JP5926674B2 - 高さ調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャワーヘッドの高さ調整やマイクスタンドの高さ調整などに用いられる高さ調整装置に関する。
図15は高さ調整機能を備えたマイクスタンド100を示す。マイクスタンド100はベース部120と、ベース部120に上下移動可能に立設されたスタンド部130とからなり、スタンド部130にマイク140が着脱自在に保持される構造となっている。スタンド部130の上下位置調整は、ベース部120の上部に高さ調整ねじ150を設け、この高さ調整ねじ150を締め付けたり、緩めることにより行われる。
しかしながら、高さ調整ねじ150の締め付けが緩い場合には、使用中にスタンド部130が落下することがあり、危険である一方、締め付けがきつい場合には、スタンド部130が変形してスムーズな上下移動に支障が生じる。従って高さ調整ねじ150の締め付け度合いを良好に調整する必要がある。又、高さ調整を行う際のロック解除には、調整ねじ150を回して緩めることが必要となるため、スタンド部130の調整ねじ近傍を一方の手で持った状態で他方の手で高さ調整ねじ150を操作することとなり、ロック解除に両手での操作が必要となっている。このようなことから高さ調整を行う際の操作性が悪い問題を有している。
特許文献1には、操作性を改善した従来の高さ調整装置が記載されている。この高さ調整装置は、軸状の第1部材に対して第2部材を軸方向に移動させることにより第2部材の高さ位置を調整するものである。
第2部材は第1部材が貫通するハウジングと、第1部材が貫通する孔を有すると共にハウジングに対して傾斜可能となっており、V字状となってハウジング内に保持された一対の板状のロック部材と、一対のロック部材の間に挟まれることにより一対のロック部材をV字状に傾斜させるコイルばねとを備えている。
この高さ調整装置は、コイルばねによって一対のロック部材を傾斜させて第1部材の外周面に孔の内周面を係合させることにより第2部材が第1部材の軸方向へ移動することをロックする構造となっている。このロック状態に対し、コイルばねのばね力に抗して一対のロック部材を接近操作して傾斜角度を小さくする。このことによりロック部材の孔の内周面の第1部材の外周面への係合が外れるため、ロックが解除されて第1部材に対し第2部材を移動させることができ、第1部材に対する第2部材の高さ調整が可能となる。そして一対のロック部材への操作を解除すると、コイルばねのばね力によって一対のロック部材が傾斜状態に戻って、第1部材の外周面に食い込んで係合するため、第2部材の移動がロックされる。このような特許文献1の高さ調整装置によれば、片手でロック解除を操作できるため、高さ調整を行う際の操作性が向上するメリットがある。
特許文献2の高さ調整装置は、パイプ部を貫通した支柱部の高さ調整を行うものであり、リング状の板ばね部及び板ばね部両端の操作部によってクランプを形成し、このクランプをパイプ部に取り付けている。板ばね部の内側には、滑り止めのために支柱部を押圧する弾性部材を設けてあり、この弾性部材に支柱部を貫通させて高さ調整を行う。支柱部の高さ調整は操作部を指で摘んでリング状の板ばね部を拡げることにより弾性部材の押圧力を緩めてロック解除し、高さ調整の後は操作部への操作を解除することにより板ばね部の復元力によって支柱部をロックし所定高さで停止状態とする。
特開平7−279919号公報 特開2001−289208号公報
特許文献1に記載された従来の高さ調整装置では、ロック力を大きくしてロックを確実にする場合には、コイルばねのばね力を大きくする必要がある。このようなばね力が大きなコイルばねを用いた場合には、ロック解除のための操作力が大きくなり、ロック解除時の操作性を低下させる問題がある。
又、一対のロック部材が第1部材の外周面に係合することによって第2部材の軸方向への移動がロックされるが、第2部材は回転方向にはロックされていない。このため第2部材が不用意に回転して使用上、不便となる。例えば、第2部材をシャワーヘッドの保持部材に用いた場合、シャワーヘッドから噴射される水流や水圧によってシャワーヘッドが回転して、シャワー時の使い勝手を低下させる問題がある。
特許文献2に記載された高さ調整装置では、ロック力を確実に得るために、板ばね部の板厚を厚くするか、板幅を大きくする必要があるが、この場合には、ロック解除のために大きな操作力が必要となり、操作性が悪くなる問題がある。
特許文献1及び2の高さ調整装置は、いずれも高さ調整のためのロック及びその解除を行うための部品の種類が多く、部品の管理が面倒となる問題も有している。
本発明はこのような従来の問題点を考慮してなされたものであり、部品管理が容易であり、ロック解除時に片手での簡単操作が可能で、ロック解除のための操作力が大きくなることがなく、しかも軸方向のみならず回転方向もロックすることが可能な高さ調整装置を提供することを目的とする。
本発明の高さ調整装置は、複数のケース部が対向して組み付けられることにより形成され、軸状の相手部材が長さ方向に移動可能に貫通するケースと、前記それぞれのケース部に対応して複数が設けられ、対応したケース部の内部に回転可能に挿入される筒部及びこの筒部から前記ケース部の外側に抜き出されたレバー部をそれぞれ有した回転操作可能な操作部材と、前記相手部材の外径よりも小径に形成されて相手部材が貫通するコイル部とこのコイル部の両端のフック部とによって形成され、前記操作部材のそれぞれに対応して内部に配置され前記ケース部のそれぞれに対応する複数のコイルばねと、を備え、前記それぞれのコイルばねは一側フック部が対応したケース部に係止され、他側フック部が対応した操作部材に間接または直接に係止され、前記複数の操作部材及び複数のコイルばねは同大且つ同形に形成され、天地反転して対応したケース部に配置されることを特徴とする。
この場合、前記複数のケース部が同大且つ同形に形成され、天地反転して組み付けられることにより前記ケースが形成されることが好ましい。
又、前記それぞれの操作部材の筒部内に、前記相手部材が貫通する調整駒がそれぞれ回転可能に配置され、前記調整駒に前記コイルばねの他側フック部が係止されることにより他側フック部が前記操作部材に間接に係止されており、径方向に沿った複数の係止歯が前記調整駒及び前記筒部の対向面に対向して形成され、この対向した係止歯が相互に係合することによりそれぞれの操作部材の回転が調整駒に伝達されると共にそれぞれの調整駒に対する操作部材の角度調整が可能となっていることが好ましい。
又、前記それぞれの操作部材の筒部内に突起部が一体形成され、前記突起部に前記コイルばねの他側フック部が係止されることにより他側フック部が前記操作部材に直接に係止されていることが好ましい。
又、前記複数のコイルばねはコイル部の巻き方向が同方向となっていることが好ましい。
又、前記それぞれの調整駒は同大且つ同形に形成されており、天地反転して対応した前記操作部材の筒部内に配置されることが好ましい。
又、前記それぞれのコイルばねのコイル部の端面が当接する当接面を有してコイル部を収容する収容凹部が前記それぞれのケース部に形成され、前記当接面がコイル部の軸方向に対して傾斜していることが好ましい。
又、前記それぞれのコイルばねのコイル部の端面が当接する当接面を有してコイル部を収容する収容凹部が前記それぞれのケース部に形成され、前記調整駒は前記コイル部と共に前記収容凹部に収容される筒体部及びこの筒体部から径方向外側に突出し前記係止歯が外面に形成された突起部からなり、前記操作部材の筒部の内面に前記調整駒側の係止歯と対向した係止歯が形成されていることが好ましい。
本発明の高さ調整装置によれば、複数の操作部材及び複数のコイルばねを同大且つ同形に形成し、天地反転して相手部材の高さ調整を行うため、部品の共通化ができる。このため、部品の管理が容易となる。
又、複数のコイルばねを用いて相手部材のロックを行うため、ロック解除のための操作力が大きくなることがなく、片手でのロック解除が可能となる。又、相手部材に回転力が作用しても、いずれかのコイルばねが相手部材を締め付けるため、正逆方向への相手部材の不用意な回転をロックすることができる。
本発明の第1実施形態の高さ調整装置をシャワーヘッドに適用した場合の側面図である。 第1実施形態の高さ調整装置を示す平面図である。 第1実施形態の高さ調整装置を示す側面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 図4におけるC−C線断面図である。 高さ調整装置を示す分解斜視図である。 第1操作部材の係止歯形成部分を示す拡大斜視図である。 (a)、(b)はコイルばねの作用を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の高さ調整装置を示す分解斜視図である。 第2実施形態の高さ調整装置を示す側面図である。 第2実施形態の高さ調整装置を示す縦断面図である。 第2実施形態の高さ調整装置の別の角度からの縦断面図である。 第2実施形態の高さ調整装置の横断面図である。 高さ調整機能を備えた従来のマイクスタンドを示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。図1〜図8は本発明の第1実施形態の高さ調整装置1を示す。高さ調整装置1は、ケース3と、ケース3に収容された第1操作部材4及び第2操作部材5からなる2つの操作部材、第1コイルばね6及び第2コイルばね7からなる2つのコイルばね及び第1調整駒8及び第2調整駒9からなる2つの調整駒とを備えている。
図1は高さ調整装置1をシャワーヘッド11に適用した場合を示し、シャワーヘッド11は相手部材2としてのシャワーパイプの上端部分に取り付けられ、相手部材2の上下位置が調整されることによりシャワーヘッド11の高さ調整が可能となっている。相手部材2は円筒パイプからなる軸状となっており、ケース3に対して長さ方向に移動可能となっている。図1の適用例において、ケース3は洗面台12にねじ13によって固定されている。軸状の相手部材2はケース3内を貫通しており、この貫通状態で長さ方向に移動し、この移動によってシャワーヘッド11の高さ調整が行われる。
図3〜図7に示すように、ケース3は下側の第1ケース部31及び上側の第2ケース部32によって形成され、これらのケース部31,32が組み付けられて一体化される。操作部材4,5、コイルばね6、7及び調整駒8,9はこの上下のケース部31,32に対応して設けられるものであり、第1操作部材4、第1コイルばね6、第1調整駒8が下側の第1ケース部31に配置され、第2操作部材5、第2コイルばね7、第2調整駒9が上側の第2ケース部32に配置される。
2つの操作部材4、5は、いずれも円筒状の筒部41、51及びこの筒部41、51から径方向外側に突出したアーム状のレバー部42、52によって形成されている。筒部41、51はケース3内に配置されるものであり、第1操作部材4の筒部41は第1ケース部31内に回転可能に配置され、第2操作部材5の筒部51は第2ケース部32内に回転可能に配置される。一方、第1操作部材4のレバー部42は第1ケース部31から外側に抜き出され、第2操作部材5のレバー部52は第2ケース部32から外側に抜き出される。外側に抜き出されたレバー部42、52は図6に示すように、所定の相対角度θを有して離れた状態となっており、この状態でレバー部42、52を接近方向へ操作することにより筒部41、51がそれぞれのケース部31、32内で回転する。以上の2つの操作部材4、5は同大且つ同形に形成されており、天地反転して対向したケース部31、32内に組み込まれる。
2つのコイルばね6,7はいずれもねじりばねが用いられており、図7に示すようにコイル部61、71及びコイル部61、71の両端に設けられた一側フック部62、72及び他側フック部63、73とによって形成されている。コイルばね6、7のコイル部61、71は巻き方向が同じ方向となっており、この実施形態ではコイル部61,71が右巻きとなっている。コイルばね6,7のコイル部61,71には、相手部材2が貫通する。コイル部61,71の径は相手部材2の外径よりも小径となっており、コイル部61,71を貫通した相手部材2はコイルばね6、7のフリー状態ではコイル部61,71に締め付けられて長さ方向の移動がロックされる。2つのコイルばね6、7は同大且つ同形によって形成されており、天地反転して操作部材4、5の筒部41、51内に組み込まれる。
2つの調整駒8、9は円筒状の筒体部81、91と、筒体部81、91から径方向外側に突出した突起部82、92とによって形成されている。第1調整駒8は第1コイルばね6に対応して配置され、第2調整駒9は第2コイルばね7に対応して配置されるものであり、それぞれの筒体部81、91は対応したコイルばね6,7のコイル部61,71に臨むようにケース3内に配置される(図5参照)。かかる調整駒8、9の筒体部81、91におけるコイル部61、71との接触面81a、91a(図7参照)はコイル部61、71の端面に合わせた螺旋面となっている。これにより筒体部81、91とコイル部61、71とが密に接触することができる。以上の調整駒8、9は同大且つ同形に形成されており、天地反転して対応した操作部材4、5内に組み込まれる。
第1ケース部31は第1操作部材4の筒部41、第1コイルばね6及び第1調整駒8を内部に収容し、第2ケース部32は第2操作部材5の筒部51、第2コイルばね7及び第2調整駒9を内部に収容する。この収容のための構造は、第1ケース部31及び第2ケース部32間で同じ構造となっており、以下、第1ケース部31については図示して説明し、第2ケース部32については対応した符号を付して適用する。
図4〜図7に示すように、ケース部31、32の外形は同じ径の円筒状となっており、その軸方向の中間部分に、共に円筒状の外壁部31a、32a及び内壁部31b、32bからなる二重壁部が形成されている。外壁部31a、32aと内壁部31b、32bとの間はガイド溝部31c、32cとなっており、このガイド溝部31c、32cに操作部材4、5の筒部41、51が回転可能に挿入される。ガイド溝部31c、32c内を筒部41、51が回転する構造では、筒部41、51の回転がガイド溝部31c、32cによってガイドされるため、スムーズに回転することができる。それぞれのケース部31、32の外壁部31a、32aには、開口窓部31d、32dが対応するように形成されており、それぞれの開口窓部31d、32dから操作部材4、5のレバー部42、52がケース3の外方に抜き出される。
内壁部31b、32bの内側は円形の収容凹部31e、32eとなっており、この収容凹部31e、32eにコイルばね6,7のコイル部61,71及び調整駒8、9の筒体部81、91が収容される。図5に示すように、コイルばね6,7のコイル部61,71の径及び調整駒8、9の筒体部81、91の外径は略同じとなっており、コイルばね6,7のコイル部61,71及び調整駒8、9の筒体部81,91は突き合わせ状態で収容凹部31e、32eに収容される。この場合、第1ケース部31の収容凹部31eにおいては、コイル部61が下側、筒体部81が上側に位置し、第2ケース部32の収容凹部32eにおいては、筒体部91が下側、コイル部71が上側に位置するように収容される。図4に示すように内壁部31b、32bには係止スリット部31f、32fが切り欠かれており、この係止スリット部31f、32fにコイルばね6,7の一側フック部62、72が挿入されて係止される。
第1ケース部31、第2ケース部32の組み付けは、図5及び図7に示すように爪部34を第1ケース部31から立ち上げ、この爪部34が係合する爪受け部35を第2ケース部32に形成することによりなされる。これに限らず第1ケース部31、第2ケース部32に対してねじを螺合して組み付けても良い。以上の第1ケース部31及び第2ケース部32には相手部材2が貫通する貫通孔31g、32gが形成されており、相手部材2は貫通孔31g、32gを貫通した状態でケース3内を長さ方向に移動可能となっている。なお、第1ケース部31には大径のフランジ部36が形成されており、このフランジ部36がねじ13によって洗面台12に固定される。
図6及び図7に示すように、ケース部31、32の内壁部31b、32bには軸方向に切り欠かれた調整溝部31h、32h(32hは図示省略)が形成されており、この調整溝部31h、32h内に調整駒8、9の突起部82、92が挿入される(図4参照)。調整溝部31h、32hの径方向の幅は調整駒8、9の突起部82、92の幅よりも大きくなっており、突起部82、92は調整溝部31h、32hに対して位置調整可能に挿入される。
図4、図6及び図7に示すように、調整駒8、9の突起部82、92には、コイルばね6,7の他側フック部63、73が挿入されて係止される係止スリット部83,93が形成されている。他側フック部63、73が調整駒8、9の係止スリット部83、93に係止されることにより、他側フック部63、73は操作部材4、5に間接的に係止された状態となる。この他側フック部63、73の係止により、調整駒8、9の回転に伴ってコイルばね6、7が拡径方向にねじられる。
それぞれの突起部82、92の外面には三角歯からなる複数の係止歯84、94が形成されている。操作部材4、5の筒部41、51の内面は、それぞれの調整駒8、9の突起部82、92の外面と対向しており、この筒部41、51の内面には、調整駒8、9の係止歯84、94と噛合により係合する三角歯からなる複数の係止歯44、54が形成されている。図8は筒部41に形成された係止歯44を示し、軸方向に延びた三角歯からなる複数の係止歯44が筒部41の内面に径方向に沿って連続した状態で形成されている。筒部51における係止歯54も同様となっている。筒部41、51側の係止歯44、54は調整駒8、9側の係止歯84、94よりも径方向に沿って長くなるように形成されており、調整駒8、9側の係止歯84、94は筒部41、51側の係止歯44、54に対し位置調整されて噛合する。この位置調整により操作部材4、5のレバー部42、52の相対角度θを最適角度に調整することが可能となっている。
又、調整駒8、9の係止歯84、94が筒部41、51の係止歯44、54と係合することにより、操作部材4、5の回転が調整駒8、9に伝達されて調整駒8、9が回転する。この調整駒8、9の回転により、調整駒8、9に他端側フック部63、73が係止されているコイルばね6,7のコイル部61、71がねじられてコイル径を大きくすることができる。コイル径が大きくなることによりコイルばね6,7による相手部材2への締め付けによるロックが解除され、相手部材2はケース3内を長さ方向に移動することができる。
図5に示すように、ケース部31、32の収容凹部31e、32eには、コイルばね6,7のコイル部61,71の端面が当接する当接面31j、32jが形成されている。この実施形態において、当接面31j、32jはコイルばね6,7のコイル部61,71の軸方向に対して同じ方向に傾斜している。これにより、後述するように相手部材2に対して軸方向の力が作用すると、コイル部61,71が変形して相手部材2を強固に締め付けるため、相手部材2の長さ方向への移動を大きな力でロックすることができる。
以上のような構造では、コイルばね6、7の他側フック部63、73が調整駒8、9に係止される一方、一側フック部62、72が操作部材4、5に係止されているため、操作部材4、5のレバー部42、52の相対角度θを調整することが可能となっている。すなわち調整駒8、9の突起部82、92を操作部材4、5の筒部41、51に対して径方向に位置調整して、突起部82、92の係止歯84、94を筒部41、51の係止歯44、54に噛合させる(図6参照)。このことによりコイルばね6、7を介して操作部材4、5のレバー部42、52の位置を調整でき、これらの相対角度θを調整することができる。このようにレバー部42、52の相対角度θが調整可能となっていることにより、コイルばね6、7の製造時のばらつきや相手部材2の径のばらつきがあっても、これらのばらつきを吸収してレバー部42、52の相対角度θを最適角度とすることができ、レバー部42、52が離れすぎて操作しにくくなったり、近づきすぎてロック解除のストロークが不十分となることを防止することができる
このような高さ調整装置1は、2つの操作部材4、5と、2つのコイルばね6、7と、調整駒8、9とがいずれも同大且つ同形に形成されている。そして、2つの操作部材4、5は天地反転されて対応したケース部31、32内に配置され、2つのコイルばね6、7及び調整駒8、9は天地反転されて対応した操作部材4、5の筒部41、52内に配置される。これにより部品の共通化が可能となるため、部品の管理及び製造が容易となる。なお、この実施形態においては、2つの操作部材4、5と、2つのコイルばね6、7とを同大且つ同形とすれば良く、調整駒8、9については同大且つ同形としなくても良い。
この実施形態の高さ調整装置1は、2つのコイルばね6、7のコイル部61、71がケース3内を貫通した相手部材2の外径よりも小径となっているため、相手部材2を締め付けてロックした状態となっている。このロック状態では相手部材2はケース3内を長さ方向に移動することがない。
このロック状態に対し、図2及び図3に示すようにケース3から抜き出されている2つのレバー部42、52を手で接近させて操作部材4、5を回転操作する。操作部材4、5の回転操作により、筒部41、51がケース部31、32のガイド溝部31c、32c内で回転し、筒部41、51の係止歯44、54が噛合(係止歯84、94に噛合)している調整駒8、9が同方向に回転する。それぞれの調整駒8、9には、コイルばね6、7の他側フック部63、73が係止しているため、コイルばね6、7に回転力が伝達され、それぞれのコイルばね6、7のコイル部61、71がねじられてコイル径が拡径する。この拡径により、相手部材2への締め付けが解除される。このため、ケース3に対して相手部材2を長さ方向に移動させてケース3に対する高さ調整を行うことができる。
この高さ調整の後、レバー部42、52から手を離して回転操作を解除すると、コイルばね6、7は自己の復元力で元に戻るためコイル部61、71が相手部材2を締め付けて移動がロックされる。このコイルばね6、7の復元によりレバー部42、52も自動的に元の位置に復帰する。
このような高さ調整装置1においては、ロック解除はレバー部42、52を接近させる回転操作のみであり、片手で操作することができるため、操作性が向上する。又、レバー部42、52への操作を解除すると、コイルばね6、7が自動的にロック状態となるため、ロック忘れすることがない。さらに相手部材2のロックがコイルばね6、7の締め付け力によって行われるため、操作者の力が異なっていてもロック力が変化することがなく、常に一定のロック力を保持することができ、安定したロックを行うことができる。さらに、相手部材2のロックをコイルばね6、7の締め付けによって行うため、相手部材2の表面を傷付けることがない。
高さ調整装置1においては、同じ巻き方向の2つのコイルばね6、7によって相手部材2を締め付けてロックする構造となっているため、相手部材2に正逆方向の回転力が作用しても相手部材2が回転することがない。すなわち相手部材2に作用する反時計方向の回転力は第1コイルばね6の巻き締め方向の力となるため、第1コイルばね6によって相手部材2は反時計方向へ回転することがない。又、相手部材2に作用する時計方向の回転力は第2コイルばね7の巻き締め方向の力となるため、第2コイルばね7によって相手部材2は時計方向に回転することがない。これにより相手部材2に正逆方向への回転力が作用しても、相手部材2が不用意に回転することがなく、相手部材2を安定させることができる。従って高さ調整装置1をシャワーヘッド11に用いても、噴射される水流や水圧によって回転しないため、使い勝手が向上する。
又、この実施形態の高さ調整装置1においては、コイルばね6、7のコイル部61、71の端面が当接するケース31、32の収容凹部31e、32eに軸方向に傾斜した当接面31j、32jが形成されているため、相手部材2に軸線方向の力が作用しても大きなロック力を保持することができる。すなわち図9(a)に対し、(b)で示すように相手部材2に対して上からの押し力Fが作用すると、第1コイルばね6のコイル部61が当接面31jの頂天部を起点として軸線方向に変形する。この変形によりコイル部61が相手部材2を強固に締め付けるため、大きなロック力となり押し力Fによる相手部材2の不用意な移動をロックすることができる。相手部材2に対して押し力Fと反対方向の引き上げ力が作用した場合には、第2コイルばね7のコイル部71が同様に収容凹部32eの当接面32jの頂天部を起点して軸線方向に変形し、コイル部71が相手部材2を強固に締め付ける。このため引き上げ力による相手部材の不用意な移動をロックすることができる。このように相手部材2に軸線方向の力が作用しても、コイル部61、71の軸線方向の変形によりロックするため、コイルばね6、7として線径の細いばねを用いることができる。これによりロック解除のための操作部材4、5への操作力を小さくすることができ、操作性が向上する。
この第1実施形態では、コイルばね6,7を2つ使用しているが、コイルばね6、7を3つ以上配置し、調整駒8、9及び操作部材4、5をそれぞれのコイルばねに対応して配置しても良い。これによりロック解除の操作性や相手部材2のロックを変化させることができ、使用態様に合わせた変更が可能となる。又、係止歯44、54及び84、94としては、三角歯とすることなく、波形状、突起状としても良い。
(第2実施形態)
図10〜図14は、本発明の第2実施形態の高さ調整装置1Aを示す。この実施形態の高さ調整装置1Aにおける第1実施形態と異なる点は、第1実施形態の調整駒8、9を省略した点と、2つの操作部材及び2つのケース部を面対称形状に形成した点であり、その他の点は第1実施形態の高さ調整装置1と同様である。この実施形態において、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
図10に示すように、高さ調整装置1Aはケース230と、第1操作部材240及び第2操作部材250からなる2つの操作部材と、第1コイルばね6及び第2コイルばね7からなる2つのコイルばねとから形成されている。
ケース230は下側の第1ケース部231及び上側の第2ケース部232によって形成されている。第1ケース部231及び第2ケース部232は同大且つ同形に形成されており、天地反転した状態で組み付けることによりケース230が形成される。この場合、第1ケース部231が洗面台12にねじ13によって固定される(図11参照)。軸状の相手部材2はケース230内を貫通しており、この貫通状態で長手方向に移動して高さ調整が行われる。第1操作部材240及び第1コイルばね6は第1ケース部231に配置され、第2操作部材250及び第2コイルばね7は第2ケース部232内に配置される。
2つの操作部材240、250は、いずれも円筒状の筒部241、251及び筒部241、251から径方向外側に突出したレバー部242、252を有している。第1操作部材240の筒部241は第1ケース部231内に回転可能に配置され、第2操作部材250の筒部251は第2ケース部232内に回転可能に配置される。これらの操作部材240及び250のレバー部242、252は対応したケース部231、232から外側に抜き出される。外側に抜き出されたレバー部242、252は図14に示すように、所定角度で離れた状態となっており、このレバー部242、252を接近方向に操作することにより筒部241、251がそれぞれのケース部231、232内で回転する。
このような2つの操作部材240、250は同大且つ同形に形成されるものであり、天地反転した状態で対応したケース部231,232に組み付けられる。この2つの操作部材240、250には、筒部241、251から径方向の内部に一体に突出した突起部244、254と、それぞれの突起部244、254の先端部分に一体に形成された円筒状の筒体部245、255とが形成される。
突起部244、254には、係止スリット部244a、254aがそれぞれ形成されており、係止スリット部244aに第1コイルばね6の他側フック部63が係止され、係止スリット部254aに第2コイルばね7の他側フック部73が係止される。これらの係止により、コイルばね6、7の他側フック部63、73が対応した操作部材240、250に直接に係止された状態となる。
図13に示すように、筒体部245は第1コイルばね6のコイル部61に対応し、筒体部255は第2コイルばね7のコイル部71に対応しており、コイル部61、71との接触面245a、255aはコイル部61、71の端面に合わせた螺旋面となっている。これにより筒体部245、255は対応したコイル部61、71と密に接触することができる。
2つのコイルばね6,7は第1実施形態と同様に同大且つ同形のねじりばねが使用されており、天地反転して対応した操作部材240、250に配置される。図10に示すようにコイル部61、71と、コイル部61、71の両端に設けられた一側フック部62、72及び他側フック部63、73とを有している。コイルばね6、7のコイル部61、71は巻き方向が右巻きの同じ方向となっている。コイルばね6,7のコイル部61,71には、相手部材2が貫通する。コイル部61,71の径は相手部材2の外径よりも小径となっており、コイル部61,71を貫通した相手部材2はコイルばね6、7のフリー状態ではコイル部61,71に締め付けられて長さ方向の移動がロックされる。
ケース部231、232は第1実施形態のケース部31、32と略同様に形成される。この実施形態において、2つのケース部231、232は同大且つ同形となっており、天地反転して組み付けられる。図10〜図13に示すように、ケース部231、232の外形は略円筒状となっており、その軸方向の中間部分に、共に円筒状の外壁部231a、232a及び内壁部231b、232bからなる二重壁部が形成されている。外壁部231a、232aと内壁部231b、232bとの間はガイド溝部231c、232cとなっており、このガイド溝部231c、232cに操作部材240、250の筒部241、251が回転可能に挿入される。ガイド溝部231c、232c内を筒部241、251が回転する構造では、筒部241、251の回転がガイド溝部231c、232cによってガイドされるため、スムーズに回転することができる。それぞれのケース部231、232の外壁部231a、232aには、開口窓部231d、232dが対応するように形成されており、それぞれの開口窓部231d、232dから操作部材240、250のレバー部242、252がケース230の外方に抜き出される。
内壁部231b、232bの内側は円形の収容凹部231e、232eとなっており、この収容凹部231e、232eにコイルばね6,7のコイル部61,71及び筒体部245、255が収容される。図13に示すように、コイルばね6,7のコイル部61,71の径及び筒体部245、255の外径は同じとなっており、コイルばね6,7のコイル部61,71及び筒体部245,255は突き合わせ状態で収容凹部231e、232eに収容される。この場合、第1ケース部231の収容凹部231eにおいては、コイル部61が下側、筒体部245が上側に位置し、第2ケース部232の収容凹部232eにおいては、筒体部255が下側、コイル部71が上側に位置するように収容される。図10及び図12に示すように内壁部231b、232bには係止スリット部231f、232fが切り欠かれており、この係止スリット部231f、232fにコイルばね6,7の一側フック部62、72が挿入されて係止される。
第1ケース部231及び第2ケース部232には相手部材2が貫通する貫通孔231g、232gが形成されており、相手部材2は貫通孔231g、232gを貫通した状態でケース230内を長さ方向に移動可能となっている。又、ケース部231、232の内壁部231b、232bには軸方向に切り欠かれた溝部231h、232h(232hは図示省略)が形成されており、この溝部231h、232h内に突起部244、254が挿入される(図13参照)。図14に示すように、溝部231h、232hは突起部244、254の幅よりも大きくなっており、突起部244、254は円周方向への回動可能に溝部231h、232hに挿入される。
図10及び図13に示すように、第1ケース部231及び第2ケース部232には、相手側のケース部に向かって立ち上がる爪部234、235がそれぞれ形成されている。又、それぞれのケース部231、232における爪部234、235との対応位置には、爪部234、235が挿入される爪挿入孔236、237が形成され、それぞれの爪挿入孔236、237内に爪部234、235が係合する爪受け部238、239が形成されている。従って、第1ケース部231に対して、第2ケース部232を天地反転した状態で、爪部234、235を相手側のケース部の爪挿入孔236、237に挿入して爪受け部238、239に係合させることにより2つのケース部231、232を組み付けてケース230とすることができる。なお、ケース部231,232の組み付けは、ねじを螺合して行うことも可能である。
図13に示すように、ケース部231、232の収容凹部231e、232eには、コイルばね6,7のコイル部61,71の端面が当接する当接面231j、232jが形成されている。当接面231j、232jはコイルばね6,7のコイル部61,71の軸方向に対して同じ方向に傾斜している。これにより第1実施形態と同様に、相手部材2に対して軸方向の力が作用すると、コイル部61,71が変形して相手部材2を強固に締め付けることができるため、相手部材2の長さ方向への移動を大きな力でロックすることができる。
このような高さ調整装置1Aは、2つのケース部231、232が同大且つ同形で、2つの操作部材240,250が同大且つ同形で、さらに2つのコイルばね6、7が同大且つ同形となっており、これらが天地反転した状態で組み付けられる。すなわち図10、図12,図13に示すように、第1ケース部231、第1操作部材240、第1コイルばね6によって第1ロック機構部R1が形成され、これらを天地反転した第2ケース部232、第1操作部材250、第2コイルばね7によって第2ロック機構部R2が形成される。従って、第1ロック機構部R1と第2ロック機構部R2との間では、部品を共通化することができる。このため、部品の製造及び管理を容易に行うことができる。
この実施形態の高さ調整装置1Aは第1実施形態の高さ調整装置1と同様に作用することができる。すなわち、2つのコイルばね6、7のコイル部61、71が相手部材2の外径よりも小径となっているため、相手部材2を締め付けてロックした状態となっており、このロック状態では相手部材2はケース230内を長さ方向に移動することがない。
このロック状態に対し、2つのレバー部242、252を手で接近させて操作部材240、250を回転操作する。この回転操作により、筒部241、251がケース部231、232のガイド溝部231c、232c内で回転し、突起部244、254が同様に回転する。突起部244、254には、コイルばね6、7の他側フック部63、73が係止しているため、コイルばね6、7に回転力が伝達され、それぞれのコイルばね6、7のコイル部61、71がねじられてコイル径が拡径する。この拡径により、相手部材2への締め付けが解除され、相手部材2を長さ方向に移動させてケース230に対する高さ調整を行うことができる。
この高さ調整の後、レバー部242、252から手を離して回転操作を解除すると、コイルばね6、7は自己の復元力で元に戻るためコイル部61、71が相手部材2を締め付けて移動がロックされる。このコイルばね6、7の復元によりレバー部242、252も自動的に元の位置に復帰する。
以上のように、この高さ調整装置1Aにおいては、レバー部242、252を接近させる回転操作のみでロック解除を行うことができ、片手で操作することができるため、操作性が向上する。又、レバー部242、252への操作を解除すると、コイルばね6、7が自動的にロック状態となるため、ロック忘れすることがない。さらに相手部材2のロックがコイルばね6、7の締め付け力によって行われるため、操作者の力が異なっていてもロック力が変化することがなく、常に一定のロック力を保持することができ、安定したロックを行うことができる。さらに、相手部材2のロックをコイルばね6、7の締め付けによって行うため、相手部材2の表面を傷付けることがない。
又、同じ巻き方向の2つのコイルばね6、7によって相手部材2を締め付けてロックする構造となっているため、相手部材2に正逆方向の回転力が作用しても相手部材2が回転することがない。すなわち相手部材2に作用する反時計方向の回転力は第1コイルばね6の巻き締め方向の力となるため、第1コイルばね6によって相手部材2は反時計方向へ回転することがない。又、相手部材2に作用する時計方向の回転力は第2コイルばね7の巻き締め方向の力となるため、第2コイルばね7によって相手部材2は時計方向に回転することがない。これにより相手部材2に正逆方向への回転力が作用しても、相手部材2が不用意に回転することがなく、相手部材2を安定させることができる。従って高さ調整装置1Aをシャワーヘッド11に用いても、噴射される水流や水圧によって回転しないため、使い勝手が向上する。
さらに、コイルばね6、7のコイル部61、71の端面が当接するケース231、232の収容凹部231e、232eに軸方向に傾斜した当接面231j、232jが形成されているため、相手部材2に軸線方向の力が作用しても大きなロック力を保持することができる。この作動は、第1実施形態における図9と同様であるため、説明を省略するが、このように相手部材2に軸線方向の力が作用しても、コイル部61、71の軸線方向の変形によりロックするため、コイルばね6、7として線径の細いばねを用いることができる。このためロック解除のための操作部材4、5への操作力を小さくすることができ、操作性が向上する。
なお、この実施形態においては、コイルばね6,7を2つ使用しているが、コイルばね6、7を3つ以上配置し、操作部材をそれぞれのコイルばねに対応して配置しても良く、これによりロック解除の操作性や相手部材2のロックを変化させることができ、使用態様に合わせた変更が可能となる。
1、1A 高さ調整装置
2 相手部材
3、230 ケース
4、5、240、250 操作部材
6、7 コイルばね
8、9 調整駒
31、32、231、232 ケース部
31e、32e、231e、232e 収容凹部
31j、32j、231j、232j 当接面
41、51、241、251 筒部
42、52、242、252 レバー部
44、54 係止歯
61、71 コイル部
62、72 一側フック部
63、73 他側フック部
81、91、245、255 筒体部
82、92、244、254 突起部
84、94 係止歯

Claims (8)

  1. 複数のケース部が対向して組み付けられることにより形成され、軸状の相手部材が長さ方向に移動可能に貫通するケースと、
    前記それぞれのケース部に対応して複数が設けられ、対応したケース部の内部に回転可能に挿入される筒部及びこの筒部から前記ケース部の外側に抜き出されたレバー部をそれぞれ有した回転操作可能な操作部材と、
    前記相手部材の外径よりも小径に形成されて相手部材が貫通するコイル部とこのコイル部の両端のフック部とによって形成され、前記操作部材のそれぞれに対応して内部に配置され前記ケース部のそれぞれに対応する複数のコイルばねと、を備え、
    前記それぞれのコイルばねは一側フック部が対応したケース部に係止され、他側フック部が対応した操作部材に間接または直接に係止され、
    前記複数の操作部材及び複数のコイルばねは同大且つ同形に形成され、天地反転して対応したケース部に配置されることを特徴とする高さ調整装置。
  2. 前記複数のケース部が同大且つ同形に形成され、天地反転して組み付けられることにより前記ケースが形成されることを特徴とする請求項1記載の高さ調整装置。
  3. 前記それぞれの操作部材の筒部内に、前記相手部材が貫通する調整駒がそれぞれ回転可能に配置され、前記調整駒に前記コイルばねの他側フック部が係止されることにより他側フック部が前記操作部材に間接に係止されており、
    径方向に沿った複数の係止歯が前記調整駒及び前記筒部の対向面に対向して形成され、この対向した係止歯が相互に係合することによりそれぞれの操作部材の回転が調整駒に伝達されると共にそれぞれの調整駒に対する操作部材の角度調整が可能となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の高さ調整装置。
  4. 前記それぞれの操作部材の筒部内に突起部が一体形成され、前記突起部に前記コイルばねの他側フック部が係止されることにより他側フック部が前記操作部材に直接に係止されていることを特徴とする請求項1又は2記載の高さ調整装置。
  5. 前記複数のコイルばねはコイル部の巻き方向が同方向となっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の高さ調整装置。
  6. 前記それぞれの調整駒は同大且つ同形に形成されており、天地反転して対応した前記操作部材の筒部内に配置されることを特徴とする請求項3記載の高さ調整装置。
  7. 前記それぞれのコイルばねのコイル部の端面が当接する当接面を有してコイル部を収容する収容凹部が前記それぞれのケース部に形成され、
    前記当接面がコイル部の軸方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の高さ調整装置。
  8. 前記それぞれのコイルばねのコイル部の端面が当接する当接面を有してコイル部を収容する収容凹部が前記それぞれのケース部に形成され、
    前記調整駒は前記コイル部と共に前記収容凹部に収容される筒体部及びこの筒体部から径方向外側に突出し前記係止歯が外面に形成された突起部からなり、
    前記操作部材の筒部の内面に前記調整駒側の係止歯と対向した係止歯が形成されていることを特徴とする請求項3又は6記載の高さ調整装置。
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