JP5921241B2 - プラズマ生成装置、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents
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Description
前記マイクロ波発生装置に接続され、マイクロ波の伝送方向に長尺をなすとともに、該伝送方向に直交する方向の断面が矩形をした長尺な中空状の導波管と、
前記導波管に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置と、
前記導波管の一部分であって、マイクロ波により生成したプラズマを外部に放出するアンテナ部と、
前記アンテナ部の短辺もしくは長辺をなす壁に形成された1又は複数のスロット孔と、
前記導波管内で生成する前記マイクロ波による定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段と、
を備え、大気圧状態の前記導波管内に供給された処理ガスをマイクロ波によって前記スロット孔でプラズマ化し、前記スロット孔から外部へ放出するものである。ここで、前記位相シフト手段が、前記導波管内を進行してくるマイクロ波を透過及び/又は反射する壁部材を有しており、該壁部材によって前記定在波の腹と節の位置を周期的に変化させるものであってもよい。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるプラズマ処理装置100の概略構成図である。図1のプラズマ処理装置100は、処理容器10と、プラズマを発生させて処理容器10内の被処理体Sへ向けて放出するプラズマ生成装置20と、被処理体Sを支持するステージ50と、プラズマ処理装置100を制御する制御部60を備え、被処理体Sに対して常圧で処理を行う大気圧プラズマ処理装置として構成されている。
処理容器10は、プラズマ処理空間を区画するための容器であって、例えばアルミニウム、ステンレス等の金属により形成することができる。処理容器10の内部は、例えばアルマイト処理のような耐プラズマエロージョン性を高める表面処理を施しておくことが好ましい。処理容器10には、被処理体Sの搬入出を行うための開口が設けられている(図示せず)。なお、大気圧プラズマ方式の本実施の形態のプラズマ処理装置100において、処理容器10は必須ではなく、任意の構成である。
プラズマ生成装置20は、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置21と、マイクロ波発生装置21に接続され、その一部分としてアンテナ部40が設けられた矩形導波管22と、矩形導波管22に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置23と、アンテナ部40内のガス及び必要に応じて処理容器10内を排気するための排気装置24と、矩形導波管22内(特に、アンテナ部40内)で定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段としての位相シフト装置25Aと、矩形導波管22の内部で処理ガスの通過を遮るための石英などの誘電体からなる隔壁26と、を備えている。また、矩形導波管22の一つの壁面にはスロット孔41が形成されており、該スロット孔41が形成された領域は、スロット孔41で生成したプラズマを外部の被処理体Sへ向けて放出するアンテナ部40を構成している。
マイクロ波発生装置21は、例えば2.45GHz〜100GHz、好ましくは2.45GHz〜10GHzの周波数のマイクロ波を発生させる。本実施の形態のマイクロ波発生装置21は、パルス発振機能を備えており、パルス状のマイクロ波を発生させることができる。マイクロ波発生装置21の構成例を図2に示す。マイクロ波発生装置21においては、電源部31から発振部32のマグネトロン(またはクライストロン)33までを結ぶ高電圧ライン34上に、コンデンサ35とパルススイッチ部36が設けられている。また、パルススイッチ部36には、パルス制御部37が接続されており、周波数やデューティー比などを制御する制御信号の入力が行なわれる。このパルス制御部37は、制御部60のコントローラ61(後述)からの指示を受けて制御信号をパルススイッチ部36へ向けて出力する。そして、電源部31から高電圧を供給しつつパルススイッチ部36に制御信号を入力することにより、所定電圧の矩形波が発振部32のマグネトロン(またはクライストロン)33に供給され、パルス状のマイクロ波が出力される。このマイクロ波のパルスは、例えば、パルスオンタイム10〜50μs、パルスオフタイム200〜500μs、デューティー比を5〜70%、好ましくは10〜50%に制御することができる。なお、本実施の形態において、パルス発振機能は、連続に放電させた場合にアンテナ部40に熱が蓄積し、低温非平衡放電からアーク放電に移行することを防止する目的で設けている。従って、アンテナ部40の冷却機構を別途手当てすれば、パルス発振機能は必須ではなく、任意の構成である。
矩形導波管22は、マイクロ波の伝送方向に長尺をなすとともに、マイクロ波の伝送方向に直交する方向の断面が矩形をした中空状をなしている。矩形導波管22は、例えば銅、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属やこれらの合金によって形成されている。
ガス供給装置(GAS)23は、アンテナ部40と矩形導波管22の終端22Eとの間で矩形導波管22から分岐した分岐管22aに設けられたガス導入部22bに接続している。ガス供給装置23は、図示しないガス供給源、バルブ、流量制御装置等を備えている。ガス供給源は、処理ガスの種類別に備えられている。処理ガスとしては、例えば水素、窒素、酸素、水蒸気、フロン(CF4)ガス等を挙げることができる。フロン(CF4)ガスの場合は、排気装置24も併用する必要がある。また、例えばアルゴン、ヘリウム、窒素ガス等の不活性ガスの供給源も設けることができる。ガス供給装置23から矩形導波管22内に供給された処理ガスは、マイクロ波によってスロット孔41で放電が生じ、プラズマ化する。
排気装置24は、図示しないバルブや、ターボ分子ポンプ、ドライポンプなどを備えている。排気装置24は、矩形導波管22内および処理容器10の排気を行うため、矩形導波管22の分岐管22a及び処理容器10の排気口10aに接続されている。例えば、プロセス停止時に矩形導波管22内に残された処理ガスは排気装置24を作動させることによって、処理ガスを速やかに除去することができる。また、放電開始時には、矩形導波管22内及び処理容器10内に存在する大気中のガスを処理ガスに効率よく置換する為に排気装置24を用いる。なお、大気圧プラズマ処理装置である本実施の形態のプラズマ処理装置100において、排気装置24は必須ではなく、任意の構成である。しかし、処理ガスが特にCF4ガスのように常温では安定であるが、プラズマ化することにより反応性の高いフッ素ラジカル(F)やフロロカーボンラジカル(CxFy)などを生成する可能性がある場合は、排気装置24を設けることが好ましい。
本実施の形態の位相シフト装置25Aは、矩形導波管22の長尺方向に対して交差する方向(好ましくは直交する方向)で、矩形導波管22内へ進出し、もしくは矩形導波管22内から退避する直線運動をする壁部材を有している。位相シフト装置25Aは、この壁部材を周期的に直線往復運動させる。具体的には、図3及び図4に示したように、位相シフト装置25Aは、「矩形導波管22内へ進出し、もしくは矩形導波管22内から退避する直線運動をする壁部材」としてのブロック111と、このブロック111を直線的に往復運動させる駆動部112と、ブロック111を支持するとともにブロック111と駆動部112を連結し、駆動部112の動力をブロック111に伝達するシャフト113と、を備えている。駆動部112は、ブロック111を矩形導波管22に設けられた挿通口22cを介して矩形導波管22内へ所定のストローク長で進出させたり、退避させたりする。駆動部112は、例えばエアシリンダ、油圧シリンダ等によって構成してもよいし、あるいはモーター等の駆動源にクランク機構、スコッチ・ヨーク機構、ラック&ピニオン機構等を組み合わせて構成してもよい。このように、位相シフト装置25Aは、駆動部112を作動させることにより、ブロック111を上下方向に直線往復運動させて、矩形導波管22内へ挿入し、又は矩形導波管22内から抜き出すことにより、矩形導波管22の長尺方向における定在波の位相を周期的にシフトさせる。
ブロック111の材質は、例えば石英、アルミナなどの誘電体や、アルミニウム、ステンレスなどの金属を用いることができる。誘電体を用いる場合、比誘電率εrが大きく、誘電正接(tanδ)が小さい誘電体材料を用いることが好ましい。なお、ブロック111内で比誘電率εrが不均一であってもよく、比誘電率εrが異なる2以上の誘電体によってブロック111を形成することができる。ブロック111の形状は、図3,図4に示したような角柱状又は角筒状のほか、板状とすることもできる。ここで、ブロック111が矩形導波管22内に挿入された状態で生じる現象について説明する。
ブロック111が誘電体である場合、ブロック111で矩形導波管22内を進行してきたマイクロ波の透過、吸収、反射が生じる。マイクロ波の透過、吸収、反射がどの程度生じるかは、ブロック111を構成する材質の比誘電率εrと損失係数(εr×tanδ)により異なる。
ブロック111が金属である場合、矩形導波管22内を進行してきたマイクロ波は、ブロック111の壁面111aによってほぼ全反射される。そのため、図5に示すように、矩形導波管22の終端位置が実質的にブロック111の壁面111aの挿入位置まで移動し、矩形導波管22の導波路長が実質的に短くなる。そのため、矩形導波管22内で生成する定在波の腹と節の位置が移動する。なお、図5では、本来の矩形導波管22内における定在波の波形を実線で示し、位相シフト装置25Aのブロック111の挿入によって腹と節の位置が移動した後の定在波の波形を破線で示している。また、マイクロ波発生装置21から矩形導波管22内を伝播してくるマイクロ波の進行方向を白抜き矢印で示し、その反射波の進行方向を黒矢印で示している。
本実施の形態において、プラズマ生成装置20は、マイクロ波発生装置21とアンテナ部40との間の矩形導波管22内に、処理ガスの通過を遮る隔壁26を備えている。隔壁26は、例えば石英、テフロン(登録商標)に代表されるポリテトラフルオロエチレンなどの誘電体で形成されており、マイクロ波の通過を許容しながら、矩形導波管22内の処理ガスがマイクロ波発生装置21へ向けて流れていくことを防止する。
ステージ50は、処理容器10内で被処理体Sを水平に支持する。ステージ50は、処理容器10の底部に設置された支持部51により支持された状態で設けられている。ステージ50および支持部51を構成する材料としては、例えば、石英や、AlN、Al2O3、BN等のセラミックス材料、Al、ステンレスなどの金属材料を挙げることができる。また、必要に応じて250℃程度まで被処理体Sを加熱できるようにヒーター(図示せず)を埋め込でおいてもよい。なお、本実施の形態のプラズマ処理装置100において、ステージ50は被処理体Sの種類に応じて設ければよく、任意の構成である。
プラズマ処理装置100は、被処理体Sとして、例えば、LCD(液晶表示ディスプレイ)用ガラス基板に代表されるFPD(フラットパネルディスプレイ)基板や、該FPD基板に接着させる多結晶シリコンフィルム、ポリイミドフィルムなどのフィルム部材を対象にすることができる。また、プラズマ処理装置100は、有機半導体などの能動素子および受動素子を形成する目的で、例えばポリエチレンナフレタート(PEN)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどのフィルム部材を被処理体Sとし、その表面清浄化処理や表面処理などにも使用できる。さらに、プラズマ処理装置100は、例えば、被処理体SとしてのFPD基板上に設けられた薄膜の改質処理や、FPD基板への密着性を改善する目的で行う、被処理体Sとしての上記フィルム部材への表面処理、清浄化処理、改質処理などの用途に使用することができる。位相シフト装置25Aを有するプラズマ処理装置100では、長尺なアンテナ部40の全域に亘って高密度ラインプラズマを均一に形成できるため、上記のような比較的大面積の被処理体Sに対する処理を効率よく、かつ均質に行うことができる。
プラズマ処理装置100を構成する各構成部は、制御部60に接続されて制御される構成となっている。コンピュータ機能を有する制御部60は、図6に例示したように、CPUを備えたコントローラ61と、このコントローラに接続されたユーザーインターフェース62と、記憶部63を備えている。記憶部63には、プラズマ処理装置100で実行される各種処理をコントローラ61の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウェア)や処理条件データ等が記録されたレシピが保存されている。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース62からの指示等にて任意の制御プログラムやレシピを記憶部63から呼び出してコントローラ61に実行させることで、制御部60の制御下で、プラズマ処理装置100の各構成部(例えば、マイクロ波発生装置21、ガス供給装置23、排気装置24、位相シフト装置25A)において所望の処理が行われる。なお、前記制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体64に格納された状態のものを記憶部63にインストールすることによっても利用できる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体64としては、特に制限はないが、例えばCD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、DVDなどを使用できる。また、前記レシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
次に、図7〜図13を参照しながら、アンテナ部40におけるスロット孔41の配置と形状について具体例を挙げて説明する。スロット孔41は、矩形導波管22の壁40a(又は壁40bでもよい)を貫通する開口である。プラズマ処理装置100では、スロット孔41が配設された壁40a(又は壁40b)は、被処理体Sに対向して配置される。スロット孔41の配置と形状は、スロット孔41の開口の大部分(好ましくは、開口の全面)でプラズマが生成するように設計することが好ましい。スロット孔41の開口の大部分でプラズマが生成するようにするためには、スロット孔41の配置と形状との組み合わせが重要になる。このような観点から、以下ではスロット孔41の配置と形状の好ましい態様について説明する。
図7及び図8は、アンテナ部40を構成する矩形導波管22の短辺をなす一つの壁40aに一本の細長い矩形のスロット孔41を設けた例を示している。図7は、矩形導波管22のアンテナ部40のスロット孔41の形成面(壁40a)を上向きに図示したものである。図8は、図7における壁40aの平面図である。また、図9は、スロット孔41の拡大図である。
図10及び図11に、スロット孔41の別の構成例を示した。図10では、アンテナ部40の短辺をなす壁40aに形成された6つの矩形のスロット孔41を符号41A1〜41A6で示している。図10では、最も外側に位置する2つのスロット孔41A1の端部と、スロット孔41A6の端部の間が、アンテナ部40となっている。一列に配列されたスロット孔41A1〜41A6の配列間隔は、管内波長に応じて決定することが好ましい。高密度のプラズマを放射する目的では、隣接するスロット孔41どうしが近接しており、両者の間隔が小さいことが好ましい。各スロット孔41A1〜41A6の長さや幅は、任意であるが、幅が狭く、細長い形状であることが好ましい。各スロット孔41は、その長手方向とアンテナ部40の長手方向(つまり、矩形導波管22の長手方向)が一致し、互いに平行になるように配設することが好ましい。スロット孔41の長手方向が、アンテナ部40の長手方向に対して平行でなく、角度をもって形成されていると、スロット孔41を電波の腹の部分が斜めに横切るようになるため、電波の腹の部分を有効に利用できず、スロット孔41の開口の全体にプラズマを立てることが困難となる。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるプラズマ処理装置について、図14〜図19を参照しながら説明する。図14は、本発明の第2の実施の形態にかかるプラズマ処理装置101の概略構成図である。図14のプラズマ処理装置101は、処理容器10と、プラズマを発生させて処理容器10内の被処理体Sへ向けて放出するプラズマ生成装置20Aと、被処理体Sを支持するステージ50と、プラズマ処理装置101を制御する制御部60を備え、被処理体Sに対して常圧で処理を行う大気圧プラズマ処理装置として構成されている。ここで、プラズマ生成装置20Aは、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置21と、マイクロ波発生装置21に接続され、その一部分としてアンテナ部40が設けられた矩形導波管22と、矩形導波管22に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置23と、アンテナ部40内のガス及び必要に応じて処理容器10内を排気するための排気装置24と、矩形導波管22内(特に、アンテナ部40内)での定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段としての位相シフト装置25Bと、矩形導波管22の内部で処理ガスの通過を遮るための石英などの誘電体からなる隔壁26と、を備えている。また、矩形導波管22の一つの壁面にはスロット孔41が形成されており、該スロット孔41が形成された領域は、スロット孔41で生成したプラズマを外部の被処理体Sへ向けて放出するアンテナ部40を構成している。
本実施の形態の位相シフト装置25Bは、矩形導波管22の長尺方向に一致する方向を回転軸として回転運動する壁部材を有している。具体的には、図15,図16に示したように、位相シフト装置25Bは、「矩形導波管22の長尺方向に一致する方向を回転軸として回転運動する壁部材」としての回転体121と、この回転体121を回転運動させる駆動部122と、回転体121を支持するとともに回転体121と駆動部122を連結し、駆動部122の動力を回転体121に伝達する軸部材123と、を備えている。駆動部122は、回転体121を回転させ、回転体121の一ないし複数の部位を矩形導波管22に設けられた挿通口22cを介して矩形導波管22内へ周期的に進出させたり、退避させたりする。駆動部122は、例えばモーター等により構成することができる。軸部材123は、矩形導波管22の外側に位置している。
回転体121は、矩形導波管22内を進行してくるマイクロ波に対して向き合う壁面121aを有している。回転体121の形状を図17(a)〜(d)に例示した。図17(a)〜(d)において、符号Oは、軸部材123に連結される回転中心である。図17(a)に例示したように、回転体121を真円に近い形状とする場合、回転体121へ回転運動を伝える軸部材123を、回転体121の中心に対して偏心して連結することができる。これにより、軸部材123の位置を回転中心Oとして回転させれば、回転体121の一部分を周期的に矩形導波管22内へ進出させたり、退避させたりすることができる。なお、回転体121の回転方向は、左右どちらの方向に回転させてもよく、回転方向を変えてもよい。
図14〜図16では、回転軸となる軸部材123(つまり、回転中心O)が矩形導波管22の外側に位置する構成例を示したが、軸部材123を矩形導波管22内に配置することもできる。例えば、図19に示したように、位相シフト手段としての位相シフト装置25Cは、回転体121と、この回転体121を回転運動させる駆動部122と、回転体121を支持するとともに、矩形導波管22の内側に配置された軸部材123と、軸部材123と駆動部122とを連結し、挿通口22cを介して駆動部122の動力を軸部材123に伝達する連結部材124と、を備えている。
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるプラズマ処理装置について、図20〜図22を参照しながら説明する。図20は、本発明の第3の実施の形態にかかるプラズマ処理装置102の概略構成図である。図20のプラズマ処理装置102は、処理容器10と、プラズマを発生させて処理容器10内の被処理体Sへ向けて放出するプラズマ生成装置20Bと、被処理体Sを支持するステージ50と、プラズマ処理装置102を制御する制御部60を備え、被処理体Sに対して常圧で処理を行う大気圧プラズマ処理装置として構成されている。ここで、プラズマ生成装置20Bは、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置21と、マイクロ波発生装置21に接続され、その一部分としてアンテナ部40が設けられた矩形導波管22と、矩形導波管22に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置23と、アンテナ部40内のガス及び必要に応じて処理容器10内を排気するための排気装置24と、矩形導波管22内(特に、アンテナ部40内)での定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段としての位相シフト装置25Dと、矩形導波管22の内部で処理ガスの通過を遮るための石英などの誘電体からなる隔壁26と、を備えている。また、矩形導波管22の一つの壁面にはスロット孔41が形成されており、該スロット孔41が形成された領域は、スロット孔41で生成したプラズマを外部の被処理体Sへ向けて放出するアンテナ部40を構成している。
本実施の形態の位相シフト装置25Dは、矩形導波管22の長尺方向に対して交差する方向(好ましくは直交する方向)を回転軸として回転運動する壁部材を有している。具体的には、図21に拡大して示したように、位相シフト装置25Dは、「矩形導波管22の長尺方向に対して交差する方向を回転軸として回転運動する壁部材」としての回転体131と、この回転体131を回転運動させる駆動部132と、回転体131を支持するとともに、矩形導波管22に設けられた挿通口22cを介して回転体131と駆動部132を連結し、駆動部132の動力を回転体131に伝達する軸部材133と、を備えている。駆動部132は、矩形導波管22の長尺方向に対して交差する方向を回転軸として回転体131を回転させる。駆動部132は、例えばモーター等により構成することができる。
回転体131は、矩形導波管22内を進行してくるマイクロ波に対して、周期的に向き合う壁面131aを有している。なお、平板状の回転体131の両面を、周期的に向き合う壁面131aとして利用してもよい。回転体131の形状としては、特に限定されず、例えば図22(a)に例示したように厚みの薄い円板状としてもよいし、同図(b)に示したように厚みの薄い角板状としてもよい。回転体131を矩形導波管22内でその長尺方向に対して交差(例えば直交)する方向に回転させることにより、矩形導波管22内で生成するマイクロ波の定在波の位相を周期的にシフトさせることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態にかかるプラズマ処理装置について、図23及び図24を参照しながら説明する。図23は、本発明の第4の実施の形態にかかるプラズマ処理装置103の概略構成図である。図23のプラズマ処理装置103は、処理容器10と、プラズマを発生させて処理容器10内の被処理体Sへ向けて放出するプラズマ生成装置20Cと、被処理体Sを支持するステージ50と、プラズマ処理装置103を制御する制御部60を備え、被処理体Sに対して常圧で処理を行う大気圧プラズマ処理装置として構成されている。ここで、プラズマ生成装置20Cは、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置21と、マイクロ波発生装置21に接続され、その一部分としてアンテナ部40が設けられた矩形導波管22と、矩形導波管22に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置23と、アンテナ部40内のガス及び必要に応じて処理容器10内を排気するための排気装置24と、矩形導波管22内(特に、アンテナ部40内)での定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段としての位相シフト装置25Eと、矩形導波管22の内部で処理ガスの通過を遮るための石英などの誘電体からなる隔壁26と、を備えている。また、矩形導波管22の一つの壁面にはスロット孔41が形成されており、該スロット孔41が形成された領域は、スロット孔41で生成したプラズマを外部の被処理体Sへ向けて放出するアンテナ部40を構成している。
本実施の形態の位相シフト装置25Eは、矩形導波管22内を進行してくるマイクロ波に対して向き合う壁部材を有している。この壁部材は、矩形導波管22の終端部に設けられ、矩形導波管22の長尺方向に導波管内に進出し、もしくは導波管内から退避する直線運動をする。具体的には、図24に拡大して示したように、位相シフト装置25Eは、「矩形導波管22の長尺方向に導波管内に進出し、もしくは導波管内から退避する直線運動をする壁部材」としてのプランジャー様の可動体141と、この可動体141を直線的に往復運動させる駆動部142と、可動体141を支持するとともに、駆動部142と連結するシャフト143と、を備えている。本実施の形態において、可動体141は金属により構成されており、矩形導波管22の断面とほぼ相似の矩形な壁面141aを有している。この壁面141aは、矩形導波管22内を進行してくるマイクロ波に対して向き合い、反射波を生成させる壁面であり、矩形導波管22の縦横の内径よりもやや小さく形成されている。
次に、本発明の第5の実施の形態にかかるプラズマ処理装置について、図25,図26を参照しながら説明する。図25は、本発明の第5の実施の形態にかかるプラズマ処理装置104の概略構成図である。図25のプラズマ処理装置104は、処理容器10と、プラズマを発生させて処理容器10内の被処理体Sへ向けて放出するプラズマ生成装置20Dと、被処理体Sを支持するステージ50と、プラズマ処理装置104を制御する制御部60を備え、被処理体Sに対して常圧で処理を行う大気圧プラズマ処理装置として構成されている。ここで、プラズマ生成装置20Dは、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置21と、マイクロ波発生装置21に接続され、その一部分としてアンテナ部40が設けられた矩形導波管22と、矩形導波管22に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置23と、アンテナ部40内のガス及び必要に応じて処理容器10内を排気するための排気装置24と、矩形導波管22内(特に、アンテナ部40内)での定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段としての一対の移相器151A,151Bと、矩形導波管22の内部で処理ガスの通過を遮るための石英などの誘電体からなる一対の隔壁26A,26Bと、を備えている。なお、矩形導波管22の終端22E側の隔壁26Bは省略することも可能である。また、矩形導波管22の一つの壁面にはスロット孔41が形成されており、該スロット孔41が形成された領域は、スロット孔41で生成したプラズマを外部の被処理体Sへ向けて放出するアンテナ部40を構成している。
本実施の形態において、位相シフト手段である一対の移相器151A,151Bは、アンテナ部40を間に挟み、その両側に設けられている。すなわち、移相器151Aはアンテナ部40よりも矩形導波管22の終端22E側に配設され、移相器151Bはアンテナ部40よりも矩形導波管22のマイクロ波発生装置21側に配設されている。各移相器151A,151Bは、それぞれ矩形導波管22に接続され、導波路の一部分を構成している。
上記第1〜第5の実施の形態のプラズマ生成装置20,20A,20B,20C,20Dにおいて、矩形導波管22に温度調節装置を設けることができる。矩形導波管22に温度調節装置を設けた具体例を図27A,27B,27Cに示した。図27Aは、スロット孔41が形成された壁を除くアンテナ部40の3つの壁の周囲を覆うように、温度調節装置161を設けた態様である。図27Bは、スロット孔41の開口部分を除くアンテナ部40の全表面を覆うように、温度調節装置161を設けた態様である。図27Cは、スロット孔41が形成された壁を除くアンテナ部40の3つの壁の周囲と、スロット孔41が形成されたアンテナ部40の壁においてスロット孔41の周囲を除く部分と、を覆うように、温度調節装置161を設けた態様である。なお、温度調節装置161は、矩形導波管22のアンテナ部40以外の部分にも設けることができる。
上記第1〜第6の実施の形態のプラズマ生成装置20,20A,20B,20C,20Dを用い、例えば図28に示したように、矩形導波管22のアンテナ部40を複数個(図28では3つ)並列的に配置したプラズマ処理装置105を構成できる。アンテナ部40を含むプラズマ生成装置20,20A,20B,20C,20Dの構成は、第1〜第5の実施の形態と同様であるため、細部についての図示及び説明は省略する。なお、第6の実施の形態のように、アンテナ部40を含む矩形導波管22に温度調節装置161を設けてもよい。プラズマ処理装置105では、図示しない駆動機構によって、アンテナ部40に対して被処理体Sが図28中の矢印で示す方向に相対移動可能に設けられている。アンテナ部40(矩形導波管22)の長手方向と、被処理体Sの移動方向は、互いに直交するように配置されている。アンテナ部40のスロット孔41は、被処理体Sの幅以上の長さで配設されている。
次に、本発明の効果を確認した実験結果について説明する。図1に示すものと同様の構成のプラズマ処理装置を用い、矩形導波管22の導波路に誘電体からなるブロック111を挿入することが、矩形導波管22の管内で生成する定在波の位相に与える影響をシミュレーションした。
図31(a),(b)に示したように、矩形導波管22の導波路の全長をLy、幅をLx、高さをLz、導波路の始点からその長尺方向にブロック111の挿入位置(ブロック111の中央)までの距離をr、ブロック111の挿入深さをdとした。ブロック111は、図31(c)に示したように、矩形導波管22の長尺方向に平行な辺の長さをly、幅(矩形導波管22の幅方向に平行な辺の長さ)をlxとした。なお、図31(a),(b)では、マイクロ波発生装置から矩形導波管22内を伝播してくるマイクロ波の進行方向を白矢印で示した。
矩形導波管22については、Ly:800mm、Lx:108mm、Lz:56mm、r:690mm、管内波長λg:148mmとした。
ブロック111については、比誘電率εr:10、ly:36mm、lx:36mmとし、ブロック111の挿入深さd:0mm(挿入せず)、5mm、10mm、20mm、25mm、28mm、30mm、40mm、45mm、48mm、又は50mmに設定した。
Claims (19)
- マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置と、
前記マイクロ波発生装置に接続され、マイクロ波の伝送方向に長尺をなすとともに、該伝送方向に直交する方向の断面が矩形をした長尺な中空状の導波管と、
前記導波管に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置と、
前記導波管の一部分であって、マイクロ波により生成したプラズマを外部に放出するアンテナ部と、
前記アンテナ部の短辺もしくは長辺をなす壁に形成された1又は複数のスロット孔と、
前記導波管内で生成する前記マイクロ波による定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段と、
を備え、
前記位相シフト手段が、前記導波管の長尺方向に一致する方向を回転軸として回転運動するとともに、前記導波管内を進行してくるマイクロ波を透過及び/又は反射する壁部材を有しており、該壁部材によって前記定在波の腹と節の位置を周期的に変化させるものであり、
大気圧状態の前記導波管内に供給された処理ガスをマイクロ波によって前記スロット孔でプラズマ化し、前記スロット孔から外部へ放出するプラズマ生成装置。 - 前記壁部材の回転運動が偏心回転である請求項1に記載のプラズマ生成装置。
- 前記壁部材が、回転方向に不均一な形状を有している請求項1に記載のプラズマ生成装置。
- 前記壁部材が、前記導波管の長尺方向に異なる厚みを有している請求項1に記載のプラズマ生成装置。
- マイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置と、
前記マイクロ波発生装置に接続され、マイクロ波の伝送方向に長尺をなすとともに、該伝送方向に直交する方向の断面が矩形をした長尺な中空状の導波管と、
前記導波管に接続されてその内部へ処理ガスを供給するガス供給装置と、
前記導波管の一部分であって、マイクロ波により生成したプラズマを外部に放出するアンテナ部と、
前記アンテナ部の短辺もしくは長辺をなす壁に形成された1又は複数のスロット孔と、
前記導波管内で生成する前記マイクロ波による定在波の位相を周期的にシフトさせる位相シフト手段と、
を備え、
前記位相シフト手段が、前記導波管の長尺方向に対して交差する方向を回転軸として回転運動するとともに、前記導波管内を進行してくるマイクロ波を透過及び/又は反射する壁部材を有しており、該壁部材によって前記定在波の腹と節の位置を周期的に変化させるものであり、
大気圧状態の前記導波管内に供給された処理ガスをマイクロ波によって前記スロット孔でプラズマ化し、前記スロット孔から外部へ放出するプラズマ生成装置。 - 前記壁部材の材質が、誘電体又は金属からなる請求項1から5のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- 前記位相シフト手段を覆うカバー部材をさらに備えた請求項1から6のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- 前記スロット孔は、矩形状に設けられており、その長手方向と前記アンテナ部の長手方向が一致するように配設されている請求項1から7のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- 前記アンテナ部に長尺な一つのスロット孔のみが設けられている請求項8に記載のプラズマ生成装置。
- 前記アンテナ部に複数のスロット孔が一列に配設されている請求項8に記載のプラズマ生成装置。
- 前記アンテナ部に複数のスロット孔が並列的に複数列配置されている請求項8に記載のプラズマ生成装置。
- 前記マイクロ波発生装置と前記アンテナ部との間の前記導波管内に、前記処理ガスの通過を遮る隔壁を備えた請求項1から11のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- 前記スロット孔の縁面は、前記壁の厚み方向に開口幅が変化するように傾斜して設けられている請求項1から12のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- さらに、パルス発生器を備え、マイクロ波をパルス状に発生させてプラズマを生成させる請求項1から13のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載のプラズマ生成装置を備え、発生させたプラズマを利用して被処理体に対して所定の処理を行うプラズマ処理装置。
- 前記スロット孔が被処理体に対向するように前記アンテナ部が配置される請求項15に記載のプラズマ処理装置。
- 被処理体の表裏両面にそれぞれアンテナ部が配置される請求項16に記載のプラズマ処理装置。
- 請求項15から17のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置を用いて、被処理体を処理するプラズマ処理方法。
- 被処理体がロール・トゥ・ロール方式で搬送可能なフィルム状をなしている請求項18に記載のプラズマ処理方法。
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