JP4682293B2 - レバーの位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構 - Google Patents

レバーの位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、レバーの位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構に係り、特に、所定の回転軸を中心に回転可能とされ、回転方向に複数の固定位置を有するレバー本体を、前記各固定位置へ選択的に固定可能とされたレバーの位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自転車型運動器具等においては、レバーの位置調整機構として、ハンドルの位置を調整して複数の動作環境を設定すべく前記ハンドルを当該ハンドルの支持軸を中心に回転させるためのハンドル回転機構が採用されていた。
【0003】
また、このように、ハンドル回転機構を有する自転車型運動器具においては、ハンドルを回転方向における所定の固定位置に確実に固定することが必要とされており、また、このような固定位置へのハンドルの固定や、他の固定位置へのハンドルの移動等の作業を器具に乗ったままの状態で簡易に行い得ることが求められている。
【0004】
図10は、このような従来から採用されているハンドル回転機構の一例を示したものであり、このハンドル回転機構1は、例えば自転車型運動器具のフレーム2の所望の位置に、ユーザーが自転車漕ぎ運動を行う際に把持するためのハンドル3を有している。
【0005】
このハンドル3は、互いに対向する左右の把持部4を水平な連結軸5を介して連結することによって構成されており、前記連結軸5が水平な略環状の回転支持部7内に挿入されることによって、この回転支持部7の軸方向を中心に回転可能とされている。
【0006】
前記連結軸5のほぼ中央には、この連結軸5の外周を多角形状に削落してなる被固定部8が形成されており、この被固定部8に対応する前記回転支持部7の外部には、回転動作によって前記被固定部を押圧可能とされた固定手段としてのロックノブ9が配設されている。
【0007】
前記ロックノブ9は、ネジ溝が形成された軸部10を有しており、この軸部10を中心とした回転動作にともなって、前記連結軸5が支持された回転支持部7の内側へ進行可能とされている。そして、前記ロックノブ9は、前記軸部10の先端部を介して前記連結軸5の被固定部8を押圧することによって、前記ハンドル3を任意の固定位置へ固定することができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のハンドル回転機構1においては、連結軸5による左右の把持部4の連結によってハンドル3自身が一体に形成されているため、分解点検時には、通常、ロックノブ9の外側にある外装カバーや上側にあるコントロール装置を外さないとハンドルの分解点検を行うことができなかった。
【0009】
また、器具の使用に際しては、把持部4に作用する荷重によってハンドル3自身にねじりトルクが発生するが、従来は、このねじりトルクを前記ハンドル3の中心部に形成された前記被固定部8によって受けなければならなかった。しかし、この被固定部8は、ハンドル3の中心部近傍のスペースの制約によって必要十分な形成範囲をとることができなかった。
【0010】
このため、被固定部8においてハンドル3のゆるみやがたつきが生じたり、あるいは、それを防ぐためにロックノブ9を大きな力で締め付けなくてはならず、使用者の操作性を損なっていることがあった。
【0011】
すなわち、従来のハンドル回転機構1は、分解点検性が悪く、また、ハンドル3の安定的な固定と操作性とを両立させることができないといった問題が生じていた。
【0012】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、分解点検性を向上させることができ、かつ、ハンドルの安定的な固定と操作性とを両立させることができるレバーの位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に係るレバーの位置調整機構の特徴は、前記レバー本体の回転を保持するための前記回転軸と同心とされた円弧状の回転保持用溝が形成されるとともに当該回転保持用溝の周縁部に前記レバー本体の回転を規制するための複数の回転規制用切り欠きが周方向に所定の間隔を設けて形成されたレバー保持板を有し、前記レバー本体に、前記回転保持用溝に沿って摺接可能とされるとともに前記各回転規制用切り欠きに嵌合可能とされたピンを前記レバー保持板側に突出するように形成し、前記ピンを前記回転保持用溝に挿入させた状態で前記レバー本体を前記ピンと任意の回転規制用切り欠きとが嵌合する回転規制方向へ付勢するための付勢手段を設け、前記レバー本体を前記付勢手段による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させることによって前記ピンと前記回転規制用切り欠きとの嵌合を解除して前記レバー本体の回転を許容し得るように形成されている点にある。
【0014】
そして、このような構成を採用したことにより、前記レバー本体を前記付勢手段による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させるだけでレバー本体の固定位置の調整を簡易かつ適正に行うことができ、また、簡易な機構に基づいて分解点検性の向上、装置の小型化および製造コストの低廉化を図ることができる。
【0015】
請求項2に係るレバーの位置調整機構の特徴は、請求項1において、任意の固定位置において前記レバー本体の前記付勢手段による付勢方向へ抗する方向への移動を規制する規制手段を設けた点にある。
【0016】
そして、このような構成を採用したことにより、前記規制手段によって前記レバー本体の移動を規制することができるため、固定位置におけるレバー本体のがたつきを効率的に規制することができる。
【0017】
請求項3に係るレバーの位置調整機構の特徴は、請求項1または請求項2において、前記ピンの先端部に、前記レバー本体の前記レバー保持板からの離脱を防止するための前記円孤溝の幅よりも大きく形成された離脱防止用ストッパを形成した点にある。
【0018】
そして、このような構成を採用したことにより、前記離脱防止用ストッパによって前記レバー本体の回転を安定的に行うことができ、レバー本体の固定位置の調整を適正に行うことができる。
【0019】
請求項4に係るハンドル回転機構の特徴は、ハンドルの回転を保持するための前記回転軸と同心とされた略円弧状の回転保持用溝が形成されるとともに当該回転保持用溝の周縁部に前記ハンドルの回転を規制するための複数の回転規制用切り欠きが周方向に所定の間隔を設けて形成されたハンドル保持板を有し、前記ハンドルに、前記回転保持用溝に沿って摺接可能とされるとともに前記回転規制用切り欠きに嵌合可能とされたピンを前記ハンドル保持板側に突出するように形成し、前記ピンを前記回転保持用溝に挿入させた状態で前記ハンドルを前記ピンと任意の回転規制用切り欠きとが嵌合する回転規制方向へ付勢するための付勢手段を設け、前記ハンドルを前記付勢手段による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させることによって前記ピンと前記回転規制用切り欠きとの嵌合を解除して前記ハンドルの回転を許容し得るように形成されている点にある。
【0020】
そして、このような構成を採用したことにより、ハンドルを手動で移動させるだけでハンドルの固定位置の調整を簡易かつ迅速に行うことができ、さらに、左右のハンドルを連結する連結軸を要せず、各ハンドルを別体に設けることができるため、分解点検性の向上、装置の小型化およびコストの低廉化を図ることができる。
【0021】
請求項5に係るハンドル回転機構の特徴は、請求項4において、任意の固定位置において前記ハンドルの前記付勢手段による付勢方向に抗する方向への移動を規制するための規制手段を設けた点にある。
【0022】
そして、このような構成を採用したことにより、前記規制手段によって前記レハンドルの移動を規制することができるため、固定位置におけるハンドルのがたつきを効率的に規制することができ、安定的な利用に供することができる。
【0023】
請求項6に係るハンドル回転機構の特徴は、請求項4または請求項5において、前記ピンの先端部に、前記ハンドルの前記ハンドル保持板からの離脱を防止するための前記円孤溝の溝幅よりも大きく形成された離脱防止用ストッパを形成した点にある。
【0024】
そして、このような構成を採用したことにより、前記離脱防止用ストッパによって前記ハンドルの回転を安定的に行うことができ、ハンドルの固定位置の調整を適正に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレバー位置調整機構およびその原理を用いたハンドル回転機構の実施形態について図1乃至図9を参照して説明する。
【0026】
なお、本実施形態においては、レバー位置調整機構の一例として、自転車型運動器具に使用されるハンドル回転機構12について説明する。
【0027】
図1および図2に示すように、前記ハンドル回転機構12は、本体フレーム13の一端部に、水平方向に延在する略円柱形状のハンドル取付部14を有しており、このハンドル取付部14の左右の両端面には、レバー保持板としての円板状の一対のハンドル保持板16が前記ハンドル取付部14と同軸上に固設されている。
【0028】
前記ハンドル保持板16には、前記ハンドル取付部14と同心とされた略円弧状の一対の回転保持用溝18,19が、このハンドル保持板16の中心軸を挟んで互いに対向するように形成されており、これら一対の回転保持用溝18,19によって、前記ハンドル保持板16の中心軸Aを回転軸としたハンドル20の回転が保持されるようになっている。以下、前記一対の回転保持用溝18,19のうち、本体フレーム13の前方側となる一方の回転保持用溝18を第一回転保持用溝18とし、本体フレーム13の後方側となる他方を第二回転保持用溝19とする。
【0029】
図3に示すように、前記第一回転保持用溝18の半径方向外側の周縁部には、半径方向外側に向かって膨出する複数個(図3においては4個)の第一回転規制用切り欠き21が、周方向に所定の間隔を設けるようにして形成されている。
【0030】
一方、前記第二回転保持用溝19の半径方向内側の周縁部であって、前記各第一回転規制用切り欠き21に前記ハンドル保持板16の中心軸を挟んで対向する位置には、半径方向内側に向かって膨出する前記第一回転規制用切り欠き21と同数の第二回転規制用切り欠き22が形成されている。
【0031】
そして、前記ハンドル保持板16の中心軸Aを挟んで同一直線上に位置された第一および第二回転規制用切り欠き21,22の各組によって、ハンドル20の各固定位置が確保されるようになっている。例えば、図3においては、第一、第二回転規制用切り欠き21,22の組が4組形成されているため、ハンドル20の固定位置は4箇所とされている。
【0032】
図1および図2に戻って、前記各ハンドル保持板16の軸方向外側には、レバー本体としての前記ハンドル20が、それぞれ独立に配設されている。
【0033】
各ハンドル20は、前記ハンドル保持板16の半径方向に沿って長尺とされた扁平直方体形状の基部24を有しており、この基部24の図1において手前側の端部である基端部には、内側に向かって屈曲された断面略円形の把持部25が連結されている。
【0034】
図4に示すように、前記基部24の内側端面であって、前記第一および第二回転保持用溝18,19に対応する位置には、棒状の一対のピン26,27が、前記ハンドル保持板16側に突出するように形成されており、これら一対のピン26,27が前記両回転保持用溝18,19に摺接することによって前記ハンドル20の回転が確保されるようになっている。
【0035】
また、前記一対のピン26,27は、前記第一および第二回転規制用切り欠き21,22の各組に選択的に嵌合することができるようになっており、各嵌合位置においてハンドル20を固定することができるようになっている。
【0036】
前記ピン26,27の先端部には、前記ハンドル20の前記ハンドル保持板16からの離脱を防止するための前記回転保持用溝18,19の溝幅よりも外径が大きく形成された円板状の離脱防止用ストッパ29が形成されており、この離脱防止用ストッパ29によって前記基部24の回転、ひいては前記ハンドル20の位置調整を安定的に行うことができるようになっている。
【0037】
前記基部24の外周には、ハンドルカバー30が、前記基部24を囲繞するように配設されている。このハンドルカバー30は、図5乃至図7に示すように前記ハンドル保持板16とほぼ同径とされた略円板状の側壁部30aを有しており、この側壁部30aの外周には、ハンドル20の回転軸の軸方向に沿って所定の長さを有する筒状の外周壁部30bが、前記側壁部30aを包囲するように形成されている。また、前記外周壁部30bには、略円筒状の案内部31が前記外周壁部30bに対して直角に突設されており、この案内部31を介して、前記基部24が前記側壁部30aの内側面と前記外周壁部30bとによって囲繞された空間内に案内されるようになっている。前記側壁部30aの内側面には、一対のガイド板32が、前記基部24の幅方向両側端部を所定の遊びを有した状態で保持するように形成されており、これら一対のガイド板32によって、前記基部24が前記ハンドル保持板16の半径方向に沿って摺動可能とされている。
【0038】
また、前記側壁部30aにおける前記案内部31の近傍位置には、前記基部24の長手方向に沿って長尺とされた長孔状の付勢用切り欠き33が穿設されている。そして、前記付勢用切り欠き33に対峙する前記基部24の外側端面には、付勢用ピン34が前記ハンドルカバー30側に突出するように形成されており、この付勢用ピン34は、前記付勢用切り欠き33を通して前記側壁部30aの外側に貫通されている。また、前記側壁部30aの外側面には、略扇状の付勢部材取付部35が形成されている。そして、前記付勢部材取付部35の外周には、前記基部24をそのピン26,27が前記第一、第二回転規制用切り欠き21,22と嵌合する方向へ付勢するための付勢手段としての、例えばコイルばね等の付勢部材36が巻回されており、この付勢部材36の両端部は、前記付勢用ピン34に固定されている。
【0039】
従って、通常状態においては、前記付勢部材36の付勢力を介して前記基部24を前記第一および第二回転規制用切り欠き21,22による回転規制位置に保持することができるようになっている。
【0040】
一方、前記基部24を手動によって前記付勢部材36による付勢力に抗する方向に移動させることによって、前記ピン26,27と前記第一および第二回転規制用切り欠き21,22との嵌合を解除して前記基部24の回転を許容することができるようになっている。このため、ハンドル20の位置調整を器具の使用中においても簡易かつ適正に行うことができるようになっている。
【0041】
また、本実施形態におけるハンドル回転機構12は、前記第一および第二回転規制用切り欠き21,22によるハンドル20の任意の固定位置において前記ハンドル20による前記付勢部材36の付勢方向に抗する方向への移動を規制するための規制手段が設けられている。
【0042】
すなわち、前記ハンドル保持板16の中心部には円形の孔37が穿設されており、この孔37の内周面には、ハンドル回転軸の軸方向に沿って螺旋状の雌ネジ部37aが形成されている。一方、前記基部24における前記ハンドル保持板16の前記孔37の形成位置に対応する位置には、基部24の長手方向に沿って長尺とされた長孔38が穿設されている。また、前記ハンドルカバー30の側壁部30aにおける前記孔37および前記長孔38の形成位置に対応する中心部には、円形の貫通孔39が穿設されている。そして、前記ハンドルカバー30の外側には、図8および図9に示す固定用ノブ40が配設されており、この固定用ノブ40には、軸方向内側に向かって長尺とされた雄ネジ部40aが形成されており、この雄ネジ部40aは、前記貫通孔39および前記長孔38を介して前記ハンドル保持板16の雌ネジ部37aと係合可能とされている。従って、前記固定用ノブ40を回転することによってこの固定用ノブ40を締結方向となる軸方向内側に螺進させることができるようになっている。さらに、前記基部24の軸方向外側の端面であって前記長孔38の形成位置に対応する位置には、平面形状が略三日月状の被押圧部41が軸方向内側に凹入するように形成されている。
【0043】
そして、前記被押圧部41に対応する前記雄ネジ部40aの基端部には、前記被押圧部41よりもわずかに外周が小さく形成された略円柱形状の押圧部42が設けられており、この押圧部42は、前記固定用ノブ40の締結動作にともなって軸方向内側へ螺進することによって前記被押圧部41を押圧可能とされている。このため、前記固定用ノブ40を締結方向へ回転させることのみによって前記基部24を所定の固定位置に固定することができるようになっている。
【0044】
従って、前記規制手段によって前記ハンドル20の固定位置への固定を簡易かつ適正に行うことができるようになっている。
【0045】
なお、前記雄ネジ部40aは前記長孔38を介して基部24を貫通した状態になっているが、前記長孔38は、前記雄ネジ部40aに対して基部24の長手方向に遊びを有した状態に形成されているため、前記固定用ノブ40によるハンドル20の固定時を除いては、前記基部24による半径方向への移動が前記雄ネジ部40aによって妨げられることはない。
【0046】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0047】
まず、初期状態において、前記基部24は、前記付勢部材36の付勢力を介して前記一対のピン26,27と前記第一、第二回転規制用切り欠き21,22の所定の組とが嵌合する固定位置に付勢されているものとする。また、このとき、前記固定用ノブ40の押圧部42によって前記基部24の被押圧部41が押圧された状態になっており、これにより、前記ハンドル20の手動による移動は規制された状態になっている。
【0048】
そして、初期状態から、前記ハンドル20の位置の変更を行う場合は、前記固定用ノブ40を締結方向と逆方向に回転させることにより、前記固定用ノブ40の押圧部42による前記基部24の被押圧部41の押圧を解除する。
【0049】
これにより、前記基部24には付勢部材36による付勢力のみが作用した状態になるため、手動による基部24の移動が許容される。
【0050】
次に、前記ハンドル20を前記付勢部材36の付勢力に抗すように図1における手前側に引く。これにより、前記基部24に形成された一対のピン26,27は、それぞれ前記第一または第二回転規制用切り欠き21,22への嵌合を解除され、これによって、前記基部24は、前記各ピン26,27を前記第一または第二回転保持用溝18,19に摺接させつつ所定の回転を許容される。
【0051】
そして、前記基部24を回転させて所定の固定位置すなわち第一、第二回転規制用切り欠き21,22の他の組の形成位置に前記基部24を移動させた後、前記ハンドル20を放すことにより、前記付勢部材36の付勢力を介して前記基部24のピン26,27を当該他の第一、第二回転規制用切り欠き21,22による回転規制位置に嵌合させる。これにより、前記基部24が再び回転を規制されることになる。
【0052】
そして、前記基部24の回転を規制した後、前記固定用ノブ40を締結方向に回転させることによって前記固定用ノブ40の押圧部42によって前記基部24の被押圧部41を押圧させる。
【0053】
これにより、前記基部24の手動による移動が規制され、前記ハンドル20の位置が新たな固定位置に固定される。このとき、固定用ノブ40の回転のみによってハンドル20の位置の固定を簡易かつ迅速に行うことができる。
【0054】
したがって、本実施形態によれば、前記ハンドル20を前記付勢部材36による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させるだけでハンドル20の位置の変更を簡易かつ適正に行うことができるとともに、前記規制手段によって新たなハンドル位置へのハンドル20の固定を安定的かつ確実に行うことができる。
【0055】
特に、本実施形態を自転車型運動器具に適用する場合、機器に乗ったままの状態で前記ハンドル20の位置調整を行うことができるため、機器の操作性を向上させることができる。
【0056】
また、本実施形態においては、前記ハンドル20が従来と異なり本体フレーム13に対して左右別体に取付られており、また、前記第一および第二回転保持用溝18,19に形成された切り欠き18a,19aを介して前記ハンドル20をハンドル保持板16,17から容易に取り外すことができるため、ハンドル20の分解点検性を向上させることができる。
【0057】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0058】
例えば、前記実施形態においては、前記第一回転規制用切り欠き21を前記第一回転保持用溝18の半径方向外側の周縁部に形成するとともに、前記第二回転規制用切り欠き22を前記第二回転保持用溝19の半径方向内側の周縁部に形成したが、これに限る必要はない。すなわち、例えば、前記第一回転規制用切り欠き21を前記第一回転保持用溝18の半径方向内側の周縁部に半径方向内側に向けて膨出させるように形成するとともに、前記第二回転規制用切り欠き22を前記第二回転保持用溝19の半径方向外側の周縁部に半径方向外側に向けて膨出させるように形成するようにしてもよい。
【0059】
かかる場合、前記付勢部材36による付勢方向を前記実施形態と逆方向にするとともに、第一および第二回転規制用切り欠き21,22による回転の規制を解除するためのハンドル20の移動方向を前記実施形態とは逆方向、すなわち、ハンドル20を図1における前方へ押すようにすれば、前記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係るレバーの位置調整機構によれば、レバー本体の分解点検性を向上させることができ、レバー本体の安定的な固定と操作性とを両立させることができる。
【0061】
請求項2に係るレバーの位置調整機構によれば、請求項1に係るレバーの位置調整機構の効果に加えて、固定位置におけるレバー本体のがたつきを効率的に規制することができる。
【0062】
請求項3に係るレバーの位置調整機構によれば、請求項1または請求項2に係るレバーの位置調整機構の効果に加えて、レバー本体の固定位置の調整をさらに適正に行うことができる。
【0063】
請求項4に係るハンドル回転機構によれば、ハンドルの分解点検性を向上させることができ、ハンドルの安定的な固定と操作性とを両立させることができる。
【0064】
請求項5に係るハンドル回転機構によれば、請求項4に係るハンドル回転機構の効果に加えて、固定位置におけるハンドルのがたつきを効率的に規制することができ、安定的な利用に供することができる。
【0065】
請求項6に係るハンドル回転機構の特徴は、請求項4または請求項5に係るハンドル回転機構の効果に加えて、前記ハンドルの回転を安定的に行うことができ、ハンドルの固定位置の調整を適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、右側のハンドル回転機構を示す分解斜視図
【図2】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、左側のハンドル回転機構を示した分解斜視図
【図3】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、ハンドル保持板の構成を示した側面図
【図4】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、ハンドルの基部の構成を示した図
【図5】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、ハンドルカバーを示す断面図
【図6】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、ハンドルカバーの軸方向内側の構成を示した図
【図7】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、ハンドルカバーを示した斜視図
【図8】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、固定用ノブの構成を示した図
【図9】 本発明に係るレバーの位置調整機構の一例としての本発明に係るハンドル回転機構の実施形態において、固定用ノブを示した斜視図
【図10】従来から使用されていたレバーの位置調整機構の一例としてのハンドル回転機構を示した図
【符号の説明】
12 ハンドル回転機構
18 第一回転保持用溝
19 第二回転保持用溝
20 ハンドル
21 第一回転規制用切り欠き
22 第二回転規制用切り欠き
24 基部
26,27 ピン
29 離脱防止用ストッパ
36 付勢部材
40 固定用ノブ
41 被押圧部
42 押圧部

Claims (6)

  1. 所定の回転軸を中心に回転可能とされるとともに回転方向に複数の固定位置を有するレバー本体を、前記各固定位置へ選択的に固定可能とされたレバーの位置調整機構において、
    前記レバー本体の回転を保持するための前記回転軸と同心とされた略円弧状の回転保持用溝が形成されるとともに当該回転保持用溝の周縁部に前記レバー本体の回転を規制するための複数の回転規制用切り欠きが周方向に所定の間隔を設けて形成されたレバー保持板を有し、前記レバー本体に、前記回転保持用溝に沿って摺接可能とされるとともに前記回転規制用切り欠きに嵌合可能とされたピンを前記レバー保持板側に突出するように形成し、前記ピンを前記回転保持用溝に挿入させた状態で前記レバー本体を前記ピンと任意の回転規制用切り欠きとが嵌合する回転規制方向へ付勢するための付勢手段を設け、前記レバー本体を前記付勢手段による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させることによって前記ピンと前記回転規制用切り欠きとの嵌合を解除して前記レバー本体の回転を許容し得るように形成されていることを特徴とするレバーの位置調整機構。
  2. 任意の固定位置において前記レバー本体の前記付勢手段による付勢方向に抗する方向への移動を規制するための規制手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のレバーの位置調整機構。
  3. 前記ピンの先端部に、前記レバー本体の前記レバー保持板からの離脱を防止するための前記円孤溝の溝幅よりも大きく形成された離脱防止用ストッパを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー位置調整機構。
  4. 所定の回転軸を中心に回転可能とされるとともに回転方向に複数の固定位置を有するハンドルを、前記回転軸を中心に回転させることによって前記各固定位置へ選択的に固定可能とされたハンドル回転機構において、
    前記ハンドルの回転を保持するための前記回転軸と同心とされた略円弧状の回転保持用溝が形成されるとともに当該回転保持用溝の周縁部に前記ハンドルの回転を規制するための複数の回転規制用切り欠きが周方向に所定の間隔を設けて形成されたハンドル保持板を有し、前記ハンドルに、前記回転保持用溝に沿って摺接可能とされるとともに前記回転規制用切り欠きに嵌合可能とされたピンを前記ハンドル保持板側に突出するように形成し、前記ピンを前記回転保持用溝に挿入させた状態で前記ハンドルを前記ピンと任意の回転規制用切り欠きとが嵌合する回転規制方向へ付勢するための付勢手段を設け、前記ハンドルを前記付勢手段による付勢方向に抗する方向へ手動で移動させることによって前記ピンと前記回転規制用切り欠きとの嵌合を解除して前記ハンドルの回転を許容し得るように形成されていることを特徴とするハンドル回転機構。
  5. 任意の固定位置において前記ハンドルの前記付勢手段による付勢方向に抗する方向への移動を規制するための規制手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載のハンドル回転機構。
  6. 前記ピンの先端部に、前記ハンドルの前記ハンドル保持板からの離脱を防止するための前記円孤溝の溝幅よりも大きく形成された離脱防止用ストッパを形成したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のハンドル回転機構。
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