JP5923621B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、本体下部に左右一対の移動手段を備え、さらに跳躍する機能を備えた倒立2輪による移動体に関する。
従来、走行中に段差を踏破するために跳躍を行う移動体は、例えば下記の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に開示されているロボットの跳躍方法は、車輪を支持するアームで車体の下部に取り付けられたバネを圧縮し、圧縮されたバネのクラッチを切断し駆動力をフリーとすることでバネを開放し跳躍を行うものである。
特開2009−35157公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、跳躍を行うためのバネの解放をクラッチにより行うため、クラッチの摩耗により左右の機構に対する動力伝達にずれが発生し、跳躍の際の左右のバランスを崩す可能性があるという課題があった。
そこで本発明の目的は、簡便な機構でありながら左右のバランスを崩すことなく段差を簡単に乗越えることが可能な移動体を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、胴体部の下部に取り付けられた左右の脚部と、前記胴体部に接続されピッチ方向に回転可能な第1のリンクと、この第1のリンクの長手方向逆端にピッチ方向に回転可能に接続された第2のリンクと、前記第1のリンクと前記第2のリンクの相対運動範囲を決定するためのメカリミットと、前記第2のリンクの前記第1のリンクとの接続の逆端に備えた移動手段とを有し、前記第1のリンクに取り付けられ、ピッチ方向に回転軸を備える第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータにより駆動される第3のリンクと、この第3のリンクの前記第1のアクチュエータとの接続との長手方向逆端にピッチ方向に回転可能に取り付けられ、その逆端は前記第2のリンクにピッチ方向に回転可能に取り付けられる第4のリンクと、前記第1のリンクと前記第2のリンク間に両者の相対運動により弾性エネルギーを蓄積するバネ手段とを備えたものである。
本発明によれば、簡便な機構でありながら左右のバランスを崩すことなく段差を簡単に乗越えることが可能な移動体(以下、ロボットという)を提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係るロボットの斜視図である。 実施例1の左脚を進行方向前方左上から見た斜視図である。 実施例1の左脚を進行方向後方右上から見た斜視図である。 本発明の実施例1に係るロボットの制御ブロック図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部における駆動リンク角と減速比を説明するグラフ図である。 本発明の実施例1に係るロボットの脚部のリンク長さの条件を説明する側面図である。 本発明の実施例1に係るロボットの動作を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係るロボットの動作を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施例を図にしたがって説明する。
図1は本発明の実施例1に係るロボットの斜視図である。
図1において、本発明のロボット本体1は、2本の脚部となる左脚6と右脚7を胴体3の下部左右に備えている。胴体3の左右両側には、2本の腕部となる左腕4と右腕5を備えている。また、胴体3の上部には頭部2を備えられている。
2本の脚部となる左脚6及び右脚7はロボット1の移動に用いられ、水平面を移動する。左腕4と右腕5は物体の把持、人間とのコミュニケーション等の作業に用いられる。胴体3は各部の動作を制御する制御装置と胴体3の重力方向に対する傾斜角度、角速度を検出するセンサを備える。胴体3または頭部2は距離センサ等の周囲環境を認識するセンサを備える。
ここで、ロボット1の進行方向をX軸とし、X軸の軸回りをロール方向、X軸と直角で進行方向の水平面と平行な軸をY軸、Y軸の軸回りをピッチ方向、X軸とY軸と直交する軸をZ軸、Z軸の軸回りをヨー方向と称し、以降特別な表記のない場合はこれを用いるものとする。
図2は実施例1に記載のロボット1の左脚6を説明する図である。ロボット1が備える左脚6と右脚7は構成要素が等しく、構造がX-Z平面に対して対称であるため、ここでは左脚6について説明する。
図2Aは左脚を進行方向前方左上から見た斜視図である。
図2Bは左脚を進行方向後方右上から見た斜視図である。
図2A、Bにおいて、ベースフレーム10Lは、ピッチ軸回りに回転可能に脚上側リンク11Lを備えている。この脚上側リンク11Lは、Z方向に長手方向を備え、下側プーリ20Lを境として上端にベースフレーム10Lを接続し、逆端には脚下側リンク12Lをピッチ方向に回転可能に取り付けられている。脚下側リンク12LはZ方向に長手方向を備え、上端に脚上側リンク11Lと接続され、逆端は車輪アクチュエータ22Lを出力方向がピッチ軸回りとなるように備えており、車輪アクチュエータ22Lは車輪23Lを駆動する。
駆動リンクアクチュエータ15Lは、脚上側リンク11Lに駆動方向をピッチ軸回りとして取り付けられており、駆動リンク13Lを駆動する。駆動リンク13Lは長手方向の一端を駆動リンクアクチュエータ15Lの駆動部に接続され、逆端は接続リンク14Lにピッチ方向に回転可能に取り付けられている。接続リンク14Lは、駆動リンク13Lとの接続の長手方向逆端を脚下側リンク12Lに取り付けられている。
図2Bにおいて、上側バネシャフト16Lは、脚上側リンク11Lのベースフレーム10Lとの接続部近傍にピッチ方向に回転可能に取り付けられる。下側バネシャフト17Lは、脚下側リンク12Lの車輪アクチュエータ22Lとの接続部近傍にピッチ方向に回転可能に取り付けられる。跳躍用バネ18Lは長手方向両端を上側バネシャフト16Lと下側バネシャフト17Lを引き離す方向に力を発生するように取り付けられる。
上側プーリ19Lはベースフレーム10Lと脚上側リンク11Lとの接続と同軸にベースフレームに接続される。下側プーリ20Lは脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lとの接続と同軸に脚下側リンク12Lに取り付けられており、上側プーリ19Lと下側プーリ20Lはタイミングベルト21Lによって互いの回転運動を伝達するように構成されている。
駆動リンクアクチュエータ15Lおよび車輪アクチュエータ22Lは例えばモータの様な動力源と減速機と角度検出器(ロータリエンコーダまたはポテンショメータ)を内蔵し、接続された部品を指令値に従って駆動する。
跳躍用バネ18Lはここでは板ばねで構成したが、上側バネシャフト16Lと下側バネシャフト17Lを引き離す方向に力を発生可能なものであれば何でもよく、例えば、コイルスプリングやガススプリング等でも良い。また本実施例では跳躍用バネ18Lを脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの屈曲表面側(膝表面側)に取り付けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、屈曲内側(膝内側)に取り付けても良い。
図3は本発明の実施例1に係るロボットの制御ブロック図である。
図3において、角度センサ201は、胴体3に搭載されており、胴体3の重力方向に対する傾斜角度、角速度を検出するものである。制御装置202は、角度センサ201が検出した情報を元に、胴体3の傾きと角速度を目標値に一致させるように、車輪アクチュエータ22L、22Rのような駆動手段203を適切に制御する。
図4は本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。
図4において、本図に示す状態から、駆動リンクアクチュエータ15Lにより駆動リンク13Lを図中の矢印1Aの方向に回転させると、その回転力が接続リンク14Lを介して脚下側リンク12Lに伝達される。回転力が伝達された脚下側リンク12Lは脚上側リンク11Lに対して矢印2A方向に回転する。これにより、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの屈曲運動が行われるようになっている。
また、図4に示す状態から、駆動リンク13Lを矢印1Aと逆方向に回転させると、その回転力が接続リンク14Lを介して脚下側リンク12Lに伝達され、脚下側リンク12Lは脚上側リンク11Lに対して矢印2Aと逆方向に回転する。これにより、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの伸展運動が行われるようになっている。このように、駆動リンク13Lの回転動作により脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの屈伸運動が可能となっている。
また、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの屈伸運動に伴い、跳躍用バネ18Lには弾性エネルギーが蓄えられる。具体的には、上側バネシャフト16Lは脚上側リンク11Lにピッチ回転可能に取り付けられており、下側バネシャフト17Lは脚下側リンク12Lにピッチ回転可能に取り付けられている。そのため、跳躍バネ18Lに蓄えられる弾性エネルギーは上側バネシャフト16Lと下側バネシャフト17Lとの間の距離にのみ比例する。
すなわち、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lが屈曲運動を行うと跳躍バネ18Lに蓄えられる弾性エネルギーは増加し、逆に伸展運動を行うと弾性エネルギーは減少する。通常走行時の状態では跳躍バネ18Lは上側バネシャフト16Lと下側バネシャフト17Lを引き離す方向に力を発生する。例えば、ベースフレーム10L上に取り付けられる胴体3等の重量とバランスするように跳躍バネ18Lのバネ定数を設定することで、駆動リンクアクチュエータ15Lにかかる負荷を0に近づけ、省エネルギー化が可能になる。
図5Aは本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。
図5Bは本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す側面図である。
図5Aにおいて、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lを屈曲させると、脚下側リンク12Lに取り付けられている下側プーリ20Lが屈曲に伴い図中の矢印3Aの方向に回転する。その回転によるトルクはタイミングベルト21Lを伝わって上側プーリ19Lを回転させる。この上側プーリ19Lはベースフレーム10Lに接続されているため、ベースフレーム10Lとその上方に取り付けられている胴体3とともに図中の矢印4Aの方向に回転する。
ここで、図5Aは通常移動の状態であり、車輪23Lの回転中心を3P、車輪23Lと地面との接地点を2P、脚上側リンク11Lとベースフレーム10Lとの回転中心を4Pとして、3点を通る直線を1Pとする。
ロボット1は倒立振子移動を行うため、通常は重心1Gは接地点2Pの鉛直線上に位置している。このときに重心1Gが3点を通る直線1P上にあるように胴体3の重心等を設計することが望ましい。
図5Bにおいて、本図は屈曲した状態であるが、この状態でも重心1Gの位置を3点を通る直線1P上になるべく近づけることが望ましく、そのためには上側プーリ19Lと下側プーリ20Lの歯数の比を1.9〜2:1付近に設定すると良い。なお、ここでは脚上側リンク11Lを基準としたベースフレーム10Lと脚下側リンク12Lとの相対運動のための位置伝達手段をタイミングベルト21Lにより実現したが、ギヤトレインによる伝達や、シャフトドライブによる伝達等、タイミングベルト21Lに限るものではない。
図6は本発明の実施例1に係るロボットの脚部の動作を示す図であり、(a)〜(f)は左脚6の一連の動作を説明するものである。
(a)は通常走行時の状態である。駆動リンク13Lと接続リンク14Lの接続点を1S、駆動リンク13Lの脚上側リンク11Lとの回転中心を点2S、接続リンク14Lと脚下側リンク12Lとの接続点を3S、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lとの接続点を4Sとする。
(b)は跳躍準備のために脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lを屈曲させ、跳躍のための弾性エネルギーを跳躍用バネ18Lに蓄積する途中の状態である。
(c)は脚上側リンク11lと脚下側リンク12Lを最も屈曲させた状態であり、この状態では跳躍用バネ18Lに蓄えられる弾性エネルギーは最大となる。このとき跳躍用バネ18Lは脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lを伸展させる方向に復元力を発生しているが、点1S、点2S、点3Sがほぼ一直線上に並ぶため、駆動リンク13Lは非常に小さい力で跳躍用バネ18Lによる脚部の伸展に対抗することができる。この状態は、跳躍するための弾性エネルギーの蓄積を終えた跳躍準備姿勢である。
(d)は跳躍動作に入る途中の状態である。跳躍用バネ18Lに蓄えられる弾性エネルギーを解放するために駆動リンク13Lを図中の矢印方向に回転させる。
(e)は跳躍動作中の図である。跳躍用バネ13Lに蓄えられた弾性エネルギーにより、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lは急速に進展し、ベースフレーム10Lとその上部に備えられる胴体3をZ方向に加速し跳躍動作を行う。
(f)は脚部がもっとも伸展した状態である。脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの逆折れを防ぐためにメカリミットを脚上側リンク11Lまたは脚下側リンク12Lのいずれかに備えている。この状態から図中の矢印方向に駆動リンク13Lを回転させると図6(a)の状態に戻る。
以上のように、本発明の跳躍機構は駆動リンクの一定方向への回転動作のみで跳躍にもちいる弾性エネルギーの蓄積、弾性エネルギーの保持、解放を可能としている。
図7は本発明の実施例1に係るロボットの脚部における駆動リンク角と減速比を説明するグラフ図であり、駆動リンク13Lの回転角度θdと、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12とのなす角度を駆動リンク13Lの回転角度θdで割った減速比との関係を説明するものである。
図7において、横軸には駆動リンク13Lの回転角度を図6(a)の状態を角度0とし、左回りに駆動する状態を示している。縦軸には角度に対する減速比を示している。図7中の(a)〜(f)はそれぞれ図6の(a)〜(f)の状態を示している。
脚の屈曲が進むとともに、減速比が大きくなっていることがわかる。減速比は図7の(c)で最大値をとるため、僅かな力で駆動リンク13Lの位置を保持することができる。その後、駆動リンク13Lを左回りに回転させると、脚は伸展動作を始める。
ここでは、駆動リンク13Lを駆動する駆動リンクアクチュエータ15Lはバネの弾性エネルギーの解放による脚の伸展に対して速度が追い付かず、モータが外部から駆動される時に発生する逆起電力によるトルクにより抵抗となることが懸念される。しかし、脚を伸展させ始めると減速比は急速に減少するため、駆動リンクアクチュエータ15Lの動作角が僅かでも脚の伸展が可能となる。その後、図7の(f)で減速比は最小値をとり、さらに駆動リンク13Lの駆動を続けると図7の(a)の状態に戻る。
以上の運動を成立させるための動作について図8を使って説明する。
図8は本発明の実施例1に係るロボットの脚部のリンク長さの条件を説明する側面図である。
図8において、駆動リンク13Lの長さをa、接続リンク14Lの長さをb、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの接続点と、脚上側リンク11Lと駆動リンク13Lの接続点との距離をc、脚上側リンク11Lと脚下側リンク12Lの接続点と、脚下側リンク12Lと接続リンク14Lの接続点との距離をd、とすると、以下の条件を満たすことが必要である。
c>a …(式1)
b>a …(式2)
a+b≧c+d …(式3)
以上により、バネの弾性エネルギーを蓄える屈曲時には減速比が大きく効率よくエネルギーを蓄えることができ、バネの弾性エネルギーを解放する伸展時には減速比が小さく、駆動アクチュエータの逆起電力による負荷を軽減することが可能な機構を提供できる。
図9は本発明の実施例1に係るロボットの動作を示す斜視図であり、ロボット本体1の跳躍による段差踏破を説明するものである。
(a)は左右の脚を屈曲させ跳躍準備状態となっている。左右の脚は2軸方向にのみ跳躍力を発生するため、水平方向の運動を行うには並進速度が必要である。そのため、ロボット1が正面から段差を踏破するためには跳躍距離を考慮した所定の並進速度1Vを持っておく必要がある。
(b)では、左脚6と右脚7により跳躍力を発生させ、跳躍を行っている。このとき、水平方向には1Vで移動し、垂直方向には左右の脚により発生した跳躍力に対応した速度を持ち、全体的には放物線運動を行っている。
(C)は着地した状態である。安定を保つために、着地後も水平方向には1Vで移動を継続する。以上の様に、ロボット1は走行路面中の段差を踏破することが可能である。
図10は本発明の実施例2に係るロボットの動作を示す斜視図である。
図10において、実施例2のロボット1は、胴体3の下部左右両端にロールアクチュエータ30L、30Rを備え、ロールアクチュエータ30L、30Rの出力軸にそれぞれ左脚6と右脚7を備えている。ロールアクチュエータ30L、30Rは図2で説明した駆動リンクアクチュエータ15Lや車輪アクチュエータ22Lと同様のもので、胴体3に対する左脚6および右足7のロール方向の角度を適切に設定できる。
(a)〜(c))は走行路面の段差に対して横方向からアプローチし、踏破を行う手順を説明する図である。
(a)では、通常の車輪移動とは直角に段差を踏破することを目的として、跳躍準備状態となったロボット本体1が段差1Dに対して右側面を正対している。このとき、ロールアクチュエータ30L、30Rを同様の角度でロボット本体1から見て左側に回転させ、バネの解放により発生する力の向きを鉛直上向き(5A)から段差の方向(6A)へと変化させている。これにより、水平方向の力と垂直方向の力を跳躍力により発生させている。
(b)では、左脚6と右足7により跳躍力を発生させ、跳躍を行っている状態である。
(c)は着地した状態である。この動作の繰り返しにより、安定的に段差を登ることが可能である。
このように本実施例によれば、いわゆる横飛びによる跳躍によってロボットが段差を乗り越えることが可能となる。
以上のごとく本発明は、簡単な構成と制御によって左右のバランスを崩すことなく容易に段差を乗り越えることが可能なロボットを提供できるものである。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されたものではない。またある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、またある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ロボット本体、2…頭部、3…胴体、4…左腕、5…右腕、6…左脚、7…右脚、10L…ベースフレーム、11L…脚上側リンク、12L…脚下側リンク、13L…駆動リンク、14L…接続リンク、15L…駆動リンクアクチュエータ、16L…上側バネシャフト、17L…下側バネシャフト、18L…跳躍用バネ、19L…上側プーリ、20L…下側プーリ、30L、30R…ロールアクチュエータ、21L…タイミングベルト、22L…車輪アクチュエータ、22R…車輪アクチュエータ、23L…車輪、201…角度センサ、202…制御装置、203…駆動手段。

Claims (1)

  1. 胴体部の下部に取り付けられた左右の脚部と、前記胴体部に接続されピッチ方向に回転可能な第1のリンクと、この第1のリンクの長手方向逆端にピッチ方向に回転可能に接続された第2のリンクと、前記第1のリンクと前記第2のリンクの相対運動範囲を決定するためのメカリミットと、前記第2のリンクの前記第1のリンクとの接続の逆端に備えた移動手段とを有し、
    前記第1のリンクに取り付けられ、ピッチ方向に回転軸を備えるアクチュエータと、前記アクチュエータにより駆動される第3のリンクと、この第3のリンクの前記アクチュエータとの接続との長手方向逆端にピッチ方向に回転可能に取り付けられ、その逆端は前記第2のリンクにピッチ方向に回転可能に取り付けられる第4のリンクと、前記第1のリンクと前記第2のリンク間に両者の相対運動により弾性エネルギーを蓄積するバネ手段とを備え、
    以下の関係を満足することを特徴とする移動体。
    c>a
    b>a
    a+b=c+d
    ただし、前記アクチュエータの回転中心と、前記第3のリンクと前記第4のリンクとの接続点との距離をa、前記第3のリンクと前記第4のリンクとの接続点と、前記第4のリンクと前記第2のリンクとの接続点との距離をb、前記アクチュエータの回転中心と、前記第1のリンクと前記第2のリンクとの接続点との距離をc、前記第1のリンクと前記第2のリンクとの接続点と、前記第2のリンクと前記第4のリンクとの接続点との距離をdとする。
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