JP5923535B2 - ソーラーパネルの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、既設の折板屋根の頂部に太陽光発電モジュールや太陽熱温水器等のソーラーパネルを取付金具等を介して固定するようにしたソーラーパネルの取付構造に関する。
この種のソーラーパネルの取付構造として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1に記載のものは、折板で葺いた重ね式折板屋根を有するカーポートの該折板屋根の頂部にソーラーパネルとしての太陽光発電モジュールを固定するものであり、折板屋根の折板の断面形状に合わせて略台形波状に折り曲げられたタイトフレーム(固定金具)の頂部に固定ボルトを上向きに固着しておき、この固定ボルトを折板屋根の頂部に形成した小孔に挿通させると共に、架台としての縦材を折板屋根の折板と共締めして、この縦材に支持枠とボルト及びナットを介して太陽光発電モジュールを締結固定していた。
特開2002−30774号公報(図2〜図4)
前記従来のソーラーパネルの取付構造では、既設のカーポートの折板屋根の頂部から外側に突出したタイトフレームの上向きの固定ボルトに、架台である縦材をナットを介して固定し、この縦材の上に支持枠とボルト及びナットを介して太陽光発電モジュールを固定しているが、既設の折板屋根が平坦な場合には、太陽光発電モジュールを傾斜させて設置することができなかった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、既設の平坦な折板屋根の頂部にソーラーパネルを簡単かつ確実に効率良く所定角度傾斜させて設置することができるソーラーパネルの取付構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、折板で葺いた折板屋根の頂部にソーラーパネルを取付金具と取付架台及びボルトを介して固定するようにしたソーラーパネルの取付構造において、前記折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する起立片部と、該起立片部の上端において該載置片部に対して傾斜して形成され、前記取付架台の一端側を載置してボルトにて固定する傾斜片部とで正面コ字形に一体形成された第1の取付金具と、前記折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される断面コ字状の載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する断面コ字状の起立片部とで一体形成された第2の取付金具と、前記第2の取付金具の載置片部に載置されてボルトにて固定される支柱と、前記支柱の上端部にボルトにて固定される断面コ字状の取付片部と、前記第1の取付金具の傾斜片部と同じ角度傾斜して形成され、前記取付架台の他端側を載置してボルトにて固定する断面コ字状の傾斜片部とで一体形成された第3の取付金具と、前記ソーラーパネルを締結部材を介して固定すると共に、前記第1の取付金具の傾斜片部と前記第3の取付金具の傾斜片部に両端側が各ボルトにて固定される前記取付架台と、を備え、前記取付架台を、前記ソーラーパネルの下面を支持するように少なくとも一対配設したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、前記第1の取付金具の傾斜片部及び前記第3の取付金具の傾斜片部と傾斜角度が異なる傾斜片部を有した第1の取付金具と第3の取付金具を複数用意すると共に、前記支柱と高さが異なる支柱を複数用意したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、前記第1の取付金具の載置片部及び傾斜片部と、前記第2の取付金具の載置片部と起立片部との角部、及び、前記第3の取付金具の取付片部と傾斜片部との角部に、補強用の突出部をそれぞれ形成し、かつ、前記第2の取付金具の載置片部と起立片部、及び、前記第3の取付金具の取付片部と傾斜片部を補強用の加締め部でそれぞれ固定したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、前記第1の取付金具の載置片部及び前記第2の取付金具の載置片部に、前記折板屋根の頂部に形成された溝部に嵌め込まれて該第1の取付金具及び第2の取付金具を位置決めする突出部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する起立片部と、該起立片部の上端において該載置片部に対して傾斜して形成され、取付架台の一端側を載置してボルトにて固定する傾斜片部とで正面コ字形に一体形成された第1の取付金具と、折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される断面コ字状の載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する断面コ字状の起立片部とで一体形成された第2の取付金具と、第2の取付金具の載置片部に載置されてボルトにて固定される支柱と、支柱の上端部にボルトにて固定される断面コ字状の取付片部と、第1の取付金具の傾斜片部と同じ角度傾斜して形成され、取付架台の他端側を載置してボルトにて固定する断面コ字状の傾斜片部とで一体形成された第3の取付金具と、ソーラーパネルを締結部材を介して固定すると共に、第1の取付金具の傾斜片部と第3の取付金具の傾斜片部に両端側が各ボルトにて固定される取付架台と、を備え、取付架台を、ソーラーパネルの下面を支持するように少なくとも一対配設したことにより、既設の平坦な折板屋根の頂部の上から簡単な構造で高剛性の第1〜3の取付金具と支柱を介して所定角度傾斜した少なくとも一対の取付架台を簡単かつ強固に取り付けることができる。これにより、短時間でかつ効率良くソーラーパネルを所定角度傾斜させて設置することができる。
請求項2の発明によれば、第1の取付金具の傾斜片部及び第3の取付金具の傾斜片部と傾斜角度が異なる傾斜片部を有した第1の取付金具と第3の取付金具を複数用意すると共に、支柱と高さが異なる支柱を複数用意したことにより、ソーラーパネルの傾斜角度を可変させることができ、ソーラーパネルを所望する任意の角度に傾斜させて簡単かつ確実に設置することができる。
請求項3の発明によれば、第1の取付金具の載置片部及び傾斜片部と、第2の取付金具の載置片部と起立片部との角部、及び、第3の取付金具の取付片部と傾斜片部との角部に、補強用の突出部をそれぞれ形成したことにより、この補強用の突出部により各取付金具の強度を増すことができ、ソーラーパネルを安定した一定の傾斜状態で経時的に維持することができる。さらに、第2の取付金具の載置片部と起立片部、及び、第3の取付金具の取付片部と傾斜片部を補強用の加締め部でそれぞれ固定したことにより、第2の取付金具の起立片部の垂直起立状態、及び、第3の取付金具の傾斜片部の所定角度の傾斜状態を安定した状態に経時的に維持することができると共に、各取付金具を起立片部と傾斜片部の真下に位置させて各取付金具にかかる荷重を常に真下で受け止めることができる。
請求項4の発明によれば、第1の取付金具の載置片部及び第2の取付金具の載置片部に、折板屋根の頂部に形成された溝部に嵌め込まれて該第1の取付金具及び第2の取付金具を位置決めする突出部をそれぞれ形成したことにより、折板屋根の頂部に第1の取付金具と第2の取付金具を位置ずれすることなく簡単かつ確実に取り付けることができる。
本発明の第1実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。 上記第1実施形態のソーラーパネルの取付構造の側面図である。 (a)は上記第1実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 (a)は上記第1実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第2の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 (a)は上記第1実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第3の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 本発明の第2実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。 上記第2実施形態のソーラーパネルの取付構造の側面図である。 (a)は上記第2実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 (a)は上記第2実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第3の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 本発明の第3実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。 上記第3実施形態のソーラーパネルの取付構造の側面図である。 (a)は上記第3実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 (a)は上記第3実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第2の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 本発明の第4実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。 上記第4実施形態のソーラーパネルの取付構造の側面図である。 (a)は上記第4実施形態のソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、(b)は同取付金具の側面図、(c)は同取付金具の平面図である。 本発明の第5実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。 本発明の第6実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図、図2は同ソーラーパネルの取付構造の側面図、図3(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、図3(b)は同第1の取付金具の側面図、図3(c)は同第1の取付金具の平面図、図4(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第2の取付金具の正面図、図4(b)は同第2の取付金具の側面図、図4(c)は同第2の取付金具の平面図、図5(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第3の取付金具の正面図、図5(b)は同第3取付金具の側面図、図5(c)は同第3の取付金具の平面図である。
図1及び図2に示すように、ソーラーパネル1の取付構造は、既設のハゼ式の折板屋根2の頂部4に、後付けで太陽光発電モジュールや太陽熱温水器等のソーラーパネル1をハゼ仕様の第1〜第3の取付金具10,20,30と支柱40と取付架台50及びボルト60,62,64,66,68,70等により固定して設置するものである。尚、ハゼ式の折板屋根2は折板3を葺いてなり、その頂部4は略平坦に形成してあるが、屋根全体としては、若干の勾配(例えば、前後の長手方向に1.5゜の勾配)を有している。
図1〜図3に示すように、第1の取付金具10は、折板屋根2の頂部4に載置されてボルト60とナット61にて固定される矩形板状の載置片部11と、この載置片部11の一端側から垂直に折り曲げられた起立片部12と、この起立片部12の上端において載置片部11に対して傾斜(例えば、傾斜角θ=10゜)して形成され、取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて固定する傾斜片部13とで正面コ字形に一体形成されている。
図3(a),(b),(c)に示すように、第1の取付金具10の載置片部11の中央には、円形の取付孔11aを形成してある。この円形の取付孔11aを挿通するボルト60のシャンク部は、折板屋根2の頂部4に形成された円形の取付孔(図示省略)に挿通して該頂部4の裏面側のナット61に螺合することで、図1及び図2に示すように、第1の取付金具10の載置片部11を折板屋根2の頂部4に締結固定するようになっている。
また、第1の取付金具10の傾斜片部13の中央の両側には、一対の取付孔13a,13aを円形に形成してある。この各取付孔13aを挿通するボルト62のシャンク部は、後述する取付架台50の一端50a側に形成された一対の取付孔(図示省略)に挿通して該取付架台50の内面側のナット63に螺合することで、図1及び図2に示すように、傾斜片部13の上面に取付架台50の一端50a側を締結固定するようになっている。
さらに、第1の取付金具10の載置片部11と起立片部12の角部、及び、起立片部12と傾斜片部13の角部には、補強用の突出部14,15をダボ状にそれぞれ一体形成してある。これら各突出部14,15により、第1の取付金具10の引っ張り・圧縮強度を補強して、全体の剛性及び耐久性を高めている。具体的には、このダボ状の突出部14,15により、第1の取付金具10は、引っ張り荷重で250kgまで、圧縮荷重で950kgまで耐えられるようになっている。
図1,図2,図4に示すように、第2の取付金具20は、折板屋根2の頂部4に載置されてボルト64とナット65にて固定される断面コ字状の載置片部21と、この載置片部21の一端側から垂直に起立する断面コ字状の起立片部22とで字状に一体形成されている。
図4(a),(b),(c)に示すように、第2の取付金具の載置片21の中央には、円形の取付孔21aを形成してある。この円形の取付孔21aを挿通するボルト64のシャンク部は、折板屋根2の頂部4に形成された円形の取付孔(図示省略)に挿通して該頂部4の裏面側のナット65に螺合することで、図2に示すように、第2の取付金具20の載置片部21を折板屋根2の頂部4に締結固定するようになっている。
第2の取付金型20の起立片部22の中央には、円形の取付孔22aを形成してある。この円形の取付孔22aを挿通するボルト66のシャンク部は、後述する支柱40の正面の開口部40cの下端部40bの裏側に係止された板状のナット67に螺合することで、図2に示すように、第2の取付金具20の起立片部22に支柱40を締結固定するようにしてある。さらに、第2の取付金具20の載置片部21と起立片部22との角部には、補強用の突出部23をダボ状に一体形成してある。この突出部23により、第2の取付金具20の引っ張り・圧縮強度を補強して、全体の剛性及び耐久性を高めている。具体的には、このダボ状の突出部23により、第2の取付金具20は、引っ張り荷重で250kgまで、圧縮荷重で950kgまで耐えられるようになっている。
また、図4(a),(b),(c)に示すように、第2の取付金具20の起立片部22の両側部22c,22cは、載置片部21の両側部21c,21cの内面側に当接されていると共に、加締めダボ加工により形成された補強用の加締め部24によりそれぞれ固定されている。
図1,図2,図5に示すように、第3の取付金具30は、後述する支柱40の上端部40aにボルト68と板状のナット69にて固定される断面コ字状の取付片部31と、第1の取付金具10の傾斜片部13と同じ角度(傾斜角θ=10゜)傾斜して形成され、取付架台50の他端50b側を載置してボルト70とナット71にて固定する断面コ字状の傾斜片部32とで字状に一体形成されている。
図5(a),(b),(c)に示すように、第3の取付金具30の取付片部31の中央には、円形の取付孔31aを形成してある。この円形の取付孔31aを挿通するボルト68のシャンク部は、後述する支柱40の正面の開口部40cの上端部40aの裏側に係止された板状のナット69に螺合することで、図2に示すように、第3の取付金具30の取付片部31を支柱40に締結固定するようになっている。
また、第3の取付金型30の傾斜片部32の中央には、円形の取付孔32aを形成してある。この円形の取付孔32aを挿通するボルト70のシャンク部は、後述する取付架台50の他端50b側に形成された取付孔(図示省略)に挿通して該取付架台50の内面側のナット71に螺合することで、図2に示すように、傾斜片部32の上面に取付架台50の他端50b側を締結固定するようになっている。
さらに、第3の取付金具30の取付片部31と傾斜片部32との角部には、補強用の突出部33をダボ状に一体形成してある。この突出部33により、第3の取付金具30の引っ張り・圧縮強度を補強して、全体の剛性及び耐久性を高めている。具体的には、このダボ状の突出部33により、第3の取付金具30は、引っ張り荷重で250kgまで、圧縮荷重で950kgまで耐えられるようになっている。
さらに、図5(a),(b),(c)に示すように、第3の取付金具30の傾斜片部32の両側部32c,32cは、取付片部31の両側部31c,31cの外面側に当接されていると共に、加締めダボ加工により形成された補強用の加締め部34によりそれぞれ固定されている。
図1,図2に示すように、支柱40は、正面の両端側が内側にそれぞれ折り曲げられて開口した断面コ字筒状の鋼製であり、その下端部40bが第2の取付金具20の載置片部21に載置されて、該第2の取付金具20の起立片部22にボルト66と板状のナット67にて締結固定されると共に、その上端部40aに第3の取付金具30の取付片部31がボルト68と板状のナット69にて締結固定されるようになっている。
図1,図2に示すように、取付架台50は、上面の両端側が内側にそれぞれ折り曲げられて開口した断面コ字筒状の鋼製であり、その上面側に載置されてソーラーパネル1の前後端50a,50bが締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9を介して取付架台50の両端50a,50bにそれぞれ締結固定されるようになっている。この取付架台50は、一枚のソーラーパネル1の下面1aを支持するように一対配設されている。
次に、以上実施形態のソーラーパネル1の取付構造による施工手順について簡単に説明する。
ソーラーパネル1を既設のハゼ式の折板屋根2に設置する場合には、まず、折板屋根2の頂部4の所定位置に、第1の取付金具10の載置片部11を載置してボルト60とナット61にて締結固定する。次に、図2に示すように、折板屋根2の頂部4の長手方向に所定距離(例えば、N=90cm)隔てた位置に、第2の取付金具20の載置片部21を載置してボルト64とナット65にて締結固定する。
次に、第2の取付金具20の載置片部21に支柱40を載置すると共に、該第2の取付金具20の起立片部22に支柱40の下端部40bをボルト66と板状のナット67にて締結固定する。また、支柱40の上端部40aに第3の取付金具30の取付片部31をボルト68と板状のナット69にて締結固定する。
次に、第1の取付金具10の傾斜片部13の上面に、取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて締結固定すると共に、第3の取付金具30の傾斜片部32の上面に、取付架台50の他端50b側を載置してボルト70と板状のナット71にて締結固定する。これらの組付セットを、図1に示すように、折板屋根2の幅方向に所定距離(例えば、L=100cm)離れた頂部4に組み付ける。
次に、折板屋根2の各頂部4,4間に一対配設された各取付架台50の前後に、各取付架台50の上面側の開口部50cを利用して、締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9にてソーラーパネル1を締結固定する。
このようにして、折板屋根2の各頂部4,4間に、第1〜第3の取付金具10,20,30と支柱40と取付架台50等を介してソーラーパネル1が所定角度傾斜した状態(この場合には、前後に10゜傾斜した状態)で設置される。同様の取付方法により、折板屋根2の頂部4の左右方向、或いは、前後方向において、所定間隔毎にソーラーパネル1を順次設置する。
このように、折板屋根2の頂部4に載置されてボルト60とナット61にて固定される載置片部11と、この載置片部11の一端側から垂直に折り曲げられた起立片部12と、この起立片部12の上端において載置片部11に対して10゜傾斜して形成され、取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて締結固定する傾斜片部13とで正面コ字形に一体形成された第1の取付金具10と、折板屋根2の頂部4に載置されてボルト64とナット65にて締結固定される断面コ字状の載置片部21と、この載置片部21の一端側から垂直に起立する断面コ字状の起立片部22とで一体形成された第2の取付金具20と、この第2の取付金具20の載置片部21に載置されてボルト66と板状のナット67にて締結固定される支柱40と、この支柱40の上端部40aにボルト68と板状のナット69にて締結固定される断面コ字状の取付片部31と、第1の取付金具10の傾斜片部13と同じ角度の10゜傾斜して形成され、取付架台50の他端50b側を載置してボルト70と板状のナット71にて締結固定する断面コ字状の傾斜片部32とで一体形成された第3の取付金具30と、ソーラーパネル1を締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9にて締結固定すると共に、第1の取付金具10の傾斜片部13と第3の取付金具30の傾斜片部32に両端50a,50b側が各ボルト62,70と各ナット63,71にて締結固定される取付架台50と、を備え、取付架台50を、ソーラーパネル1の下面1aを支持するように一対配設したことにより、既設の平坦な折板屋根2の頂部4の上から簡単な構造で高剛性の第1〜3の取付金具10,20,30と支柱40を介して10゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ強固に取り付けることができる。これにより、既設の平坦な折板屋根2の各頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を10゜傾斜させて設置することができる。
また、第1の取付金具10の載置片部11と起立片部12及び起立片部12と傾斜片部13の角部と、第2の取付金具20の載置片部21と起立片部22との角部、及び、第3の取付金具30の取付片部31と傾斜片部32との角部に、補強用の突出部14,15,23,33をそれぞれ一体形成したことにより、この補強用の突出部14,15,23,33により各取付金具10,20,30の引っ張り強度と圧縮強度をより一段と増すことができ、ソーラーパネル1を安定した一定の傾斜状態で経時的に維持することができる。
さらに、第2の取付金具20の載置片部21の両側部21c,21cと起立片部22の両側部22c,22c、及び、第3の取付金具30の取付片部31の両側部31c,31cと傾斜片部32の両側部32c,32cを補強用の加締め部24,34でそれぞれ加締め固定したことにより、第2の取付金具20の起立片部22の垂直起立状態、及び、第3の取付金具30の傾斜片部32の所定角度の傾斜状態を安定した状態に経時的に維持することができると共に、各取付金具20,30を起立片部22と傾斜片部32の真下に位置させて各取付金具20,30にかかる荷重を常に真下で受け止めることができる。
図6は本発明の第2実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図、図7は同ソーラーパネルの取付構造の側面図、図8(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、図8(b)は同取付金具の側面図、図8(c)は同取付金具の平面図、図9(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第3の取付金具の正面図、図9(b)は同取付金具の側面図、図9(c)は同取付金具の平面図である。
この第2実施形態では、20゜傾斜した傾斜片部13を有した第1の取付金具10Aと、20゜傾斜した傾斜片部32を有した第3の取付金具30Aと、支柱40よりも長尺の支柱45と、取付架台50、及びボルト60,62,64,66,68,70等を介して、既設のハゼ式の平坦な折板屋根2の一対の頂部4,4間にソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置するハゼ仕様の取付構造であり、他の構成は、前記第1実施形態の取付構造と同様であるため、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、前記第2実施形態のソーラーパネル1の取付構造では、図6及び図7に示すように、既設の平坦な折板屋根2の頂部4に載置されてボルト60とナット61にて固定される載置片部11と、この載置片部11に対して20゜傾斜して取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて締結固定する傾斜片部13を有した第1の取付金具10Aと、折板屋根2の頂部4に載置されてボルト64とナット65にて締結固定される載置片部21と、この載置片部21に対して垂直に起立する起立片部22を有した第2の取付金具20と、この第2の取付金具20の載置片部21に載置されてボルト66と板状のナット67にて締結固定される支柱45と、この支柱45の上端部40aにボルト68と板状のナット69にて締結固定される取付片部31と、第1の取付金具10の傾斜片部13と同じ角度の20゜傾斜して取付架台50の他端50b側を載置してボルト70と板状のナット71にて締結固定する傾斜片部32を有した第3の取付金具30Aと、ソーラーパネル1を締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9にて締結固定すると共に、第1の取付金具10Aの傾斜片部13と第3の取付金具30Aの傾斜片部32に両端50a,50b側が各ボルト62,70と各ナット63,71にて締結固定される取付架台50と、を備え、取付架台50を、ソーラーパネル1の下面1aを支持するように一対配設したことにより、既設の平坦な折板屋根2の頂部4の上から第1〜3の取付金具10A,20,30Aと支柱45を介して20゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ確実に取り付けることができる。これにより、既設の平坦な折板屋根2の一対の頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置することができる。
また、第1の取付金具10Aの載置片部11と起立片部12及び起立片部12と傾斜片部13の角部と、第2の取付金具20の載置片部21と起立片部22との角部、及び、第3の取付金具30Aの取付片部31と傾斜片部32との角部に、補強用の突出部14,15,23,33をそれぞれ一体形成したことにより、この補強用の突出部14,15,23,33により各取付金具10A,20,30Aの引っ張り強度と圧縮強度をより一段と増すことができ、ソーラーパネル1を安定した一定の傾斜状態で経時的に維持することができる。
また、第2の取付金具20の載置片部21の両側部21c,21cと起立片部22の両側部22c,22c、及び、第3の取付金具30Aの取付片部31の両側部31c,31cと傾斜片部32の両側部32c,32cを補強用の加締め部24,34でそれぞれ加締め固定したことにより、第2の取付金具20の起立片部22の垂直起立状態、及び、第3の取付金具30Aの傾斜片部32の所定角度の傾斜状態を安定した状態に経時的に維持することができると共に、各取付金具20,30Aを起立片部22と傾斜片部32の真下に位置させて各取付金具20,30Aにかかる荷重を常に真下で受け止めることができる。
さらに、第1の取付金具10Aの傾斜片部13及び第3の取付金具30Aの傾斜片部32と傾斜角度が異なる前記第1実施形態の第1の取付金具10と第3の取付金具30を用意すると共に、支柱45と高さが異なる前記第1実施形態の支柱40を用意すれば、ソーラーパネル1の傾斜角度を20゜と10゜のいずれか所望する角度に可変させて設置させることができる。
図10は本発明の第3実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図、図11は同ソーラーパネルの取付構造の側面図、図12(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、図12(b)は同取付金具の側面図、図12(c)は同取付金具の平面図、図13(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第2の取付金具の正面図、図13(b)は同取付金具の側面図、図13(c)は同取付金具の平面図である。
この第3実施形態では、10゜傾斜した傾斜片部13を有した第1の取付金具10Bと、載置片部21を有した第2の取付金具20Bと、10゜傾斜した傾斜片部32を有した第3の取付金具30と、短尺の支柱40と、取付架台50、及びボルト60,62,64,66,68,70等を介して、既設の重ね式(チャンネル式ともいう)の平坦な折板屋根2′の一対の頂部4,4間にソーラーパネル1を10゜傾斜させて設置するチャンネル仕様の取付構造である。この折板屋根2′の頂部4の長手方向には凹状の溝部5を形成してある。
また、図12及び図13に示すように、第1の取付金具10Bの載置片部11の前後及び第2の取付金具20Bの載置片部20Bの中央には、折板屋根2′の頂部4に形成された溝部5に嵌め込まれて第1の取付金具10B及び第2の取付金具20Bを位置決めする突出部11b,21bをそれぞれ下側に突出するように一体形成してある。他の構成は、前記第1実施形態の取付構造と同様であるため、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、前記第3実施形態のソーラーパネル1の取付構造では、図10及び図11に示すように、既設の平坦な折板屋根2′の頂部4に載置されてボルト60とナット61にて固定される載置片部11と、この載置片部11に対して10゜傾斜して取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて締結固定する傾斜片部13を有した第1の取付金具10Bと、折板屋根2′の頂部4に載置されてボルト64とナット65にて締結固定される載置片部21と、この載置片部21に対して垂直に起立する起立片部22を有した第2の取付金具20Bと、この第2の取付金具20Bの載置片部21に載置されてボルト66と板状のナット67にて締結固定される支柱40と、この支柱40の上端部40aにボルト68と板状のナット69にて締結固定される取付片部31と、第1の取付金具10Bの傾斜片部13と同じ角度の20゜傾斜して取付架台50の他端50b側を載置してボルト70と板状のナット71にて締結固定する傾斜片部32を有した第3の取付金具30と、ソーラーパネル1を締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9にて締結固定すると共に、第1の取付金具10Bの傾斜片部13と第3の取付金具30の傾斜片部32に両端50a,50b側が各ボルト62,70と各ナット63,71にて締結固定される取付架台50と、を備え、取付架台50を、ソーラーパネル1の下面1aを支持するように一対配設したことにより、既設の平坦な折板屋根2′の頂部4の上から第1〜3の取付金具10B,20B,30と支柱40を介して10゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ確実に取り付けることができる。これにより、既設の平坦な折板屋根2′の一対の頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を10゜傾斜させて設置することができる。
また、第1の取付金具10Bの載置片部11と起立片部12及び起立片部12と傾斜片部13の角部と、第2の取付金具20Bの載置片部21と起立片部22との角部、及び、第3の取付金具30の取付片部31と傾斜片部32との角部に、補強用の突出部14,15,23,33をそれぞれ一体形成したことにより、この補強用の突出部14,15,23,33により各取付金具10B,20B,30の引っ張り強度と圧縮強度をより一段と増すことができ、ソーラーパネル1を安定した一定の傾斜状態で経時的に維持することができる。
また、第2の取付金具20Bの載置片部21の両側部21c,21cと起立片部22の両側部22c,22c、及び、第3の取付金具30の取付片部31の両側部31c,31cと傾斜片部32の両側部32c,32cを補強用の加締め部24,34でそれぞれ加締め固定したことにより、第2の取付金具20Bの起立片部22の垂直起立状態、及び、第3の取付金具30の傾斜片部32の所定角度の傾斜状態を安定した状態に経時的に維持することができると共に、各取付金具20B,30を起立片部22と傾斜片部32の真下に位置させて各取付金具20B,30にかかる荷重を常に真下で受け止めることができる。
さらに、第1の取付金具10Bの載置片部11及び第2の取付金具20Bの載置片部21に、折板屋根2′の頂部4に形成された溝部5に嵌め込まれて第1の取付金具10B及び第2の取付金具20Bを位置決めする突出部11b,21bをそれぞれ下側に一体突出形成したことにより、重ね式の折板屋根2′の頂部4に第1の取付金具10Bと第2の取付金具20Bを位置ずれすることなく簡単かつ確実に取り付けることができる。
図14は本発明の第4実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図、図15は同ソーラーパネルの取付構造の側面図、図16(a)は同ソーラーパネルの取付構造に用いられる第1の取付金具の正面図、図16(b)は同取付金具の側面図、図16(c)は同取付金具の平面図である。
この第4実施形態では、20゜傾斜した傾斜片部13を有した第1の取付金具10Cと、載置片部21を有した第2の取付金具20Bと、20゜傾斜した傾斜片部32を有した第3の取付金具30Aと、長尺の支柱45と、取付架台50、及び、ボルト60,62,64,66,68,70等を介して、既設の重ね式(チャンネル式ともいう)の平坦な折板屋根2′の一対の頂部4,4間にソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置するチャンネル仕様の取付構造である。この折板屋根2′の頂部4の長手方向には凹状の溝部5を形成してある。
また、図16に示すように、第1の取付金具10Cの載置片部11の前後及び第2の取付金具20Bの載置片部20Bの中央には、折板屋根2′の頂部4に形成された溝部5に嵌め込まれて第1の取付金具10C及び第2の取付金具20Bを位置決めする突出部11b,21bをそれぞれ下側に突出するように一体形成してある。他の構成は、前記第2,3実施形態の取付構造と同様であるため、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このように、前記第4実施形態のソーラーパネル1の取付構造では、図14及び図15に示すように、既設の平坦な折板屋根2′の頂部4に載置されてボルト60とナット61にて固定される載置片部11と、この載置片部11に対して20゜傾斜して取付架台50の一端50a側を載置してボルト62とナット63にて締結固定する傾斜片部13を有した第1の取付金具10Cと、折板屋根2′の頂部4に載置されてボルト64とナット65にて締結固定される載置片部21と、この載置片部21に対して垂直に起立する起立片部22を有した第2の取付金具20Bと、この第2の取付金具20Bの載置片部21に載置されてボルト66と板状のナット67にて締結固定される支柱45と、この支柱45の上端部40aにボルト68と板状のナット69にて締結固定される取付片部31と、第1の取付金具10Cの傾斜片部13と同じ角度の20゜傾斜して取付架台50の他端50b側を載置してボルト70と板状のナット71にて締結固定する傾斜片部32を有した第3の取付金具30Aと、ソーラーパネル1を締結部材としての取付板7とボルト8と板状のナット9にて締結固定すると共に、第1の取付金具10Cの傾斜片部13と第3の取付金具30Aの傾斜片部32に両端50a,50b側が各ボルト62,70と各ナット63,71にて締結固定される取付架台50と、を備え、取付架台50を、ソーラーパネル1の下面1aを支持するように一対配設したことにより、既設の平坦な折板屋根2′の頂部4の上から第1〜3の取付金具10C,20B,30Aと支柱45を介して20゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ確実に取り付けることができる。これにより、既設の平坦な折板屋根2′の一対の頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置することができる。
また、第1の取付金具10Cの載置片部11と起立片部12及び起立片部12と傾斜片部13の角部と、第2の取付金具20Bの載置片部21と起立片部22との角部、及び、第3の取付金具30Aの取付片部31と傾斜片部32との角部に、補強用の突出部14,15,23,33をそれぞれ一体形成したことにより、この補強用の突出部14,15,23,33により各取付金具10C,20B,30Aの引っ張り強度と圧縮強度をより一段と増すことができ、ソーラーパネル1を安定した一定の傾斜状態で経時的に維持することができる。
さらに、第1の取付金具10Cの載置片部11及び第2の取付金具20Bの載置片部21に、折板屋根2′の頂部4に形成された溝部5に嵌め込まれて第1の取付金具10C及び第2の取付金具20Bを位置決めする突出部11b,21bをそれぞれ下側に一体突出形成したことにより、重ね式の折板屋根2′の頂部4に第1の取付金具10Cと第2の取付金具20Bを位置ずれすることなく簡単かつ確実に取り付けることができる。
図17は本発明の第5実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す正面図である。
この第5実施形態は、既設のハゼ式の折板屋根2の頂部4に形成された丸形ハゼ部6に取付金具(取付部材)80を取り付け、この取付金具80のボルト81に、前記第1実施形態のハゼ仕様の第1,第2の取付金具10,20を取り付け、前記第1実施形態と同様に、第3の取付金具30と支柱40と取付架台50及びボルト60,62,64,66,68,70等によりーラーパネル1を10゜傾斜させて設置するものである。尚、取付金具80は、本出願人が特願2012−268515にて出願したものである。
このように、既設の平坦な折板屋根2の頂部4に取り付けられた取付金具80の上から第1〜3の取付金具10,20,30と支柱40等を介して10゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ確実に取り付けることができる。これにより、既設の平坦なハゼ式の折板屋根2の一対の頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を10゜傾斜させて設置することができる。さらに、ソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置する場合には、前記第2実施形態のハゼ仕様のものを使用すれば、同様の効果が得られる。
図18は本発明の第6実施形態のソーラーパネルの取付構造を示す側面図である。
この第6実施形態は、既設の重ね式の折板屋根2′の頂部4から外側に突出したタイトフレーム(図示省略)のボルト6′に取付金具(取付部材)90と架台(取付部材)91を取り付け、この架台91の上面の両端側が内側にそれぞれ折り曲げられて開口した開口部91aに、前記第3実施形態のチャンネル仕様の第1,第2の取付金具10B,20Bを取り付け、第3の取付金具30と支柱40と取付架台50及びボルト60,62,64,66,68,70等によりーラーパネル1を10゜傾斜させて設置するものである。尚、取付金具90と架台91は、本出願人が特願2013−005871にて出願したものである。
このように、既設の平坦な折板屋根2′の頂部4に取り付けられた架台91の上から第1〜3の取付金具10B,20B,30と支柱40等を介して10゜傾斜した一対の取付架台50,50を簡単かつ確実に取り付けることができる。これにより、既設の平坦な重ね式の折板屋根2′の一対の頂部4,4間に、短時間でかつ効率良くソーラーパネル1を10゜傾斜させて設置することができる。さらに、ソーラーパネル1を20゜傾斜させて設置する場合には、前記第4実施形態のチャンネル仕様のものを使用すれば、同様の効果が得られる。
尚、前記各実施形態によれば、ソーラーパネルの下面に一対の取付架台を配設して支持するようにしたが、ソーラーパネルが幅方向に長尺の場合には、一対以上の取付架台を配設してソーラーパネルの下面を支持するようにしても良い。また、第1の取付金具の傾斜片部と第3の取付金具の傾斜片部の傾斜角度を10゜と20゜に設定したが、これらの角度に限られるものではなく、複数の任意の角度に傾斜した取付金具を複数用意しておき、また、高さの異なる支柱も複数用意すれば、ソーラーパネルを所望する任意の角度に傾斜させて簡単かつ確実に設置することができる。
1 ソーラーパネル
1a 下面
2,2′ 折板屋根
3 折板
4 頂部
5 溝部
7 取付板(締結部材)
8 ボルト(締結部材)
9 ナット(締結部材)
10,10A,10B,10C 第1の取付金具
11 載置片部
11b 突出部
12 起立片部
13 傾斜片部
14,15 補強用の突出部
20,20B 第2の取付金具
21 載置片部
21b 突出部
22 起立片部
23 補強用の突出部
24 補強用の加締め部
30,30A 第3の取付金具
31 取付片部
32 傾斜片部
33 補強用の突出部
34 補強用の加締め部
40,45 支柱
40a,45a 上端部
50 取付架台
50a 一端
50b 他端
60,62,64,66,68,70 ボルト
61,63,65,67,69,71 ナッ

Claims (4)

  1. 折板で葺いた折板屋根の頂部にソーラーパネルを取付金具と取付架台及びボルトを介して固定するようにしたソーラーパネルの取付構造において、
    前記折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する起立片部と、該起立片部の上端において該載置片部に対して傾斜して形成され、前記取付架台の一端側を載置してボルトにて固定する傾斜片部とで正面コ字形に一体形成された第1の取付金具と、
    前記折板屋根の頂部に載置されてボルトにて固定される断面コ字状の載置片部と、該載置片部の一端側から垂直に起立する断面コ字状の起立片部とで一体形成された第2の取付金具と、
    前記第2の取付金具の載置片部に載置されてボルトにて固定される支柱と、
    前記支柱の上端部にボルトにて固定される断面コ字状の取付片部と、前記第1の取付金具の傾斜片部と同じ角度傾斜して形成され、前記取付架台の他端側を載置してボルトにて固定する断面コ字状の傾斜片部とで一体形成された第3の取付金具と、
    前記ソーラーパネルを締結部材を介して固定すると共に、前記第1の取付金具の傾斜片部と前記第3の取付金具の傾斜片部に両端側が各ボルトにて固定される前記取付架台と、を備え、
    前記取付架台を、前記ソーラーパネルの下面を支持するように少なくとも一対配設したことを特徴とするソーラーパネルの取付構造。
  2. 請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、
    前記第1の取付金具の傾斜片部及び前記第3の取付金具の傾斜片部と傾斜角度が異なる傾斜片部を有した第1の取付金具と第3の取付金具を複数用意すると共に、前記支柱と高さが異なる支柱を複数用意したことを特徴とするソーラーパネルの取付構造。
  3. 請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、
    前記第1の取付金具の載置片部及び傾斜片部と、前記第2の取付金具の載置片部と起立片部との角部、及び、前記第3の取付金具の取付片部と傾斜片部との角部に、補強用の突出部をそれぞれ形成し、かつ、前記第2の取付金具の載置片部と起立片部、及び、前記第3の取付金具の取付片部と傾斜片部を補強用の加締め部でそれぞれ固定したことを特徴とするソーラーパネルの取付構造。
  4. 請求項1記載のソーラーパネルの取付構造であって、
    前記第1の取付金具の載置片部及び前記第2の取付金具の載置片部に、前記折板屋根の頂部に形成された溝部に嵌め込まれて該第1の取付金具及び第2の取付金具を位置決めする突出部をそれぞれ形成したことを特徴とするソーラーパネルの取付構造。
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