JP2017121822A - 走行機構 - Google Patents

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梓 網野
亮介 中村
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亮介 中村
山本 晃弘
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Abstract

【課題】スタックのリスクを低減することができる走行機構を提供する。【解決手段】車体の側面下部の左右の第1の軸に、モータと、第1のスイングアームの一方端と、第2のスイングアームの一方端と、ホイールとを同軸上にそれぞれ配置し、第1のスイングアームの他方端と、第2のスイングアームの他方端にそれぞれ車輪を配置し、モータによりホイールと車輪を駆動することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、不整地等の悪路を走破することを目的とした走行機構に関する。
不整地を走破するための技術としては、クローラ、4輪駆動での移動が挙げられる。クローラ移動は接地圧が低いために崩れやすい路面に対し有効である反面、比較的硬い路面に対し接地性が悪く、速度を大きくしづらい。4輪駆動での移動は、柔軟なサスペンションにより路面の凹凸を吸収し、速度が大きくできる半面、駆動輪以外の箇所で接地すると駆動力を失う恐れがある。
これらの課題を解決するため、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1は、「前後左右4つのクローラを備え、前後のクローラはフリージョイントを介してロッカーで結合されると共に、左右のロッカーは車両本体を介してそれぞれ回転自在に接続されるロッカーボギーサスペンションとしたロッカークローラを付加した走行機構」である。
特開2008−302830号公報
特許文献1の走行機構では、高い不整地走破性能を備えるものの、高速走行を行った場合にサスペンションの性能が不足し車体の姿勢が不安定になる恐れがある。また車体前後のクローラ部の中間地点での車体が障害物に乗り上げた場合、前後のクローラの駆動力が路面に伝わらずスタックしてしまう恐れがある。
以上のことから本発明においては、スタックのリスクを低減することができる走行機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の移動機構は、車体の側面下部の左右の第1の軸に、モータと、第1のスイングアームの一方端と、第2のスイングアームの一方端と、ホイールとを同軸上にそれぞれ配置し、第1のスイングアームの他方端と、第2のスイングアームの他方端にそれぞれ車輪を配置し、モータによりホイールと車輪を駆動することを特徴とする。
本発明によれば、スイングアームによるサスペンションで路面形状に柔軟に追従可能であるため、高速での移動が可能で、最もスタックしやすいスイングアーム軸根元部において、スイングアームと同軸にホイールを備えるため、スタックのリスクも低減できる。
本発明の実施例に係る走行機構の全体斜視図。 走行機構1の主要部の斜視組立図。 動力の伝達手段も含めた組み立て後の構成を示す上面図。 動力の伝達手段も含めた組み立て後の構成を示す側面図。 本発明の走行機構1が段差を乗り越えるときの様子を示す模式図。
以下図面を用いて本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例に係る走行機構の全体斜視図である。なお、説明の便宜上図1左下に示す向きをX軸、Y軸、Z軸と定義する。また、X軸周りをロール方向、Y軸周りをピッチ方向、Z軸周りをヨー方向と定義する。
図1に示す走行機構1は、車体2と、車体2の進行方向(この図ではX方向)に対し中央部左右に、ピッチ方向(この図ではY方向)に遥動可能に2つずつ備えられ、車体2との接続との逆端には車輪24A、24B、24C、24Dを備えたスイングアーム10A、10B、10C、10D(なおスイングアーム10Dは図1の斜視図上では表れていない)と、車体2とスイングアーム10A、10B、10C、10Dとの間に備えられるサスペンション11A、11B、11C、11Dと、スイングアーム10A、10Bの遥動軸と回転軸を同じくするホイール3Aと、スイングアーム10C、10Dの遥動軸と回転軸を同じくするホイール3Bと、車体2の側板2A、2B(なお側板2Bは図1の斜視図上では表れていない)と、車輪24A、24B、24C、24D及びホイール3A、3Bを駆動するモータ31A、31B(なおモータ31Aは図1の斜視図上では表れていない)で構成されている。なお、図1に示す走行機構1は左右対称に構成されている。
図2は、走行機構1の主要部の斜視組立図である。主要部として、ホイール3B側の回転軸の組み立て構成を取り上げているが、これは反対側のホイール3A側の回転軸の組み立て構成についてもまったく同じであるので、図示並びに説明を省略する。
図2の組立図では、Y方向の3つの軸Y1、Y2、Y3上に各種機構が配列されている。主軸であるY1上には、モータ31B、モータ31Bの回転軸を回転可能に支える車体2の側板2Aの支持孔H1、スイングアーム10Dの一方端10D1に形成されモータ31Bの回転軸を回転可能に支える支持孔H2、スイングアーム10Cの一方端10C1に形成されモータ31Bの回転軸を回転可能に支える支持孔H4、モータ31Bの回転軸に結合されたホイール3Bが順次配列されている。これにより、スイングアーム10C、10DはW方向への回動が可能であり、スイングアーム10C、10Dの遥動軸を形成している。
またスイングアーム10Dの他方端10D2に支持孔H3を用いて形成された軸Y2には車輪24Dが回転可能に取り付けられ、スイングアーム10Cの他方端10C2に支持孔H5を用いて形成された軸Y3には車輪24Cが回転可能に取り付けられている。概略上記の構成を通じて、モータ31Bの回転駆動力がホイール3B、車輪24C、車輪24Dに伝達されている。
動力の伝達手段も含めた組み立て後の構成が図3a、図3bに示されている。図3aは上面図、図3bは側面図である。なお、スイングアーム10A、10Bおよびホイール3Aは、スイングアーム10C、10Dおよびホイール3Bと左右対称であるため説明を省略する。
図3aに示すように、モータ31Bの回転軸32上には、車体2の側板2A、駆動プーリ20D、スイングアーム10D、駆動プーリ20C、スイングアーム10C、ホイール3Bが順次配列されている。ここで図3bに特徴が表れているように、駆動プーリ20Dの回転はベルト22Dを介して軸Y2側の従動プーリ23Dに伝達され、駆動プーリ20Cの回転はベルト22Cを介して軸Y3側の従動プーリ23Cに伝達されている。
このように図3a、図3bに示すように、スイングアーム10Cは、車輪24Cと、車輪24Cと一体となって回転する従動プーリ23Cと、車輪24Cと従動プーリ23Cを回転自在に取り付け、長手方向逆端に駆動プーリ20Cを回転自在に備えるフレーム21Cと、駆動プーリ20Cからのトルクを従動プーリ23Cに伝達するためのベルト22Cとで構成される。また同様にしてスイングアーム10Dは、車輪24Dと、車輪24Dと一体となって回転する従動プーリ23Dと、車輪24Dと従動プーリ23Dを回転自在に取り付け、長手方向逆端に駆動プーリ20Dを回転自在に備えるフレーム21Dと、駆動プーリ20Dからのトルクを従動プーリ23Dに伝達するためのベルト22Dとで構成される。
また、スイングアーム10Cと等しい構成のスイングアーム10Dと、ホイール3Aと、駆動用モータ31Bを備え、これらはすべて軸Y1に同軸に取り付けられている。具体的には、駆動用モータ31Bの駆動力を伝える駆動軸32まわりに遥動可能にスイングアーム10Cとスイングアーム10Dが取り付けられ、スイングアーム10Cに備えられた駆動プーリ20Cと、スイングアーム10Dに備えられた駆動プーリ20Dと、ホイール3Aは駆動軸32と一体となって駆動される。
駆動用モータ31Bは側板2Aにより車体2に固定される。駆動モータ31Bは、たとえば電動モータ(ステッピングモータやブラシレスモータ、超音波モータ等)のような動力源と、減速機と角度検出器(ロータリエンコーダやポテンショメータ等)を内蔵しており、上位のコントローラからの指令によって制御される。
このような構成であるため、スイングアーム10Cとスイングアーム10Dは車体2に対し遥動可能であり、車輪24Cと車輪24Dにプーリ及びベルトを介して駆動モータ31Bからの駆動力を伝達できる。走行機構1は、スイングアーム10Cとスイングアーム10Dと等しい構成のスイングアーム10Aとスイングアーム10Bを備えている。すなわち、走行機構1は2つのモータにより4本の独立したスイングアームの先端に備える車輪を駆動できるため、車輪の路面への追従性に優れ、悪路における走破性が高い。
図4は本発明の走行機構1が段差100を乗り越えるときの様子を示す模式図である。F1は、段差100が存在する路面を走行機構1が紙面右から左へ向かって走行している様子である。F2は、段差100に走行機構1の前輪24Aが乗り上げた状態である。F3も走行機構1が段差100に乗り上げた状態であるがまだ降臨24Bが接地している。この状態では、前輪24Aが接地していないために駆動力が不足するが、段差100に接しているホイール3Aあるいは後輪24Bの駆動力により前進することが可能である。F4は、走行機構1が段差100に乗り上げた状態であり前後輪24A、24bともに接地していない。この状態では、前後輪24A、24bともに接地していないが、段差100に接しているホイール3Aの駆動力により前進することが可能である。F5は、走行機構1が段差100に乗り上げた状態であり前輪24Aが接地しているので、そのまま前進可能である。F6は走行機構1が段差100を殆ど乗り越えた状態である。
このように、通常の4輪駆動車であると、駆動輪以外の部分が段差等の障害物に接触し、駆動力不足により移動不能となる、いわゆるスタックという状態に陥る状況であっても、スイングアーム根元に備えたホイールによりスタックすることがなく、高い悪路走破性を備えている。また、この構成をモータ2つで実現しているため、低コストにて移動機構を提供可能である。
なお本発明の走行機構は、不整地での作業を行う場合に提供して好適であるが、具体的には例えば川の土手などにおける草刈り作業を自動的に行う草刈り機構を搭載した清掃ロボット用の走行機構などに適用が可能である。あるいは原子力発電所など、環境的に作業員の立ち入りが困難な場所、あるいは足場がわるいとか、足場がどうなっているかわからないなどの困難環境下での作業用ロボットの走行機構に適用することができる。なお、本発明は走行機構であるので、車体上に搭載する機能としては、これを限定するものではない。
1:走行機構
2:車体
3A、3B:ホイール
10A、10B、10C、10D:スイングアーム
11A、11B、11C、11D:サスペンション
24A、24B、24C、24D:車輪

Claims (5)

  1. 車体の側面下部の左右の第1の軸に、モータと、第1のスイングアームの一方端と、第2のスイングアームの一方端と、ホイールとを同軸上にそれぞれ配置し、前記第1のスイングアームの他方端と、前記第2のスイングアームの他方端にそれぞれ車輪を配置し、前記モータにより前記ホイールと前記車輪を駆動することを特徴とする移動機構。
  2. 請求項1に記載の移動機構であって、
    前記第1のスイングアームの一方端と、前記第2のスイングアームの一方端は、前記第1の軸に回転可能に取り付けられた揺動軸とされていることを特徴とする移動機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載の移動機構であって、
    前記第1のスイングアームの他方端と、前記第2のスイングアームの他方端にそれぞれ備えられた2つの車輪は、前記車体の前後方向に配列されていることを特徴とする移動機構。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の移動機構であって、
    前記第1のスイングアームと第2のスイングアームの他方端の前記車輪は、前記第1の軸と同軸に備えられたプーリとベルトにより駆動されていることを特徴とする移動機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の移動機構であって、
    前記第1のスイングアームの一方端と他方端の間の中間点と前記車体の間、及び前記第2のスイングアームの一方端と他方端の間の中間点と前記車体の間に、それぞれサスペンションを配置したことを特徴とする移動機構。
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