JP5917664B2 - 誘導ラマン散乱計測装置および誘導ラマン散乱計測方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の一側面としての誘導ラマン散乱計測装置および方法は、第1の光を生成するとともに、該第1の光とは異なる光周波数を有する第2の光を生成し、第1および第2の光が試料に照射されることで生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する。入射光の光周波数帯域を広げる高非線形ファイバーと該高非線形ファイバーからの光のうち互いに光周波数が異なる複数の光成分の高調波をそれぞれ発生させる複数の高調波発生素子とにより発生させた該複数の高調波を用いて互いに異なる光周波数を有する複数の第2の光を生成する。そして、第1の光の光周波数を変化させ、複数の第2の光のそれぞれに対して誘導ラマン散乱を生じさせることにより、ラマンスペクトルを取得することを特徴とする。
ここで、光周波数ωp1,ωp2,ωp3,ωp4の相互間(4つの第2のパルス光間の光周波数)の差である周波数ピッチをWPとするとき、第1のパルス光の光周波数の可変幅(スキャン幅)WSは、WP以上とすることが望ましい。
また、第2のパルス生成部は、実施例1,2において説明した高調波同期法に限らず、 強度変調器を用いた構成を有してもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
2 第2のパルス光生成部
6 合波ミラー
8 試料
10 色フィルタ
12 波長可変バンドパスフィルタ
Claims (7)
- 第1の光を第1の周期で生成する第1の光生成手段と、
前記第1の光とは異なる光周波数を有する第2の光を、前記第1の周期よりも短い第2の周期で生成する第2の光生成手段と、
前記第1および第2の光が試料に照射されることで生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する検出手段と、を備え、
前記第2の光生成手段は、入射光の光周波数帯域を広げる高非線形ファイバーと、該高非線形ファイバーからの光のうち互いに光周波数が異なる複数の光成分の高調波をそれぞれ発生させる複数の高調波発生素子とを有し、前記複数の高調波を用いて互いに異なる光周波数を有する複数の前記第2の光を生成し、
前記検出手段は、前記複数の第2の光のそれぞれに対して生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光のそれぞれを、前記第1の周期で同期検波することを特徴とする誘導ラマン散乱計測装置。 - 第1の光を生成する第1の光生成手段と、
前記第1の光とは異なる光周波数を有する第2の光を生成する第2の光生成手段と、
前記第1および第2の光が試料に照射されることで生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する検出手段と、を備え、
前記第2の光生成手段は、入射光の光周波数帯域を広げる高非線形ファイバーと、該高非線形ファイバーからの光のうち互いに光周波数が異なる複数の光成分の高調波をそれぞれ発生させる複数の高調波発生素子とを有し、前記複数の高調波を用いて互いに異なる光周波数を有する複数の前記第2の光を生成し、
前記第1の光の光周波数を変化させ、前記複数の第2の光のそれぞれに対して誘導ラマン散乱を生じさせることにより、ラマンスペクトルを取得することを特徴とする誘導ラマン散乱計測装置。 - 前記検出手段は、前記複数の第2の光のそれぞれに対して生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する複数の検出素子と、該複数の検出素子からの信号のそれぞれに基づいて前記第1の周期で同期検波を行う複数のロックインアンプと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導ラマン散乱計測装置。
- 前記第1の光生成手段は、入射光を光周波数毎に分離する光分散素子と、該光分散素子に光を導く導光光学系とを有し、前記光分散素子と前記導光光学系に含まれる光学素子との少なくとも一方を駆動して前記入射光の前記光分散素子への入射角を変化させ、前記光分散素子により分離された光の一部を抽出することにより前記第1の光の光周波数を可変とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の誘導ラマン散乱計測装置。
- 前記導光光学系は、前記光分散素子に向けて光を偏向する光偏向素子と、該光偏向素子を前記光分散素子上に結像する結像光学系とを有することを特徴とする請求項4に記載の誘導ラマン散乱計測装置。
- 第1の光を第1の周期で生成し、かつ前記第1の光とは異なる光周波数を有する第2の光を前記第1の周期よりも短い第2の周期で生成する生成工程と、
前記第1および第2の光が試料に照射されることで生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する検出工程と、を有し、
前記生成工程において、入射光の光周波数帯域を広げる高非線形ファイバーと、該高非線形ファイバーからの光のうち互いに光周波数が異なる複数の光成分の高調波をそれぞれ発生させる複数の高調波発生素子とを用いて生成した前記複数の高調波を用いて互いに異なる光周波数を有する複数の前記第2の光を生成し、
前記検出工程において、前記複数の第2の光のそれぞれに対して生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光のそれぞれを、前記第1の周期で同期検波することを特徴とする誘導ラマン散乱計測方法。 - 第1の光を生成し、かつ前記第1の光とは異なる光周波数を有する第2の光を生成する生成工程と、
前記第1および第2の光が試料に照射されることで生じる誘導ラマン散乱により強度変調された光を検出する検出工程と、を有し、
前記生成工程において、入射光の光周波数帯域を広げる高非線形ファイバーと、該高非線形ファイバーからの光のうち互いに光周波数が異なる複数の光成分の高調波をそれぞれ発生させる複数の高調波発生素子とを用いて生成した前記複数の高調波を用いて互いに異なる光周波数を有する複数の前記第2の光を生成し、
前記第1の光の光周波数を変化させ、前記複数の第2の光のそれぞれに対して誘導ラマン散乱を生じさせることにより、ラマンスペクトルを取得することを特徴とする誘導ラマン散乱計測方法。
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