JP5923420B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を貯留する球タンクを備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の設置枠台に固定される固定枠としての外枠と、該外枠に対して開閉可能に支持されて遊技盤を着脱可能に保持する本体枠としての中枠と、該中枠の前側に開閉可能に支持されてパチンコ機前面を装飾すると共に遊技盤を透視保護する装飾枠としての前枠とを基本的に備えている。またパチンコ機では、前記中枠の裏側上部に球タンクを備え、遊技店の島設備に配設された球補給設備から供給されるパチンコ球を球タンクに所定量貯留し、該球タンクに接続するタンクレールを介してパチンコ球を球払出装置に送り出すよう構成される。
ここで、前記球タンクに貯留可能なパチンコ球の貯留量を可変し得るように構成することで、遊技店毎の出球数管理に対応し得るようにしたパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパチンコ機では、球タンクの対向する内壁に、内側に突出する厚肉部を長手方向に離間して複数形成すると共に各厚肉部に縦方向に延在する溝部を夫々形成し、対向する溝部間に仕切板を嵌め込むことで球タンク内におけるパチンコ球の貯留領域を仕切るよう構成されており、該仕切板を嵌め込む溝部を変えることで、球タンクに貯留可能なパチンコ球の貯留量を調節している。
特開平10−57568号公報
前記パチンコ機から遊技店の球補給設備に回収されたパチンコ球は、研磨揚送装置によって研磨、揚送された後に、球補給設備を介して前記球タンクに供給されるようになっている。球タンクに供給されるパチンコ球は、研磨揚送装置による研磨、揚送時等に発生した静電気を帯電しているため、球タンクに貯留されるパチンコ球に帯電する静電気を除電して、制御基板等へのノイズによる悪影響を防止する必要がある。そこで、球タンクの側壁内面に導電板を配設し、該導電板にパチンコ球を接触させて除電することが考えられる。しかしながら、前述したようなパチンコ球の貯留数を調節する構成を備えた球タンクでは、側壁に仕切板を位置決めする溝部を形成しているため、該溝部の形成位置において導電板を配設することができず、パチンコ球と導電板との接触が不確実となって確実な除電ができなくなるおそれがある。
すなわち本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、球タンクにおける遊技球の貯留量を調節し得ると共に遊技球の除電を確実に行ない得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
機裏側上部に配設され、上方に開口する箱形状に形成されると共に底面(32)が長手方向に下方傾斜して内部画成された貯留空間(34)に遊技球を貯留する球タンク(30)を備え、該球タンク(30)における傾斜下端側に貯留空間(34)に貯留した遊技球が送り出される球出口(30a)が設けられ、所定条件の成立によって球タンク(30)の貯留空間(34)に貯留した遊技球を払出して遊技に供するよう構成された遊技機において、
前記球タンク(30)の長手方向に沿う一方の側壁(33a)の内面に沿って設けられ、外部アースに電気的に接続する導電部(35)と、
前記球タンク(30)の外部に配設された支持部材(37)に対して球タンク(30)の長手方向に移動自在に支持され、該球タンク(30)内に収容した仕切部(39,40)によって前記貯留空間(34)の内容積を可変可能な仕切部材(38)と、
前記支持部材(37)に対して移動した仕切部材(38)を、移動位置で位置決めする係止手段(37d,42)とを備え
前記導電部(35)に、前記球タンク(30)の一方の側壁(33a)の上端縁から一段下がった位置に上端縁が位置する切欠部(35f)が該導電部(35)の長手方向に延在して設けられると共に、前記仕切部材(38)には導電部(35)における切欠部(35f)の上端縁に当接する段部(43)が設けられていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、球タンクの外部に配設した支持部材に仕切部材を移動自在に支持するようにしたので、遊技球の貯留量を調節可能に構成した球タンクの内部には導電部設ける際に阻害する部分がなく、貯留空間に貯留される遊技球と確実に接触するように導電部設けて、遊技球に帯電している静電気を導電部を介して確実に除電することができる。すなわち、遊技球の貯留量を調節可能に構成したもとで、貯留された遊技球に帯電する静電気に起因するノイズによる悪影響を防止し得る。また、導電部を利用して仕切部材を安定して移動させることができる。
本発明に係る遊技機によれば、遊技球の貯留量を調節し得ると共に、貯留された遊技球に帯電している静電気を確実に除電し得る。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠に対して前枠を開放した状態で示す概略斜視図であって、前枠の透視保護板や遊技盤における案内レールの内側に配設される各種遊技部品を省略している。 実施例に係るパチンコ機の背面図であって、遊技盤を取り外した状態で示している。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 図柄表示装置、各種制御装置を配設した設置部材を取り付けた状態で示す遊技盤の背面図である。 実施例の中枠から遊技盤を取り外した状態で、ドッキングコネクタの配設部分を示す要部概略斜視図である。 実施例の球貯留部が取り付けられた中枠の上枠部を背面側から視た状態で示す要部概略斜視図である。 実施例の中枠の上枠部から球タンク、固定金具および板金部材を分解した状態で後側から視た要部概略斜視図である。 実施例の球貯留部を分解して後側から視た概略斜視図である。 (a)は実施例の球貯留部を分解して前側から視た概略斜視図であり、(b)は仕切部材を拡大して示す概略斜視図である。 実施例のパチンコ機における金属体と板金部材との接続部分を後側から視た要部概略斜視図である。 図3のA−A線断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1,図2または図3に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤12を着脱可能に保持する本体枠としての中枠13が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤12の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置14が着脱可能に配設されている(図5参照)。また、前記中枠13の前面側には、前記遊技盤12を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板15aで前後に開口する窓部15bを覆うよう構成された装飾枠として前枠15が開閉可能に組み付けられている。前枠15の下部位置には、パチンコ球を貯留する上球受け皿16および下球受け皿17が上下に離間して前枠15と一体的に開閉可能に設けられている。また前枠15には、下球受け皿17の側方に、前記中枠13に配設された打球発射装置18を作動する操作ハンドル19が設けられ、該操作ハンドル19の回動操作によって打球発射装置18が作動されて、前記上球受け皿16に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤12に向けて発射されるようになっている。なお、実施例では、前記図柄表示装置14としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。
(外枠11について)
前記外枠11は、図2および図3に示す如く、上縁を構成する上枠部材11aと、下縁を構成する下枠部材11bと、左縁(一方の縁)を構成する第1側枠部材11cと、右縁(他方の縁)を構成する第2側枠部材(金属部分)11dとから基本的に構成され、これら上下左右の枠部材11a,11b,11c,11dを組み付けることで外枠11が縦長の矩形枠体として構成される。そして、外枠11に対して中枠13は、後述する第1側枠部13c側が、ヒンジ機構50を介して開閉および着脱自在に支持され、外枠11に対して中枠13を閉成することで、該外枠11の内側に中枠13が収容されるよう構成される。また、中枠13の後述する第2側枠部13dに設けた金属製の施錠装置51(図8に一部のみ図示)によって、該中枠13は外枠11に対して閉成状態に保持されるようになっている。実施例では、上枠部材11aおよび下枠部材11bが合成樹脂製で、第1側枠部材11cおよび第2側枠部材11dはアルミ等の金属材により成形されている。また、第2側枠部材11dは、図示しない外部アースに電気的に接続されて接地されている。
(中枠13について)
図2および図3に示すように、前記中枠13は、上縁をなす上枠部13aと、下縁をなし、打球発射装置18、各種制御装置59,60等を設置する設置部として機能する下枠部13bと、左縁(一方の側縁)をなす第1側枠部13cと、右縁(他方の側縁)をなす第2側枠部13dとから構成されて、これら上下左右の枠部13a,13b,13c,13dを組み付けた際に、全体が外枠11の開口領域に整合する大きさに形成される。そして、前述したように外枠11に対して中枠13の第1側枠部13c側が、ヒンジ機構50を介して回動自在に支持されて、第2側枠部13d側が施錠装置51により施錠されるようになっている。また、中枠13には、上下左右の枠部13a,13b,13c,13dを組み付けることで前後に開口する遊技盤保持部52が画成され、該遊技盤保持部52に遊技盤12が着脱自在にセット保持される。実施例では、上枠部13aおよび下枠部13bが合成樹脂材で成形されると共に、第1側枠部13cおよび第2側枠部13dはアルミ等の金属材により成形されて、中枠13全体としての剛性を確保しつつ軽量化が図られている。また、外枠11および中枠13は、外枠11における金属製の第1側枠部材11cおよび第2側枠部材11dが、中枠13の対応する金属製の第1側枠部13c,13dに対して金属製のヒンジ機構50および施錠装置51を介して接触することで電気的に接続される。図1,図2において、遊技盤12の前面に配設されている各種の遊技部品は、後述する案内レール55を除いて図示省略してある。また、図2においては、前枠15に配設されている透視保護板15aも図示省略している。
前記遊技盤保持部52を画成する各枠部13a,13b,13c,13dの内面には、内側に突出する段部(図示せず)が夫々設けられている。また、上枠部13aの下面および下枠部13bにおける左端部の上面には、前記第1側枠部13cにおける段部の前面から前側に遊技盤12の厚みと略同寸法だけ離間する位置に、内側(遊技盤保持部52側)に突出する固定突部53が夫々が突設されている(図2参照)。また、上枠部13aおよび下枠部13bの右端部には、段部との間で遊技盤12の右側上下端部を挟持する固定金具54が夫々配設されている。すなわち、中枠13に対して遊技盤12は、遊技盤保持部52に対して前側から斜めに遊技盤12を臨ませて、該遊技盤12の左側端部を前記段部と固定突部53,53との間に差し込んだ状態で、遊技盤12の右側端部を押し込んで該遊技盤12の左側端部を中心に回動させて遊技盤12の全体を遊技盤保持部52に臨ませ、該遊技盤12の右端部の裏面を段部に当接させる。そして、前記固定金具54,54を遊技盤12の右側上下端部の前面に当接して段部との間で挟持することで、遊技盤12は中枠13の遊技盤保持部52内に組み付けられる。このように、実施例に係る遊技盤12は、中枠13と同様に、左側端部が回転中心となるよう構成される。なお、以下の説明において、パチンコ機10(遊技盤12)における左側を枢支端側と称し、右側を開放端側と称することもある。
図3に示すように、前記中枠13(パチンコ機10)における下枠部13bの裏側には、パチンコ機10の電源制御を行なう電源制御装置(図示せず)、後述する球通路ユニット29に配設した球払出し装置81を駆動制御する払出し制御装置59、中枠13に設置された打球発射装置18を駆動制御する発射制御装置60等の各種制御装置(電気部品)が配設されている。電源制御装置、払出し制御装置59、発射制御装置60は、遊技盤12の裏側に配設される主制御装置58に後述するドッキングコネクタ62を介して配線接続され、この主制御装置58からの制御信号に基づいて所定の制御が実行される。また、下枠部13bの裏側には、球通路ユニット29の下方に、球貸し機等の外部装置に接続されるインターフェース基板61が配設されている。このインターフェース基板61は、払出し制御装置59やその他の制御装置に電気的に接続され、これら払出し制御装置59やその他の制御装置と外部装置との間の信号の授受を中継するよう構成される。
(遊技盤12について)
前記遊技盤12は、ベニヤ板や透明なアクリル板等から所定板厚の略矩形状に形成された板状体であって、図4に示す如く、該遊技盤12の表面(盤面)に配設された略円形状に湾曲形成する案内レール55により、パチンコ球が流下可能な遊技領域12aが画成され、前記中枠13に配設された前記打球発射装置18から発射されたパチンコ球が遊技領域12a内に打ち出され、該遊技領域12a内をパチンコ球が流下して遊技が行なわれる。遊技盤12には、図柄表示装置14の表示部に対応する位置に前後に開口する開口部(図示せず)が開設され、該開口部に合わせて、所要の装飾を施したセンター役物とも称される枠状装飾体20が臨むようになっている。また遊技盤12には、遊技領域12aに臨む位置に、パチンコ球の入賞により図柄表示装置14の図柄を変動開始させる始動入賞装置21や、大当りの発生時に開放する特別入賞装置22および普通入賞装置23等の各種遊技部品が配設されている。遊技盤12の裏側には、図5に示す如く、図柄表示装置14、可動演出装置および発光装置(図示せず)等の各種の遊技部品が配設される合成樹脂材で形成された設置部材24が配設される。そして、設置部材24に形成された前後に開口する開口部(図示せず)および枠状装飾体20に形成した窓口20aを介して図柄表示装置14の表示部を前面側から視認し得るよう構成されている。
前記始動入賞装置21には、遊技領域12aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口が設けられると共に、該始動入賞口へ入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出センサ(図示せず)が設けられる。始動入賞検出センサは、後述する主制御装置58に配線接続されており、始動入賞検出センサがパチンコ球を検出すると検出信号を主制御装置58に出力し、主制御装置58は、前記払出し制御装置59に制御信号を出力し、該払出し制御装置59の制御下に球払出し装置81(後述)に予め設定された数(実施例では5個)の賞球を払い出させるようになっている。また、始動入賞検出センサによるパチンコ球の検出を契機として主制御装置58から後述する統括制御装置57に制御信号が出力され、該統括制御装置57の制御下に表示制御装置56(後述)が制御されて前記図柄表示装置14の表示部で図柄変動が開始されるようになっている。
前記特別入賞装置22には、遊技領域12aを流下するパチンコ球が入賞可能な特別入賞口、該特別入賞口を常には閉鎖する開閉可能な開閉扉および特別入賞口へ入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出センサ(図示せず)が設けられる。特別入賞装置22は、前記図柄表示装置14での図柄変動の結果、図柄表示装置14に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより開閉扉が開放するよう作動制御されて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。なお、特別入賞検出センサは、主制御装置58に配線接続されており、特別入賞検出センサがパチンコ球を検出すると検出信号を主制御装置58に出力し、主制御装置58は、払出し制御装置59に制御信号を出力し、該払出し制御装置59の制御下に球払出し装置81に予め設定された数(実施例では15個)の賞球を払い出させるようになっている。また、前記普通入賞装置23には、遊技領域12aに常に開口して該遊技領域12aを流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口が設けられると共に、該普通入賞口へ入賞したパチンコ球を検出する普通入賞検出センサ(図示せず)が設けられる。普通入賞検出センサは、主制御装置58に配線接続されており、普通入賞検出センサがパチンコ球を検出すると検出信号を主制御装置58に出力し、該主制御装置58は、払出し制御装置59に制御信号を出力し、該払出し制御装置59の制御下に球払出し装置81に予め設定された数(実施例では10個)の賞球を払い出させるようになっている。実施例では、各入賞装置21,22,23へのパチンコ球の入賞、具体的には各入賞検出センサがパチンコ球を検出する条件(所定条件)が成立することで、後述する球貯留部27(球タンク30)に貯留されているパチンコ球が払い出される。
前記設置部材24に着脱可能に配設される図柄表示装置14の裏面には、図5に示す如く、該図柄表示装置14における液晶パネルの表示を制御する表示制御装置56と、該表示制御装置56を制御すると共に、パチンコ機10を発光演出する発光装置を発光制御したり、スピーカの効果音出力制御を行なう等、パチンコ機10の演出全体を制御する統括制御装置57が、左右に並んで配設されている。また設置部材24には、図柄表示装置14の下側に、パチンコ機10の遊技全般および賞球の払い出しを司る主制御装置58が配設され、該主制御装置58に統括制御装置57が配線接続されている。そして、前記遊技盤12に配設された発光装置や前記表示制御装置56が統括制御装置57に配線接続されると共に、該統括制御装置57が前記主制御装置58に配線接続され、該主制御装置58から導出する配線(図示せず)が、前記設置部材24に配設された後述するドッキングコネクタ62を構成する第2コネクタ62bに電気的に接続される。なお、パチンコ機10では、主制御装置58から出力された制御信号(制御コマンド)に基づき、前記統括制御装置57が表示制御装置56に制御信号(制御コマンド)を出力し、該表示制御装置56は入力された制御信号に基づいて図柄表示装置14を制御して所定の演出を表示させるようになっている。
(ドッキングコネクタ62について)
前記パチンコ機10では、遊技盤12に配設された前記主制御装置(電気部品)58と、前記中枠13に配設された各種制御装置(電気部品)59,60とを電気的に接続する手段として、中枠13に対して遊技盤12を組み付けることで電気的に接続するドッキングコネクタ62を採用している。ドッキングコネクタ62は、中枠13側に設けられ、該中枠13に配設された各種制御装置59,60に接続される第1コネクタ62a(図6参照)と、遊技盤12側に設けられ、該遊技盤12に配設された主制御装置58および統括制御装置57に接続する第2コネクタ62b(図5参照)とを備え、中枠13に対して遊技盤12を組み付けることによって、第1コネクタ62aが第2コネクタ62bに嵌合して接続するよう構成される。
前記ドッキングコネクタ62を構成するコネクタ62a,62bは、前記中枠13および設置部材24における開放端側に配設されている。第1コネクタ62aは、図6に示す如く、中枠13の第2側枠部13dの内側下部に、第2コネクタ62bに対する接続端を前側に向けて設けられる。また、第2コネクタ62bは、図5に示す如く、前記設置部材24の右下角部(図5では左下角部)に、第1コネクタ62aに対する接続端を後側に向けて設けられる。すなわち、設置部材24を取り付けた遊技盤12の左側端部(一側部)を前記段部と固定突部53,53との間に差し込んで支持した状態で、該遊技盤12の右側端部(他側部)を押し込んで遊技盤12の左側端部を中心に回動させて遊技盤12の全体を前記遊技盤保持部52に臨ませることで、第1コネクタ62aに第2コネクタ62bが接続するよう構成される。そして、ドッキングコネクタ62(第1コネクタ62aおよび第2コネクタ62b)が設けられる遊技盤12の右側端部(開放端側)の上下部位が、前記固定金具54,54により中枠13に対して位置決め固定されることで、第1コネクタ62aおよび第2コネクタ62bの接続状態を維持し得るようになっている。
(球貯留部27について)
図3に示すように、前記中枠13には、パチンコ球を貯留可能な球貯留部27が、上枠部13aの裏側に設けられている。また、中枠13には、上下の球受け皿16,17に連通する球流通路が形成された球通出案内部(図示せず)が、下枠部13bの裏側に配設されている。そして、球貯留部27と球通出案内部の球流通路とが、球通路ユニット29によって連通接続されている。すなわち、設置枠台に設けられた球供給設備(図示せず)から球貯留部27に供給されたパチンコ球は、球通路ユニット29および球通出案内部を介して上下の球受け皿16,17に給出されるようになっている。
図7〜図10に示すように、前記球貯留部27は、球供給設備からパチンコ球を受け入れて、該パチンコ球を貯留する球タンク30と、この球タンク30に貯留したパチンコ球を整列させるタンクレール31とを備えている。実施例の球貯留部27は、球タンク30およびタンクレール31が一体的に形成されている。前記球タンク30は、第2側枠部13d側から第1側枠部13c側に向けて(右から左へ向けて)下方傾斜するタンク底面(底面)32と、該タンク底面32の外周縁に沿って立ち上がる前壁(一方の側壁)33a,後壁33b,右壁33cおよび左側の球誘導面33dとから上方開口する略矩形箱状に形成され、当該タンク底面32および各壁33a〜33c,球誘導面33dにより画成される貯留空間34にパチンコ球を貯留するようになっている。そして、前記球タンク30の傾斜下端側に前記タンクレール31が一体的に設けられ、球タンク30の傾斜下端側に設けられた球出口30aを介して貯留空間34にタンクレール31が連通している。また、球タンク30は、タンク底面32が球出口30aに向かうにつれて下方傾斜するよう形成されることで、該球タンク30の貯留空間34は、球出口30aに向かうにつれて深さが深く(タンク上端からタンク底面32までの高さが大きく)なるよう構成されている。
なお、前記球誘導面33dは、パチンコ球をタンクレール31へ誘導する球誘導手段として機能するものであって、前壁33aに接続されて貯留空間34に臨むよう凹面形状に形成されている。そして、球誘導面33dに流下したパチンコ球は、その球圧を吸収されつつ球出口30aに向けて速やかに誘導されて、該球出口30aからパチンコ球がタンクレール31へ送り出されるよう構成される。
図10に示す如く、前記球タンク30の前壁33aにおける上枠部13aの後面に対向する前面に、左右方向に離間して複数(実施例では2つ)のタンク用係合部(係合部)63が設けられると共に、前記タンクレール31における左端部の前面に、レール用係合部64が設けられている。タンク用係合部63およびレール用係合部64は、何れも前方に延出した片部の前端を左方に向けて折曲して鉤状とした部分であって、これら複数の係合部63,64によって球貯留部27が上枠部13aに対して着脱自在に取り付けられるよう構成される。すなわち、上枠部13aには、各係合部63,64と対応する位置に、該係合部63,64の後側からの挿入を許容する係合孔(被係合部)65が形成されており(図8にタンク用係合部63に対応する係合孔65のみ図示)、各係合孔65に対応する係合部63,64を前側から挿入して前壁33aの前面を上枠部13aの後面に当接した状態で、球貯留部27を左方(横方向)に移動(変位)することで各係合部63,64が係合孔65の側縁部に係合して、上枠部13aに対して球貯留部27が取り付けられる。また、球貯留部27を右方(取り付け時とは反対方向)に移動(変位)することで、各係合部63,64と係合孔65の側端縁との係合が解除されて、各係合部63,64を係合孔65から後方に抜き出すことで、該球貯留部27は上枠部13aから後方に取り外すことができる。なお、係合部63,64と係合孔65の側端縁との係合作用によって上枠部13aに取り付けられた球貯留部27は、球タンク30の前壁33aから上方に延出するように設けた固定片66が、上枠部13aにネジ止め固定されるよう構成してある。
前記球タンク30の前壁33aには、図10に示す如く、上端縁の左端部に、下側に凹む第1被位置決め部67が形成されると共に、該球タンク30の右壁33cの内面(貯留空間34側の面)に、前壁33aの内面から後方に所定間隔離間した位置で内方に突出する第2被位置決め部68が設けられている。また、タンク底面32における前壁33aとの接続部である隅部に、下方に向けて貫通する第3被位置決め部69が設けられており、これら3つの被位置決め部67,68,69によって、球タンク30に貯留したパチンコ球からの除電を行なう金属体(導電性部材,導電部)35が、前壁33aに対して位置決めされるよう構成してある
(金属体35について)
前記球タンク30には、前記貯留空間34に貯留したパチンコ球に接触して、球供給設備から供給される際にパチンコ球に帯電している静電気、球タンク30内を流下するパチンコ球同士あるいはパチンコ球と球タンク30との接触により発生する静電気を、後述するように中枠13側に逃し得る金属体35が着脱自在に取り付けられている。この金属体35は、図9,図10に示す如く、球タンク30の前記前壁33aに沿って延在する薄板状の接触板35aと、該接触板35aにおける右端部(長手方向の一端部)に設けられた接続部35bと、接触板35aに設けられた位置決め部35c,35d,35eとを備える。この位置決め部は、接触板35aの上端縁における左端部に設けられて前側に向けて折曲された後に下側に向けて折曲された鉤状の第1位置決め部35cと、接触板35aの右端部に設けられて後側に向けて折曲された第2位置決め部35dと、接触板35aの下端縁に設けられて下方に延出する第3位置決め部35eとから構成される。第1位置決め部35cは、球タンク30に設けた前記第1被位置決め部67に係脱自在に係合可能で、第2位置決め部35dは、球タンク30に設けた前記第2被位置決め部68に係脱自在に係合可能で、第3位置決め部35eは、球タンク30に設けた前記第3被位置決め部69に係脱自在に係合可能に構成される。すなわち、接触板35aを前壁33aの内側に臨ませた状態で、第1位置決め部35cを第1被位置決め部67に係合すると共に第2位置決め部35dを第2被位置決め部68に係合し、更に第3位置決め部35eを第3被位置決め部69に係合することで、当該金属体35は、図7に示す如く、接触板35aが前壁33aの内面(貯留空間34に臨む位置)に沿って左右方向(球タンク30の長手方向)に延在する状態で該前壁33aに位置決めされる。すなわち、金属体35は、球タンク30に貯留したパチンコ球に接触板35aが接触可能な状態で、該球タンク30の長手方向に沿う一方の側壁である前壁33aに取り付けられる。
前記接触板35aの下端縁は、右端から左端に向かって前記球タンク30のタンク底面32と同じ傾斜角度で下方傾斜するよう形成されて、該接触板35aの上端縁から下端縁までの高さ寸法が、右端から左端に向かうにつれて大きくなるよう構成される。すなわち、金属体35を前壁33aに位置決めした状態で、図7に示す如く、接触板35aの下端縁がタンク底面32に沿って延在すると共に、該接触板35aは球タンク30の右壁33cから前記球出口30aに向かうにつれて上下寸法が大きくなり、前記貯留空間34に貯留されているパチンコ球との接触機会を多くし得るようになっている。なお、接触板35aにおける左右方向の長さ寸法は、前記右壁33cの内面から球誘導面33dに至る値に設定されており、貯留空間34の右端(球出口30aから離間する端)から球誘導面33dまでの間のパチンコ球に接触可能に構成される。また、接触板35aの下端縁は、図12に示す如く、タンク底面32に接触するようになっており、貯留空間34に貯留された最下部のパチンコ球にも接触可能に構成されている。
前記球タンク30における前壁33aの内面側(貯留空間34側)には、図9に示す如く、上端縁から所定高さで前側に凹む段部36が左右方向に所定長さで延在するよう形成されている。また、前記金属体35の接触板35aにおける前壁33aの内面に接触する部分の上端縁部に、前壁33aの段部36と対応する部分に下側に凹む切欠部35fが形成されて、金属体35を前壁33aに位置決めした状態で、段部36の上端縁と切欠部35fの上端縁とが略同じ高さ位置に位置するよう構成されている。すなわち、金属体35には、該金属体35が取り付けられる前壁33aの上端縁から一段下がった位置に上端縁が位置する切欠部35fが、該金属体35の長手方向に延在して設けられている。
前記金属体35に設けられる前記接続部35bは、図9に示す如く、前記第2位置決め部35dの上端部において右方に向けて折曲された部分であって、該接続部35bは、図11に示す如く、金属体35を前壁33aに取り付けた状態で、前記右壁33cの上方を球タンク30の外方に延出するよう構成される。そして、接続部35bにおける球タンク30外に位置する延出端部が、前記中枠13に電気的に接続する後述する板金部材70にネジ止め固定されて、金属体35が板金部材70に電気的に接続されるよう構成してある。すなわち、球供給設備から供給される際にパチンコ球に帯電している静電気、球タンク30内を流下するパチンコ球同士あるいはパチンコ球と球タンク30との接触により発生する静電気を、該金属体35および板金部材70を介して中枠13側に逃し得るよう構成される。
(板金部材70について)
図8,図11に示す如く、前記中枠13の上枠部13aにおける球貯留部27(球タンク30)の配設位置より右外側に、前記遊技盤12を中枠13に対して固定するための上側の固定金具54の取付け固定部となる前記板金部材70が着脱自在に配設されている。この板金部材70は、後側に開口するコ字状の本体71と、該本体71における右側壁(球タンク30から離間する側壁)の後端から右方に向けて折曲された第1取付部72と、該本体71における左側壁の後端から左方に向けて折曲された第2取付部73とを備える。上枠部13aには、板金部材70の本体71を挿脱可能な取付孔74が、前後方向に貫通するよう形成されると共に、該取付孔74を挟む左右両側に、複数のネジ孔75が形成されている。そして、板金部材70は、本体71を取付孔74に後方から嵌挿して両取付部72,73を上枠部13aの後面に当接した状態で、両取付部72,73に形成した通孔70aに挿通したネジを、上枠部13aの対応するネジ孔75に螺挿することで、当該板金部材70は上枠部13aに位置決め固定されるようになっている。なお、実施例では板金部材70を上枠部13aにネジ止め固定するネジを介して前記金属体35の接続部35bが板金部材70に接触状態で固定されるよう構成してある。
前記板金部材70における第1取付部72の延出端に、図8に示す如く、前方に向けて折曲された接触片72aが設けられている。また、前記上枠部13aと第2側枠部13dとの当接部に、上枠部13aを第2側枠部13dから離間するように凹ませることで形成した後方に開口する挿入部76が形成されており、上枠部13aに取り付けられた板金部材70の接触片72aは、前記挿入部76に挿入されて該接触片72aが金属性の第2側枠部(金属部分)13dに接触して、板金部材70を介して金属体35と中枠13(第2側枠部13d)とを電気的に接続するよう構成される。なお、接触片72aは、挿入部76に挿入した状態で、第2側枠部13dにネジ止め固定されて、接触片72aと第2側枠部13dとの接触状態を維持し得るようになっている。
前記板金部材70における第2取付部73の延出端に、図8に示す如く、後方に向けて折曲された支持部77が設けられている。この支持部77は、後方への突出寸法が小さい上突片77aと、該上突片77aより後方への突出寸法が大きい下突片77bとを備え、上下の突片77a,77bの間に後方および左右方向に開口する上差込み口77cが形成されている。また、下突片77bの延出端部に、後方および左右方向に開口する下差込み口77dが形成されている。前記球タンク30の右壁33cの外面に、上被支持部78および下被支持部79が、図8に示すように上下および前後に離間した位置に突設されている。上下の被支持部78,79は、何れも上下方向に延在する上下片80aおよび該上下片80aの下端から前方に延在する前片80bとからL字状に形成されている。そして、図11に示す如く、前記板金部材70を配設した上枠部13aに対して球貯留部27(球タンク30)を取り付けた状態で、上下の突片77a,77bの後端が対応する上下の被支持部78,79の上下片80aの前面に夫々当接すると共に、上下の差込み口77c,77dに対応する上下の被支持部78,79の前片80bが夫々差し込まれて係合し、球貯留部27(球タンク30)の右端部における前方および上下方向の位置決めがなされるようになっている。なお、上下の被支持部78,79における前片80bの左右方向の幅は、前記タンク用係合部63を対応する係合孔65に挿入して左右方向に移動して係合孔65の側縁部との係脱を行なう際には、前片80bの差込み口77c,77dに対する差し込み状態が維持されるよう構成してある。
前記固定金具54は、図8に示す如く、前記板金部材70に取り付けられる取付け部54aと、該取付け部54aに対して回動変位可能に支持された保持部54bとを備え、取付け部54aに対して保持部54bを回動することで、該保持部54bは、前記遊技盤保持部52に収容した遊技盤12を固定する固定位置と固定を解除する解除位置とに変位するよう構成される。取付け部54aには、複数のネジ孔54cが形成されており、該取付け部54aは、板金部材70の本体71に形成した通孔71aに挿通したネジを対応するネジ孔54cに螺挿することで、該本体71の前側にネジ止め固定されるよう構成してある。
(仕切部材38について)
前記球タンク30における前壁33aの前側に位置する前記中枠13の上枠部13a(球タンク30の外部)に、図7,図12に示す如く、ガイド部材(支持部材)37が配設されると共に、球タンク30の内部に位置する仕切部材38が、ガイド部材37に対して左右方向に位置調節可能に支持されている。ガイド部材37は、図8,図9に示す如く、前壁33aの上側において該前壁33aと平行に延在する後面壁37aに、左右方向に延在するスリット37bが前後方向に開設されると共に、該スリット37bにおける左端部側に、上下方向の開口寸法がスリット37bより大きく設定された一対の装着口37c,37cが左右方向に離間して形成されている。また後面壁37aには、スリット37bの上側に、山と谷とが反復するラック状の被係止部37dが左右方向に所定長さで形成されている。なお、実施例では、被係止部37dにおける長手方向に並んで形成される各山部分が、仕切部材38の後述する係止部42が係脱自在に係止する被係止部となる。
前記仕切部材38は、前壁33aの内面に沿って延在する操作部として機能する本体部39と、該本体部39の右端縁から前側へ延出する仕切片40と、本体部39の前端に突設されて左右方向に離間する一対の支持部41,41と、両支持部41,41の間に設けられた係止部42とを備える。本体部39は、図9および図10(b)に示す如く、矩形状の後板39aと、該後板39aの左右両端縁から前方に向けて延出する側板39b,39bと、後板39aから前方に離間するよう両側板39b,39bの前端上部間に連設される前板39cとを備え、後板39aと前板39cとの隙間に指を差し込んで後板39aを把持して仕切部材38を操作し得るよう構成される。両側板39b,39bの前端には、下側に開放する階段状の階段部(段部)43が形成され、仕切部材38をガイド部材37に装着した状態で該階段部43が、前記球タンク30における段部36の上面および前壁33aの上面に載った状態で支持され、仕切部材38が球タンク30に対して左右方向に安定して移動可能になっている。なお、仕切部材38の階段部43は、前壁33aに取り付けた前記金属体35における接触板35aの切欠部35fの上端縁でも支持される。
前記一対の支持部41,41は、前記ガイド部材37における一対の装着口37c,37cに対応して前板39cに左右方向に離間して突設される。各支持部41は、図10(b)に示す如く、ガイド部材37のスリット37b内を左右方向に移動可能な厚み寸法に設定された板部41aと、該板部41aの前端部において上下方向に突出する抜止め部41bを備え、該抜止め部41bは、前記装着口37cの上下方向の開口寸法より小さく、かつスリット37bの上下方向の開口寸法よりは大きく設定されている。すなわち、抜止め部41bは、装着口37cを介して挿脱し得るよう構成される。そして、抜止め部41bを装着口37cに後側から挿入した状態で、仕切部材38は、板部41aがスリット37b内を左右方向に移動して位置調節されるようになっている。なお、装着口37cから挿入された抜止め部41bは、該装着口37cと前後方向に一致しない位置においてはガイド部材37の後面壁37aにおけるスリット37bの上下の前面に接触し、これによってガイド部材37に対して仕切部材38が後側へ抜けるのが規制されるようになっている。
前記仕切部材38の前板39cには、図10に示す如く、一対の支持部41,41の間に、前後方向に弾性変形可能な前記係止部42が形成され、該係止部42の前端上部に前方に向けて突出する係止突部42aが設けられている。そして、係止部42の弾性によって、前記ガイド部材37の被係止部37dにおける谷部分に、係止突部42aが嵌まり込むようにして係止可能に構成される。すなわち、ガイド部材37に対して仕切部材38をスリット37bに沿って左右方向に移動する際に、係止部42の係止突部42aが被係止部37dの谷部分に嵌まり込むようにして係止することで、仕切部材38は調節した位置で位置決めされるようになっている。なお、係止部42の弾力は、球タンク30の貯留空間34に貯留されるパチンコ球の球圧では係止部42(係止突部42a)と被係止部37dとの係止状態が簡単には解除されないが、作業者が仕切部材38の本体部39を把持して左方または右方に所要の力を加えた際には、係止部42(係止突部42a)と被係止部37dとの係止状態が解除されて仕切部材38の移動が許容されるよう設定される。実施例では、ガイド部材37の被係止部37dと仕切部材38の係止部42とから、ガイド部材37に対して仕切部材38を調節位置で位置めする係止手段が構成される。
前記仕切部材38の仕切片40は、図7に示す如く、該仕切部材38をガイド部材37に装着した状態で、貯留空間34の内部に臨むよう構成される。具体的には、仕切部材38をガイド部材37の後面壁37aに装着した状態で、前記本体部39を構成する後板39a、両側板39b,39bの一部および仕切片40が前記前壁33aの上側を越えて貯留空間34内に収容されて、前記金属体35における貯留空間34内に臨む前記接触板35aの内面から後壁(他方の側壁)33bの内面までの間に、右側の側板39bおよび仕切片40が延在して該貯留空間34を左右に仕切るよう構成される。また、仕切片40の先端(本体部39から離間する端)は、球タンク30の後壁33bの内面に対してパチンコ球1個分より小さい間隔で離間し、ガイド部材37に対して仕切部材38を左右方向に移動調節することで、該仕切片40より左側(タンクレール31側)に画成される貯留空間34の内容積を可変し得るよう構成されている。なお、本体部39および仕切片40の左右方向(移動調節方向)の寸法は、図7に示す如く、前記接触板35aの左右方向の寸法より短かく設定されて、当該仕切部材38を、前記被係止部37dと係止部42とで位置め可能な移動範囲の何れの位置に移動調節した場合にも、常に接触板35aが貯留空間34に臨んでパチンコ球との接触が可能な状態が維持可能に構成されている。実施例では、仕切部材38を最も左側(球出口30a側)に移動して被係止部37dと係止部42とで位置めした状態で、貯留空間34に臨む本体部39より左側(内容積が調節された貯留空間34側)において接触板35aが露出するようになっている。実施例では、仕切部材38の本体部39と仕切片40とで、貯留空間34の内容積を可変する仕切部が構成される。
前記仕切片40の高さ寸法は、該仕切片40の上端が球タンク30の上端より僅かに低い位置に位置すると共に、仕切部材38を前記係止部42と被係止部37dとが係止して位置決め可能な最も左側(タンクレール31側)に位置させた状態で、該仕切片40の下端とタンク底面32との間の隙間がパチンコ球1個分より小さくなるよう設定されている。すなわち、右端から左端に向かうにつれて下方傾斜するタンク底面32に対して仕切部材38を左右方向に略水平に移動調節した場合において、何れの調節位置においても仕切片40とタンク底面32との間の隙間をパチンコ球が通り得ないよう構成される。
前記タンクレール31は、幅寸法(前後寸法)がパチンコ球が1球通過し得る大きさに設定されると共に、上流端部から下流端部まで(第2側枠部13d側から第1側枠部13c側に向けて)略直線状に延在している。また、タンクレール31の底面は、全体が右から左へ向けて下方傾斜すると共に、その傾斜角度は前記球タンク30におけるタンク底面32の傾斜角度と同じに設定されている。
前記タンクレール31における底面の下流端には、上下方向に開放する球排出口(図示せず)が開設され、この球排出口が前記球通路ユニット29に形成した球通路に連通接続されている。図3に示す如く、球通路ユニット29には、パチンコ球の払出しを行なう球払出し装置81が配設されており、前記入賞検出センサがパチンコ球を検出する条件または貸球用の払出しスイッチが操作された条件が成立することに基づいて球払出し装置81が作動することで、前記タンクレール31の球排出口から球通路ユニット29に到来したパチンコ球を通出させて、球通出案内部を介して賞球または貸球として前記球受け皿16,17に給出するよう構成される。なお、図9,図10において符号82は、前記タンクレール31に対して着脱自在に配設されて、前記球排出口から球通路ユニット29へパチンコ球を円滑に通入させるための整流部材を示す。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
図示しない球供給設備から球タンク30の貯留空間34へパチンコ球が供給されると、該パチンコ球は、上下に重なり合った状態で貯留空間34へ収容される。これらのパチンコ球は、タンク底面32の傾斜方向に沿ってタンクレール31側へ自重によって流れる。また、前記球誘導面33d上に位置するパチンコ球は、タンク底面32やタンクレール31側へ速やかに案内される。タンクレール31へ流れたパチンコ球は、該タンクレール31の底面を流下して球排出口から下方へ落下する。このパチンコ球は、前記球通路ユニット29の球通路に通入し、球通路ユニット29の内部で一時的に貯留される。そして、前記払出し制御装置59から出力された制御信号(賞球払出し信号、貸球払出し信号)に基づいて球払出し装置81が作動することで、球タンク30および球通路ユニット29の内部にあるパチンコ球は、賞球または貸球として球通出案内部を介して前記上下の球受け皿16,17へ給出される。
前記球タンク30の内部には、図7に示す如く、前記前壁33aの内面に沿って金属体35の接触板35aが延在しており、球タンク30に貯留されたパチンコ球は、直接またはパチンコ球同士を介して接触板35aに接触する。この金属体35は、図11に示す如く、前記中枠13の金属製の第2側枠部13dに電気的に接続する前記板金部材70に電気的に接続されている。すなわち、球供給設備から供給される際にパチンコ球に帯電している静電気、球タンク30内を流下するパチンコ球同士あるいはパチンコ球と球タンク30との接触により発生する静電気を、金属体35および板金部材70を介して中枠13側に逃すことができ、パチンコ球に帯電した静電気に起因するノイズによる悪影響の発生を防止することができる。また、前記板金部材70が電気的に接続される中枠13の第2側枠部13dは、前記施錠装置51を介して前記外枠11における金属製の第2側枠部材11dに電気的に接続しているので、球タンク30に貯留されたパチンコ球に帯電している静電気を、第2側枠部材11dが電気的に接続する外部アースに放電することができる。
前記金属体35の貯留空間34に臨む接触板35aの上下寸法は、図7に示す如く、前記球タンク30の深さが右端から左端(球出口30a)に向かうにつれて深くなるのに応じて右端から左端に向かうにつれて大きくなるよう構成されている。従って、貯留空間34に貯留されるパチンコ球と接触板35a(金属体35)との接触面積を稼ぐことができ、パチンコ球の確実な除電を図り得る。
前記球タンク30に貯留するパチンコ球の容量は、前記仕切部材38を球タンク30の前壁33aに対して左右方向に移動することで調節できる。すなわち、仕切部材38の本体部39を把持して左右方向に移動して任意の位置で止めることで、該仕切部材38の係止部42がガイド部材37の被係止部37dに弾力的に係止し、仕切部材38は調節された位置で保持される。これにより、仕切部材38の仕切片40と前記球誘導面33dとの間に画成される貯留空間34の左右方向の大きさが変わり、該貯留空間34に貯留し得るパチンコ球の容量が変化する。前記仕切部材38は、貯留空間34内に臨む本体部39の左右の側板39bの前端が前記金属体35の接触板35aの内面で案内されると共に、該本体部39の階段部43が、前記前壁33aの段部36および金属体35の切欠部35fで案内されることで、該仕切部材38の位置調節を安定して行なうことができる。すなわち、球タンク30に貯留されたパチンコ球の除電を行なうための金属体35を利用して仕切部材38を安定して移動させることができる。また、仕切部材38を支持する前記ガイド部材37に、仕切部材38の係止部42が係脱可能な被係止部37dを左右方向に並べて形成してあるので、仕切部材38を調節位置で確実に位置決めし得ると共に、貯留空間34の内容積を係止部42と被係止部37dとが係止する位置によって段階的に調節することができる。なお、仕切部材38は、ガイド部材37に対して支持されている支持部41,41を、装着口37c,37cと一致する位置まで移動して後側に引き抜くことでガイド部材37から簡単に取り外すことができる。従って、仕切部材38が破損等した場合は、該仕切部材38を簡単に交換することができる。
ここで、前記仕切部材38は、図7,図12に示す如く、前記球タンク30の外部に配設したガイド部材37に移動自在に支持するようにしたので、仕切部材の位置調節を行なうための手段を球タンクに設ける従来の技術に対し、実施例のパチンコ機10では金属体35を球タンク30の長手方向に連続的に延在させることを阻害する部分が球タンク30になく、前述したように金属体35を球タンク30における右端から球誘導面33dまでの間に連続的に延在させることができる。すなわち、球タンク30におけるパチンコ球の貯留量を仕切部材38を移動して調節可能に構成したもとで、貯留されたパチンコ球に帯電する静電気を金属体35によって確実に除電してノイズによる悪影響を防止し得る。
また、前記仕切部材38は、前記ガイド部材37に対して被係止部37dと係止部42とで位置め可能な移動範囲内においては、貯留空間34内に臨む本体部39によって前記接触板35aが隠れる部分は部分的であって(図7参照)、内容積が調節された貯留空間34内には常に接触板35aが露出するよう構成されている。従って、金属体35の接触板35aは、仕切部材38を移動調節しても常にパチンコ球との接触が可能な状態に維持されるので、貯留空間34に貯留されたパチンコ球に帯電する静電気を確実に除電することができる。
実施例のパチンコ機10では、前記遊技盤12に配設された前記主制御装置58と、前記中枠13に配設された各種制御装置59,60とを電気的に接続する手段としてドッキングコネクタ62を採用しており、該ドッキングコネクタ62を構成する第1コネクタ62aと第2コネクタ62bとの接続状態を維持するための固定金具54が、中枠13の開放端側に配設されている。そして、この固定金具54を中枠13に対して強固に固定するために中枠13に配設されると共に、該中枠13の金属製の第2側枠部13dに電気的に接続された前記板金部材70に、前記金属体35の接触片72aがネジ止めされて電気的に接続してある。すなわち、金属体35と第2側枠部13dとを固定金具54を固定するための板金部材70を利用して電気的に接続することができ、アース線等の別部材を用いることなく球タンク30に貯留されたパチンコ球に帯電している静電気を第2側枠部13dに逃すことができ、部品点数を削減し得る。
前記中枠13の上枠部13aに対して球貯留部27は、図8,図10に示す如く、該球貯留部27の前面に設けたタンク用係合部63およびレール用係合部64を、上枠部13aに設けた対応する係合孔65に夫々後側から挿入した状態で、該球貯留部27を横方向に移動することで、各係合部63,64が係合孔65の側縁部に係合して、上枠部13aに対して球貯留部27が取り付けられる。そして、球タンク30の前壁33aに設けた固定片66を上枠部13aにネジ止めすることで、当該球貯留部27は中枠13に位置決め固定される。また、上枠部13aに対する固定片66のネジ止めを解除した状態で、球貯留部27を取り付け時とは反対方向に横移動して各係合部63,64と係合孔65の側端縁との係合が解除して各係合部63,64を係合孔65から後方に抜き出すことで、該球貯留部27を上枠部13aから取り外すことができる。すなわち、上枠部13aに対して球貯留部27は、横方向に移動することで簡単に着脱することができ、球タンク30やタンクレール31に不具合が発生した場合は簡単に交換し得る。また、上枠部13aに球貯留部27を取り付けた状態では、前記係合孔65に挿通された係合部63,64の下端が係合孔65の下縁部で支持されているので、球タンク30に対して上方からパチンコ球が供給される際の衝撃等によって係合部63,64と係合孔65との係合が外れるのは防止される。
また、前記球貯留部27の右端部、すなわち球タンク30の右端部は、前記板金部材70に設けた支持部77における上下の差込み口77c,77dに、球タンク30に設けた上下の被支持部78,79の各前片80bが差し込まれて上下方向の変位が規制された状態で支持されている(図11参照)。このように、板金部材70を利用して球タンク30を支持することで、球タンク30に対して上方からパチンコ球が供給される際の衝撃等によって球タンク30が上下方向に変位するのを抑制し得る。すなわち、前記中枠13に球貯留部27を取り付けた状態では、板金部材70と球タンク30との相対的な位置の変化は抑制されているので、球タンク30にパチンコ球が供給される際の衝撃等によって前記金属体35の接続部35bと板金部材70とを接続するネジが緩むのは抑制され、金属体35と板金部材70との電気的な接続状態を維持して確実な除電を図り得る。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができ、その一例を示す。
(1) 実施例では、ガイド部材を球タンクの前壁より前側に配設した場合で説明したが、ガイド部材を球タンクの後壁より後側に配設する構成を採用し得る。すなわち、仕切部材は、球タンクの後壁に沿って移動する構成であってもよい。
(2) 実施例では、ガイド部材にラック状の被係止部を設けるのに対し、仕切部材に弾性変形可能な係止部を設けた場合で説明したが、逆の構成であってもよい。すなわち、仕切部材におけるガイド部材に対向する面に、長手方向に沿ってラック状の被係止部を設けるのに対し、ガイド部材の仕切部材に対向する面の所定箇所に弾性変形可能な係止部を設ける構成を採用し得る。
(3) ガイド部材に対して仕切部材を位置めする係止手段については、実施例の構成に限らず、ガイド部材に対して仕切部材を移動した位置に位置決めし得る手段であれば、ネジやその他公知の手段を採用可能である。
(4) 実施例では、球タンクに配設した金属体を、固定金具を中枠に取り付けるための板金部材を介して中枠の第2側枠部(金属部分)に電気的に接続するよう構成したが、金属体の接続部を第2側枠部に直接ネジ止めして電気的に接続する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、球タンクに貯留したパチンコ球に接触する導電性部材として金属製の金属体を用いたが、該導電性部材は金属でなくてもよく、カーボン等の導電性材を含有する樹脂製品であってもよい。
(6) 実施例では、球タンクとタンクレールとを一体形成した球貯留部を備えたパチンコ機の場合を例示したが、球タンクおよびタンクレールは、必ずしも一体成形される必要はなく、両部材を別体で構成してもよい。
(7) 実施例では、上下2つの球受け皿を備えた2枚皿タイプのパチンコ機を挙げたが、球受け皿を1つだけ設けた1枚皿タイプのパチンコ機であってもよい。
(8) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
また実施例には、以下に示すような技術的思想が含まれている。
〔付記
請求項記載の遊技機において、
前記支持部材(37)は、前記球タンク(30)における導電部(35)が設けられた一方の側壁(33a)の外側に平行に延在し、
前記仕切部材(38)は、球タンク(30)の一方の側壁(33a)の上側を越えて前記仕切部(39,40)が球タンク(30)内に臨むように支持され、
前記仕切部(39,40)は、前記導電部(35)の内面と該内面と対向する球タンク(30)の他方の側壁(33b)との間に延在して、支持部材(37)に対して仕切部材(38)を移動することで該仕切部(39,40)が導電部(35)の内面に沿って移動して貯留空間(34)の内容積を可変すると共に、該仕切部(39,40)により仕切られた貯留空間(34)に導電部(35)が常に露出するよう構成されることを要旨とする。
これによれば、仕切部を移動して内容積が変更された貯留空間に常に導電部が露出するので、貯留空間に貯留される遊技球と導電部とを接触させて静電気を確実に除電することができる。
〔付記2〕
請求項1または付記1記載の遊技機において、
前記球タンク(30)は、前記球出口(30a)に向かうにつれて深さが大きくなるよう構成され、
前記導電部(35)は、下端縁が前記球タンク(30)の底面(32)に沿って延在すると共に、該球タンク(30)の球出口(30a)が設けられる端部に向かうにつれて上下寸法が大きくなるよう構成されることを要旨とする。
これによれば、貯留空間に貯留される遊技球と導電部との接触面積を稼いで確実な除電を図り得る。
〔付記3〕
請求項1、付記1または付記2の何れかに記載の遊技機において、
前記球タンク(30)は、遊技球が流下する遊技領域(12a)が盤面に画成された遊技盤(12)を支持する本体枠(13)の裏側上部に配設され、
前記本体枠(13)の金属部分(13d)に配設した板金部材(70)に前記導電部(35)が電気的に接続すると共に、該本体枠(13)は、前記金属部分(13d)が外部アースに接続する固定枠(11)の金属部分(11d)に接触した状態で該固定枠(11)に組み付けられることを要旨とする。
これによれば、球タンクに貯留された遊技球に帯電している静電気を本体枠および固定枠を介して外部アースに放電することができる。
〔付記4〕
付記3に記載の遊技機において、
前記球タンク(30)と前記本体枠(13)との対向面の一方に係合部(63)が設けられると共に他方に被係合部(65)が設けられ、球タンク(30)は係合部(63)と被係合部(65)との係合によって本体枠(13)に着脱自在に配設されると共に、前記係合部(63)と被係合部(65)とは本体枠(13)に対して球タンク(30)を横方向に変位することで係脱するよう構成されることを要旨とする。
これによれば、球タンクを簡単に交換することができる。また、係合部と被係合部とは球タンクを横方向に移動することで係脱するので、球タンクに対して上方から遊技球が供給される際の衝撃等によって係合部と被係合部との係合が外れるのは防止できる。
〔付記5〕
請求項1、付記1〜付記4の何れかに記載の遊技機において、
前記係止手段は、前記支持部材(37)に設けられて球タンク(30)の長手方向に並ぶ複数の被係止部(37d)と、前記仕切部材(38)に弾性変形可能に設けられて前記被係止部(37d)に係脱自在に係止する係止部(42)とを備え、前記仕切部材(38)は、被係止部(37d)に係止部(42)が係止することで位置決めされることを要旨とする。
これによれば、貯留空間の容量を段階的に調節することができる。
〔付記6〕
付記3または記載の遊技機において、
前記遊技盤(12)は、前記本体枠(13)に対して一側部を支持した状態で他側部を該本体枠(13)に近接するよう回動することで本体枠(13)に組み付けられるよう構成されると共に、前記本体枠(13)に遊技盤(12)を組み付けることで、前記本体枠(13)の他側部側に配設した第1コネクタ(62a)に遊技盤(12)に配設した第2コネクタ(62b)が電気的に接続するよう構成され、
前記本体枠(13)における他側部側に、遊技盤(12)を本体枠(13)に位置決め固定する固定金具(54)が前記板金部材(70)を介して配設された。
これにより、本体枠に対して遊技盤を固定する固定金具が配設される板金部材を利用して導電部をアースすることができる。
0 球タンク,30a 球出口,32 タンク底面(底面)
33a 前壁(一方の側壁),34 貯留空間,35 金属体(導電性部材,導電部)
35f 切欠部,37 ガイド部材(支持部材),37d 被係止部(係止手段)
38 仕切部材,39 本体部(仕切部),40 仕切片(仕切部)
42 係止部(係止手段),43 階段部(段部)

Claims (1)

  1. 機裏側上部に配設され、上方に開口する箱形状に形成されると共に底面が長手方向に下方傾斜して内部画成された貯留空間に遊技球を貯留する球タンクを備え、該球タンクにおける傾斜下端側に貯留空間に貯留した遊技球が送り出される球出口が設けられ、所定条件の成立によって球タンクの貯留空間に貯留した遊技球を払出して遊技に供するよう構成された遊技機において、
    前記球タンクの長手方向に沿う一方の側壁の内面に沿って設けられ、外部アースに電気的に接続する導電部と、
    前記球タンクの外部に配設された支持部材に対して球タンクの長手方向に移動自在に支持され、該球タンク内に収容した仕切部によって前記貯留空間の内容積を可変可能な仕切部材と、
    前記支持部材に対して移動した仕切部材を、移動位置で位置決めする係止手段とを備え
    前記導電部に、前記球タンクの一方の側壁の上端縁から一段下がった位置に上端縁が位置する切欠部が該導電部の長手方向に延在して設けられると共に、前記仕切部材には導電部における切欠部の上端縁に当接する段部が設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
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