JP5919115B2 - 液体制御装置、及び液体制御装置に適用される網状体組立体 - Google Patents

液体制御装置、及び液体制御装置に適用される網状体組立体 Download PDF

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Description

本発明は、面に接した液体の広がり及び気化を制御する液体制御装置、及び液体制御装置に適用される網状体組立体に関する。
この種の液体制御装置において、蓄熱板の上面にメッシュ(網状体)を重ねて配置することにより、蓄熱板上に微細な凹凸を形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のものによれば、蓄熱板(本体)の上面(被供給面)とメッシュとの間に供給された液体が、界面張力によって広がるため、蓄熱板の上面の広い面積に液体を供給することができる。そして、ヒータにより蓄熱板が加熱されることで、蓄熱板の上面の液体が気化される。
特許第4673449号公報
ところで、特許文献1に記載のものでは、所定のピッチで配置されている複数のピンの先端により、メッシュを蓄熱板の上面に押し付けている。このため、メッシュにおいてピンの先端により押圧される部分と押圧されない部分とで、蓄熱板の上面に密着する度合いが異なることとなる。その結果、蓄熱板の上面に広がる液体にむらができ、液体の気化が不安定となるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、網状体を被供給面に均一に密着させるとともに、本体に対する網状体の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることのできる液体制御装置、及び液体制御装置に適用される網状体組立体を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
第1の手段は、液体の広がり及び気化を制御する液体制御装置であって、前記液体の供給される被供給面を有する本体と、前記被供給面を加熱するヒータと、網目状に編まれた網状体と、前記網状体の広がり方向において前記網状体の互いに対向する外縁部にそれぞれ取り付けられている第1ホルダ及び第2ホルダと、前記被供給面に向かう側から前記第1ホルダを前記本体に固定している第1固定部材と、前記被供給面に対して傾斜する所定方向に沿って移動可能に前記本体により支持された移動部材と、前記被供給面に向かう側から前記第2ホルダを前記移動部材に固定している第2固定部材と、前記所定方向に沿って前記移動部材を付勢して、前記網状体を前記被供給面に密着させている付勢部材と、前記被供給面に向かう側から前記網状体を覆って、前記本体とで前記被供給面の周囲の空間を密閉している蓋部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、網目状に編まれた網状体の広がり方向において、網状体の互いに対向する外縁部にそれぞれ第1ホルダ及び第2ホルダが取り付けられている。第1ホルダは第1固定部材により本体に固定されており、第2ホルダは第2固定部材により移動部材に固定されている。移動部材は本体により、被供給面に対して傾斜する所定方向に沿って移動可能に支持されている。付勢部材により移動部材が上記所定方向に沿って付勢され、第2ホルダを介して移動部材に連結された網状体が被供給面に密着させられている。
このため、網状体に張力が作用した状態を維持することができ、網状体の緩みを抑制することができる。さらに、第1ホルダ及び第2ホルダを介して網状体の互いに対向する外縁部に張力が作用するため、網状体を被供給面に均一に密着させることができる。したがって、被供給面に供給された液体を、被供給面と網状体との界面における界面張力により、被供給面に沿って均一に広げることができる。その結果、ヒータにより被供給面が加熱された際に、被供給面上の液体を安定して気化させることができる。
ここで、第1固定部材は被供給面に向かう側から第1ホルダを本体に固定しており、第2固定部材は被供給面に向かう側から第2ホルダを移動部材に固定している。そして、被供給面に向かう側から蓋部材により網状体が覆われ、本体と蓋部材とで被供給面の周囲の空間が密閉されている。このため、本体への網状体の固定、被供給面への網状体の密着、及び被供給面の周囲の空間の密閉を、全て被供給面へ向かう側から行うことができる。したがって、本体に対する網状体の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。さらに、網状体を外した状態で、被供給面を容易に清掃することができる。
具体的には、第2の手段のように、前記付勢部材はコイルばねであるといった構成を採用することができる。こうした構成によれば、移動部材を安定して付勢することができるため、網状体を被供給面に密着させる力を適切に調整することができ、ひいては液体を気化させる性能を安定させることができる。さらに、使用により網状体が伸びたとしても、コイルばねによりその伸びを吸収することができ、被供給面と網状体との密着が弱くなることを抑制することができる。
第3の手段では、前記本体には、前記所定方向へ前記被供給面を滑らかに接続する曲面が形成されており、前記網状体は、前記被供給面と前記移動部材との間において前記曲面に掛け渡されている。
上記構成によれば、本体には、被供給面に対して傾斜する所定方向へ被供給面を滑らかに接続する曲面が形成されている。そして、網状体は被供給面と移動部材との間において曲面に掛け渡されており、付勢部材は上記所定方向に沿って移動部材を付勢している。このため、第2ホルダを介して移動部材に連結された網状体は、曲面に沿って上記所定方向へ円滑に引っ張られる。このため、被供給面へ向かう側から第2固定部材により第2ホルダを移動部材に固定しつつ、網状体を被供給面に安定して密着させることができる。
第4の手段では、前記所定方向は、前記被供給面に垂直な方向である。
上記構成によれば、移動部材の配置スペースを本体内に効率的に設けることができ、本体が大型化することを抑制することができる。
第5の手段では、前記網状体は矩形状に形成されており、前記第1ホルダ及び第2ホルダはそれぞれ、前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部の全長にわたって取り付けられており、前記第1固定部材は、前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられており、前記第2固定部材は、前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられている。
上記構成によれば、網状体は矩形状に形成されており、第1ホルダ及び第2ホルダはそれぞれ、矩形状の網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部に取り付けられている。さらに、第1ホルダ及び第2ホルダは、これら外縁部にそれぞれ全長にわたって取り付けられている。そして、第1固定部材は、第1ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられているため、第1ホルダの複数箇所を本体に固定して回転を抑制することができ、第1ホルダを介して網状体の1辺を全長にわたって固定することができる。また、第2固定部材は、第2ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられているため、第2ホルダの複数箇所を移動部材に固定して回転を抑制することができ、第2ホルダを介して網状体の1辺を全長にわたって引っ張ることができる。したがって、網状体の全体を被供給面に均一に密着させることができる。
第6の手段では、前記第1固定部材は、前記第1ホルダの両端部にそれぞれ設けられており、前記第2固定部材は、前記第2ホルダの両端部にそれぞれ設けられている。
上記構成によれば、第1固定部材は、第1ホルダの両端部にそれぞれ設けられているため、第1ホルダの両端部を本体に固定して安定させることができ、第1ホルダを介して網状体の1辺をより確実に全長にわたって固定することができる。また、第2固定部材は、第2ホルダの両端部にそれぞれ設けられているため、第2ホルダの両端部を移動部材に固定して安定させることができ、第2ホルダを介して網状体の1辺をより確実に全長にわたって引っ張ることができる。
第7の手段では、前記第1固定部材は、前記第1ホルダを上側から前記本体に固定しており、前記第2固定部材は、前記第2ホルダを上側から前記移動部材に固定しており、前記蓋部材は、前記網状体を上側から覆っている。
上記構成によれば、本体への網状体の固定、被供給面への網状体の密着、及び被供給面の周囲の空間の密閉を、全て上側から行うことができる。したがって、本体に対する網状体の取り付け及び取り外しの作業性を更に向上させることができる。
第8の手段では、液体の広がり及び気化を制御する液体制御装置に適用される網状体組立体であって、網目状に編まれ、矩形状に形成された網状体と、前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部の全長にわたって、それぞれ取り付けられている第1ホルダ及び第2ホルダと、所定側から前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれ取り付けられ、前記第1ホルダを前記液体制御装置に固定することに用いられる第1固定部材と、前記所定側から前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれ取り付けられ、前記第2ホルダを前記液体制御装置に固定することに用いられる第2固定部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、網状体組立体を、網状体、第1ホルダ、第2ホルダ、第1固定部材、及び第2固定部材を備えた1つの要素として取り扱うことができるため、液体制御装置の組立を容易にすることができる。そして、第6の手段の網状体組立体を第1の手段の液体制御装置に適用した場合には、第1の手段及び第4の手段と同様の作用効果を奏することができる。
第9の手段では、円管状に形成され、前記第1ホルダに沿って配置された第1押さえ部材と、円管状に形成され、前記第2ホルダに沿って配置された第2押さえ部材とを備え、前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部が、前記第1ホルダの一部と前記第1押さえ部材の外周面との間、及び前記第2ホルダの一部と前記第2押さえ部材の外周面との間に、それぞれ挟持されている。
上記構成によれば、円管状の第1押さえ部材が第1ホルダに沿って配置され、円管状の第2押さえ部材が第2ホルダに沿って配置されている。そして、網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部が、第1ホルダの一部と第1押さえ部材の外周面との間、及び第2ホルダの一部と第2押さえ部材の外周面との間に、それぞれ挟持されている。このため、網状体を点や鋭角部ではなく、曲面で固定することができ、網状体へホルダを取り付ける部分において網状体が損傷することを抑制することができる。さらに、第1押さえ部材及び第2押さえ部材は円管状、すなわち中空であるため、網状体を弾性的に支持することができる。したがって、ホルダから網状体が外れることを抑制することができる。
第10の手段では、前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、頭部、ねじ部、及び前記頭部と前記ねじ部とを接続する軸部を備えるカバーボルトであり前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれねじ孔が形成されており、前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれねじ孔が形成されており、前記第1ホルダの前記ねじ孔に前記第1固定部材の前記軸部が挿通されており、前記第2ホルダの前記ねじ孔に前記第2固定部材の前記軸部が挿通されている。
上記構成によれば、第1固定部材及び前記第2固定部材はカバーボルトにより構成されている。そして、第1ホルダのねじ孔に第1固定部材の軸部が挿通され、第2ホルダのねじ孔に第2固定部材の軸部が挿通されている。このため、網状体組立体を液体制御装置に組み付ける際に、網状体組立体から第1固定部材及び第2固定部材が外れることを抑制することができる。その結果、第1固定部材及び第2固定部材が、液体制御装置の内部に紛れ込むことを抑制することができる。
第11の手段では、前記網状体が広げられた状態において前記カバーボルトに対応する位置に、前記カバーボルトに係合可能な係合部がそれぞれ形成された搬送用部材を備え、前記搬送用部材の前記係合部に前記カバーボルトがそれぞれ係合させられている。
上記構成によれば、搬送用部材には、網状体が広げられた状態においてカバーボルトに対応する位置に、カバーボルトに係合可能な係合部がそれぞれ形成されている。そして、搬送用部材の係合部にカバーボルトがそれぞれ係合させられているため、網状体が広げられた状態を維持することができる。したがって、網状体組立体の搬送時等に、網状体が折れ曲がったり、網状体に皺ができたりすることを抑制することができる。
第12の手段では、網目状に編まれ、前記網状体に接している誘導部材を備える。
上記構成によれば、網状体に接している誘導部材の部分では、網状体と誘導部材との間においても、界面張力により液体を広げることができる。このため、誘導部材の設けられた部分では、液体の広がりを他の部分よりも促進させることができる。その結果、誘導部材の配置を調整することにより、液体を所望の方向へ優先的に広げることができる。さらに、誘導部材は網目状に編まれて形成されているため、誘導部材が板状や膜状に形成されている場合と比較して、誘導部材を介した液体の蒸発を促進させることができる。
第13の手段では、板状又は膜状に形成され、前記誘導部材の一部を覆う遮蔽部材を備える。
上記構成によれば、板状又は膜状に形成された遮蔽部材の部分では、液体が遮蔽部材を透過することを抑制することができる。このため、液体が供給される位置に遮蔽部材を配置することにより、供給された液体が網状体や誘導部材を透過して噴出することを抑制することができる。
液体気化器の分解斜視図。 液体気化器の平面図。 図2の3−3線断面図。 液体気化器の側面図。 第1ハウジングの平面図。 図5の6−6線断面図。 メッシュ組立体の斜視図。 ホルダの断面図。 メッシュ組立体の断面図。 第1ハウジング及びメッシュ組立体の平面図。 図10の11−11線断面図。 図10の12−12線断面図。 メッシュ組立体の変形例を示す断面図。 メッシュ組立体の他の変形例を示す断面図。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、薬液を気化させて不活性ガスと混合させつつ排出する液体気化器として具体化している。
初めに、液体気化器の基本的構成について説明する。
図1に示すように、液体気化器10(液体制御装置)は、第1ハウジング11、第2ハウジング50、メッシュ組立体30、ヒータ70、蓋部材80等を備えている。第1ハウジング11(本体)は、直方体状に形成されている。第1ハウジング11の上面の一部は、薬液が供給される被供給面11aとなっている。第1ハウジング11には、メッシュ組立体30及び第2ハウジング50が組み付けられている。そして、メッシュ組立体30を覆うように、第1ハウジング11に蓋部材80が組み付けられている。これにより、第1ハウジング11と蓋部材80とで、被供給面11aの周囲の空間が密閉されている。
図2は液体気化器10の平面図であり、図3は図2の3−3線断面図である。同図に示すように、第1ハウジング11の内部には、液体流路12,12aが形成されている。液体流路12aは、上記被供給面11aで開口しており、この開口が薬液の供給口12bとなっている。液体流路12と液体流路12aとの間には、弁装置60が設けられている。液体配管61は、液体導入部材51及び第2ハウジング50の内部に形成された通路を通じて、液体流路12に接続されている。なお、第1ハウジング11、液体導入部材51、及び第2ハウジング50は、薬液に対する耐腐食性が比較的高く且つ薬液の濡れ性が比較的高い材料、例えば薬液が疎水化処理液である場合には、ステンレス材又はアルミニウム材で形成されている。
第1ハウジング11の内部には、気体流路13,14が形成されている。気体流路13は、被供給面11aで開口しており、この開口が窒素(不活性ガス)の導入口13aとなっている。気体配管62は、気体導入部材52及び第2ハウジング50の内部に形成された通路を通じて、気体流路13に接続されている。また、気体流路14は、被供給面11aで開口しており、この開口が窒素の排出口14aとなっている。気体配管63は、気体排出部材53及び第2ハウジング50の内部に形成された通路を通じて、気体流路14に接続されている。
図4は、液体気化器10の側面図である。図2,4に示すように、第1ハウジング11の内部には、第2ハウジング50の内部に形成された貫通孔を通じて、ヒータ70が挿入されている。ヒータ70は、被供給面11aの広がり方向において、上記薬液の供給口12bと上記窒素の排出口14aとの間に配置されている。ヒータ70は、第1ハウジング11の上下方向(厚み方向)において、被供給面11a寄りの位置に配置されている。
被供給面11aには、網目状に編まれたメッシュ31が密着させられている。メッシュ31(網状体)の編み目の粗さは、メッシュ31の開口に薬液が膜を作り易い粗さ、例えば1インチあたりの開口数が100である100メッシュとなっている。詳しくは、メッシュ31では、線径が0.1mm、線間距離が0.15mmとなっている。メッシュ31の粗さは、メッシュ31に対する薬液の濡れ性や、第1ハウジング11に対する薬液の濡れ性、薬液の粘度等に応じて、適切に設定することが望ましい。メッシュ31は、薬液に対する耐腐食性が比較的高く且つ薬液の濡れ性が比較的高い材料、例えば薬液が疎水化処理液である場合にはステンレス材で形成されている。
メッシュ31の上面には、網目状に編まれたメッシュバンド32が密着させられている。メッシュバンド32は、上記導入口13aから上記排出口14aへ延びており、上記供給口12bを覆っている。メッシュバンド32(誘導部材)の編み目の粗さも100メッシュとなっている。メッシュバンド32の粗さは、メッシュバンド32に対する薬液の濡れ性や、第1ハウジング11に対する薬液の濡れ性、薬液の粘度等に応じて、適切に設定することが望ましい。メッシュ31も、例えば薬液が疎水化処理液である場合にはステンレス材で形成されている。
メッシュバンド32の供給口12bを覆う部分には、遮蔽部材33が取り付けられている。遮蔽部材33は、板状に形成されており、例えば薬液が疎水化処理液である場合にはステンレス材で形成されている。遮蔽部材33には、2つの貫通孔が形成されており、一方の貫通孔から挿通されたメッシュバンド32が他方の貫通孔へ挿通されている。
図2,3に示すように、上側(被供給面11aに向かう側)からメッシュ31を覆うように、第1ハウジング11に蓋部材80が組み付けられている。蓋部材80は、本体80aとガラスで形成された窓部材81とを備えている。窓部材81は、メッシュバンド32の延びる方向、すなわち導入口13aから排出口14aへの方向に沿って延びている。被供給面11aの広がり方向において、窓部材81の長手方向の長さは導入口13aと排出口14aとの距離よりも長く、窓部材81の短手方向の長さはメッシュバンド32の幅よりも長くなっている。本体80aと窓部材81との間はOリング(シール部材)によりシールされている。
本体80aの下面には、凹部80bが形成されている。凹部80bは、被供給面11aに対向する位置に形成されている。凹部80bによって、被供給面11aと本体80aとの間、すなわち被供給面11aの周囲に空間が形成されている。上記第1ハウジング11と蓋部材80との間はOリング37(シール部材)によりシールされている。これにより、被供給面11aの周囲の空間が密閉されている。
次に、上記構成を備える液体気化器10の基本的動作について説明する。
図示しないポンプにより、薬液が液体配管61に供給される。液体配管61に供給された薬液は、液体導入部材51及び第2ハウジング50の内部に形成された通路を通じて、液体流路12に供給される。そして、弁装置60により、液体流路12から液体流路12aへの薬液の供給及び遮断が制御される。液体流路12aに供給された薬液は、供給口12bから被供給面11aに供給される。
図示しない窒素供給源から、窒素が気体配管62に供給される。気体配管62に供給された窒素は、気体導入部材52及び第2ハウジング50の内部に形成された通路を通じて、気体流路13に供給される。気体流路13に供給された窒素は、導入口13aから被供給面11aの周囲の空間へ供給される。
供給口12bから供給された薬液は板状の遮蔽部材33に当たり、薬液が遮蔽部材33を透過することが抑制される。このため、供給口12bから被供給面11aに供給された薬液が、メッシュ31やメッシュバンド32を透過して噴出することが抑制される。
被供給面11aとメッシュ31の線材との間には、多数の微細な界面が形成されている。したがって、被供給面11aに供給された薬液は、多数の微細な界面における界面張力により、被供給面11aに沿って広がることとなる(毛細管現象)。さらに、薬液は、被供給面11a及びメッシュ31の線材に対して濡れ性を有しているため、被供給面11aに沿った薬液の広がりが促進される。
ここで、メッシュ31にメッシュバンド32が密着させられている部分では、メッシュ31とメッシュバンド32との間においても、界面張力により薬液が広がることとなる。このため、メッシュバンド32の設けられた部分では、薬液の広がりが他の部分よりも促進させられる。その結果、供給口12bから被供給面11aに供給された薬液は、メッシュバンド32に沿って導入口13a及び排出口14aの方向へ優先的に広がる。そして、被供給面11aの広がり方向において、メッシュバンド32に垂直な方向にもメッシュ31により薬液が広げられることで、被供給面11aの全体に薬液が広がることとなる。
このとき、作業者は、被供給面11a上に薬液が広がる様子を、窓部材81から観察することができる。窓部材81は、メッシュバンド32の延びる方向、すなわち導入口13aから排出口14aへの方向に沿って延びているため、メッシュ31に沿って薬液が優先的に広がる様子を観察することができる。さらに、被供給面11aの広がり方向において、窓部材81の長手方向の長さは導入口13aと排出口14aとの距離よりも長く、窓部材81の短手方向の長さはメッシュバンド32の幅よりも長くなっている。このため、作業者は、被供給面11aの全体に薬液が広がる様子を十分に観察することができる。
被供給面11aはヒータ70により加熱されており、被供給面11a上に広がった薬液が効率的に気化される。ここで、メッシュバンド32は網目状に編まれて形成されているため、メッシュバンド32が板状や膜状に形成されている場合と比較して、メッシュバンド32を介した液体の蒸発が促進される。気化した薬液は、導入口13aから被供給面11aの周囲の空間に導入された窒素(キャリアガス)と共に、排出口14aから排出される。そして、気体流路14と、第2ハウジング50及び気体排出部材53の内部に形成された通路とを通じて、気体配管63から薬液の蒸気と窒素との混合ガスが排出される。なお、混合ガスは、気体配管63を通じて、混合ガスにより処理を行う装置へ送られる。
次に、図5,6を参照して、第1ハウジング11の構成を詳細に説明する。図5は第1ハウジング11の平面図であり、図6は図5の6−6線断面図である。
第1ハウジング11は、直方体状に形成されており、上面の一部が上記被供給面11aとなっている。すなわち、第1ハウジング11の上面11bと被供給面11aとは面一になっている。被供給面11aは平滑面に形成されている。第1ハウジング11の上面には、被供給面11aと上面11b(上面の他の部分)とを区画する四角環状の溝15が形成されている。
上述したように、第1ハウジング11の内部には、液体流路12、気体流路13,14が形成されている。また、第1ハウジング11の内部には、上記ヒータ70を挿入するための穴19が形成されている。そして、被供給面11aには、供給口12b、導入口13a、及び排出口14aが開口している。被供給面11aには、導入口13aを通って被供給面11aの短手方向に沿って延びる溝16が形成されている。
第1ハウジング11の上面には、被供給面11aの短手方向に沿って延びる溝22,23が形成されている。被供給面11aの広がり方向において、溝22は導入口13aに対して供給口12bと反対側に形成され、溝23は供給口12b(穴19)に対して導入口13aと反対側に形成されている。第1ハウジング11には、溝22,23の側面(被供給面11aに対して傾く方向)へ被供給面11aをそれぞれ滑らかに接続する曲面20,21が形成されている。曲面20,21は、被供給面11aから被供給面11aに垂直な方向へ徐々に傾斜している。すなわち、被供給面11a及び曲面20,21の全体が滑らかな面に形成されている。
溝22の底面の両端部には、断面円形の孔17aがそれぞれ形成されている。第1ハウジング11の下面には、孔17aに連通する断面円形の孔17bが形成されている。孔17bの径は孔17aの径よりも大きくなっている。また、溝23の底面の両端部には、ねじ穴18がそれぞれ形成されている。
次に、図7〜9を参照して、メッシュ組立体30の構成を詳細に説明する。図7はメッシュ組立体30の斜視図であり、図8はホルダの断面図であり、図9はメッシュ組立体30の断面図である。
メッシュ組立体30(網状体組立体)は、メッシュ31、メッシュバンド32、遮蔽部材33、第1ホルダ34A、第2ホルダ34B、第1押さえ部材36A、第2押さえ部材36B、及びカバーボルト35A,35Bを備えている。メッシュ31、メッシュバンド32、及び遮蔽部材33の構成は上述した通りである。
ホルダ34A,34Bは、溝形状に形成されており、ウェブ34a、第1フランジ34c、及び第2フランジ34eを備えている。ウェブ34aは板状に形成されている。ウェブ34aの幅方向の両端部からウェブ34aに垂直な方向へ、フランジ34c,34eがそれぞれ張り出している。第1フランジ34cの厚みは第2フランジ34eの厚みよりも大きく設定されており、第1フランジ34cの強度は第2フランジ34eの強度よりも高くなっている。第1フランジ34cの張り出し方向の端部において、第2フランジ34eと反対側の外面には曲面34dが形成されている。曲面34dは、第1フランジ34cの側面と下面とを滑らかに接続している。ウェブ34aの長手方向の両端部(複数箇所)には、ねじ孔34bがそれぞれ形成されている。
押さえ部材36A,36Bは、円管状に形成されている。押さえ部材36A,36Bの外径は、ホルダ34A,34Bの溝の幅よりも若小さく設定されている。押さえ部材36A,36Bの長さは、フランジ34c,34eの長手方向の長さと略等しくなっている。すなわち、押さえ部材36A,36Bは、ホルダ34A,34Bの溝にそれぞれ挿入可能な大きさとなっている。
カバーボルト35A,35Bは、頭部35a、軸部35b、及びねじ部35cを備えている。軸部35bは、頭部35aとねじ部35cとを接続している。軸部35bの径は、ねじ部35cの径よりも小さくなっている。ねじ部35cは、上記ウェブ34aのねじ孔34b、及び上記第1ハウジング11の溝23に形成されたねじ穴18に締め付け可能となっている。
メッシュ組立体30は、以下のように組み立てられている。
遮蔽部材33の取り付けられたメッシュバンド32が、メッシュ31の上に重ねられている。これらが重ねられた状態において、メッシュ31の長手方向の両端部(メッシュ31の互いに対向する2辺を含む外縁部)のうち、一方が第1ホルダ34Aの溝に第1押さえ部材36Aと共に挿入され、他方が第2ホルダ34Bの溝に第2押さえ部材36Bと共に挿入されている。すなわち、第1ホルダ34Aの溝及び第2ホルダ34Bの溝に沿って、第1押さえ部材36A及び第2押さえ部材36Bがそれぞれ配置されている。
そして、ホルダ34A,34Bの溝幅を狭くするように、第1フランジ34cと第2フランジ34eとがかしめられている。このとき、第1フランジ34cよりも強度の低い第2フランジ34eが主に変形して、第1フランジ34cと第2フランジ34eとで押さえ部材36A,36Bが固定されている。これにより、メッシュ31の長手方向の両端部が、第1ホルダ34Aの溝の内面と第1押さえ部材36Aの外周面との間、及び第2ホルダ34Bの溝の内面と第2押さえ部材36Bの外周面との間に、それぞれ挟持されている。第1ホルダ34A及び第2ホルダ34Bはそれぞれ、メッシュ31の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部(メッシュ31の短辺)の全長にわたって取り付けられている。
このため、メッシュ31及びメッシュバンド32を点や鋭角部ではなく、曲面で固定することができ、メッシュ31の長手方向の端部を固定する部分においてメッシュ31及びメッシュバンド32が損傷することを抑制することができる。さらに、第1押さえ部材36A及び第2押さえ部材36Bは中空であるため、フランジ34c,34eによる押圧に対して反発力を生じさせることができる。したがって、メッシュ31及びメッシュバンド32を弾性的に支持することができ、ホルダ34A,34Bからメッシュ31及びメッシュバンド32が外れることを抑制することができる。
第1ホルダ34Aの2つのねじ孔34bには、カバーボルト35A(第1固定部材)がそれぞれ締め付けられている。また、第2ホルダ34Bの2つのねじ孔34bには、カバーボルト35B(第2固定部材)がそれぞれ締め付けられている。すなわち、第1ホルダ34A及び第2ホルダ34Bの両端部(複数箇所)に、カバーボルト35A,35Bが取り付けられている。これにより、ねじ孔34bにカバーボルト35A,35Bの軸部35bが挿通されている。このため、メッシュ組立体30からカバーボルト35A,35Bが外れることを抑制することができる。
次に、図10〜12を参照して、第1ハウジング11へのメッシュ組立体30の組み付けを説明する。図10は第1ハウジング11及びメッシュ組立体30の平面図であり、図11は図10の11−11線断面図であり、図12は図10の12−12線断面図である。
第1ハウジング11の上記孔17a,17bには、ステム38が挿入されている。ステム38(移動部材)は、円柱状の軸部38aと円板状のフランジ部38bとを備えている。軸部38aとフランジ部38bとは、互いの軸線が一致している。軸部38aが孔17aの内周面により軸線方向に移動可能に支持されており、フランジ部38bが孔17bの内周面により軸線方向に移動可能に支持されている。これにより、ステム38は、被供給面11aに垂直な方向(被供給面11aに対して傾斜する所定方向)に沿って移動可能に、第1ハウジング11により支持されている。このため、ステム38の配置スペースを第1ハウジング11内に効率的に設けることができ、第1ハウジング11が大型化することを抑制することができる。
軸部38aの上端部(フランジ部38bと反対側の端部)には、ねじ穴38cが形成されている。ねじ穴38cは、上記カバーボルト35A,35Bのねじ部35cを締め付け可能となっている。
ステム38の下側(被供給面11aと反対側)には、孔17bを封止する封止部材41が取り付けられている。孔17b内において、ステム38の上側(被供給面11a側)には、コイルばね39が設けられている。コイルばね39(付勢部材)は、ステム38を下側(被供給面11aから離れさせる側)へ付勢している。軸部38aのねじ穴38cにカバーボルト35Bが締め付けられていない状態では、コイルばね39の付勢力によりステム38は封止部材41に当接させられている。ステム38は、ピン40(回り止め部材)により回り止めされている。このため、ステム38は、軸線を中心とした回転が規制された状態で、軸線方向に移動可能となっている。
メッシュ組立体30のホルダ34A,34Bが、第1ハウジング11の溝23,22にそれぞれ挿入されている。メッシュ31及びメッシュバンド32は被供給面11aに被せられている。ここで、メッシュ31及びメッシュバンド32は、被供給面11aと第1ハウジング11のねじ穴18との間において、上記曲面21に掛け渡されている。また、メッシュ31及びメッシュバンド32は、被供給面11aとステム38との間において、上記曲面20に掛け渡されている。
第1ホルダ34Aの両端部は、上側(被供給面11aに向かう側)からカバーボルト35Aをねじ穴18に締め付けることで、第1ハウジング11に固定されている。すなわち、第1ホルダ34Aの両端部(複数箇所)が第1ハウジング11に固定されることで、第1ホルダ34Aを介してメッシュ31の1辺が全長にわたって固定されている。このため、メッシュ31及びメッシュバンド32は、被供給面11aから曲面21に沿って下方(被供給面11aに垂直な方向)へ延びている。ここで、図9に示すように、メッシュ31及びメッシュバンド32は、第1ホルダ34Aの第1フランジ34cに形成された曲面34dに沿って、第1ホルダ34Aの溝内に案内されている。
図10〜12に戻り、第2ホルダ34Bの両端部は、上側(被供給面11aに向かう側)からカバーボルト35Bをステム38のねじ穴38cに締め付けることで、ステム38に固定されている。このため、メッシュ31及びメッシュバンド32は、被供給面11aから曲面20に沿って下方(被供給面11aに垂直な方向)へ延びている。ここで、図9に示すように、メッシュ31及びメッシュバンド32は、第2ホルダ34Bの第1フランジ34cに形成された曲面34dに沿って、第2ホルダ34Bの溝内に案内されている。
図10〜12に戻り、第2ホルダ34Bのカバーボルト35Bがステム38のねじ穴38cに締め付けられると、第2ホルダ34Bとステム38との距離が縮み、ステム38が上方(第2ホルダ34Bの方向)へ移動させられる。このため、コイルばね39の付勢力により、ステム38及びカバーボルト35Bを介して第2ホルダ34Bが下方(被供給面11aから離れる方向)へ付勢される。図11に示すように、カバーボルト35Bの頭部35aと第2ホルダ34Bのウェブ34aとが当接し、且つ第2ホルダ34Bのウェブ34aとステム38の軸部38aとが当接するまでカバーボルト35Bが締め付けられている。このとき、図12に示すように、溝22の底面と第2ホルダ34Bとの間には隙間t1が形成されている。すなわち、コイルばね39による付勢力とメッシュ31(詳しくはメッシュバンド32を含む)の張力が釣り合った状態となっている。さらに、上記隙間t1の範囲において、使用等によりメッシュ31が伸びたとしても、コイルばね39によりその伸びを吸収することができ、被供給面11aとメッシュ31との密着が弱くなることを抑制することができる。
したがって、第1ホルダ34Aが固定された状態で第2ホルダ34Bが下方へ付勢されており、メッシュ31及びメッシュバンド32に張力が作用した状態を維持することができ、メッシュ31及びメッシュバンド32の緩みが抑制される。さらに、ホルダ34A,34Bを介してメッシュ31の長手方向の両端部(互いに対向する外縁部)に張力が作用するため、メッシュ31を被供給面11aに均一に密着させることができる。
また、メッシュ31がホルダ34A,34Bにより適切に固定された場合に、被供給面11aと第2ホルダ34Bの上面との距離t2は、曲面20の曲率半径R1よりも若干長くなるように設定されている。このため、取り付け誤差等により第1ホルダ34Aと第2ホルダ34Bとの距離が若干短くなった場合や、何らかの原因によりメッシュ31が縮んだ場合でも、メッシュ31を曲面20の全体に沿わせることができる。
加えて、第2ホルダ34Bを介してステム38に連結されたメッシュ31及びメッシュバンド32は、曲面20に沿って下方へ円滑に引っ張られている。このとき、被供給面11a及び曲面20,21の全体が滑らかな面に形成されているため、被供給面11a及び曲面20,21とメッシュ31との摩擦が低減される。そして、第2ホルダ34Bの両端部(複数箇所)が2つのステム38にそれぞれに固定されることで、第2ホルダ34Bを介してメッシュ31の1辺が全長にわたって引っ張られている。このため、メッシュ31及びメッシュバンド32を、被供給面11aに安定して密着させることができる。
以上詳述した本実施形態は以下の利点を有する。
・メッシュ31に張力が作用した状態を維持することができ、メッシュ31の緩みを抑制することができる。さらに、第1ホルダ34A及び第2ホルダ34Bを介してメッシュ31の互いに対向する外縁部に張力が作用するため、メッシュ31を被供給面11aに均一に密着させることができる。したがって、被供給面11aに供給された薬液を、被供給面11aとメッシュ31との界面における界面張力により、被供給面11aに沿って均一に広げることができる。その結果、ヒータ70により被供給面11aが加熱された際に、被供給面11a上の薬液を安定して気化させることができる。
・第1ハウジング11へのメッシュ31及びメッシュバンド32の固定、被供給面11aへのメッシュ31及びメッシュバンド32の密着、及び被供給面11aの周囲の空間の密閉を、全て上側から行うことができる。したがって、第1ハウジング11に対するメッシュ31及びメッシュバンド32の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。さらに、メッシュ組立体30を外した状態で、被供給面11aを容易に清掃することができる。
・ステム38を付勢する付勢部材としてコイルばね39が採用されている。したがって、ステム38を安定して付勢することができるため、メッシュ31を被供給面11aに密着させる力を適切に調整することができ、ひいては薬液を気化させる性能を安定させることができる。さらに、使用によりメッシュ31が伸びたとしても、コイルばね39によりその伸びを吸収することができ、被供給面11aとメッシュ31との密着が弱くなることを抑制することができる。
・第2ホルダ34Bを介してステム38に連結されたメッシュ31は、曲面20に沿って下方へ円滑に引っ張られる。このため、被供給面11aへ向かう側からカバーボルト35Bにより第2ホルダ34Bをステム38に固定しつつ、メッシュ31を被供給面11aに安定して密着させることができる。
・第1ホルダ34Aの複数箇所を第1ハウジング11に固定して回転を抑制することができ、第1ホルダ34Aを介してメッシュ31の1辺を全長にわたって固定することができる。また、第2ホルダ34Bの複数箇所をステム38に固定して回転を抑制することができ、第2ホルダ34Bを介してメッシュ31の1辺を全長にわたって引っ張ることができる。したがって、メッシュ31の全体を被供給面11aに均一に密着させることができる。
・第1ホルダ34Aの両端部を第1ハウジング11に固定して安定させることができ、第1ホルダ34Aを介してメッシュ31の1辺をより確実に全長にわたって固定することができる。また、第2ホルダ34Bの両端部をステム38に固定して安定させることができ、第2ホルダ34Bを介してメッシュ31の1辺をより確実に全長にわたって引っ張ることができる。
・メッシュ組立体30を、メッシュ31、第1ホルダ34A、第2ホルダ34B、及びカバーボルト35A,35Bを備えた1つの要素として取り扱うことができるため、液体気化器10の組立を容易にすることができる。
・メッシュ31を点や鋭角部ではなく、押さえ部材36A,36Bにより曲面で固定することができる。このため、メッシュ31へホルダ34A,34Bを取り付ける部分においてメッシュ31が損傷することを抑制することができる。さらに、押さえ部材36A,押さえ部材36Bは円管状、すなわち中空であるため、メッシュ31を弾性的に支持することができる。したがって、ホルダからメッシュ31が外れることを抑制することができる。
・第1ホルダ34Aのねじ孔34bにカバーボルト35Aの軸部35bが挿通され、第2ホルダ34Bのねじ孔34bにカバーボルト35Bの軸部35bが挿通されている。このため、メッシュ組立体30を液体気化器10に組み付ける際に、メッシュ組立体30からカバーボルト35A,35Bが外れることを抑制することができる。その結果、カバーボルト35A,35Bが、液体気化器10の内部に紛れ込むことを抑制することができる。
・メッシュ31に接しているメッシュバンド32の部分では、メッシュ31とメッシュバンド32との間においても、界面張力により薬液を広げることができる。このため、メッシュバンド32の設けられた部分では、薬液の広がりを他の部分よりも促進させることができる。その結果、メッシュバンド32の配置を調整することにより、薬液を所望の方向へ優先的に広げることができる。さらに、メッシュバンド32は網目状に編まれて形成されているため、メッシュバンド32が板状や膜状に形成されている場合と比較して、メッシュバンド32を介した薬液の蒸発を促進させることができる。
・板状又は膜状に形成された遮蔽部材33の部分では、薬液が遮蔽部材33を透過することを抑制することができる。このため、薬液の供給口12bに遮蔽部材33を配置することにより、供給された薬液がメッシュ31やメッシュバンド32を透過して噴出することを抑制することができる。
なお、上記実施形態を、次のように変形して実施することもできる。上記実施形態と同一の部材については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・図13に示すように、メッシュ組立体130が搬送用部材43を備えていてもよい。搬送用部材43は、矩形板状に形成されており、メッシュ31が広げられた状態においてカバーボルト35A,35Bに対応する位置に、ねじ孔43a(係合部)がそれぞれ形成されている。そして、搬送用部材43のねじ孔43aにカバーボルト35A,35Bがそれぞれ締め付けられ(係合させられ)、搬送用部材43にホルダ34A,34Bが固定されている。こうした構成によれば、メッシュ31が広げられた状態を維持することができる。したがって、メッシュ組立体130の搬送時等に、メッシュ31が折れ曲がったり、メッシュ31に皺ができたりすることを抑制することができる。なお、板状の搬送用部材43に代えて、ねじ孔43aの形成された部分を除いて枠状に形成された搬送用部材を用いることもできる。また、搬送用部材43を備えるメッシュ組立体130を、クリーン状態で包装してメンテナンスパーツとするとよい。
さらに、図14に示すように、メッシュ組立体230が溝形状の搬送用部材143を備えていてもよい。搬送用部材143は、溝形状に形成されており、メッシュ31が広げられた状態においてカバーボルト35A,35Bに対応する位置に、切り欠き143a(係合部)がそれぞれ形成されている。詳しくは、メッシュ31が上記被供給面11a及び曲面20,21に沿って広げられた状態と同様の状態になるように、搬送用部材143の形状が設定されている。そして、搬送用部材143の切り欠き143aにカバーボルト35A,35Bの軸部35bがそれぞれ嵌合(係合)させられ、搬送用部材143にホルダ34A,34Bが固定されている。こうした構成によれば、図13の搬送用部材43と同様の作用効果を奏することができる。さらに、搬送用部材43ではカバーボルト35A,35Bをねじ孔34bに締め付ける際に摩耗粉が生じるおそれがあるのに対して、切り欠き143aにカバーボルト35A,35Bを嵌合させる構成であるため、摩耗粉が生じることを抑制することができる。その結果、メッシュ組立体230をクリーン状態で包装する際に、包装内に摩耗粉が混入することを抑制することができる。
・上記実施形態では、押さえ部材36A,36Bを用いてメッシュ31をホルダ34A,34Bに固定したが、溶接によりメッシュ31をホルダ34A,34Bに固定することもできる。
・上記実施形態では、メッシュ31の長手方向の両端部に第1ホルダ34A及び第2ホルダ34Bを取り付けたが、更にメッシュ31の短手方向の両端部に第3ホルダ及び第4ホルダをそれぞれ取り付けることもできる。そして、第3ホルダを第1ホルダ34Aと同様に第1ハウジング11に固定し、第4ホルダを第2ホルダ34Bと同様にステム38に固定する構成を採用することもできる。
・カバーボルト35Aを第1ホルダ34Aの両端部よりも中寄りに設けたり、カバーボルト35Bを第2ホルダ34Bの両端部よりも中寄りに設けたりすることもできる。
・第1ハウジング11の曲面20,21に代えて、被供給面11aに対して傾斜する所定方向へ被供給面11aを段階的に接続する折り曲げ面を採用することもできる。また、被供給面11aに対して傾斜する所定方向として、被供給面11aに垂直な方向に限らず、被供給面11aに垂直な方向から若干傾斜した方向を採用することもできる。
・カバーボルト35に代えて、通常のボルトを採用することもできる。
・ステム38を付勢する付勢部材として、コイルばね39に限らず、板ばねや弾性ゴムを採用することもできる。
・メッシュ31やメッシュバンド32の編み方(織り方)は、平織りに限らず、綾織り等の他の織り方を採用することもできる。また、メッシュ31やメッシュバンド32の粗さは、それらに対する薬液の濡れ性や、被供給面11aに対する薬液の濡れ性、薬液の粘度等に応じて、100〜500メッシュ程度の範囲で適切に設定することが望ましい。
・被供給面11aの形状は矩形状に限らず、他の多角形状や円形状にすることもできる。その場合には、被供給面11aの形状に合わせて、メッシュ31の形状を設定すればよい。
・上記実施形態では、メッシュバンド32が網目状に編まれていたが、これらを膜状に形成することもできる。この場合には、膜状に形成されたバンドが遮蔽部材33の機能を果たすため、遮蔽部材33を省略してもよい。また、薬液の供給圧力が低く、薬液がメッシュ31やメッシュバンド32を通過して噴出する可能性が低い場合にも、遮蔽部材33を省略してもよい。また、メッシュバンド32を省略することもできる。
・薬液として、疎水化処理液(HMDS)に限らず、シンナー系溶剤、シランカップリング剤等、他の薬液を採用することもできる。その際には、メッシュ31やメッシュバンド32の材質を、薬液との濡れ性に応じて変更することが望ましい。これらの材質として、例えばステンレス材以外の金属や樹脂等を用いることもできる。
10…液体気化器(液体制御装置)、11…第1ハウジング(本体)、11a…被供給面、12b…供給口、13a…導入口、14a…排出口、20…曲面、21…曲面、30…メッシュ組立体(網状体組立体)、31…メッシュ(網状体)、32…メッシュバンド(誘導部材)、33…遮蔽部材、34A…第1ホルダ、34B…第2ホルダ、34b…ねじ孔、35A…カバーボルト(第1固定部材)、35B…カバーボルト(第2固定部材)、35a…頭部、35b…軸部、35c…ねじ部、36A…第1押さえ部材、36B…第2押さえ部材、38…ステム(移動部材)、39…コイルばね(付勢部材)、43…搬送用部材、43a…ねじ孔、60…弁装置、70…ヒータ、80…蓋部材、130…メッシュ組立体(網状体組立体)、143…搬送用部材、143a…切り欠き、230…メッシュ組立体(網状体組立体)。

Claims (13)

  1. 液体の広がり及び気化を制御する液体制御装置であって、
    前記液体の供給される被供給面を有する本体と、
    前記被供給面を加熱するヒータと、
    網目状に編まれた網状体と、
    前記網状体の広がり方向において前記網状体の互いに対向する外縁部にそれぞれ取り付けられている第1ホルダ及び第2ホルダと、
    前記被供給面に向かう側から前記第1ホルダを前記本体に固定している第1固定部材と、
    前記被供給面に対して傾斜する又は垂直な所定方向に沿って移動可能に前記本体により支持された移動部材と、
    前記被供給面に向かう側から前記第2ホルダを前記移動部材に固定している第2固定部材と、
    前記所定方向に沿って前記移動部材を付勢して、前記網状体を前記被供給面に密着させている付勢部材と、
    前記被供給面に向かう側から前記網状体を覆って、前記本体とで前記被供給面の周囲の空間を密閉している蓋部材と、
    を備えることを特徴とする液体制御装置。
  2. 前記付勢部材はコイルばねである請求項1に記載の液体制御装置。
  3. 前記本体には、前記所定方向へ前記被供給面を滑らかに接続する曲面が形成されており、
    前記網状体は、前記被供給面と前記移動部材との間において前記曲面に掛け渡されている請求項1又は2に記載の液体制御装置。
  4. 前記所定方向は、前記被供給面に垂直な方向である請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体制御装置。
  5. 前記網状体は矩形状に形成されており、
    前記第1ホルダ及び第2ホルダはそれぞれ、前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部の全長にわたって取り付けられており、
    前記第1固定部材は、前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられており、
    前記第2固定部材は、前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれ設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体制御装置。
  6. 前記第1固定部材は、前記第1ホルダの両端部にそれぞれ設けられており、
    前記第2固定部材は、前記第2ホルダの両端部にそれぞれ設けられている請求項5に記載の液体制御装置。
  7. 前記第1固定部材は、前記第1ホルダを上側から前記本体に固定しており、
    前記第2固定部材は、前記第2ホルダを上側から前記移動部材に固定しており、
    前記蓋部材は、前記網状体を上側から覆っている請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体制御装置。
  8. 液体の広がり及び気化を制御する液体制御装置に適用される網状体組立体であって、
    網目状に編まれ、矩形状に形成された網状体と、
    前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部の全長にわたって、それぞれ取り付けられている第1ホルダ及び第2ホルダと、
    所定側から前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれ取り付けられ、前記第1ホルダを前記液体制御装置に固定することに用いられる第1固定部材と、
    前記所定側から前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれ取り付けられ、前記第2ホルダを前記液体制御装置に固定することに用いられる第2固定部材と、
    を備えることを特徴とする網状体組立体。
  9. 円管状に形成され、前記第1ホルダに沿って配置された第1押さえ部材と、
    円管状に形成され、前記第2ホルダに沿って配置された第2押さえ部材とを備え、
    前記網状体の互いに対向する2辺をそれぞれ含む外縁部が、前記第1ホルダの一部と前記第1押さえ部材の外周面との間、及び前記第2ホルダの一部と前記第2押さえ部材の外周面との間に、それぞれ挟持されている請求項8に記載の網状体組立体。
  10. 前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、頭部、ねじ部、及び前記頭部と前記ねじ部とを接続する軸部を備えるカバーボルトであり、
    前記第1ホルダの複数箇所にそれぞれねじ孔が形成されており、
    前記第2ホルダの複数箇所にそれぞれねじ孔が形成されており、
    前記第1ホルダの前記ねじ孔に前記第1固定部材の前記軸部が挿通されており、
    前記第2ホルダの前記ねじ孔に前記第2固定部材の前記軸部が挿通されている請求項8又は9に記載の網状体組立体。
  11. 前記網状体が広げられた状態において前記カバーボルトに対応する位置に、前記カバーボルトに係合可能な係合部がそれぞれ形成された搬送用部材を備え、
    前記搬送用部材の前記係合部に前記カバーボルトがそれぞれ係合させられている請求項10に記載の網状体組立体。
  12. 網目状に編まれ、前記網状体に接している誘導部材を備える請求項8〜11のいずれか1項に記載の網状体組立体。
  13. 板状又は膜状に形成され、前記誘導部材の一部を覆う遮蔽部材を備える請求項12に記載の網状体組立体。
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