JP5918670B2 - アセチル化スルホニウム化合物の製造方法 - Google Patents

アセチル化スルホニウム化合物の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、アセチル化スルホニウム化合物の製造方法に関する。さらに詳しくは、熱硬化組成物の硬化開始剤として有用な4−アセトキシフェニルスルホニウム化合物の製造方法であり、特にエポキシ樹脂やスチレンなどのカチオン重合性ビニル化合物の重合硬化開始剤として有効である高純度の4−アセトキシフェニルスルホニウム化合物の製造方法に関する。
従来から4−アセトキシフェニルスルホニウムをカチオン部とし、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートやヘキサフルオロアンチモナートのような非求核性のアニオンを有するスルホニウム化合物は、重合硬化開始剤として使用されている。
この重合開始剤は一般の工業製品と異なり、製造時に中和で生成する塩化ナトリウムのような無機塩、未反応の原料、副生物といった不純物によって重合速度に影響があるため、高純度品が要求されている。不純物の性質にもよるが一般的には純度95%程度では使用が困難とされ、98%以上、好ましくは99%以上であることが要求されている。また、無機塩はナトリウムイオン量に換算して通常10ppm以下、好ましくは2ppm以下を要求されている。
特許文献1によれば、この明細書に記載したアセトキシフェニルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート類が開示されている。この特許文献1では、酢酸4-(メチルチオ)フェニルエステルに塩化ベンジルを作用させ、次いで塩交換する方法で合成すると開示されている。
同様に特許文献2には、アセトキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートの製造方法が開示されている。この請求項には、4−ヒドロキシフェニルジアルキルスルホニウム化合物と酸無水物をジシクロヘキシルアミンの存在下に反応させる記載があり、具体的にこの実施例1では、4−ヒドロキシフェニルジメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナートを酢酸エチルに溶解させ、撹拌しながら、ジシクロヘキシルアミンを混合し、さらに無水酢酸を滴下することで4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナートを得ている。この従来技術は先に酸捕獲剤としてジシクロヘキシルアミンを存在させた中に無水酢酸を滴下してアセチル化反応をさせている。
公開特許公報2012年第153642号 公開特許公報2006年第131612号
ところが、先行技術文献に記載の方法では生成物の純度に不満があった。つまり技術分野に記載のとおり、重合開始剤は不純物によって重合速度に影響があるため、高純度品が要求されており、具体的には純度99%以上であることが要求されている。本発明の課題は、従来の問題点である不純物の低減を目的とし、不純物の少ない重合開始剤を簡易な方法で得ることのできる製造方法を提示することにある。
本発明は、上記の課題を解決すべく検討された、化1で表わされるスルホニウム化合物の製造法に関するものであり、詳細には、化2で表されるスルホニウム化合物を無水酢酸でエステル化し、化1で表されるスルホニウム化合物を製造する反応において、反応溶媒を酢酸エチルおよび/またはアセトニトリルとした上で、先に化2のスルホニウム化合物に対して2〜4モル量の無水酢酸を投入し、その後化2のスルホニウム化合物に対して0.9〜1.05モル量のジシクロヘキシルアミンを反応させてなる化1で表されるアセチル化スルホニウム化合物の製造方法である。
Figure 0005918670
Figure 0005918670
(化1、化2に共通してR1は水素,C1〜C4のアルキル基のいずれかを、R2はC1〜C4のアルキル基,C1〜C4のアルキル基で置換されていてもよいベンジル基,2−ナフチルメチル基のいずれかを、R3はC1〜C4のアルキル基を、Xはテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート,ヘキサフルオロアンチモナート,ヘキサフルオロホスファートのいずれかを示す。)
本発明は、4−ヒドロキシフェニルスルホニウム化合物を無水酢酸でエステル化し、4−アセトキシフェニルスルホニウム化合物を製造する反応において、特定の溶媒中で先に無水酢酸を4−ヒドロキシフェニルスルホニウム化合物の2〜4モル量投入し、次いでスルホニウム化合物の0.9〜1.05モル量のジシクロヘキシルアミンを反応させてなる製造方法である。なお、塩化アセチルを適用するアセチル化の例も先行文献に見出されるが、副生するハロゲンアニオンが洗浄後もわずかに残存し、このアニオンが重合開始種を捕獲するなど重合時に阻害要因となるので好ましくない。
ここで、無水酢酸の反応量は化2で表されるスルホニウム化合物の2〜4モルである。さらに好ましくは2.5〜3.5モルである。この過剰の無水酢酸を先に存在させると、溶媒や原料に残存する微量の水と反応することで、脱水剤として作用していると推定される。ジシクロヘキシルアミンの反応量は化2で表されるスルホニウム化合物の0.9〜1.05モルであり、好ましくは0.95〜1.00モル、さらに好ましくは0.98〜0.99モルである。また、この反応において、反応温度は20℃以下が好ましく、より好ましくは10℃以下である。
本発明の製造方法を適用できるアセチル化スルホニウム化合物を具体的に例示すれば、4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−アセトキシ−3−メチルフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−アセトキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−アセトキシフェニルメチル(4−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナート、4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナート、4−アセトキシフェニル(メチル)2−ナフチルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナート、4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロホスファート等である。
先の特許文献1の問題点として、生成した開始剤の純度が99%と記載されており、開始剤として有効に作用するものの、不純物が重合を阻害しているようであり、生成する重合物の物性に不満があった。本発明によるスルホニウム化合物の製造方法の要件は、従来技術に比べて、特定の溶媒中、無水酢酸とジシクロヘキシルアミンの反応順を前後させること、また、無水酢酸とジシクロヘキシルアミンの量を原料のスルホニウム化合物に対して特定モルとすることであるが、このことによって、簡易な方法で高純度の重合開始剤が得られるという有利な点が生じる。
ここで、無水酢酸の量は、原料のスルホニウム化合物に対して2〜4モルと小過剰である。この理由として、過剰の無水酢酸が、0013に記載したように反応の初期で脱水剤として作用することで、水にわずかに溶解している無機塩を有機溶媒から押し出して無機イオンも除去していると推定している。この作用効果により、無機イオンを含んだ原料を使用しても、製品に無機塩が夾雑することはない。そしてジシクロヘキシルアミンの量もスルホニウム化合物の0.9〜1.05モル量と規定することにより、副反応が抑制された製造方法が提供される。
さらにこの発明によれば、装置の簡易性など製造方法が容易で経済的であり、本発明の製造方法で製造したものは、収量が増加し、また、融点が有意に上昇しており、融点幅が小さくなるなど、不純物の生成を防止した高純度の重合開始剤を得ることができる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。ここで、Naイオン量はサンプルを灰化処理後、ICP発光分析装置(日立ハイテク製 P-4010)で測定した。
4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートの合成
Naイオンを50ppm含む4−ヒドロキシフェニルジメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナート 83.3g(0.213モル)を酢酸エチル250mlに溶解させ、撹拌しながら10℃以下で無水酢酸 50.0g(0.490モル)を5分で滴下する。1時間撹拌後、ジシクロヘキシルアミン
37.5g(0.207モル)を15分で滴下する。滴下後、更に20時間撹拌する。生成した酢酸ジシクロヘキシルアミン塩をろ別し、溶媒を濃縮し、n-ヘキサンで洗浄することで、白色結晶の4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナートを得る。収量80.6g(収率90.0%)、融点 156.0〜157.3℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は99.9%、Naイオンは1ppmであった。
4−アセトキシフェニル(ベンジル)メチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートの合成
Naイオンを30ppm含む4−ヒドロキシフェニル(ベンジル)メチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナート57.2g(0.122モル)を酢酸エチル250mlに溶解させ、撹拌しながら10℃以下で無水酢酸37.7g(0.369モル)を5分で滴下する。1時間撹拌後、ジシクロヘキシルアミン
21.8g(0.120モル)を30分で滴下する。滴下後、更に1時間撹拌する。生成した酢酸ジシクロヘキシルアミン塩をろ別し、溶媒を濃縮し、ヘキサンで洗浄することで、白色結晶性粉末の4−アセトキシフェニル(ベンジル)メチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートを得る。収量54.4g(収率89.0%)、融点116.0〜117.4℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は99.8%、Naイオンは1ppmであった。
4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの合成
Naイオンを40ppm含む4−ヒドロキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート71.8g(0.079モル)をアセトニトリル500mlに溶解させ、撹拌しながら10℃以下で無水酢酸24.0g(0.235モル)を5分で滴下する。10分撹拌後、ジシクロヘキシルアミン14.0g(0.077モル)を15分で滴下する。滴下後、更に2時間攪拌する。生成した酢酸ジシクロヘキシルアミン塩をろ別し、溶媒を濃縮し、ヘキサンで洗浄することで、白色結晶の4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを得る。収量65.8g(収率90.0%)、融点 148.1〜149.3℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は99.5%、Naイオンは1ppmであった。
4−アセトキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの合成
Naイオンを40ppm含む4−ヒドロキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート72.0g(0.078モル)をアセニトニトリル500mlに溶解させ、攪拌しながら10℃以下で無水酢酸25.0g(0.245モル)を5分で滴下する。10分撹拌後、ジシクロヘキシルアミン14.0g(0.077モル)を30分で滴下する。滴下後、更に1時間攪拌する。以下、実施例3と同様に処理して、白色結晶の4−アセトキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを得る。収量63.6g(収率85.0%)、融点141.7〜142.9℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は99.0%、Naイオンは1ppmであった。
以下、比較例を記載する。
[比較例1]
特許文献1として記載の、公開特許公報2012年第153642号に従って、この出願の実施例3と同一の化合物を合成した。手法を記載する。
酢酸4-(メチルチオ)フェニルエステル9.1g(0.05モル)、塩化ベンジル
6.65g(0.0525モル)を水中で反応させて、4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム クロライドの水溶液を得た。これに酢酸エチルを加え、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸ナトリウム塩の10%水溶液350g(0.05モル)を滴下し、塩交換反応を行った。反応後、有機層を脱水し、溶媒を除き、残渣をn-ヘキサン
100mlで処理することで、白色の4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート41.0g(収率 86.1%)を得る。融点
132〜138℃、Naイオンは10ppmであった。
[比較例2]
特許文献2として記載の、公開特許公報2006年第131612号の実施例1に従って、この出願の実施例1と同一の化合物を合成した。手法を記載する。
Naイオンを50ppm含む4−ヒドロキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナート 11.73g(0.030モル)を酢酸エチルに溶解させ、撹拌しながら、ジシクロヘキシルアミン 5.44g(0.030モル)を混合し、さらに無水酢酸
3.06g(0.030モル)を3分で滴下する。滴下時から沈殿が生じる。滴下後、更に1時間撹拌する。生成した酢酸ジシクロヘキシルアミン塩をろ別し、溶媒を濃縮することで白色結晶の4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモナートを得る。収量11.52g(収率88.7%)であった。融点 152.5〜156.0℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は99.3%、Naイオンは7ppmであった。
[比較例3]
4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートの合成
無水酢酸を塩化アセチルに代えて、塩化アセチルの使用量を17.6g(0.224モル)とした以外は実施例1に準じて実施し、白色結晶の4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートを24.2g(収率28.1%)を得る。融点 151.0〜156.5℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は98.1%、Naイオンは10ppmであった。
[比較例4]
4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートの合成
溶媒をイソプロピルアルコールに代えた以外は実施例1に準じて実施し、反応後、溶媒を濃縮することで白色結晶の白色結晶の4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモナートを得る。収量31.3g(収率35.0%)であった。融点151.5〜156.3℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は98.5%、Naイオンは10ppmであった。
[比較例5]
4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの合成
実施例3の無水酢酸の滴下をジシクロヘキシルアミンの滴下後に実施した以外は、実施例3と同様の仕込み量で反応、後処理し、白色結晶の4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを得る。収量47.5g(収率65.4%)、融点 145.6〜147.9℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は98.5%、Naイオンは6ppmであった。
[比較例6]
4−アセトキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの合成
実施例4の無水酢酸の滴下をジシクロヘキシルアミンの滴下後に実施した以外は、実施例4と同様の仕込み量で反応、後処理し、白色結晶の4−アセトキシフェニルメチル(2−メチルベンジル)スルホニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを得る。収量41.1g(収率55.0%)、融点136.2〜140.5℃、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純度は97.3%、Naイオンは8ppmであった。
試験例
本発明の化合物を重合開始剤として使用した例を記載する。実施例1で得られた化合物0.1gをエピコート828(ジャパンエポキシレジン株式会社製 エポキシ樹脂の商品名)10gを混合してJISK7071(1988)の手法に準じてゲル化時間を測定した。加熱温度180℃でのゲル化時間は、5分25秒であった。比較として、比較例3で得られた同じ化合物のゲル化時間は、6分30秒であった。またこの実施例1で得られた化合物をメタノールで再結晶を2回繰り返して得られた純品のゲル化時間は、5分30秒であった。
本発明は重合開始剤として使用されるアセチル化スルホニウム化合物の製造方法であり、本発明のスルホニウム化合物の製造方法によれば、高純度を必要とするエポキシ樹脂の重合硬化開始剤として有用に作用する化合物が収率よく、簡易な方法で得られる。



Claims (1)

  1. 化2で表されるスルホニウム化合物をジシクロヘキシルアミン存在下に無水酢酸でエステル化し、化1で表されるスルホニウム化合物を製造する反応において、反応溶媒が酢酸エチルおよび/またはアセトニトリルであり、かつ、先にスルホニウム化合物の2〜4モル量の無水酢酸を投入し、その後スルホニウム化合物の0.9〜1.05モル量のジシクロヘキシルアミンを反応させてなる化1で表されるアセチル化スルホニウム化合物の製造方法。

    (化1、化2に共通してR1は水素,C1〜C4のアルキル基のいずれかを、R2はC1〜C4のアルキル基,C1〜C4のアルキル基で置換されていてもよいベンジル基,2−ナフチルメチル基のいずれかを、R3はC1〜C4のアルキル基を、Xはテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート,ヘキサフルオロアンチモナート,ヘキサフルオロホスファートのいずれかを示す。)

    Figure 0005918670

    Figure 0005918670




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