JP5911064B2 - ワーク搬送機構 - Google Patents

ワーク搬送機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5911064B2
JP5911064B2 JP2012103468A JP2012103468A JP5911064B2 JP 5911064 B2 JP5911064 B2 JP 5911064B2 JP 2012103468 A JP2012103468 A JP 2012103468A JP 2012103468 A JP2012103468 A JP 2012103468A JP 5911064 B2 JP5911064 B2 JP 5911064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
track
workpiece
station
work table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012103468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013230906A (ja
Inventor
▲祐▼紀 山浦
▲祐▼紀 山浦
慎二 風間
慎二 風間
拓洋 大島
拓洋 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012103468A priority Critical patent/JP5911064B2/ja
Publication of JP2013230906A publication Critical patent/JP2013230906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5911064B2 publication Critical patent/JP5911064B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Description

本発明は、ステーションでワークを所定時間停止させ、ステーションの前後でワークを所定速度で搬送させるワーク搬送機構に関する。
複数の処理ステーションを対象とし、処理ステーションへワークを供給し、処理されたワークを受け取って次の処理ステーションへ搬送するワーク搬送機構が実用に供されている(例えば、特許文献1(図1、図2)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、搬送路上にパレット(21)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)が配置される。パレット(21)はチェーン(25)を備え、このチェーン(25)にスプロケット(31)が噛み合っている。
このスプロケット(31)は、特許文献1の図2に示されるように、サーボモータ機構(32)で駆動される。駆動はコントローラ(50)で行われ、コントローラ(50)は、所定位置でパレット(21)を停止し、塗装工程が完了したらパレット(21)を移動させるように、サーボモータ機構(32)を制御する。
サーボモータ機構(32)は、モータ軸の回転角制御が可能な精密な機構であり、汎用モータに比較して高価である。また、コントローラ(50)もフィードバック制御やフィードフォワード制御に基づく厳密な制御をサーボモータ機構(32)を供するため、高価となる。
したがって、特許文献1の技術では、ワーク搬送機構が高価になる。
また、チェーン(25)は、使用頻度に比例して永久延びが発生し、スプロケット(31)との間の遊びが増大する。パレット(21)を止めようとしてスプロケット(31)を停止させても、遊びの分だけチェーン(25)が前進し、パレット(21)の位置がずれる。
停止中のスプロケット(31)を回すと、遊びの分だけスプロケット(31)が空転し、遊び量がゼロになったときからチェーン(25)が前進を始める。
すなわち、チェーン(25)に衝撃力が加わる。
衝撃力は速度の二乗に比例するために、チェーン(25)保護の観点から、ライン速度を下げる対策が講じられる。結果、生産性が低下する。
また、遊びの分だけ位置精度が低下するため、位置センサによる位置補正が不可欠となり、ワーク搬送機構が更に高価になる。
ワーク搬送機構の普及を考えると、ワーク搬送機構のコストダウンが求められる。すなわち、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構が求められる。
特開2012−46134公報
本発明は、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ステーションでワークを所定時間停止させ、前記ステーションの前後で前記ワークを所定速度で搬送させるワーク搬送機構であって、
このワーク搬送機構は、
前記ステーションを通るように設けられる第1軌道と、この第1軌道で案内され前記ワークを載せるワーク台と、前記第1軌道に沿って設けられる第2軌道と、前記ワーク台に設けられ前記第2軌道を走行することで前記ワーク台を走行させる推進機構とからなり、
前記第2軌道に、前記第1軌道と交差する向きに曲げられたクランク部を備え、
前記推進機構は、前記クランク部に沿って旋回する旋回駆動輪を備え、
前記ワーク台は、前記旋回駆動輪が前記第1軌道と交差する方向へ移動することを許容するガイド部材を備えていることを特徴とする。
請求項2係る発明では、ワーク台は、第1軌道に係合するフリーローラと、このフリーローラを支える支持部材から延ばされ係合部が設けられているプレートと、支持部材から下へ延ばされる柱状メンバーと、この柱状メンバーの下部に設けられワークを受けるワーク受け部材とからなり、
柱状メンバーが、シリンダユニットであって、支持部材に向かってワーク受け部材を接近させることができるようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ステーションの少なくとも1つに加工ヘッドが設けられ、加工ヘッドから延ばされるガイドピンに嵌合するガイドブッシュ、又は加工ヘッドに設けられるガイドブッシュに嵌合するからガイドピンが、ワーク受け部材に設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ワーク台は、第2軌道を走行する推進機構により駆動され、第1軌道に沿って搬送される。このときに、第2軌道にクランク部が設けられ、このクランク部を推進機構が走行する間は、ワーク台は走行しないで停止している。よって、ワーク台は所定速度の搬送と所定時間の停止とが繰り返される。この間、旋回駆動輪は、一定速度で回転し続ける。
旋回駆動輪が一定速度で回転し続けるため、遊びが発生することはなく、ライン速度を高めることができる。遊びが無いため、位置精度は必然的に高まる。旋回駆動輪が一定速度で回転し続けるため、高価なサーボモータ制御や高価なサーボモータ機構が不要である。
すなわち、本発明によれば、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構が提供される。
請求項2に係る発明では、シリンダユニットによりワーク受け部材を移動させることができる。
ステーションに切削工具を設けておけば、シリンダユニットによりワークを切削工具に接近させることができ、機械加工を円滑に実施させることができる。
請求項3に係る発明では、ガイドピンとガイドブッシュとにより、ワーク受け部材がステーションに正確に位置決めされる。機械加工などが正確に行われる。
実施例1に係るワーク搬送装置の平面図である。 図1の2部拡大図である。 実施例1に係るワーク台の断面図である。 実施例1に係る推進機構の斜視図である。 実施例1に係る推進機構の断面図である。 実施例1に係るワーク台の底面図である。 実施例1に係るワーク搬送機構の作用説明図である。 実施例2に係るワーク搬送機構を備えた工作機械の正面図である。 実施例2に係るワーク台の正面図である。 図9の10矢視図である。 図8の11−11矢視図である。 実施例2に係る工作機械の要部断面図である。 実施例2に係るドライブチェーンのループ図である。 アタッチメントの斜視図である。 図13の15−15線断面図である。 実施例2に係るワーク搬送機構の作用図である。 ワーク台位置検出機構の原理図である。 図6に示すワーク台の変更図である。 変更されたワーク台の作用図である。 図16に示すワーク搬送機構の変更図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を説明する。
図1に示すように、ワーク搬送機構10は、ステーション11を通るように設けられる第1軌道12と、この第1軌道12で案内されるワーク台13と、第1軌道12に沿って設けられる第2軌道14と、ワーク台13に設けられ第2軌道14を走行することでワーク台13を走行させる推進機構(図4、符号20)とからなる。
ステーション11は、機械加工を実施する加工ステーションや塗装を施す塗装ステーションなどであるが、用途は格別に限定しない。
図2に示すように、第1軌道12は、内側レール15と外側レール16とからなる。
第2軌道14は、内側レール15と外側レール16との間に敷設される。
第2軌道14は、第1軌道12と直交する(又は交差する)向きに曲げられたクランク部17を備える。このクランク部17は、図1に示すように、ステーション11の近傍に配置される。
ステーション11が複数ある場合には、ステーション11毎にクランク部17が複数設けられる。
また、ステーション11の近傍にて、第1軌道12に側に、位置決めピン18、18を設けられる。
図3に示すように、ワーク台13は、台本体21と、この台本体21を支えつつ内側レール15上を自由回転する内側車輪22と、台本体21を支えつつ外側レール16上を自由回転する外側車輪23と、台本体21の下面に鉛直軸廻りに旋回可能に取付けられ第2軌道14上を走行する旋回駆動輪24と、この旋回駆動輪24を駆動する駆動モータ25と、台本体21から下げた位置決め凹部26、26とからなる。
位置決め凹部26、26に位置決めピン18、18を嵌めることで、ワーク台13は位置決めされる。
また、駆動モータ25は給電されることで旋回駆動輪24を回転させる。給電は、例えば、外側レール16の側面に給電ブラッシ27を設け、台本体21に受電シュー28を設け、給電ブラッシ27に受電シュー28を摺接させることで、実施する。
図4は台本体21を反転して、下面を見せた図であり、台本体21に、2本のガイド部材29、29が取付けられ、これらのガイド部材29、29に移動可能にスライダ31が嵌められ、このスライダ31に旋回支軸32を介してコ字部材33が取付けられ、このコ字部材33に旋回駆動輪24及び駆動モータ25が取付けられる。
すなわち、推進機構20は、ガイド部材29、29とスライダ31と、旋回支軸32とコ字部材33と旋回駆動輪24と駆動モータ25とからなる。
図5に示すように、コ字部材33に駆動モータ25が取付けられるため、この駆動モータ25で旋回駆動輪24を回すことができる。そして、スライダ31は図面表裏方向へ移動可能である。
図6はワーク台13の底面図であり、ガイド部材29、29は想像線で示す第1軌道(内側レール15)に直角に延びる。すなわち、ワーク台13は、旋回駆動輪24が第1軌道12と直交する方向へ移動することを許容するガイド部材29、29を備えている。
以上の構成からなるワーク搬送機構の作用を次に説明する。
図7(a)に示す第2軌道14にクランク部17が含まれている。ワーク台13は矢印(1)のように、図左から右へ移動する。
(b)に示すように、第2軌道14に対する旋回駆動輪24の駆動作用により、ワーク台13は矢印(1)の通りに、所定速度で移動する。
クランク部17は入口コーナ部17aと出口コーナ部17bと両コーナ部17a、17bを結ぶストレート部17とを有する。コーナ部17a、17bは共にカーブ角度が90°である。
(c)に示すように、旋回駆動輪24は入口コーナ部17aに、掛かると入口コーナ部17aに沿って旋回する。
(d)〜(e)の間は、旋回駆動輪24はストレート部17cを走行する。この間、旋回駆動輪24は走行するものの、ワーク台13は静止する。この静止期間で、ワークに所望の加工を施す。
旋回駆動輪24は、一定速度で回転し続け、出口コーナ部17bで旋回し、(f)に示すように、矢印(2)のように、図左から右へ移動する。
旋回駆動輪24が一定速度で回転し続けるため、遊びが発生することはなく、ライン速度を高めることができる。遊びが無いため、位置精度は必然的に高まる。旋回駆動輪24が一定速度で回転し続けるため、高価なサーボモータ制御や高価なサーボモータ機構が不要である。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
実施例2では、本発明に係るワーク搬送機構を工作機械に搭載した。
図8に示すように、工作機械40は、基礎又は機台41に水平に渡すベースフレーム42と、このベースフレーム42から立てられる複数本のコラム43〜47と、これらのコラム43〜47の上端に水平に渡したトップフレーム48と、このトップフレーム48より下位位置にてコラム43〜47に水平に渡した中段フレーム49と、この中段フレーム49に一体的に設けられる加工ヘッド51、51に設けられるスピンドルモータ52、52と、加工ヘッド51、51へワークを搬送するワーク搬送機構10とからなる。
ワーク搬送機構10は、中段フレーム49に設けられる水平ガイド溝状の第1軌道12と、この第1軌道12に案内され水平に移動するワーク台13と、このワーク台13を移動するためにトップフレーム48と中段フレーム49の間に設けられる無端状のドライブチェーン54と、このドライブチェーン54に付設されるアタッチメント55と、ワーク台13側に設けられ第1軌道12に直交する、すなわち鉛直に延びてアタッチメント55に係合する縦溝状の係合部56とからなる。アタッチメント55及び係合部56については、詳細を後述する。
なお、ワークが図左から右へ移動する。そして、ワークの移動に沿って、隣り合うコラム43、44の間がワーク搬入ステーション57、コラム44、45の間が第1加工ステーション58、コラム45、46間が第2加工ステーション59、コラム46、47の間が第3−1加工ステーション61及び第3−2加工ステーション62となる。
図9に示すように、ワーク台13は、第1軌道(図8、符号12)に嵌って自在に回転するフリーローラ63を備える支持部材64(以下、スライダ64と記す。)と、このスライダ64から上へ延びて係合部56が設けられている縦壁状のプレート65と、スライダ64から下げるロッド66、66と、これらのロッド66、66に常時嵌まっているガイド67、67を備える下部フレーム68と、この下部フレーム68に設けられ上へ延びて上端がスライダ64に連結される柱状メンバー69とからなる。
柱状メンバー69は、例えば、流体圧シリンダユニットであり、ピストンロッド71がスライダ64に連結される。
流体圧シリンダユニット69を縮動させると、下部フレーム68は上昇する。この際に、ロッド66、66にガイド67、67が嵌っているため、下部フレーム68が揺れる心配はない。ロッド66、66とガイド67、67を採用したので、流体圧シリンダユニット69の数を最小にすることができたとも言える。
なお、下部フレーム68を昇降させる必要がなければ、柱状メンバー69は、単なる2本タイロッドに置き換えることができ、ロッド66、66とガイド67、67を省くことができる。
図10に示すように、下部フレーム68には、想像線で示すワーク72を受けるワーク受け部材73が一体的に設けられる。ワーク受け部材73に、ワーク受け面74と位置決めピン75とクランパ76とが付設される。位置決めピン75でワーク72の水平位置を確定し、ワーク受け面74でワーク72の高さ位置を確定し、クランパ76でワーク72を固定する。
さらに、ワーク受け部材73に、ガイドブッシュ77、77、77を設ける。
図11に示すように、中段フレーム49に組み込まれる加工ヘッド51は、スピンドルモータ52で回されるスピンドル軸78、78を有する。スピンドル軸78、78にエンドミルなどの切削工具79、79を取付けることができる。
中段フレーム49の一端(図では右端)から、チェーン支持プレート60が上へ延ばされる。
このチェーン支持プレート60に、スプロケット81、81が回転自在に取付けられ、これらのスプロケット81、81にドライブチェーン54が巻回される。
上のスプロケット81を支える駆動軸82がチェーン支持プレート60を貫通して延びる。そして、駆動軸82の先端に従動スプロケット83が取付けられる。チェーン支持プレート60に、減速機付きモータのようなチェーン駆動手段84が取付けられ、このチェーン駆動手段84に駆動スプロケット85が取付けられ、この駆動スプロケット85と従動スプロケット83にチェーン86が渡される。
チェーン駆動手段84により、駆動スプロケット85が回され、この駆動スプロケット85で従動スプロケット83が回され、この従動スプロケット83が回されることで、上のスプロケット81が回される。
なお、駆動スプロケット85を駆動ギヤに替え、従動スプロケット83を従動ギヤに変更することは差し支えない。また、駆動軸82をチェーン駆動手段84で直接駆動するようにしても良い。
加えて、中段フレーム49から、ガイドピン87、87、87が下に延ばされる。これらのガイドピン87、87、87に、図10に示すガイドブッシュ77、77、77が嵌る。
図11に示す第1軌道12、12に、図10に示すフリーローラ63、63が嵌められる。
すると、図12に示すように、ワーク台13は、中段フレーム49に吊り下げられるようにして支持される。中段フレーム49に対してワーク台13は図面表裏方向に移動する。
流体圧シリンダユニット69、69を縮動させると、ワーク72、72が上昇する。これらのワーク72、72に、切削工具79、79で機械加工が施される。
切削工具79、79を上下させないで、ワーク72、72を上昇させることで、所定の加工を実施する。加工中、ガイドブッシュ77、77、77にガイドピン87、87、87が嵌っているため、ワーク72、72が振れる心配がなく、加工精度を高めることができる。
そして、切削工具79、79を上下させないため、加工ヘッド51の構造が簡単になる。
次に、ドライブチェーン54の掛け方について説明する。
図13に示すように、ドライブチェーン54は、ワーク搬入ステーション57と第1加工ステーション58と第2加工ステーション59と第3−1加工ステーション61及び第3−2加工ステーション62をカバーするように張られる。ループに1個のアタッチメント55が取付けられる。
ワーク搬入ステーション57には、4個のスプロケット81a、81b、81c、81d(位置を区別するために符号にアルファベットを添えた。以下同じ。)が配置される。うち2個のスプロケット81a、81bは上下に配置され、これらのスプロケット81a、81bに掛けられるドライブチェーン54を左右から挟むようにガイド部材89a、89bが設けられる。
残りのスプロケット81c、81dはテイクアップ用スプロケットであり、スプロケット81cを移動することで、ドライブチェーン54の張りを調節することができる。
第1加工ステーション58には、2個のスプロケット81e、81fが上下に配置される。ドライブチェーン54を左右から挟むようにガイド部材89c、89dが設けられる。
第2加工ステーション59には、2個のスプロケット81g、81hが上下に配置される。ドライブチェーン54を左右から挟むようにガイド部材89e、89fが設けられる。
第3−1加工ステーション11には、2個のスプロケット81i、81jが上下に配置される。ドライブチェーン54を左右から挟むようにガイド部材89g、89hが設けられる。
第3−2加工ステーション11には、2個のスプロケット81k、81mが上下に配置される。上のスプロケット81mが駆動軸82で回される。ドライブチェーン54を左右から挟むようにガイド部材89i、89jが設けられる。
アタッチメント55の構造を、図14に基づいて説明する。
図14に示すように、ドライブチェーン54は、チェーンローラ91と、このチェーンローラ91を挟む一対のリンクプレート92、93と、これらのリンクプレート92、93に両端を支持させることでチェーンローラ91を回転自在に支えるピン94とからなる。
アタッチメント55は、一方のリンクプレート92に固定されるブロック96と、このブロック96の上下面に取付けられるローラ97と、ブロック96の外面から延ばされ係合部56に係合する一方の係合片98と、他方のリンクプレート93に固定されるブロック96と、このブロック96の上下面に取付けられるローラ97と、ブロック96の外面から延ばされる他方の係合片99とからなる。
係合片98、99は、ピンであってもよいが、カムフォロアーが好適である。カムフォロアーは、軸に軸受を介してローラが一体的に取付けられてなる。カムフォロアーであれば、すべり摩擦をころがり摩擦に変えることができ、接触抵抗を微小にすることができる。
図15に示すように、一方の係合片98は係合部56に嵌められ、他方の係合片99はガイド部材89c、89dの間に嵌められる。中段フレーム49から、L字断面のチェーンシュー101が延ばされ、このチェーンシュー101でドライブチェーン54の脱落が防止される。
すなわち、ドライブチェーン54が所定通りにスプロケット81eに掛かっているときには、ドライブチェーン54はチェーンシュー101に接触しない。接触しないため、接触抵抗が無くなる。スプロケット81eからドライブチェーン54が外れる方向へ移動すると、チェーンシュー101により移動が阻止され、脱落が防止される。
チェーンシュー101にローラ97、97が接触することで、ドライブチェーン54の振れが防止される。
以上の構成からなるワーク搬送機構10の作用を次に述べる。
図16は図13を簡略化した図面である。
図16に示すように、ドライブチェーン54は、図面で反時計廻りに所定速度で連続的に回される。
この無端状のドライブチェーン54において、図面上で左右に延びる部位が、通常部位102a、102b、102cとなり、上下に延びる部位が、特別部位103a、103b、103c、103d、103eとなる。
特別部位103a〜103eでは、ドライブチェーン54が一定の所定速度で連続的に移動しているものの、アタッチメント55は上下に移動するだけで、図面左右方向へは移動しない。特別部位103a〜103eでは、ガイド部材89a〜89jで案内されつつアタッチメント55が上下に移動する。
特別部位103a〜103eで、ワークが見かけ上、停止しているので、ワークに加工を施すことができる。
通常部位102a、102b、102cにより、ステーション57、58、59、61の相互間の搬送が行われる。
ドライブチェーン54が一定速度で回転し続けるため、スプロケット81a〜81mとの間で遊びが発生することはなく、ライン速度を高めることができる。遊びが無いため、位置精度は必然的に高まる。旋回駆動輪が一定速度で回転し続けるため、高価なサーボモータ制御や高価なサーボモータ機構が不要である。
すなわち、本発明によれば、安価である上に、ライン速度を高めることができ且つ位置精度を容易に高めることができるワーク搬送機構が提供される。
特別部位103a〜103eは、隣り合うスプロケット(例えばスプロケット81aとスプロケット81b)により形成される。スプロケット81a〜81mは、ドライブチェーン54に必須な部品として多数個配置される。そのうちの一対のスプロケットで特別部位を形成することができる。すなわち、既存のスプロケットを巧みに利用して特別部位103a〜103eを形成するため、特別部位103a〜103eを形成するために格別のコストアップは発生しない。結果、ワーク搬送機構10のコストアッパを抑えることができる。
ところで、ワーク台13がステーション57〜62の何処に在るかを検出する必要がある。検出には、例えば、次に説明するワーク台位置検出機構104が推奨される。
図17に示すように、ワーク台位置検出機構104は、いわゆる電気掃除器に付設されるコード巻き取りリールのようなリール105と、このリール105の回転数を検出する検出部106と、中段フレーム49の一端に配置される中継プーリ107と、ワーク台13から延ばされ中継プーリ107を経由してリール105に巻き取られるコード108とからなる。
コード108で強制的にリール105が回されるとリール105の回転数が検出部106で検出される。この検出情報に基づいて、ワーク台13の相対的位置が検出される。多数個のリミットスイッチを配置するよりも、機構が簡単になる。
実施例では、第2軌道に、第1軌道と直交するように曲げられた特別部位103a〜103eを備えたワーク搬送機構を示した。しかし、特別部位103a〜103eは、第1軌道に直交させる他、交差させるだけでも差し支えない。
例えば、他の作業設備がワーク台の移動速度に追従できるくらいの微小速度まで減速される場合で他の作業設備が前工程の作業や後工程の作業等ができる場合は、ワーク台13が微小速度でステーションを通過するときは、ステーションで停止しているものとみなせる。この場合、ワーク台13を完全に停止させる必要がないから、特別部位103a〜103eやクランク部17は、第1軌道と直交しなくとも、第1軌道と交差する向きに曲げられていればよい。
図18に示すように、ワーク台13において、ガイド部材29、29を内側レール15に、交差角θで交差するようにしてもよい。
併せて、図19(a)に示すように、クランク部17(正確には、ストレート部17c)を内側レール15に、交差角θで交差するようにする。
図19(c)、(d)で、旋回駆動輪24がストレート部17cに沿って走行するものの、ワーク台13側の交差角θと、クランク部17側の交差角θが方位を含めて合致しているため、ワーク台13は、図面左右方向には移動しない。ワーク台13が静止したままになる。
よって、クランク部17やガイド部材29、29は、第1軌道(内側レール15)に直交させる他、交差させてもよいこととなる。
直交させるよりも交差させた方が、旋回駆動輪24の旋回角度が小さくなり、作動がより滑らかになることが期待される。
同様に、図20に示すように、特別部位103a〜103eを、第1軌道(図8、符号12)に交差させてもよい。この場合は、縦長の係合部56も同じ交差角で第1軌道に交差させる。交差角と方位を合致させることにより、特別部位103a〜103eにて、ワーク台13を静止させることができる。
よって、特別部位103a〜103eを、第1軌道に直交させる他、交差させても良いこととなる。
本発明のワーク搬送装置は、複数の加工ステーションを有する工作機械に好適である。
10…ワーク搬送機構、11、57〜62…ステーション、12…第1軌道、13…ワーク台、14…第2軌道、17…クランク部、20…推進機構、24…旋回駆動輪、29、89a〜89j…ガイド部材、40…工作機械、51…加工ヘッド、54…ドライブチェーン、55…アタッチメント、56…係合部、63…フリーローラ、64…支持部材(スライダ)、65…プレート、69…柱状メンバー(シリンダユニット)、71…ピストンロッド、73…ワーク受け部材、81、81a〜81m…スプロケット、84…チェーン駆動手段、91…チェーンローラ、92、93…リンクプレート、98…一方の係合片、99…他方の係合片、102a〜102c…通常部位、103a〜103e…特別部位。

Claims (3)

  1. ステーションでワークを所定時間停止させ、前記ステーションの前後で前記ワークを所定速度で搬送させるワーク搬送機構であって、
    このワーク搬送機構は、
    前記ステーションを通るように設けられる第1軌道と、この第1軌道で案内され前記ワークを載せるワーク台と、前記第1軌道に沿って設けられる第2軌道と、前記ワーク台に設けられ前記第2軌道を走行することで前記ワーク台を走行させる推進機構とからなり、
    前記第2軌道に、前記第1軌道と交差する向きに曲げられたクランク部を備え、
    前記推進機構は、前記クランク部に沿って旋回する旋回駆動輪を備え、
    前記ワーク台は、前記旋回駆動輪が前記第1軌道と交差する方向へ移動することを許容するガイド部材を備えていることを特徴とするワーク搬送機構。
  2. 前記ワーク台は、前記第1軌道に係合するフリーローラと、このフリーローラを支える支持部材から延ばされ前記係合部が設けられているプレートと、前記支持部材から下へ延ばされる柱状メンバーと、この柱状メンバーの下部に設けられ前記ワークを受けるワーク受け部材とからなり、
    前記柱状メンバーが、シリンダユニットであって、前記支持部材に向かって前記ワーク受け部材を接近させることができるようにしたことを特徴とする請求項1項記載のワーク搬送機構。
  3. 前記ステーションの少なくとも1つに加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドから延ばされるガイドピンに嵌合するガイドブッシュ、又は前記加工ヘッドに設けられるガイドブッシュに嵌合するからガイドピンが、前記ワーク受け部材に設けられることを特徴とする請求項2記載のワーク搬送機構。
JP2012103468A 2012-04-27 2012-04-27 ワーク搬送機構 Expired - Fee Related JP5911064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103468A JP5911064B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 ワーク搬送機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103468A JP5911064B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 ワーク搬送機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013230906A JP2013230906A (ja) 2013-11-14
JP5911064B2 true JP5911064B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=49677736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012103468A Expired - Fee Related JP5911064B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 ワーク搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5911064B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6374808A (ja) * 1986-09-19 1988-04-05 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品昇降装置
JP2011173687A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Toyota Motor Corp 搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013230906A (ja) 2013-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6112713B2 (ja) パレット搬送装置及びパレット搬送方法
JP6615067B2 (ja) パレット搬送装置
KR101606259B1 (ko) 트랜스퍼용 수평 운송 암 및 이 수평 운송 암이 적용된 트랜스퍼 로봇
KR101435911B1 (ko) 실린더의 밸런서를 포함하는 리프터
CN107840092A (zh) 一种机箱输送装置
KR102073778B1 (ko) 팰릿 반송 장치
TWI680929B (zh) 托板搬送裝置
JP2009091119A (ja) シート材整列装置
CN110027837B (zh) 一种发动机缸盖翻转机及其控制方法
CN102189438A (zh) 托盘输送装置和托盘输送方法
CN212580985U (zh) 堆叠排齐设备
JP6655854B2 (ja) パレット搬送装置
US6439022B1 (en) Rolling apparatus
CN107814171A (zh) 一种机箱双层输送定位装置
JP5911064B2 (ja) ワーク搬送機構
CN101920851A (zh) 单臂码垛机
KR100988098B1 (ko) 수직사다리의 용접을 위한 이송장치
WO2017043397A1 (ja) パレット搬送装置
CN113526142B (zh) 堆叠排齐设备及其排齐方法
KR20140132192A (ko) 유도가열기의 위치제어 시스템
JP2022100027A (ja) 搬送装置
KR200408613Y1 (ko) 전자부품 조립설비의 픽앤플레이스 장치
EP0564740B1 (en) Rotate/translate conveyor module
JPS62162033A (ja) 自動走行作業装置
JPH0482681A (ja) ロボットシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5911064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees