JP5948601B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、回転式仕切体を有する観音開き冷蔵庫の扉装置に関するものである。
図7は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の回転式仕切体の分解斜視図、図8は、従来の冷蔵庫の回転式仕切体の基本断面図である。
図7に示すように、仕切体101は、断面略コ字状をなす樹脂製の本体102と、この本体102の上下端部に取り付けられるキャップ103と、本体102及びキャップ103に取り付けられ本体との間に空間を形成する断面略コ字状をなす金属製の当板104と、当板104と本体102とで形成された空間に収納される発泡スチロール等の断熱材105と、仕切体101を回転させる時の軸となるヒンジ部材106から構成されている。
図8に示すように、仕切体101は冷蔵庫扉107とヒンジ部材106によって連結され、冷蔵庫扉107の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁および当板104に当接するガスケット108によって貯蔵室の前面開口部を閉塞し密性を確保している。また、仕切体101は冷蔵庫扉107の開閉に対応してヒンジ部材106の回転軸中心109を軸として回転し食品の取り出し性を確保している。また、当板104と断熱材105の間には、当板104表面の結露防止用の加熱板110を備えている。
これにより、観音開き冷蔵庫において、仕切体101の設置された扉を閉じた時だけガスケットの当設面を当板104により形成して冷蔵庫内の機密性を確保すると共に食品の取り出し性を向上させ、かつ仕切体101内に設置された断熱材105により仕切部の断熱性能を向上させることができる。
特開平6−42859号公報
しかしながら、上記従来の構成では、断面略コ字状をなす当板の側面部が冷蔵庫内の冷気により冷やされやすい構成となっており、かつ熱伝導性の高い金属製の当板が、仕切体の冷蔵庫外側露出面の略全面を占有するため、冷蔵庫外へのヒートリーク量が多くなり、消費電力量が多くなるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、金属性で伝熱性の高い断面略コ字状の当板の側面部と庫内冷気の間の断熱性を高め、当板と庫内冷気との熱交換量を構造的に工夫することでヒートリーク量を低減し、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることのできる冷蔵庫の扉装置を提供する事を目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、貯蔵室の前面開口部を閉塞するように設けた観音開き式の扉と、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に設けた回転式の仕切体とを備え、前記仕切体の外郭基本構成部は、外気側外郭部材と貯蔵室側外郭部材の2部品で構成され、前記外気側外郭部材は、熱伝導性の高い着磁性を有する当板と熱伝導性の低い樹脂材料で構成する外気側樹脂部材とが一体成形されたもので、前記当板は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に前記当板の長手方向に沿った正面切欠き部を有し、前記当板は、一体に形成された前記外気側外郭部材の一部であって、前記外気側樹脂部材のガスケット当接面を除く外気接触面の一部は、前記正面切欠き部から外気側に突き出した形状である正面凸部が設けられているものである。
これによって、仕切体のガスケットが当接する熱伝導性の高い着磁性を有する当板および当板の周縁からの熱侵入を抑制することができる。
本発明の冷蔵庫は、仕切体のガスケットが当接する熱伝導性の高い着磁性を有する当板および当板の周縁を仕切体本体の構造で工夫し、熱侵入抑制効果を向上させることで当板からのヒートリーク量を抑制し冷蔵庫の消費電力量を低下させることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態1における観音開き式冷蔵庫の概略上面図 本発明の実施の形態1における観音開き式冷蔵庫扉の要部断面図 本発明の実施の形態1における観音開き式冷蔵庫左側扉の斜視図 本発明の実施の形態1における回転式仕切体の平面断面図 本発明の実施の形態2における回転式仕切体の平面断面図 本発明の実施の形態3における回転式仕切体の平面断面図 従来の冷蔵庫の回転式仕切体の分解斜視図 従来の冷蔵庫の回転式仕切体の基本断面図
請求項1に記載の発明は、貯蔵室の前面開口部を閉塞するように設けた観音開き式の扉と、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に設けた回転式の仕切体とを備え、前記仕切体の外郭基本構成部は、外気側外郭部材と貯蔵室側外郭部材の2部品で構成され、前記外気側外郭部材は、熱伝導性の高い着磁性を有する当板と熱伝導性の低い樹脂材料で構成する外気側樹脂部材とが一体成形されたもので、前記当板は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に前記当板の長手方向に沿った正面切欠き部を有し、前記当板は、一体に形成された前記外気側外郭部材の一部であって、前記外気側樹脂部材のガスケット当接面を除く外気接触面の一部は、前記正面切欠き部から外気側に突き出した形状である正面凸部が設けられていることにより、前記当板と前記外気側樹脂部材との組立て工数の削減を可能とし、また、前記2部品の嵌合固定構成部が不必要となるため、嵌合固定構成部からの熱リークを抑制し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記外気側外郭部材は、前記貯蔵室側外郭部材とツメ形状や穴形状での嵌合構造を備えたことにより、外気側外郭部材と貯蔵室側外郭部材の組立て工数抑制を図れると共に、ビス等の固定用部材の削減を図れるので冷蔵庫のコスト抑制を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記外気側外郭部材は、前記当板前記外気側樹脂部材の内部に埋没していることにより、前記当板の外観面への露出を防止できるので、前記当板のサビ防止用の塗装加工等を施す必要がないのでコスト抑制ができ、また、前記当板を前記外気側樹脂部材の連結強度を向上させることが出来る。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、前記仕切体は、内部に断熱部材を備えたことにより、前記仕切体の断熱性を向上させ、熱リークを抑制し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、前記当板は、断面略コの字形状をしたことにより、前記当板の強度向上で仕切体全体の強度向上を図ることができ、冷却運転時の外気と貯蔵室内との温度差による引き起こされるソリ変形を抑制し、前記当板と前記ガスケット間に発生する隙からの冷気漏れを防止することが出来る。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、前記当板は、側面部の一部を切り欠いた当板側面切欠き部が設けられたことにより、前記当板から貯蔵室側への熱移動を抑制することができ、ヒートリーク量の低減を行うことができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記仕切体の内部に発泡ウレタンが充填されていることにより、材料物性による効果と、空間内を流動的に広がり仕切体内の無効空間を削減できる効果により、仕切体としての断熱性能を向上させ更にヒートリーク量の低減を行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、前記仕切体の内部または前記扉の前記仕切体近傍部に湿度センサーを備えたことにより、前記当板裏面に配設された前記当板外気側表面の結露防止用加熱部材の熱量を、外気温度や湿度と対応した結露しない最低温度に調節しすることができることで、当板からの侵入熱量を抑制することができ、冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図、図2は、本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫の概略上面図、図3は、本発明の実施の形態1による観音開き式冷蔵庫扉の要部断面図、図4は、本発明の実施の形態1における観音開き式冷蔵庫左側扉の斜視図、図5は、本発明の実施の形態1における回転式仕切体の平面断面図である。
図1において、冷蔵庫30の断熱箱体31は主に鋼板を用いた外箱32とABSなどの樹脂で成型された内箱33とで構成され、その内部には例えば硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材34が充填、周囲と断熱され、複数の貯蔵室に区分されている。最上部に冷蔵室35、その冷蔵室35の下部に切替室36、そして最下部に冷凍室37が配置される構成となっている。
冷蔵室35の前面開口部には冷蔵室ドア38、切替室36の前面開口部には切替室ドア39、冷凍室37の前面開口部には冷凍室ドア40が、それぞれの前面開口部を開閉自在
に枢支されている。
冷蔵室35は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、切替室36は冷凍温度帯から冷蔵温度帯の温度切替設定が可能で、−18〜4℃まで1℃間隔で設定することができる。冷凍室37は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
図2において、冷蔵庫30の収納庫は両開き式の一対の扉によって開閉されるものであり、この一対の扉をなす冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bは、それぞれ外側がヒンジにより冷蔵庫30に軸支持されている。
図3、図4に示すように、冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bは、外面材41と、内面材42、上下キャップから構成される閉空間に断熱材43を充填して扉本体が構成される。冷蔵室扉左38aの開放端側には、冷蔵室扉右38b側へ進退する様に回動する仕切体50が内面材42に取り付けている。
仕切体50の上下には、回転軸を備えた取付け用部材45が冷蔵室扉左38aへ回動する様に取り付けられている。仕切体50の庫内側にはスプリングが取付けられており、冷蔵室扉左38aの開閉に連動してスプリングの力を利用した機構により、仕切体50が回動を行う。
また、冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bの内面材42には、冷蔵室35の前面開口部を封止するためのガスケット44が配設されている。
図5において、仕切体50は、着磁性を有する金属製の当板51を含む外気側外郭部材52と樹脂材料である貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成している。
当板51は、断面略コ字形状をしており、当板51表面の結露を防止する為の加熱板54が当板51の裏面略全面にわたり貼り付けられている。
また、仕切体内部の空間には、PS樹脂発泡体である断熱部材55が構成されている。なお、断熱部材55は発泡ウレタンとしても良い。
前記外気側外郭部材52は、金属製の当板51と金属に比べ熱伝導性の低い樹脂製の外気側樹脂部材56とが、インサート成型によって一体で構成されている。
仕切体50の取付け用部材45は回転軸を備えており、回転軸の中心57は、外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53が構成する外郭の基本形状の外側に位置するよう構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫の扉装置について、以下その動作、作用を説明する。
当板51は断面略コ字形状の金属製であるため、仕切体50の強度を高めることができ、仕切体50の変形に起因したガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れを防止することができる。
また、ガスケット44に含まれるマグネットが吸着し易いため、前記変形などによる当接条件悪化時に、ガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れをさらに防止することができる。また、加熱板54からの熱量を効率よく吸収することができ、加熱板54による過度
な発熱量を抑制し冷蔵庫の消費電力量の低減に寄与することができる。
回転軸の中心57は当板51の側面部の外側に位置しており、仕切体50の回転操作性を確保すると共に、当板51の側面部から庫内までの距離を十分に確保することができ、ヒートリーク量の抑制効果をさらに向上させることができる。
仕切体50は、外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成し、内部にはPS樹脂の発泡体などの断熱部材55によりの断熱能力を高めている。
外気側外郭部材52は、着磁性を有する金属製の当板51の周縁を金属にくらべ伝熱能力の低い樹脂製の外気側樹脂部材56で囲い、インサート成型によって一体で構成したことで、当板51と外気側樹脂部材56の組立て工数を削減でき、またこの2部品の嵌合固定に必要な構造が不必要となり、内部に配設された断熱部材55の面積を最大化することが可能となり断熱性能を向上させることができる。
また、当板51と外気側樹脂部材56との嵌合組立ての作業に必要な部品間の隙も不必要であり、この隙を削減することでも熱リーク量を低減し消費電力量の低減に寄与することができる。
本実施の形態においては、作業性を優先しPS樹脂発泡体としたが、仕切体50の内部に発泡ウレタンを充填することで、断熱性能の向上を図ることができる。当板51と外気側樹脂部材56が一体成型されたことにより、2部品間の隙無く構成することができ、ウレタン発泡時の課題であった隙間からのウレタンが漏れが改善され、隙間を塞ぐためのテープ等の付加材を削減でき、コスト削減を図れる。
(実施の形態2)
図6Aは、本発明の実施の形態2における回転式仕切体の平面断面図である。
図6Aにおいて、仕切体50は、着磁性を有する金属製の当板51を含む外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成している。
当板51は、断面略コ字形状をしており、当板51表面の結露を防止する為の加熱板54が当板51の裏面略全面にわたり貼り付けられている。
また、仕切体内部の空間には、断熱部材55が構成されている。前記外気側外郭部材52は、金属製の当板51と金属に比べ熱伝導性の低い樹脂製の外気側樹脂部材56とが、インサート成型によって一体で構成されている。前記当板51は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に当板51の長手方向に沿った正面切欠き部61を設けている。
また、仕切体内部に位置する当板51の両側面にも当板51の長手方向に沿った側面切欠き部62を設けている。
外気側樹脂部材56は、インサート成型された金属製の当板51に設けられた正面切欠き部61と側面切欠き部62の中にも存在している。また、外気側樹脂部材56は、当板51のガスケット当接面の表面側にも存在している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。なお、実施の形態1と同様である部分についての説明は省略する。
当板51は断面略コ字形状の金属製であるため、仕切体50の強度を高めることができ、仕切体50の変形に起因したガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れを防止すること
ができる。また、ガスケット44に含まれるマグネットが吸着し易いため、前記変形などによる当接条件悪化時に、ガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れをさらに防止することができる。また、加熱板54からの熱量を効率よく吸収することができ、加熱板54による過度な発熱量を抑制し冷蔵庫の消費電力量の低減に寄与することができる。
仕切体50は、外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成し、内部には発泡断熱体などの断熱部材55によりの断熱能力を高めている。
外気側外郭部材52は、着磁性を有する金属製の当板51の周縁を金属にくらべ伝熱能力の低い樹脂製の外気側樹脂部材56で囲い、インサート成型によって一体で構成したことで、当板51と外気側樹脂部材56の組立て工数を削減でき、またこの2部品の嵌合固定に必要な構造が不必要となり、内部に配設された断熱部材55の面積を最大化することが可能となり断熱性能を向上させることができる。また、当板51と外気側樹脂部材56との嵌合組立ての作業に必要な部品間の隙も不必要であり、この隙を削減することでも熱リーク量を低減し消費電力量の低減に寄与することができる。
当板51は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に当板51の長手方向に沿った正面切欠き部61を設け、正面切欠き部61によって削除された位置に樹脂部材である外気側樹脂部材56を構成し、さらに当板51のガスケット当接面の表面側にも外気側樹脂部材56を構成することで、当板51を外気側樹脂部材56の内部に埋没させて一体成型での部品強度を向上させている。また、当板51のガスケット当接面の表面側が樹脂によって覆われたことにより、当板51のサビ防止用の塗装加工を廃止しコスト抑制を図ることができる。当板51のガスケット当接面の表面側部分の外気側樹脂部材56の板厚は、他の部分の基本板厚に比べ薄く、約半分の板厚となっている。これにより、ガスケット44のマグネットが吸着し易くしている。
当板51側面部周辺に側面切欠き部62を介して外気側樹脂部材56が構成されたことで、側面切欠き部62追加による当板51の強度劣化を外気側樹脂部材56の形状によって補強することができる。
当板51の正面切欠き部61によって、金属材料の体積が減少したことにより、当板51が結露しない温度に維持するために必要な加熱板54の熱量を削減することができ、また側面切欠き部62によって、加熱板54や外気からの熱が仕切体50内部の断熱部材55へ食い込んだ当板51の側面部へ伝わることによる熱リークを低減し、消費電力量の低減に寄与することができる。
(実施の形態3)
図6Bは、本発明の実施の形態3における回転式仕切体の平面断面図である。
図6Bにおいて、仕切体50は、着磁性を有する金属製の当板51を含む外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成している。当板51は、断面略コ字形状をしている。また、仕切体内部の空間には、断熱部材55が構成されている。
前記外気側外郭部材52は、金属製の当板51と金属に比べ熱伝導性の低い樹脂製の外気側樹脂部材56とが、インサート成型によって一体で構成されている。
前記当板51は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に当板51の長手方向に沿った正面切欠き部61を設けている。
また、仕切体内部に位置する当板51の両側面にも当板51の長手方向に沿った側面切
欠き部62を設けている。
外気側樹脂部材56は、インサート成型された金属製の当板51に設けられた正面切欠き部61と側面切欠き部62の中にも存在している。
また、外気側樹脂部材56は、当板51のガスケット当接面の表面側にも存在し、当板51を外気側樹脂部材56内に埋没させている。
さらに、外気側樹脂部材56のガスケット当接面を除く外気接触面の一部は、外気側に突き出した形状である正面凸部63を設けており、正面凸部63の裏面の凹部の内部に当板51表面の結露を防止する為の加熱板54が貼り付けられている。
また、冷蔵室扉右38bは湿度センサー68を備えており、冷蔵室扉左38aと冷蔵室扉右38bの左右扉間であり、仕切体50の当板51正面付近に配設されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作・作用を説明する。なお、実施の形態1または2と同様である動作・作用についての説明は省略する。
当板51は断面略コ字形状の金属製であるため、仕切体50の強度を高めることができ、仕切体50の変形に起因したガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れを防止することができる。また、ガスケット44に含まれるマグネットが吸着し易いため、前記変形などによる当接条件悪化時に、ガスケット当接面の隙による庫内冷気漏れをさらに防止することができる。また、加熱板54からの熱量を効率よく吸収することができ、加熱板54による過度な発熱量を抑制し冷蔵庫の消費電力量の低減に寄与することができる。
仕切体50は、外気側外郭部材52と貯蔵室側外郭部材53によって基本外郭を構成し、内部には発泡断熱体などの断熱部材55によりの断熱能力を高めている。
外気側外郭部材52は、着磁性を有する金属製の当板51の周縁を金属にくらべ伝熱能力の低い樹脂製の外気側樹脂部材56で囲い、インサート成型によって一体で構成したことで、当板51と外気側樹脂部材56の組立て工数を削減でき、またこの2部品の嵌合固定に必要な構造が不必要となり、内部に配設された断熱部材55の面積を最大化することが可能となり断熱性能を向上させることができる。また、当板51と外気側樹脂部材56との嵌合組立ての作業に必要な部品間の隙も不必要であり、この隙を削減することでも熱リーク量を低減し消費電力量の低減に寄与することができる。
当板51は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に当板51の長手方向に沿った正面切欠き部61を設け、正面切欠き部61によって削除された位置に外気側樹脂部材56で構成された外気側へ突き出した正面凸部63を設けており、正面凸部63の裏面の凹部の内部に当板51表面の結露を防止する為の加熱板54を貼り付けることで、仕切体50内部の断熱部材55の面積を最大化することが可能となり、仕切体50の断熱性能向上を図ることができる。
また、当板51のガスケット当接面の表面側にも外気側樹脂部材56を構成することで、当板51を外気側樹脂部材56の内部に埋没させて一体成型での部品強度を向上させ、当板51のガスケット当接面の表面側が樹脂によって覆われたことにより、当板51のサビ防止用の塗装加工を廃止しコスト抑制を図ることができる。
当板51の正面切欠き部61によって、金属材料の体積が減少したことにより、当板51が結露しない温度に維持するために必要な加熱板54の熱量を削減することができ、ま
た側面切欠き部62によって、加熱板54や外気からの熱が仕切体50内部の断熱部材55へ食い込んだ当板51の側面部へ伝わることによる熱リークを低減し、消費電力量の低減に寄与することができる。
また、冷蔵室扉右38bに備えられた湿度センサー68は、仕切体50の当板51正面付近の湿度を感知することで、当板51裏面に貼り付けられた加熱板54の熱量を当板51が結露しない最適な状態に調節することができ、消費電力量の低減を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫の扉装置は、当板からのヒートリーク量を抑制し冷蔵庫の消費電力能力を向上させることができるため、仕切部材を有する観音開き式の扉装置にも適用できる。
38a 冷蔵室扉左
38b 冷蔵室扉右
41 外面材
42 内面材
43 断熱材
44 ガスケット
45 取付け用部材
50 仕切体
51 当板
52 外気側外郭部材
53 貯蔵室側外郭部材
54 加熱板
55 断熱部材
56 外気側樹脂部材
57 回転軸の中心
61 正面切欠き部
62 側面切欠き部
63 正面凸部
68 湿度センサー

Claims (8)

  1. 貯蔵室の前面開口部を閉塞するように設けた観音開き式の扉と、前記扉の裏面周縁に設けられ冷蔵庫本体開口縁に当接するガスケットと、前記扉の非枢支側内面に設けた回転式の仕切体とを備え、前記仕切体の外郭基本構成部は、外気側外郭部材と貯蔵室側外郭部材の2部品で構成され、前記外気側外郭部材は、熱伝導性の高い着磁性を有する当板と熱伝導性の低い樹脂材料で構成する外気側樹脂部材とが一体成形されたもので、前記当板は正面側のガスケット当接面を除く外気露出面に前記当板の長手方向に沿った正面切欠き部を有し、前記当板は、一体に形成された前記外気側外郭部材の一部であって、前記外気側樹脂部材のガスケット当接面を除く外気接触面の一部は、前記正面切欠き部から外気側に突き出した形状である正面凸部が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記外気側外郭部材は、前記貯蔵室側外郭部材とツメ形状や穴形状での嵌合構造により固着したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記外気側外郭部材は、前記当板前記外気側樹脂部材の内部に埋没していることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記仕切体は、内部に断熱部材を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記当板は、断面略コの字形状をしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記当板は、側面部の一部を切り欠いた当板側面切欠き部が設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記仕切体の内部に発泡ウレタンが充填されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記仕切体の内部または前記扉の前記仕切体近傍部に湿度センサーを備えたことを特徴と
    する請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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