JP5916185B2 - 二液混合方法及び二液混合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二液混合方法及び二液混合装置に関するものである。
特許文献1には、A液とB液を所定の混合比でプレミキサに交互供給する二液混合方法として、混合比が異なっても、1サイクルのA、B両液の合計供給量を常に一定に保つ技術思想が開示されている。A液の流量とB液の流量は、A液用の流量計とB液用の流量計により、A、B両液の合計供給量と混合比とに応じて個別に制御される。
また、特許文献2には、硬化剤に対する主剤の混合割合に応じて、これに比例した量を混合室内容積から差し引いた量を1サイクルあたりの主剤と硬化剤の合計供給量とし、主剤と硬化剤の混合比率に応じて分配した量をそれぞれの供給量として混合室内に交互に供給する二液混合方法が開示されている。主剤の流量と硬化剤の流量は、主剤用の流量計と硬化剤用の流量計により、主剤及び硬化剤の合計供給量と混合比とに応じて個別に制御される。
この方法では、設定した供給量と実際の供給量との間に誤差が生じた場合に、硬化剤(つまり、流量の少ない側の液剤)の誤差を基準として、硬化剤と主剤の供給量を補正することが想定されている。混合比が大きい場合、主剤の補正供給量は硬化剤の補正供給量に比べて多くなるのであるが、混合比が大きいほど硬化剤の供給量が少なくなる。したがって、混合比が大きい場合でも、主剤と硬化剤の合計補正供給量が著しく多くなることはない。
特開平11−347393号公報 特開2009−254982号公報
特許文献1に記載された二液混合方法では、1サイクルのA、B両液の合計供給量を一定に保つようにしているため、混合比が大きくなる程、比率の小さい液剤の供給量が減少していくことになる。そのため、流量計の分解能が低い場合には、混合比が大きいときに、流量の少ない液剤の流量を流量計で正確に計測できなくなることが懸念される。
また、特許文献2に記載された二液混合方法では、主剤と硬化剤の混合比が大きくなるほど、1サイクルの主剤と硬化剤の合計供給量が少なくなる。そのため、混合比の増大に伴う硬化剤の供給量の減少度合いが、特許文献1の方法よりも顕著となる。したがって、特許文献2の方法でも、混合比が大きい場合に設定される硬化剤の流量が、流量計の分解能を下回るほど少なくなることが懸念される。この場合、補正の基準値として流量計で計測される硬化剤の流量も、不正確な値となる。この不正確な計測値に基づく補正値も不正確であるから、補正を加えても正確な混合比は得られない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、混合比が大きい場合でも、二液を正確な比率で混合できるようにすることを目的とする。
第1の発明に係る二液混合方法は、
個別の流量計により流量計測された主剤と硬化剤を、所定の混合比で混合器へ交互に供給して混合する二液混合方法であって、
前記主剤と前記硬化剤の混合比が大きくなるほど1サイクルの前記主剤と前記硬化剤の合計供給量が増大するように、前記主剤の目標供給量と前記硬化剤の目標供給量を設定するところに特徴を有する。
また、第2の発明に係る二液混合装置は、
個別の流量計により流量計測された主剤と硬化剤を、所定の混合比で混合器へ交互に供給して混合する二液混合装置であって、
前記主剤と前記硬化剤の混合比が大きくなるほど1サイクルの前記主剤と前記硬化剤の合計供給量が増大するように、前記主剤の目標供給量と前記硬化剤の目標供給量が設定されているところに特徴を有する。
第1及び第2の発明によれば、主剤と硬化剤の混合比が大きくなるのに伴い、1サイクルの主剤と硬化剤の合計供給量が増大する。したがって、混合比が大きい場合でも、主剤 と硬化剤のうち目標供給量の少ない側の液剤の流量が流量計の分解能を下回ることを回避できる。これにより、主剤と硬化剤の両方の流量を正確に計測できるので、主剤と硬化剤の混合器への供給量及び混合比を、高い精度で制御することができる。
実施例1において混合比と、主剤の目標供給量、硬化剤の供給量、主剤と硬化剤の合計供給量、及び合計許容供給量との関係をあらわすグラフ 二液混合装置が適用される塗装装置の構成をあらわすブロック図 二液混合装置及び制御装置の構成をあらわすブロック図
(1)第1の発明に係る二液混合方法は、
前記主剤の供給路と前記硬化剤の供給路に、エア駆動される開閉弁を設けた上で、
前記主剤と前記硬化剤のうち目標供給量が少ない側の前記液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲から外れた値になった場合には、前記目標供給量が少ない側の液剤の前記実測流量値に基づいて、目標供給量が多い側の前記液剤の補正供給値を演算してもよい。
(2)第2の発明に係る二液混合装置は、
前記主剤の供給路と前記硬化剤の供給路に設けられ、エア駆動される開閉弁と、
前記主剤と前記硬化剤のうち目標供給量が少ない側の前記液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲から外れた値になった場合には、前記目標供給量が少ない側の液剤の前記実測流量値に基づいて、目標供給量が多い側の前記液剤の補正供給値を演算する制御装置とを備えていてもよい。
(1)及び(2)の発明の技術的意義は、次の通りである。エア駆動される開閉弁の閉弁動作はタイムラグを勘案したタイミングで制御されるのであるが、閉弁動作の速度が急に速くなった場合や、閉弁動作中に液剤の流量が急に遅くなった場合は、液剤の実測流量値が目標供給量よりも少なくなる。この場合、少なくなった実側流量値に合わせて、他方の液剤の補正供給値を演算することにより、所定の混合比を維持することができる。
しかし、主剤と硬化剤のうち目標供給量が多い側の液剤の実測流量値に基づいて、目標供給量が少ない側の液剤の補正供給値を演算すると、目標供給量の少ない液剤の補正供給値が、流量計の分解能を下回る値になってしまうことが懸念される。そこで本発明では、目標供給量が少ない側の液剤の実測流量値に基づいて、目標供給量が多い側の液剤の補正供給値を演算するようにしている。したがって、補正供給値が流量計の分解能を下回ることを回避できる。
(3)第1の発明に係る二液混合方法は、(1)において、
前記主剤と前記硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの前記主剤と前記硬化剤を併せた合計許容供給量を設定した上で、
前記実測流量値が前記許容範囲を超えた高い値となった場合には、前記実測流量値と前記補正供給値を併せた合計補正供給値が前記合計許容供給量より大きい値になったことを条件として、前記主剤と前記硬化剤の供給を停止してもよい。
(4)第2の発明に係る二液混合装置は、(2)において、
前記制御装置が、
前記主剤と前記硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの前記主剤と前記硬化剤を併せた合計許容供給量を設定した上で、
前記実測流量値が前記許容範囲を超えた高い値となった場合には、前記実測流量値と前記補正供給値を併せた合計補正供給値が前記合計許容供給量より大きい値になったことを条件として、前記主剤と前記硬化剤の供給を停止するようになっていてもよい。
(3)及び(4)の発明の技術的意義は、次の通りである。タイムラグを勘案したタイミングでエア駆動により開閉弁を閉弁させている過程では、閉弁動作の速度が急に遅くなることや、閉弁動作中に液剤の流量が急に速くなることがある。この場合、目標供給量が少ない液剤の実測流量値が、許容範囲を超えた高い値となるのであるが、閉弁制御のタイミングを早めて流量を許容範囲内まで減少させることは、物理的に不可能である。
この対策として本発明は、主剤と硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの主剤と硬化剤の合計許容供給量を設定した。その上で、目標供給量が少ない液剤の実測流量値と、目標供給量の多い液剤の補正供給値とを併せた合計補正供給値を得ることとした。そして、この合計補正供給値と合計許容供給量とを比較し、合計補正供給値が合計許容供給量より大きい値になった場合には、主剤と硬化剤の供給を停止するようにした。このようにすれば、主剤と硬化剤の合計補正供給量が混合器の容積を上回ることを回避し、ひいては、混合不良を防止することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。本実施例1の二液混合装置10は、塗装装置Aに適用されるものである。図2に示すように、塗装装置Aは、主剤と硬化剤を、所定の混合比でプレミキサ16(請求項に記載の混合器)に交互に供給して混合し、プレミキサ16の下流側でスタティックミキサ17を通過させることにより更に混合し、この混合した主剤と硬化剤を二液塗料として自動塗装ガン18に供給するようになっている。
主剤は、上流端に主剤供給源11Mが接続された第1供給路12Mを通ってプレミキサ16に供給される。第1供給路12Mには、第1供給路12Mを開閉するための第1開閉弁13Mが設けられている。第1開閉弁13Mは、後述する制御装置20から出力された制御信号によって供給されるパイロットエアの圧力により、開閉駆動される。したがって、制御装置20から制御信号が出力されてから、第1開閉弁13Mの閉弁動作が完了するまでの間にはタイムラグがある。
第1供給路12Mにおける第1開閉弁13Mよりも下流側の位置には、第1供給路12Mにおける主剤の実際の流量(単位時間当たりに流れる量)を計測するための第1流量計14Mが設けられている。第1流量計14Mは、主剤の流量に比例する数のパルス信号を制御装置20に出力する。制御装置20では、第1流量計14Mからのパルス信号に基づいて演算することにより、主剤の1サイクルの「実測流量値」を得る。
硬化剤は、上流端に硬化剤供給源11Sが接続された第2供給路12Sを通ってプレミキサ16に供給される。第2供給路12Sには、第2供給路12Sを開閉するための第2開閉弁13Sが設けられている。第2開閉弁13Sは、第1開閉弁13Mと同様、制御装置20から出力された制御信号によって供給されるパイロットエアの圧力により、開閉駆動される。したがって、制御装置20から制御信号が出力されてから、第2開閉弁13Sの閉弁動作が完了するまでの間には、タイムラグがある。
第2供給路12Sにおける第2開閉弁13Sよりも下流側の位置には、第2供給路12Sにおける硬化剤の実際の流量(単位時間当たりに流れる量)を計測するための第2流量計14Sが設けられている。第2流量計14Sは、硬化剤の流量に比例する数のパルス信号を制御装置20に出力する。制御装置20では、第2流量計14Sからのパルス信号に基づいて演算することにより、硬化剤の1サイクルの「実測流量値」を得る。
第1供給路12Mの下流端と第2供給路12Sの下流端は、プレミキサ16に接続されている。プレミキサ16には、共用供給路15の上流端が接続されている。共用供給路15の下流端に自動塗装ガン18が接続され、共用供給路15におけるプレミキサ16と自動塗装ガン18の間にスタティックミキサ17が設けられている。
本実施例1の二液混合装置10は、第1開閉弁13M、第1流量計14M、第2開閉弁13S、第2流量計14S、及び制御装置20を備えて構成されている。次に、制御装置20について説明する。図3に示すように、制御装置20は、制御部22と、演算部23と、記憶部24とを備えて構成されている。制御部22と演算部23はCPU21を構成する。制御部22は、入力装置25から塗装を実行するための指示を受けると、必要に応じて演算部23に演算を実行させ、演算部23における演算結果、記憶部24に記憶されているデータ、第1流量計14M及び第2流量計14Sからの検出信号(パルス信号)に基づき、第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sを開閉駆動するための制御信号を出力する。この制御信号により、主剤と硬化剤の混合が行われる。
記憶部24には、塗装装置Aの仕様に応じた基礎データの1つとして、使用される主剤と硬化剤の種類や塗装条件等に対応して設定される複数の混合比のデータが記憶されている。図1に示すように、本実施例では、主剤と硬化剤の混合比が、0.5:1〜30:1の範囲で設定されている。混合比が0.5:1の場合は、1サイクルにおける主剤の「目標供給量Fm」は、硬化剤の「目標供給量Fs」よりも少ない。混合比が1:1では、主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsは、同じ値である。混合比が、5:1〜30:1の範囲では、主剤の目標供給量Fmは硬化剤の目標供給量Fsより大きい値である。
また、混合比以外の基礎データとして、各混合比において個別に設定される「合計供給量Ft」も記憶されている。合計供給量Ftは、1サイクルにおける主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsとを併せたものであり、プレミキサ16に1サイクルで供給すべき主剤と硬化剤の合計流量として設定された値である。図1のグラフに示すように、この合計供給量Ftは、主剤と硬化剤の混合比が大きくなるほど、大きな値となるように設定されている。
上記の他に、各混合比において設定された「許容範囲」も、塗装装置Aの基礎データとして記憶部24に記憶されている。許容範囲は、主剤と硬化剤のうち供給量が少ない側の液剤(例えば、硬化剤)に関して、その液剤の実測流量値が目標供給量Fm,Fsからずれた場合に、その実測流量値が、もう一方の液剤(例えば、主剤)と適正な混合状態を維持できる値であるか否かを判断するための基準となる範囲である。
更に、各混合比において個別に設定された「合計許容供給量Fp」も、基礎データとして記憶部24に記憶されている。合計許容供給量Fpは、1サイクルの主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsとを併せた合計供給量Ftよりも大きい数値として設定されている。合計許容供給量Fpの設定例としては、全ての混合比において合計供給量Ftより20%増しの値とすることができる。この場合、混合比が大きくなるほど、合計許容供給量Fpも大きくなる。また、合計許容供給量Fpの最大値は、プレミキサ16の容積を超えない値に設定される。
また、主剤と硬化剤の流量を制御するプロセスでは、演算部23の演算結果である「補正供給値」が、一時的に記憶部24に記憶される。この補正供給値は、主剤と硬化剤のうち目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値が、許容範囲から外れた値になった場合に、この目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値に基づき、所定の混合比を維持できるようにするために、目標供給量Fm,Fsが多い側の液剤(例えば、主剤)の1サイクルの供給量として演算される値である。
同じく主剤と硬化剤の流量を制御するプロセスでは、演算部23の演算結果である「合計補正供給値」も、一時的に記憶部24に記憶される。合計補正供給値は、主剤と硬化剤のうち目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値と、この実測流量値に基づいて目標供給量Fm,Fsが多い側の液剤(例えば、主剤)の供給量として演算された補正供給値とを併せた値である。目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値が、許容範囲を超えた高い値となった場合には、合計補正供給値が合計許容供給量Fpより大きい値になったことを条件として、第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sを閉弁し、主剤と硬化剤の供給を停止するようになっている。
次に、主剤と硬化剤を混合するプロセスについて説明する。入力装置25において混合比を指定し、塗装を開始する旨の入力動作を行うと、制御部22では、第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sを交互に開閉動作させるための制御信号を出力する。このとき、目標供給量Fm,Fsの少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の開閉弁13M,13Sを先に開弁する。硬化剤用の第2開閉弁13Sが開弁されると、硬化剤がプレミキサ16に供給される。また、第2開閉弁13Sの開弁が開始すると、第2流量計14Sから制御装置20へ硬化剤の実測流量値に比例するパルス信号が出力され、制御部22では、硬化剤の実測流量値と目標供給量Fsとが比較される。
そして、実測流量値が目標供給量Fsに到達する前に、制御装置20から第2開閉弁13Sへ閉弁用の制御信号が出力される。このように閉弁用の制御信号を出力するタイミングを早めるのは、第2開閉弁13Sがパイロットエアの圧力によって開閉するために、制御信号を出力してから実際に閉弁動作が完了するまでにタイムラグがあることが理由である。そして、第2開閉弁13Sが閉弁すると、プレミキサ16への硬化剤の供給が停止する。
第2開閉弁13Sが閉弁した後、制御装置20からの制御信号により第1開閉弁13Mが開弁する。これにより、主剤がプレミキサ16に供給される。また、第1開閉弁13Mの開弁が開始すると、第1流量計14Mから制御装置20へ主剤の実測流量値に比例するパルス信号が出力され、制御部22では、主剤の実測流量値と目標供給量Fmとが比較される。そして、実測流量値が目標供給量Fmに到達する前に、制御装置20から第1開閉弁13Mへ閉弁用の制御信号が出力される。閉弁用の制御信号の出力タイミングを早めるのは、第2開閉弁13Sと同様、制御信号を出力してから実際に第1開閉弁13Mの閉弁動作が完了するまでにタイムラグがあることが理由である。そして、第1開閉弁13Mが閉弁すると、プレミキサ16への主剤の供給が停止する。
以上の動作が繰り返されることにより、主剤と硬化剤が、設定した混合比で交互にプレミキサ16に供給され、スタティックミキサ17を経た後、二液塗料となって自動塗装ガン18に供給される。そして、自動塗装ガン18から塗料が吐出されることで塗装が行われる。入力装置25において塗装を停止する旨の入力動作を行うと、第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sの両方が閉弁し、塗装が停止する。
本実施例の二液混合装置10は、個別の流量計14M,14Sにより流量計測された主剤と硬化剤を、所定の混合比でプレミキサ16へ交互に供給して混合するものであり、混合比が大きい場合でも主剤と硬化剤を正確な比率で混合できるようにすることを課題としている。そして、この課題解決の手段として、主剤と硬化剤の混合比が大きくなる程(つまり、1サイクルにおける主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsとの差が大きくなる程)、1サイクルにおける主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsを併せた合計供給量Ftが増大するように、プレミキサ16に対する主剤と硬化剤の供給量を制御するようにしている。
本実施例とは異なり、混合比に拘わらず主剤と硬化剤の合計供給量を一定にした場合や、混合比が大きくなるほど主剤と硬化剤の合計供給量が減少するようにした場合には、混合比が大きい場合に、主剤と硬化剤のうち少量側の液剤(例えば、硬化剤)の目標供給量が、極端に少なくなる。この場合、流量計の分解能が低いと、目標供給量の少ない液剤(例えば、硬化剤)の流量を流量計で正確に計測できない。したがって、主剤と硬化剤を正確な比率で混合させることができなくなる。
これに対し本実施例では、混合比が大きくなるほど主剤と硬化剤の合計供給量Ftが増大するように流量を制御するようになっているので、図1に示すように、混合比が大きい場合でも、少量側の液剤の目標供給量(例えば、硬化剤の目標供給量Fs)が、極端に小さな値にならずに済む。したがって、本実施例の二液混合装置10及び方向によれば、流量計14M,14Sの分解能が低く、混合比が大きい場合でも、目標供給量Fm,Fsの少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の流量が流量計14M,14Sの分解能を下回ることを回避できる。これにより、主剤と硬化剤の実際にプレミキサ16に供給される流量を正確に計測できるので、主剤と硬化剤の実際の供給量と混合比を、高い精度で制御することができる。
また、本実施例では、混合比が小さくなるほど、主剤と硬化剤の合計供給量Ftが少なくなるのであるが、これは、主剤の目標供給量Fmと硬化剤の目標供給量Fsの両方が多くならずに済むことを意味する。一般的に、混合比が1:1に近い場合には、主剤と硬化剤の双方の目標供給量Fm,Fsが少ないほど、良好な混合状態が得られるしたがって、本実施例によれば、混合比が小さい場合においても、良好な混合結果が得られる利点を有する。
また、本実施例では、第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sがエア駆動されるため、タイムラグを勘案して、実測流量値が目標供給量Fm,Fsに到達するより前に、開閉弁13M,13Sに対して閉弁させるための電気的な制御信号を出力する。そのため、閉弁用制御信号を出力した後に、実際の閉弁動作速度が想定動作速度よりも急に速くなったり、閉弁動作中に液剤の流量が急に遅くなったりする虞がある。この場合、液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲よりも少なくなる。この状況の対処法として、少なくなった実側流量値を基準として混合比に相当する数値を乗じる演算を行い、他方の液剤の補正供給値を得れば、適正な混合比を維持することが可能である。
しかし、この場合、目標供給量Fm,Fsが多い側の液剤(例えば、主剤)の実測流量値に基づいて、目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の補正供給値を演算すると、目標供給量Fm,Fsの少ない液剤(例えば、硬化剤)の補正供給値が、流量計14M,14Sの分解能を下回る値になってしまう虞がある。そこで、本実施例では、目標供給量Fm,Fsが少ない側の液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値に基づいて、目標供給量Fm,Fsが多い側の液剤(例えば、主剤)の補正供給値を演算するようにしている。したがって、補正供給値が流量計14M,14Sの分解能を下回ることを回避できる。
また、タイムラグを勘案して第1開閉弁13Mと第2開閉弁13Sを閉弁させている過程では、閉弁用制御信号を出力した後に、実際の閉弁動作速度が想定動作速度よりも急に遅くなったり、閉弁動作中に液剤の流量が急に速くなったりすることもある。この場合、その液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲を超えた高い値となるのであるが、閉弁制御のタイミングを早めて流量を許容範囲内まで減少させることは、物理的に不可能である。
そこで、本実施例は、主剤と硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの主剤と硬化剤を併せた合計許容供給量Fpを設定した。その上で、目標供給量Fm,Fsが少ない液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値が予め設定した許容範囲を超えた高い値となった場合には、目標供給量Fm,Fsが少ない液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値を基準とし、所定の混合比となるように目標供給量Fm,Fsの多い液剤(例えば、主剤)の補正供給値を演算するようにした。さらに、目標供給量Fm,Fsが少ない液剤(例えば、硬化剤)の実測流量値と目標供給量Fm,Fsの多い液剤(例えば、主剤)の補正供給値とを併せた合計補正供給値を演算するようにした。
そして、この演算により得られた合計補正供給値と、予め設定されている合計許容供給量Fpとを比較する。もし、合計補正供給値が合計許容供給量Fpより大きい値になった場合には、その事象が発生したことを条件として、主剤と硬化剤の供給を停止するようにした。このようにすれば、主剤と硬化剤の合計補正供給量がプレミキサ16の容積を上回ることが回避される。これにより、混合不良を防止することができる。また、演算された合計補正供給値が合計許容供給量Fpと同じかそれよりも小さい値である場合には、そのまま主剤と硬化剤の供給を続ければよい。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、主剤と硬化剤を混合して得られる液剤が塗料である場合について説明したが、本発明は、主剤と硬化剤を混合して得られる液剤が接着剤等である場合にも適用できる。
(2)上記実施例1では、開閉弁を、流量計よりも上流側に配置した場合について説明したが、開閉弁は流量計よりも下流側に配置されていてもよい。
(3)上記実施例1では、開閉弁がエア駆動(パイロットエアの圧力)によって開閉される場合について説明したが、本発明は、開閉弁がソレノイドによって開閉させる場合にも適用できる。
(4)上記実施例1では、主剤と硬化剤のうち供給量が少ない側の液剤の実測流量値が、許容範囲から外れた値になった場合に、供給量が少ない側の液剤の実測流量値に基づいて、供給量が多い側の液剤の補正供給値を演算するようにしたが、これとは逆に、供給量が多い側の液剤の実測流量値が許容範囲から外れた値になった場合に、供給量が多い側の液剤の実測流量値に基づいて、供給量が少ない側の液剤の補正供給値を演算してもよい。
10…二液混合装置
12M…第1供給路(供給路)
12S…第2供給路(供給路)
13M…第1開閉弁(開閉弁)
13S…第2開閉弁(開閉弁)
14M…第1流量計(流量計)
14S…第2流量計(流量計)
16…プレミキサ(混合器)
20…制御装置
Fm…主剤の目標供給量
Fp…合計許容供給量
Fs…硬化剤の目標供給量
Ft…合計供給量

Claims (6)

  1. 個別の流量計により流量計測された主材と硬化剤を、所定の混合比で混合器へ交互に供給して混合する二液混合方法であって、
    前記主材と前記硬化剤の混合比が大きくなるほど1サイクルの前記主材と前記硬化剤の合計供給量が増大するように、前記主材の目標供給量と前記硬化剤の目標供給量を設定することを特徴とする二液混合方法。
  2. 前記主材の供給路と前記硬化剤の供給路に、エア駆動される開閉弁を設けた上で、
    前記主材と前記硬化剤のうち目標供給量が少ない側の前記液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲から外れた値になった場合には、前記目標供給量が少ない側の液剤の前記実測流量値に基づいて、目標供給量が多い側の前記液剤の補正供給値を演算することを特徴とする請求項1記載の二液混合方法。
  3. 前記主剤と前記硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの前記主剤と前記硬化剤を併せた合計許容供給量を設定した上で、
    前記実測流量値が前記許容範囲を超えた高い値となった場合には、前記実測流量値と前記補正供給値を併せた合計補正供給値が前記合計許容供給量より大きい値になったことを条件として、前記主剤と前記硬化剤の供給を停止することを特徴とする請求項2記載の二液混合方法。
  4. 個別の流量計により流量計測された主剤と硬化剤を、所定の混合比で混合器へ交互に供給して混合する二液混合装置であって、
    前記主剤と前記硬化剤の混合比が大きくなるほど1サイクルの前記主剤と前記硬化剤の合計供給量が増大するように、前記主剤の目標供給量と前記硬化剤の目標供給量が設定されていることを備えていることを特徴とする二液混合装置。
  5. 前記主剤の供給路と前記硬化剤の供給路に設けられ、エア駆動される開閉弁と、
    前記主剤と前記硬化剤のうち目標供給量が少ない側の前記液剤の実測流量値が、予め設定した許容範囲から外れた値になった場合には、前記目標供給量が少ない側の液剤の前記実測流量値に基づいて、目標供給量が多い側の前記液剤の補正供給値を演算する制御装置とを備えていることを特徴とする請求項4記載の二液混合装置。
  6. 前記制御装置が、
    前記主剤と前記硬化剤の混合比に応じて、1サイクルの前記主剤と前記硬化剤を併せた合計許容供給量を設定した上で、
    前記実測流量値が前記許容範囲を超えた高い値となった場合には、前記実測流量値と前記補正供給値を併せた合計補正供給値が前記合計許容供給量より大きい値になったことを条件として、前記主剤と前記硬化剤の供給を停止するようになっていることを特徴とする請求項5記載の二液混合装置。
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