JP5911061B2 - 建具 - Google Patents
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しかしながら、室外側障子が不意に持ち上がった場合に、障子上部と上レールの掛かり代が大きくなるが、障子下部と下レールの掛かり代が小さくなり、障子下部が枠体の面外方向の室外側に動いて室外側障子が枠体から外れ、最悪の場合には室外側障子が枠体から室外側に落下することがある。
また、経年変化や障子重量で下枠が垂れ下がり、障子上部と上レールの掛かり代が小さくなった場合には、障子上部が枠体の面外方向に動き室外側障子が枠体から外れて室外側に落下することがある。
前述のことは室内側障子も同様であると共に、片引き窓においても障子が同様に外れて落下することがある。
すなわち、上枠の上レールに外れ止め材を取り付け、障子上部である上框の上向き凹部に外れ止め材が入り込むようにし、室外側障子が持ち上がった場合には上框の上向き凹部の底部が外れ止め材に干渉して持ち上がり量を制限することで、障子下部である下框と下レールの掛かり代が小さくなるようにして室外側障子が枠体から外れないようにする。
また、下枠が垂れ下がって上框と障子上部の掛かり代が小さくなったり、万が一障子下部が下レールから外れて室外側障子が枠体から落下しようとした場合に、上框の係止縁が外れ止め材の係止部に係止して上框が上レールから外れることを防止することで、室外側障子が枠体から落下しないようにしている。
前記障子の上框は、面外方向一側面に開口し、かつ面外方向に向い、上下方向に対向した上部と下部を有した凹陥部を長手方向に連続して有し、
前記枠体の上枠に、面外方向に向かう突部を有した外れ止め部品が、その突部が前記上框の凹陥部内に長手方向に相対移動可能に入り込み、突部が凹陥部の上部及び下部と上下方向のクリアランスを有してそれぞれ対向するように取り付けられ、
前記凹陥部の下部と突部との間の上下方向のクリアランスが、前記障子の下框と枠体の下枠との上下方向の掛かり代より小さく、
前記外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部とでほぼコ字形状で、
その取付部を上枠における障子の上方に固着することで、突部が上框の凹陥部内に入り込むようにし、
前記外れ止め部品の取付部は上枠に、障子が開き位置のときには突部が一方の縦框と干渉しないと共に、閉じ位置のときには突部が他方の縦框と干渉しないように取り付けられ、
前記外れ止め部品の取付部の面内方向寸法は突部よりも長く、障子が開き位置のときには面内方向一端寄りの固着部が障子よりも面内方向一側方に突出し、障子が閉じ位置のときには面内方向他端寄りの固着部が障子よりも面内方向他側方に突出するようにしたことを特徴とする建具である。
前記障子の上框は、面外方向一側面に開口し、かつ面外方向に向い、上下方向に対向した上部と下部を有した凹陥部を長手方向に連続して有し、
前記枠体の上枠に、面外方向に向かう突部を有した外れ止め部品が、その突部が前記上框の凹陥部内に長手方向に相対移動可能に入り込み、突部が凹陥部の上部及び下部と上下方向のクリアランスを有してそれぞれ対向するように取り付けられ、
前記凹陥部の下部と突部との間の上下方向のクリアランスが、前記障子の下框と枠体の下枠との上下方向の掛かり代より小さく、
前記外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部でほぼクランク形状で、
その取付部を、上枠における障子よりも面外方向他側方にずれた位置に取り付けることで、その突部を前記障子の上框の凹陥部内に入り込むようにし、
前記外れ止め部品の取付部を、上枠における枠体に装着した一方の障子の上方に取り付け、その突部を他方の障子の上框の凹陥部に入り込むようにし、
前記一方の障子が閉じ位置で、他方の障子が開き位置のときには、取付部の面内方向一端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向一側方に突出し、
前記一方の障子が開き位置で、他方の障子が閉じ位置のときには、取付部の面内方向他端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向他側方に突出するようにしたことを特徴とする建具である。
また、万が一下枠から下框が外れた場合、下枠が垂れ下がり変形した場合には、凹陥部の上部が突部と干渉するので、障子が枠体から落下しないようにできる。
また、障子を枠体の面内方向任意の位置に装着でき、その障子を枠体に簡単に装着できる。
第1の本発明によれば、外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部とでほぼコ字形状で、その取付部を上枠における障子の上方に固着することで、突部が上框の凹陥部内に入り込むので、上枠の下向き凹部に沿って障子の上框を面内方向に移動自在にガイドする場合に、その下向き凹部の底面に取付部を固着して取り付けることで、垂下部を下向き凹部の一方の縦面と上框との間を通して下方に突出することで突部を上框の凹陥部内に入り込むようにできる。
また、外れ止め部品の取付部は上枠に、障子が開き位置のときには突部が一方の縦框と干渉しないと共に、閉じ位置のときには突部が他方の縦框と干渉しないように取り付けられ、前記外れ止め部品の取付部の面内方向寸法は突部よりも長く、障子が開き位置のときには面内方向一端寄りの固着部が障子よりも面内方向一側方に突出し、障子が閉じ位置のときには面内方向他端寄りの固着部が障子よりも面内方向他側方に突出するので、障子を開き位置と閉じ位置に渡って移動できる。外れ止め部品の取付部を上枠に固着するときに障子が邪魔にならないので、外れ止め部品を簡単に取り付けできる。外れ止め部品の取付部を上枠に固着するときに障子が邪魔にならないので、外れ止め部品を簡単に取り付けできる。
第2の本発明によれば、外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部でほぼクランク形状で、その取付部を、上枠における障子よりも面外方向他側方にずれた位置に取り付けることで、その突部を前記障子の上框の凹陥部内に入り込むので、枠体に装着した一方の障子の上方に取付部を取り付け、他方の障子の上框の凹陥部内に突部を入り込むようにして他方の障子が枠体から外れることがないようにできるので、引違い窓に適用することができる。
また、外れ止め部品の取付部を、上枠における枠体に装着した一方の障子の上方に取り付け、その突部を他方の障子の上框の凹陥部に入り込むようにし、前記一方の障子が閉じ位置で、他方の障子が開き位置のときには、取付部の面内方向一端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向一側方に突出し、前記一方の障子が開き位置で、他方の障子が閉じ位置のときには、取付部の面内方向他端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向他側方に突出するので、外れ止め部品の取付部を上枠に固着するときに、両方の障子が邪魔にならないので、外れ止め部品を簡単に取り付けできる。
前述した枠体1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12で矩形状である。
前述した室内側障子2a、室外側障子2bは、上框20と下框21と左右一方の縦框(戸当り框)22と左右他方の縦框(召合せ框)23を矩形状に連結し、その内部にガラスなどのパネル24が取り付けてある。
本発明の建具は、引違い窓に限ることはなく、片引き窓などであっても良い。つまり、本発明の建具は、枠体に障子を開き位置と閉じ位置に渡って面内方向に移動自在に装着したものである。
この開口部5の室外側寄りに室外側引違い窓6を取り付けて内窓と外窓を有した二重窓としてある。
そして、内窓である本発明の引違い窓3は、開口部5の室内側寄りに設けた取付用枠7に固着して取り付けてある。
このようにすることで、外窓である室外側引違い窓6が取り付けてある開口部5の室内側寄りに、本発明の引違い窓3を内窓として簡単に取り付けでき、既存の窓を二重窓とすることができる。
この実施の形態の引違い窓3は、内窓として取り付けられ、その室外側寄りに室外側引違い窓6があるため室外側障子2bが枠体1から外れても室外側に落下することがないが、室内側障子2aが枠体1から外れると室内側に落下することがあるので、室内側障子2aが枠体1から外れて落下しないように、図1、図2に示すように上枠10に外れ止め部品30が取り付けてある。
下枠11も上枠10と同様に、基板11a、室内側立上板11b、中間立上板11c、室外側立上板11dとで室内側上向き凹部11eと室外側上向き凹部11fを有し、その室内側上向き凹部11eが室内側障子2aの下部をガイドする室内側下ガイドで、室外側上向き凹部11fが室外側障子2bの下部をガイドする室外側下ガイドである。
室内側障子2a、室外側障子2bの上框20(障子上部)が上枠10の室内側下向き凹部10e、室外側下向き凹部10f内に面内方向に移動自在に挿入され、各上框20は上枠10と上下方向に掛かり合って上框20は上枠10に対して面外方向には動かないで、面内方向には移動自在となる。上框20の上面20aが室内側下向き凹部10e、室外側下向き凹部10fの底面(基板10aの下面)と上下方向に離れている。
これにより、室内側障子2a、室外側障子2bは室内側下向き凹部10e、室内側上向き凹部11e、室内側下向き凹部10f、室外側上向き凹部11fに沿って面内方向に移動自在に装着される。
例えば、図6に示すように上框20は室内側部材40と室外側部材50を備えている。その室内側部材40は縦板41と、縦板41の上端部に室外側に向けて設けた上横板42と、上下中間部に室外側に向けて設けた中間横板43と、下端部に室外側に向けて設けた下横板44で断面ほぼ逆E字形状で、樹脂材より成る。例えば樹脂材を押し出し成形したものである。
前述の下横板44の端部にシール片45が一体に設けてある。
具体的には、室外側部材50の上横板51の上面に室内側部材40の上横板42が接し、室内側縦板51の室内側面に縦板41が接し、中間横板43の先端係合部43aが下横板53の被係合部53aに係合して室内側部材40と室外側部材50が連結され、縦板41の下部寄りと室外側縦板55が室内外側方向に離隔して対向することで、下向きのパネル取付凹部20fを形成している。
室内側部材40は上框20の室内側部材40と同様な断面形状であるが、室外側部材50は凹陥部が不要であるから上框20の上横板52に相当する外側の横板52の端部と室外側縦板55の内側を連結板56で一体に連結してある。
この取付部31は所定の幅と長さと厚さを有する長尺の板状である。
垂下部32の長さは取付部材31の長さに比べて短く、幅は厚さと同一で、取付部31の長手方向中間における幅方向一側部(室外側部)に垂下部32が一体に設けてある。
突部33の長さは垂下部32の長さと比べて短く、厚さは取付部31の厚さで、垂下部32の下端における長手方向中間部に幅方向他側部(室内側部)に向けて一体に設けてある。
この突部33と取付部31は平行で、外れ止め部材30はほぼコ字形状である。つまり、図8に示す外れ止め部品30は1枚のステンレス板を打ち抜き、曲げなどの加工して製作し、取付板と垂下片と突片をするものとしてある。
これに限ることはなく、外れ止め部品30は鋳造、鍛造あるいはアルミダイキャスト品、樹脂を用いた成形品等とすることができる。
前述の説明で、長さとは枠体1の面内方向に向かう寸法(見付け方向)で、幅とは枠体1の面外方向に向かう寸法(見込み寸法)で、厚さは上下方向に向かう寸法である。
例えば、取付部31の長手方向両端寄りをビス34で室内側下向き凹部10eの底面(基板10a)に固着して取り付け、垂下部32を上框20の室外側面と中間垂下板10c(縦面)との間を通し、突部33を凹陥部20c内に突出する。
前述の外れ止め部品30の突部33の先端と上枠10の室内側垂下板10bとの間のクリアランス(隙間)Cが上框20の見込み寸法Dよりも小さい。
この実施の形態では外れ止め部品30の取付部31をスペーサ35を介して室内側下向き凹部10eの底面に取り付け、そのスペーサ35の厚さを変更することで突部33の位置を変更し、前述のクリアランスAの大きさを調節できるようにしてある。
このようであるから、室内側障子2aが不意に持ち上がって場合に、外れ止め部品30と上框20とで持ち上がり量を制限し、下框21と下枠11(室内側下ガイド)との掛かり代が大きい状態を維持するので、室内側障子2aが枠体1から外れることがない。
図9に示すように、外れ止め部品30は上枠10の長手方向中間部分に取り付けられ、室内側障子2aが閉じ位置のときには他方の縦框23が突部33に接近し、その突部33が他方の縦框23寄りとなり、図10に示すように、室外側障子2aを開き位置とした場合には一方の縦框22が突部33に接近し、その突部33が一方の縦框22寄りとなり、縦框22,23が突部33と干渉せずに室内側障子2aを開き位置と閉じ位置とに渡って面内方向に移動できるようにしてある。
図9に示すように室内側障子2aが閉じ位置のときには、その取付部31の面内方向他端寄りの固着部分31bが室内側障子2aの他方の縦框23(つまり、面内方向他端部)よりも面内方向他方側に突出するようにしてある。
なお、図9、図10においては理解を容易とするために各部材の寸法が実際の寸法とは異なるように図示してある。
この状態で室内側障子2aを持ち上げ、室内側障子2aを垂直姿勢に対して斜めの姿勢とし、外れ止め部品30とともに上框20を上枠10の室内側下向き凹部10eに挿入し、図11に示すように上框20とともに外れ止め部品30を室内側下向き凹部10e内に押し込み、下框21の下面21aを下枠11の室内側立上板11bよりも上方位置とし、室内側障子2aを垂直姿勢として下方に移動し、下框21を下枠11の室内側上向き凹部11e内に落とし込んで室内側障子2aを枠体1に装着する。
つまり、外れ止め部品30を上框20にあずけて室内側障子2aを上下けんどん式に吊り込んで枠体1に装着する。
このようであるから、室内側障子2aを簡単に枠体1に装着することができる。
このようであるから、取付部31を上枠10に固着する際に室内側障子2aが邪魔にならないので、外れ止め部品30を上枠10に簡単に取り付けできる。
この実施の形態は、図12に示すように外れ止め部品30を室外側障子2bの上方、つまり上枠10の室外側下向き凹部10fに取り付けることが前述の実施の形態と異なり、他の構成は同様である。
前述の外れ止め部品30は、図13に示すように取付部31と垂下部32と突部33を有する点で前述の外れ止め部品30と同様であるが、取付部31の幅方向他側部(室内側部)に垂下部32が下向きに一体に設けられ、この垂下部32の下端に突部33が幅方向他側部(室内側部)に向けて設け、ほぼクランク形状としてある。
前述の上枠10の中間垂下板10cにおける長手方向中間に、垂下部32が嵌まり込む大きさの切欠き部10c−1を形成する。
枠体1に室外側障子2bを上下けんどん式に装着した後に、室内側障子2aを上下けんどん式に装着する。
そして、図14に示すように室外側障子2bを閉じ位置とすると共に、室内側障子2aを開き位置とし、外れ止め部品30を室外側下向き凹部10fにおける面内方向一端寄りに、突部33が中間垂下板10cと干渉しないようにして設ける。
例えば、図15に示すように外れ止め部品30を水平に対して、その取付部31が、室内側部が室外側部よりも低くなる斜めの状態とし、その垂下部32の室内側部、突部33の先端が中間垂下板10cよりも室外側寄り位置となる取付姿勢とし、外れ止め部品30を室外側下向き凹部10f内に設ける。
この姿勢を保ち、外れ止め部品30を室外側下向き凹部10f内を面内方向他端に向けて移動することで、取付部31の面内方向他端寄りを室外側下向き凹部10fの底面と室外側障子2bの上框20との間に挿入し、垂下部32が中間垂下板10cの切欠き部10c−1に合致させる。
この状態で外れ止め部30を水平の状態として垂下部32を切欠き部10c−1に嵌め込み、突部33を室内側障子2aの上框20の凹陥部20cに入り込ませる。
つまり、外れ止め部品30は、水平に対して斜めにした状態で、その外れ止め部品30の面外方向の寸法■(つまり、垂下部32の室内側端と突部33の室内側端における室内側寄りとなる室内側端と取付部31の室外側端との間の面外方向の寸法)が、外側下向き凹部10fの面外方向の寸法Yよりも小さくなるようにしてある。
なお、外れ止め部品30の取り付けは前述に限ることはなく、任意の取り付けが可能である。
つまり、室外側障子2bを閉じ位置、室内側障子2aを開き位置としたときには、取付部31の面内方向一端寄りの固着部分31aが室外側障子2b、室内側障子2aよりも面内方向一方側に突出するようにしてある。
このとき、突部33に室内側障子2aの一方の縦框22が接近するが、干渉しないようにしてある。
つまり、室外側障子2bが開き位置、室内側障子2aを閉じ位置としたときには、取付部31の面内方向他端寄りの固着部分31bが室外側障子2b、室内側障子2aよりも面内方向他方側に突出するようにしてある。
このとき、突部33に室内側障子2aの他方の縦框23が接近するが、干渉しないようにしてある。
例えば、第1の実施の形態の外れ止め部品30の場合には、取付部31を上枠10の室外側下向き凹部10f内に取り付け、第2の実施の形態の外れ止め部品30の場合には、取付部31を上枠10の室内側下向き凹部10e内に取り付ける。
また、片引き窓の障子が外れないようにすることができることは勿論である。
また、障子の下部をガイドする下ガイドを上向き凹部としたが下レールとしても良い。
Claims (2)
- 枠体に障子を閉じ位置と開き位置に渡って面内方向に移動自在に装着した建具であって、
前記障子の上框は、面外方向一側面に開口し、かつ面外方向に向い、上下方向に対向した上部と下部を有した凹陥部を長手方向に連続して有し、
前記枠体の上枠に、面外方向に向かう突部を有した外れ止め部品が、その突部が前記上框の凹陥部内に長手方向に相対移動可能に入り込み、突部が凹陥部の上部及び下部と上下方向のクリアランスを有してそれぞれ対向するように取り付けられ、
前記凹陥部の下部と突部との間の上下方向のクリアランスが、前記障子の下框と枠体の下枠との上下方向の掛かり代より小さく、
前記外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部とでほぼコ字形状で、
その取付部を上枠における障子の上方に固着することで、突部が上框の凹陥部内に入り込むようにし、
前記外れ止め部品の取付部は上枠に、障子が開き位置のときには突部が一方の縦框と干渉しないと共に、閉じ位置のときには突部が他方の縦框と干渉しないように取り付けられ、
前記外れ止め部品の取付部の面内方向寸法は突部よりも長く、障子が開き位置のときには面内方向一端寄りの固着部が障子よりも面内方向一側方に突出し、障子が閉じ位置のときには面内方向他端寄りの固着部が障子よりも面内方向他側方に突出するようにしたことを特徴とする建具。 - 枠体に障子を閉じ位置と開き位置に渡って面内方向に移動自在に装着した建具であって、
前記障子の上框は、面外方向一側面に開口し、かつ面外方向に向い、上下方向に対向した上部と下部を有した凹陥部を長手方向に連続して有し、
前記枠体の上枠に、面外方向に向かう突部を有した外れ止め部品が、その突部が前記上框の凹陥部内に長手方向に相対移動可能に入り込み、突部が凹陥部の上部及び下部と上下方向のクリアランスを有してそれぞれ対向するように取り付けられ、
前記凹陥部の下部と突部との間の上下方向のクリアランスが、前記障子の下框と枠体の下枠との上下方向の掛かり代より小さく、
前記外れ止め部品は、取付部と、この取付部に設けた垂下部と、この垂下部に設けた面外方向に向かう突部でほぼクランク形状で、
その取付部を、上枠における障子よりも面外方向他側方にずれた位置に取り付けることで、その突部を前記障子の上框の凹陥部内に入り込むようにし、
前記外れ止め部品の取付部を、上枠における枠体に装着した一方の障子の上方に取り付け、その突部を他方の障子の上框の凹陥部に入り込むようにし、
前記一方の障子が閉じ位置で、他方の障子が開き位置のときには、取付部の面内方向一端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向一側方に突出し、
前記一方の障子が開き位置で、他方の障子が閉じ位置のときには、取付部の面内方向他端寄りの固着部が両方の障子よりも面内方向他側方に突出するようにしたことを特徴とする建具。
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