JP6108475B2 - 汚濁拡散防止装置 - Google Patents

汚濁拡散防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6108475B2
JP6108475B2 JP2014097478A JP2014097478A JP6108475B2 JP 6108475 B2 JP6108475 B2 JP 6108475B2 JP 2014097478 A JP2014097478 A JP 2014097478A JP 2014097478 A JP2014097478 A JP 2014097478A JP 6108475 B2 JP6108475 B2 JP 6108475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
curtain
attached
tension
mounting bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014097478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015214820A (ja
Inventor
康之 小坂
康之 小坂
Original Assignee
海和テック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 海和テック株式会社 filed Critical 海和テック株式会社
Priority to JP2014097478A priority Critical patent/JP6108475B2/ja
Publication of JP2015214820A publication Critical patent/JP2015214820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6108475B2 publication Critical patent/JP6108475B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

本発明は、浚渫、埋立などの工事に伴い発生する汚濁物質の水中での拡散を防止するための汚濁拡散防止装置に関するものである。
従来、汚濁拡散防止装置として、浚渫、埋立などの工事に伴い発生する汚濁物質の水中での拡散を防止するために、水面に浮かべたフロート部に、下部に重錘が取り付けられたカーテン(汚濁拡散防止膜)の上部が取り付けられることにより前記カーテンが水中に吊り下げられ、係留索、アンカーなどの係留手段により所定の位置に係留されるものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
そのような汚濁拡散防止装置11は、例えば図3及び図4(a)(b)(c)に示すように、水に浮かべて設置されほぼ一定の間隔で配置される複数のフロート12を有するフロート部13に、下部に重錘としてのチェーン14が取り付けられたカーテン15の上部が取り付けられることによりカーテン15が水中に吊り下げられ、カーテン15に、カーテン長手方向に沿ってテンションベルト16が上下二列に設けられている。
隣り合うカーテン15どうしの結合は、テンションベルト16どうしについては、図3に示すように、テンションベルト16の端部に矩形状の取付板17を設け、その上にD環付金具18の取付金具部18Aを取り付け、対応するD環付金具18のD環18Bどうしをシャックル19で結合している。また、カーテン15どうしについては、シート結束ロープ20で結束している。また、カーテン15の上下方向の中間位置に設けられるベルト21A,21Bや下部に設けられるベルト22も、同様に、D環付金具23やシャックル24を用いて結合されている。
そして、設置場所の大きさに応じて、前述したように、複数のカーテン15を結合して設置される。
また、端部に位置するカーテン15のテンションベルト16については、図4(a)(b)(c)に示すように、ベルト端部に取付板17を取り付け、その上にD環付金具18の取付金具部18A(取付板17より小さい矩形状)を取り付け、D環18Bに第1のシャックル19、1つのリング25及び第2のシャックル26を介して、係留ロープ27に結合されている。なお、取付金具部18Aに対しD環18Bが取付部18Cを介して回転可能に設けられている。
特開2005−351073号公報
上下二列に設けれたテンションベルト16の端部のD環付金具18のD環18Bをそれぞれシャックル19を介して1つのリング23に結合するようにしているので、各D環付金具18(取付板17)がそれぞれ独立して運動できるようになっている。そのため、テンションベルト16を上下二列に設けているにもかかわらず、いずれか一方のテンションベルト16にのみ荷重が集中して作用してしまうという不具合がある。
本発明は、前述したようなテンションベルトの端部において、いずれか一方のテンションベルトにのみ荷重が集中して作用するのを回避できる汚濁拡散防止装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、水に浮かべて設置されほぼ一定の間隔で配置される複数のフロートを有するフロート部に、下部に重錘が取り付けられたカーテンの上部が取り付けられることにより前記カーテンが水中に吊り下げられ、前記カーテンに、カーテン長手方向に沿ってテンションベルトが上下二列に設けられ、前記各テンションベルトの端部にD環付金具の取付金具部が取り付けられている汚濁拡散防止装置であって、前記上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の取付金具部の間にまたがって、連結板が設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の取付金具部の間にまたがって、連結板が設けられていることから、両D環付金具の取付金具部が連結板を介して一体に結合され、一方のテンションベルト(D環付金具)に集中して荷重が作用するのが回避される。
この場合、請求項2に記載のように、前記テンションベルトの端部には、前記D環付金具の取付金具部に対応して取付板が取り付けられおり、前記連結板は、前記取付板と前記テンションベルトとの間に設けられていることが望ましい。
このようにすれば、連結板に取付板を取り付けることになるので、取付けのための必要な強度は確保される。
請求項3に記載のように、前記カーテンの端部において、前記上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の両D環がそれぞれ第1のシャックルに結合され、前記第1のシャックルが1つのリングを介して、係留ロープの端部に設けられた第2のシャックルに結合されている構成とすることができる。
このようにすれば、係留ロープからの荷重が、一方のテンションベルト(D環付金具)に集中して荷重が作用するのが回避される。
本発明は、上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の取付金具部の間にまたがって、連結板を設けているので、両D環付金具の取付金具部を連結板を介して一体に結合し、荷重分散を図ることができる。よって、一方のテンションベルト(D環付金具)に集中して荷重が作用するのを回避することができる。
本発明に係る汚濁拡散防止膜装置の一実施の形態の要部を示し、(a)はD環付金具を取り外した状態を示す正面図、(b)はD環付金具に係留ロープを結合した状態の正面図である。 前記汚濁拡散防止膜装置におけるカーテン同士の結合部分を示す正面図である。 従来の汚濁拡散防止膜装置におけるカーテン同士の結合部分の説明図である。 従来の汚濁拡散防止膜装置におけるカーテンの端部を示し、(a)は平面図,(b)は正面図、(c)はD環付金具を取り外した状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係る汚濁拡散防止膜装置の一実施の形態の要部を示し、(a)はD環付金具を取り外した状態を示す正面図、(b)はD環付金具に係留ロープを結合した状態の正面図である。
本発明は、水に浮かべて設置されほぼ一定の間隔で配置される複数のフロート12を有するフロート部13に、下部に重錘(チェーン14)が取り付けられたカーテン15の上部が取り付けられることによりカーテン15が水中に吊り下げられ、カーテン15に、カーテン長手方向に沿ってテンションベルト16が上下二列に設けられ、各テンションベルト16の端部にD環付金具18の取付金具部18Aが取り付けられている汚濁拡散防止装置11である点は従来と同様であるが、連結板1,1Aを、図1(a)(b)および図2に示すように、上下二列のテンションベルト16の端部のD環付金具18の取付金具部18Aの間にまたがって設けている点が特徴である。
具体的には、連結板1,1Aは、矩形状で、取付板17とD環付金具18の取付金具部18Aとの間に、上下に平行に配置される両取付金具部18Aの間にまたがって設けられている。つまり、カーテン15側から、テンションベルト16、取付板17、連結板1,1AおよびD環付金具18の取付金具部18Aが順に設けられている。これにより、連結板1,1Aによって、2つのD環付金具18の取付金具部18Aが連結され、それらの部品3点が一体化されている。
このように、上下二列のテンションベルト16,16の端部のD環付金具18の取付金具部18Aの間にまたがって、連結板1,1Aが設けられていることから、両D環付金具18の取付金具部18Aが連結板1,1Aを介して一体に結合され、一方のテンションベルト16(D環付金具18)に集中して荷重が作用するのが回避される。つまり、係留ロープ27からの荷重が、一方のテンションベルト16(D環付金具18)に集中して作用するのが回避される。
本発明は、前記実施の形態のほか、次のように変更して実施することも可能である。
(i)連結板1,1Aは、2つの取付板17とD環付金具18の取付金具部18Aとの間に設けているが、2つの取付板17とテンションベルト16との間に設けることも可能である。また、取付金具部18Aが設けられていない部分のみを連結板にて連結して、一体化することも可能である。
(ii)前記実施の形態では、各テンションベルトは一層のみであるが、複数層とすることも可能である。つまり、前記実施の形態では、カーテンの前後で上下二列設けられ、表裏で4本であるが、いずれかのテンションベルトを2層にして5本とすることができる。その場合であっても、その2層であるテンションベルトの部分と1層であるテンションベルトの部分とで荷重負担がアンバランスとなりやすいが、連結板で連結しておければ、そのようなアンバランスは解消される。
1,1A 連結板
12 フロート
13 フロート部
15 カーテン
16 テンションベルト
17 取付板
18 D環付金具
18A 取付金具部
18B D環
14 チェーン

Claims (3)

  1. 水に浮かべて設置されほぼ一定の間隔で配置される複数のフロートを有するフロート部に、下部に重錘が取り付けられたカーテンの上部が取り付けられることにより前記カーテンが水中に吊り下げられ、前記カーテンに、カーテン長手方向に沿ってテンションベルトが上下二列に設けられ、前記各テンションベルトの端部にD環付金具の取付金具部が取り付けられている汚濁拡散防止装置であって、
    前記上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の取付金具部の間にまたがって、連結板が設けられていることを特徴とする汚濁拡散防止装置。
  2. 前記テンションベルトの端部には、前記D環付金具の取付金具部に対応して取付板が取り付けられおり、
    前記連結板は、前記取付板と前記テンションベルトとの間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の汚濁拡散防止装置。
  3. 前記カーテンの端部において、前記上下二列のテンションベルト端部のD環付金具の両D環がそれぞれ第1のシャックルに結合され、前記第1のシャックルが1つのリングを介して、係留ロープの端部に設けられた第2のシャックルに結合されていることを特徴とする請求項1または2記載の汚濁拡散防止装置。
JP2014097478A 2014-05-09 2014-05-09 汚濁拡散防止装置 Active JP6108475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097478A JP6108475B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 汚濁拡散防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097478A JP6108475B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 汚濁拡散防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015214820A JP2015214820A (ja) 2015-12-03
JP6108475B2 true JP6108475B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=54751948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014097478A Active JP6108475B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 汚濁拡散防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6108475B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102354095B1 (ko) * 2021-04-27 2022-01-20 원성재 발전소 취수구의 해양생물 유입차단 그물망

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2815682B2 (ja) * 1990-07-02 1998-10-27 住友ゴム工業株式会社 汚濁防止膜
JPH10237850A (ja) * 1997-02-26 1998-09-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 汚濁拡散防止膜とそれを用いた汚濁拡散防止装置
JP3320371B2 (ja) * 1999-01-25 2002-09-03 太田工業株式会社 汚濁水拡散防止装置
JP4533310B2 (ja) * 2005-12-27 2010-09-01 日本海洋株式会社 汚濁拡散防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015214820A (ja) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012011937A4 (en) Method and apparatus for absorptive boom
JP6108475B2 (ja) 汚濁拡散防止装置
CN104294749B (zh) 一种圆筒基础栈桥结构的安装方法
KR101029583B1 (ko) 해상 크레인을 이용한 데릭 구조물의 운송용 지그
JP2017141601A (ja) 防水装置及び防水方法
KR102027154B1 (ko) Gre 파이프의 수직하중용 지지장치
JP4605461B2 (ja) 汚濁防止膜装置
KR101219483B1 (ko) 해양 구조물의 계류 시스템
JP6021996B1 (ja) 汚濁防止膜
KR101251602B1 (ko) 돌망태를 이용한 오탁방지망 고정장치
KR101030258B1 (ko) 양닻가지형 앵커가 구비된 오탁방지막
KR101202697B1 (ko) 오탁방지막 구조물
KR101066118B1 (ko) 앵커 및 이를 갖는 오탁방지막
JP5923019B2 (ja) 分画フェンス
KR101672032B1 (ko) 오탁 방지장치
JP6152768B2 (ja) 海底パイプラインの敷設工法
JP3467137B2 (ja) 構造物の摩擦増大部材
KR101885521B1 (ko) 오탁방지막과 그 설치방법
JP5955568B2 (ja) 通船ゲート
JP4533310B2 (ja) 汚濁拡散防止装置
KR101645593B1 (ko) 선박용 파이프 고정 장치
JP2012144956A (ja) 水質改善用のフェンス
US20140328627A1 (en) Floating dock system and hoist
JP6185281B2 (ja) 滑り支承装置
JP2016199854A (ja) 汚濁防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6108475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250