JP4974915B2 - 水域区画用フロート - Google Patents

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Description

本発明は、所定の水域を取り囲むように水面に設置される水域区画用フロートに関する。
従来より、図3に示すように、水面を浮遊可能な複数のフロート部材31をロープ33により接続したフロート30が知られている。このようなフロート30は、例えば、海、湖、貯水池などに設けられた取水口など設備の近傍などの進入禁止水域を明示するために用いられている。
また、例えば、特許文献1には、このようなフロート30を水面の集塵に用いる方法が記載されている。すなわち、所定の区域をかかる構成のフロートにより取り囲み、そのロープの一端を巻き上げる。この際、フロート部材31及びこれらを結ぶロープ33が水面に浮遊しているため、落ち葉やゴミなどの水面に浮遊する塵芥5をフロート部材31及びロープ33がかき集め、集塵することができる。
特開平5−44211号公報
このように、図3に示すような構成のフロート30は水面に浮遊するフロート部材31及びこれらを結ぶロープ33が塵芥5を堰きとめてしまうため、水域区画の用途に用いる場合には、フロート30により囲んだ水域内に塵芥5が溜まってしまう。このように塵芥5が溜まってしまうと景観を損ねるため、定期的に塵芥5の除去作業を行なう必要があり、このような塵芥5の除去作業は非常に手間がかかるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、区画した水域内に塵芥が溜まることのない水域区画用フロートを提供することである。
本発明の水域区画用フロートは、水面に浮遊可能な複数のフロート部材と、当該複数のフトート部材を接続する索条体とを備えた水域区画用フロートであって、前記索条体、隣接する2つのフロート部材との接続位置において、水上又は水中に位置するように、傾斜した状態で当該隣接するフロート部材に接続されていることを特徴とする。
また、上記の水域区画用フロートにおいて、前記各フロート部材は、偏心した位置に錘が取り付けられて、錘が取り付けられた一端部が水面下に位置し、それと反対側の他端部が水面の上方に位置するように水面に浮遊され、前記複数のフロート部材は、隣接するフロート部材の一端部同士、又は他端部同士が交互に近接するように配置され、この状態で、隣接するフロート部材の一端部間及び他端部を前記索条体で接続することにより、前記索条体が水上又は水中に位置するように構成されていることとしてもよい。
また、上記の水域区画用フロートにおいて前記複数のフロート部材の各々に、前記索条体を水平方向に対して傾斜するように通すことにより、前記索条体が水上又は水中に位置するように構成されていることとしてもよい。
本発明によれば、索条体は、隣接するフロート部材間において、水上又は水中に位置するように、傾斜した状態で隣接するフロート部材に接続されているため、区画した水域内の水面に落下した落ち葉などの塵芥もフロート部材間を通って外部で出ることとなり、区画内に塵芥が溜ることを防止できる。
以下、本発明の水域区画用フロートの実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の水域区画用フロート10を示す図である。本実施形態の水域区画用フロートは、例えば、海や貯水池などの進入禁止水域などの所定の水域を取り囲むように設置され、この水域を明示するためのものである。図1に示すように、本実施形態の水域区画用フロート10は、水面に浮遊する複数のフロート部材11と、隣接するフロート部材11の端部を結び、これら複数のフロート部材11を連結するロープ13とにより構成される。
フロート部材11は、例えば発泡スチロール等の軽量な材料からなるラグビーボール状に形成された部材であり、何れか一方のロープ13が接続されている位置の近傍にウエイト12が取り付けられている。これにより、各フロート部材11は、図1に示すように、ウエイト12が取り付けられている側が下方に位置するように傾斜した状態で、水上に浮遊することになる。なお、各フロート部材11は傾斜するものの、水面に浮遊しているため、水上より視認可能である。
また、複数のフロート部材11は、ウエイト12の取り付け位置が交互に反対側となるように配列されている。これにより、各フロート部材11は、隣接するフロート部材11と、互いにウエイト12が取り付けられた側の端部同士、又はウエイト12が取り付けられていない端部同士が近接することとなる。このため、隣接するフロート部材11は、夫々の互いに近接する側の端部が、ともに水面の上方に位置する又はともに水面下に位置するように傾斜することとなる
これにより、互いに近接する側の端部が水面の上方となるように傾斜した隣接するフロート部材11を連結するロープ13は、その端部が各フロート部材11から斜め上方に向かって延び、水上を通ってこれらフロート部材11を接続することとなる。また、互いに近接する側の端部が水面の下方となるように傾斜した隣接するフロート部材11を連結するロープ13は、その端部が各フロート部材11から斜め下方に向かって延び水中を通ってこれらフロート部材11を接続することになる。このように、フロート部材11を結ぶロープ11が水中又は水上に位置することとなり、フロート部材11の間を落ち葉などの水面に浮遊する塵芥が通過することが可能となる。
本実施形態によれば、各フロート部材11が、隣接するフロート部材11の互いに近接する側の端部が水中又は水上に位置するように傾斜するため、これらフロート部材11を連結するロープ13が水中又は水上を通ってこれらフロート部材11を接続することとなる。これにより、水域区画用フロート20により囲まれた水域内の水面に浮遊する塵芥5がフロート部材11の間を通って外部に流出するため、塵芥5が水域内に溜まってしまうことがなく、水域内の塵芥を取り除く作業が不要となり、作業の手間を削減することができる。
図2は、本発明の第2実施形態を示す図である。同図に示すように、本実施形態では、各フロート部材21に、このフロート部材21が水面に浮遊した状態で、水平方向に対して傾斜するようにロープ23を挿通可能な挿通孔21Aが設けられており、ロープ23が各フロート部材21の挿通孔21Aを挿通することで、これらフロート部材21が連結されている。
また、複数のフロート部材21は、その挿通孔21Aの傾斜の向きが交互に反対となるように配列されている。これにより、隣接するフロート部材21の挿通孔21Aの互いに近接する側の端部が、ともに水中又は水上に位置することになり、これらフロート部材21を連結するロープ23は隣接するフロート部材21から水平方向に対して上下同じ向きに傾斜して延びることとなる。これにより、図2に示すように、隣接するフロート部材21を連結するロープ23は水中又は水上を通って、これらフロート部材21を間の水面を跨ぐように結ぶことになる。
このように第2実施形態の水域区画用フロート20によれば、図1を参照して説明した実施形態と同様の効果が得られるとともに、さらに、フロート部材21が水平に保たれるため、視認性を向上することができる。
なお、上記の各実施形態では、フロート部材11,21としてラグビーボール状のものを用いたが、これに限らず、球形など適宜な形状のフロート部材を用いることができる。
また、上記の第1実施形態では、フロート部材11にウエイト12を取り付け、フロート部材11を傾斜させる構成とすることにより、また、第2実施形態では、フロート部材21に水平方向に対して傾斜するように挿通孔21Aを設け、この挿通孔21Aをロープ23を挿通させることにより、ロープ13、23が水上又は水中を通ってこれらフロート部材11、21を接続するようにしたが、かかる構成に限らず、隣接するフロート部材11を接続するロープ13が水上又は水中を通ってこれらフロート部材11を接続していればよい。
本実施形態の水域区画用フロートを示す図である。 別の実施形態の水域区画用フロートを示す図である。 従来の水域区画用フロートを示す図である。
符号の説明
5 塵芥
10、20 水域区画用フロート
11,21 フロート部材
12 ウエイト
13、23 ロープ
21A 挿通孔

Claims (3)

  1. 水面に浮遊可能な複数のフロート部材と、当該複数のフトート部材を接続する索条体とを備えた水域区画用フロートであって、
    前記索条体、隣接する2つのフロート部材との接続位置において、水上又は水中に位置するように、傾斜した状態で当該隣接するフロート部材に接続されていることを特徴とする水域区画用フロート。
  2. 前記各フロート部材は、偏心した位置に錘が取り付けられて、錘が取り付けられた一端部が水面下に位置し、それと反対側の他端部が水面の上方に位置するように水面に浮遊され
    前記複数のフロート部材は、隣接するフロート部材の一端部同士、又は他端部同士が交互に近接するように配置され、この状態で、隣接するフロート部材の一端部間及び他端部を前記索条体で接続することにより、前記索条体が水上又は水中に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の水域区画用フロート。
  3. 前記複数のフロート部材の各々に、前記索条体を水平方向に対して傾斜するように通すことにより、前記索条体が水上又は水中に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の水域区画用フロート。
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