JP5923019B2 - 分画フェンス - Google Patents

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Description

本発明は、ダム湖、人工湖等に設けられ、水域間を隔てる分画フェンスに関する。
例えば、ダム湖等において、汚濁防止を目的として、水域間を隔てる分画フェンスを設置することが行われている。このような分画フェンスは、上部フロート部の下縁側に、重り手段が取り付けられたカーテンキャンパスの上縁部が取り付けられることにより、前記カーテンキャンパスが水中に吊り下げられる構成とされ、移動しないように前記カーテンキャンパス上縁部の、端部が岸壁に連結されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−261642号公報
そのため、例えば、水位が低下すると、図3に示すように、分画フェンス101の、岸壁Sに連結されるカーテンキャンパス102端部に繋がる部分は、前記水位に応じて、空気中に露出して壁状部分102a,102cを作る部分を経て水面上に浮く部分102b,102dとなり、不安定なフリー状態となっている。風が吹いたりすることで、それら不安定な状態にあるカーテンキャンパスの部分が揺らぐ。前記揺らぎが大きくなると、カーテンキャンパス端部に繋がる部分が暴れるように波打つこととなり、それを原因として、カーテンキャンパスが損傷あるいは破損に至る場合がある。
そこで、本発明は、水位が変化しても、カーテンキャンパス端部付近における、風による揺らぎを抑制できる分画フェンスを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上部フロート部の下縁側に、重り手段が取り付けられたカーテンキャンパスの上縁部が取り付けられることにより、前記カーテンキャンパスが水中に吊り下げられる構成とされ、前記カーテンキャンパス上縁部の、端部が岸壁に連結されている分画フェンスであって、前記連結されている端部に繋がる側の前記カーテンキャンパスにおいて、キャンパス上下方向の、単数若しくは複数の中間部位にキャンパス長手方向に沿って中間重り手段が設けられ、前記中間重り手段に対して沈水状態で前記中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生する中間フロート手段が設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、カーテンキャンパス端部付近において、カーテンキャンパス上縁部に近い部分に中間重り手段が設けられているので、その中間重り手段とカーテンキャンパス上縁部との間の一部が水面上に位置するようになっても、前記中間重り手段の下向きの荷重によって、前記一部のテンションが高まり、風の風圧に対する抵抗力が大きくなる。よって、カーテンキャンパス端部付近において、風による前記揺らぎを抑制することができる。
一方、水位が高い場合には、中間重り手段は水面下に沈下するが、中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生する中間フロート手段を対応して設けているので、中間重り手段の重量が中間フロート手段の浮力によって打ち消され、中間重り手段がないのと同様な状態となる。
請求項2に記載のように、前記カーテンキャンパスの中間部位であって前記中間重り手段が設けられる部分には、キャンパス長手方向に沿って補強ベルトが設けられていることが望ましい。
このようにすれば、補強ベルトによって強度を高められた部分(カーテンキャンパス)に中間重り手段が設けられることになり、耐久性の点で有利となる。
請求項3に記載のように、前記補強ベルトには、前記中間フロート手段が、前記中間重り手段と並列に設けられている構成とすることができる。
このようにすれば、沈水状態で前記中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生する中間フロート手段を簡単に設けることができる。
本発明は、上記のように、カーテンキャンパス上縁部に近い部分に中間重り手段を設けているので、その中間重り手段とカーテンキャンパス上縁部との間の一部が水面上に位置するようになっても、前記一部のテンションが高まり、風の風圧に対する抵抗力を高めることができる。よって、水位が変化しても、カーテンキャンパス端部付近において、風による揺らぎを抑制し、カーテンキャンパスが不用意に損傷あるいは破損するのを回避することができる。
本発明に係る分画フェンスの一実施の形態の一部を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 岸壁への連結部分の説明図である。 従来の分画フェンスの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係る分画フェンスの一実施の形態の一部を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、図2は岸壁への連結部分の説明図である。
本発明に係る分画フェンス1は、端部に配置されるもので、図1(a)(b)に示すように、水に浮かべて設置される上部フロート部2の下側に、下部に沈錘チェーン3(重り)が取り付けられたカーテンキャンパス4の上部が取り付けられることにより、カーテンキャンパス4が水中に吊り下げられている。この分画フェンス1は、D環付金具5などを介して隣の分画フェンス(図示せず)と連結される一方、端部のD環付金具5がワイヤー(図示せず)を介して岸壁(具体的には、コンクリートアンカーブロック21)に連結され(図2参照)、水域を分画するようになっている。沈錘チェーン3は、例えば取付用ベルトを用いて取り付けられる。なお、図2において、22はワイヤーロープ、23はシャックルである。
上部フロート部2は、筒状のフロート覆布5(例えば、PVCターポリン製)と、それの内部に一定間隔で配置される複数のフロート6を有する。これらフロート6はフロート覆布5にて覆われ、フロート覆布5によって保護されている。各フロート6は、比重が小さい発泡樹脂(例えば、発泡スチロール製)で円柱体に形成され、例えば直径100mmとされる。
カーテンキャンパス4の上縁部及び下縁部の表裏面側には、キャンパス長手方向に沿って延びる幅広の第1の補強ベルト7A,7Bが設けられ、左右両側縁部の表裏面側にはキャンパス上下方向に沿って延びる幅広の補強ベルト(左側縁部の補強ベルト7Cのみ図示)が設けられている。そして、カーテンキャンパス4の上下方向の中間部分の表裏面側にも、同様に、キャンパス長手方向に沿って延びる幅狭の第2の補強ベルト8A〜8Eが設けられている。また、キャンパス長手方向において一定間隔でもって、キャンパス上下方向に延びる幅狭の補強ベルト8F〜8Hが設けられている。補強ベルト7A〜7C,8A〜8Hは、例えばポリエステル織布で形成され、幅広の補強ベルト7A〜7Cの幅は、幅狭の補強ベルト8A〜8Hの幅の2倍程度で、キャンパス周縁部の補強強度をキャンパス中央部分よりも高めている。
また、前記岸壁に連結されているキャンパス端部に繋がる部分において、キャンパス上下方向の、単数若しくは複数の中間部位にキャンパス長手方向に沿って、カーテンキャンパス4に下向きの荷重を付与するためのテンションチェーン11,12(中間重り手段)が設けられている。このテンションチェーン11,12に対し、沈水状態でテンションチェーン11,12の重量(下向きの荷重成分)を打ち消す浮力を発生する複数の中間フロート13a,14a(中間フロート手段13,14)が設けられている。テンションチェーン11と中間フロート12aとは、ともに補強ベルト8A,8Dが設けられている部位に取り付けられている。
よって、上記分画フェンスによれば、満水位の場合には、テンションチェーン11,12と中間フロート手段13,14とがともに水中に没しているので、テンションチェーン11,12による下向きの荷重が中間フロート手段13,14による上向きの浮力によって打ち消され、テンションチェーン11,12を設けていないのと同じ状態になる。よって、分画フェンスとしての本来の機能が損なわれることはない。
一方、水位が低下して、例えば夏期制限水位や最低水位になると、水面上のカーテンキャンパス4は、岸壁に連結されている側の端部が、壁状に立ち上がり状態となり、中央に向かって徐々に高さが低くなり、最終的には水面上に、フロート6とともに、カーテンキャンパス4が折り畳まれて浮いた状態となる(図3の部分102a〜102d参照)。
この状態で、風が吹くと、カーテンキャンパス4の端部の壁状に立ち上がっている部分が、風圧を受けて揺らぐ。この揺らぎにより、前記部分が、中央側において浮いているフロート6やカーテンキャンパス4を持ち上げ、前記揺らぎが大きくなると、カーテンキャンパス端部に繋がる部分が暴れるように波打つこととなり、それを原因として、カーテンキャンパス4が損傷あるいは破損に至る場合がある。
しかしながら、カーテンキャンパス4の端部にはテンションチェーン11,12が設けられているので、それの重量がカーテンキャンパス4を揺らぐのを抑制する。つまり、水位が低下して、テンションチェーン11,12や中間フロート手段13,14が空気中に位置するようになると、テンションチェーン11,12の重量が中間フロート手段13,14の重量よりもかなり大きいので、テンションチェーン11,12がカーテンキャンパス4に対し重りとして機能し、カーテンキャンパス4を下方に引っ張るようになり、カーテンキャンパス4が揺らぐのが抑制される。
上下方向の中間部位の2個所に、テンションチェーン11,12を設けているので、空気中ではそれぞれが重りとして機能するので、テンションチェーン11,12の荷重を効率よく作用させて、カーテンキャンパス4の揺らぎを抑制することができる。
よって、揺れを抑制できるので、カーテンキャンパス端部に繋がる部分が暴れるように波打ち、それを原因として、カーテンキャンパス4が損傷あるいは破損に至るのを回避することが可能となる。
本発明は、前記実施の形態は、次のように変更して実施することができる。
(i)前記実施の形態では、テンションチェーン11,12(中間重り手段)に対し複数の中間フロート13a,14aからなる中間フロート手段13,14を設けているが、前記中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生するフロート部であれば、1つにすることも可能であり、形状も、円柱体状などに特に制限されない。
(ii)前記実施の形態では、中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生する複数の中間フロート13a,14a(中間フロート手段)をテンションチェーン11,12(中間重り手段)の取付部分(補強ベルト)に対し一体に設けているが、前記取付部分にワイヤーロープなどの中間連結手段を介して前記中間フロート手段を連結することも可能である。
(iii)前記実施の形態では、中間重り手段をテンションチェーンとしているが、一定間隔で設けられた複数個の重りとすることも可能である。
1 分画フェンス
2 上部フロート部
3 沈錘チェーン
4 カーテンキャンパス
5 フロート覆布
6 フロート
7A〜7C,8A〜8H 補強ベルト
11,12 テンションチェーン(中間重り手段)
13,14 中間フロート手段
13a,14a 中間フロート

Claims (3)

  1. 上部フロート部の下縁側に、重り手段が取り付けられたカーテンキャンパスの上縁部が取り付けられることにより、前記カーテンキャンパスが水中に吊り下げられる構成とされ、前記カーテンキャンパス上縁部の、端部が岸壁に連結されている分画フェンスであって、
    前記連結されている端部に繋がる側の前記カーテンキャンパスにおいて、キャンパス上下方向の、単数若しくは複数の中間部位にキャンパス長手方向に沿って中間重り手段が設けられ、
    前記中間重り手段に対して沈水状態で前記中間重り手段の重量を打ち消す浮力を発生する中間フロート手段が設けられていることを特徴とする分画フェンス。
  2. 前記カーテンキャンパスの中間部位であって前記中間重り手段が設けられる部分には、キャンパス長手方向に沿って補強ベルトが設けられている請求項1記載の分画フェンス。
  3. 前記補強ベルトには、前記中間フロート手段が、前記中間重り手段と並列に設けられている請求項2記載の分画フェンス。
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