JP5911064B2 - ワーク搬送機構 - Google Patents
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Description
したがって、特許文献1の技術では、ワーク搬送機構が高価になる。
すなわち、チェーン(25)に衝撃力が加わる。
衝撃力は速度の二乗に比例するために、チェーン(25)保護の観点から、ライン速度を下げる対策が講じられる。結果、生産性が低下する。
また、遊びの分だけ位置精度が低下するため、位置センサによる位置補正が不可欠となり、ワーク搬送機構が更に高価になる。
このワーク搬送機構は、
前記ステーションを通るように設けられる第1軌道と、この第1軌道で案内され前記ワークを載せるワーク台と、前記第1軌道に沿って設けられる第2軌道と、前記ワーク台に設けられ前記第2軌道を走行することで前記ワーク台を走行させる推進機構とからなり、
前記第2軌道に、前記第1軌道と交差する向きに曲げられたクランク部を備え、
前記推進機構は、前記クランク部に沿って旋回する旋回駆動輪を備え、
前記ワーク台は、前記旋回駆動輪が前記第1軌道と交差する方向へ移動することを許容するガイド部材を備えていることを特徴とする。
柱状メンバーが、シリンダユニットであって、支持部材に向かってワーク受け部材を接近させることができるようにしたことを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構が提供される。
ステーションに切削工具を設けておけば、シリンダユニットによりワークを切削工具に接近させることができ、機械加工を円滑に実施させることができる。
図1に示すように、ワーク搬送機構10は、ステーション11を通るように設けられる第1軌道12と、この第1軌道12で案内されるワーク台13と、第1軌道12に沿って設けられる第2軌道14と、ワーク台13に設けられ第2軌道14を走行することでワーク台13を走行させる推進機構(図4、符号20)とからなる。
図2に示すように、第1軌道12は、内側レール15と外側レール16とからなる。
第2軌道14は、内側レール15と外側レール16との間に敷設される。
ステーション11が複数ある場合には、ステーション11毎にクランク部17が複数設けられる。
また、ステーション11の近傍にて、第1軌道12に側に、位置決めピン18、18を設けられる。
位置決め凹部26、26に位置決めピン18、18を嵌めることで、ワーク台13は位置決めされる。
すなわち、推進機構20は、ガイド部材29、29とスライダ31と、旋回支軸32とコ字部材33と旋回駆動輪24と駆動モータ25とからなる。
図6はワーク台13の底面図であり、ガイド部材29、29は想像線で示す第1軌道(内側レール15)に直角に延びる。すなわち、ワーク台13は、旋回駆動輪24が第1軌道12と直交する方向へ移動することを許容するガイド部材29、29を備えている。
図7(a)に示す第2軌道14にクランク部17が含まれている。ワーク台13は矢印(1)のように、図左から右へ移動する。
(b)に示すように、第2軌道14に対する旋回駆動輪24の駆動作用により、ワーク台13は矢印(1)の通りに、所定速度で移動する。
(c)に示すように、旋回駆動輪24は入口コーナ部17aに、掛かると入口コーナ部17aに沿って旋回する。
旋回駆動輪24は、一定速度で回転し続け、出口コーナ部17bで旋回し、(f)に示すように、矢印(2)のように、図左から右へ移動する。
実施例2では、本発明に係るワーク搬送機構を工作機械に搭載した。
図8に示すように、工作機械40は、基礎又は機台41に水平に渡すベースフレーム42と、このベースフレーム42から立てられる複数本のコラム43〜47と、これらのコラム43〜47の上端に水平に渡したトップフレーム48と、このトップフレーム48より下位位置にてコラム43〜47に水平に渡した中段フレーム49と、この中段フレーム49に一体的に設けられる加工ヘッド51、51に設けられるスピンドルモータ52、52と、加工ヘッド51、51へワークを搬送するワーク搬送機構10とからなる。
流体圧シリンダユニット69を縮動させると、下部フレーム68は上昇する。この際に、ロッド66、66にガイド67、67が嵌っているため、下部フレーム68が揺れる心配はない。ロッド66、66とガイド67、67を採用したので、流体圧シリンダユニット69の数を最小にすることができたとも言える。
なお、下部フレーム68を昇降させる必要がなければ、柱状メンバー69は、単なる2本タイロッドに置き換えることができ、ロッド66、66とガイド67、67を省くことができる。
さらに、ワーク受け部材73に、ガイドブッシュ77、77、77を設ける。
中段フレーム49の一端(図では右端)から、チェーン支持プレート60が上へ延ばされる。
このチェーン支持プレート60に、スプロケット81、81が回転自在に取付けられ、これらのスプロケット81、81にドライブチェーン54が巻回される。
なお、駆動スプロケット85を駆動ギヤに替え、従動スプロケット83を従動ギヤに変更することは差し支えない。また、駆動軸82をチェーン駆動手段84で直接駆動するようにしても良い。
すると、図12に示すように、ワーク台13は、中段フレーム49に吊り下げられるようにして支持される。中段フレーム49に対してワーク台13は図面表裏方向に移動する。
切削工具79、79を上下させないで、ワーク72、72を上昇させることで、所定の加工を実施する。加工中、ガイドブッシュ77、77、77にガイドピン87、87、87が嵌っているため、ワーク72、72が振れる心配がなく、加工精度を高めることができる。
そして、切削工具79、79を上下させないため、加工ヘッド51の構造が簡単になる。
図13に示すように、ドライブチェーン54は、ワーク搬入ステーション57と第1加工ステーション58と第2加工ステーション59と第3−1加工ステーション61及び第3−2加工ステーション62をカバーするように張られる。ループに1個のアタッチメント55が取付けられる。
残りのスプロケット81c、81dはテイクアップ用スプロケットであり、スプロケット81cを移動することで、ドライブチェーン54の張りを調節することができる。
図14に示すように、ドライブチェーン54は、チェーンローラ91と、このチェーンローラ91を挟む一対のリンクプレート92、93と、これらのリンクプレート92、93に両端を支持させることでチェーンローラ91を回転自在に支えるピン94とからなる。
図16は図13を簡略化した図面である。
図16に示すように、ドライブチェーン54は、図面で反時計廻りに所定速度で連続的に回される。
この無端状のドライブチェーン54において、図面上で左右に延びる部位が、通常部位102a、102b、102cとなり、上下に延びる部位が、特別部位103a、103b、103c、103d、103eとなる。
通常部位102a、102b、102cにより、ステーション57、58、59、61の相互間の搬送が行われる。
すなわち、本発明によれば、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構が提供される。
図17に示すように、ワーク台位置検出機構104は、いわゆる電気掃除器に付設されるコード巻き取りリールのようなリール105と、このリール105の回転数を検出する検出部106と、中段フレーム49の一端に配置される中継プーリ107と、ワーク台13から延ばされ中継プーリ107を経由してリール105に巻き取られるコード108とからなる。
併せて、図19(a)に示すように、クランク部17(正確には、ストレート部17c)を内側レール15に、交差角θで交差するようにする。
よって、クランク部17やガイド部材29、29は、第1軌道(内側レール15)に直交させる他、交差させてもよいこととなる。
よって、特別部位103a〜103eを、第1軌道に直交させる他、交差させても良いこととなる。
Claims (3)
- ステーションでワークを所定時間停止させ、前記ステーションの前後で前記ワークを所定速度で搬送させるワーク搬送機構であって、
このワーク搬送機構は、
前記ステーションを通るように設けられる第1軌道と、この第1軌道で案内され前記ワークを載せるワーク台と、前記第1軌道に沿って設けられる第2軌道と、前記ワーク台に設けられ前記第2軌道を走行することで前記ワーク台を走行させる推進機構とからなり、
前記第2軌道に、前記第1軌道と交差する向きに曲げられたクランク部を備え、
前記推進機構は、前記クランク部に沿って旋回する旋回駆動輪を備え、
前記ワーク台は、前記旋回駆動輪が前記第1軌道と交差する方向へ移動することを許容するガイド部材を備えていることを特徴とするワーク搬送機構。 - 前記ワーク台は、前記第1軌道に係合するフリーローラと、このフリーローラを支える支持部材から延ばされ前記係合部が設けられているプレートと、前記支持部材から下へ延ばされる柱状メンバーと、この柱状メンバーの下部に設けられ前記ワークを受けるワーク受け部材とからなり、
前記柱状メンバーが、シリンダユニットであって、前記支持部材に向かって前記ワーク受け部材を接近させることができるようにしたことを特徴とする請求項1項記載のワーク搬送機構。 - 前記ステーションの少なくとも1つに加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドから延ばされるガイドピンに嵌合するガイドブッシュ、又は前記加工ヘッドに設けられるガイドブッシュに嵌合するからガイドピンが、前記ワーク受け部材に設けられることを特徴とする請求項2記載のワーク搬送機構。
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Family Applications (1)
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JP2011173687A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Toyota Motor Corp | 搬送装置 |
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