、発光ダイオード6の光が、運転者の目に直接入射することを防止するものである。
本発明の特徴である文字盤2は、図3と図4において、透光性を有する材料、例えば無色透明なポリカーボネート樹脂等の板材からなる透光性基板である文字盤母材21により構成される。この文字盤母材21の表面21aに、文字2aの形状を有すると共に文字盤2の目視側(図3と図4の矢印に示す上側の方向)へ突出する凸部22を一体形成する。尚、図4では、図面の簡略化のため発光ダイオード7とリフレクタ9とを省略した。
また、文字盤母材21の裏面21bに、目盛2bの形状を有すると共に文字盤2の目視側(図3の矢印に示す上側の方向)へ凹む第2凹部である凹部23を形成する。
また、発光ダイオード8からの例えば白色光を凹部23へ導く導光部24と反射面25とを、目盛2bの両側端部の位置(図1に示す発光ダイオード8が配置される位置)で文字盤母材21に一体形成する。反射面25が反射した発光ダイオード8からの白色光を表面21aへ反射する反射部である反射面23aを、凹部23に設ける。
文字盤母材21の裏面21bに第2色調である例えば青色の背景層27を形成し、表面21aに例えば無色透明の透光層26cを形成し、凸部22の頂部22a(または、頂面22bのみ)であって透光層26c上に第1色調である例えば白色の不透光層である表示層26aを形成する。
背景層27は、文字盤母材21の表面側(図3の矢印に示す上側)から見て表示層26aと重なる位置に設けられる第1開口部である開口部27aと、凹部23の外側に輪郭線が位置する開口部27bとを有する。開口部27aは、文字盤母材21の表面側から見てその輪郭線が表示層26aの内側に位置するように設けられる。
即ち、図6において、実線で示す表示層26aの内側に破線で示す開口部27aを設け、実線で示す開口部27bの内側に凹部23を設ける。
凸部22と凹部23と導光部24と反射面25とを、文字盤母材21の成型時に一体形成するが、同時に表示層26aと透光層26cも形成する。
具体的には、図5(a)に示すように、透光層26cを構成する無色透明で熱可塑性のプラスチックフィルムに表示層26aを予め印刷することによって、この表示層26aが形成された熱可塑性樹脂フィルムであるフィルム26を形成する。
このフィルム26を、図5(b)に示すように、表示層26aが上金型31の凹部31aに配置されるように上金型31にセットし、下金型32を図中の矢印に示す下側からセットする。下金型32の湯口32aから、図中の矢印Rに示すように、加熱溶融されたポリカーボネート樹脂材等を加圧注入する。
これにより、表示層26aが上金型31の凹部31aに押し付けられ、図5(c)に示すように、このフィルム26の裏面側に文字盤母材21が形成される。いわゆる、このインモールド成型により、文字盤母材21の成型時に、凸部22(図3に示す凹部23と導光部24と反射面25も含めて)と表示層26aと透光層26cとを形成する。
金型31、32から、この成型品を取り出し、湯口32aの部分に生じたバリ29を後工程でカットする。
これらが形成された文字盤母材21の裏面21bに背景層27を、図5(d)に示すように、ホットスタンプや印刷等により形成する。 コンビネーションメータ1の筐体は、図2に示すように、文字盤2や指針3の前面側(図2の矢印に示す左側)を覆う透明なフロンとカバー11と、意匠プレート12と、リフレクタ9とケース13とから構成される。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図7に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置14には、バッテリ18から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ17がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ15や図示しないセンサやスイッチ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、制御装置14には、ライトコントロールスイッチ16がその操作ポジション(オフポジション、スモールランプポジション、ヘッドランプポジション)を検出可能に接続される。オフポジションでは、車幅灯と尾灯と前照灯が全て消灯し、スモールランプポジションでは、車幅灯と尾灯のみ点灯し、オンポジションでは、車幅灯と尾灯と前照灯が全て点灯する。
また、車速センサ15からの検出信号に応じて制御装置14によって駆動されるムーブメント5や、発光ダイオード6、7、8も、制御装置14に接続される。
上述したように構成された本発明の第1実施形態による表示盤である文字盤2を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
イグニッションスイッチ17がオンされると、図7において、制御装置14は、それを検出して作動を開始する。即ち、制御装置14は、速度センサ15からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト51を回動させるように、ムーブメント5を駆動する。
昼間等の当該自動車の周囲が明るい時は、ライトコントロールスイッチ16は、オフポションに操作されて、車幅灯と尾灯と前照灯が全て消灯されている。このオフポションで、制御装置14は、発光ダイオード6、7、8を消灯させている。
一方、夕暮時等の当該自動車の周囲が薄暗い時は、ライトコントロールスイッチ16は、スモールランプポジションに操作されて、車幅灯と尾灯のみ点灯される。夜間等の当該自動車の周囲が暗い時は、ライトコントロールスイッチ16は、ヘッドランプポジションに操作されて、車幅灯と尾灯と前照灯が全て点灯される。
これらのスモールランプポジションとヘッドランプポジションで、制御装置14は、発光ダイオード6、7、8を点灯させる。
尚、イグニッションスイッチ17がオンされると、これらの各発光ダイオードを点灯させる様にする自発光メータとしても良いが、スモールランプポジッションとヘッドランプポジッションで、これらの各発光ダイオードを点灯させる場合について以下に説明する。
以下、ライトコントロールスイッチ16の各操作ポジションに対し、文字盤2の視認状態について説明する。
(1)オフポジション
図3の矢印が示す上側からの外来光、例えば太陽光は、文字2aの形状を有する表示層26aで白色光として反射するが、透光層26cを透過する。この透光層26cを透過した外来光は、背景層27で青色光として反射し、目盛2bの形状を有する凹部23の反射面23aで白濁光として反射する。即ち、白色の表示層26aが、青色の背景層27に対して、互いに異なる色調(明度、色相、彩度)で、図3と図4の矢印に示す上下方向に離れた距離分だけ浮いているように見える。
これにより、図6において、青色の背景層27を背景として、目盛2bが白濁色で表示されると共に、文字2aが白色で浮いているように表示され、これらを立体的に見せることができる。
(2)スモールランプポジションとヘッドランプポジション
点灯された発光ダイオード7の白色光は、図3に示す矢印Pの光路に従って、リフレクタ9により背景層27の開口部27aへ導かれ、表示層26aと背景層27とで反射して、青色光として表示層26aの周囲を木漏れ日状に照明する。一方、点灯された発光ダイオード8の白色光は、矢印Qの光路に従って、導光部24と反射面25とにより凹部23へ導かれ、この反射面23aで白色光として反射する。
ここで、文字盤2を照射する外来光はない。また、表示層26aが不透光層であるため、発光ダイオード7の白色光は、表示層26aに遮られるため、文字2aは暗黒状態、つまり黒色で視認される。即ち、黒色の文字2aの輪郭が青色で明るく帯状につまり木漏れ日状に発光表示される。
具体的には、黒色の表示層26aの外周で、その近辺で強く、それから遠ざかるにつれて弱く照明される。即ち、その近辺では、背景層27による青色の反射光が強く、それから遠ざかるにつれて、背景層27による青色の反射光が弱くなる。つまり、黒色の表示層26aの輪郭が青色で照明され、表示層26aの外周から青色の照明光が漏れ出すように(木漏れ日状に)見えて、視認者である運転者は、黒色の表示層26aをその周囲の輪郭から浮き上がっているかのように視認する。
これにより、黒色の表示層26aが、青色の木漏れ日状に発光表示される背景層27に対して、図3と図4の矢印に示す上下方向に離れた距離分だけ浮いているように見える。その結果、図6において、目盛2bが白色で発光表示されると共に、黒色の文字2aの周囲が青色の木漏れ日状に照明されて文字2aが浮いているように表示され、これらをオフポジション時と異なる立体感で見せることができる。
尚、上述したように、発光ダイオード8と導光部24と反射面25とは、目盛2bの両側端部の位置(図1に示す発光ダイオード8が配置される位置)に設けられる。このため、発光ダイオード8の白色光は、図1において、各目盛2bを円弧上に沿って導かれ、これらの各反射面23aで反射し、各目盛2bを白色で発光表示させることができる。
以上説明した第1実施形態による表示盤である文字盤2では、透光性基板である文字盤母材21の表面21aに表示意匠である文字2aの形状を有する凸部22を形成し、凸部22の頂部22aに白色の表示層26aを形成し、文字盤母材21の裏面21bに開口部27aを有する青色の背景層27を設ける。この構成により、表示意匠である文字2aを夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる。
さらに、第1実施形態による表示盤である文字盤2では、文字盤母材21の裏面21bに表示意匠である目盛2bの形状を有する第2凹部である凹部23を設け、文字盤母材21に入射した第2光源である発光ダイオード8からの光を文字盤2の表面側へ反射する反射部である反射面23aを設ける。この構成により、表示意匠である文字2aと目盛2bとを夜間と昼間でより異なる立体感で見せることができる。
尚、表示層26aは、白色の透光層であってもよい。この場合、スモールランプポジションとヘッドランプポジションでは、白色で発光表示される文字2a(表示層26a)の輪郭が青色で明るく帯状に(木漏れ日状に)発光表示される。
図8は、図4の変形例を示す拡大断面図である。
図9は、図4の他の変形例を示す拡大断面図である。
凸部22の形状は、図4に示す形状に限る必要はなく、図8に示す形状であっても良い。
図示しない点灯された発光ダイオード7の白色光は、図8に示す矢印Pの光路に従って、背景層27の開口部27aへ導かれ、表示層26aと背景層27とで反射して、青色光として表示層26aの周囲を木漏れ日状に照明する。
但し、図4の場合より、より広がった木漏れ日で照明すると共に、図8の矢印に示す左側の表示層26aで反射した光が右側の背景層27で反射し、右側の表示層26aで反射した光が左側の背景層27で反射する。これにより、文字2aを、図4の場合とは異なる立体感で見せることができる。
また、図9に示すように、表示層26aの内側に、第2開口部である開口部26bを設けてもよい。これにより、文字盤2の背後からの照明光が、この開口部26bを通して凸部22の頂面22bを発光表示させるため、表示層26aがより浮いているかのように見え、より立体的に見せることができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。
図11は、本発明の第2実施形態による文字盤2の文字2aを示す平面拡大図である。
本発明の第2実施形態による表示盤である文字盤2では、第1実施形態と異なり、表示層26aの代わりに凸部22の側面22cに側面層26dを透光層26c上に設け、透光層26cの光透過率と異なる光透過率を有する透光層26eを凸部22が形成されていない透光層26c上に形成する。
具体的には、図10において、第3色調である例えば青色の不透光層である側面層26dを、文字盤母材21の表面21aと凸部22との境界線22dと凸部22の頂面22bとで囲まれる側面22cであって透光層26c上に形成し、透光層26eを、境界線22dの外側であって透光層26c上に形成する。
尚、第1実施形態と同様に、インモールド成型により、文字盤母材21を凸部22等と一体成型する時に、側面層26dと透光層26cと透光層26eとを形成する。
このように構成された本発明の第2実施形態による表示盤である文字盤2において、ライトコントロールスイッチ16の各操作ポジションに対し、文字2aの視認状態について説明する。
(1)オフポジション
図10の矢印が示す上側からの外来光は、側面層26dで青色光として反射し、透光層26cと透光層26eとでも外来光の一部は反射する。これにより、図11において、凸部22の形状が側面層26dの青色表示により強調されて、文字2aを立体的に見せることができる。
(2)スモールランプポジションとヘッドランプポジション
図示しない点灯された発光ダイオード7の白色光は、図10に示す矢印P1とP2との光路に従って、透光層26cと透光層26eとを透過する。ここで、透光層26eが透光層26cの光透過率と異なる光透過率を有するため、矢印P1とP2とで示される光の強度は、互いに異なる。
ここで、文字盤2を照射する外来光はない。また、側面層26dが不透光層であるため、発光ダイオード7の白色光は、側面層26dに遮られるため、黒色で視認される。
これにより、透光層26cと透光層26eとが発光表示されるが、これらが図10の矢印に示す上下方向に離れ位置に配置されることに加えて、その発光強度が互いに異なる。このため、図11において、文字2aの透光層26cが透光層26eに対して浮いているように発光表示される。
その結果、図11において、凸部22の形状が黒色の側面層26dで強調されると共に、透光層26cと透光層26eとの発光表示によって、文字2aをオフポジション時と異なる立体感で見せることができる。
以上説明した第2実施形態による表示盤である文字盤2では、透光性基板である文字盤母材21の表面21aに表示意匠である文字2aの形状を有する凸部22を形成し、凸部22の側面22cに側面層26dを形成する。この構成により、表示意匠である文字2aを夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる。
尚、側面層26dは、青色の透光層であってもよい。この場合、スモールランプポジションとヘッドランプポジションでは、側面層26dは、青色で発光表示される
尚、側面層26dは、文字盤母材21の板厚方向に向かって順次異なる光透過率を有するグラデーション透光層であっても良い。これにより、図11において、側面層26dのグラデーション効果によって、より立体感を強調することができる。このグラデーション透光層の場合は、透光層26eを不透光層としても良い。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。
本発明の第3実施形態による表示盤である文字盤2では、上述の実施形態と異なり、凸部22の代わりに第1凹部である凹部28を形成する。具体的には、文字盤母材21の表面21aに、文字2aの形状を有すると共に文字盤2の後方(図12の矢印に示す下側の方向)へ凹む凹部28を形成する。又、表示層26aは、凹部28の底面28bを含む底部であって透光層26cの上に形成する。
尚、上述の実施形態と同様に、インモールド成型により、文字盤母材21を凹部28等と一体成型する時に、表示層26aと透光層26cとを形成する。
このように構成された本発明の第3実施形態による表示盤である文字盤2において、ライトコントロールスイッチ16の各操作ポジションに対し、文字2aの視認状態について説明する。
(1)オフポジション
図12の矢印が示す上側からの外来光は、例えば白色の表示層26aで白色光として反射し、透光層26cを透過するが、その一部は、透光層26cの表面で反射する。この透光層26cを透過した外来光は、背景層27で例えば青色光として反射する。即ち、白色の表示層26aは、青色の背景層27に対して浮いているように見えるが、凹部28を除いた表面21a上の透光層26cに対しては沈んでいるように見える。これにより、青色の背景層27と透光層26cとを背景として、文字2aを立体的に見せることができる。
(2)スモールランプポジションとヘッドランプポジション
図示しない発光ダイオード7の白色光は、図12に示す矢印Pの光路に従って、表示層26aと背景層27とで反射して、凹部28の側面28cを含む表示層26aの周囲を、青色光として木漏れ日状に照明する。
ここで、文字盤2を照射する外来光はないため、表示層26a(文字2a)は暗黒状態、つまり黒色で視認される。即ち、凹部28の側面28cを含む黒色の表示層26aの輪郭が青色で明るく帯状につまり木漏れ日状に発光表示される。
即ち、黒色の表示層26aは、木漏れ日状に発光表示される青色の背景層27に対して浮いているように見えるが、木漏れ日状の照明により凹部28の側面28cが強調されて、凹部28を除いた表面21a上の透光層26cに対しては沈んでいるように見える。
これにより、木漏れ日状に発光表示される青色の背景層27と凹部28を除いた表面21a上の透光層26cとを背景として、黒色の文字2aをオフポジション時と異なる立体感で見せることができる。
以上説明した第3実施形態による表示盤である文字盤2では、透光性基板である文字盤母材21の表面21aに表示意匠である文字2aの形状を有する凹部28を形成し、凹部28の頂部に表示層26aを形成し、文字盤母材21の裏面21bに開口部27aを有する背景層27を設ける。この構成により、表示意匠である文字2aを夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる。
(第4実施形態)
図13は、本発明の第4実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。
本発明の第4実施形態による表示盤である文字盤2では、上述の実施形態と異なり、第1凹部である凹部28を文字盤母材21の裏面2bに形成する。具体的には、文字盤母材21の裏面21bに、文字2aの形状を有すると共に文字盤2の目視側(図13の矢印に示す上側の方向)へ凹む凹部28を形成する。
尚、上述の実施形態と同様に、インモールド成型により、文字盤母材21を凹部28等と一体成型する時に、表示層26aと透光層26cと背景層27とを形成する。
このように構成された本発明の第4実施形態による表示盤である文字盤2において、ライトコントロールスイッチ16の各操作ポジションに対し、文字2aの視認状態について説明する。
(1)オフポジション
図13の矢印が示す上側からの外来光は、その一部は、文字盤母材21の表面21aで反射するが,文字盤母材21と透光層26cとを透過して、例えば白色の表示層26aで白色光として反射し、例えば青色の背景層27で青色光として反射する。即ち、白色の表示層26aは、青色の背景層27に対して浮いているように見えるが、文字盤母材21の表面21aに対しては沈んでいるように見える。これにより、青色の背景層27と文字盤母材21の表面21aとを背景として、文字2aを立体的に見せることができる。
(2)スモールランプポジションとヘッドランプポジション
図示しない発光ダイオード7の白色光は、図13に示す矢印Pの光路に従って、透光層26cと文字盤母材21とを透過する。この透過光は、空気と透光層26cとの界面および文字盤母材21と空気との界面での屈折作用によって、図13の矢印に示す左右方向に広がる。但し、上述の実施形態では、図面の簡略化のため、この屈折作用を省略した。
ここで、文字盤2を照射する外来光はないため、表示層26a(文字2a)と背景層27とは暗黒状態、つまり黒色で視認される。即ち、凹部28の側面28cを含む黒色の表示層26aの輪郭が白色で上述の場合より広く帯状に発光表示される。
即ち、帯状の照明により凹部28の側面28cが強調されて、黒色の表示層26aは、透光層26cに対して浮いているように見える。
これにより、凹部28を除いた裏面21b上の透光層26cを背景として、黒色の文字2aをオフポジション時と異なる立体感で見せることができる。
以上説明した第4実施形態による表示盤である文字盤2では、透光性基板である文字盤母材21の裏面21bに表示意匠である文字2aの形状を有する凹部28を形成し、凹部28の頂部に表示層26aを形成し、文字盤母材21の裏面21bに開口部27aを有する背景層27を設ける。この構成により、表示意匠である文字2aを夜間と昼間で異なる立体感で見せることができる。
尚、凸部22を、文字盤母材21の裏面21aに設けても良い。
又、背景層27の開口部27aを、その輪郭線が文字盤母材21の表面側から見て表示層26aよりも外側に位置するように設けても良い。即ち、図6において、実線で示す表示層26aの外側に破線で示す開口部27aの輪郭線を位置させるようにする。この場合は、文字2aの周囲の木漏れ日状の照明でなくて、その周囲のくっきりした照明となる。この場合は、図4において、背景層27を、文字盤母材21の表面側、即ち、透光層26c上に形成しても良い。
又、目盛2bを文字2aと同じ構成としても良い。
又、側面層26dをグラデーション透光層として、第1実施形態と第3実施形態と第4実施形態に適用することができる。
又、上述の場合に限らないで、これらを組み合わせ適用することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による表示盤である文字盤2を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、図2中のIII部の拡大図である。 図4は、図1中のIV−IV線拡大断面図である。 図5は、図4に示す文字盤2の製造工程を示す説明図である。 図6は、図1中のV部の拡大図である。 図7は、本発明の第1実施形態による文字盤2を備えるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図8は、図4の変形例を示す拡大断面図である。 図9は、図4の他の変形例を示す拡大断面図である。 図10は、本発明の第2実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態による文字盤2の文字2aを示す平面拡大図である。 図12は、本発明の第3実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。 図13は、本発明の第4実施形態による表示盤である文字盤2の文字2aを示す拡大断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器)
2 文字盤(表示盤)
2a 文字(表示意匠)
2b 目盛(表示意匠)
2c 貫通孔
21 文字盤母材(透光性基板)
21a 表面
21b 裏面
22 凸部
22a 頂部
22b 頂面
22c 側面
22d 境界線
23 凹部(第2凹部)
23a 反射面(反射部)
24 導光部
25 反射面
26 フィルム(熱可塑性樹脂フィルム)
26a 表示層
26b 開口部(第2開口部)
26c 透光層
26d 側面層
26e 透光層
27 背景層
27a 開口部(第1開口部)
27b 開口部
28 凹部(第1凹部)
28b 底面
28c 側面
29 バリ
3 指針
4 遮光キャップ
5 ムーブメント
51 シャフト
6 発光ダイオード
7 発光ダイオード(第1光源)
8 発光ダイオード(第2光源)
9 リフレクタ
10 プリント基板
11 フロントカバー
12 意匠プレート
13 ケース
14 制御装置
15 速度センサ
16 ライトコントロールスイッチ
17 イグニッションスイッチ
18 バッテリ
31 上金型
31a 凹部
32 下金型
32a 湯口

Claims (2)

  1. 透過照明される透光性基板を備える表示盤であって、前記透光性基板の表面に形成され、表示意匠の形状を有する凸部と、前記凸部の頂面のみに形成される第1色調の不透光層である表示層と、前記透光性基板の裏面に形成され、前記透光性基板を挟んで前記表示層と略重なる位置に設けられて前記表示層の内側に輪郭線が位置する開口部を有し、前記第1色調とは異なる第2色調の背景層とを備え、前記凸部と前記表示層とは、前記透光性基板の樹脂成型時において、該表示層が形成された熱可塑性樹脂フィルムを金型にインサートした状態で前記透光性基板を樹脂成型することによって形成される表示盤と、
    前記表示盤の前面に沿って回転する指針と、
    前記表示盤の背後に配置されると共に前記凸部を透過照明する第1光源とを備え
    外来光により前記表示盤が目視側から照射されるとき、当該外来光は、前記表示層により反射されるとともに、前記透光性基板を透過して前記背景層により反射され、
    前記第1光源の光により前記表示盤が背後から透過照明されるとき、当該照明光は、前記背景層の前記開口部へ導かれて前記表示層及び前記背景層により反射されることにより、前記表示層の周囲を木漏れ日状に照明することを特徴とする車両用指針計器。
  2. 前記透光性基板に光を入射させる第2光源を備え、
    前記透光性基板は、前記裏面に目盛の形状を有する凹部を備え、
    前記凹部は、前記透光性基板に入射した前記第2光源からの光を該透光性基板の表面側へ反射する反射部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用指針計器。
JP2004344802A 2004-11-29 2004-11-29 車両用指針計器 Expired - Fee Related JP4615974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344802A JP4615974B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 車両用指針計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344802A JP4615974B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 車両用指針計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006153664A JP2006153664A (ja) 2006-06-15
JP4615974B2 true JP4615974B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=36632152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004344802A Expired - Fee Related JP4615974B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 車両用指針計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4615974B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4965214B2 (ja) * 2006-10-03 2012-07-04 カルソニックカンセイ株式会社 文字板照明構造
JP4992445B2 (ja) * 2007-02-02 2012-08-08 株式会社デンソー 樹脂成形品の製造方法
JP2009036638A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Denso Corp 計器用表示板の製造方法
JP2009198262A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
RU2523069C2 (ru) 2009-06-22 2014-07-20 Ниппон Сейки Ко., Лтд. Приборное устройство
JP6446679B2 (ja) * 2015-03-02 2019-01-09 カルソニックカンセイ株式会社 車両用計器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006153664A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4792831B2 (ja) 計器用表示板およびそれを備えた指針計器
JP4218643B2 (ja) 指針計器
JP2007085858A (ja) 車両用指針計器
JP5218194B2 (ja) 移動体用計器
JP4403978B2 (ja) 表示板
JP4615974B2 (ja) 車両用指針計器
JP4977403B2 (ja) 車両用表示装置
JP4462138B2 (ja) 計器用表示板およびそれを備えた指針計器
JP2007212311A (ja) 指針計器
JP4832198B2 (ja) 指針計器
JP4186910B2 (ja) 表示装置
JP2005067443A (ja) 車両用表示装置
JP4075843B2 (ja) 車両用指針計器
JP4603467B2 (ja) 計器用表示板およびそれを備えた指針計器
JP3855954B2 (ja) 車両用指針計器
JP4218604B2 (ja) 車両用指針計器
JP4229032B2 (ja) 車両用指針計器
JP4265536B2 (ja) 指針計器
JP2007304066A (ja) 車両用指針計器
JP2008102092A (ja) 計器
JP4259480B2 (ja) 車両用計器
JP4265514B2 (ja) 車両用指針計器
JP2008209351A (ja) 指針計器
JP2006131209A (ja) 車両用表示装置およびこれを備える車両用計器
JP4684596B2 (ja) 光透過発光式指針

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081222

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4615974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees