JP5916789B2 - 鋳造用砂型の製造方法 - Google Patents

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本発明は、樹脂を硬化させるための触媒として硬化剤を混練した砂に対して樹脂を印刷するインクジェット式の積層造形法による鋳造用砂型の製造方法に関し、特に、該積層造形法による造形サイクル内での砂の再利用を可能にし、もって製造コストを低減させようとするものである。
近年、従来は鋳造が難しかった複雑な形状を有する製品が、鋳込み後に破砕させて除去できる砂型を、寸法精度が良く抜け勾配も要求されないRP(ラピッドプロトタイピング)造形法、すなわち、積層造形法で製作することによって、鋳造できるようになっている。積層造形法は、樹脂(バインダー)を硬化させるための触媒として硬化剤を混練した砂に対して樹脂を印刷するインクジェット式と、予め樹脂をコーティングした砂(RCS:レジンコーテッドサンド)にレーザーを照射して硬化させるレーザー焼結式などに分類される。
レーザー焼結式の積層造形法は、使用する樹脂が耐熱性に優れることから、低温で鋳込むアルミニウム合金から、高温で鋳込む鋳鉄や鋳鋼まで多くの材質に対して適用できる。そのため、鋳鉄などの高融点金属には、従来からレーザー焼結式が用いられてきた。しかしながら、レーザー焼結式の積層造形法は、それに用いる装置の大型化が難しいために、大型の鋳造製品の製造には向かないという欠点がある。また、レーザー照射のみでは十分な強度が得られないため、造形後に熱処理を行い、強度を高める必要があるが、熱処理前に低強度でもろい砂型から余分な砂を取り除く工程があり、サポートが必要となるなど形状の制約が大きいという問題があった。
これに対して、インクジェット式の積層造形法は、大型のプリンタヘッドを用いることで、大きな造形物を素早く造形することができるため、大型製品にも適用でき、また、造形時にサポートが不要という利点がある。また、現在では、本出願人による開発の結果、例えば特許文献1に記載されるように、インクジェット式の積層造形法を用いることにより、大型ディーゼルエンジン用シリンダヘッドなどの、大型で複雑な内部形状を有する高融点金属製の鋳物製品を有利に製造できるようになっている。
ところで、このようなインクジェット式の積層造形法では、積層造形に用いる砂として粒度分布の狭い砂が要求され、わずかな異物の混入によっても、造形品質に影響が出たり、造形装置の故障を招くおそれもある。このため、積層造形して鋳造に用いられた砂型や、積層造形時に樹脂が印刷されなかった混練砂などの再利用は行われておらず、積層造形時には新砂のみが用いられている。しかしながら、インクジェット式の積層造形法では、前述したように、粒度分布の狭い砂が要求されることから、木型法によって砂型を製作する場合などに比べて、高価な砂が用いられることになる。したがって、砂の再利用を可能にする技術が待望されていた。
このような砂の再利用の技術としては、前述したレーザー焼結式の積層造形法において未硬化の砂を再利用可能とするもの(特許文献2)や、シェルモールド鋳造法においてシェル砂を焙焼して再生するもの(特許文献3)などが知られている。
特開2013−240799号公報 特開2001−38812号公報 特開昭63−180340号公報
しかしながら、本出願人による鋭意調査の結果、特許文献2や特許文献3に記載される技術をインクジェット式の積層造形法にそのまま適用しても、以下に記載するように、良好な結果が得られないことが判明した。まず、インクジェット式の積層造形法において、特許文献2に記載されるように未硬化の砂を再利用する場合には、樹脂を印刷されなかった混練砂を造形物の取り出し後に回収し、再度、積層造形に使用することとなるが、このような混練砂の再使用を行った場合、良好な造形物が得られないことがあった。これは、再利用の過程で混練砂に含まれる硬化剤が一部蒸発して流動性にムラが生じてしまうことが原因であると考えられる。
また、インクジェット式の積層造形法において、特許文献3に記載されるシェル砂の再生技術を適用する場合には、積層造形して鋳造に用いた砂型を焙焼して再生砂とし、新砂の代わりに、或いは新砂に加えて該再生砂を用いることとなるが、このような再生砂を用いた場合、良好な造形物が得られないことがあった。これは、鋳造工程において、焙焼再生によっては取り除くことのできない不純物が砂型に多数混入するためであり、シェルモールド鋳造法では問題とならないこれらの不純物が、積層造形においては積層失敗の原因となるためであると考えられる。
本発明は、前記の知見に基づき開発されたもので、インクジェット式の積層造形法による鋳造用砂型の製造方法において、該積層造形法による造形サイクル内での砂の再利用を可能とし、もって製造コストを低減することができる鋳造用砂型の製造方法を提案することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.樹脂を硬化させるための触媒として硬化剤を混練した砂に対して、インクジェットノズルヘッドを用いて樹脂を付着させる、すなわち樹脂を印刷するインクジェット式の積層造形法による鋳造用砂型の製造方法において、
砂と硬化剤を混練して混練砂とする混練工程と、
前記混練砂を一層ずつ積層しながら樹脂を印刷することで鋳造用砂型を造形する積層印刷工程と、
前記積層印刷工程において前記樹脂が印刷されなかった前記混練砂を回収する回収工程と、
前記回収工程にて回収した前記混練砂を焙焼して再生砂とする再生工程と、
前記再生砂を、前記混練工程に、前記砂の少なくとも一部として導入する再生砂導入工程とを含むことを特徴とする、鋳造用砂型の製造方法。
2.前記再生工程において、前記再生砂から、集塵によって微粉を除去すると共に篩分けによって異物を除去する、前記1の鋳造用砂型の製造方法。
3.前記再生工程において、300〜1000℃の処理温度で前記混練砂を焙焼する、前記1又は2の鋳造用砂型の製造方法。
4.前記混練工程に導入する前記再生砂と新砂との割合を一定に保ちつつ、前記混練工程から前記再生砂導入工程までの造形サイクルを繰返す、前記1〜3のいずれかの鋳造用砂型の製造方法。
本発明によれば、積層印刷工程において樹脂が印刷されなかった混練砂を、回収工程において回収し、再生工程において焙焼して再生砂とし、再生砂導入工程において、再生砂を、混練工程に、砂の少なくとも一部として導入することで、従来同様の良好な積層造形物を得ることができる。
したがって、本発明によれば、インクジェット式の積層造形法による鋳造用砂型の製造方法において、該積層造形法による造形サイクル内での砂の再利用を可能とし、もって製造コストを低減することができる鋳造用砂型の製造方法を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る鋳造用砂型の製造方法における造形サイクルを説明するための図である。 図1の再生工程における焙焼要領の一例を説明するための図であり、流動焙焼炉の模式的な縦断面図である。 図1の再生工程を経た再生砂とその新砂の粒度分布を比較した一例を示す図である。
以下、図1〜図2を参照して、本発明の一実施形態に係る鋳造用砂型の製造方法について詳細に例示説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る鋳造用砂型の製造方法は、混練工程1と、積層印刷工程2と、回収工程3と、再生工程4と、再生砂導入工程5とを含む造形サイクルを有している。
混練工程1では、砂10と硬化剤20を混練して混練砂30とする。砂10の少なくとも一部は、後述する再生砂導入工程5から導入する再生砂12とする。砂10の原料は、特に限定されないが、例えば、天然の砂、人工砂又はこれらの混合物を用いることができる。天然の砂としては、天然硅砂、ジルコン砂などが挙げられる。人工砂としては、焼結法、溶融法又は火炎溶融法で作製された人工砂が挙げられ、その組成としては、アルミナ(Al−O系)や、ムライト(Al−Si−O系)、ムライト−ジルコン(Al−Si−Zr−O系)の混合系などが挙げられる。
硬化剤20は、積層印刷工程2において混練砂30に印刷されることになる樹脂(バインダー)40を硬化させるための触媒として作用するものであれば、特に限定されない。硬化剤20としては、例えば、前記樹脂40として、フラン樹脂等の有機樹脂を用いる場合には、常温において当該有機樹脂を硬化させられるものが好ましい。例えば、キシレンスルホン酸やトルエンスルホン酸を主成分とするものが取扱いの点で優れているため、好ましい。
また、硬化剤20の混練比率は、砂10の総量に対して、0.01〜1.0質量%の範囲が好ましい。というのは、この範囲で硬化剤20を混練すると、砂10の造形性と流動性が最もバランスするからである。
積層印刷工程2では、混練砂30を一層ずつ積層しながら樹脂40を印刷することで、鋳造用砂型50を造形する。例えば、砂型50の形状を3DCAD設計して得られたデータに基づき、インクジェット式の三次元積層造形装置100(例えば、Ex One S−MAX(商標)、販売元:株式会社EX ONE)を用いて、まず、ブレード機構により砂10と硬化剤20を混練した混練砂30の薄層を平らな表面上に均一に拡げ、この薄層における所定の領域に対して、前記した3DCADデータに基づきインクジェットノズルヘッドを走査させて樹脂40を印刷することができる。
樹脂40が印刷された領域の層は、接合状態となるとともに、既に形成済の下層とも結合する。そして、砂型50全体が完成するまで、薄層を上部に順次形成させ、樹脂40を印刷する工程を繰り返す。最終的に、樹脂が付着されなかった領域は、非結合状態であるため、混練砂30は砂型50から容易に除去することができる。以上の操作により、所望の三次元構造の砂型50が製造できる。
樹脂40としては、有機樹脂、特にフラン樹脂又はフェノール樹脂を用いるのが好ましい。フラン樹脂としては、例えば、フルフリルアルコール、フルフリルアルコールとアルデヒド類の縮合物、尿素とアルデヒド類の縮合物よりなる群から選ばれる1種以上か、上記群から選ばれる2種以上の縮合物からなるフラン樹脂が挙げられる。また、フェノール樹脂としては、フェノール類とアルデヒド類の縮合物が挙げられる。また、混練砂30一層の厚さは、200〜500μmの範囲とすることが好ましい。より好ましくは200〜300μmの範囲である。なお、樹脂40としてフェノール樹脂を用いる場合には、砂型50を樹脂40が印刷されなかった混練砂30から取り出す前に、当該砂型50を含む積層体に加熱処理(好適にはマイクロ波加熱)を施し、砂型50を完全に硬化させることが好ましい。
回収工程3では、積層印刷工程2において樹脂40が印刷されなかった混練砂30を回収する。ここに、回収工程3においては、硬化した砂型50を混練砂30から取り出す際に、混練砂30を、吸引ノズルを備える吸引装置によって回収することが好ましい。また、このようにして砂型50を取り出した場合、砂型50に付着している混練砂30を、圧縮空気の吹き付け作業などによって砂型50から取り除く必要がある。しかしながら、このように砂型50に付着している混練砂30は、回収しないことが好ましい。その理由は、砂型50に付着している混練砂30には、樹脂40を含んだ砂が混ざっていることがあり、回収したとしても、再生工程4において十分な再生が行われないおそれがあるからである。
再生工程4では、回収工程3にて回収した混練砂30を焙焼して再生砂12とする。具体的には、図2に示すような流動焙焼炉200を用いて焙焼することで、混練砂30の再生を行うことが好ましい。例えば、ブロワ201aによって下部より空気202aを吹き込み、混練砂30を流動化させた焙焼炉内203で、流動化された混練砂30にバーナー204の炎をあて、表面の硬化剤20を蒸発乃至燃焼させて再生砂12とすることができる。ここに、混練砂30の焙焼のための処理温度としては、300〜1000℃とすることが好ましく、より好ましくは、350〜550℃とする。ここに、処理温度が300℃未満の場合には、硬化剤20を十分に蒸発乃至燃焼させられないおそれがある。また、処理温度が550℃を超える場合には、焙焼炉の炉材の劣化が早まり、破砕した炉材が再生砂12に混入するおそれがある。さらに、特に鋳造用の骨材として一般的である硅砂を再生する際には、570℃付近の石英の構造相転移と、それに伴う体積膨張により砂の破砕が起こり、再生砂12の粒度分布に悪影響を及ぼし、良好な積層造形物を得られなくなるおそれがある。なお、処理温度とは、焙焼炉内203に設置された温度計によって測定された温度を意味する。
また、焙焼炉内203で混練砂30を焙焼する際に、集塵機205aによって微粉206aを取り除くことができる。また、焙焼炉内203から流下させた再生砂12に対し、横方向(好ましくは水平方向)から、ブロワ201bによって空気202bを吹き込んで、再生砂12を横方向に流動させつつ、集塵機205bによって再生砂12から微粉206bを取り除くことが好ましい。なお、この際、冷却水を吹き付けて再生砂12の冷却を促すことができる。さらに、再生砂12を篩207に通すことにより、再生砂12から異物208(例えば、焙焼炉の破砕して混入した炉材など)を篩分けによって除去することが好ましい。このようにして微粉206a、206b及び異物208を除去した再生砂12の粒度分布と、その新砂11の粒度分布とを比較したものの一例を図3に示す。このように、再生砂12から、集塵によって微粉206a、206b(すなわち、粒径の小さいもの)を除去すると共に篩分けによって異物208(すなわち、粒径の大きいもの)を除去することで、再生砂12の粒度分布をその新砂11の粒度分布に近いものとすることができる。なお、図3に示した例は、新砂11として、平均粒径140μmの天然硅砂と、平均粒径140μmの火炎溶融法により作製された人工砂とを1対2の割合で混合した砂を用いると共に、目開き300μmの篩207を適用した場合のものである。なお、再生工程4では、遠心力などを利用して砂粒間に摩擦を与え砂粒表面の付着物を除去する乾式再生は併用しないことが好ましい。乾式再生を用いると、砂粒にダメージを与え、再生砂12の粒度分布に悪影響を与えるおそれがあるためである。
再生砂導入工程5では、再生砂12を、混練工程1に、砂10の少なくとも一部として導入する。本実施形態では、ストックしておいた新砂11と、前述した再生工程4で再生させてストックしておいた再生砂12とを、所定の割合で混合した砂10を混練工程1に導入させている。
また、その際には、混練工程1に導入する再生砂12と新砂11との割合を一定に保ちつつ、混練工程1から再生砂導入工程5までの造形サイクルを繰返すようにすることが好ましい。その理由は、再生砂12と新砂11とは、粒度分布が若干異なる(例えば、前記した焙焼再生によって微粉206a、206bを取り除かれた再生砂12は、新砂11よりも粒度分布が狭い、すなわち、より良質な砂となる。)ことがあり、その場合には、再生砂12と新砂11との割合に応じて、積層造形装置100を作動させる際の該装置の設定を変更する必要があるためである。積層造形装置100の設定には、ブレード間隙を機械的に調整し、砂の供給量を調整する作業などが含まれており、調整後には、テストを繰り返し、正常に積層できることを確認する必要がある。したがって、装置の設定の変更には、数時間から数日を要することとなる。前述したように再生砂12と新砂11との割合を一定に保つことで、使用する原料の品質を常に一定とし、このような積層造形装置100の設定変更の必要をなくし、連続的な生産を可能にすることができる。
なお、積層造形装置100を稼動させる際には、図1に示したように、複数個、複数種類の砂型をレイアウトし、これら砂型をできる限り多く一度に積層造形することが製造費用の観点から好ましい。この場合、再生のために回収される混練砂30と、造形された砂型50(及び該砂型50に付着した混練砂30)との割合は、積層造形を行うたびに変動するが、数十回程度の平均値を考えた場合には略一定とみなすことができる。30回の積層造形を行い、前記割合を調査したところ、前者が70%、後者が30%程度であった。そして、前述した「混練工程1に導入する再生砂12と新砂11との割合」を、このような、再生のために回収される混練砂30と、造形された砂型50(及び該砂型50に付着した混練砂30)との割合と一致させれば、積層造形装置100の再設定を行うことなく、より安定して(すなわち、新砂11及び再生砂12のより少ないストックにて)造形サイクルを繰返すことができるため好ましい。
本実施形態に係る鋳造用砂型の製造方法によれば、インクジェット式の積層造形法による造形サイクル内での砂の再利用を可能とし、積層造形を用いて作製した砂型を用いた鋳造品を、より少ないコストで製造することができる。
本発明に従うことで、インクジェット式の積層造形法を低コストで適用し、小型の鋳造製品については勿論、大型で複雑な内部形状を有する鋳造製品である大型エンジン用シリンダヘッドや、大型エンジン用シリンダブロック、大型エンジン用ウォーターボックス、大型ポンプ用羽根車等についても、有利に供給することが可能となる。
1 混練工程
2 積層印刷工程
3 回収工程
4 再生工程
5 再生砂導入工程
10 砂
11 新砂
12 再生砂
20 硬化剤
30 混練砂
40 樹脂
50 砂型
100 三次元積層造形装置
200 流動焙焼炉
201a、201b ブロワ
202a、202b 空気
203 焙焼炉内
204 バーナー
205a、205b 集塵機
206a、206b 微粉
207 篩
208 異物

Claims (4)

  1. 樹脂を硬化させるための触媒として硬化剤を混練した砂に対して、インクジェットノズルヘッドを用いて樹脂を付着させる、すなわち樹脂を印刷するインクジェット式の積層造形法による鋳造用砂型の製造方法において、
    砂と硬化剤を混練して混練砂とする混練工程と、
    前記混練砂を一層ずつ積層しながら樹脂を印刷することで鋳造用砂型を造形する積層印刷工程と、
    前記積層印刷工程において前記樹脂が印刷されなかった前記混練砂を回収する回収工程と、
    前記回収工程にて回収した前記混練砂を焙焼して再生砂とする再生工程と、
    前記再生砂を、前記混練工程に、前記砂の少なくとも一部として導入する再生砂導入工程とを含むことを特徴とする、鋳造用砂型の製造方法。
  2. 前記再生工程において、前記再生砂から、集塵によって微粉を除去すると共に篩分けによって異物を除去する、請求項1に記載の鋳造用砂型の製造方法。
  3. 前記再生工程において、300〜1000℃の処理温度で前記混練砂を焙焼する、請求項1又は2に記載の鋳造用砂型の製造方法。
  4. 前記混練工程に導入する前記再生砂と新砂との割合を一定に保ちつつ、前記混練工程から前記再生砂導入工程までの造形サイクルを繰返す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鋳造用砂型の製造方法。
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