JP5910557B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、1つのマスタノードと複数のスレーブノードとが、少なくともクロック信号線がデイジーチェイン接続されている通信線を介して通信を行う通信システムに関する。
メインマイコンと、複数のICとが共通の通信線を介して接続される通信システムにおいては、通信相手を特定するため、複数のICの夫々に固有のIDを設定する必要がある。IDを設定する方式には、各ICに設定用の端子を設けることも考えられるが、コスト的に問題がある。特許文献1には、以下のような構成が開示されている。メインマイコンが、通信ラインにベースとなるアドレスを出力し、そのアドレスを受信したICは、当該アドレスを自身のIDとして設定する。そして、そのアドレスをインクリメントした値を次段のICに送信し、次段のICは、そのアドレスを自身のIDとして設定すると共に、インクリメントした値を次段のICに送信する、という処理を順次行う。これにより、各ICに固有のIDが設定される。
特開2009−156633号公報
しかしながら、特許文献1の方式では、アドレスを送信するために複数の信号線が必要であると共に、アドレスを設定するために各ICの内部で複雑な処理を行う必要があり、省配線化やICの小型化・簡素化等の観点から問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡単な構成及び設定処理によって、各スレーブノードに固有のIDを設定できる通信システムを提供することにある。
請求項1記載の通信システムによれば、通信線の1つは、マスタノードと複数のスレーブノードとの間にデイジーチェイン接続されているクロック信号線である。マスターノードは、電源投入後のID設定期間においてスレーブノードに対するクロック信号の出力を開始し、スレーブノードは、クロック信号が入力されると、クロック信号遅延手段が、当該クロック信号を1クロック周期以上遅延させて次段のスレーブノードに出力すると共に、カウント手段がクロック信号の入力パルス数をカウントする。
そして、ID設定手段は、終了判定手段がID設定期間の終了を判定すると、カウント手段における入力パルス数のカウント値に基づいて、自身のスレーブノードIDを設定する。したがって、スレーブノードは、マスタノードより送信されるクロック信号の入力パルス数をカウントするだけで、自身のスレーブノードIDを設定できる。この場合、クロック信号は、次段のスレーブノードに1クロック周期以上遅延された状態で伝送されるので、複数のマスタノードがそれぞれ異なるスレーブノードIDを設定できる。
第1実施形態であり、(a)は通信システムの概略的な動作を示すタイミングチャート、(b)は通信システムの構成を示す図 マイコンと複数のICとの間における通信線の接続形態例を示す図 通信システムの概略的な動作を示すフローチャート (a)はICの構成を示す機能ブロック図、(b)は1クロックディレイ信号処理部の詳細構成を示す図 IC側の動作を中心に示すタイミングチャート マイコン及びICの処理を示すフローチャート カウンタ値に応じたIDの設定例を示す図 第2実施形態を示す図4(a)相当図 第3実施形態を示す図4(a)相当図 図6相当図
(第1実施形態)
先ず、構成及び動作の概要について図1から図3を参照して説明する。図1(b)において、マイコン1(マスタノード)と複数のIC2(スレーブノード)とは、通信線のうち少なくともクロック信号線3がデイジーチェイン接続されている。例えば図2(a)は、クロック信号線3及び通信データ線4の双方がデイジーチェイン接続されている場合であり、図2(b)は、クロック信号線3のみがデイジーチェイン接続されている場合である。これらの何れの接続形態を採用しても良い。
マイコン1は、例えば通信システムの起動時に、各IC2をID設定モードに移行させる。例えば、通信データ線4を介してコマンドを送信したり、或いはクロック信号線3に送信する信号パターンをコマンドに対応した特殊なパターンとすることで、各IC2にID設定モードへの移行を促す(図3;S1)。それから、マイコン1は、IC2(1)に対してクロック信号SCKを出力する(S2)。IC2(1)は、入力されたクロック信号SCKの最初のクロックパルスをマスクして(或いは、1クロック分遅延させて)次段のIC2(2)に出力する。
すると、IC2(2)も、自身に入力されたクロック信号SCKの1クロック目をマスクして次段のIC2(3)に出力する。以降、下流のIC2も順次同じ動作を行う。そして、最下流に位置するIC2(n)に、クロック信号SCKが2クロック分入力された時点で、その次段に接続されているマイコン1に一順したクロック信号SCKが入力される。すると、マイコン2は、その時点でクロック信号SCKの出力を所定期間に亘り停止させることでID設定モードが終了する(S4,S5)。
以上のID設定期間において、各IC2が自身に入力されるクロック信号SCKのクロック数をカウントすることで(S3)、それぞれのカウント値が各IC2のユニークなIDとなる。図1(a)に示す例では、IC2(1)のIDは「5」,IC2(2)のIDは「4」となり、順次デクリメントされたIDが設定されている。
次に、より詳細な構成及び動作について図4から図7を参照して説明する。図4(a)に示すように、IC2は、1クロックディレイ信号処理部11(クロック信号遅延手段),クロック停止判定回路12(終了判定手段),ANDゲート13,カウンタ14(カウント手段),制御回路30(ID設定手段)を備えている。1クロックディレイ信号処理部11は、クロック停止判定回路12の出力信号がハイレベルを示すと、上述のように、マイコン1(或いは上流のIC2)より入力されるクロック信号SCKを1クロック分遅延させて、次段のIC2に出力する。
クロック停止判定回路12は、マイコン1からのコマンドによりID設定モードへの移行を認識すると、出力信号であるモード設定信号をハイレベルにする。そして、以降にID設定用のクロック信号SCKの出力が開始されたのち、クロック信号SCKの出力が停止したことを認識すると、モード設定信号をローレベルに変化させる。モード設定信号は、1クロックディレイ信号処理部11,ANDゲート13及び制御回路30に入力されている。
図4(b)に示すように、1クロックディレイ信号処理部11においてフリップフロップ15及び16は直列接続されており、その初段に位置するフリップフロップ15の入力端子Dにはモード設定信号が与えられている。同様に、フリップフロップ17及び18も直列接続されており、その初段に位置するフリップフロップ17の入力端子Dにはクロック信号SCKが与えられている。フリップフロップ15及び16の出力端子Qは、ANDゲート19の正論理入力端子,負論理入力端子にそれぞれ接続されており、フリップフロップ17及び18の出力端子Qは、ANDゲート20の正論理入力端子,負論理入力端子にそれぞれ接続されている。
マルチプレクサ21の出力端子は、カウント用フリップフロップ(或いはレジスタ)22のデータ入力端子に接続されており、フリップフロップ22の出力端子は、加算器23を介してマルチプレクサ21の入力端子に接続されている。加算器23は、入力されるデータ値に「1」を加算して出力する。マルチプレクサ21のもう一方の入力端子には、データ値「0」が与えられている。そして、マルチプレクサ21の切り替え制御は、ANDゲート19の出力信号によって行われ、同信号がローレベルであれば加算器23側が選択され、同信号がハイレベルであればデータ値「0」側が選択される。
ANDゲート20の出力端子は、ANDゲート24を介してフリップフロップ22のクロック端子に接続されており、ANDゲート24の他方の入力端子にはモード設定信号が与えられている。フリップフロップ22のリセット端子には、ワンショットパルス回路25の出力端子が接続されている。ワンショットパルス回路25は、モード設定信号の立ち上がりエッジが入力されると、ローレベルのワンショットパルスを出力する。
フリップフロップ22の出力端子は、コンパレータ26の入力端子に接続されている。尚、各フリップフロップ15〜18,22のクロック端子には、クロック信号SCKよりも短い周期のクロック信号(IC2のシステムクロック)が与えられている。コンパレータ26は、入力されるデータ値が「0」の場合、ANDゲート27の入力端子に信号「1」を出力する。ANDゲート27のもう一方の入力端子には、クロック信号SCKが与えられている。ANDゲート27は、次段のORゲート28(無効化手段)の入力端子にマスク信号SCK_MASKを出力する。ORゲート28のもう一方の入力端子には、クロック信号SCKが与えられている。そして、ORゲート28を介して次段のIC2にクロック信号SCKが出力される。
次に、本実施形態の詳細な作用について図5から図7を参照して説明する。図6に示すように、マイコン1は、電源が投入されて処理を開始すると、各IC2のID設定処理回路を起動する(M1)。ここでの「ID設定処理回路」とは、IC2のカウンタ14によよってIDを設定させるクロック停止判定回路12である。従って、「ID設定処理回路を起動」とは、前述したように、コマンドを送信してID設定モードに移行させることを意味する。これにより、各IC2のID設定処理回路が起動される(S11,S21,S31)。
それから、マイコン1は、クロック信号SCKの送信を開始する(M2)。すると、各IC2は、カウンタ14によりクロック信号SCKの入力パルス数をカウントし、1クロックディレイ信号処理部11においてクロック信号SCKを1クロック分遅延させて、次段のIC2に伝達する(S12,S22,S32)。そして、各IC2は、IDを設定するため、カウンタ14によりカウント動作を行う(S13,S23,S33)。
一方、マイコン1は、IC2(3)からのクロック信号SCKの入力がなければ(M3;未完了)ステップM2に戻りクロック信号SCKの出力を継続する。IC2(3)からのクロック信号SCKの入力があると(M3;完了)、マイコン1は、ID設定期間の終了を認識する(終了判定手段)。そして、クロック信号SCKの出力を停止してID確定処理信号を送信する(M4)。すると、各IC2はID確定処理信号を受信して各自のIDを確定する(S14,S24,S34)。
最初に各IC2が電源投入時の起動シーケンスとしてID設定モードに移行する。または、マイコン1が各IC2にID設定モードへの移行を認識させる特殊なパターンでクロック送信を行うか、若しくはID設定モードへの移行コマンドとなる信号がその他の伝達手段を用いて伝達されると、それがID設定モードへの移行コマンドとなる。これにより、図5に示すように、各IC2ではクロック停止判定回路12がモード設定信号をハイレベルにする。ANDゲート19の出力信号は、IC2の起動時は各フリップフロップ15〜18等がリセットされているのでANDゲート19の出力信号はハイレベルを示すが、モード設定信号がハイレベルに変化すると、フリップフロップ15〜18等のクロック端子に入力されているクロック信号の周期分だけハイレベルに変化する。その後はローレベルに戻る。
また、モード設定信号がハイレベルに変化すると、ワンショットパルス回路25がローレベルのワンショットパルスを出力するので、フリップフロップ22はリセットされる。そして、マスク信号SCK_MASKは、フリップフロップ22の出力データ値が「0」を示す期間だけハイレベルとなるので、ORゲート28によりクロック信号SCKの最初のローレベル変化がマスクされる。したがって、次段のIC2には、クロック信号SCKが1クロック分遅延した状態で出力される。ANDゲート13は、モード設定信号がハイレベルを示す期間にクロック信号SCKをカウンタ14に出力するので、IC2(1),2(2),2(3)におけるカウンタ14のカウント値は、それぞれ「4」,「3」,「2」となる。そして、マイコン1よりID確定信号が送信されると、それぞれのカウント値「4」,「3」,「2」に応じたIDが各IC2に設定される。
尚、図5に示すID確定信号は、例えばマイコン1がコマンドとして送信するものであったり、或いはクロック信号SCKの出力を停止した状態が所定期間継続したことからIC2側で判断して、内部信号とし生成出力しても良い。各IC2のIDは、制御回路30がカウンタ14のカウンタ値を読み出して設定するが、図7(a)に示すように、カウンタ14のカウンタ値をそのまま各IC2のIDとしても良い。制御回路30は、設定したIDを用いてマイコン1との間で行う通信を制御する。
また、図7(b)に示すように、変換テーブルを使用することで、各カウンタ値に対応した任意の値を設定しても良い(図7(b)は昇順で設定した例)。尚、図7(b)に示す変換テーブルは、ハードウェア,例えばID設定回路として構成しても良い。また、以降に通常の通信を行う場合、マスク信号SCK_MASKはローレベルを維持するので、ORゲート28により1クロックディレイ信号処理部11の機能は無効化される。
以上のように本実施形態によれば、通信線の1つが、マイコン1と複数のIC2との間にデイジーチェイン接続されているクロック信号線3である通信システムにおいて、マイコン1は、電源投入後のID設定期間においてIC2に対するクロック信号SCKの出力を開始し、IC2は、クロック信号SCKが入力されると、1クロックディレイ信号処理部11が、クロック信号SCKを1クロック周期遅延させて次段のIC2に出力すると共に、カウンタ14がクロック信号SCKの入力パルス数をカウントする。
そして、IC2の制御回路30は、マイコン1又はクロック停止判定回路12がID設定期間の終了を判定すると、カウンタ14における入力パルス数のカウント値に基づいて、自身のIC2のIDを設定する。したがって、IC2は、マイコン1より送信されるクロック信号SCKの入力パルス数をカウントするだけで自身のIDを設定できる。
また、マイコン1は、デイジーチェイン接続の最後に位置するIC2よりクロック信号SCKの入力があったことを認識するとクロック信号SCKの出力を停止し、クロック停止判定回路12は、クロック信号SCKの入力が所定時間以上なければID設定モードの終了を判定するので、IC2側でID設定モードの終了判定を行うことができる。
また、IC2は、通常の通信を行う際には、ORゲート28により1クロックディレイ信号処理部11の機能を無効化して、入力されるクロック信号SCKを遅延させずに次段のIC2に出力するので、通常の通信処理においてクロック信号SCKを徒に遅延させることは回避される。
(第2実施形態)
図8に示すように、第2実施形態の1クロックディレイ信号処理部31(クロック信号遅延手段)は、モード切替回路32,シフトレジスタ33,内部クロック回路34,ANDゲート35及び36,ORゲート37で構成されている。クロック信号SCKは、ANDゲート35の入力端子の一方に与えられると共に、シフトレジスタ33を介してANDゲート36の入力端子の一方に与えられている。
モード切替回路32は、入力されるモード設定信号に応じてANDゲート35,36の入力端子の他方(ANDゲート36側は負論理)に制御信号(モード設定信号の反転信号)を出力する。ORゲート37の入力端子は、ANDゲート35,36の出力端子に接続されており、ORゲート37を介して次段のIC2にクロック信号SCKが出力される。
シフトレジスタ33は、入力されるクロック信号SCKを、内部クロック回路34が出力するシフトクロック(クロック信号SCKよりも短い周期)によりシフトさせてANDゲート36に出力する。従って、クロック信号SCKは、シフトレジスタ33におけるシフト動作に応じた時間だけ遅延される。
そして、モード切替回路32の出力信号がローレベルであればANDゲート36側より遅延されたクロック信号SCKが出力され、上記信号がハイレベルであればANDゲート35側よりクロック信号SCKが出力される。すなわち、各ゲート35〜37は無効化手段に対応する。
以上のように第2実施形態によれば、より簡単な回路構成で、クロック信号SCKを遅延させて次段のIC2に出力することができる。
(第3実施形態)
図9に示すように、第3実施形態のIC41(スレーブノード)は、1クロックディレイ信号処理部11と、第2実施形態において1クロックディレイ信号処理部31が有していたANDゲート35及び36,ORゲート37に加え、クロック停止判定回路42,モード切替回路43,ANDゲート44(クロック停止手段)及びカウンタ45(カウント手段,終了判定手段)を備えている。マイコン1(或いは上流のIC2)からのクロック信号SCKは、クロック停止判定回路42と、ANDゲート35及び45の入力端子の一方とに与えられている。
クロック停止判定回路42は、カウンタ45よりクロック停止信号が入力されると、モード切替回路43に停止判定信号を出力する。また、クロック停止判定回路42は、クロック停止信号の入力とは別個にクロック信号SCKの入力の有無を関している。そして、クロック信号SCKの二値レベル変化が無い状態が所定時間継続した場合も、モード切替回路43に停止判定信号を出力する。
モード切替回路43は停止判定信号がインアクティブであればANDゲート35及び36にローレベル信号を出力し、停止判定信号がアクティブであればハイレベル信号を出力する。また、上記の停止判定信号はANDゲート44の負論理入力端子にも与えられている。
ANDゲート44は、停止判定信号がインアクティブ(ハイ)であればクロック信号SCKをカウンタ45に出力し、停止判定信号がアクティブ(ロー)になるとクロック信号SCKの出力を阻止する。カウンタ45は、カウンタ14と同様にクロック信号SCKの入力パルス数をカウントするが、そのカウント値の最大値を内部に保持している。そして、カウント値が最大値に達すると停止判定信号をアクティブにする。
ANDゲート44を介して出力されるクロック信号SCKは、1クロックディレイ信号処理部11を介してANDゲート36の入力端子に与えられている。したがって、モード切替回路43が出力するモード切替信号がローレベルであれば、1クロックディレイ信号処理部11により1クロック遅延されたクロック信号SCKがORゲート37より出力され、モード切替信号がハイレベルであれば、マイコン1より入力されたクロック信号SCKが、直接ORゲート37より出力される。
次に、第3実施形態の作用について説明する。第3実施形態では、マイコン1はID設定期間においてクロック信号SCKの出力を停止することなく、IC2側でID設定期間の終了を判定し、その判定を行ったIC2が下流のIC2に対するクロック信号SCKの出力を阻止する。図10に示すように、マイコン1は、第1実施形態と同様にクロック信号SCKの送信を開始する(M1,M2)。
各IC2は(以下、IC2(1)について説明)、クロック信号SCKの入力パルス数をカウントしつつ(S12)、そのカウント値が設定値に達したか否かを判断する(S15)。ここでの設定値は前述した「最大値」であり、全てのIC2についてIDを設定することが可能な値に設定される。設定値に達していなければ(NO)ステップS17に移行して、クロック停止判定回路42においてクロック信号SCKの入力が停止したか否かを判断する。そして、停止していなければ(NO)ステップS12に戻る。
ステップS15において、カウント値が設定値に達すると(YES)、カウンタ45が停止判定信号をアクティブ(ロー)にする。これにより、ANDゲート44において下流のIC2に対するクロック信号SCKの出力が停止される(S16)。そして、IC2(1)の図9では図示しない制御回路は、ステップS17で「YES」と判断し、その時点のカウンタ45のカウント値を自身のIDとして確定する(S14’)。また、クロック停止判定回路42及びモード切替回路43を介してモード切替が行われ、ANDゲート35及びORゲート37を介して遅延が無いクロック信号SCKが出力される。
すなわち、ステップS15において「YES」と判断し、ステップS16でクロック信号SCKの出力を停止させるのは、実質的にIC2(1)のみである。そして、その下流側に接続されているIC2(2),IC2(3)では、IC2(1)がクロック信号SCKの出力を停止させたことに伴い、ステップS27,S37で「YES」と判断することになる。それにより、それぞれ自身のIDを確定して設定する。そして、マイコン1は、IC2(3)を介して入力されるクロック信号SCKの二値レベル変化が所定時間以上無いことを以てクロック信号SCKの停止を判断し、ID設定期間の終了を判定する(M4’)。
尚、このように、ステップS15,S17の2段階で判定を行うようにしているのは、各IC2が、デイジーチェーン接続においてどの位置に接続された場合でも、その接続位置に応じて、クロック信号SCKの出力を自身が停止させたり、上流のIC2がクロック信号SCKの出力を停止させたことを判定可能にするためである。
以上のように第3実施形態によれば、IC2は、カウンタ45が、自身がカウントしたカウント値が所定値に達することでID設定期間の終了を判定すると、次段のIC2に対するクロック信号SCKの出力をANDゲート44により停止させる。したがって、このように構成した場合も、ID設定期間の終了を、マイコン1及び各IC2において認識することができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
フリップフロップ22をカウント手段として利用しても良い。
ICにおいて、クロック信号を2クロック周期以上遅延させても良い。
また、各ICにおいてクロック信号を遅延させても、通常の通信に支障を来たさなければ、遅延させたクロック信号を用いて通信を行っても良い。
第3実施形態において、カウント手段と終了判定手段とを、独立に構成しても良い。
図面中、1はマイコン(マスタノード,終了判定手段)、2はIC(スレーブノード)、3はクロック信号線(通信線)、4は通信データ線(通信線)、11は1クロックディレイ信号処理部(クロック信号遅延手段)、12はクロック停止判定回路(終了判定手段)、14はカウンタ(カウント手段)、28はORゲート(無効化手段)、30は制御回路(ID設定手段)を示す。

Claims (4)

  1. 1つのマスタノード(1)と複数のスレーブノード(2)とが、通信線を介して通信を行う通信システムであって、
    前記通信線の1つは、前記マスタノードと前記複数のスレーブノードとの間にデイジーチェイン接続されて、前記マスタノードにより出力されるクロック信号が伝送されるクロック信号線(3)であり、
    前記マスターノードは、電源投入後のID設定期間において前記スレーブノードに対するクロック信号の出力を開始し、
    前記スレーブノードは、前記クロック信号が入力されると、当該クロック信号を1クロック周期以上遅延させて次段のスレーブノードに出力するクロック信号遅延手段(11,31)と、
    前記クロック信号の入力パルス数をカウントするカウント手段(14,45)と、
    前記ID設定期間の終了を判定する終了判定手段(1,12)が前記ID設定期間の終了を判定すると、前記カウント手段における前記入力パルス数のカウント値に基づいて、自身のスレーブノードIDを設定するID設定手段(30)とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記マスターノードは、前記デイジーチェイン接続の最後に位置するスレーブノードより前記クロック信号の入力があったことを認識すると、前記クロック信号の出力を停止し、
    前記終了判定手段(12)は、前記クロック信号の入力が所定時間以上なければ、前記ID設定期間の終了を判定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記終了判定手段(45)は、前記カウント手段によるカウント値が所定値に達すると、前記ID設定期間の終了を判定し、
    前記スレーブノードは、前記終了判定手段が前記ID設定期間の終了を判定すると、次段のスレーブノードに対するクロック信号の出力を停止するクロック停止手段(44)を備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 前記スレーブノードは、前記クロック信号遅延手段を無効化する無効化手段(28)を備え、
    通常の通信を行う際には、入力されるクロック信号を遅延させずに次段のスレーブノードに出力することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の通信システム。
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