JP3169389U - 多目的パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅、事務所、店舗又は飲食店の内部等における種々の態様の一時的又は固定的な仕切りのため、テーブルやデスク等の脚部や収納家具類の側壁等を構成する部材として使用可能で、剛性が高く洗練されたデザインものとすることができる多目的パネルを提供する。【解決手段】内部の平行な多数の膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…を相互に交差させた状態で接合した二枚の無着色透光性のプラスチック中空板1a、1bと、それらの間に介在させた透孔性のカラーフィルム2と、その二枚のプラスチック中空板1a、1bの上辺を抱える上部フレーム3a、下部を抱える下部フレーム3b及び両側辺の各々を抱える側部フレーム4、4と、下部フレーム3bに取り付けた脚体5、5とで構成する。側部フレーム4の結合溝とジョイント部材とにより、隣接する多目的パネル相互を種々に連結しうるようにする。【選択図】図2

Description

本考案は、住宅、事務所、店舗又は飲食店の内部等の種々の態様の一時的な又は固定的な仕切りのために使用し、テーブルやデスクの脚体やハンガーその他の収納家具類の側壁等を構成する部材等として使用することができる多目的パネルに関する。
このような多目的パネルの提案は現時点では存在していないと思われる。
知り得たパネル類の提案例としては、例えば、特許文献1の「多目的パネル及びネジ付ピン」がある。この特許文献1が提案する多目的パネルは、二枚の樹脂パネルを接合し、その接合状態を四隅をネジ止めすることで着脱自在に固定することとしたものである。二枚の樹脂パネルの間に白の台紙を挿入することでホワイトボードとして利用可能であり、表面側の樹脂パネルとしてフック穴を形成した物を使用すれば、小物掛けとしても利用可能であるとされている。
また特許文献2のパーティション構造の提案例もある。このパーティション構造は、レース地のカーテンである第一パーティション材の表面に、三次元的に変形成形された透光性を有するシート状のプラスチックであるベース部材を少なくとも一以上着脱自在に装着し、そのベース部材は、その表面に物体装着用のフック部を一体的に備えてあり、かつそのベース部材の前面は透光性を有するレース地のカーテンである第二パーティション材で垂覆してあるものである。また前記第一パーティションには光源が付設されているものでもある。
以上の特許文献1及び2のそれぞれのパネルは、例えば、住宅その他の建物内部の種々の態様の一時的又は固定的な仕切りのために使用したり、テーブルやデスクの脚体や種々の家具類の側壁等を構成する部材等として用いることはできないし、単純で簡明であるとは言い難く、更にその構成からデザイン的にも洗練されたものを構成しがたいように思われる。
特開2004−42588号公報 実用新案登録第31329167号公報
本考案は、剛性が高く、洗練されたデザインのパネルに作成することが可能であり、住宅、事務所、店舗又は飲食店等の内部において、種々の態様の一時的な又は固定的な仕切りのために使用し、テーブルやデスク等の脚体やハンガーその他の収納家具類の側壁等を構成する部材等として使用することができる多目的パネルを提供することを解決の課題とする。
本考案の1は、相互に平行な両面の膜状部及び該両面の膜状部を繋ぐ相互に平行な複数の膜状リブからなる二枚の無着色透光性のプラスチック中空板であって、それらの相互の膜状リブを交差させた状態で接合した二枚のプラスチック中空板と、
前記二枚のプラスチック中空板の間に介在させる透光性のカラーフィルムと、
前記二枚のプラスチック中空板の四辺の各々をそれぞれ内側の抱持溝で抱えるフレーム材と、
前記二枚のプラスチック中空板の四辺の各々を抱えるフレーム材のうち、下辺を抱えるフレーム材に該二枚のプラスチック中空板と直交する向きに取り付けた棒状の脚体と、
で構成した多目的パネルである。
本考案の2は、本考案の1の多目的パネルにおいて、
前記カラーフィルムを、前記二枚のプラスチック中空板の内の一方のそれの他のプラスチック中空板と対面する面に接着した状態で、該二つのプラスチック中空板の間に介在させることとしたものである。
本考案の3は、本考案の1又は2の多目的パネルにおいて、
前記四辺のフレーム材の内の両側辺のフレーム材として、その長さ方向に沿って外面側に開口する内広がりの結合溝を備えたそれを採用し、相互に隣接する二以上の多目的パネルの側辺相互を、それらの側辺のフレーム材の結合溝に嵌合可能な複数の棒状結合体と該複数の棒状結合体相互間に介在する該棒状結合体の径より薄い板状の介在体とからなる連結手段で連結可能に構成したものである。
本考案の1の多目的パネルによれば、膜状リブの方向を直交させた状態で二枚のプラスチック中空板を接合して一枚のパネルを作成するものであるため、比較的、高い剛性を確保することが可能となり、四辺を抱えるフレーム材の剛性と相まって十分な剛性を確保し得、様々な収納家具類の側壁やテーブルの脚体等に利用することが可能になる。またプラスチック中空板で構成されるパネル面に、例えば、該パネル面に固設した係止手段等を介して時計等の種々の物品を係止することも可能となる。
更にプラスチック中空板として、無着色かつ透光性のそれを用い、二枚のプラスチック中空板の間に透光性のカラーフィルムを介在させることとしたため、材料に着色料を混合して成形したプラスチック中空板を用いて作成した場合と比較して、より色彩の一様性を確保できることになる。ちなみに、材料に着色料を混合して作成した場合には、外面から見て、中空中の膜状リブを有する部分が該膜状リブのない部分と比べてより色が濃くなり、色彩の一様性が確保できないこととなってしまう。
更に本発明の1の多目的パネルによれば、透光性のカラーフィルムを介在させた二枚の透光性プラスチック中空板の四辺をフレーム材で抱えて一枚のパネルに構成し、下辺に脚体を取り付けた単純な構成であり、シンプルで洗練されたデザインのパネルに容易に構成することができるものでもある。
本考案の2の多目的パネルによれば、二枚のプラスチック中空板のうちの一方の内面に透光性のカラーフィルムを接着することとしたため、該カラーフィルムが何らかの事情で、ずれ落ちるような問題を回避することができる。
本考案の3の多目的パネルによれば、複数のそれを容易に種々の態様で、すなわち、直列に、T字状に又はL字状等に連結することが可能になる。
(a)は実施例の多目的パネルの概略縦断側面図、(b)は概略正面図。 (a)は実施例の多目的パネルの上部の縦断側面図、(b)は下部の縦断側面図。 実施例の多目的パネルの一部切欠横断平面図。 実施例の多目的パネルの一部切欠正面図。 (a)は多目的パネルを構成するために組み合わせる膜状リブの方向の異なる二枚のポリカーボネート中空板を示す正面図、(b)は二枚のポリカーボネート中空板とその間に介在させる透光性カラーフィルムを示す側面図。 (a)は他の多目的パネルと連結関係にない多目的パネルの側部付近の一部切欠横断平面図、(b)は直列に連結した二枚の多目的パネルの一部切欠横断平面図、(c)はL型に連結した二枚の多目的パネルの一部切欠横断平面図、(d)はT型に連結した三枚の多目的パネルの一部切欠横断平面図。 (a)は多目的パネルを連結しない場合にフレーム部材の結合溝を閉じるエンドカバーの部分斜視図、(b)は二枚の多目的パネルを直列に連結する場合に用いるジョイント部材の部分斜視図、(c)は二枚の多目的パネルをL字状に連結する場合に用いるジョイント部材の部分斜視図、(d)は三枚の多目的パネルをT字状に連結する場合に用いるジョイント部材の部分斜視図。 実施例の多目的パネルの連結例を示す概略平面説明図であり、(a)は直列に連結した例の概略平面説明図、(b)は一部が開口した四辺形に配列連結した例の概略平面説明図、(c)はT字状に配列連結した例の概略平面説明図、(d)はY字状に配列連結した例の概略平面説明図、(e)は一部が開口した円形に配列連結した例の概略平面説明図。 実施例の多目的パネルをテーブル又はデスクの脚体として用いるために配列連結した例を示す概略平面説明図であり、(a)は概略ロ字形に配列連結した例の概略平面説明図、(b)は概略縦長コ字形に配列連結した例の概略平面説明図、(c)は概略コ字形に配列連結したものを相互に逆向きに配列した例の概略平面説明図、(d)は概略S字状に配列連結した例の概略平面説明図。
考案を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例の多目的パネル7は、図1(a)、(b)〜及び図4に示すように、基本的に、内部の平行な多数の膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…を相互に交差させた状態で接合した二枚の無着色透光性のプラスチック中空板1a、1bと、それらの間に介在させた透光性のカラーフィルム2と、その二枚のプラスチック中空板1a、1bの上辺を抱える上部フレーム3a、下辺を抱える下部フレーム3b及び両側辺の各々を抱える側部フレーム4、4と、下辺を抱える該下部フレーム3bに取り付けた脚体5、5とで構成したものである。
前記プラスチック中空板1a、1bは、図2(a)、(b)、図3及び図5(a)(b)に示すように、表裏面の膜状部1as、1as、1bs、1bsと、これらを繋いで補強する多数の膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…とを備えた四辺形の板状中空部材であり、一方のプラスチック中空板1aは、同図に示すように、該膜状リブ1ar、1ar…が横向きになり、他方のプラスチック中空板1bは、同図に示すように、該膜状リブ1br、1br…が縦向きになるように、材料板材から切り出してある。従って両プラスチック中空板1a、1bを接合すると、両者の膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…は相互に交差状態になる。
両プラスチック中空板1a、1bは、この実施例では、引抜加工によって作成された無着色透光性で、以上の構成を有するポリカーボネート製の中空板を採用したものである。縦横の寸法は、室内の仕切りに用いるとか、テーブルや机の脚体として用いるとか等の用途に応じて自由に設定することができる。
前記カラーフィルム2は、透光性の厚さの薄いプラチックフィルムが適当である。色は自由に選択することができる。このカラーフィルム2は、この実施例では、前記プラスチック中空板1a、1bの間に介在させる場合に、該プラスチック中空板1a、1bの接合状態で、相互に対面することとなる面のうち、いずれか一方のプラスチック中空板1a(1b)の面に予め接着接合しておいた上で、両プラスチック中空板1a、1bを接合状態にする。単に、両プラスチック中空板1a、1bの間に挟持状態にすることも可能であるが、長期間の内に、何らかの理由でずり落ちる虞もあるので、上記のようにするのが適切である。
前記上部フレーム3a及び下部フレーム3bは、図1(a)、(b)、図2(a)、(b)及び図4に示すように、基本的に、前記プラスチック中空板1a、1bの上辺又は下辺の幅寸法より若干短い長さで(具体的には側部フレーム4の抱持溝4aの深さ×2の寸法分だけ短くする)、各々接合状態のそれらの上辺又は下辺を抱える抱持溝3a1、3b1を有するアルミニウム製の長尺部材である。より詳細には、特に図2(a)、(b)に示すように、それぞれ長さ方向に交差する断面が四辺形の中空長尺部材であり、その断面四辺形の中空部を中央の区画壁で上下二つの区画に区画し、その一方の区画(上部フレーム3aでは下側、下部フレーム3bでは上側の区画)の内面側中央部に長さ方向に沿って開口する開口部を形成し、該開口部を前記抱持溝3a1、3b1とする。該抱持溝3a1、3b1を構成する開口部の両外縁部はそれぞれ内側に90度に折り曲げてあり、図2(a)、(b)に示すように、この中にプラスチック中空板1a、1bの上辺又は下辺を装入すると、該両外縁部で密着状態に抱持されるようになっている。
前記側部フレーム4は、図1(a)、(b)、図3及び図4に示すように、基本的に、前記プラスチック中空板1a、1bの両側辺の長さ寸法より若干長い長さで(具体的には、プラスチック中空板1a、1bに上部フレーム3a及び下部フレーム3bを取り付けた状態で、該上部フレーム3aの上端から該下部フレーム3bの下端までの寸法と一致する寸法)、各々接合状態のそれらの側辺を抱える抱持溝4a及び後記ジョイント部材(連結手段)6a、6b、6cの嵌合部(結合体)6k又はエンドカバー6eを嵌合して結合するための結合溝4bを有するアルミニウム製の長尺部材である。
該側部フレーム4は、より詳細には、特に図3に示すように、長さ方向に交差する断面が概略野球のホームベース型の五角形であり、その後ろ側の辺(内辺)の中央に断面U字形の溝がその長さ方向に沿って形成してあり、これが、前記プラスチック中空板1a、1bの両側辺を抱持する抱持溝4aを構成している。また先端側の頂点には、同図に示すように、長さ方向に沿って前記結合溝4bが構成してある。この結合溝4bは、前記抱持溝4aのちょうど反対側に開口する状態に構成してある。またこの結合溝4bは、同図に示すように、この中にその上下端からジョイント部材6a、6b、6cの嵌合部6k又はエンドカバー6eをスライド装入し、これを嵌合させた場合に、上下方向以外には抜けないように、その開口縁が狭くなるように構成してある(言い換えれば、内広がりになっている)。また該結合溝4bは、その深さを調節する観点で、その両側から突片4c、4cが張り出してある。
前記脚体5は、図1(a)、(b)、図2(b)及び図4に示すように、中央部に前記下部フレーム3bにその向きと交差状態に取り付けるための取付用凹部5aを有する棒状の部材であり、上部は、両端から中央の取付用凹部5aに向かって高くなる傾斜状態に構成され、かつ下部は底面5bが周縁5cより上方に構成され、該底面5bの両端近傍にはそれぞれ高さ調整用のアジャスト螺子5d、5dが配してある。
前記取付用凹部5aは、図2(b)に示すように、前記底面5bより上部側が前記下部フレーム3bの厚みに相当する幅だけ切り欠かれた状態の上部開口の凹部であり、この取付用凹部5aに前記プラスチック中空板1a、1bの下部縁を抱えた下部フレーム3bの両端近傍を装入した上で、該底面5bの下面側から該下部フレーム3bの外面側まで取付螺子5e、5eをねじ込んで該下部フレーム3bと脚体5とを固設するものである。
従ってこの実施例の多目的パネル7は以下のように簡単に組み立てることができる。
先に述べ、図5に示すような二枚の長方形のプラスチック中空板1a、1bを、その間に所望の色彩の透光性のカラーフィルム2を介在させて接合した上で、図2(a)、(b)に示すように、それらの上下端を上部フレーム3a及び下部フレーム3bによりそれぞれその抱持溝3a1、3b1で抱え、かつ両側部を側部フレーム4によりその抱持溝4aで抱えて一枚のパネルに構成し、更に上記下部フレーム3bの両端近傍にそれと交差状態に脚体5、5を取り付ける。なお、側部フレーム4、4の上端には、キャップ4dを被せる。
上記脚体5、5は、前記し、図2(b)に示すように、その中央部の取付用凹部5aに下部フレーム4の該当部位を嵌合し、該脚体5、5の下方から底面5bを通じて取付螺子5e、5eをねじ込んで該下部フレーム4に固定する。また前記カラーフィルム2は、前記したように、この実施例では、一方のプラスチック中空板1aの内面に予め接着接合しておき、他のプラスチック中空板1bを該カラーフィルム2を介して該プラスチック中空板1aに接合することでその間に介在させることにする。
こうして多目的パネル7は容易に組み立てることができる。
またこの多目的パネル7において、組み立て対象の二枚のプラスチック中空板1a、1bは、前記し、かつ図5に示すように、それらの膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…が相互に交差状態に接合されるように、切り出されており、それ故、前記のように、それらを接合して構成される多目的パネル7は、表裏の膜状部1as、1as、1bs、1bsが文字通りの薄い膜状の要素であり、膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…も文字通りの膜状の薄いリブであっても、高い剛性を確保したものとなり、更にこれらの四辺を抱持する上部フレーム3a、下部フレーム3b及両び側部フレーム4、4と相まって、一層高い剛性を確保し、様々な家具類、例えば、種々の収納家具等の側壁やテーブル又はデスクの脚体等に利用することが可能になる。またプラスチック中空板1a、1bによるパネル面に、例えば、該パネル面に固設したフックその他の係止手段等を介して時計等の様々な物品を係止することも可能となる。
また二枚のプラスチック中空板1a、1bは、それぞれ表裏面の膜状部1as、1as、1bs、1bsと、これらを繋いで補強する多数の膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…とで構成した板状中空部材であり、かつこの多目的パネル7は、それらの膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…を交差状態として接合したものであるため、この多目的パネル7の一方から他方に通過する光は、交差する膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…で屈折し、拡散されることになる。またこれらの膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…は、先に述べたように、文字通りの膜状であり、薄いため、微妙に波打つものとなっており、それ故、この多目的パネル7を通過する光は、更にその波打つ部分で屈折させられて拡散されることになる。更にこれらの膜状リブ1ar、1ar…、1br、1br…で繋がれる両面の膜状部1as、1as、1bs、1bsも、先に述べたように、文字通り膜状で薄く微妙に波打つものであるため、この多目的パネル7を通過する光は、この二箇所でも屈折させられ、一層、拡散させられることになる。
従ってこの多目的パネル7は、良く光を透過させる透光性ではあるが、その背後を見通せることはない。またこの多目的パネル7によれば、窓際等に配置され、太陽光が直接入射するようなことがあっても、これを直接に透過させるようなことはなく、十分に拡散させ、柔らかな光に変えて透過させることになるものである。
またプラスチック中空板1a、1bとして、無着色かつ透光性のそれを用い、その間に透光性のカラーフィルム2を介在させることとしたため、材料に着色料を混合して成形したプラスチック中空板を用いて作成した場合と比較して、より色彩の一様性を確保することができたものである。
またこのようなシンプルな構成であり、洗練されたデザインのパネルに容易に構成することができる。
この多目的パネル7は、複数のそれを相互の側部で接続して、住宅、事務所、店舗又は飲食店内部等の種々の態様の一時的な又は固定的な仕切りのために、またはテーブルやデスク類の脚体、若しくは収納家具類の側壁等として使用することができるが、そのための側部相互の連結に関して説明する。
このような連結は、この多目的パネル7の側部を構成する側部フレーム4、4に構成してある結合溝4b及びこれに嵌合する嵌合部6kを備えたジョイント部材6a、6b、6cを利用して行う。
該ジョイント部材6a、6b、6cは、図6(b)〜(d)及び図7(b)〜(d)に示すように、その順に、二つの直列に並ぶ多目的パネル7、7相互、二つの直角に並ぶ多目的パネル7、7相互、三つのT字状に並ぶ多目的パネル7、7、7相互を、それぞれ連結する連結手段である。
具体的には、前記ジョイント部材6aは、図6(b)及び図7(b)に示すように、長さ方向に交差する断面で見た場合の断面C字状の二つの嵌合部6k、6kと、その裏面中央部間を直線的に繋ぐ中間接続板(介在体)6s1とで構成した長尺部材である。
前記ジョイント部材6bは、図6(c)及び図7(c)に示すように、断面C字状の二つの嵌合部6k、6kと、90度異なる方向を向いた該二つの嵌合部6k、6kの裏面中央部間をそれらの各軸芯に対して45度の角度で繋ぐ中間接続板(介在体)6s2とで構成した長尺部材である。
また前記ジョイント部材6cは、図6(d)及び図7(d)に示すように、断面C字状の三つの嵌合部6k、6k、6kと、T字状に背後側を向けて並んだ該三つの嵌合部6k、6k、6kの裏面中央部間をそれの軸芯に沿ってT字状に繋ぐ中間接続板(介在体)6s3とで構成した長尺部材である。
なお、前記エンドカバー6eは、前記嵌合部6kと同一形状の断面C字状の長尺部材のみからなる部材である。
従って、図8(a)に示すように及び図8(b)〜(c)の一部に示すように、多目的パネル7を直線的に接続する場合は、必要数の多目的パネル7、7…を平面から見て直線的に並べ、各側部フレーム4、4…の上端のキャップ4dを外した上で、隣接する多目的パネル7、7相互の側部フレーム4、4の各々の結合溝4b、4bにその上方から前記ジョイント部材6aの嵌合部6k、6kをそれぞれスライド装入する。最下部まで押し下げ、全体に装入嵌合状態になれば、図6(b)に示す連結状態となる。隣接する多目的パネル7、7の側部間の全てに以上の連結操作をし、各側部フレーム4、4…の上端にキャップ4dを被せれば連結作業は完了である。両端の多目的パネル7、7の外側の側部フレーム4、4には、それぞれ同様に、その結合溝4bに最上部から前記エンドカバー6eを装入すればその開口部を閉じることができる。その後、該側部フレーム4、4にもその上端にキャップ4dを被せるのは云うまでもない。
図8(b)の配列例のように、多数の多目的パネル7、7…を配列して、一辺の中央を開いた態様の四辺形に構成した場合に、その角部の多目的パネル7、7相互の連結は、以下のように行う。すなわち、全多目的パネル7、7…の側部フレーム4、4…の上端のキャップ4d、4d…を取り外した上で、前記ジョイント部材6bを用い、各角部の隣接する多目的パネル7、7相互の側部フレーム4、4の各々の結合溝4b、4bにその上方から該ジョイント部材6bの嵌合部6k、6kをそれぞれスライド装入する。最下部まで押し下げ、全体に嵌合状態になれば、図6(c)に示す連結状態となる。角部の隣接する多目的パネル7、7の側部間の全てに以上の連結操作をし、該当する側部フレーム4、4…の上端にキャップ4d、4d…を被せれば、この点に関する連結作業は完了である。
角部以外の連結部分のうち、直線部分は、先に述べたように、ジョイント部材6aを用いて連結する。また一辺の中央の開いた部分の両縁部は、前記したように、その結合溝4bに最上部から前記エンドカバー6eを装入すれば該結合溝4bの開口部を閉じることができる。この後、それぞれの側部フレーム4、4…の上端には当然キャップ4d、4d…を被せる。
図8(c)の配列例のように、多数の多目的パネル7、7…を配列して、平面から見てT字状に配列した場合に、そのT字状の連結部分の多目的パネル7、7、7相互の連結は、以下のように行う。すなわち、全多目的パネル7、7…の側部フレーム4、4…の上端のキャップ4d、4d…を取り外した上で、前記ジョイント部材6cを用い、T字状に配列された三枚の多目的パネル7、7、7の隣接する相互の側部フレーム4、4、4の各々の結合溝4b、4b、4bにその上方から該ジョイント部材6cの嵌合部6k、6k、6kをそれぞれスライド装入する。最下部まで押し下げ、全体に嵌合状態になれば、図6(d)に示す連結状態となる。
T字状の連結部以外の連結部分のうち、直線部分は、先に述べたように、ジョイント部材6aを用いて連結する。また各々直線に延びた部分の縁部は、前記したように、その結合溝4bに最上部から前記エンドカバー6eを装入すれば該結合溝4bの開口部を閉じることができる。この後、全側部フレーム4、4…の上端にキャップ4d、4d…を被せれば連結操作は完了である。
以上には、中間接続板6s1、6s2、6s3のように、この部分が変形を許容しない剛性タイプのジョイント部材6a、6b、6cを用いて連結する場合を説明した。中間接続板6s1、6s3に相当する中間接続板が可変形性(フレキシブル)であるジョイント部材を作成しておくことにより、図8(d)及び(e)のような配列が可能となる。
図9(a)〜(d)は、複数の多目的パネル7、7…を配列連結したものをデスクの脚部として用いる場合の例を示したものである。なお、図中、9は椅子である。
縦長ロ字形(図9(a))、縦長逆コ字形(図9(b))、コ字形と逆コ字形の組み合わせ(図9(c))及びS字形(図9(d))の配列であるが、これらのように配列した多目的パネル7、7相互は、いずれも先に説明したジョイント部材6a、6b、6c及びフレキシブルな中間接続板を備えたジョイント部材のいずれか又はその組み合わせを用いて連結することができる。なお、これらは、いずれもデスクの脚部として用いるものであるから、云うまでもなく、60〜70cm程度の高さ寸法の多目的パネル7、7…を用いる。天板8は所望のそれを単に上記配列の多目的パネル7、7…上に直接載せるか、または多目的パネル7、7…との間に緩衝部材を介在させた上で載せる。天板8が適切な重量を有するものであれば、単に載せるだけで十分であり、固設の必要はない。
またこの多目的パネル7には、そのプラスチック中空板1a、1bの面にフック等の係止手段を施しておき、これに、例えば、時計等の種々の物品を係止するようにすることも可能である。
本考案の多目的パネルは、建築の分野や家具の製造等の分野で有効に利用できる。
1a、1b プラスチック中空板
1ar、1br 膜状リブ
1as、1bs 膜状部
2 カラーフィルム
3a 上部フレーム
3b 下部フレーム
3a1、3b1 抱持溝
4 側部フレーム
4a 抱持溝
4b 結合溝
4c 突片
4d キャップ
5 脚体
5a 取付用凹部
5b 底面
5c 周縁
5d アジャスト螺子
5e 取付螺子
6a、6b、6c ジョイント部材(連結手段)
6e エンドカバー
6k 嵌合部(結合体)
6s1、6s2、6s3 中間接続板(介在体)
7 多目的パネル
8 天板
9 椅子

Claims (3)

  1. 相互に平行な両面の膜状部及び該両面の膜状部を繋ぐ相互に平行な複数の膜状リブからなる二枚の無着色透光性のプラスチック中空板であって、それらの相互の膜状リブを交差させた状態で接合した二枚のプラスチック中空板と、
    前記二枚のプラスチック中空板の間に介在させる透光性のカラーフィルムと、
    前記二枚のプラスチック中空板の四辺の各々をそれぞれ内側の抱持溝で抱えるフレーム材と、
    前記二枚のプラスチック中空板の四辺の各々を抱えるフレーム材のうち、下辺を抱えるフレーム材に該二枚のプラスチック中空板と直交する向きに取り付けた棒状の脚体と、
    で構成した多目的パネル。
  2. 前記カラーフィルムを、前記二枚のプラスチック中空板の内の一方のそれの他のプラスチック中空板と対面する面に接着した状態で、該二つのプラスチック中空板の間に介在させることとした請求項1の多目的パネル。
  3. 前記四辺のフレーム材の内の両側辺のフレーム材として、その長さ方向に沿って外面側に開口する内広がりの結合溝を備えたそれを採用し、相互に隣接する二以上の多目的パネルの側辺相互を、それらの側辺のフレーム材の結合溝に嵌合可能な複数の棒状結合体と該複数の棒状結合体相互間に介在する該棒状結合体の径より薄い板状の介在体とからなる連結手段で連結可能に構成した請求項1又は2の多目的パネル。
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