JP5911824B2 - 多数個取りプリント配線板およびその製造方法、コイルパターンの検査方法 - Google Patents

多数個取りプリント配線板およびその製造方法、コイルパターンの検査方法 Download PDF

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本発明は、多数個取りプリント配線板およびコイルパターンの検査方法に関する。より詳しくは、本発明は、コイルパターンが形成された製品領域を複数備える多数個取りプリント配線板、および該コイルパターンのインダクタンスを検査する検査方法に関する。
スマートフォンなどの携帯情報端末に近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)機能やワイヤレス給電機能を実装するために、通信用あるいは受電用のアンテナが必要となる。このアンテナとして、ガラスエポキシ基板等の絶縁基板に形成されたコイルパターンが用いられる。
コイルパターンは、所定の周波数(例えば13.5MHz)でアンテナとして機能することが求められるため、コイルパターンのインダクタンス値を測定し、規定の範囲内に収まっていることを確認する必要がある。
なお、特許文献1には、プリント配線板に形成された導体パターンのインダクタンスを測定する検査装置が記載されている。
特許第4582869号
近年、携帯情報端末のさらなる薄型化・軽量化を図るために、フレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)に用いられる可撓性絶縁基材(ポリイミドフィルム等)にコイルパターンを形成することが検討されている。
ここで、コイルパターンを有するフレキシブルプリント配線板の製造方法について簡単に説明する。フレキシブルプリント配線板の製造においては、エッチングやめっき等の各種工程は、通常、ロールトゥロール(Roll to Roll)方式により行われる。ロールトゥロール方式では、長尺の可撓性絶縁基材が搬送される方向に、複数のシート領域が区画される。各シート領域は、複数の製品領域を含む。
長尺の可撓性絶縁基材をロールで搬送しながら、シート領域の各製品領域にコイルパターンを形成する。その後、可撓性絶縁基材からシート領域を切り出す。切り出されたシート領域は、多数個取りフレキシブルプリント配線板と呼ばれる。その後、多数個取りフレキシブルプリント配線板から製品領域が切り出され、製品としてのフレキシブルプリント配線板が得られる。なお、多数個取りフレキシブルプリント配線板から製品領域のフレキシブルプリント配線板を切り出すことを、「個片化」するともいう。
ロールトゥロール(Roll to Roll)方式において、長尺の可撓性絶縁基材は、両側のロールにより引っ張られた状態となるため、工程途中で切れてしまうおそれがある。そこで、可撓性絶縁基材に十分な剛性を付与するために、導電補強層が設けられる。この導電補強層は、エッチング工程で導電膜をパターニングしてコイルパターンを形成する際に、除去されずに残された導電膜である。導電補強層は、個片化する際に製品領域から切り離される。
ところで、当然のことながら、コイルパターンのインダクタンス値については、個片化された状態における測定値が規定の範囲内にあることが求められる。
しかしながら、本発明者らが個片化する前のコイルパターンのインダクタンス値と、個片化された後のコイルパターンのインダクタンス値とを測定した結果、両者のインダクタンス値の差は許容できない程度に大きいことが判明した。
個片化されたフレキシブルプリント配線板に対してインダクタンス測定を行う場合、多数のフレキシブルプリント配線板のハンドリングや測定プローブのアライメントなどに時間がかかるため、検査時間が長くなってしまうという問題がある。例えば、多数個取りフレキシブルプリント配線板に対してコイルパターンのインダクタンスを測定する場合に比べて、個片化された各フレキシブルプリント配線板に対してコイルパターンのインダクタンスを測定する場合は、10倍以上の時間を要してしまう。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、複数の製品領域にそれぞれ形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことが可能な多数個取りプリント配線板、および該多数個取りプリント配線板を用いたコイルパターンの検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による多数個取りプリント配線板は、
マトリックス状に並ぶ複数の製品領域と、前記複数の製品領域間の領域であり前記各製品領域を囲う補強領域とに区画された絶縁シートと、
前記各製品領域における前記絶縁シート上に形成されたコイルパターンと、
前記補強領域における前記絶縁シートを被覆するように前記絶縁シート上に形成された導電補強層と、
前記コイルパターンに発生する磁界により前記導電補強層に誘導される渦電流がそのコイルパターンが形成された製品領域を周回しないように、前記導電補強層が除去された渦電流遮断部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によるコイルパターンの検査方法は、
本発明の多数個取りプリント配線板に対し、前記各製品領域に形成されたコイルパターンのインダクタンスの値を順次検査することを特徴とする。
本発明に係る多数個取りプリント配線板においては、コイルパターンに発生する磁界により導電補強層に誘導される渦電流がそのコイルパターンが形成された製品領域を周回しないように、導電補強層が除去された渦電流遮断部が設けられている。
これにより、製品領域を周回する渦電流がコイルパターンと干渉することによってコイルパターンのインダクタンス値が実際の値よりも小さく測定されることを防止し、各製品領域に形成されたコイルパターンのインダクタンスを正確に測定することができる。
また、多数個取りプリント配線板の状態でインダクタンスを測定できることから、各製品領域のプリント配線板を切り出してインダクタンスを測定する場合に比べて、検査時間を大幅に短縮することができる。
よって、本発明によれば、複数の製品領域にそれぞれ形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板の平面図である。 (1)は、図1のA−A線に沿う断面図であり、(2)は、図1のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板の平面図である。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板の平面図である。 コイルパターンのインダクタンス値の測定結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、特に言及する場合を除き、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板1Aについて、図1および図2を参照して説明する。図1は、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Aの平面図を示している。また、図2(1)は、図1のA−A線に沿う断面図を示し、図2(2)は、図1のB−B線に沿う断面図を示している。
多数個取りフレキシブルプリント配線板1Aは、複数の製品領域Pが設けられた絶縁シート2と、各製品領域Pに形成されたコイルパターン3と、絶縁シート2を補強するための導電補強層4と、導電補強層4に設けられた渦電流遮断部5a,5bとを備えている。
以下、各構成要素について詳しく説明する。
絶縁シート2は、複数の製品領域Pと、製品領域P間の補強領域Qとに区画されている。絶縁シート2は、可撓性を有する絶縁基材であり、例えばポリイミドフィルムである。
製品領域Pは、フレキシブルプリント配線板が作製される領域であり、図1に示すように、マトリックス状に並んで配置されている。製品領域Pは、補強領域Qを挟んで設けられている。
なお、図1では、製品領域Pは、3行3列に配置されているが、本発明はこれに限るものではなく、他の配列(例えば5行5列)でもよい。
補強領域Qは、導電補強層4が形成される領域である。補強領域Qは、図1に示すように、複数の製品領域P間の領域であり、各製品領域Pを囲うように設けられている。
コイルパターン3は、図1に示すように、各製品領域Pにおける絶縁シート2上にそれぞれ形成されている。コイルパターン3は、電圧を印加するための端子3a,3bを有する。端子3a,3bは、絶縁シート2の上面に形成されている。コイルパターン3のインダクタンスを測定する際には、端子3a,3bに交流信号を印加する。
また、図1および図2からわかるように、コイルパターン3は、絶縁シート2の両面にそれぞれ形成された渦巻き状の導体を有し、二重巻構造のコイルとして形成されている。めっきスルーホール3cは、図2(1)に示すように、絶縁シート2の上面に形成された渦巻き状導体と、絶縁シート2の下面に形成された渦巻き状導体とを電気的に接続している。めっきスルーホール3dは、絶縁シート2の下面に形成された渦巻き状導体と、端子3aとを電気的に接続している。
なお、コイルパターン3の形状は、渦巻き状に限らず、所要の特性に応じて他の形状であってもよい。
導電補強層4は、絶縁シート2に剛性を付与するために設けられた導電体からなる層である。この導電補強層4を設けることで、ロールトゥロール方式による工程においてロールの張力により絶縁シート2が切れてしまうことが抑制される。
導電補強層4は、図1に示すように、補強領域Pにおける絶縁シート2を被覆するように、絶縁シート2上に形成されている。導電補強層4は、絶縁シート2の両面に、絶縁シート2の厚さ方向に見て互いに重なるように設けられている。
また、導電補強層4は、図1に示すように、複数本(図1では4本)の補強部4aと、複数本(図1では4本)の補強部4bとを有する。補強部4aの各々は第1の方向(図1では多数個取りフレキシブルプリント配線板の長辺方向)に互いに平行に走り、補強部4bの各々は第1の方向と直交する第2の方向(図1では多数個取りフレキシブルプリント配線板の短辺方向)に互いに平行に走る。ここで、第1の方向は、ロールトゥロール方式における絶縁シート2の搬送方向である。
渦電流遮断部5a,5bでは、図1および図2(2)に示すように、導電補強層4が除去され、絶縁シート2が露出している。より詳しくは、渦電流遮断部5aでは、絶縁シート2の上面に形成された導電補強層4が除去されており、渦電流遮断部5bでは、絶縁シート2の下面に形成された導電補強層4が除去されている。このように、渦電流遮断部5a,5bは、導電補強層4が部分的に除去された領域(間隙)である。
なお、渦電流遮断部5a,5bの幅が狭すぎる場合には、誘導された渦電流が電気的な短絡により製品領域Pを周回するおそれが高まる。反対に、渦電流遮断部5a,5bの幅が広すぎる場合には、ロールトゥロール方式による工程に必要な剛性を確保できないおそれが高まる。よって、渦電流遮断部5a,5bの幅については、電気的な短絡を防止し、かつ必要な剛性を確保することが可能な値(例えば、数百μm程度)にすることが好ましい。
製品領域Pの各々に対して、少なくとも1つの渦電流遮断部5a,5bが補強部4bに設けられる。図1の例では、第1列(左列)および第3列(右列)の製品領域Pに対して、1つの渦電流遮断部5a(絶縁シート2の下面については1つの渦電流遮断部5b)が補強部4bに設けられている。また、第2列(中列)の製品領域Pに対して、2つの渦電流遮断部5a(絶縁シート2の下面については2つの渦電流遮断部5b)が補強部4bに設けられている。
これにより、コイルパターン3に発生する磁界により導電補強層4に誘導される渦電流が、そのコイルパターン3が形成された製品領域Pを周回することが禁止される。そのため、製品領域Pを周回する渦電流がコイルパターン3と干渉することにより、コイルパターン3のインダクタンス値が個片化されたときの実際の値よりも小さく測定されることを防止することができる。よって、個片化する前の状態であっても、各製品領域Pのコイルパターン3のインダクタンス値を正確に測定することができる。
なお、図1に示すように、渦電流遮断部5a,5bは、絶縁シート2の厚さ方向に見て互いに重ならないように設けられていることが好ましい。即ち、絶縁シート2の上面に設けられた渦電流遮断部5aと、絶縁シート2の下面に設けられた渦電流遮断部5bとは、絶縁シート2の厚さ方向に見て互いに重ならないように設けられていることが好ましい。これにより、渦電流遮断部を設けることによる剛性の低下を可及的に抑制することができる。
また、端子3a,3bに電解めっき処理(電解ニッケルめっき、電解金めっき等)を施す場合には、図1に示すように、渦電流遮断部5a,5bは、補強部4bにのみ設けられていることが好ましい。これにより、めっきリード(図示せず)を介して補強部から端子に流れる電流が、渦電流遮断部5a,5bにより遮断されないようにすることができる。
次に、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Aの製造方法について、図2(1),(2)を参照して説明する。
まず、絶縁シート2(例えば25μm厚)の両面に、銅箔などの金属箔6(例えば18μm厚)が設けられた両面金属張積層板を準備する。次に、ドリル加工等により、両面金属張積層板の所定の位置に貫通孔を形成する。次に、電解銅めっき等のめっき処理により、両面金属張積層板の上面および下面、並びに貫通孔の内壁にめっき皮膜7(例えば20μm厚)を形成する。次に、金属箔6およびめっき皮膜7からなる導電膜をエッチングにより所定のパターンに加工してコイルパターン3を形成する。このエッチング工程の際に、渦電流遮断部5a,5bも形成される。その後、必要に応じて、コイルパターン3の渦巻き状導体を絶縁膜(図示せず)で被覆する。絶縁膜による被覆は、カバーレイの貼り合わせ、あるいは絶縁材料の塗布により行う。また、必要に応じて、端子3a,3bにめっき処理(電解ニッケルめっき、電解金めっき処理等)を施す。
上記の製造方法から明らかなように、電流遮断部5a,5bは、絶縁シート2上の導電膜(金属箔6およびめっき皮膜7)のエッチングによりコイルパターン3とともに形成されたものである。このように、渦電流遮断部5a,5bはコイルパターン3と一緒に形成されるため、新たな工程を追加する必要がないという利点がある。
上記のように、第1の実施形態では、製品領域Pの各々に対して、少なくとも1つの渦電流遮断部5a,5bが補強部4bに設けられている。これにより、コイルパターン3のインダクタンス検査を行う際、コイルパターン3に発生する磁界により導電補強層4に誘導される渦電流が、そのコイルパターン3が形成された製品領域Pを周回することが禁止される。そのため、製品領域Pを周回する渦電流がコイルパターン3と干渉することによってコイルパターン3のインダクタンス値が個片化されたときの実際の値よりも小さく測定されることを防止することができる。
よって、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Aに対し、製品領域Pに形成されたコイルパターン3のインダクタンスの値を順次測定することで、個片化してから検査する場合に比べて検査時間を大幅に短縮しつつ、コイルパターン3のインダクタンスを正確に検査することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、各製品領域Pに形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことが可能な多数個取りプリント配線板を提供することができる。
次に、第1の実施形態に係る2つの変形例について説明する。いずれの変形例も、各製品領域Pに形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことが可能である。
(第1の実施形態の第1の変形例)
第1の実施形態の第1の変形例について図3を参照して説明する。図3は、本変形例に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板1Bの平面図である。
第1の変形例では、図3に示すように、補強部4aに渦電流遮断部5a,5bが設けられている。
より詳しくは、渦電流遮断部5a(絶縁シート2の下面については渦電流遮断部5b)は、少なくとも2本の補強部4aにそれぞれ設けられている。図3の例では、渦電流遮断部5aは、4本の補強部4aの全てに設けられている。さらに、補強部4aに設けられた渦電流遮断部5a(絶縁シート2の下面については渦電流遮断部5b)は、図3に示すように、第2の方向(図3では多数個取りフレキシブルプリント配線板の短辺方向)に平行な一直線上に配置されない。これにより、渦電流遮断部を設けることによる剛性の低下を抑制することができる。
なお、図3に示すように、渦電流遮断部5a,5bは、絶縁シート2の厚さ方向に見て互いに重ならないように設けられていることが好ましい。これにより、渦電流遮断部を設けることによる剛性の低下をさらに抑制することができる。
第1の変形例では、製品領域Pの各々に対して、少なくとも1つの渦電流遮断部5a,5bが(補強部4bではなく)補強部4aに設けられている。これにより、第1の実施形態と同様、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Bに対して製品領域Pに形成されたコイルパターン3のインダクタンスの値を順次測定する際に、コイルパターン3のインダクタンス値が個片化されたときの実際の値よりも小さく測定されることを防止することができ、インダクタンス値を正確に測定することができる。
(第1の実施形態の第2の変形例)
次に、第1の実施形態の第2の変形例について図4を参照して説明する。図4は、本変形例に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板1Cの平面図である。
第2の変形例では、図4に示すように、補強部4aと補強部4bとが交差する領域に渦電流遮断部5cが設けられている。導電補強層4は、絶縁シート2の両面に、絶縁シート2の厚さ方向に見て互いに重なるように設けられている。
第2の変形例では、渦電流遮断部5cは、補強部4aと補強部4bとが交差する交差領域に設けられている。交差領域に渦電流遮断部を設けることで、多数個取りフレキシブルプリント配線板に形成される渦電流遮断部の数を減らすことができる。
また、第1の実施形態と同様、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Cに対して製品領域Pに形成されたコイルパターン3のインダクタンスの値を順次測定する際に、コイルパターン3のインダクタンス値が個片化されたときの実際の値よりも小さく測定されることを防止することができ、インダクタンス値を正確に測定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dについて、図5を参照して説明する。図5は、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dの平面図を示している。第1の実施形態と第2の実施形態との相違点の一つは、渦電流遮断部の構成である。
即ち、第1の実施形態の渦電流遮断部は、絶縁シート上の導電膜のエッチングによりコイルパターンとともに形成されたものであるのに対して、第2の実施形態の渦電流遮断部は、ロールトゥロール方式による諸工程が完了した後に、補強領域Qの所定の領域を打ち抜くことにより形成されたものである。
多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dは、図5に示すように、複数の製品領域Pが設けられた絶縁シート2と、各製品領域Pに形成されたコイルパターン3と、絶縁シート2を補強するための導電補強層4と、導電補強層4に設けられた渦電流遮断部5dとを備えている。
渦電流遮断部5dは、絶縁シート2の上面に形成された導電補強層4、絶縁シート2、および絶縁シート2の下面に形成された導電補強層4が除去された貫通孔である。
なお、図5において、渦電流遮断部5dは補強部4bに設けられているが、本発明はこれに限らず、渦電流遮断部5dは補強部4aに設けられてもよい。あるいは、渦電流遮断部5dは補強部4aと補強部4bの両方に設けられてもよい。
また、図5において、渦電流遮断部5dは、多数個取りフレキシブルプリント配線板の長辺方向に延びる直線上に2つ並んで配置されているが、当該直線上に並ばないように配置してもよい。
また、渦電流遮断部5dの幅については、電気的な短絡を防止し、かつ必要な剛性を確保することが可能な値(例えば、数百μm〜数mm程度)にすることが好ましい。
ここで、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dの製造方法について説明する。
まず、絶縁シート2の両面に、銅箔などの金属箔が設けられた両面金属張積層板を準備する。次に、ドリル加工等により、両面金属張積層板の所定の位置に貫通孔を形成する。次に、電解銅めっき等のめっき処理により、両面金属張積層板の上面および下面、並びに貫通孔の内壁にめっき皮膜を形成する。次に、金属箔およびめっき皮膜からなる導電膜をエッチングにより所定のパターンに加工して、コイルパターン3および導電補強層4を形成する。その後、必要に応じて、コイルパターン3の渦巻き状導体を絶縁膜(図示せず)で被覆する。また、必要に応じて、端子3a,3bにめっき処理(電解ニッケルめっき、電解金めっき処理等)を施す。
ロールトゥロール方式による工程が全て終了した後、長尺の絶縁シートから多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dを切り出す。そして、金型あるいはパンチ等を用いて、補強領域Qの所定の領域を打ち抜くことにより、渦電流遮断部5dを形成する。なお、渦電流遮断部5dの形成は、コイルパターン3のインダクタンス検査の直前に行ってもよい。
金型を用いる場合は、複数(図5では6つ)の渦電流遮断部5dを一括して形成できるため、所要時間を短縮できるという利点がある。一方、パンチを用いる場合は、専用の金型を用意する必要がなく、低コストであるという利点がある。
なお、端子3a,3bと導電補強層4とを電気的に接続するめっきリードが設けられている場合には、渦電流遮断部5dを打ち抜きにより形成する際に、めっきリードの断線処理を一緒に行ってもよい。これにより、多数個取りフレキシブルプリント配線板の製造を効率化することができる。
上記の製造方法から明らかなように、電流遮断部5dは、ロールトゥロール方式による工程が終了した後に打ち抜きにより形成されたものである。よって、第2の実施形態の場合、渦電流遮断部の形成に伴う剛性の低下がロールトゥロール方式による工程に全く影響を与えないという利点がある。
第2の実施形態では、製品領域Pの各々に対して、少なくとも1つの渦電流遮断部5dが補強部4aまたは補強部4bに設けられている。これにより、コイルパターン3のインダクタンス検査を行う際、コイルパターン3に発生する磁界により導電補強層4に誘導される渦電流が、そのコイルパターン3が形成された製品領域Pを周回することが禁止される。そのため、製品領域Pを周回する渦電流がコイルパターン3と干渉することによってコイルパターン3のインダクタンス値が個片化されたときの実際の値よりも小さく測定されることを防止することができる。
よって、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Dに対し、製品領域Pに形成されたコイルパターン3のインダクタンスの値を順次測定することで、個片化してから検査する場合に比べて検査時間を大幅に短縮しつつ、コイルパターン3のインダクタンスを正確に検査することができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、各製品領域Pに形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことが可能な多数個取りプリント配線板を提供することができる。
なお、渦電流遮断部5dを、補強部4aと補強部4bとが交差する交差領域に設けてもよい。この場合、金型またはパンチ等により、交差領域を打ち抜くことにより渦電流遮断部5dを形成する。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板1Eについて、図6を参照して説明する。図6は、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Eの平面図を示している。第3の実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた実施形態である。
多数個取りフレキシブルプリント配線板1Eは、図6に示すように、複数の製品領域Pが設けられた絶縁シート2と、各製品領域Pに形成されたコイルパターン3と、絶縁シート2を補強するための導電補強層4と、導電補強層4に設けられた渦電流遮断部5a,5b,5dとを備えている。
また、多数個取りフレキシブルプリント配線板1Eは、渦電流遮断部として、絶縁シート2上の導電膜のエッチングによりコイルパターン3とともに形成された渦電流遮断部5a,5bと、ロールトゥロール方式による工程が完了した後に補強領域Qの所定の領域を打ち抜くことにより形成された渦電流遮断部5dとを備えている。
これにより、渦電流遮断部の総数を一定数に維持しつつ、渦電流遮断部5a,5bの数および渦電流遮断部5dの数をいずれも減らすことができる。
エッチングにより形成される渦電流遮断部の数が減ることにより、渦電流遮断部5a,5bの形成に伴う絶縁シートの剛性の低下を抑制して、ロールトゥロール方式による工程での不具合発生のリスクを可及的に抑えることができる。
さらに、打ち抜きにより形成される渦電流遮断部の数が減ることにより、金型を用いる場合は、より小さく、安価な金型を適用できるようになり、パンチを用いる場合は、パンチ回数を減らして打ち抜き工程の所要時間を短縮することができる。
なお、図6に示すように、渦電流遮断部5a,5bは補強部4bに設けられ、渦電流遮断部5dは補強部4aに設けられている。これにより、ロールトゥロール方式による電解めっき工程の際、絶縁シートの搬送方向に電流を流すことが可能となり、ロールトゥロール方式による電解めっき工程が妨げられない。
第3の実施形態による渦電流遮断部の配置は図6に示すものに限られず、渦電流遮断部5a,5bを補強部4aに設け、渦電流遮断部5dを補強部4bに設けてもよい。あるいは、渦電流遮断部5a,5b,5dのいずれも、補強部4aまたは補強部4bに設けてもよい。また、渦電流遮断部5a,5bに代えて、あるいは渦電流遮断部5a,5bとともに、前述の交差領域の渦電流遮断部5cを設けてもよい。また、渦電流遮断部5dは、補強部4aと補強部4bとが交差する交差領域を打ち抜いて形成されたものでもよい。
第1および第2の実施形態と同様、第3の実施形態によれば、各製品領域Pに形成されたコイルパターンのインダクタンス検査を正確に且つ効率良く行うことが可能な多数個取りプリント配線板を提供することができる。
以上、本発明に係る3つの実施形態について説明した。上記実施形態の説明においては、コイルパターン3は、絶縁シート2の両面にそれぞれ形成された渦巻き状の導体を有する二重巻構造であったが、本発明はこれに限らない。即ち、コイルパターン3は、絶縁シート2の片面にのみ形成された渦巻き状の導体を有する単巻構造であってもよい。あるいは、コイルパターン3は、多層フレキシブルプリント配線板に形成され、絶縁シート2の両面にそれぞれ形成された渦巻き状の導体に加えて、多層フレキシブルプリント配線板の内層に設けられた渦巻き状の導体を有する三重巻以上の構造であってもよい。
また、上記説明においては、渦電流遮断部の平面形状は、四角形状であったが、本発明はこれに限るものではない。渦電流遮断部の平面形状は、導電補強層4の電気的接続を遮断する形状であればよく、例えば、波形状、ギザギザ状、ミアンダ状などでもよい。
<インダクタンスの測定結果>
上述の第1〜第3の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板に対して、製品領域P内に形成された9個のコイルパターン(ID:1〜9)のインダクタンス測定を行った結果を図7に示す。図7中、カラム“A”、カラム“B”およびカラム“C”はそれぞれ、第1〜第3の実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板に対してインダクタンス測定を行った結果を示している。
インダクタンスの測定は、インピーダンスアナライザーを用い、自動平衡ブリッジ法による4端子測定により行った。なお、測定周波数は100kHzとした。
図7に示すように、第1〜第3のいずれの実施形態に係る多数個取りフレキシブルプリント配線板についても、測定されたインダクタンス値は、個片化したフレキシブルプリント配線板の測定結果と比較して1%以下の誤差範囲内に収まっていることが確認された。
これは、渦電流遮断部を設けることで、コイルパターン3に発生する磁界により導電補強層4に誘導される渦電流が製品領域Pを周回することがなくなることによるものと考えられる。より詳しくは、渦電流遮断部を設けることで、製品領域Pを周回する渦電流とコイルパターン3との干渉によりコイルパターン3のインダクタンス値を低く見せる現象が起こらないためであると考えられる。
また、測定時間については、個片化したフレキシブルプリント配線板についてそれぞれのインダクタンスを測定する場合に比べて、1/10以下であった。
このように、渦電流遮断部が設けられた多数個取りプリント配線板に対して、各製品領域Pに形成されたコイルパターン3のインダクタンスの値を順次検査するコイルパターンの検査方法によれば、効率の良いインダクタンス検査を正確に行うことができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1A,1B,1C,1D,1E 多数個取りプリント配線板
2 絶縁シート
3 コイルパターン
3a,3b 端子
3c,3d めっきスルーホール
4 導電補強層
4a,4b 補強部
5a,5b,5c,5d 渦電流遮断部
6 金属箔
7 めっき皮膜
P 製品領域
Q 補強領域

Claims (10)

  1. マトリックス状に並ぶ複数の製品領域と、前記複数の製品領域間の領域であり前記各製品領域を囲う補強領域とに区画された絶縁シートと、
    前記各製品領域における前記絶縁シート上に形成されたコイルパターンと、
    前記補強領域における前記絶縁シートを被覆するように前記絶縁シート上に形成された導電補強層と、
    前記コイルパターンに発生する磁界により前記導電補強層に誘導される渦電流がそのコイルパターンが形成された製品領域を周回しないように、前記導電補強層が除去された渦電流遮断部と、
    を備えることを特徴とする多数個取りプリント配線板。
  2. 前記導電補強層は、各々が第1の方向に互いに平行に走る複数本の第1の補強部と、各々が前記第1の方向と直交する第2の方向に互いに平行に走る複数本の第2の補強部とを有し、
    前記製品領域の各々に対して、少なくとも1つの前記渦電流遮断部が前記第1または第2の補強部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多数個取りプリント配線板。
  3. 前記導電補強層は、前記絶縁シートの両面に、前記絶縁シートの厚さ方向に見て互いに重なるように設けられ、
    前記渦電流遮断部は、前記絶縁シートの厚さ方向に見て互いに重ならないように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の多数個取りプリント配線板。
  4. 前記第1の方向は、ロールトゥロール方式における前記絶縁シートの搬送方向であり、前記渦電流遮断部は、前記第2の補強部にのみ設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の多数個取りプリント配線板。
  5. 前記第1の方向は、ロールトゥロール方式における前記絶縁シートの搬送方向であり、 前記渦電流遮断部は、前記複数本の第1の補強部のうち少なくとも2本の前記第1の補強部にそれぞれ設けられ、かつ、前記第1の補強部に設けられた前記渦電流遮断部は、前記第2の方向に平行な一直線上に配置されないことを特徴とする請求項2または3に記載の多数個取りプリント配線板。
  6. 前記導電補強層は、各々が第1の方向に互いに平行に走る複数本の第1の補強部と、各々が前記第1の方向と直交する第2の方向に互いに平行に走る複数本の第2の補強部とを有し、
    前記渦電流遮断部は、前記第1の補強部と前記第2の補強部とが交差する交差領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多数個取りプリント配線板。
  7. 前記絶縁シート上の導電膜をエッチングすることにより、前記コイルパターンとともに前記渦電流遮断部を形成することを特徴とする請求項1に記載の多数個取りプリント配線板の製造方法。
  8. ロールトゥロール方式による工程が完了した後に、前記補強領域の所定の領域を打ち抜くことにより前記渦電流遮断部を形成することを特徴とする請求項1に記載の多数個取りプリント配線板の製造方法。
  9. 前記渦電流遮断部は、第1の渦電流遮断部および第2の渦電流遮断部を有し、
    前記絶縁シート上の導電膜をエッチングすることにより、前記コイルパターンとともに前記第1の渦電流遮断部を形成し、ロールトゥロール方式による工程が完了した後に、前記補強領域の所定の領域を打ち抜くことにより前記第2の渦電流遮断部を形成することを特徴とする請求項1に記載の多数個取りプリント配線板の製造方法。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の多数個取りプリント配線板に対し、前記各製品領域に形成されたコイルパターンのインダクタンスの値を順次検査することを特徴とするコイルパターンの検査方法。
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