JP5923684B2 - 冷蔵庫の扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転式仕切体を有する観音開き冷蔵庫の扉装置に関するものである。
図7は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の回転式仕切体の分解斜視図、図8は、従来の冷蔵庫の回転式仕切体の基本断面図である。
図7に示すように、仕切体101は、断面略コ字状をなす樹脂製の本体102と、この本体101の上下端部に取り付けられるキャップ103と、本体102及びキャップ103に取り付けられ本体との間に空間を形成する断面略コ字状をなす金属製の当板104と、当板104と本体102とで形成された空間に収納される発泡スチロール等の断熱材105と、仕切体101を回転させる時の軸となるヒンジ部材106から構成されている。
図8に示すように、仕切体101は冷蔵庫扉107とヒンジ部材106によって連結され、蔵庫扉107の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁および当板104に当接するガスケット108によって貯蔵室の前面開口部を閉塞し密性を確保している。また、仕切体101は冷蔵庫扉107の開閉に対応してヒンジ部材106の回転軸中心109を軸として回転し食品の取り出し性を確保している。
これにより、観音開き冷蔵庫において、仕切体101の設置された扉を閉じた時だけガスケットの当設面を当板104により形成して冷蔵庫内の機密性を確保すると共に食品の取り出し性を向上させ、かつ仕切体101内に設置された断熱材105により仕切部の断熱性能を向上させることができる。
特開平6−42859号公報
しかしながら、上記従来の構成では、断面略コ字状をなす当板104の側面部が冷蔵庫内の冷気により冷やされやすい構成となっており、かつ熱伝導性の高い金属製の当板104が、仕切体101の冷蔵庫外側露出面の略全面を占有するため、冷蔵庫外へのヒートリーク量が多くなり、消費電力量が多くなるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、金属性で伝熱性の高い断面略コ字状の当板の側面部と庫内冷気の間を断熱性の高い部材にて囲い、当板の庫内冷気が接する表面積を小さくしてヒートリーク量を低減し、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることのできる冷蔵庫の扉装置を提供する事を目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、貯蔵室の前面開口部を閉塞するように観音開き式の扉を設け、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に回転式の仕切体を設けた冷蔵庫の扉装置において、前記仕切体は熱伝導性の高い着磁性を有する当板と、前記当板と接し仕切体の外郭を構成する熱伝導性の低い樹脂部材を備え、前記仕切体を回転させる回転軸の中心は前記樹脂部材の外郭部より内側に配置したもので、前記樹脂部材は、前記当板と接し外気側を構成する第一の樹脂部材と庫内側を構成する第二の樹脂部材とを備え、前記第一の樹脂部材は左右に平面部を有し、前記左右の平面部を連結する連結部を有するもので、前記連結部は数箇所で左右平面部を連結し、前記当板の側面形状に沿った形状としたものである。
これによって、仕切体のガスケット当接面端部すなわち庫内空間から当板までの距離を大きく設定することができる。また、前記仕切体の回転軸の中心を前記仕切体の外郭の内側に配置することにより、庫内空間から当板までの距離をさらに大きく離すことができる。
本発明の冷蔵庫の扉装置は、仕切体のガスケットが当接する平面は、熱伝導性の高い着磁性を有する当板と熱伝導性の低い仕切体本体にて構成され、当板の周縁を仕切体本体で囲うことにより、当板からのヒートリーク量を抑制し冷蔵庫の消費電力量を低下させることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫の概略上面図 本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫扉の要部断面図 本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫左側扉の斜視図 本発明の実施の形態1による回転式仕切体の基本断面図 本発明の実施の形態1による扉閉時おける回転式仕切体周辺の断面図 本発明の実施の形態1による扉開動作時おける回転式仕切体周辺の断面図 本発明の実施の形態1による第一の樹脂部材の平面連結部の断面図 従来の冷蔵庫の回転式仕切体の分解斜視図 従来の冷蔵庫の回転式仕切体の基本断面図
第1の記載の発明は、貯蔵室の前面開口部を閉塞するように観音開き式の扉を設け、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に回転式の仕切体を設けた冷蔵庫の扉装置において、前記仕切体は熱伝導性の高い着磁性を有する当板と、前記当板と接し仕切体の外郭を構成する熱伝導性の低い樹脂部材を備え、前記仕切体を回転させる回転軸の中心は前記樹脂部材の外郭部より内側に配置したもので、前記樹脂部材は、前記当板と接し外気側を構成する第一の樹脂部材と庫内側を構成する第二の樹脂部材とを備え、前記第一の樹脂部材は左右に平面部を有し、前記左右の平面部を連結する連結部を有するもので、前記連結部は数箇所で左右平面部を連結し、前記当板の側面形状に沿った形状としたことにより、庫内空間から当板までの距離を大きく設定することができヒートリーク量を低減し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第2の記載の発明は、第1の発明において、前記樹脂部材は、前記仕切体の外郭を構成する平面部から側面部にかけて前記仕切体の回転軸の略同心円状に曲面部を有したことにより、扉開閉時における回転軸を中心とした仕切体の回転における回転軌跡上の最大範囲で外郭部構成することができ、庫内空間から当板までの距離をさらに大きく設定することができヒートリーク量を低減し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第3の記載の発明は、第1または第2の発明において、前記樹脂部材の回転軸側の側面部は、前記ガスケットの端面より幅方向で外側に配置させたことにより、庫内冷気が通り抜ける仕切体と扉との隙間を小さくすることができ、庫内冷気が前記ガスケットを介した外気との熱交換を抑制することができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第4の記載の発明は、第1から第3のいずれかの発明において、前記樹脂部材の内部に断熱部材を備えたことにより、庫内空間から当板までの断熱能力を向上させることができ、当板からのヒートリーク量をさらに低減し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第5の記載の発明は、第1から第4のいずれかの発明において、前記樹脂部材の庫内側平面部に前記当板の幅より大きい幅の断熱部材を備えたことにより、樹脂部材より熱伝導性の低い断熱部材が庫内の吐出冷気と樹脂部材の熱交換を抑制し、さらには前記当板からのヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第6の記載の発明は、第1から第5のいずれかの発明において、前記樹脂部材を前記当板と接する第一の樹脂部材と庫内側を構成する第二の樹脂部材とで構成し、前記第一の樹脂部材の側面部は第二の樹脂部材の側面部と爪嵌合で固定させたことにより前記仕切体の複雑な形状の構成を可能とし、また、前記当板から熱伝導により第一の樹脂部材に伝わる熱がさらに庫内側へ入り込むことを、第二の樹脂部材を別部材とすることで抑制し、庫内へのヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第7の記載の発明は、第6の発明において、前記第一の樹脂部材の側面部は第二の樹脂部材の側面部より内側に配置させたことにより、前記樹脂部材の庫内側平面と側面部を第二の樹脂部材で構成でき、吐出冷気の影響を第二の樹脂部材側で積極的に受けること前記第一の樹脂部材からのヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第8の記載の発明は、第6または第7の発明において、前記第一の樹脂部材の平面部または側面部は、切込み部または貫通穴を設けたことにより、前記第一の樹脂部材の樹脂材料を通じて庫内側へ回り込もうとする前記当板からの熱移動を抑制することができ、ヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
第9の記載の発明は、第6から第8のいずれかの発明において、前記第一の樹脂部材の平面連結部は、前記当板の側面形状に沿った形状としたことにより、前記当板の側面部を除く部位で第一の樹脂部材と第二の樹脂部材の距離を遠ざけることができ、ヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。また、前記当板を挟んだ左右平面を連結することで第一の樹脂部材全体の強度確保ができ、さらに、平面連結部を成型時のゲート位置として利用することで流動性向上をさせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図、図2は、本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫の概略上面図、図3Aは、本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫扉の要部断面図、図3Bは、本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫左側扉の斜視図、図4は、本発明の実施の形態1による回転式仕切体の基本断面図、図5Aは、本発明の実施の形態1による扉閉時おける回転式仕切体周辺の断面図、図5Bは、本発明の実施の形態1による扉開動作時おける回転式仕切体周辺の断面図、図6は、本発明の実施の形態1による第一の樹脂部材の平面連結部の断面図である。
図1において、冷蔵庫30の断熱箱体31は主に鋼板を用いた外箱32とABSなどの樹脂で成型された内箱33とで構成され、その内部には例えば硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材34が充填、周囲と断熱され、複数の貯蔵室に区分されている。最上部に冷蔵室35、その冷蔵室35の下部に切替室36、そして最下部に冷凍室37が配置される構成
となっている。
冷蔵室35の前面開口部には冷蔵室ドア38、切替室36の前面開口部には切替室ドア39、冷凍室37の前面開口部には冷凍室ドア40が、それぞれの前面開口部を開閉自在に枢支されている。
冷蔵室35は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、切替室36は冷凍温度帯から冷蔵温度帯の温度切替設定が可能で、−18〜4℃まで1℃間隔で設定することができる。冷凍室37は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
図2において、冷蔵庫30の収納庫は両開き式の一対の扉によって開閉されるものであり、この一対の扉をなす冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bは、それぞれ外側がヒンジにより冷蔵庫30に軸支持されている。
図3A、図3Bに示すように、冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bは、外面材41と、内面材42、上下キャップから構成される閉空間に断熱材43を充填して扉本体が構成される。冷蔵室扉左38aの開放端側には、冷蔵室扉右38b側へ進退する様に回動する仕切体50が内面材42に取り付けている。
仕切体50の上下には、回転軸を備えた取付け用部材45が冷蔵室扉左38aへ回動する様に取り付けられている。仕切体50の庫内側にはスプリングが取付けられており、冷蔵室扉左38aの開閉に連動してスプリングの力を利用した機構により、仕切体50が回動を行う。
また、冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bの内面材42には、冷蔵室35の前面開口部を封止するためのガスケット44が配設されている。
図4、図5A、図5Bにおいて、着磁性を有する金属製の当板51を備えた仕切体50は、外気側と庫内側の2部品の樹脂部材で基本の外郭を構成しており、外気側を構成する第一の樹脂部材52と庫内側を構成する第二の樹脂部材53とを備えている。第一の樹脂部材52には、当板51を収納するための形状が設けてあり、第一の樹脂部材52と当板51とで、外気側の外郭を構成している。
当板51は、断面略コ字形状をしており、両側面に形成したツメや固定用ビスにより、第一の樹脂部材52へ固定されている。当板51の内側には、当板51表面の結露を防止する為の加熱板54が当板51の裏面略全面にわたり貼り付けられている。第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53と当板51とで構成された仕切体内部の空間には、断熱部材55が構成され、特に当板51の側面を包む様に形成されている。
第一の樹脂部材52と当板51とで、冷気を封止するためのガスケット44の当接面を形成している。
仕切体50の取付け用部材45は回転軸を備えており、回転軸の中心56は第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の内側に位置するよう構成されている。さらに、回転軸の中心56は当板51の側面部の外側に位置している。
また、第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の形状は、仕切体50の回転時においても内面材42と干渉しない最大位置である外郭の回転軌跡線57に沿った曲面形状で外
郭部を形成している。この回転軌跡線57は、回転軸の中心56の同心円上に存在している。
第一の樹脂部材52の当板51接触部の近傍には基本板厚の半分の板厚とした切欠き部58を設けており、外観面側からは見えない位置である仕切体50の内側から切り欠きを行っている。
また、第一の樹脂部材52の側面部に穴59を設けており、第二の樹脂部材53の側面で穴59を覆い、仕切体50の外観側からは見えない位置に配置されている。
第一の樹脂部材52の側面は第二の樹脂部材53の側面に対して内側で構成されており、第一の樹脂部材52に設けられた爪嵌合部60が第二の樹脂部材53の固定部に嵌合固定されている。
第二の樹脂部材53の庫内側面には当板51の幅より大きな幅を持った断熱部材61が仕切体50の全長方向に取付け用部材45周辺を除き全面的に固着されている。
図6において、第一の樹脂部材52は左右の平面部を連結する連結部70を有する。基本断面は図4に示す形状であるが、数箇所で左右平面部を連結している。また、この連結部70は当板51の側面形状に沿った形状をしている。第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の内部に構成された断熱部材55は、連結部70の形状に合わせて空間を埋めるように形成されている。
以上のように構成された冷蔵庫の扉装置について、以下その動作、作用を説明する。
当板51は断面略コ字形状の金属製であるため、仕切体50の強度を高めることができ、仕切体50の変形に起因したガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れを防止することができる。また、ガスケット44に含まれるマグネットが吸着し易いため、前記変形などによる当接条件悪化時に、ガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れをさらに防止することができる。また、加熱板54からの熱量を効率よく吸収することができ、加熱板54による過度な発熱量を抑制し冷蔵庫の消費電力量の低減に寄与することができる。
また、当板51は周縁を金属にくらべ伝熱能力の低い樹脂製の第一の樹脂部材52により囲われ、かつ発泡断熱体などの断熱部材55により庫内冷気からの伝熱を受けやすい当板51側面部の断熱能力を高めている。これより、従来のものに比べガスケット当接面における当板51の占有面積が縮小し、かつ当板51周囲の断熱性が高まっているため、当板51からのヒートリーク量を抑制することができ、冷蔵庫の消費電力量の低減に寄与することができる。
また、当板51の周縁を仕切体本体で囲うことで、略箱型形状の仕切体本体は袋状となり成形用金型の制作難度が高くなるが、仕切体本体をガスケット当接面側の第一の樹脂部材52と冷蔵庫庫内側の第二の樹脂部材53との2部品構成としたことにより、略箱形形状の低伝熱部材のガスケット当接面を構成する面の作成が容易となるなど、低伝熱部材の金型製作にも配慮がなされているので、効率よく部品の製作を行うことができ、冷蔵庫の製作コスト低減などに寄与することができる。
また、仕切体50の回転軸の中心56を、仕切体50外郭を形成する第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の内側に配置することにより、当板51と庫内までの断熱部材55の距離を拡大することができ、当板51周囲の断熱性をさらに高めることができる。
また、回転軸の中心56は当板51の側面部の外側に位置しており、仕切体50の回転操作性を確保すると共に、当板51の側面部から庫内までの断熱部材55の厚みを十分に確保することができ、ヒートリーク量の抑制効果をさらに向上させることができる。
第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の外郭部は、回転軌跡線57に沿った曲面形状で外郭部を形成しており回転軸の中心56の同心円上であるので、冷蔵室扉左38aの開閉に応じて回転する仕切体50は内面材42と干渉することなく動作を行う。冷蔵室扉左38aを開いた時、前述したように仕切体50は回転軸の中心56を軸として回転を行い所定の位置で回転を停止するが、回転時の勢いにより内面材42衝突する場合は第二の樹脂部材53の平面に固着された断熱部材61によって衝撃を緩和し衝撃音の抑制を行う。
第一の樹脂部材52の当板51接触部の近傍には基本板厚の半分の板厚とした切欠き部58や第一の樹脂部材52の側面部に穴59を設けることで、外気や加熱板54からの熱がまず当板51に伝わり、次に第一の樹脂部材52に伝わり、第一の樹脂部材52伝わった熱が材料内で熱伝導により全体に広がることを抑制し、庫内空間と熱交換する量を低減し消費電力量の低減に寄与することができる。
第二の樹脂部材53の平面に固着された断熱部材61は、第二の樹脂部材53より熱伝導率の低い材料であり、当板51の幅より大きな幅を持ち仕切体50の全長方向に取付け用部材45周辺を除き全面的に固着されていることで、庫内からの吐出冷気が与える仕切体50への影響を抑制することができる。
また、第一の樹脂部材52の側面は第二の樹脂部材53の側面に対して内側で構成されることで、第二の樹脂部材53が吐出冷気によって冷却された影響を第一の樹脂部材52に伝わり難くし、さらに第一の樹脂部材52には吐出冷気の直撃を抑制することもできる。
また、当板51を挟んで、第一の樹脂部材52の数箇所で左右平面部を連結する連結部70を設けることで、第一の樹脂部材52全体としての強度確保を行い、また、この連結部70を成型時のゲート位置として利用することで樹脂材料が第一の樹脂部材52の全体に効率よく流動させることができる。また、この連結部70は当板51の側面形状に沿った形状をしており、第一の樹脂部材52と第二の樹脂部材53の内部に構成された断熱部材55は連結部70の形状に合わせて空間を埋めるように形成したことで、当板51からのヒートリーク量を抑制している。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫の扉装置は、当板からのヒートリーク量を抑制し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができるため、仕切部材を有する観音開き式の扉装置にも適用できる。
38a 冷蔵室扉左
38b 冷蔵室扉右
41 外面材
42 内面材
43 断熱材
44 ガスケット
45 取付け用部材
50 仕切体
51 当板
52 第一の樹脂部材
53 第二の樹脂部材
54 加熱板
55 断熱部材
56 回転軸の中心
57 回転軌跡線
58 切欠き部
59 穴
60 爪嵌合部
61 断熱部材
70 連結部

Claims (9)

  1. 貯蔵室の前面開口部を閉塞するように観音開き式の扉を設け、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に回転式の仕切体を設けた冷蔵庫の扉装置において、前記仕切体は熱伝導性の高い着磁性を有する当板と、前記当板と接し仕切体の外郭を構成する熱伝導性の低い樹脂部材を備え、前記仕切体を回転させる回転軸の中心は前記樹脂部材の外郭部より内側に配置したもので、前記樹脂部材は、前記当板と接し外気側を構成する第一の樹脂部材と庫内側を構成する第二の樹脂部材とを備え、前記第一の樹脂部材は左右に平面部を有し、前記左右の平面部を連結する連結部を有するもので、前記連結部は数箇所で左右平面部を連結し、前記当板の側面形状に沿った形状としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記樹脂部材は、前記仕切体の外郭を構成する平面部から側面部にかけて前記仕切体の回転軸の略同心円状に曲面部を有したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫の扉装置。
  3. 前記仕切体の回転軸側の側面部は前記ガスケットの端面より幅方向で外側に配置させたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫の扉装置。
  4. 前記仕切体の内部に断熱部材を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫の扉装置。
  5. 前記仕切体の庫内側平面部に前記当板の幅より大きい幅の断熱部材を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫の扉装置。
  6. 前記樹脂部材は、前記当板と接する第一の樹脂部材と庫内側を構成する第二の樹脂部材とを備え、前記第一の樹脂部材の側面部は第二の樹脂部材の側面部と爪嵌合で固定させたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫の扉装置。
  7. 前記第一の樹脂部材の側面部は、第二の樹脂部材の側面部より内側に配置させたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫の扉装置。
  8. 前記第一の樹脂部材の平面部または側面部に、切込み部または貫通穴を設けたことを特徴
    とする請求項6または7に記載の冷蔵庫の扉装置。
  9. 前記第一の樹脂部材の平面連結部は、前記当板の側面形状に沿った形状としたことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫の扉装置。
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