JP5921963B2 - 塗装廃ガス排気ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、被塗装品を加熱して乾燥させる塗装乾燥室から廃ガスを排気する塗装廃ガス排気ダクトに関し、特に、廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分を除去することが可能な塗装廃ガス排気ダクトに関する。
廃ガスから塗料ヤニ成分を除去することが可能な従来の廃ガス処理装置としては、水冷式の冷却器の表面で廃ガスを冷却して塗料ヤニ成分を凝結させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、別の廃ガス処理装置として、廃ガスと洗浄水とを気液接触させて、廃ガス中の塗料ヤニ成分を洗浄水に捕集するものが知られている。
特開2009−142720号公報(段落[0022]〜[0026]、第5図)
しかしながら、上述した従来の廃ガス処理装置では、冷却水や洗浄水を供給するための配管、ポンプ、ポンプ用電源等が必要であり、多大なコストがかかるという問題があった。また、廃ガスと洗浄水とを気液接触させるものでは、塗料ヤニ成分を含んだ多量の洗浄廃液が発生するため、その廃液処理にも多大なコストがかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、塗装乾燥室からの廃ガスの処理コストを従来よりも抑えることが可能な塗装廃ガス排気ダクトの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る洗浄液回収容器は、被塗装品を加熱して乾燥させる塗装乾燥室から塗料ヤニ成分を含んだ廃ガスを排気する塗装廃ガス排気ダクトにおいて、塗装乾燥室の側面に備えた排気孔の上縁部から側方に張り出し、排気孔から離れるに従って徐々に下方に向かうように湾曲したダクト曲部と、排気孔の横方向でダクト曲部を挟んで対向した1対のサイド壁部とからなるフード構造部と、フード構造部の下面のうち塗装乾燥室から離れた側に配置されて、ダクト曲部の内面で凝結した塗料ヤニ成分の滴を受けて集める漏斗部と、塗料ヤニ成分の滴が漏斗部で集められてなる廃液を貯留する廃液貯留部と、フード構造部の下面のうち漏斗部よりも塗装乾燥室の側面寄り位置に設けられて下方に開口した下面開口とを備えたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1に記載の塗装廃ガス排気ダクトにおいて、鉄より熱伝導率が高い金属で構成されたヒートシンクをダクト曲部の外面に設けたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクトにおいて、ヒートシンクに放熱フィンを設けたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクトにおいて、ダクト曲部の内面は、撥油性物質で覆われているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクトにおいて、廃液貯留部は、上面に開口を有して、その開口から側方に張り出した取付フランジを備え、漏斗部の下端部には、取付フランジが水平側方から挿入されるスロット部か、取付フランジを厚さ方向で挟んで保持するクランプ部か、取付フランジを螺子止めする螺子止め部かの何れかが設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクトにおいて、廃液貯留部は、樹脂製又は紙製の袋形の容器であるところに特徴を有する。
[請求項1,及びの発明]
請求項1の塗装廃ガス排気ダクトによれば、塗装乾燥室から排気された廃ガスは、ダクト曲部の内面に接することで外気との熱交換により冷却され、廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分がダクト曲部の内面で凝結する。この凝結した塗料ヤニ成分の滴は漏斗部で集められ、その集められた滴からなる廃液が、廃液貯留部に貯留される。より具体的には、排気孔を通過した廃ガスはダクト曲部の内面に沿って進んでフード構造部の下面のうち塗装乾燥室の側面から離れた側の端部に到達し、そこで折り返して塗装乾燥室の側面に向かって進み、フード構造部の下面のうち塗装乾燥室の側面寄り位置に設けられた下面開口からフード構造部の外部に抜ける。このとき、廃ガスから風圧を受けるダクト曲部の内面で比較的多くの塗料ヤニ成分が凝結し、その滴が、ダクト曲部の内面を伝って漏斗部から廃液貯留部に流下する。このように、本発明の塗装廃ガス排気ダクトによれば、廃ガスから塗料ヤニ成分を除去するのに、冷却水や洗浄水を流すための配管、ポンプ、ポンプ用電源等が不要であり、多量の洗浄廃液が発生することもないから、塗装乾燥室からの廃ガスの処理コストを従来よりも抑えることができる。
ここで、漏斗部と廃液貯留部は、例えば、回転操作によって着脱可能な構成としてもよいし、請求項の発明のように、廃液貯留部の上面開口から側方に張り出した取付フランジを介して着脱可能な構成でもよい。具体的には、漏斗部の下端部に、取付フランジが水平側方から挿入されるスロット部か、取付フランジを厚さ方向で挟んで保持するクランプ部か、取付フランジを螺子止めする螺子止め部かの何れかを設けた構成にすればよい。
また、請求項の発明のように、廃液貯留部を樹脂製又は紙製の袋形の容器とすれば比較的容易に量産することが可能であるから、廃液貯留部を使い捨てにすることができる。廃液貯留部を使い捨てにすれば、繰り返し使用する場合に比べて、メンテナンスの手間を軽減することができる。また、使用前の袋形容器は、折り畳んでコンパクトに保管したり持ち運ぶことができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、鉄より熱伝導率が高い金属で構成されたヒートシンクを、廃ガスの風圧を受けるダクト曲部の外面に設けたから、フード構造部の中で特に暖まり易いダクト曲部の温度上昇を抑えることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、ヒートシンクに放熱フィンを設けたことで、放熱効果が向上し、ダクト曲部の温度上昇をより確実に抑えることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、ダクト曲部の内面を撥油性物質で覆ったから、ダクト曲部の内面で凝結した塗料ヤニ成分を、漏斗部に向けて流下させ易くすることができる。また、凝結した塗料ヤニ成分の滴は粘性が高いヤニ状であるため、ダクト曲部の内面に付着したまま残ることもあるが、そのような場合でも、撥油性物質が塗料ヤニ成分の滴のこびり付きを防止するので、容易に除去することが可能になる。

本発明の第1実施形態に係る塗装廃ガス排気ダクト及び塗装乾燥炉の斜視図 塗装廃ガス排気ダクト及び塗装乾燥炉の断面図 カートリッジ容器の取り付け構造を示す斜視図 カートリッジ容器の取り付け構造を示す斜視図 カートリッジ容器の取り付け構造を示す斜視図 カートリッジ容器の取り付け構造を示す斜視図 第2実施形態に係る袋形容器の取り付け構造を示す斜視図 袋形容器の取り付け構造の変形例を示す斜視図 変形例に係る塗装廃ガス排気ダクトの断面図 変形性に係る塗装廃ガス排気ダクトの断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1に示す塗装乾燥炉10(本発明の「塗装乾燥室」に相当する)は、所謂「熱風式」の塗装乾燥炉であって、上下左右が壁で囲まれたトンネル構造をなしている。被塗装物W(例えば、自動車ボディ)は、塗装乾燥炉10の内部に備えたフロアコンベヤ11(図2参照)によって塗装乾燥炉10内を一端から他端に向けて搬送される。その搬送過程で被塗装物Wに熱風が吹き付けられることにより、表面の塗装が加熱されて、乾燥・固化する。
塗装乾燥炉10の内部には熱風給気ダクト12及び熱風排気ダクト14が設けられている。熱風給気ダクト12は塗装乾燥炉10の床側に設けられ、左右の両側壁10Aに沿って延びている。熱風給気ダクト12には斜め上方を向いて開口した複数の吹出口13が形成されており、それら吹出口13から被塗装物Wに向けて熱風が吹き出す。
熱風排気ダクト14は塗装乾燥炉10の天井側に設けられ、左右の両側壁10Aに沿って延びている。熱風排気ダクト14には複数の吸込口(図示せず)が形成されており、熱風によって蒸発した塗料ヤニ成分(塗料に含まれる有機溶剤や樹脂等)を含む廃ガスが、吸込口から熱風排気ダクト14に吸い込まれる。
塗装乾燥炉10の両側壁10Aのうち、天井寄り位置には排気孔16(図2参照)が貫通形成されている。排気孔16は、塗装乾燥炉10における搬送方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。この排気孔16を介して熱風排気ダクト14と後述する塗装廃ガス排気ダクト30とが連通している。なお、図示しないが、排気孔16には、塗装乾燥炉10内の廃ガスを熱風排気ダクト14内に吸引しかつ、塗装廃ガス排気ダクト30に排気するための排気ファンが備えられている。
塗装乾燥炉10からの廃ガスを乾燥用の熱風として再利用するために、塗装廃ガス排気ダクト30には、循環ダクト17の始端部が接続されており、循環ダクト17の終端部は熱風給気ダクト12に接続されている。また、図示しないが、循環ダクト17の途中には、廃ガス中の塗料ヤニ成分を除去するフィルター及び、塗料ヤニ成分が除去されたガスを再加熱するための加熱装置、再加熱されたガスを熱風給気ダクト12に送給するための給気ファン等が設けられている。なお、本発明に係る「塗装廃ガス排気ダクト」は、本実施形態のように循環ダクト17を含まない構成でもよいし、循環ダクト17を含む構成でもよい。また、塗料ヤニ成分が除去されたガスを乾燥用の熱風として再利用せずに、大気に放出するようにしてもよい。
塗装廃ガス排気ダクト30は、排気孔16を水平側方から覆うように塗装乾燥炉10の側壁10Aから水平方向に膨出したフード構造部31を備えている。フード構造部31は、塗装乾燥炉10の側壁10Aのうち、排気孔16の上縁部から側方に張り出したダクト曲部32と、ダクト曲部32を挟んで対向した1対のサイド壁部33,33(図1には一方のサイド壁部33のみが示されている)とを有している。ダクト曲部32は、排気孔16から離れるに従って徐々に下方に向かうように湾曲すると共に、下端部が排気孔16の下縁部よりも下方に位置しており、排気孔16からフード構造部31内に進入した廃ガスの風圧をダクト曲部32の内面で受ける構成となっている。フード構造部31の下面のうち、側壁10Aから離れた側の端部寄り位置には、漏斗部35が設けられている。漏斗部35は、下方に向かって窄んだ漏斗本体35Aと漏斗本体35Aからさらに下方に延びた角筒形の漏斗脚部35Bとを備えている。漏斗本体35Aは、ダクト曲部32の下端部と1対のサイド壁部33の下端部と循環ダクト17の始端部(上端部)とに連結されており、漏斗脚部35Bの下端部には、カートリッジ容器37(本発明の「廃液貯留部」に相当する)が取り付けられている。そして、フード構造部31内で廃ガスが冷却されて塗料ヤニ成分が凝結すると、その滴が漏斗部35に集められ、その集められた滴からなる塗料ヤニ成分の廃液がカートリッジ容器37に貯留される。
フード構造部31の下面のうち、漏斗部35より塗装乾燥炉10の側壁10A寄り位置には、下方に開口した下面開口31Bが設けられており、その下面開口31Bの開口縁に循環ダクト17の始端部が連結されている。漏斗本体35Aのうち、漏斗脚部35Bと循環ダクト17の始端部(上端部)との間を連結した壁部は、ダクト曲部32の下端部内面と対向するように配置された湾曲壁34となっている。湾曲壁34の内面は、ダクト曲部32の内面から離れるように外側に湾曲しており、その湾曲壁34とダクト曲部32との間にガス滞留部31Aが形成されている。カートリッジ容器37は、ガス滞留部31Aの下方に配置されている。
フード構造部31の内面及び漏斗部35の内面は、撥油性物質(フッ素樹脂、詳細にはポリテトラフルオロエチレン樹脂)で覆われており、凝結した塗料ヤニ成分の滴をはじくと共に、塗料ヤニ成分のこびりつきを防ぐことが可能となっている。
フード構造部31のうち、廃ガスの風圧を受けるダクト曲部32の外面には、外気の自然対流によって冷却される自然空冷式のヒートシンク36が設けられている。ヒートシンク36は、鉄より熱伝導率が高い金属(具体的には、アルミニウムや銅)で構成されている。詳細には、ヒートシンク36は、間隔を開けて互いに平行に配置された複数の放熱フィン36Aを備えている。放熱フィン36Aは、フード構造部31の幅方向(水平方向)に延びた矩形板状をなし(図1参照)、ダクト曲部32の外面から略直角に起立している。ヒートシンク36を設けたことにより、フード構造部31の中でも廃ガスの風圧を受けることで特に暖まり易くなっているダクト曲部32の熱を、効率的に放熱することができる。ここで、ダクト曲部32の外面から放熱フィン36Aが直接起立した構成でもよいし、ダクト曲部32の外面に宛がって固定されてヒートシンク36を構成するベース板から放熱フィン36Aが起立した構成でもよい。
カートリッジ容器37は上面開放の直方体箱形をなしており、漏斗部35の下端部(漏斗脚部35B)に着脱可能に取り付けられている。また、カートリッジ容器37は、循環ダクト17の内部の負圧によって変形することのない樹脂又は金属で構成されており、カートリッジ容器37の内部に溜まった塗料ヤニ成分の廃液を廃棄すれば繰り返し使用することが可能である。
カートリッジ容器37と漏斗部35との間には、例えば、図3に示すようなスライド係合式の取り付け構造が備えられている。即ち、漏斗脚部35Bの下端部内側で水平方向に延びたスロット部35Sに対して、カートリッジ容器37の上端部から側方に張り出した取付フランジ37Fが水平側方からスライド係合している。より詳細には、取付フランジ37Fの上下両面にはシール用の弾性部材39が貼付されており、その弾性部材39をスロット部35Sの内側で圧縮変形させた状態で、スロット部35Sと取付フランジ37Fとが係合している。なお、弾性部材39を取付フランジ37Fではなく、スロット部35Sの内面に貼付した構成にしてもよい。
スロット部35Sのうち、取付フランジ37Fを挿抜するための挿抜口は、常には蓋部材38によって塞がれており、その蓋部材38によって漏斗部35に対するカートリッジ容器37の位置ズレやカートリッジ容器37の脱落が防止されている。図3に示すように蓋部材38は、長方形板状をなしており、スロット部35Sの挿抜口を塞いだ状態(図3の二点鎖線で示した状態)で漏斗脚部35Bの下端部に固定(例えば、螺子止め)されている。また、蓋部材38の長手方向の一端部は、回動支軸38Jによって漏斗脚部35Bの下端部に回動可能に連結されており、回動支軸38Jを中心にして蓋部材38を回動操作することで、スロット部35Sの挿抜口を開放状態(図3の実線で示した状態)にすることができる。また、開放状態にしたときでも、回動支軸38Jによって蓋部材38の脱落を防止することができる。なお、蓋部材38を螺子止めするためのネジは、工具を使わずにねじ回し操作をすることが可能な蝶ネジが好ましい。
ここで、蓋部材38を漏斗脚部35Bに対して回動可能に連結するのではなく、例えば、図4に示すように、カートリッジ容器37に蓋部材38を一体に設けて、その蓋部材38の四隅を漏斗脚部35Bの下端部に固定(例えば、螺子止め)可能な構成としてもよい。また、蓋部材38の一側辺と漏斗脚部35Bの下端部の一側辺とをヒンジによって連結して、蓋部材38を「開き戸」のように開閉可能としてもよい。さらに、蓋部材38を、漏斗脚部35B及びカートリッジ容器37から取り外し可能な構成にしてもよい。
カートリッジ容器37と漏斗部35との間の取り付け構造は、以下のようにしてもよい。例えば、図5に示すように、カートリッジ容器37の上端部から側方に張り出した取付フランジ37Fと、漏斗脚部35Bの下端部から側方に張り出した被取付フランジ35Fとを、シール用の弾性部材39(パッキン)を挟んで重ね合わせて、取付フランジ37Fと被取付フランジ35Fとを複数のネジ50(蝶ネジが好ましい)によって螺子止めしてもよい。このとき、被取付フランジ35Fは、本発明の「螺子止め部」に相当する。或いは、図6に示すように、被取付フランジ35Fの下面に重ね合わされた取付フランジ37Fを、被取付フランジ35Fと共にクランプ部35Cによって厚さ方向で挟んで固定してもよい。
本実施形態の構成は以上であり、次に、本実施形態の作用効果を説明する。塗装乾燥炉10の熱風給気ダクト12から吹き出した熱風は、被塗装物Wに吹き付けられ、被塗装物Wの表面の塗装が加熱されて乾燥する。このとき、塗料に含まれる有機溶剤や樹脂等の塗料ヤニ成分が蒸発して、熱風と共に熱風排気ダクト14に吸い込まれる。熱風排気ダクト14に流入した廃ガス(塗料ヤニ成分を含んだ熱風)は、排気孔16から塗装乾燥炉10の外部に排気され、塗装廃ガス排気ダクト30及びフィルター(図示せず)を通過することで、廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分が除去される。そして、塗料ヤニ成分が除去されたガスは、加熱装置(図示せず)によって再加熱されて、熱風給気ダクト12に供給される。
さて、排気孔16から排気された廃ガスがフード構造部31内に進入すると、ダクト曲部32の内面によって廃ガスの流れる方向が変更される。即ち、排気孔16から略水平方向に排気された廃ガスは、ダクト曲部32の内面に沿って斜め下方に進み、塗装乾燥炉10の側壁10Aから離れた側の下端部で折り返して循環ダクト17と連通した下面開口31Bへと向かうと共に、その下面開口31Bへと向かう廃ガスの一部が、湾曲壁34の案内によってダクト曲部32に向けて誘導されてガス滞留部31Aに滞留する。そして、廃ガスはフード構造部31の内面(特に、廃ガスの風圧を受けるダクト曲部32の内面)に接することで冷却され、廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分の蒸気が、フード構造部31の内面で凝結して滴となる。その滴は自重で流下して漏斗部35に集められ、その集められた滴からなる塗料ヤニ成分の廃液がカートリッジ容器37に貯留される。
フード構造部31及び漏斗部35の内面は撥油性物質で覆われているから、内面で凝結した塗料ヤニ成分の滴が比較的流下し易くなっている。また、フード構造部31のうち、廃ガスの風圧を受けるダクト曲部32の外面に、放熱フィン36Aを有したヒートシンク36を設けたから、フード構造部31の中でも特に暖まり易いダクト曲部32の温度上昇を確実に抑えることができる。さらに、廃ガスをフード構造部31内で滞留させることができるから、より多くの塗料ヤニ成分をフード構造部31内で凝結させることができる。
塗装廃ガス排気ダクト30のメンテナンスは、例えば、塗装乾燥炉10の運転が停止したときに、カートリッジ容器37を取り外して空のカートリッジ容器37に交換するか、又は、カートリッジ容器37に溜まった塗料ヤニ成分の廃液を廃棄してから、再度、取り付ければよい。なお、カートリッジ容器37に溜まった塗料ヤニ成分の廃液は、カートリッジ容器37ごと加温するか少量の溶剤を加えることで、比較的容易に取り出すことができる。
フード構造部31の内面で凝結した塗料ヤニ成分の滴は、比較的粘性が高いヤニ状であるためカートリッジ容器37まで流下せずにフード構造部31の内面に付着したまま残ることがある。そのような塗料ヤニ成分は、定期的又は必要に応じてスクレーパ等で除去すればよい。このとき、フード構造部31の内面を覆った撥油性物質が塗料ヤニ成分のこびり付きを防止するので、比較的容易に除去することができる。
このように、本実施形態の塗装廃ガス排気ダクト30によれば、従来の廃ガス処理装置のように、冷却水や洗浄水を流すための配管、ポンプ、ポンプ用電源等が不要であり、多量の洗浄廃液が発生することもないから、塗装乾燥炉10からの廃ガスの処理コストを従来よりも抑えることができる。
廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分をフィルターで除去した場合は、フィルターの分だけ廃棄物が増えることになるのに対し、本実施形態の塗装廃ガス排気ダクト30から発生する廃棄物は、カートリッジ容器37に溜まる塗料ヤニ成分の廃液だけであるから、廃棄物を削減することができる。
また、廃ガスに含まれる塗料ヤニ成分をフィルターだけで除去した場合には、フィルターを頻繁に交換する必要があるが、本実施形態によれば、循環ダクト17におけるフィルターの上流側に塗装廃ガス排気ダクト30を設けたことで、フィルターの交換頻度を少なくすることができるから、廃棄物を削減することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は図7及び図8に示されており、フード構造部31内で冷却凝結した塗料ヤニ成分を、袋形の容器40に貯留するようにした点が、上記第1実施形態とは異なる。その他の構成は、上記第1実施形態と同一であるので、重複する説明は省略する。本実施形態における袋形の容器40は、本発明の「廃液貯留部」に相当する。
袋形容器40は、例えば、紙製又は樹脂製(好ましくは、不燃性又は難燃性のもの)であって、板状の口枠41によって開口状態に保持されている。図7に示すように、袋形容器40は、カートリッジ容器37の内側に収納されており、口枠41がカートリッジ容器37の取付フランジ37Fと漏斗脚部35Bの被取付フランジ35Fとの間に挟まれている。その状態で、取付フランジ37Fと被取付フランジ35Fとが、上記第1実施形態のように、螺子止め又はクランプ部35C(図6参照)によって固定されている。或いは、図8に示すように、取付フランジ37Fの上面に口枠41を重ねた状態で、それら取付フランジ37Fと口枠41とを、漏斗脚部35Bの下端部内側に形成されたスロット部35Sに水平側方からスライド係合させて取り付けられている。
また、フード構造部31から循環ダクト17へと向かうガス流によって袋形容器40がフード構造部31側に吸い込まれないようにするため、袋形容器40とカートリッジ容器37の内面とがネジ、粘着テープ、面ファスナー等の図示しない固定手段によって固定されている。なお、図7には示されていないが、被取付フランジ35Fの下面には口枠41との間をシールする弾性部材(パッキン)が取り付けられている。
本実施形態によれば、比較的容易に量産することが可能な紙製又は樹脂製の袋形容器40に塗料ヤニ成分の廃液を貯留するようにしたので、廃液を袋形容器40ごと廃棄することができる。袋形容器40を使い捨てにすれば、カートリッジ容器37から廃液を取り出す手間を省くことができるから、上記第1実施形態に比べてメンテナンスの手間を軽減することができる。また、使用前の袋形容器40は折り畳んでコンパクトに保管したり持ち運ぶことができる。なお、袋形容器40を廃棄するときに口枠41から袋形容器40を取り外せるようにしておき、口枠41を繰り返し使用可能にしてもよい。
[他の実施形態]
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明に係る塗装廃ガス排気ダクト30は、上記実施形態のようなフード構造部31を有するものだけでなく、例えば、図9に示すような構造を有したものでもよい。即ち、下方に突出したU字管部131を備えて、そのU字管部131の屈曲又は湾曲した底部をダクト曲部132として備え、そのダクト曲部132から下方に漏斗部35を延ばした構成としてもよい。この構成によると、廃ガスがU字管部131を通過するときに、ダクト曲部132の内面が風圧を受けると共に、そのダクト曲部132の内面で廃ガスが冷却されて塗料ヤニ成分が凝結し、その滴がダクト曲部132の内面を伝って漏斗部35に集められて、カートリッジ容器37に貯留される。このとき、U字管部131(特にダクト曲部132)の外面にヒートシンクを設けて、放熱性の向上を図ってもよい。
(2)漏斗部35とカートリッジ容器37との取り付け構造の変形例として、例えば、漏斗脚部35B及びカートリッジ容器37を共に円筒形にすると共に、両者に螺合部又はバヨネット係合部を形成し、漏斗脚部35Bに対するカートリッジ容器37の回転操作によって漏斗脚部35Bとカートリッジ容器37とを着脱可能としてもよい。
(3)上記第1実施形態において、カートリッジ容器37の内面を撥油性物質で覆ってもよい。このようにすれば、カートリッジ容器37から塗料ヤニ成分の廃液を取り出す作業を比較的容易に行うことができる。
(4)上記各実施形態においてヒートシンク36は、フード構造部31におけるダクト曲部32だけに設けられていたが、サイド壁部33,33にヒートシンク36を設けてもよい。
(5)また、上記実施形態では、水平方向に延びた矩形板状の放熱フィン36Aを互いに間隔を開けて複数配置した構成であったが、ダクト曲部32の上端部と下端部との間で延びた扇形板状の放熱フィン36Aを、ダクト曲部32の幅方向で間隔を開けて複数配置した構成にしてもよい、
(6)また、ヒートシンク36における放熱フィン36Aは、剣山状をなしていてもよい。また、ヒートシンクは放熱フィンを備えていなくてもよい。即ち、ダクト曲部32の外面を覆うように敷設された金属製の湾曲板又は屈曲板をヒートシンクとしてもよい。
(7)さらに、フード構造部31の全体或いはダクト曲部32を、鉄より熱伝導率が高い金属(アルミニウムや銅など)で構成して、フード構造部31自体が比較的高い放熱性を備えるようにしてもよい。
(8)上記各実施形態では、熱風式の塗装乾燥炉10を例示したが、熱風式以外の塗装乾燥室からの廃ガスを、本発明の塗装廃ガス排気ダクトによって処理してもよい。
(9)上記各実施形態において、ダクト曲部32の内面は湾曲面で構成されていたが、複数の平面が連絡した屈曲面で構成してもよい。また、フード構造部31の内面における廃ガスとの接触面積及びフード構造部31の外面における外気との接触面積が共に大きくなるように、フード構造部31の内面及び外面を、例えば、波状面又はエンボス面にしてもよい。
(10)上記第1実施形態において塗装廃ガス排気ダクト30は、循環ダクト17の始端部に設けられていたが、循環ダクト17の中間部であって、廃ガスの温度が塗料ヤニ成分の凝結温度まで低下する位置より上流側の位置に塗装廃ガス排気ダクト30を設けてもよい。
(11)上記実施形態では、本発明の「廃液貯留部」としてのカートリッジ容器37又は袋形容器40が、漏斗部35に対して着脱可能となっていたが、「廃液貯留部」は「漏斗部」に対して着脱可能でなくてもよい。具体的には、図10に示すように、「廃液貯留部」としての可搬容器52(ドラム缶、ペール缶、バケツ等)を漏斗部35の下方に配置しただけで、それらが何ら連結されていない構成としてもよい。
10 塗装乾燥炉(塗装乾燥室)
17 循環ダクト
30 塗装廃ガス排気ダクト
31 フード構造部
31B 下面開口
32 ダクト曲部
35 漏斗部
35C クランプ部
35F 被取付フランジ(螺子止め部)
35S スロット部
36 ヒートシンク
36A 放熱フィン
37 カートリッジ容器(廃液貯留部)
37F 取付フランジ
40 袋形容器(廃液貯留部)
W 被塗装物

Claims (6)

  1. 被塗装品を加熱して乾燥させる塗装乾燥室から塗料ヤニ成分を含んだ廃ガスを排気する塗装廃ガス排気ダクトにおいて、
    前記塗装乾燥室の側面に備えた排気孔の上縁部から側方に張り出し、前記排気孔から離れるに従って徐々に下方に向かうように湾曲したダクト曲部と、前記排気孔の横方向で前記ダクト曲部を挟んで対向した1対のサイド壁部とからなるフード構造部と、
    前記フード構造部の下面のうち前記塗装乾燥室から離れた側に配置されて、前記ダクト曲部の内面で凝結した塗料ヤニ成分の滴を受けて集める漏斗部と、
    前記塗料ヤニ成分の滴が前記漏斗部で集められてなる廃液を貯留する廃液貯留部と、
    前記フード構造部の下面のうち前記漏斗部よりも前記塗装乾燥室の側面寄り位置に設けられて下方に開口した下面開口とを備えたことを特徴とする塗装廃ガス排気ダクト。
  2. 鉄より熱伝導率が高い金属で構成されたヒートシンクを前記ダクト曲部の外面に設けたことを特徴とする請求項1に記載の塗装廃ガス排気ダクト。
  3. 前記ヒートシンクに放熱フィンを設けたことを特徴とする請求項2に記載の塗装廃ガス排気ダクト。
  4. 前記ダクト曲部の内面は、撥油性物質で覆われていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクト。
  5. 前記廃液貯留部は、上面に開口を有して、その開口から側方に張り出した取付フランジを備え、
    前記漏斗部の下端部には、前記取付フランジが水平側方から挿入されるスロット部か、前記取付フランジを厚さ方向で挟んで保持するクランプ部か、前記取付フランジを螺子止めする螺子止め部かの何れかが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装廃ガス排気ダクト。
  6. 前記廃液貯留部は、樹脂製又は紙製の袋形の容器であることを特徴とする請求項5に記載の塗装廃ガス排気ダクト。
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