JP5912617B2 - 景品装填装置 - Google Patents

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Description

この発明は、パチンコ玉等の遊技媒体と交換される景品を収納するための景品カセットに対して景品を装填するための景品装填装置に関する。
パチンコ店等の遊技施設では、遊技客が獲得したパチンコ玉等の遊技媒体が、その個数に応じた数の景品と交換される。下記特許文献1では、景品を払い出す景品払出機が開示されている。この景品払出機には、複数枚のカード状の景品を積層状態で収納する複数のカートリッジ(景品カセット)が内蔵されており、景品払出機では、遊技客が獲得した遊技媒体の個数に応じて、必要枚数の景品が各カートリッジから繰り出されて遊技客に払い出される。
特許第2999917号公報
景品払出機の各カートリッジにおいて景品が少ない場合(空の場合も含む)には、景品を各カートリッジに装填する作業が必要となるのだが、従来では、各カートリッジに対する景品の装填は、遊技施設の従業員による手作業によって行われている。1つのカートリッジに装填できる景品の最大枚数は、数十枚または100枚以上なので、全てのカートリッジに景品を手作業で装填することは、大変手間がかかる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、景品カセットに景品を装填するための手間を削減することができる景品装填装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、景品を景品カセットに装填するための景品装填装置であって、景品カセットが設置されるカセット設置部と、景品がセットされる景品セット部と、前記景品セット部にセットされた景品を景品カセットまで搬送する景品搬送部とを含み、前記景品セット部には、景品が整列状態でセット可能であり、前記景品搬送部は、前記景品セット部にセットされた整列状態の景品を分離する景品分離部を含み、前記景品分離部は、前記景品セット部にセットされた景品を表裏が逆になるように反転させる反転部を有することを特徴とする、景品装填装置である
求項記載の発明は、前記景品搬送部は、前記反転部によって反転された景品を再度反転させる再反転部を有することを特徴とする、請求項記載の景品装填装置である。
請求項記載の発明は、前記景品セット部には、前記景品搬送部によって一度に搬送される所定個数の景品が1層で前後左右に整列した状態でセット可能であることを特徴とする、請求項1または2記載の景品装填装置である。
請求項記載の発明は、前記景品セット部には、前記所定個数の景品で構成された景品群が複数層に積層された状態でセット可能であることを特徴とする、請求項記載の景品装填装置である。
請求項記載の発明は、景品カセットに対する景品の予定装填数を取得する取得手段と、前記景品搬送部によって景品カセットまで搬送されて当該景品カセットに装填された景品を計数する景品カウント手段と、前記取得手段が取得した予定装填数と、前記景品カウント手段による計数結果とに差異がある場合には、前記予定装填数と前記計数結果とに差異があることを報知する報知手段とを含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の景品装填装置である。
請求項1記載の発明によれば、景品装填装置では、カセット設置部に景品カセットを設置し、景品セット部に景品をセットすれば、景品搬送部が、景品を景品カセットまで搬送して景品カセットに自動装填してくれるので、景品カセットに景品を装填するための手間を削減することができる。
また、景品装填装置では、景品セット部に整列状態でセットされた景品を自動で分離して景品カセットに装填することができる。これにより、カセットに景品を装填するのに先立って整列状態の景品を手作業で分離する手間を省略することができ、結果として、景品カセットに景品を装填するための手間を一層削減することができる。
また、景品装填装置では、景品セット部にセットされた景品を分離する際、反転部によって景品を反転させることにより、複数の景品を一度に分離できるので、結果として、景品カセットに景品を装填するための手間を一層削減することができる。
請求項記載の発明によれば、景品装填装置では、景品セット部にセットされた景品を景品カセットに搬送するまでの間に、景品を反転させてから再度反転させることによって、最終的に景品の表裏を変えないようにすることができる。
請求項記載の発明によれば、景品搬送部によって一度に搬送される所定個数の景品で構成された景品群の層を、景品セット部において、請求項記載の発明のように複数層に積層しておけば、これらの複数層の景品群を用いて、景品カセットに景品を速やかに装填することができる。
請求項記載の発明によれば、報知手段による報知内容によって、予定装填数と計数結果とに差異があることを把握できるので、当該差異を知らないまま景品カセット内の景品が景品払出機から払い出された後などで違算に気付いて混乱するといった不具合を未然に防止できる。
図1Aは、景品装填装置1の斜視図である。 図1Bは、図1Aにおいて引出ユニット3が引き出された状態を示している。 図2は、図1Bにおける景品装填装置1を右側方から見た模式図である。 図3は、カセット13の斜視図である。 図4は、景品19の斜視図である。 図5は、パレット20の斜視図である。 図6は、第1実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。 図7Aは、図6に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。 図7Bは、図7Aの次の手順を示す模式図である。 図7Cは、図7Bの次の手順を示す模式図である。 図7Dは、図7Cの次の手順を示す模式図である。 図7Eは、図7Dの次の手順を示す模式図である。 図7Fは、図7Eの次の手順を示す模式図である。 図7Gは、図7Fの次の手順を示す模式図である。 図7Hは、図7Gの次の手順を示す模式図である。 図7Iは、図7Hの次の手順を示す模式図である。 図8は、景品搬送部6における反転シュート49を示す模式図である。 図9は、景品装填装置1の制御回路ブロック図である。 図10は、表示部5における表示内容を示す図である。 図11は、第2実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。 図12Aは、図11に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。 図12Bは、図12Aの次の手順を示す模式図である。 図13は、第3実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。 図14Aは、図13に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。 図14Bは、図14Aの次の手順を示す模式図である。 図14Cは、図14Bの次の手順を示す模式図である。 図14Dは、図14Cの次の手順を示す模式図である。 図14Eは、図14Dの次の手順を示す模式図である。 図14Fは、図14Eの次の手順を示す模式図である。 図14Gは、図14Fの次の手順を示す模式図である。 図14Hは、図14Gの次の手順を示す模式図である。 図14Iは、図14Hの次の手順を示す模式図である。 図14Jは、図14Iの次の手順を示す模式図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1Aは、景品装填装置1の斜視図である。
なお、以下では、図1Aにおける景品装填装置1の姿勢を基準として、景品装填装置1や景品装填装置1の構成部品の上下前後左右の方向を規定する。すなわち、図1Aにおいて、左右方向は、景品装填装置1の左右方向と同じであり、紙面手前側が、景品装填装置1の前側であり、紙面奥側が、景品装填装置1の後側である。
図1を参照して、本発明の景品装填装置1は、パチンコ店等の遊技施設における景品交換カウンターにおいて、カウンターテーブルの下などに配置される。そのため、景品装填装置1は、カウンターテーブルの下に収まる程度の大きさ(一般的なテーブルに備えられた引き出し部分程度の大きさ)を有している。景品装填装置1は、遊技施設のフロアに直接据え置かれて使用される。景品装填装置1に関連して、遊技施設には、景品を払い出す景品払出機(図示せず)が存在するのだが、景品装填装置1は、景品払出機(図示せず)にセットさせるカセット(景品カセット)に景品を装填するための装置である。なお、景品装填装置1によるカセットへの景品の装填処理(景品装填処理)は、遊技施設の開店時や景品払出機(図示せず)において景品が不足した場合等の適宜のタイミングに実施される。
景品装填装置1は、装置本体2と、装置本体2内に収容される引出ユニット3とを含んでいる。
装置本体2は、略直方体のボックス形状(一例として、前後および上下寸法:約60cm、左右寸法:約30cm)であり、中空になっている。装置本体2の前面2Aには、引出ユニット3を通過させる大きさを有する矩形状の開口2Bが形成されている。開口2Bは、装置本体2の内部空間に連通している。前面2Aにおいて、開口2Bの上方には、操作部4(ここでは2つ)と表示部5とが左右に並んで設けられている。操作部4は、景品装填装置1を動作させるために、遊技施設の従業員によって操作される。表示部5には、必要な情報が表示される。装置本体2内には、景品搬送部6が設けられている。景品搬送部6は、景品19(図4参照)をカセット13(図3参照)まで搬送してカセット13に装填するものであり、詳しくは、以降で説明する。装置本体2の底面は、略矩形状であって、その四隅には、キャスター2Cが取り付けられている。そのため、景品装填装置1を遊技施設のフロア上で自由に移動させることができる。
引出ユニット3は、水平に延びる底板7と、底板7の前端縁から上方に延びる前板8と、底板7および前板8の各左端縁から前後上下方向に延びる側板9とを一体的に含んでいる。底板7、前板8および側板9のそれぞれは、矩形状をなしていて、特に、前板8は、装置本体2の前面2Aの開口2Bを塞ぎ得る大きさを有している。前板8の前側面の上側には、取手10が設けられている。
図1Bは、図1Aにおいて引出ユニット3が引き出された状態を示している。図2は、図1Bにおける景品装填装置1を右側方から見た模式図である。
引出ユニット3は、図1Aに示す収納位置と、図1Bに示す引出位置との間で前後にスライド可能である。収納位置の引出ユニット3では、前板8が装置本体2の開口2Bを塞ぎつつ、装置本体2の前面2Aと面一になっている。なお、引出ユニット3は、装置本体2に対して左右方向に引き出せるようになっていてもよい。また、引出ユニット3は、収納位置においてロックされていて、操作部4を操作することで当該ロックが解除されてもよい。また、従業員等による不正防止用のために鍵やICカード(タグ)によるロックを行うことで、当該ロックやロック解除による従業員管理を行うようにしてもよい。
当該ロックを解除してから、取手10を掴み、収納位置の引出ユニット3を前側へ引き出すと、引出ユニット3は、引出位置に配置される。引出位置の引出ユニット3では、図1Bに示すように、前板8全体と、底板7および側板9のほとんどが、開口2Bから前側へはみ出ている。図2に示すように引出位置にある引出ユニット3を基準として、底板7の上面において、前板8側の領域は、カセット設置部11とされ、カセット設置部11よりも開口2B側(後側)の領域は、景品セット部12とされる。カセット設置部11には、カセット13が設置され、景品セット部12には、景品19(図4参照)を収容したパレット20がセットされる。なお、引出ユニット3が引出位置にある場合、景品装填装置1は、カセット設置部11へのカセット13の設置や、景品セット部12へのパレット20のセットを待っている状態にある。
また、図1A〜図2には図示していないが、景品搬送部6の一部が底板7上に設けられている。
図3は、カセット13の斜視図である。
カセット13は、図3に示すように、全体として縦長である。カセット13は、縦長中空体である収納部14を横方向に複数(ここでは、2つ)連結することによって構成されている。収納部14の内部空間は、収納部14の上端および下端において露出されている。特に、収納部14の上端面には、収納部14の内部空間を露出させる上部開口15が形成されている。収納部14の側壁には、当該側壁を上下方向全域に亘って切欠く縦長のスリット16が形成されている。そのため、収納部14の平断面は、スリット16において途切れた略C字をなしている。収納部14の下端部には、収納部14の内部空間内へ向けて水平に突出する爪17が形成されている。カセット13において、2つの収納部14は、互いのスリット16が同じ側を向いた状態で連結されている。カセット13の上部には、2つの収納部14を跨ぐようにU字状のハンドル18が取り付けられている。ハンドル18は、収納部14に接続された部分を中心として回動可能である。
なお、この実施形態では、1つのカセット13が2つの収納部14を有している構成を示しているが、1つのカセット13に設けられる収納部14の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
図4は、景品19の斜視図である。
図4を参照して、景品19は、遊技施設において遊技客が獲得したパチンコ玉等の遊技媒体の数に応じて交換される有価カード体であり、特殊景品と呼ばれることもある。景品19は、一般的に、やや厚手の樹脂製カードである。景品19は、たとえば、平面視で四隅が丸められた略長方形状をなしている。なお、景品19では、図4における上面が、表面19Aであり、図4における下面が、裏面19Bである。
景品19には、所定の金銭価値を有する物体が内蔵されており、たとえば、1000円、5000円といった金銭価値に応じた2つの種類が存在する。1000円の景品19は、小景品とされ、5000円の景品19は、大景品とされる。なお、小景品は、大景品よりも、平面視において一回り小さい。そのため、カセット13にも、景品19と同様に、小景品用と大景品用とで大きさの異なる2つの種類が存在する。ただし、説明の便宜上、以下では、小景品および大景品のどちらかだけに注目する。
また、景品19には、その種類を識別するためのRFIDタグ等が内蔵されていたり、偽造等の不正を防止するための処理が表面19Aにおいて目視可能に施されていたりすることもある。
図3も参照して、景品19は、カセット13の各収納部14に対して、上部開口15から収納される。収納部14内には複数の景品19が収納され、これらの景品19は、それぞれの表面19Aが上を向いた状態で、上下に沿って積層されている。カセット13の各収納部14では、収納部14内の最下位の景品19の裏面19Bに対して、前述した爪17が下から引っ掛かっているので、収納部14内の景品19が収納部14から抜け落ちることはない。また、収納部14内の各景品19では、表面19Aが上を向いているから、収納部14の上部開口15から最上位の景品19の表面19Aが露出されるので、景品19が装填されたカセット13全体の見映えがよい。
一般的には、各収納部14には、最大で40個の景品19を収納(装填)できる。そのため、1つのカセット13に対して、合計で80個の景品19を装填できるが、景品19の種類(厚み)やカセット13の大きさによってカセット13(各収納部14)における景品19の最大収納数は変わってくる。
図5は、パレット20の斜視図である。
図5を参照して、パレット20は、カセット13に装填される前の景品19を収容するためのものである。パレット20は、水平方向の延びる長方形のトレイ状であり、その上面には、下側へ窪む収容窪み21が多数形成されている。収容窪み21は、パレット20の長手方向に10個、パレット20の短手方向に4個並ぶように、合計で40個形成されていて、全体で行列状に配置されている。各収容窪み21は、景品19が1つ収まりきるような大きさを有する凹部である。全ての収容窪み21に景品19が1つずつ収容される。40個の収容窪み21に収容された40個の景品19は、パレット20の長手方向に10個、パレット20の短手方向に4個並んで、全体で行列状に整列した状態でパレット20に収容されている。各収容窪み21に収まった景品19では、表面19Aがパレット20の上面から露出される。パレット20の長手方向の両端部には、当該長手方向における外側へ突出した把持部22が一体的に設けられている。
ここで、景品19を扱う問屋が存在し、遊技施設では、景品19を、パレット20に収容された状態で問屋から仕入れることになっている。
景品19を1個も収容していない空のカセット13に景品19を装填したい場合には、図2を参照して、従業員が、景品装填装置1において、引出ユニット3を引出位置まで引き出す。
そして、引出ユニット3の底板7のカセット設置部11に空のカセット13をセットする。この際、カセット13は、縦長の姿勢であり、各収納部14のスリット16が装置本体2の開口2Bを前から臨むように、カセット設置部11における底板7上に載置される。また、図2では、空のカセット13が1つしか見えていないが、カセット設置部11には、複数のカセット13が、右側面視で重なって見えるように左右に並んでセットされてもよい。この実施形態では、最大で2つのカセット13(全体で4つの収納部14)がカセット設置部11にセットされる。なお、セットされたカセット13内の(既に収納された)景品19の収納個数を検知できるようにしておけば、セットするカセット13は空でなくてもよい。
また、従業員は、カセット設置部11に空のカセット13をセットするのに前後して、景品19を収納したパレット20を、前後に長手となった状態で、引出ユニット3の底板7の景品セット部12にセットする。前述したように、パレット20の全ての収容窪み21には、景品19が1つずつ収容されている。そのため、1つのパレット20には、40個の景品19が前述した行列状の整列状態で収容されているので、1つのパレット20における40個の景品19は、景品セット部12において1層で前後左右に整列した状態(整列状態)でセットされる。パレット20では、各収容窪み21内の景品19の表面19Aが上方ヘ露出されている。景品セット部12における底板7上には、このようなパレット20が複数個(たとえば、最大で10個)上下に積み重ねられる。そのため、景品セット部12には、1つのパレット20あたり40個の景品19で構成された景品群が複数層に積層された状態でセットされる。
カセット設置部11へのカセット13のセットと、景品セット部12へのパレット20のセットとが完了した後、従業員は、引出ユニット3を引出位置から収納位置まで押し戻す(図1A参照)。これにより、空のカセット13と景品19が収容されたパレット20とが装置本体2内に収納される。引出ユニット3が収納位置に配置されたことは、装置本体2におけるセンサ(図示せず)によって検出され、この検出に応じて、前述した景品搬送部6による景品装填処理が実行される。または、この検出後に、従業員によって操作部4が操作されたことに応じて、景品搬送部6による景品装填処理が実行されてもよい。
次に、景品搬送部6について詳しく説明する。景品搬送部6には、第1〜第3実施形態があり、以下では、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態をこの順番で説明する。
<第1実施形態>
図6は、第1実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。なお、図6では、引出ユニット3が収納位置にあってカセット13およびパレット20が装置本体2内に収納された状態を示している。
図6を参照して、前述したカセット設置部11は、右側面視でL字状をなすホルダ23を含んでいる。ホルダ23に対して、各カセット13が上方からセットされている。各カセット13は、上部開口15が上方を向き、かつ、スリット16が後側(図6の右側)を向いた状態で、ホルダ23によって装置本体2内の所定位置で位置決めされている。なお、図6では、説明の便宜上、カセット13がホルダ23から少し浮いているように見えている。
そして、第1実施形態に係る景品搬送部6は、集積部24と、リフト部27と、反転搬送ユニット32(景品分離部、反転部)と、反転シュート49(再反転部)と、空パレット保持部50とを含んでいる。
集積部24は、ガイドレール25と、ステージ26とを含む。ガイドレール25は、ホルダ23にセットされた各カセット13の2つの収納部14のスリット16(図3参照)の後方に設けられ、引出ユニット3の底板7から上方へ延びている。ステージ26は、水平に延びる平板状であって、カセット13の収納部14毎に設けられている。この実施形態では、ホルダ23にセットされる2つのカセット(4つの収納部14)に応じて、ステージ26は、合計で4つ設けられており、これらのステージ26は、平面視において左右に並んで配置されている。各ステージ26の後端部は、ガイドレール25に支持されている。なお、ガイドレール25は、ステージ26と同数設けられてもよいし、ステージ26より少なくてもよい。各ステージ26は、対応する各カセット13の(左右方向で同じ位置にある)収納部14内に、スリット16を介して入り込んでいる。集積部24は、各ステージ26を上下にスライドさせるモータ等の駆動部(図示せず)を含んでおり、各ステージ26は、カセット13において対応する収納部14内で上昇または下降することができる。
リフト部27は、ガイドレール28,29と、支持バー30と、フック31とを含む。ガイドレール28は、カセット設置部11と景品セット部12との境界近傍において、引出ユニット3の底板7から上方へ延びている。そのため、ガイドレール28は、集積部24のガイドレール25と、景品セット部12におけるパレット20の前端との間に位置している。ガイドレール29は、景品セット部12のパレット20よりも後側において、引出ユニット3の底板7から上方へ延びている。そのため、景品セット部12のパレット20は、ガイドレール28,29によって前後から挟まれた領域に配置されている。支持バー30およびフック31は、ガイドレール28,29のそれぞれに設けられている。支持バー30は、景品セット部12のパレット20へ向けて水平に延びている。具体的には、ガイドレール28の支持バー30は、後側へ延びていて,ガイドレール29の支持バー30は、前側へ延びている。各支持バー30において景品セット部12のパレット20側の端部に、フック31が連結されている。フック31は、右側面視でL字状(ガイドレール29のフック31は逆L字状)をなしており、支持バー30との連結部分を中心として回動可能である。リフト部27は、ガイドレール28,29のそれぞれにおいて、各ステージ26を上下にスライドさせるモータ等の駆動部(図示せず)や、各フック31を回動させるソレノイド等の駆動部(図示せず)を含んでいる。当該ソレノイドがONになると、前後のフック31が互いに接近する方向へ回動し、当該ソレノイドがOFFになると、前後のフック31が互いに離間する方向へ回動する。
反転搬送ユニット32は、装置本体2内において、カセット13、パレット20、集積部24およびリフト部27よりも上方に配置されている。また、反転搬送ユニット32は、少なくともカセット13およびパレット20の真上に位置している。反転搬送ユニット32は、本体部33と、パレット保持部34と、搬送突起38と、空パレット上昇部39と、回転部44、落下部45と、カウントセンサ48(景品カウント手段)とを含んでいる。
本体部33は、図6での姿勢を基準として、平面視においてパレット20よりも大きい平板状であり、装置本体2に支持されている。図6の状態における本体部33は、水平方向に沿っている。本体部33において、図6における下面を搬送面33Aといい、図6における上面を裏面33Bということにする。本体部33(換言すれば、反転搬送ユニット32全体)は、本体部33の重心位置を通って前後方向(図6における左右方向)に延びる回転軸Xを中心として回転することができる。
パレット保持部34は、本体部33の搬送面33Aにおいて、景品セット部12におけるパレット20の前端部(図6における左端部)の真上位置と、当該パレット20の後端部(図6における右端部)の真上位置とに1つずつ設けられている。各パレット保持部34は、搬送面33Aから搬送面33Aの直交方向(図6では下方)へ延びる支持バー35と、支持バー35の先端(図6では下端)から水平方向へ延びるレバー36とを含んでいる。各パレット保持部34において、レバー36は、右側面視において、支持バー35との連結部分を中心として回動可能である。パレット保持部34は、レバー36を回動させる駆動部(図示せず)を含んでいる。前後1対のパレット保持部34のレバー36は、待機姿勢にある場合、図6に示すように、水平方向に沿って、互いに接近する方向へ向いている。
また、本体部33の搬送面33Aにおいて前後1対のパレット保持部34に挟まれた領域には、各パレット保持部34に隣接するようにリブ37が1つずつ(前後で1対)設けられている。前後1対のリブ37は、本体部33に一体形成されており、搬送面33Aから同じ高さ(突出量)で突出している。各リブ37の先端(図6では下端)は、支持バー35の先端よりも搬送面33A側に位置している。
搬送突起38は、本体部33の搬送面33Aから突出している。厳密には、本体部33には、右側面視で時計回りや反時計回りに周回移動する搬送ベルト(図示せず)が設けられており、搬送突起38は、当該搬送ベルトの外周面の周上1箇所に設けられている。反転搬送ユニット32は、当該搬送ベルトを周回移動させるモータ等の駆動部(図示せず)を含んでいる。なお、この駆動部には、当該搬送ベルトを周回移動させる際に過負荷がかかることを防止するために、トルクリミッタが設けられていることが好ましい。
搬送突起38は、待機位置にあるときには、図6に示すように、搬送面33Aの後端部(後側のパレット保持部34の支持バー35よりも後側)に配置されている。搬送突起38、前述した搬送ベルトが右側面視で時計回りに周回移動すると、待機位置から前進して、搬送面33Aの前端部(前側のパレット保持部34の支持バー35より少なくとも前側)まで移動する。なお、その後、搬送ベルトは、逆向きに周回移動するので、搬送突起38は、待機位置まで戻ることができる。また、搬送面33Aにおいて搬送突起38が移動する領域には、パレット保持部34やリブ37は存在しないので、搬送突起38の移動が阻害されることはない。
空パレット上昇部39は、ベースフレーム40と、第1アーム41と、第2アーム42と、上昇体43とを含む。
ベースフレーム40は、本体部33の裏面33Bに固定されており、右側面視において裏面33Bから外向き(図6では上向き)の膨出する略U字をなす枠体状である。第1アーム41および第2アーム42は、いずれも、1本または複数本の直線状のワイヤーで構成されており、長手方向一端(図6では上端)がベースフレーム40によって移動可能に支持されている。この状態で、第1アーム41および第2アーム42は、右側面視で「×」をなすように交差していて、第1アーム41および第2アーム42の長手方向他端(図6では下端)が、上昇体43に固定されている。上昇体43は、水平方向に延びる板状またはブロック状(中空でもよい)である。上昇体43は、平面視で、本体部33および景品セット部12のパレット20と重なる位置に配置されている。また、上昇体43は図6に示す待機位置にあるときには、本体部33の裏面33Bに対向している。本体部33において、平面視で上昇体43と重なる位置には、本体部33を上下に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。なお、この貫通孔は、搬送面33Aにおいて搬送突起38が移動する領域から外れた位置に形成されている。そのため、後述する搬送中の景品19が搬送面33Aにおいて当該貫通孔から抜け落ちることはない。
空パレット上昇部39は、第1アーム41および第2アーム42においてベースフレーム40に連結された部分(前述した長手方向一端)同士を接近させたり離間させたりするモータ等の駆動部(図示せず)を有している。第1アーム41および第2アーム42においてベースフレーム40に連結された部分が接近すると、パンタグラフの原理によって、待機位置の上昇体43が本体部33に接近し、本体部33の前述した貫通孔(図示せず)を通って、本体部33の搬送面33Aから突出する。逆に、第1アーム41および第2アーム42においてベースフレーム40に連結された部分が離間すると、上昇体43が元の待機位置(本体部33の裏面33B側)まで戻る。
回転部44は、本体部33の後端部に連結されたモータ等の駆動部であって、本体部33(反転搬送ユニット32)を、前述した回転軸X周りに180°ずつ回転(半回転)させることができる。なお、反転搬送ユニット32が回転する際、回転部44は、反転搬送ユニット32の一部として回転してもよいし、回転せずに同じ姿勢を保っていてもよい。
落下部45は、本体部33の前端部を構成している。落下部45は、前後に並んで配置された1対の落下爪46,47を含んでいる。落下爪46は、落下爪47よりも後側に位置している。1対の落下爪46,47は、前後方向に沿って互いに接離するようにスライド可能である。落下部45は、1対の落下爪46,47を前後にスライドさせるソレノイド等の駆動部(図示せず)を含んでいる。落下爪46,47は、待機位置にあるときには、図6に示すように互いに接触している。当該ソレノイドがONになると、待機位置の落下爪46,47が前後に離間し、当該ソレノイドがOFFになると、落下爪46,47が待機位置に戻る。
カウントセンサ48は、景品19を1個ずつカウントするセンサであり、落下爪47における本体部33の搬送面33Aに固定されている。カウントセンサ48の具体的な機能については、以降で説明する。
反転シュート49は、装置本体2内において、落下爪46と落下爪47との対向部分(図6では接触状態にある落下爪46と落下爪47との境界)の真下に配置されている。この実施形態では、反転シュート49は、本体部33に固定されておらず、装置本体2に直接固定されている。ただし、反転シュート49は、本体部33の搬送面33Aが上を向いているとき(図6の場合と上下が逆のとき)に必ず落下爪46と落下爪47との対向部分の真下に配置されるのであれば、本体部33(この場合には、裏面33B側)に固定されていて、反転搬送ユニット32と一体回転できてもよい。
空パレット保持部50は、装置本体2内において、本体部33(反転搬送ユニット32)の上方(詳しくは、平面視でパレット20と重なる位置)に設けられている。詳しくは、空パレット保持部50は、景品セット部12におけるパレット20の前端部(図6における左端部)の真上位置と、当該パレット20の後端部(図6における右端部)の真上位置とに1つずつ設けられている。前後1対の空パレット保持部50のそれぞれは、保持レバー51を含んでいる。前後1対の空パレット保持部50の保持レバー51は、右側面視において、装置本体2によって回動可能に支持されている。詳しくは、各保持レバー51は、相手の保持レバー51とは反対側の端部を中心として回動可能である。各保持レバー51は、図6に示す待機姿勢にあるとき、互いに接近する方向へ向けて水平に延びている。
次に、第1実施形態に係る景品搬送部6によるカセット13への景品19の装填処理(景品装填処理)について説明する。図7A〜図7Iは、図6に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。
なお、図6に示すように待機状態にある反転搬送ユニット32では、本体部33において、搬送面33Aが下方(景品セット部12側)を向いていて、裏面33Bが上方を向いている。
まず、図7Aに示すように、引出ユニット3が収納位置にあって、カセット設置部11にカセット13(左右2つのカセット13)がセットされ、景品セット部12に複数のパレット20が縦積み状態でセットされている。この状態において、リフト部27における前後の支持バー30およびフック31が、適宜に上下(図7Aでは下降)して、最上位のパレット20の位置まで移動する。そして、前後のフック31は、互いに接近するように回動し、最上位のパレット20における前後両端の把持部22に対して下側から引っ掛かる。
次いで、前後のフック31は、最上位のパレット20の把持部22に引っ掛かった状態で、図7Bに示すように上昇する。これにより、最上位のパレット20が、景品セット部12に残った他のパレット20から分離される。
そして、最上位のパレット20の上面が本体部33の搬送面33Aにおける前後のリブ37に対して下から接触すると、前後のフック31の上昇が停止する。この際、前後のパレット保持部34のレバー36が、上昇するパレット20の邪魔にならないように下側へ回動してから、図7Bに示すように水平方向に沿った待機位置になって、最上位のパレット20に対して下から係合する。この状態で、前後のフック31は、最上位のパレット20の把持部22から外れるように回動し、最上位のパレット20は、フック31から前後のパレット保持部34(レバー36)に受け渡され、同じ姿勢を保ったまま、パレット保持部34によって保持されるようになる。パレット保持部34によって保持されているパレット20の上面が、リブ37の高さ分の間隔を隔てて本体部33の搬送面33Aに対して下から対向している。当該パレット20には、複数(40個)の景品19が、表面19Aを上に向けた状態で収容されているので、各景品19の表面19Aが、搬送面33Aに対して下から対向している。
次いで、前後のフック31は、パレット保持部34によって保持されたパレット20の把持部22から外れて下方へ向かい、図7Cに示すように、景品セット部12において先程の最上位のパレット20の真下にあったパレット20(新しく最上位にきたパレット20)の近傍まで移動する。
次いで、パレット保持部34においてパレット20を保持した状態にある反転搬送ユニット32は、回転部44が駆動されることによって、パレット20を保持した状態で、回転軸Xを中心として半回転する(図7Cの破線矢印参照)。
すると、図7Dに示すように、本体部33において、搬送面33Aが上面となり、裏面33Bが下面となる。そして、空パレット上昇部39が本体部33の下側に位置し、パレット保持部34に保持されたパレット20が本体部33の上側に位置するようになる。このとき、当該パレット20の上下の向きが逆になり、このパレット20から、40個全ての景品19が自重によって自然落下(自由落下)し、本体部33の搬送面33A上に載る。つまり、反転搬送ユニット32は、半回転することによって、元々景品セット部12にセットされていた整列状態の40個の景品19を、当該パレット20から分離して落下させる。よって、景品装填装置1では、景品セット部12に整列状態でセットされた景品19を自動で分離してカセット13に装填することができる。これにより、カセット13に景品19を装填するのに先立って整列状態の景品19を(従業員による手作業で)分離する手間を省略することができ、結果として、カセット13に景品19を装填するための手間を削減することができる。
搬送面33A上の40個の景品19は、パレット20に収容されていたときと同様に、前後方向に10個、左右方向に4個に並んだ行列状で配置されている。つまり、前後に10個並んだ景品19の列が、本体部33上において左右に4列配置されている。当該4列は、カセット設置部11における2つのカセット13における収納部14(合計で4つの収納部14)のいずれかと左右方向で同じ位置にある。
また、反転搬送ユニット32が半回転するのに応じて、各景品19の上下の向きが反転する。そのため、パレット20からこぼれて搬送面33A上に載った40個全ての景品19では、表面19Aが下面となって搬送面33Aに接触していて、裏面19Bが上面となっている。つまり、反転搬送ユニット32は、半回転することによって、各景品19を表裏が逆になるように反転させる。このように、景品装填装置1では、景品セット部12にセットされた景品19をパレット20から分離する際、反転搬送ユニット32によって景品19を反転させることにより、複数の景品19を一度にパレット20から分離できるので、結果として、カセット13に景品19を装填するための手間を削減することができる。
次いで、今まで待機位置(搬送面33A上の景品19よりも後側)にあった搬送突起38が、図7Eに示すように前進し、搬送面33A上の40個(前述した4列)の景品19を全て前側へ押して移動させる。ここで、前述したカウントセンサ48は、たとえば、落下部45における落下爪46と落下爪47(いずれも待機位置にある)との境界らへんに検出光を照射している。そして、最前列の景品19が搬送面33Aの前端部まで押し出されて落下爪46と落下爪47との境界に差し掛かると、カウントセンサ48は、最前列の景品19が当該境界において検出光を1回遮断することに応じて、景品19を1つずつカウントできる。なお、前述したように、搬送面33A上では、景品19が左右4列で移動するので、カウントセンサ48は、当該4列に応じて4つ設けられていて、対応する(左右方向で同じ位置にある)列の最前列の景品19を1つずつカウントする。
カウントセンサ48が最前列の景品19を1つカウント(検知)すると、搬送突起38の前進が一時停止する。なお、搬送突起38を移動させる(前述した搬送ベルトを周回移動させる)駆動部(図示せず)には、前述したようにトルクリミッタが設けられているので、景品19が前進し過ぎてカウントセンサ48にぶつかったとき等に当該駆動部が停止される。これにより、景品19の保護や景品19の搬送の安定化を図ることができる。
搬送突起38の前進が一時停止したのに応じて、今まで待機位置にあった落下爪46,落下爪47が、図7Fに示すように、互いに離間するようにスライドする。
すると、最前列の景品19は、落下爪46と落下爪47との間にできた隙間Yから、自重によって落下する。景品19が当該隙間Yから落下した後に、落下爪46および落下爪47は、待機位置に戻る。なお、ここでは、前述した10個毎の景品19で構成された4列は、同じタイミングで移動するものとし、各列のおける最前列の景品19は、同時に隙間Yから落下するものとする。ただし、当該4列が移動するタイミングや、各列の最前列の景品19が隙間Yから落下するタイミングは、同時でなくても構わない。
そして、景品19が落下した先には、前述した反転シュート49が位置し、さらにその先には、カセット設置部11における2つのカセット13における収納部14(合計で4つの収納部14)のいずれかの上部開口15が位置している。つまり、装置本体2内には、10個並んだ景品19の列の数(全部で4列)に応じて、4つの反転シュート49が左右に並んで配置されており、4つの反転シュート49の真下には、いずれかの収納部14の上部開口15が位置している。
図8は、景品搬送部6における反転シュート49を示す模式図である。
図8を参照して、反転シュート49は、中空状のシュート本体52と、凸部54とを含んでいる。シュート本体52の内部には、上下に延びる落下空間53が区画されており、落下空間53は、シュート本体52から上下に露出されている。そして、凸部54は、シュート本体52の内周面から落下空間53内(図8では、景品装填装置1の前側)に突出するように水平に延びている。しかし、凸部54は、落下空間53を完全に横断しておらず、凸部54の先端(前端であり、図8では左端)は、シュート本体52の内周面に接続されていない。そのため、凸部54の先端とシュート本体52の内周面との間には、所定の隙間Zが確保されている。
落下爪46と落下爪47との隙間(図7F参照)Yから落下した景品19は、落下する先にある反転シュート49の落下空間53内に上から入り込む。この際、景品19では、搬送面33A上にあったときと同様に(図7E参照)、表面19Aが下面となり、裏面19Bが上面となっている。そして、景品19が落下空間53内で凸部54まで落下すると、表面19Aにおいて凸部54側の偏った部分だけが、凸部54に対して上から当接する。これにより、景品19では、凸部54から離れた部分が、凸部54側の部分よりも先に隙間Zを通過しようとする。そのため、側方から見た場合(図8では、右側面視の場合)において、景品19全体が、実線矢印で示すように反時計回りに半回転しながら、破線矢印で示すように落下する。よって、景品19全体が落下空間53において凸部54よりも下方にきたとき、景品19では、表面19Aおよび裏面19Bのそれぞれの上下の向きが入れ替わり、表面19Aが上面となり、裏面19Bが下面となる。そして、表面19Aが上を向いたままの状態で、景品19は、落下空間53から下方へ移動して反転シュート49から抜け落ち、その先にある収納部14(引出ユニット3)の上部開口15に対して上から進入する(図7F参照)。
このように、反転シュート49は、反転搬送ユニット32によって反転された景品19を再度反転させることになる。そのため、景品装填装置1では、景品セット部12にセットされた景品19をカセット13に搬送するまでの間に、景品19を反転させてから再度反転させることによって、最終的に景品19の表裏を変えないようにすることができる。
なお、図7Fでは、景品19が落下爪46と落下爪47との隙間Yから落下して反転シュート49で反転してから収納部14の上部開口15に進入する際の移動軌跡が、点線で示されている。
そして、収納部14内では、集積部24のステージ26が、収納部14の上端部近傍で待機しており、上部開口15から収納部14内に落下してきた景品19を、表面19Aが上を向いたままの状態で受け止める。
そして、同様の手順で、本体部33(搬送面33A)上の景品19が、次々と、落下爪46と落下爪47との境界に差し掛かる度に、反転シュート49で再反転してから収納部14内に落下し、収納部14内において、表面19Aが上を向いたままの状態で、ステージ26上に積層される。なお、ステージ26が、次に落下してくる景品19を上手く受け止められるように、ステージ26に積層される景品19の数が増えるのに従って、徐々に下降してもよい。ちなみに、景品セット部12における最上位のパレット20が上方ヘ搬送されて、このパレット20の全ての景品19がカセット13の収納部14に収納されるまでに要する時間は、10秒程度である。
前述したように10個の景品19で構成された1つの列における景品19が、全て、同じ収納部14内に落下すると、図7Gに示すように、10個(前述した4列全体では40個)の景品19が、対応する収納部14内において、表面19Aが上を向いたままの状態で、ステージ26上に積層される。これにより、本体部33(搬送面33A)上には、景品19が存在しなくなる。つまり、景品搬送部6によって1つのパレット20からカセット13へ一度に搬送できる景品19の所定個数は、この実施形態(後述する第2および第3実施形態も含む)では、40個である。
説明の便宜上、各図においてカセット13は、デフォルメされた状態で図示されているが、前述したように、カセット13の各収納部14には、40個の景品19を積層することができる。そのため、収納部14内に10個の景品19が積層された状態では、残り30個の景品19をさらに積層しないと、収納部14に景品19を最大限装填(充填)できない。つまり、1つのパレット20を用いた今までの処理を残り3回繰り返すと、収納部14に景品19を充填できる。つまり、各収納部14に景品19を充填するためには、この実施形態では、4つのパレット20が必要である。
よって、パレット保持部34に保持されたパレット20から景品19がなくなると、新しいパレット20の景品19を新たにカセット13まで搬送する必要がある。
そこで、図7Fに示すように、古い(景品19がなくなった)パレット20がパレット保持部34に引き続き保持されている(厳密には、パレット保持部34とリブ37とに挟持されている)状態において、空パレット上昇部39が駆動される。これにより、今まで待機位置にあった上昇体43が、本体部33における前述した貫通孔(図示せず)を通って搬送面33A側へ突出し、当該古い(空の)パレット20を下から押し上げる。その際、パレット保持部34のレバー36が、当該パレット20の押し上げの邪魔にならないように、上向きに回動し、パレット20がレバー36から外れると、元の水平に沿う待機姿勢に戻る。そして、押し上げられるパレット20の先には、空パレット保持部50が位置している。空パレット保持部50の各保持レバー51は、上昇してくるパレット20の邪魔にならないように、下向きに回動し、パレット20が上昇しきったところで、元の水平に沿う待機姿勢に戻る。すると、図7Gに示すように、当該空のパレット20が、各収容窪み21を下に向けた状態で、待機姿勢の各保持レバー51上に載り、空パレット保持部50によって保持される。
その後、上昇体43が、元の待機位置(本体部33の裏面33B側)まで戻る。
次いで、パレット保持部34において何も保持していない状態にある反転搬送ユニット32は、図7Hに示すように、回転軸Xを中心として半回転し(図7Hの破線矢印参照)、待機状態に戻る。その後、景品搬送部6は、今までと同じ手順(図7A〜図7Hの動作)を繰り返すことによって、景品セット部12における最上位のパレット20の景品19を、各カセット13の収納部14まで搬送する。
パレット20の景品19がカセット13の収納部14まで搬送される毎に、空になったパレット20は、図7Iに示すように、空パレット保持部50の保持レバー51上に保持される。これにより、空のパレット20が、保持レバー51上で上下に積層される。
そして、各カセット13の各収納部14において景品19が40個積層されると(または、景品セット部12のパレット20がなくなると)、カセット13に対する景品19の装填が完了する。なお、景品19が1つも入っていなかった空の収納部14において景品19が40個積層されるまでの所要時間は、40秒程度で済む。
その後、従業員は、引出ユニット3を引出位置まで引き出して(図1B参照)、景品19が装填されたカセット13をカセット設置部11から抜き出す。この際、今まで各カセット13の収納部14内にあったステージ26は、収納部14のスリット16を介して収納部14の外へ抜け出る。従業員は、抜き出したカセット13を、前述した景品払出機(図示せず)にセットする。これにより、景品払出機(図示せず)では、カセット13に装填された景品19の払い出しが可能になる。
図9は、景品装填装置1の制御回路ブロック図である。図10は、表示部5における表示内容を示す図である。
図9を参照して、景品装填装置1は、制御部90(取得手段、報知手段)を備えている。制御部90は、CPUおよびそのプログラム等を記憶したROM、RAM等で構成されており、プログラムに従って演算処理等の所定の処理を実行する。
景品装填装置1では、制御部90に対して、前述した操作部4、表示部5、カウントセンサ48および景品搬送部6が電気的に接続されている。
カウントセンサ48は、前述したように、落下爪46と落下爪47との境界(図7E参照)に差し掛かった景品19を1つずつカウントできる。落下爪46と落下爪47との境界に差し掛かった景品19は、互いに離間した落下爪46と落下爪47との間の隙間Y(図7F参照)を落下してカセット13に装填されることから、カウントセンサ48は、景品搬送部6によってカセット13まで搬送されて当該カセット13に装填された景品19を計数することができる。
従業員は、操作部4を操作することによって、カセット13に装填される景品19の数(カセット13に対する景品19の予定装填数)を入力することができる。制御部90は、従業員による操作部4の操作によって入力された予定装填数を取得することができる。そのため、制御部90は、装填完了後に、当該予定装填数とカウントセンサ48による計数結果とに差異がある場合には、当該差異があることを、表示部5において報知する。報知の一例として、図10では、「予定装填数(○○個)と計数結果(××個)とが一致しません」というメッセージが表示部5に表示される。図10の場合には、当該差異があることだけでなく、予定装填数および計数結果のそれぞれの具体的な値が表示部5に表示されている。
よって、表示部5における報知内容によって、従業者等のユーザは、予定装填数と計数結果とに差異があることを把握できるので、当該差異を知らないままカセット13内の景品19が景品払出機(図示せず)から払い出された後などで違算に気付いて混乱するといった不具合を未然に防止できる。
なお、景品装填装置1では、当該報知の仕方として、表示部5にメッセージを表示する以外に、当該メッセージを音声出力してもよい。
また、このように、カセット13に装填された景品19を計数したり、予定装填数と計数結果とに差異があることを報知したりする構成は、以下の第2および第3実施形態においても実施可能である。
また、前述した予定装填数とカウントセンサ48による計数結果とが一致した場合には、カセット13に対する景品19の装填が完了したことになるので、制御部90が、その旨(景品19の装填が完了したこと)を表示部5の表示やブザー等で報知してもよい。これに応じて、前述した引出ユニット3の収納位置におけるロックが自動で解除され、引出ユニット3が引き出せるようになってもよい。
<第2実施形態>
図11は、第2実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。なお、第2実施形態に係る景品搬送部6の説明に際し、第1実施形態に係る景品搬送部6と対応する部品には、同一の符号を付して、その構成や、当該構成による作用や効果についての説明を省略する。
図11を参照して、第2実施形態に係る景品搬送部6は、前述した本体部33の前端部側(図11における左側)において反転シュート49(図6参照)が省略され、代わりに、本体部33の搬送面33A側に反転ユニット60が設けられている点で、第1実施形態に係る景品搬送部6と異なる。しかし、それ以外の構成については、第2実施形態に係る景品搬送部6は、第1実施形態に係る景品搬送部6と共通である。ただし、第2実施形態に係る景品搬送部6では、反転ユニット60を設けるのに応じて、前述したパレット保持部34の支持バー35の長さ等を適宜変更している。
反転ユニット60は、平面視でパレット20とほぼ同じ大きさを有する直方体形状であって、本体部33の搬送面33Aの各リブ37に固定されている。そのため、反転ユニット60は、本体部33と一体化されていて、リブ37の高さ分の間隔を隔てて本体部33の搬送面33Aに対向している。図11の姿勢にある反転ユニット60を基準として、反転ユニット60において、平面視で景品セット部12のパレット20の各収容窪み21(1つのパレット20で40個存在する。図5参照)と重なる位置には、前述した反転シュート49(図8参照)が1つずつ配置されている。
次に、第2実施形態に係る景品搬送部6による景品装填処理について説明する。
図12Aおよび図12Bは、図11に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。
第2実施形態に係る景品搬送部6による景品装填処理は、景品19を反転させる手順以外は、第1実施形態に係る景品搬送部6による景品装填処理とほぼ同じである。
つまり、第1実施形態と同様に、景品セット部12における最上位のパレット20が、フック31によって上方ヘ移動させられ、図12Aに示すように、パレット保持部34(レバー36)に保持される。このとき、当該パレット20の上面は、反転ユニット60に対して下から対向する。このとき、右側から見て当該パレット20と反転ユニット60との間には、隙間がほとんどない。この状態で、当該パレット20における各収容窪み21内の景品19は、表面19Aを上方へ向けた状態で、反転ユニット60において対応する反転シュート49(平面視で重なる位置にある反転シュート49)に対して下から対向している。
次いで、パレット保持部34においてパレット20を保持した状態にある反転搬送ユニット32が、パレット20を保持した状態で、図12Bに示すように、回転軸Xを中心として半回転する(図12Bの破線矢印参照)。
すると、第1実施形態と同様に、本体部33において、搬送面33Aが上面となり、裏面33Bが下面となる。そして、空パレット上昇部39が本体部33の下側に位置し、パレット保持部34に保持されたパレット20および反転ユニット60が本体部33の上側に位置するようになる。このとき、当該パレット20の上下の向きが逆になり、パレット20内の40個の景品19の上下の向きも逆になる。そのため、パレット20内にあるときの各景品19(図12Bにおいて点線で示した景品19を参照)では、表面19Aが下面となり、裏面19Bが上面となる。つまり、第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、反転搬送ユニット32は、半回転することによって、各景品19を表裏が逆になるように反転させる。
そして、パレット20内の40個全ての景品19は、反転搬送ユニット32の半回転によって上下の向きが逆になるのと同時に、このパレット20から、景品19の自重によって自然落下する。つまり、第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、反転搬送ユニット32は、半回転することによって、各景品19をパレット20から分離して落下させる。落下した各景品19は、真下の反転ユニット60における対応する反転シュート49(平面視で重なる位置にある反転シュート49)内に進入する。このとき、各景品19は、裏面19Bが上を向いた状態で反転シュート49内に落下し、前述した手順によって(図8参照)、表面19Aが上を向くように再反転してから、反転シュート49から抜け落ちて本体部33の搬送面33A上に載る。つまり、第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、反転シュート49は、反転搬送ユニット32によって反転された景品19を再度反転させることになる。ただし、第2実施形態は、景品19を反転搬送ユニット32によってパレット20から分離する際に反転させる点で、第1実施形態(景品19をカセット13に収納する直前に反転させる)と異なる。
なお、図12Bでは、各景品19(全部で40個の景品19)がパレット20から落下して反転シュート49で反転してから搬送面33A上に載るまでの移動軌跡が、点線で示されている。
搬送面33A上の40個の景品19は、パレット20に収容されていたときと同様に、前後方向に10個、左右方向に4個で並ぶように行列状で配置されている。つまり、前後に10個並んだ景品19の列が、本体部33上において左右に4列配置されている。当該4列は、カセット設置部11における2つのカセット13における収納部14(合計で4つの収納部14)のいずれかと左右方向で同じ位置にある。また、本体部33上の40個全ての景品19では、裏面19Bが下面となって搬送面33Aに接触していて、表面19Aが上面となっている。
その後、本体部33上の景品19は、第1実施形態と同様に、前進する搬送突起38によって前側へ搬送され、落下爪46と落下爪47との隙間Y(図7F参照)から落下する。ただし、第1実施形態とは異なり、落下爪46と落下爪47との隙間Yから落下した景品19の先には、反転シュート49(図7F参照)が存在しないので、景品19は、表面19Aが上を向いた状態で、落下爪46と落下爪47との隙間Yから真下の収納部14の上部開口15に直接落下し、収納部14内の集積部24(ステージ26)に受けられる。
そして、1列10個の景品19が各収納部14に収納されると、パレット保持部34に保持されていた空のパレット20は空パレット保持部50に受け渡され、景品セット部12の新しいパレット20の景品19が、先程と同様の手順でカセット13の収納部14に収納される。そして、各収納部14に景品19が充填されると、カセット13に対する景品19の装填が完了するので、引出ユニット3が引き出されてから、当該カセット13が従業員によって抜き出されて景品払出機(図示せず)にセットされる。
<第3実施形態>
図13は、第3実施形態に係る景品搬送部6を有する景品装填装置1の要部を右側方から見た模式図である。なお、第3実施形態に係る景品搬送部6の説明に際し、第1実施形態および第2実施形態に係る景品搬送部6と対応する部品には、同一の符号を付して、その構成や、当該構成による作用や効果についての説明を省略する。
図13を参照して、第3実施形態に係る景品搬送部6は、リフト部27だけが、第1実施形態および第2実施形態に係る景品搬送部6と共通しており、それ以外については、独自の構成を有している。
また、リフト部27において、前後のガイドレール28,29の間において、ガイドレール28,29のそれぞれの近傍には、空パレット退避部70が1つずつ設けられている。図13では、待機位置にある空パレット退避部70が図示されており、待機位置の各空パレット退避部70は、右側面視において、景品セット部12のパレット20とガイドレール28,29との間において、フック31の近傍に配置されている。前後の空パレット退避部70は、景品セット部12における最上位のパレット20の左側(図13の紙面奥側)に回り込んで、右側(図13の紙面手前側)へ移動し、最上位のパレット20だけを右側へずらすことができる。装置本体2は、各空パレット退避部70を移動させるモータ等の駆動部(図示せず)を備えている。
また、景品搬送部6は、第3実施形態の独自の構成として、景品積層ユニット71と、カセット保持部82と、シャッター部84とを含んでいる。
景品積層ユニット71は、景品セット部12のパレット20の真上に配置されている。景品積層ユニット71は、後上側へ傾斜した状態で平行に延びる第1ガイドレール72、第2ガイドレール73およびガイド74と、ステージ75と、吸着部77(景品分離部)とを含んでいる。
第1ガイドレール72、第2ガイドレール73およびガイド74のそれぞれは、景品セット部12のパレット20(前後のガイドレール28,29に挟まれた領域)から前後にはみ出るように延びている。第1ガイドレール72、ガイド74および第2ガイドレール73は、下から(パレット20に近い側)からこの順番で配置されている。ガイド74と第2ガイドレール73との間には、スリット16を下に向けてガイド74および第2ガイドレール73に沿って傾けられたカセット13が入り込める程度の空間Qが確保されている(図14I参照)。ガイド74は、左右方向(図13の紙面の厚さ方向)に所定の幅を有する板状である。ガイド74の上面には、カセット13(ここでは、左右に並んだ2本のカセット13)が載せられる。
ステージ75は、板状であり、その一端が、左右方向に延びる軸76を介して第1ガイドレール72に連結されている。ステージ75は、右側面視において、軸76を中心として回動することができ、回動位置によっては、図13に示すように、第2ガイドレール73とガイド74との間の空間Q内まではみ出すことができる。図13におけるステージ75の姿勢を待機姿勢ということにする。また、ステージ75は、第1ガイドレール72に沿って移動することもできる。景品積層ユニット71は、ステージ75を移動させたり、回動させたりするモータ等の駆動部(図示せず)を備えている。
吸着部77は、本体部78、吸着アーム79および吸着パッド80を含んでいる。本体部78は、第2ガイドレール73に支持されており、第2ガイドレール73に沿って移動することができる。吸着アーム79は、所定の長さを有しており、長さ方向における一端(図13における上端)が本体部78に対して下側から接続され、長さ方向における他端(図13における下端)が吸着パッド80に対して上側から接続されている。吸着パッド80は、たとえば吸盤に似た構成を有している。これに応じて、吸着アーム79は、チューブ状になっていて、吸着アーム79の内部と吸着パッド80とがつながっている。本体部78は、コンプレッサー(図示せず)を内蔵していて負圧を発生させることができる。これにより、吸着アーム79および吸着パッド80の内部が真空状態になるので、吸着パッド80は、その下面の開放部分において、吸着力を発生することができる。
右側面視において、吸着アーム79は、本体部78寄りの回動軸81を中心として折れ曲ることができるリンク機構であるので、吸着パッド80は、回動軸81を中心として回動可能である。景品積層ユニット71は、本体部78(吸着部77全体)を移動させたり、本体部78のコンプレッサーを稼動させたり、吸着パッド80を回動させたりするモータ等の駆動部(図示せず)を備えている。
カセット保持部82は、景品積層ユニット71よりも前側に位置し、ガイド74と第2ガイドレール73との間の空間Qに対して前下側から臨むように配置されたレバーである。カセット保持部82は、右側面視において、その長手方向端部(図13における上端部)に設けられて左右に延びる軸83を中心として回動可能である。軸83は、装置本体2に支持されている。図13に示すように、ガイド74および第2ガイドレール73に対して直交するように後下側へ延びているときのカセット保持部82は、ロック姿勢にある。装置本体2は、カセット保持部82を回動させるモータ等の駆動部(図示せず)を備えている。
シャッター部84は、カセット保持部82よりも前側に位置し、ガイド74と第2ガイドレール73との間の空間Qに対して前下側から臨むように配置された板状体である。シャッター部84は、右側面視において、その長手方向端部(図13における上端部)に設けられて左右に延びる軸85を中心として回動可能である。軸85は、装置本体2に支持されている。図13に示すように、略鉛直方向に沿って下側へ延びているときのシャッター部84は、閉鎖姿勢にある。装置本体2は、シャッター部84を回動させるモータ等の駆動部(図示せず)を備えている。閉鎖姿勢のシャッター部84よりも前側(図13における左側)に、カセット設置部11が配置されている。カセット設置部11には、空のカセット13が設置されている(図示せず)。
次に、第3実施形態に係る景品搬送部6による景品装填処理について説明する。
図14A〜図14Jは、図13に示す景品搬送部6による景品装填処理の手順を示す模式図である。
まず、吸着部77は、図14Aに示すように、第2ガイドレール73の前端部側の待機位置にあり、吸着部77の吸着パッド80は、本体部78から後下側へ垂れ下がった状態で、景品セット部12における最上位のパレット20における最前列の景品19の真上に位置している。
次いで、前後のフック31が最上位のパレット20の把持部22に引っ掛かり、この状態で、図14Bに示すように上限(第2ガイドレール72の手前)まで上昇する。
フック31の上昇が停止したとき、最上位のパレット20は、景品積層ユニット71に対して下側から隣接している。このとき、吸着部77の吸着パッド80が、当該最上位のパレット20における最前列の4つの景品19(パレット20において前後10個の景品19で構成された4列のそれぞれにおける最前列の景品19)の表面19Aに対して真上から対向している。なお、吸着部77は、前記4列に応じて4つ設けられて左右に並んでいてもよく、この場合、各吸着部77の吸着パッド80が各列における最前列の景品19の表面19Aに対して真上から対向する。ただし、この実施形態では、1つの吸着パッド80が左右4つの景品19の表面19Aに対して真上から対向する。
この状態で、吸着部77の本体部78が負圧を発生し、図14Cに示すように、吸着パッド80が真下の(最前列の4つの)景品19の表面19Aに対して上から吸着する。
その後、図14Dに示すように、吸着部77では、吸着アーム79が回動軸81において折れ曲ることで、吸着パッド80が、左右に並んだ4つの景品19に吸着した状態で、右側面視において時計回りに略90°回動し、これらの景品19をパレット20から分離する。図14Dでは、回動前の吸着アーム79、吸着パッド80および景品19を点線で示し、回動後の吸着アーム79、吸着パッド80および景品19を実線で示している。景品19が吸着パッド80に伴われて回動する先には、待機姿勢のステージ75が位置している。そのため、吸着パッド80に伴われて回動した左右4つ(図14Dでは重なって1つに見えている)の景品19は、それぞれの裏面19Bがステージ75の後側面に接触しつつ左右に並んだ状態で、前述した空間Qにおいて、ガイド74上に載せられる。その後、吸着部77の本体部78が負圧を発生しなくなるので、これらの景品19から吸着パッド80が外れる。
図14Eに示すように、フック31に保持されている最上位のパレット20では、当初最前列にあった4つの景品19がなくなっている。そこで、吸着部77では、本体部78が第2ガイドレール73に沿って後上側へ移動することによって、当該パレット20において新しく最前列になった左右4つの景品19側へ向かう。さらに、吸着パッド80が、回動することによって、当該パレット20において新しく最前列になった4つの景品19側へ向かう。そして、吸着パッド80は、これらの景品19を吸着して、先程と同じように、待機姿勢のステージ75に接触している景品19(左右方向で同じ位置にある景品19)の上に後上側から重ねる。同様の手順で、図14Fに示すように、フック31に保持されている最上位のパレット20の景品19を前側の景品19から順に、吸着パッド80で吸着することによってパレット20から取り外し、ガイド74に沿ってステージ75上に積層する。ここで、景品19がステージ75上に円滑に積層できるように、景品19をステージ75上に次々と積層するのに応じて、ステージ75が第1ガイドレール72に沿って後上側へ徐々に移動する。
ステージ75上において積層状態にある景品19のそれぞれでは、表面19Aが後上側を向いている。そして、パレット20において40個の景品19が全てなくなってパレット20が空になると、ステージ75上の空間Qには、ガイド74に沿って積層された10個の景品19の列が左右に並んで4列配置されている。
パレット20が空になると、吸着部77は、第2ガイドレール73の前端部側の待機位置に戻る。これに応じて、景品19が積層されたステージ75も第2ガイドレール73の前端部側(第1ガイドレール72の前端部側)へ移動する。
次いで、空になったパレット20がフック31に保持されている状態において、フック31は、図14Fに示すように、このパレット20を伴って空パレット退避部70の近傍の空パレット退避位置まで下降する。
次いで、空パレット退避部70が、この空のパレット20の左側に回り込んで当該パレット20を右側へ押す。これにより、空のパレット20が、フック31から外れて、図14Gに示すように、景品セット部12において上下に積み重ねられたパレット20の右側に落下し(図14Gの実線矢印を参照)、収容窪み21を右側へ露出した状態で立つ。空のパレット20は、このように立った状態で、装置本体2内に一時保管される。
そして、図14A〜図14Gで説明した手順を繰り返すことによって、景品セット部12における最上位のパレット20から景品19を取り外し、ステージ75上に積層する。また、空になったパレット20は、空パレット退避部70によって景品セット部12におけるパレット20の右側に落とされて、立った状態になる。
そして、図14Hに示すように、ステージ75上に積層された40個の景品19の列が左右に4列形成されると、ステージ75および吸着部77は、景品19の当該4列を伴って、第1ガイドレール72、第2ガイドレール73およびガイド74に沿って後上側の所定位置(カセット挿入位置ということにする)まで移動する。
次いで、今まで閉鎖姿勢(図14G参照)にあったシャッター部84が上向きに回動して開き、第2ガイドレール73とガイド74との空間Qを前側のカセット設置部11側へ露出させる。そして、装置本体2内に設けられたカセット搬送機構(図示せず)や、従業員の手作業(この場合、カセット設置部11が機外に露出されている)によって、図14Iに示すように、2つのカセット13を左右に並べた状態で、第2ガイドレール73とガイド74との間の空間Qに対して前側から挿入する。カセット13の挿入に際して、カセット保持部82が邪魔にならないように回動する。カセット13の挿入が完了すると、カセット保持部82は、図14Iに示すロック姿勢をとって、各カセット13に対して前側から当接し、カセット13が第2ガイドレール73とガイド74との間の空間Qから抜け落ちないようにする。また、シャッター部84が下向きに回動して閉鎖姿勢になる(図14J参照)。
この状態において、各カセット13では、スリット16が下側を向き、上部開口15が後上側を向いている。上部開口15の先には、左右4列の景品19(1列あたり40個の景品19)を載せた(待機姿勢の)ステージ75が位置している。
次いで、吸着部77の吸着パッド80によるステージ75上の景品19に対する吸着を解除してから、待機姿勢のステージ75を、景品19の4列を伴って、第1ガイドレール72に沿って前下側へ移動させる。すると、ステージ75は、各カセット13の収納部14に対して上部開口15およびスリット16を介して進入し、これに伴い、図14Jに示すように、ステージ75上の各列の景品19が、積層状態で、対応する(左右方向で同じ位置にある)収納部14内に一括で装填される。なお、ステージ75では、ステージ75上の景品19の4列において隣り合う列の境界において分岐していて、分岐した部分が、その上の景品19の列(1列)を載せた状態で、対応する収納部14に対して上部開口15およびスリット16を介して進入する。または、ステージ75は、景品19の4列に応じて4つ左右に並んで設けられていて、個々のステージ75が、その上の景品19の列(1列)を載せた状態で、対応する収納部14に対して上部開口15およびスリット16を介して進入してもよい。
景品19の列が全て収納部14内に収納されると、ステージ75は、図14Jに示すように、第1ガイドレール72との連結部分を中心として下向きに回動することによって、カセット13のスリット16を介して収納部14の外へ退避する。これにより、各カセット13の収納部14には、40個の景品19が、個々の表面19Aを後上側へ向けつつ積層状態で装填されている。
その後、今まで閉鎖姿勢だったシャッター部84と、今までロック姿勢だったカセット保持部82のそれぞれを上向きに回動させて空間Qを前側のカセット設置部11側へ露出させる。次いで、前述したカセット搬送機構(図示せず)や、従業員の手作業によって、従業員が、各カセット13をカセット設置部11側へ抜き出す。その後、従業員が当該カセット13を前述した景品払出機(図示せず)にセットすることによって、景品払出機(図示せず)では、景品19の払い出しが可能になる。
以上のように、第1〜第3実施形態のいずれの景品装填装置1においも、カセット設置部11にカセット13を設置し、景品セット部12に景品19をセットすれば、景品搬送部6が、景品セット部12にセットされた景品19をカセット13まで搬送してカセット13に自動装填してくれる。そのため、カセット13に景品19を装填するための手間を削減することができる。
一例として、このカセット13(1つのカセット13において収納部14が2つ分で80個の景品19が装填される)が14個収容される景品払出機の場合、手作業でパレット20から景品19を取り出して14個のカセット13全てに装填するのに、40分程度かかる。しかし、この景品装填装置1を用いれば、全てのカセット13に対する景品19の装填を数分(動作開始のために操作部4を操作してから5分程度)で完了できるので、その分、景品装填作業の時間短縮(換言すれば、景品装填に伴う景品払出機の休止時間の短縮)を図れる。
また、景品装填装置1によって景品19をカセット13に自動装填する場合には、手作業の場合に比べて、景品19の紛失や、カセット13内で景品19が立ってしまう(水平になるようにきれいに収容されてない)といったミスを低減できる。
また、40個の景品19で構成された景品群の層(つまり、40個の景品19を収容したパレット20)を、景品セット部12において、複数積層しておけば、これらの複数層の景品群を用いて、カセット13に景品19を速やかに装填することができる。
さらに、第1〜第3実施形態のいずれの景品装填装置1においても、パレット20(景品19が収容されたパレット20および空のパレット20の両方)を景品装填装置1の装置本体2内に保管できる。つまり、景品装填装置1をパレット20の保管庫として用いることができる。そのため、パレット20を遊技施設の事務所等に保管して、必要に応じてパレット20を事務所と景品装填装置1との間で移動させる場合に比べて、手間を省くことができるとともに、遊技施設の効率的な運用を実現できる。もちろん、空のパレット20は、景品装填装置1から取り出して、適当な保管スペースに放置しておいても構わない。
また、景品19が装填済みのカセット13を、カセット設置部11に設置したままにしておけば、景品装填装置1をカセット13の保管庫として用いることができる。なお、景品装填装置1を保管庫として用いる場合には、前述した引出ユニット3を収納位置でロックする構成とともに、従業員専用の鍵を設けておくことが、防犯の点から望ましい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、景品装填装置1において、パレット20からカセット13までの景品19の搬送経路の途中(前述した搬送面33A等)に、景品19の真偽を検出するセンサを設けておいてもよい。
また、前述したように景品19に複数の種類(ここでは、小景品および大景品)がある場合には、その種類に応じて、カセット13のセット位置等が微妙に異なる。そこで、景品装填装置1では、従業員が操作部4をマニュアル操作することによって、景品19の種類に応じて、当該セット位置等の調整ができるようになっていてもよい。
また、第1実施形態(図6参照)および第2実施形態(図11参照)では、景品搬送部6の本体部33において、景品19の搬送方向における最下流側(カセット設置部11側)の端部に、カセット13の収納部14に装填しきれなかった景品19を収納するための景品収納部(図示せず)を設けておいてもよい。たとえば、カセット設置部11にセットされた左右の2つのカセット13における合計4つの収納部14において、全ての収納部14が当初から空とは限らず、空の収納部14もあれば、既にいくつかの景品19が収納された収納部14もある場合もある。この場合においても、全ての収納部14に対して、本体部33の搬送面33Aにおいて左右に4列配置された景品19が、各列において同じタイミングで(左右方向で同じ位置にある)収納部14に収納されていく。ただし、既にいくつかの景品19が収納された収納部14の場合には、景品19が装填しきれずに余ってしまう。当該余った景品19は、前述した落下部45(落下爪46,47は待機位置)を通過して景品収納部(図示せず)に回収されるとよい。このようにすれば、当初の景品19の収納数が異なる複数の収納部14において、最終的な(景品搬送部6による装填処理後の)景品19の収納数を最大枚数(ここでは、40個)にぴったり合わせることができる。
1 景品装填装置
6 景品搬送部
11 カセット設置部
12 景品セット部
13 カセット
19 景品
32 反転搬送ユニット
48 カウントセンサ
49 反転シュート
77 吸着部
90 制御部

Claims (5)

  1. 景品を景品カセットに装填するための景品装填装置であって、
    景品カセットが設置されるカセット設置部と、
    景品がセットされる景品セット部と、
    前記景品セット部にセットされた景品を景品カセットまで搬送する景品搬送部と
    を含み、
    前記景品セット部には、景品が整列状態でセット可能であり、
    前記景品搬送部は、前記景品セット部にセットされた整列状態の景品を分離する景品分離部を含み、
    前記景品分離部は、前記景品セット部にセットされた景品を表裏が逆になるように反転させる反転部を有することを特徴とする、景品装填装置。
  2. 前記景品搬送部は、前記反転部によって反転された景品を再度反転させる再反転部を有することを特徴とする、請求項記載の景品装填装置。
  3. 前記景品セット部には、前記景品搬送部によって一度に搬送される所定個数の景品が1層で前後左右に整列した状態でセット可能であることを特徴とする、請求項1または2記載の景品装填装置。
  4. 前記景品セット部には、前記所定個数の景品で構成された景品群が複数層に積層された状態でセット可能であることを特徴とする、請求項記載の景品装填装置。
  5. 景品カセットに対する景品の予定装填数を取得する取得手段と、
    前記景品搬送部によって景品カセットまで搬送されて当該景品カセットに装填された景品を計数する景品カウント手段と、
    前記取得手段が取得した予定装填数と、前記景品カウント手段による計数結果とに差異がある場合には、前記予定装填数と前記計数結果とに差異があることを報知する報知手段とを含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の景品装填装置。
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