JP2014126491A - 情報取得システム、情報取得装置、および情報取得方法 - Google Patents

情報取得システム、情報取得装置、および情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 測定対象の物体から生じる光の光量を十分確保し、高感度な情報取得システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光を出射する光源部と、前記光源部から出射され、物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する情報取得システムであって、前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする情報取得システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光を用いた情報取得システム、情報取得装置、および情報取得方法に関する。
広帯域の波長成分を有する光を対象物に照射し、測定対象の物体から反射、散乱する光、または測定対象の物体を透過する光、あるいは測定対象の物体において発光する光を検出して分光することで、測定対象の物体についての様々な情報を得ることができる。この方法はスペクトル分光法として一般的によく知られており、対象物に照射する前の光のスペクトル成分と、測定対象の物体から反射、散乱または透過する光のスペクトル成分との比較から、測定対象の物体の光特性を知ることができる。蛍光を観察するバイオ分野では、観察したい生体物質に蛍光色素を標識し、特定波長の光を当てることで発光させ、測定対象の物体に含まれる生体物質の分布状態を観察するなどの利用法がある。
現在、一般的に用いられているスペクトル分光を行うための計測装置としては、広帯域の波長成分を有する光を出射する光源と、測定対象の物体から生じる光を波長ごとに分光する分光器、分光された光を異なる波長ごとに受光する複数の受光器から構成される。しかしこのような構成では、測定対象の物体から生じた光が受光器で検出される前に、回折格子や波長フィルタ等の分光器を経由するため、分光器で光の損失が生じ、測定装置の感度が低いという問題があった。
特許文献1では、高帯域パルスプローブビームを用いた装置であって、測定対象の物体から生じた光を、波長分散デバイスにより波長分散を与えることで波長ごとに時間遅延を与え、時間的に分離して測定することでスペクトル情報を得る方法が開示されている。
特表2011−529230号公報
しかし特許文献1に開示の方法では、測定対象の物体から生じた光が分光器を経由しないものの、波長分散デバイスを経由することによる光の損失が避けられず、測定装置の感度が低いという問題があった。
本発明は上記課題に着目し、測定対象の物体から生じる光を損失させず、高感度な情報取得システムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報取得システムは、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光を出射する光源部と、
前記光源部から出射され、物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、
前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する情報取得システムであって、
前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする。
本発明に係る情報取得装置は、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光が物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、
前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する情報取得装置であって、
前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする。
本発明に係る情報取得システムは、波長ごとに繰り返し周波数の異なる多波長パルス光源を用いることで、測定対象が生じた光を損失させず、高感度である。
本発明の実施形態に係る情報取得システムを示す模式図(a)及び光源部から出射される光の波長の時間変化の一例を示すグラフ(b)である。 本発明の実施例1に係る情報取得システムを示す模式図である。 本発明の実施例2に係る情報取得システムを示す模式図である。 本発明の実施例3に係る情報取得システムを示す模式図である。
本発明の実施形態に係る情報取得システムについて図1(a)および(b)を用いて説明するが、本発明はこれらに限られない。図1(a)は本実施形態に係る情報取得システムを示す模式図であり、図1(b)は本実施形態における光源部から出射される光の波長の時間変化の一例を示すグラフである。
本実施形態に係る情報取得システムは、互いに異なる中心波長(λ、λ、λ・・・λ)を有する複数のパルス光が合波された光を出射する光源部101と、光源部101から出射され、測定対象の物体103に照射されることによって生じた光を検出する光検出部104と、光検出部104で検出された光の強度の時間波形に基づいて物体103の情報を取得する情報取得部105とを有する。
ここで、光源部101から出射されて物体103に照射されることによって生じた光とは、物体103に照射された光のうち物体103に吸収されず、物体103によって反射された光、散乱された光、または物体103を透過した光を含む概念である。さらに、物体103に照射されることによって生じた光は、物体103が蛍光物質などを含む場合、物体103に照射された光を吸収して発せられた蛍光、燐光なども含む。光源部101から出射されて物体103に照射されることによって生じる光は、多光子励起蛍光、非線形効果による高次高調波発生、コヒーレントストークスラマン散乱、コヒーレントアンチストークスラマン散乱などの現象に基づくものを含む。上記吸収には、通常の散乱角度の違いに基づく吸収、電子励起による吸収、分子振動による吸収、それらの倍波吸収などがある。
なお、物体103によって反射された光、散乱された光を検出しやすくするために、図1(a)で示すように、光源部101から物体103へ照射される光の光路上にハーフミラー102を設けてもよい。
ここで、物体103を構成する材料、材料組成などによって、物体103の光特性が異なるため、物体103によって生じた光(反射光、散乱光、透過光、蛍光、燐光など)を光検出部104で検出し、物体103に照射した光の強度に対する変化量を算出することで、物体103の光特性に関する情報を取得できる。また光特性に関する情報から物体を構成する材料、材料組成などに関する情報を得ることができる場合もある。なお、光検出部104では反射光、散乱光、透過光、蛍光、燐光のうち少なくともいずれか1種を検出すればよい。
光源部101から互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光が出射されるため、物体103について、異なる波長に対する光特性に関する情報を同時に取得することができる。
また、複数のパルス光は、互いに異なる中心波長(λ、λ、λ・・・λ)、および、互いに異なるパルス繰り返し周波数(f、f、f・・・f)を有する。ここで、パルス繰り返し周波数(pulse repetition frequency)とは、パルス光のピークトップの間隔(周期)の逆数であり、以下では単に、繰り返し周波数と呼ぶことがある。すなわち、パルス光のピークトップが、周波数1/fの周期で表れる(N=1,2,3・・)。
例えば、波長λのパルス光は繰り返し周波数がfであるため、情報取得部105で算出される周波数fの成分の光の強度は、光源部101から出射される光のうち、波長λの光が物体103に照射されて生じた光の強度を反映していることになる。同様に、情報取得部105で算出される周波数f、f・・・fの成分の光の強度は、それぞれ波長λ、λ・・・λの光が物体103に照射されて生じた光の強度を反映していることになる。したがって、光検出部104により検出された光の強度から、情報取得部105を用いて各周波数f、f、f・・・fごとの光の強度を求めることにより、波長λ、λ、λ・・・λの光が物体103に照射されて生じた光の強度を同時に検出することができる。例えば、光源部101から出射された光が物体103に照射される前後における、波長λ、λ、λ・・・λの光の強度の変化を算出することにより、測定対象の物体103の光特性に関する情報を取得できる。
物体103が互いに異なる励起波長および蛍光波長を有する複数の蛍光物質を有する場合、光源部101からの光を物体103に照射し、物体103から出る複数波長の蛍光の強度を測定することにより、物体103に含まれる複数の蛍光物質の同定が可能となる。光源部101から出射される複数のパルス光の波長λ、λ、λ・・・λを各蛍光物質の励起波長に一致させることで、物体103に含まれる複数の蛍光物質が同時に励起され、各蛍光物質が持つ固有の蛍光波長で蛍光が発生する。このとき、波長λ、λ、λ・・・λの光により励起された複数の蛍光物質から出る蛍光の波長をそれぞれλ’、λ’、λ’・・・λ’とする。ここで、蛍光波長λ’の蛍光は光源部101から出射される光のうち波長λで励起されて発生するが、このパルス光は繰り返し周波数がfであるため、発生する蛍光も周波数fで光の強度が変化する。同様に、波長λ’、λ’・・・λ’の蛍光は、それぞれ周波数f、f・・・fで光の強度が変化する。よって、光検出部104により検出された光の強度から、情報取得部105を用いて各周波数f、f、f・・・fごとの光の強度を求めることにより、蛍光波長がそれぞれλ’、λ’、λ’・・・λ’の蛍光強度を同時に取得することができる。
以上のように、本実施形態では、回折格子などの分光器を必要とせず、従来構成のような光損失が生じないため、高感度な情報取得システムを提供できる。
なお、本実施形態に係る情報取得システムは、流体内の粒子の運動および形態的特徴を検出または測定することによって、フローサイトメトリを実行するよう構成されていてもよい。なお、本実施形態に係る情報取得システムは、光源部101を除く構成要素を情報取得装置とみることもできる。すなわち、本実施形態に係る情報取得装置は、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光が物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する。そして、前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする。
(光源部)
本実施形態における光源部は、中心波長およびパルス繰り返し周波数が互いに異なる複数のパルス光が合波された光を出射するものであれば特に限定されない。
例えば、中心波長およびパルス繰り返し周波数が互いに異なるパルス光を出射する複数の光源を合波させて出射する光源が挙げられる。このとき用いるパルス光の光源は出射される光の波長を変化させることができる波長可変光源であってもよい。
また、波長幅を有する光を出射する光源と、この光源から出射された光を、互いに異なる中心波長を有する複数の光に分波する分波器と、分波して得られた複数の光の強度を変調する複数の変調器とを有する光源も例として挙げられる。このとき用いる波長幅を有する光を出射する光源として、広帯域の波長成分を有するスーパーコンティニューム(Supercontinuum)光(以下、SC光と略すことがある)の光源を用いることができる。
本実施形態における光源部から出射されるパルス光のパルス幅は、100ps以下であることが好ましく、10ps以下であることがさらに好ましい。また、0.01ps(10fs)以上であることが好ましい。これは、パルス光のパルス幅が狭いほどパルス光のピーク強度が大きく、測定対象の物体の非線形効果の有無がわかりやすくなるからである。ここでいうパルス幅はパルス光の半値幅である。
本実施形態における光源部から出射される各パルス光の中心波長は、300nm以上1500nm以下であることが好ましく、700nm以上1300nm以下であることが特に好ましい。
なお、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光を合波する合波器として、光カップラ、回折格子、プリズムなどを用いることができる。
ここで、一般的に、繰り返し周波数fの光パルスは、その高調波である周波数N・f(Nは整数)の成分を含んでいるため、複数のパルス光のパルス繰り返し周波数のうち最も低い周波数をfとしたときに、f以外の繰り返し周波数を有するパルス光の繰り返し周波数fは、f<f<2fで表される式を満たすことが好ましい。
測定対象の物体が蛍光色素で標識されており、測定対象の物体から生じる蛍光を検出する場合について説明する。蛍光色素の蛍光寿命は一般的に10ns程度であり、その逆数の100MHz以上の周波数を有する蛍光の変化は測定できないため、複数のパルス光のパルス繰り返し周波数がいずれも100MHz以下であることが好ましい。
また、蛍光色素を二光子励起させるためには、蛍光色素の励起波長(一光子励起により励起する波長)の2倍の波長を中心波長とする光を出射する光源を用いることが好ましい。例えば、励起波長390nmの蛍光色素を二光子励起させるためには、その2倍の波長である780nmの中心波長を有する光を出射する光源を用いることが好ましい。
(情報取得部)
情報取得部105は、光検出部104で検出された光の強度の時間波形に基づいて、互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、物体103の情報を取得する。互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を同時に算出するために、情報取得部は、フーリエ変換を含む演算を行うことが好ましい。
情報取得部として、CPUを有するコンピュータであり、このコンピュータがフーリエ変換機能を有するアプリケーションを内蔵する例が挙げられる。他の例は、情報取得部がFFTアナライザなどのフーリエ変換機能を有する装置を有する場合である。
なお、FFTアナライザの代わりにロックインアンプなどを用いることができる。ロックインアンプを用いる場合、光源部から出射される光の繰り返し周波数を制御する信号を取り出し、参照信号として用いることができる。このとき、光源部から出射される光を、別途設けた光検出素子で受光し、得られた各周波数の信号を参照信号とすればよい。ロックインアンプを用いることで、FFTアナライザに比べより微弱な蛍光を検出することが可能である。
(情報取得方法)
本発明の実施形態に係る情報取得方法は、互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光を物体に照射する工程と、物体に照射されることによって生じた光を検出する工程と、検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得工程と、を有する。そして、前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得工程は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得する工程であることを特徴とする。
本実施形態に係る情報取得方法は、上記以外の工程を含んでいてもよい。
本発明の実施例に係る情報取得システムについて説明するが、本発明はこれらに限られない。
(実施例1)
本発明の実施例1に係る情報取得システムについて、図2を用いて説明する。本実施例に係る情報取得システムは、互いに異なる中心波長および繰り返し周波数のパルス光を発光する2つのパルスレーザ光源を用いた二光子励起蛍光顕微鏡の例である。
本実施例に係る情報取得システムにおいて、光源部として、パルスレーザ光源201、パルスレーザ光源202、および2つのパルスレーザ光源201,202から出る光を合波する光カップラ203を用いる。パルスレーザ光源201として、非線形結晶が内蔵されたモード同期Eb(エルビウム)ドープファイバレーザ光源を使用する。励起波長が390nmの蛍光色素Aを二光子励起させるため、パルスレーザ光源201の中心波長を780nm、繰り返し周波数を40MHzとする。パルスレーザ光源202として、モード同期Yb(イットリビウム)ドープファイバレーザ光源を使用する。励起波長が515nmの蛍光色素Bを二光子励起させるため、パルスレーザ光源202の中心波長を1030nm、繰り返し周波数を50MHzとする。また、パルスレーザ光源201、202から出る光のパルス幅は、ともに1psとする。
測定対象の物体215としては、2種類の蛍光色素により標識された生体細胞試料を用いる。これらの蛍光色素は、励起波長(一光子励起により励起する波長)が390nmで蛍光波長が450nmの蛍光色素Aと、励起波長が515nmで蛍光波長が550nmの蛍光色素Bの2種類を使用する。
光合波器203で合波された、互いに異なる中心波長を有する2つのパルス光は、ビームエキスパンダ204により径の太い光束に変換される。ビームエキスパンダ204で変換された光がダイクロイックミラー205で反射された後、Xスキャンミラー206、Yスキャンミラー207で反射され、対物レンズ208によりステージ209上の測定対象の物体215に向けて集光されるように、各部品を配置する。なお、ダイクロイックミラー205は、検出すべき光でない励起波長780〜1030nmの光を反射し、検出すべき光である蛍光波長450〜550nmの光を透過する性質をもつミラーを用いる。Xスキャンミラー206、Yスキャンミラー207として1対のガルバノミラーを用いる。Xスキャンミラー206は測定対象の物体215を主走査するために用いるミラーで、Yスキャンミラー207は副走査用である。Xスキャンミラー206とYスキャンミラー207とは互いの回転軸が直交するように配置し、各ミラーの回転角の制御は制御ユニット214によって行う。
測定対象の物体215において、対物レンズ208の集光点中央の微小領域では、蛍光色素が二光子励起され、波長が450、550nmである蛍光が発生する。集光点中央の微小領域から外れると二光子励起が生じないので、蛍光は発生しない。なお、レーザスポットのサイズは、対物レンズ208のNA(numerical aperture、開口数)が大きいほど小さくなり、それに伴い、蛍光が発生する微小領域のサイズも小さくなる。
集光点中央の微小領域で発生した二光子励起蛍光は、対物レンズ208を経由し、ダイクロイックミラー205を透過し、バンドパスフィルタ210、集光レンズ211を透過後、光検出部としての受光素子212へ入射する。バンドパスフィルタ210は、受光素子212に、測定に不要な光が入射するのを防ぐために、本実施例で測定対象としている蛍光波長450〜550nmの領域以外の光を透過させない性質をもつフィルタを用いる。
Xスキャンミラー206が回転させると、集光点が測定対象の物体215のX方向に移動する。また、Yスキャンミラー207が回転させると、集光点が測定対象の物体215におけるX方向と垂直なY方向へスキャンされる。なお、X方向、Y方向は共に対物レンズ208の光軸方向に垂直な方向に設定する。よって、Xスキャンミラー206を所定の角度まで回転させて戻す操作を1回行う毎にYスキャンミラー207の角度を1ピッチ分ずつ変化させれば、測定対象の物体215を二次元的にスキャンすることができるため、測定対象の物体215の二次元情報を取得することができる。
さらに、一回の二次元スキャン終了後、ステージ209を移動させて集光点を光軸方向に所定距離だけ移動させ、上記の説明と同様の2次元スキャンを繰り返すことで、測定対象の物体215の三次元情報を取得することが可能となる。
受光素子212で検出された光の強度に関する情報は、周波数解析器213に入力される。周波数解析器213としてFFTアナライザを用い、40MHz、50MHzの信号成分を同時に測定する。このとき、周波数の最大値は50MHzであるため、FFTアナライザのサンプリングレートを、繰り返し周波数の最大値の2倍以上である200MHzとした。測定された各周波数成分の光の強度は、パルスレーザ201、202から出た光により励起された蛍光色素の蛍光強度に相当する。すなわち、40MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が450nmである蛍光色素Aの蛍光強度に相当し、50MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が550nmである蛍光色素Bの蛍光強度に相当する。これより、蛍光色素Aと蛍光色素Bの蛍光強度を同時に測定することが可能となる。
以上のように、複数の蛍光色素により標識された測定対象の物体から、分光器を用いずに複数の蛍光強度を同時に測定することができる。したがって、蛍光のような微弱な光を、分光器で光損失させることなく測定できるため、高感度な測定が可能となり、複数の蛍光色素による高精細な三次元蛍光画像を同時に取得することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2に係る情報取得システムについて、図3を用いて説明する。本実施例に係る情報取得システムは、実施例1におけるパルスレーザ光源を波長可変の光源とした二光子励起蛍光顕微鏡の例である。以下、実施例1と異なる点について説明する。特に説明がない場合は、実施例1と同じである。
光源部として、3つの波長可変パルスレーザ光源301、302、303および、光合波器304を用いた。その他の構成部品は、ビームエキスパンダ305、ダイクロイックミラー306、Xスキャンミラー307、Yスキャンミラー308、対物レンズ309、ステージ310、バンドパスフィルタ311、集光レンズ312、受光素子313、周波数解析器314、制御ユニット315である。
ステージ310上には測定対象の物体316を配置する。測定対象の物体316は、9種類の蛍光色素(蛍光色素A〜I)により標識された生体細胞試料である。蛍光色素Aは、励起波長(一光子励起により励起する波長)が340nmで蛍光波長が390nmである。蛍光色素Bは、励起波長が360nmで蛍光波長が410nmである。蛍光色素Cは、励起波長が380nmで蛍光波長が430nmである。蛍光色素Dは、励起波長が400nmで蛍光波長が450nmである。蛍光色素Eは、励起波長が420nmで蛍光波長が470nmである。蛍光色素Fは、励起波長が440nmで蛍光波長が490nmである。蛍光色素Gは、励起波長が460nmで蛍光波長が510nmである。蛍光色素Hは、励起波長が480nmで蛍光波長が530nmである。蛍光色素Iは、励起波長が500nmで蛍光波長が550nmである。
波長可変パルスレーザ光源301、302、303として、中心波長を680〜1000nmの範囲で可変できる3つのチタンサファイアレーザ光源を使用する。波長可変パルスレーザ光源301は、励起波長が340nmの蛍光色素A、励起波長が360nmの蛍光色素B、励起波長が380nmの蛍光色素Cの3種類の蛍光色素を二光子励起させるために、中心波長を680、720、760nmと変化させ、繰り返し周波数を30MHzとする。
波長可変パルスレーザ光源302は、励起波長が400nmの蛍光色素D、励起波長が420nmの蛍光色素E、励起波長が440nmの蛍光色素Fの3種類の蛍光色素を二光子励起させるために、中心波長を800、840、880nmと変化させ、繰り返し周波数を40MHzとする。
波長可変パルスレーザ光源303は、励起波長が460nmの蛍光色素G、励起波長が480nmの蛍光色素H、励起波長が500nmの蛍光色素Iの3種類の蛍光色素を二光子励起させるために、中心波長を920、960、1000nmと変化させ、繰り返し周波数を50MHzとした。また、波長可変パルスレーザ光源301、302、303の各レーザのパルス幅を1psとする。
3つの波長可変パルスレーザ光源301、302、303からの光を測定対象の物体316へ照射し、集光点中央の微小領域で二光子励起蛍光が発生する。測定対象の物体316から発生した複数波長の蛍光は対物レンズ309を経由し、ダイクロイックミラー306を透過し、バンドパスフィルタ311、集光レンズ312を透過後、受光素子313へ入射する。ダイクロイックミラー306は、励起波長である680〜1000nmの光を反射し、蛍光波長である390〜550nmの光を透過するよう設定されている。バンドパスフィルタ311は、観察対象とする蛍光波長である390〜550nmの光を透過し、他の波長領域の光は透過しないよう設定されている。
受光素子313で検出された光の強度に関する情報は、周波数解析器314に入力される。周波数解析器314としてFFTアナライザを用い、30MHz、40MHz、50MHzの信号成分を同時に測定した。このとき、繰り返し周波数の最大値は50MHzであるため、FFTアナライザのサンプリングレートを、繰り返し周波数の最大値の2倍以上である200MHzとした。測定された各周波数成分の光強度は、波長可変パルスレーザ光源301、302、303により励起された蛍光色素の蛍光強度に相当する。
ここで、例えば波長可変パルスレーザ光源301の中心波長を680nm、波長可変パルスレーザ光源302の中心波長を800nm、波長可変パルスレーザ光源303の中心波長を920nmに設定する。このとき、30MHzの信号成分は蛍光波長が390nmである蛍光色素Aの蛍光強度に相当し、40MHzの信号成分は蛍光波長が450nmである蛍光色素Dの蛍光強度に相当し、50MHzの信号成分は蛍光波長が510nmである蛍光色素Gの蛍光強度に相当する。
同様に、例えば波長可変パルスレーザ光源301の中心波長を720nm、波長可変パルスレーザ光源302の中心波長を840nm、波長可変パルスレーザ光源303の中心波長を960nmに設定する。このとき、30MHzの信号成分は蛍光波長が410nmである蛍光色素Bの蛍光強度に相当し、40MHzの信号成分は蛍光波長が470nmである蛍光色素Eの蛍光強度に相当し、50MHzの信号成分は蛍光波長が530nmである蛍光色素Hの蛍光強度に相当する。
同様に、例えば波長可変パルスレーザ光源301の中心波長を760nm、波長可変パルスレーザ光源302の中心波長を880nm、波長可変パルスレーザ光源303の中心波長を1000nmに設定する。このとき、30MHzの信号成分は蛍光波長が430nmである蛍光色素Cの蛍光強度に相当し、40MHzの信号成分は蛍光波長が490nmである蛍光色素Fの蛍光強度に相当し、50MHzの信号成分は蛍光波長が550nmである蛍光色素Iの蛍光強度に相当する。これより、3種類の蛍光色素の蛍光強度を同時に測定することができ、合計9種類の蛍光色素の蛍光強度を測定することが可能となる。
本実施例のように波長可変パルスレーザ光源を用いることにより、任意の蛍光色素の蛍光強度を測定できることできる。
(実施例3)
本発明の実施例3に係る情報取得システムについて、図4を用いて説明する。本実施例に係る情報取得システムは、実施例1の光源部において、SC光の光源を用いた二光子励起蛍光顕微鏡の例である。以下、実施例1と異なる点について説明する。特に説明がない場合は、実施例1と同じである。光源部として、パルスレーザ光源401、フォトニック結晶ファイバ402、光分波器403、4つの光変調器404〜407、光合波器408を用いた。
その他の構成部品は、ビームエキスパンダ409、ダイクロイックミラー410、Xスキャンミラー411、Yスキャンミラー412、対物レンズ413、ステージ414、バンドパスフィルタ415、集光レンズ416、受光素子417、周波数解析器418、制御ユニット419である。
ステージ414上には測定対象の物体420を配置する。測定対象の物体420は、4種類の蛍光色素(蛍光色素A〜D)により標識された生体細胞試料である。蛍光色素Aは、励起波長(一光子励起により励起する波長)が400nmで蛍光波長が450nmである。蛍光色素Bは、励起波長が500nmで蛍光波長が550nmである。蛍光色素Cは、励起波長が600nmで蛍光波長が650nmである。蛍光色素Dは、励起波長が700nmで蛍光波長が750nmである。
パルスレーザ光源401として、モード同期Yb(イットリビウム)ドープファイバレーザ光源を使用し、中心波長を1030nm、繰り返し周波数を1GHz、パルス幅を1psとした。パルスレーザ光源401からの出る光を、零分散波長が1030nm近傍に存在するフォトニック結晶ファイバ402へ入射させることで、広帯域の波長成分を有するSC光が発生する。本実施例の場合、波長が800〜1400nmの範囲の波長成分を有するSC光が得られる。このSC光を光分波器403へ入射させ、波長ごとに伝搬経路を分岐させる。本実施例では光分波器403として回折格子を用い、SC光の中から、中心波長が800、1000、1200、1400nmの光を取り出す構成とする。中心波長が800nmの光は励起波長が400nmの蛍光色素Aを二光子励起させるため、中心波長が1000nmの光は励起波長が500nmの蛍光色素Bを二光子励起させるためにそれぞれ用いる。同様に、中心波長が1200nmの光は励起波長が600nmの蛍光色素Cを二光子励起させるため、中心波長が1400nmの光は励起波長が700nmの蛍光色素Dを二光子励起させるためにそれぞれ用いる。
中心波長の異なる4つの光を、それぞれ光変調器404〜407へ入射させ、異なる周波数で強度変調する。このとき、中心波長が800nmの光を35MHz、中心波長が1000nmの光を40MHz、中心波長が1200nmの光を45MHz、中心波長が1400nmの光を50MHzの繰り返しとなるように強度変調する。
4つの光変調器404〜407から出て、光合波器408で合波された光は、対象物420へ照射され、集光点中央の微小領域で二光子励起蛍光が発生する。対象物420から発生する複数波長の蛍光は対物レンズ413、ダイクロイックミラー410を透過し、バンドパスフィルタ415、集光レンズ416を透過した後、受光素子417へ入射する。ダイクロイックミラー410は、励起波長である800〜1400nmの光を反射し、蛍光波長である450〜750nmの光を透過するよう設定されている。バンドパスフィルタ415は、測定対象とする蛍光波長である450〜750nmの光を透過し、他の波長領域の光は透過しないよう設定されている。
受光素子417で検出された信号は、周波数解析器418に入力される。周波数解析器418としてFFTアナライザを用い、35MHz、40MHz、45MHz、50MHzの周波数成分を同時に測定する。このとき、繰り返し周波数の最大値は50MHzであるため、FFTアナライザのサンプリングレートを、繰り返し周波数の最大値の2倍以上である200MHzとする。測定された各周波数成分の光の強度は、光変調器404〜407から出た互いに異なる中心波長を有する光により励起された蛍光色素の蛍光強度に相当する。すなわち、35MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が450nmである蛍光色素Aの蛍光強度に相当し、40MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が550nmである蛍光色素Bの蛍光強度に相当する。同様に、45MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が650nmである蛍光色素Cの蛍光強度に相当し、50MHzの周波数成分の光の強度は蛍光波長が750nmである蛍光色素Dの蛍光強度に相当する。これより、4種類の蛍光色素の蛍光強度を同時に測定することが可能となる。
本実施例では、広帯域の波長成分を有するパルス光源であるスーパーコンティニューム光を用いているため、光分波器で分波する光の数を増やし、増やした分だけ光変調器を設けることで、数多くの蛍光色素の蛍光強度を同時に測定できることができる。
101 光源部
102 ハーフミラー
103 物体
104 光検出部
105 情報取得部

Claims (15)

  1. 互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射され、物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、
    前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する情報取得システムであって、
    前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする情報取得システム。
  2. 前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数のうち最も低い周波数をfとしたときに、前記f以外の繰り返し周波数を有するパルス光の繰り返し周波数fが、f<f<2fで表される式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の情報取得システム。
  3. 前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数がいずれも100MHz以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報取得システム。
  4. 前記情報取得部は、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出する際にフーリエ変換を含む演算を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報取得システム。
  5. 前記光源部は中心波長およびパルス繰り返し周波数が互いに異なるパルス光を出射する複数の光源を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報取得システム。
  6. 前記複数の光源の少なくとも1つは、出射される光の波長を変化させることができる波長可変光源であることを特徴とする請求項5に記載の情報取得システム。
  7. 前記光源部は、波長幅を有する光を出射する光源と、前記波長幅を有する光を出射する光源から出射された光を互いに異なる中心波長を有する複数の光に分波する分波器と、前記分波して得られた複数の光の強度を変調する複数の変調器とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報取得システム。
  8. 互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光が物体に照射されることによって生じた光を検出する光検出部と、
    前記光検出部で検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得部とを有する情報取得装置であって、
    前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得部は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得することを特徴とする情報取得装置。
  9. 前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数のうち最も低い周波数をfとしたときに、前記f以外の繰り返し周波数を有するパルス光の繰り返し周波数fが、f<f<2fで表される式を満たすことを特徴とする請求項8に記載の情報取得装置。
  10. 前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数がいずれも100MHz以下であることを特徴とする請求項8または9に記載の情報取得装置。
  11. 前記情報取得部は、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出する際にフーリエ変換を含む演算を行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の情報取得装置。
  12. 前記光源部は中心波長およびパルス繰り返し周波数が互いに異なるパルス光を出射する複数の光源を有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の情報取得装置。
  13. 前記複数の光源の少なくとも1つは、出射される光の波長を変化させることができる波長可変光源であることを特徴とする請求項12に記載の情報取得装置。
  14. 前記光源部は、波長幅を有する光を出射する光源と、前記波長幅を有する光を出射する光源から出射された光を互いに異なる中心波長を有する複数の光に分波する分波器と、前記分波して得られた複数の光の強度を変調する複数の変調器とを有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の情報取得装置。
  15. 互いに異なる中心波長を有する複数のパルス光が合波された光を物体に照射する工程と、
    物体に照射されることによって生じた光を検出する工程と、
    検出された光の強度の時間波形に基づいて前記物体の情報を取得する情報取得工程と、を有する情報取得方法であって、
    前記複数のパルス光のパルス繰り返し周波数が互いに異なり、前記情報取得工程は、前記光の強度の時間波形から、前記互いに異なるパルス繰り返し周波数ごとの光の強度を算出することで、前記物体の情報を取得する工程であることを特徴とする情報取得方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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