JP6169480B2 - 浮体式避難通路、浮体式避難通路網 - Google Patents

浮体式避難通路、浮体式避難通路網 Download PDF

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Description

本発明は、津波到来時の人的被害を軽減するための浮体式の避難通路等に関する。
津波到来時に人的被害を軽減するには、速やかな避難が重要である。このため、特許文献1、2には津波到来時に浮上する避難用フロートが開示されており、これにより住民等の避難を支援できる。
特開2013−40464号公報 特開2013−40557号公報
しかしながら、特許文献1、2の避難用フロートは大掛かりなものであり、どこにでも設置できるものではなく、効果的な配置が難しい。また、津波到来時に人的被害を軽減するためには住民等が安全な位置に移動できればよく、このような観点からは、特許文献1、2のような大掛かりな構造が必ずしも必要というわけではない。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成で津波到来時の住民等の避難を支援し、人的被害を軽減する浮体式避難通路等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、津波到来時に前記浮体ユニットの地切りを促進するための地切り促進機構と、を有し、前記地切り促進機構は、海側端部の前記浮体ユニットに設けた補助浮力体であることを特徴とする浮体式避難通路である。
第2の発明は、剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、津波到来時に前記浮体ユニットの地切りを促進するための地切り促進機構と、を有し、前記地切り促進機構は、前記浮体ユニットの下方の透水層であることを特徴とする浮体式避難通路である。
本発明により、簡易な構成で津波到来時に浮上する浮体式避難通路を提供でき、これにより津波到来時の住民等の避難を支援し、人的被害を軽減できる。この浮体式避難通路は簡易な構成なので設置の際の限定も少なく、効果的な配置が可能である。また、隣り合う浮体ユニットは相対移動可能に連結されるので、水面の変化に追従して浮上状態が安定し、また係留部材により漂流を防ぐことができる。
前記フレームは格子状であり、フレーム平面の中空部に、空隙を有する床材が設けられることが望ましい。
これにより、浮体ユニットの上にきた水を容易に下方へ排出でき、浮体ユニットの沈下を防ぐことができる。また格子状にフレームを形成することにより、浮上状態が安定する。
前記フレームが、浮力体を有することが望ましい。あるいは、前記フレームの鉛直方向断面が中空部を有することも望ましい。
これにより、浮体ユニットを好適に浮上させることができる。前者の場合では浮力体により、後者の場合にはフレーム自体により浮上ができる。
津波到来時に前記浮体ユニットの地切りを促進するための地切り促進機構が設けられることにより、津波到来時に浮体ユニットを容易に地切りして浮上させることができる。地切り促進機構としては、例えば、浮体ユニットに補助浮力体を設けて浮上力を高めてもよい。さらに、浮体ユニットを透水層上に設けることでも、下方に水流を通して地切りを促進できる。
前記浮体ユニットの上面に手すりが設けられることが望ましい。
これにより、避難者が浮体ユニットから振り落とされるのを防ぎ、避難者の安全を確保できる。
前記浮体ユニットに杭状部材が設けられ、前記杭状部材が、地面に設けられた穴に挿入されることが望ましい。
これにより、浮体ユニットの平面位置を固定し、漂流を防ぐことができる。
前記浮体式避難通路の陸側端部が、海側端部よりも高い位置、もしくは地上構造物に連結されることが望ましい。
これにより、浮体式避難通路によって避難者を安全な箇所まで誘導できる。また、浮体式避難通路が引き波によって移動し、漂流するのが防がれる。
前記浮体ユニットの底部に緩衝材が設けられることが望ましい。
これにより、波が引いて浮体ユニットが地面に衝突した際の衝撃や、浮体ユニットの下方からの漂流物の衝撃を緩和して浮体ユニットの損傷を防ぐことができる。
前記浮体ユニットに救助用の梯子が設けられることが望ましい。
これにより、津波で水中に引き込まれたり、津波に流されて水面にいる人の救助が好適に行える。
の発明は、剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、を有する浮体式避難通路を、陸側から海側に向かって平行線状に複数配置したことを特徴とする浮体式避難通路網である。
の発明は、剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、を有する浮体式避難通路を、陸側から海側もしくは海側から陸側に向かって放射状に複数配置したことを特徴とする浮体式避難通路網である。
、第の発明により、複数の浮体式避難通路による広域の避難通路網を構築できる。浮体式避難通路の配置は、土地の利用状況、津波の方向等を勘案して平行線状や放射状に定めればよい。
本発明によれば、簡易な構成で津波到来時の住民等の避難を支援し、人的被害を軽減する浮体式避難通路等を提供できる。
浮体式避難通路1を示す図 津波到来時の浮体式避難通路1を示す図 津波到来時の浮体式避難通路1を示す図 浮体式避難通路網を示す図 浮体式避難通路1a、1bを示す図 浮体式避難通路1cを示す図 浮体式避難通路1d、1e、1fを示す図 浮体式避難通路1gを示す図 浮体式避難通路1h、1j、1kを示す図 浮体式避難通路1nを示す図 浮体式避難通路1n’を示す図 浮体式避難通路1n”を示す図 杭状部材61”の浮体ユニット10への取付箇所の例
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.浮体式避難通路1)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る浮体式避難通路1を示す図である。図1(a)は浮体式避難通路1の平面図、図1(b)は浮体式避難通路1を側方から見た図である。浮体式避難通路1は陸側から海側へと設けられ、図1(a)、(b)は海側端部の近傍を示す。
この浮体式避難通路1は、平時には沿岸部の歩道等に沿って設けられるが、津波到来時には浮上して住民等の避難通路となるものである。
浮体式避難通路1は、複数の浮体ユニット10を一列に連結して構成される。浮体ユニット10は、フレーム11にグレーチング12や浮力体14等を設けたものである。
隣り合う浮体ユニット10同士は、ジョイント21(連結材)によって相対移動可能に連結される。ここでは、ジョイント21としてヒンジ機構を用い、図1(b)の矢印aに示すように、隣り合う浮体ユニット10同士が鉛直面内で相対回転可能である。
フレーム11は、軽量の中空金属材、中空のコンクリート部材、木材等を材料として格子状に形成され、剛性を有する。フレーム11の平面の中空部110にはグレーチング12が設けられ、フレーム11の底部には浮力体14が設けられる。
グレーチング12は、金属等の軽量の部材を格子状に組んで構成される床材であり、平面において空隙を有する。必要に応じて、フレーム11の中空部110にワイヤを架け渡してその上にグレーチング12を設けることなども可能である。
浮力体14は、例えば両端を封止した鋼管や、EPS(Expanded Poly
Styrene)などの充填材を充填した鋼管であり、津波到来時に浮力を生じさせるものである。
本実施形態では、ジョイント21に係留索23の一端が取付けられる。係留索23は津波到来時に破断等しない十分な強度を有するロープ等が用いられる。係留索23の他端には、例えば漂流防止のための錘22が設けられる。係留索23および錘22は浮体式避難通路1の係留部材として機能し、津波到来時にも浮体式避難通路1の各浮体ユニット10が係留され、漂流するのが防がれる。なお、係留索23はフレーム11に取付けることもできるが、この場合浮体ユニット10の回転が妨げられる恐れもある。また、本実施形態では錘22を地表に配置するが、錘22は地中に深く埋めてもよい。前者の場合では錘22が若干移動可能であり、これによって浮体式避難通路1に加わる津波からの力を逃がす効果があり、後者の場合では錘22の位置を固定して流されるのを防ぎ浮体式避難通路1の移動を抑制する効果がある。
浮体式避難通路1の陸側端部の浮体ユニット10は、図2(a)に示すように、海側端部より高い位置にある高台300に取り付けられる。浮体ユニット10の取付けは、例えば、高台300の地面にアンカー26を打ち込み、地表に露出したアンカー26の端部にジョイント25を取付け、このジョイント25を陸側端部の浮体ユニット10に連結する。ジョイント25としては、鉛直面内および水平面内で回転可能な自在ジョイントや、鉛直面内で回転可能なヒンジ機構、あるいは水平面内で回転可能なピン機構等を用いることができる。
図2(b)は、矢印Aに示すように海側から津波が到来した際の浮体式避難通路1を示す図である。
図2(b)に示すように、津波到来時、浮体式避難通路1は各浮体ユニット10の浮力体14により浮上する。また隣り合う浮体ユニット10同士が相対回転することにより、浮体式避難通路1が水面200の水位変動に応じて変形し、水面200での浮上状態が安定して保たれる。
浮体式避難通路1は、係留索23と錘22により地面100に係留され、漂流することがない。なお、係留索23のうち少なくとも1つは他の係留索23よりも長くしておき、万が一他の係留索23が津波の水流によって加わる張力等により破断した際に、一点係留可能な他より強い係留索23aとする。
なお、浮体式避難通路1の陸側端部は図2のように高台300に連結するものに限らず、図3(a)のようにビル等の地上構造物400に連結してもよい。この場合も、陸側端部の浮体ユニット10を、前記と同様のジョイント25によって地上構造物400に取付ける。ただし、ジョイント25は地上構造物400に沿って上下移動可能にしておく。
これにより、平時は地面100に沿って浮体式避難通路1を設置でき、津波到来時には、図3(b)に示すようにジョイント25が上方に移動して、浮体式避難通路1を前記と同様に浮上させることができる。
なお、陸側端部の浮体ユニット10を、予め地上構造物400の高所に取付けておくことも可能であり、この場合、ジョイント25は上下移動可能でなくてもよい。ただし、陸側端部から数個の浮体ユニット10は地上構造物400の壁面に沿って配置する必要がある。また、浮体式避難通路1は津波以外の洪水時(高潮、豪雨による内氾濫、河川堤防の決壊による外氾濫)にも当然に浮上し、水上の避難通路として機能する。
(2.浮体式避難通路網)
本実施形態では、上記のような浮体式避難通路1を複数配置し、津波到来時に住民等の避難を支援する広域の浮体式避難通路網を構成することができる。これを図4に示す。
図4(a)は、複数の浮体式避難通路1を海岸500から高台300へ向けて平行線状に配置した例である。一方、図4(b)は複数の浮体式避難通路1を高台300から海岸500へ向けて放射状に配置した例である。また、図4(c)は、複数の浮体式避難通路1を海岸500から高台300へ向けて放射状に配置した例である。浮体式避難通路1をどのような配置にするかは、土地の利用状況、高台300や海岸500の形状、津波の方向等を勘案して定めればよい。高台300や海岸500の形状に関しては、例えば、海岸線が比較的滑らかに長く連続し高台300が小山の様な場合では、図4(b)のような配置とする。また、図4(a)〜(c)のような浮体式避難通路網において、隣り合う浮体式避難通路1間を、別の浮体式避難通路1で接続することも可能である。以上は、浮体式避難通路1の陸側端部を地上構造物400に取付ける場合でも同様である。
なお、予め全部の浮体ユニット10が連結済みの浮体式避難通路1を設置するのが難しい場合、一部の浮体ユニット10を先行して設置し、その後、浮体ユニット10を適宜追加して設置し、先行設置した浮体ユニット10と連結することも可能である。先行設置した浮体ユニット10はそれ自体浮上式の避難設備として機能させることができる。また、浮体式避難通路1が道路と交差する場合は、例えば道路に凹部を設けて該凹部に浮体式避難通路1を設置すればよい。
以上説明したように、本実施形態の浮体式避難通路1によれば、簡易な構成で津波到来時に浮上する避難通路を提供でき、これにより津波到来時の住民等の避難を支援し、人的被害を軽減できる。この浮体式避難通路1は簡易な構成なので設置の際の限定も小さく、効果的な配置が可能である。また、隣り合う浮体ユニット10は相対移動可能に連結されるので、水面の変化に追従して浮上状態が安定し、錘22や係留索23などの係留部材により、避難通路が漂流することもない。
フレーム11は格子状であり、平面の中空部110に、空隙を有するグレーチング12が設けられるので、浮体ユニット10上の水を容易に下方へ排出でき、浮体ユニット10の沈下を防ぐことができる。また格子状にフレーム11を形成することにより、側方からの波に対しても浮上状態が安定する。さらに、フレーム11は浮力体14を有するので、浮体ユニット10を好適に浮上させることができる。
なお、フレーム11に設ける床材はグレーチング12に限らず、例えば床材を板材など空隙を有しない不透水性のものとし、逆止弁構造などを用いて浮体ユニット10上の水は下方に排出し、下方の水流は浮体ユニット10上に溢れないようにすることも可能である。ただし、床材をグレーチング12など空隙を有するものとする場合、津波到来時に下方からの水流を通すことで、水流の突き上げによる浮体ユニット10の損傷等を防止できる利点もある。なお、グレーチング12の開口率は、浮体式避難通路1上の避難者等の動線を考慮して平面において変化させることもできる。
さらに、フレーム11の形状も格子状に限ることはない。例えばフレームは板状のものであってもよいし、浮体ユニット10の連結方向の両側の浮力体14の対応する端部同士を剛性を有する棒材で連結したものであってもよい。
本実施形態では、浮体式避難通路1の陸側端部を、高台300や地上構造物400に連結することで、浮体式避難通路1によって避難者を安全な箇所まで誘導できる。また、浮体式避難通路1が陸側からの引き波によって移動し、漂流するのが防がれる。ただし、浮体式避難通路1の陸側端部を高台300等に連結せずに、そのまま浮上式の避難設備として用いることも可能である。
また、本実施形態では、複数の浮体式避難通路1を平行線状や放射状に配置することで、これら複数の浮体式避難通路1による広域の避難通路網を構築できる。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限ることはない。以下、本発明の別の例を第2〜第11の実施形態として説明する。各実施形態は、それまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図5(a)に第2の実施形態の浮体式避難通路1aを示す。この浮体式避難通路1aは、隣り合う浮体ユニット10同士を自在ジョイント21a(連結材)で連結したものである。自在ジョイント21aは、浮体ユニット10同士を、鉛直面内や水平面内で相対回転可能となるように連結する。なお、自在ジョイント21aの他、スイベルジョイントなども同様の機能を持つものとして適用可能である。
また、本実施形態では、浮体式避難通路1aの海側端部から所定の範囲について、自在ジョイント21aを、図の矢印bに示す浮体ユニット10の連結方向に移動可能とする。また、海側端部の浮体ユニット10以外の浮体ユニット10の海側側面には緩衝材24を設ける。海側端部の浮体ユニット10の海側側面には、先端緩衝材24aを設ける。
本実施形態では、自在ジョイント21aにより、浮体式避難通路1aが鉛直面内だけでなく水平面内でも変形可能である。従って、側方からの波にも追従して変形し、浮上状態の安定性が高まる。また、津波到来時には浮体式避難通路1aの海側端部から津波による大きな力が加わる恐れがあるので、浮体ユニット10を連結方向に移動可能とし、浮体ユニット10に緩衝材24や先端緩衝材24aを設けておくことで、上記のような大きな力が加わった際に、その影響を軽減できる。
[第3の実施形態]
図5(b)に第3の実施形態の浮体式避難通路1bを示す。この浮体式避難通路1bは、隣り合う浮体ユニット10同士を高強度のワイヤ21b(連結材)で連結したものである。ワイヤ21bにより、浮体ユニット10同士が、鉛直方向および水平方向に相対移動可能に連結される。
また、第2の実施形態と同様、海側端部の浮体ユニット10以外の浮体ユニット10の海側側面に緩衝材24を設け、海側端部の浮体ユニット10の海側側面に先端緩衝材24aを設ける。
これによっても、第2の実施形態で説明したものと同様の効果が得られる。また、ワイヤ21bを用いた連結を行うことで、より簡易かつ安価な構成となる利点もある。
[第4の実施形態]
図6(a)に第4の実施形態の浮体式避難通路1cを示す。この浮体式避難通路1cは、浮体ユニット10に救助用の梯子31、33を設けたものである。
梯子31は、一端が浮体ユニット10に接続され、他端に錘32が設けられた縄梯子であり、津波到来時には地面100から水面200の浮体ユニット10まで延びる。この梯子31を登って、津波で水中に引き込まれた人等が浮体式避難通路1cに到達できる。また、本実施形態では、梯子31を接続した浮体ユニット10よりも陸側に配置した錘32によって、図の矢印Bに示すような引き波時に梯子31が浮体式避難通路1cを係留し、アンカー26等への負担を軽減する。
一方、梯子33は、図6(b)の平面でも示すように水中に浮くようにして設けられ、例えば手で掴める取っ手をネットに取付けたネット梯子などが用いられる。これにより、津波に流されて水面にいる人等が浮体式避難通路1cに到達できる。
この浮体式避難通路1cでは、梯子31、33を設けることで、津波で水中に引き込まれたり、津波に流されて水面にいる人の救助が好適に行える。なお、梯子31、33としては、縄梯子などのフレキシブルなものでなく、金属や木材など剛性を有する部材で形成することも可能である。その他、浮体式避難通路1cには救助用の浮環などを設けてもよい。また、浮体ユニット10の浮力体14の一部を取外し可能とし、緊急時に浮力体14を取外して救助用の浮体として用いることもできる。
[第5の実施形態]
図7(a)に第5の実施形態の浮体式避難通路1dを示す。この浮体式避難通路1dは、第3の実施形態の浮体式避難通路1bの構成に加え、津波到来時に浮体ユニット10の地切りを促進する地切り促進機構として、海側端部の浮体ユニット10にコンクリート製車輪41を設けたものである。
すなわち、津波到来時に浮体ユニット10の上を水流が流れるだけでは、地切りを上手くできない恐れがある。地切りを好適に行い浮体式避難通路を浮上させるには、浮体ユニット10の下に津波の水流を通すことが望ましい。
そこで、本実施形態の浮体式避難通路1dでは、海側端部の浮体ユニット10にコンクリート製車輪41を設けることで、浮体ユニット10を地面100から隙間を空けて浮かせて配置し、津波による水流を浮体ユニット10の下に流れやすくする。また、コンクリート製車輪41を用いることにより、第2、第3の実施形態で説明したような浮体ユニット10の連結方向の移動が妨げられることもない。
これにより、津波到来時の浮体ユニット10の地切りが促進され、好適に浮体式避難通路1dを浮上させることができる。なお、海側端部の浮体ユニット10については、より浮上力を高めるべく、フレーム11内の床材として、空隙を有しない不透水性の板材などを用いてもよい。また、本実施形態ではコンクリート製車輪41を用いて浮体ユニット10を地面100から浮かせて配置したが、これに限ることはない。例えばコンクリート製車輪41にかえて円筒状の俵ブイを用い、浮体ユニット10を地面100から浮かせて配置することも可能である。円筒状の俵ブイは地表を滑りやすく、円筒の軸方向を浮体ユニット10の連結方向と直交させて配置すれば、上記した浮体ユニット10の連結方向の移動を妨げることもない。さらに、俵ブイは、津波到来時に浮力を生じさせて浮体ユニット10の浮上を促進する効果もある。
[第6の実施形態]
図7(b)に第6の実施形態の浮体式避難通路1eを示す。この浮体式避難通路1eは、前記の地切り促進機構として、海側の浮体ユニット10を砂礫等の透水層42の上方に配置したものである。
この場合でも、津波到来時に水流が浮体ユニット10の下方の透水層42を流れることにより、浮体ユニット10の地切りが促進される。また、海側にある浮体ユニット10を砂浜等に載置するだけでよいという利点もある。
[第7の実施形態]
図7(c)に第7の実施形態の浮体式避難通路1fを示す。この浮体式避難通路1fは、前記の地切り促進機構として、海側端部の浮体ユニット10に補助浮力体43を設けたものである。
補助浮力体43は、浮力体14と同様の鋼管等を用いてもよいが、補助浮力体43としては地切りが行われれば十分であり、耐久性はそれ程必要ないので、布製あるいはビニール製などでもよい。また、補助浮力体43を取外し可能とし、緊急時に補助浮力体43を取外して救助用の浮体として用いることも可能である。
本実施形態では、補助浮力体43によって海側端部の浮体ユニット10の浮上力が高まり地切りが促進される。また、浮上した海側端部の浮体ユニット10の下方の空間から、残りの浮体ユニット10の下方に津波の水流が流れ、残りの浮体ユニット10についても地切りが促進される。
なお、地切り促進機構としては、図7(a)〜(c)で説明したものに限らず、様々なものが考えられる。例えば浮体ユニット10の底部や浮体ユニット10の設置面などに溝を設け、この溝に津波の水流を通してもよい。また、浮体式避難通路の海側端部の浮体ユニット10を海上に浮かせることなども考えられる。
[第8の実施形態]
図8に第8の実施形態の浮体式避難通路1gを示す。図8(a)を浮体式避難通路1gの平面図、図8(b)はフレーム11aの一部の鉛直方向断面を示す図である。
図8(a)、(b)に示すように、この浮体式避難通路1gでは、浮体ユニット10aのフレーム11aが、鉛直方向断面に中空部111を有する。本実施形態では、この中空部111によりフレーム11a自体が浮力体として機能する。従って、第1の実施形態のような浮力体14が省略できる効果がある。
なお、本実施形態ではフレーム11aの鉛直方向断面が矩形状であるが、これに限ることはない。例えば鉛直方向断面の下部を円弧状に形成してもよい。これにより浮体ユニット10aの浮上状態が安定する。これは第1の実施形態等で用いる浮力体14でも同様であり、例えば浮力体14に用いる鋼管を円形断面のものとすれば浮体ユニット10の浮上状態が安定する。また、必要に応じて、浮体式避難通路の一部の浮体ユニットには第1の実施形態のようなフレームと浮力体による構成を用い、他の浮体ユニットには本実施形態のようなフレーム自体を浮力体とした構成を用いることも可能である。
[第9の実施形態]
図9(a)に第9の実施形態の浮体式避難通路1hを示す。この浮体式避難通路1hは、第3の実施形態の浮体式避難通路1bの構成に加え、浮体ユニット10の底部に緩衝材としてゴムタイヤ51を設けたものである。
本実施形態では、ゴムタイヤ51により、浮体式避難通路1hが浮上後、波が引いて降下し地面100に衝突した際の衝撃を緩和して損傷が防止される。また、浮体式避難通路1hの浮上時には、下方からの漂流物の衝撃を緩和し、損傷が防止できる効果もある。さらに、ゴムタイヤ51は前記の地切り促進機構としての役割も果たす。加えて、ゴムタイヤ51は地表を滑りやすく、第2、第3の実施形態で説明したような浮体ユニット10の連結方向の移動が妨げられることもない。なお、ゴムタイヤ51としては半割のものを用いることも可能で、この場合では半円形断面の円弧状部分を下にして配置する。
[第10の実施形態]
図9(b)に第10の実施形態の浮体式避難通路1jを示す。この浮体式避難通路1jは、浮体ユニット10に蓄光部53を設けたものである。蓄光部53は、自然光等に曝されることで励起し、長期間の発光状態を維持する蛍光材等を有する。
本実施形態では、蓄光部53が夜間等に光ることにより、津波に流されて水面にいる人等にとっては浮体式避難通路1jの存在箇所の目印になり、避難通路上の避難者等にとっては通路方向がわかる。これにより津波到来時の避難を支援できる。
[第11の実施形態]
図9(c)に第11の実施形態の浮体式避難通路1kを示す。この浮体式避難通路1kは、浮体ユニット10の上面の通路両側に避難者がつかめる手すり55を設けたものである。手すり55は、例えば各フレーム11に設けた支柱55aの間に十分な強度を有するロープ55bを架け渡して構成される。
この手すり55により、浮体式避難通路1kから避難者が振り落とされるのが防がれ、避難者の安全を確保できる。また、平時には汀線への誘導目安となるとともに、浮体式避難通路1kの存在箇所の目印にもなり、知らない間に浮体式避難通路1kの上に重量物が載置され、津波到来時に浮上しないなどのトラブルが防がれる。
なお、平時は支柱55a等を折り畳んでフレーム11内に収納しておき、津波到来時に支柱55a等を立ち上げて手すり55とすることも可能である。この場合は、平時には立て看板等で浮体式避難通路1kの上に重量物を載せないように警告を行っておけばよい。
[第12の実施形態]
図10(a)に第12の実施形態の浮体式避難通路1nを示す。この浮体式避難通路1nは、一部の浮体ユニット10に杭状部材61を取付け、この杭状部材61を地盤に設けた穴60に挿入するものである。
杭状部材61は、図10(b)に示すようにフレーム11の平面の四隅の長孔63に挿入するようにして設けられ、上端部61aがフレーム11の上面に係止される。長孔63の長軸方向は浮体ユニット10の連結方向と直交する方向に合わせ、該方向への浮体ユニット10の移動は許容し、損傷しにくい構造とする。
杭状部材61の長さや穴60の深さは、図10(c)に示すように、浮体式避難通路1nの浮上時にも杭状部材61の下部が穴60に挿入した状態となるように適切な長さに定める。これにより、浮体ユニット10の平面位置が固定され、漂流を防ぐことができる。
図11(a)の浮体式避難通路1n’は、杭状部材61’を大きさの異なる複数の筒体で構成し、径の大きい筒体に径の小さい筒体を挿入してテレスコピック式に伸縮可能とした例である。津波到来時には、図11(b)に示すように杭状部材61’が伸長して前記と同様の効果を発揮できる。この場合では、杭状部材61’が短くて済み、穴60を深く穿孔しなくて良い利点がある。
図12(a)に示す浮体式避難通路1n”も杭状部材61”をテレスコピック式に伸縮可能とした例であるが、この浮体式避難通路1n”では、所定の力、例えば後述するように浮体式避難通路1n”の浮力に相当する力が働くと、浮体ユニット10に取り付けた杭状部材61”の上端部が浮体ユニット10から外れるようになっている。また、杭状部材61”の内側に係留索23bを通し、その下端部を穴60の底部にある錘22aに取り付ける。係留索23bの上端部はジョイント21に接続される。
杭状部材61”の浮体ユニット10への取付箇所の例を図13(a)に示す。この例では、杭状部材61”の上端部のフランジ61bを浮体ユニット10のフレーム11に設けた止め具112によって係止し、杭状部材61”を浮体ユニット10に固定する。本実施形態では、浮体式避難通路1n”の浮力に相当する力が止め具112に加わると、図13(b)に示すように止め具112が回転軸112aを中心として回転するようにしておく。これによりフランジ61bの係止が外れ、杭状部材61”の上端部が浮体ユニット10から外れる。
浮体式避難通路1n”は、図12(b)に示すように、津波到来時の水位が、杭状部材61”が最大長さに伸長する所定高さ未満である場合には、前記した浮体式避難通路1n、1n’と同様の効果を発揮する。一方、津波到来時の水位が上記の所定高さを超えると、杭状部材61”は最大長さを超えて伸長しないので上記の止め具112には浮体式避難通路1n”の浮力分の力が加わる。これにより、杭状部材61”の上端部が浮体ユニット10から外れる。
この後、浮体式避難通路1n”は水位上昇に伴って図12(c)に示すように浮上を続けるが、この際浮体ユニット10は係留索23bと錘22aにより係留される。浮体ユニット10から外れた杭状部材61”の上端部は矢印cに示すように下降して元の位置に戻る。この場合では、杭状部材61”の伸長時の最大長さが短くて済むことから、伸長時において杭状部材61”が変形したり損傷したりしにくくなる等の利点がある。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1j、1k、1n、1n’、1n”;浮体式避難通路
10、10a;浮体ユニット
11、11a;フレーム
12;グレーチング
14;浮力体
21、25;ジョイント
21a;自在ジョイント
21b;ワイヤ
22、22a、32;錘
23、23a、23b;係留索
24;緩衝材
24a;先端緩衝材
31、33;梯子
41;コンクリート製車輪
42;透水層
43;補助浮力体
51;ゴムタイヤ
53;蓄光部
55;手すり
60;穴
61、61’、61”;杭状部材
100;地面
200;水面
300;高台
400;地上構造物
500;海岸

Claims (12)

  1. 剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、
    隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、
    前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、
    津波到来時に前記浮体ユニットの地切りを促進するための地切り促進機構と、
    を有し、
    前記地切り促進機構は、海側端部の前記浮体ユニットに設けた補助浮力体であることを特徴とする浮体式避難通路。
  2. 剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、
    隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、
    前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、
    津波到来時に前記浮体ユニットの地切りを促進するための地切り促進機構と、
    を有し、
    前記地切り促進機構は、前記浮体ユニットの下方の透水層であることを特徴とする浮体式避難通路。
  3. 前記フレームは格子状であり、フレーム平面の中空部に、空隙を有する床材が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の浮体式避難通路。
  4. 前記フレームが、浮力体を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  5. 前記フレームの鉛直方向断面が中空部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  6. 前記浮体ユニットの上面に手すりが設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  7. 前記浮体ユニットに杭状部材が設けられ、
    前記杭状部材が、地盤に設けられた穴に挿入されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  8. 前記浮体式避難通路の陸側端部が、海側端部よりも高い位置、もしくは地上構造物に連結されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  9. 前記浮体ユニットの底部に緩衝材が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  10. 前記浮体ユニットに救助用の梯子が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の浮体式避難通路。
  11. 剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、
    隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、
    前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、
    を有する浮体式避難通路を、陸側から海側に向かって平行線状に複数配置したことを特徴とする浮体式避難通路網。
  12. 剛性を有するフレームを備え、津波到来時に浮上する複数の浮体ユニットと、
    隣り合う浮体ユニット同士を相対移動可能に連結する連結材と、
    前記浮体ユニットを係留するための係留部材と、
    を有する浮体式避難通路を、陸側から海側もしくは海側から陸側に向かって放射状に複数配置したことを特徴とする浮体式避難通路網。
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