JP5926638B2 - パーティション - Google Patents
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Description
逆に、第1ヒンジピン孔(22c)と第1ロックピン孔(22d)とは、略水平に設けられているので、ロックピン(50)を外せば、脚部材(24)をパネル(10)側に上げることができる。つまり、不使用時には、可倒式脚部(20)を収納状態とすることができるので、収納に便利である。
そこで、請求項3に記載のように、パネル(10)は平面側端部に溝部(18)を有し、連結部材(30)は、2枚のパネル(10)を連結する際に、2枚のパネル(10)の各々の溝部(18)に嵌合する嵌合部(32)及び2枚のパネル(10)の各々の溝部(18)に嵌合した嵌合部(32)を連結する弾性体で形成された連結部(34)を備えるようにするとよい。
このようにして、2枚のパネル(10)を次々に結合させることにより複数のパネル(10)を作業性良く、かつ、任意の角度で設置することができるようになる。
まず、図1に基づきパーティション1の全体構成及びパネル10について説明する。なお、図1の平面図においては、可倒式脚部20の図示を省略してある。
次に、図2に基づいて可倒式脚部20について説明する。なお、図2において「A」は、可倒式脚部20を展開してパネル10を支持する使用時の状態を示しており、「C」は、収納状態、「B」は、収納状態から使用状態(あるいはその逆)に至る途中の状態を示している。
両側面部材22bには、略水平方向に、パネル10に近い方にヒンジピン40を挿入するための第1ヒンジピン孔22c及びパネル10から遠い方にロックピン50を挿入する第1ロックピン孔22dが設けられている。
L字部材22aの一面(パネル10に接する面)には、4箇所に取付孔が設けられており、その4箇所の取付孔にネジ22eを通してパネル10に取り付けるようになっている。
このとき、第2ロックピン孔24dの位置は、第2ヒンジピン孔24cの位置と水平の位置あるいは水平位置よりも上方にならないようにしておく。
また、脚部材24を展開した状態(図2中「A」に示す状態)にし、取付部材22に設けられている第1ロックピン孔22dと、脚部材24に設けられている第2ロックピン孔24dとにロックピン50を挿入して、取付部材22に脚部材24を固定する。
この突出部24eは、ヒンジピン40及びロックピン50を第1及び第2ヒンジピン孔22c,24c及び第1及び第2ロックピン孔22d,24dに挿入して取付部材22に固定した状態で、側面24a下側に、第2ヒンジピン孔24cの中心よりも下側で、かつ、パネル10の下端と同じ高さに、床面に接するように突出する形となっている。
次に、図3に基づいて連結部材30について説明する。連結部材30は、嵌合部32、連結部34及びつまみ部36とを備えている。
つまみ部36は、連結部34の両端部に嵌合部32の反対側に設けられている突起部である。このつまみ部36を手でつまむようにして、嵌合部32を溝部18に挿入したり、溝部18から引き抜いたりすると、挿入や引き抜きがしやすい。
そして、図1に示すように、連結部材30を2枚のパネル10を連結する部分の上下2箇所に用いて、2枚のパネル10の溝部18に嵌合部を差し込んでいくことによりパネル10同士を連結することができる。つまり、複数のパネル10を連結していくことができるようになっている。
(パーティション1の特徴)
上述したパーティション1では、可倒式脚部20は、取付部材22によりパネル10に取り付けられ、取付部材22には、ヒンジピン40を回転中心として回動可能に脚部材24が取り付けられている。また、ロックピン50によって脚部材24が取付部材22に固定される。
逆に、第1ヒンジピン孔22cと第1ロックピン孔22dとは、略水平に設けられているので、ロックピン50を外せば、脚部材24をパネル10側に上げることができる。つまり、不使用時には、可倒式脚部20を収納状態とすることができるので、収納に便利である。
さらに、2枚のパネル10を連結する際に、2枚のパネル10の各々の溝部18に嵌合する嵌合部32及び2枚のパネル10の各々の溝部18に嵌合した嵌合部32を連結する弾性体で形成された連結部34を備えている。
このようにして、2枚のパネル10を次々に結合させることにより複数のパネル10を作業性良く、かつ、任意の角度で設置することができるようになる。
[第2実施形態]
次に図4に基づいて、パネル10をいわゆるホワイトボードとして使用する第2実施形態について説明する。
なお、「パネル10の側端面」とは、パネル10の枠14の側端面のみだけでなく、支柱部60やトレイ70が取り付けられることができる幅を有しているのであれば、枠14の表裏面をも意味している。
また、可倒式脚部20と羽なる10とを支柱部60で連結してあるので、筆記時にパネル10に加わる力によりパネル10が倒れたり、不安定になったりするのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記実施形態では、パネル10に塩化ビニール製の薄板12を用いたが、アクリルなどの樹脂の薄板、アルミニウムなどの金属製の薄板或いは木製の薄板を用いてもよい。(2)上記実施形態では、連結部材30として、嵌合部32と連結部34とを一体成型したゴム製のものを用いたが、嵌合部32をゴム製とし、連結部34を金属や樹脂の薄板などの弾性材料を用いて構成してもよい。
(3)上記実施形態では、可倒式脚部20を1枚のパネル10の下端両隅の両面に計4個取り付けたが、複数のパネル10を連結する場合には、パネル10の下端の1つの隅に1個ずつ、各パネル10において取付面が交互になるように取り付けてもよい。
(4)上記実施形態では、脚部材24の側面24aが取付部材22の側面部材22bの内側に挿入された状態で使用されたが、逆に、取付部材22の側面部材22bが脚部材24の側面24aの外側に挿入されるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、使用していないが、パネル10の上部の枠14の外側面に長手方向に沿って2つの溝を設け、2つのパネル10の上端角部の2つの溝に渡すように、コの字型のアングル材の両側面を2つの溝に差し込み、複数のパネル10を連結する際の補強にしてもよい。
(6)上記実施形態では、パネル10外径形状を、高さ1900[mm]、横幅940[mm]、厚さ(奥行き)20[mm]としたが、この寸法に限定されるものではなく、用途に応じて寸法を変更してもよい。
(7)額に入れた絵画や写真などを、パネル10の溝部18に、先端がフック状の鎖や紐などを引っかけるようにして吊り下げるようにしてもよい。
(8)また、パーティションの表裏面で、ホワイトボードとして使用しない面に、裏面に粘着性を有するいわゆるカラーシートを好みのデザインに切断して貼り付けたり、インクジェットプリンタなどによって、好みの図柄や文字などを印刷したりすることによって、パーティションにデザイン性を持たせるようにしてもよい。
Claims (4)
- 平板のパネルと、
前記パネルの下端に少なくとも1個取り付けられる可倒式脚部と、
前記パネルを複数枚連結するための連結部材と、
を備え、
前記可倒式脚部は、
L字部材とその両側面に取り付けられた側面部材とからなり、前記両側面部材に略水平方向に、前記パネルに近い方にヒンジピンを挿入するための第1ヒンジピン孔及び前記パネルから遠い方にロックピンを挿入する第1ロックピン孔が設けられた、前記パネルに取り付けるため取付部材と、
断面がコの字形状の長尺材であって、側端が下向きとなるように側面が前記取付部材の側面部材に取り付けられた状態で、前記取付部材に前記ヒンジピンで回動可能に結合するための第2ヒンジピン孔及び前記ロックピンを挿入して固定するための第2ロックピン孔を有する脚部材と、
を備えていることを特徴とするパーティション。 - 請求項1に記載のパーティションにおいて、
前記脚部材は、
側面の先端部分に、前記ヒンジピン及び前記ロックピンを前記第1及び第2ヒンジピン孔及び前記第1及び第2ロックピン孔に挿入して前記取付部材に固定した状態で、前記側面下側に、前記第2ヒンジピン孔の中心よりも下側に、床面に接するように突出した所定の長さの突出部を有し、該突出部の下端部分に床面との滑り止めが設けられていることを特徴とするパーティション。 - 請求項1又は請求項2に記載のパーティションにおいて、
前記パネルは平面側端部に溝部を有し、
前記連結部材は、
2枚の前記パネルを連結する際に、2枚の前記パネルの各々の溝部に嵌合する嵌合部及び2枚の前記パネルの各々の溝部に嵌合した嵌合部を連結する弾性体で形成された連結部を備えたことを特徴とするパーティション。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のパーティションにおいて、
前記可倒式脚部のうち、少なくとも前記パネルの片面側にある前記可倒式脚部及び前記パネルの側端面を連結する支柱部と、
前記パネルの前記支柱部が取り付けられた面と反対面の側端面に設けられたトレイと、
を備え、
前記パネルのうち、少なくとも前記トレイが設けられた面が筆記可能な材料で形成されていることを特徴とするパーティション。
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