JP5909087B2 - 床材 - Google Patents

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本発明は、床材に関し、特に住宅等の建築物に用いられる軽量で且つ平滑性が高い床材に関する。
従来から、建築物の床材として、複数の木材単板を積層接着して形成された合板の表面にミディアムデンシティファイバーボード(MDF)等の木質繊維板を積層接着し、木質繊維板の表面にシート状の化粧材を積層接着した化粧板が用いられている。合板と木質繊維板との接着は、通常、合板の表面に尿素樹脂接着剤又は尿素−メラミン樹脂接着剤等の水系熱硬化性樹脂接着剤を塗布し、その上に木質繊維板を積層した後に、ホットプレス装置等を用いて熱圧接着することによって行われている。また、木質繊維板と化粧材との接着も同様に、木質繊維板の表面に水系熱硬化性樹脂接着剤を塗布し、その上に突板及び化粧紙等の化粧材を積層した後に、ホットプレス装置等を用いて熱圧接着することにより行われている。
しかしながら、このような床材では、合板と木質繊維板とを接着するための熱圧時に、接着剤の水分が合板の表面層及び木質繊維板の裏面層に移行してそれらの膨張を引き起こしたり、木質繊維板の表面層の水分が蒸発してその表面層の収縮を引き起こしたりする。その結果、床材に反り及びねじれ等の変形が起こるという問題が生じていた。
そこで、床材の反り及びねじれ等の変形を抑制するために、比較的に比重が小さい合板の表面に、比較的に比重が大きく且つ薄い木質繊維板を貼着した構成の積層板が、例えば特許文献1に提示されている。特許文献1に記載の積層板では、比較的に比重が大きく且つ薄い木質繊維板を用いており、木質繊維板の収縮力を小さくできるため、積層板に反り等の変形が生じることを抑制できる。反り等の変形を抑制できるため、木質繊維板の表面に貼着される化粧材の意匠性を損なうこともない。
一方、凹凸状の木目を表面に有する合板の表面に木質繊維板を加圧接着することにより、木質繊維板の表面に合板の木目模様を転写させた木質化粧板が特許文献2に提示されている。特許文献2に記載の木質化粧板によると、木質繊維板の表面に突板等の化粧材を貼着することなく、木目模様によって意匠性を有する木質化粧板を簡便に得ることができる。
特開2009−101648号公報 特許第4567957号公報
ところで、近年、国産材の利用促進の観点で、スギ材を基材に用いた合板が使用され始めている。スギ合板は、構造用合板として長く使用されているが、抜け節が多く、平滑な化粧表面が求められる床材には、あまり使用されていなかった。平滑な表面の床材を形成するために、特許文献1に記載された構成にスギ材からなる合板を用いた場合、製造直後の床材表面は平滑であり変形が見られない軽量な床材を提供することができる。しかしながら、高湿条件と乾燥条件とを繰り返して受けることより、スギ材からなる合板の寸法が変化すると、平滑な表面の床材を形成することを目的としているにもかかわらず、特許文献2に記載の木質化粧板のように、合板の凹凸状の木目により木質繊維板が裏面側から押圧されることによって、床材の表面に合板の凹凸状の木目模様が現れるという問題が生じた。スギ材を用いたスギ合板で特に顕著にこの問題が生じることがわかった。つまり、特に表面単板の春材部と秋材部との硬度及び寸法変化の差がスギ合板では、特に顕著なことに加えて、合板のいずれかの層に存在する針葉樹独特の抜け節によって、床材の表面の平滑性を損なうと共に、床材の表面の化粧材の意匠性を損なうという問題が生じる。
本発明は前記の問題に鑑み、その目的は、乾湿の繰り返しを受けてもスギ合板の木目模様が表面に現れることを防止でき、スギ材からなる合板を用いた軽量で且つ平滑性が高く、高い意匠性を長時間に亘り維持することができる床材を得られるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明はスギ合板に積層される木質繊維板として、比較的に厚く且つ硬い広葉樹木質繊維からなる木質繊維板を用いて、変形し難い構成とした。
具体的に、本発明に係る床材は、スギ材からなる複数の単板を積層接着して形成されたスギ合板と、該スギ合板の表面に貼着された木質繊維板と、該木質繊維板の表面に貼着された表面化粧層とを含み、厚さが9.0mm以上であり、スギ合板は、その表面に木目模様を形成する凹凸部を有し、木質繊維板は、乾燥条件及び高湿条件の繰返しにより床材表面に少なくとも前記スギ合板の凹凸部が現れないように気乾比重が0.7以上であり、厚さがスギ合板の厚さ以下で且つ4.0mm〜6.0mmである広葉樹木質繊維からなる。
本発明に係る床材によると、床材を構成する木質繊維板が水分による寸法の変化に対して良好な安定性を有する広葉樹木質繊維からなり、比重が比較的に高く且つ厚いため、乾湿の繰り返しを受けてスギ合板の寸法が変化したときに、そのスギ合板の凹凸部から木質繊維板の裏面が押圧されても、その木質繊維板は変形し難くなり、スギ合板の木目の凹凸部が床材の表面に現れることを防止できる。これにより、平滑性が高く、高い意匠性を長時間に亘り維持できる床材を得ることができる。
本発明に係る床材において、複数の単板のうちのいずれかは抜け節を有していてもよい。このような場合、乾湿の繰り返しを受けてスギ合板の寸法の変化が起こると、抜け節を有する部分とその周辺との硬度差及びスギ合板の寸法変化率により木質繊維板にかかる力にも差が生じるため、抜け節の模様が床材の表面に現れるが、上記の通り木質繊維板は変形し難いため、抜け節の模様が床材の表面に現れない。
本発明に係る床材によると、乾湿の繰り返しを受けても合板の木目模様が表面に現れることを防止できるため、軽量で且つ平滑性が高く、高い意匠性を長時間に亘り維持できる床材を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る床材を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る床材について図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る床材10は、スギ材からなる複数のスギ単板1a〜1eが積層接着されたスギ合板1と、スギ合板1の表面に貼着された木質繊維板2と、木質繊維板2の表面に貼着された表面化粧層3とにより構成され、厚さが9.0mm以上である。
スギ合板1は、複数枚のロータリースライスされた全層スギ単板を積層接着することにより形成される。図1では5枚のスギ単板1a〜1eが積層された5プライのスギ合板1を示しているがこれに限られず、例えば3枚又は4枚のスギ単板が積層されても構わない。また、スギ合板1は、その表面に木目模様を形成する凹凸部5を有している。図1では、便宜的に最上層のスギ単板1eにのみ凹凸部5を記載しているが、各スギ単板1a〜1eが凹凸部5を有していてもよい。
また、スギ単板1a〜1eのいずれかは、抜け節を有していてもよい。抜け節があると、抜け節を有する部分とその周辺とは硬度差があるため、乾湿の繰り返しを受けてスギ合板の寸法の変化が起こることにより、スギ合板1の表面に抜け節の模様が現れる。
複数枚のスギ単板により形成されるスギ合板1の厚さは、特に限定されないが、スギ合板1の形成後の強度に関する特性及び寸法の変化に対する安定性の観点から、4.0mm以上のスギ合板を用いるのが好ましく、特に5.0mm〜12.0mm程度が好ましい。何れの場合も、スギ合板1の厚さは、木質繊維板2の厚さ以上であることが肝要である。後に説明するが、木質繊維板2として、強度が大きい広葉樹木質繊維からなる木質繊維板を使用しているため、スギ合板1の厚さが木質繊維板2の厚さよりも小さくなると木質繊維板2の寸法変化の影響が大きくなるため、反り及び乾湿の繰り返しによる寸法変化量が大きくなり、好ましくない。
また、4.0mm未満の厚さを有するスギ合板を用いる場合、一般的な合板に使用される単板の厚さとは異なる複数の薄いスギ薄単板を、それぞれの方向性を異ならせて積層してスギ合板を形成することとなる。この場合、スギ薄単板のそれぞれの寸法変化は小さいため、そもそもスギ合板の木目が表面に現れるという問題は生じない。しかしながら、この場合、汎用的な合板を使用できず、高価な床材となってしまう。
木質繊維板2は、気乾比重が0.7以上で且つ厚さが4.0mm〜6.0mmである広葉樹からなる。気乾比重が0.7未満であると、硬度が低いため、スギ合板1の寸法の変化が生じた際に、スギ合板1の凹凸部5に木質繊維板2の裏面が押圧されることにより、その表面に凹凸状の木目模様が現れることとなる。このとき、スギ単板1a〜1eのいずれかが抜け節を有していると、上記の通りスギ合板1の表面に抜け節の模様が現れるため、スギ合板の凹凸部と同様に、木質繊維板2の表面に抜け節の模様が現れることとなる。また、厚さが4.0mm未満であると剛性が低くなり、スギ合板1の凹凸部5に押圧されることにより、やはりその表面に凹凸状の木目模様及び抜け節の模様が現れることとなる。一方、厚さが6.0mmよりも大きいと、現在、市場で最も汎用的な9.0mm〜12.0mmの床材の厚さの50%以上を占めることとなる。この場合、前記の通り、スギ合板1の厚さが、木質繊維板2の厚さよりも小さくなり、木質繊維板2の寸法変化の影響が大きくなり、反り及び乾湿の繰り返しによる寸法変化量が大きくなるため、好ましくない。さらに、スギ合板を基材に使用する本来の目的である軽量化が図れないため、好ましくない。木質気乾比重が0.7以上で且つ厚さが4.0mm〜6.0mmの硬質の木質繊維板2には、例えば木質繊維板のJIS A5905が定めるミディアムデンシティファイバーボード(MDF)を用いることが好ましい。木質繊維板2としてインシュレーションボードを選択すると、床材に使用するには強度的に問題がある。また、ハードボードは、水及び湿気による寸法の変化が大きいため、木質繊維板2に用いるのに適しない。
MDFは、広葉樹木質繊維を原材料とした広葉樹MDFと、針葉樹木質繊維を原材料とした針葉樹MDFとに大きく分けられる。本実施形態においては、高湿又は水分による寸法の変化に対して良好な安定性を有する広葉樹MDFを用いている。広葉樹MDFとして、例えば大建工業社製の商品名テクウッド(登録商標)等を用いることができる。
スギ合板1と木質繊維板2との接着には、例えば熱圧法、冷圧法又はロールプレス法等が用いられる。
熱圧法を用いる場合、接着剤として、例えばメラミン系、ユリア系、フェノール系、ユリアメラミン系、変性酢酸ビニル系又は水性ビニルウレタン系等が好適に用いられる。冷圧法を用いる場合では、例えば変性酢酸ビニル系又は水性ビニルウレタン系等の接着剤が好適に用いられる。ロールプレス法では、例えばホットメルト接着剤又はPUR(poly urethane reactive)ホットメルト接着剤等が好適に用いられる。
表面化粧層3には、例えば厚さが0.05mm〜1.0mm程度の天然木突板、WPC(wood plastic combination)単板、樹脂化粧シート、化粧紙又は化粧樹脂含浸紙等が用いられる。好ましくは、0.2mm〜1.0mm程度の天然木突板、0.05mm〜0.2mm程度の化粧樹脂含浸紙又は0.1mm〜0.6mm程度の樹脂化粧シート等が用いられる。
本発明の一実施形態に係る床材1によると、木質繊維板2として気乾比重が0.7以上であり、厚さが前記スギ合板の厚さ以下で且つ4.0mm〜6.0mmである広葉樹木質繊維からなるMDFを用いている。このため、乾湿の繰り返しによりスギ合板1の寸法の変化が生じたとしても、木質繊維板2が寸法の変化に対して良好な安定性を有し、スギ合板1の木目が表面に現れることを防ぐことが可能となる。また、スギ合板1の木目だけでなく、スギ合板1が抜け節等を有する場合、スギ合板1の寸法の変化によって、その抜け節の模様が表面に現れることも防止できる。これにより、軽量で且つ平滑性が高く、高い意匠性が長時間に亘り維持できる床材を得ることができる。
以下、本発明の総厚が12.0mmの床材における具体的な実施例を示し、各実施例に係る床材の差違を[表1]に示す。[表1]では、各実施例における乾湿繰り返し試験の結果として、床材の表面にスギ合板の木目模様が現れないものには○を付け、スギ合板の木目模様が現れるものには×を付けている。また、反り測定の結果として、特に良かったものには◎を付け、良かったものには○を付け、反りが大きかったものには×を付けている。重量については、一般的な12.0mmのカラーフロアと比較して、軽量化が特に図れているものには◎を付け、軽量化が図れているものには○を付け、あまり変わらない又は重いものには×を付けている。これらを総合して、床材としての総合評価を行った。
なお、本実施例は、特に需要が大きい12.0mmの床材について評価を行ったが、12.0mmの床材に限定されることがないことはいうまでもない。
(実施例1)
5枚のスギ単板からなる厚さが8.0mmのスギ合板の表面に、PURホットメルト接着剤を90g/m塗布し、この表面に広葉樹からなる厚さが4.0mmのMDF(大建工業社製の商品名テクウッドXM)を積層した。続いて、この積層物を30m/分の送り速度で搬送しながら、その表面を線圧が20kg/cmとなるようにロールプレスにより押圧して、スギ合板とMDFとを積層一体化した。この後に、MDFの表面にオレフィン樹脂化粧シートを水系ビニルアルコール系接着剤により貼着一体化して総厚が12.0mmの床材を得た。製造直後の床材は、軽量で反りが無く、表面が平滑であった。
この床材を、温度が40℃で且つ湿度が90%の条件と、温度が40℃で且つ湿度が40%の条件とを2サイクル繰り返す乾湿繰り返し試験を行った。その結果、床材の表面にスギ合板の木目模様は現れなかった。また、反りを確認したが、特に問題となる反りは確認されなかった。
(実施例2)
3枚のスギ単板からなる厚さが6.5mmのスギ合板の表面に、PURホットメルト接着剤を90g/m塗布し、この表面に広葉樹からなる厚さが5.5mmのMDF(大建工業社製の商品名テクウッドXM)を積層した。続いて、この積層物を30m/分の送り速度で搬送しながら、その表面を線圧が20kg/cmとなるようにロールプレスにより押圧して、スギ合板とMDFとを積層一体化した。この後に、MDFの表面にオレフィン樹脂化粧シートを水系ビニルアルコール系接着剤により貼着一体化して総厚が12.0mmの床材を得た。製造直後の床材は、やや軽量で反りが無く、表面が平滑であった。
この床材を、温度が40℃で且つ湿度が90%の条件と、温度が40℃で且つ湿度が40%の条件とを2サイクル繰り返す乾湿繰り返し試験を行った。その結果、床材の表面にスギ合板の木目模様は現れなかった。また、反りを確認したが、特に問題となる反りは確認されなかった。
(比較例1)
5枚のスギ単板からなる厚さが9.0mmのスギ合板の表面に、PURホットメルト接着剤を90g/m塗布し、この表面に広葉樹からなる厚さが2.7mmのMDF(大建工業社製の商品名テクウッドXM)を積層した。続いて、この積層物を30m/分の送り速度で搬送しながら、その表面を線圧が20kg/cmとなるようにロールプレスにより押圧して、スギ合板とMDFとを積層一体化した。この後に、MDFの表面にオレフィン樹脂化粧シートを水系ビニルアルコール系接着剤により貼着一体化して床材を得た。製造直後の床材は、軽量で反りが無く、表面が平滑であった。
この床材を、温度が40℃で且つ湿度が90%の条件と、温度が40℃で且つ湿度が40%の条件とを2サイクル繰り返す乾湿繰り返し試験を行った。その結果、床材の表面にスギ合板の木目模様が現れた。また、反りを確認したが、特に問題はなかった。
(比較例2)
本比較例では、実施例1における広葉樹からなる厚さが4.0mmの広葉樹MDFの代わりに、針葉樹からなる厚さが4.0mmのMDF(大建工業社製の商品名カスタムウッド)を用いて、他は実施例1と同一の条件により床材を得た。製造直後の床材は、軽量で反りが無く、表面が平滑であった。
この床材を、温度が40℃で且つ湿度が90%の条件と、温度が40℃で且つ湿度が40%の条件とを2サイクル繰り返す乾湿繰り返し試験を行った。その結果、床材の表面にスギ合板の木目模様が現れた。また、反りを確認したところ、乾湿の繰り返しにより、大きく凹反りと凸反りとを繰り返していることがわかった。
(比較例3)
5枚のスギ単板からなる厚さが4.5mmのスギ合板の表面に、PURホットメルト接着剤を90g/m塗布し、この表面に広葉樹からなる厚さが7.5mmのMDF(大建工業社製の商品名テクウッドXM)を積層した。続いて、この積層物を30m/分の送り速度で搬送しながら、その表面を線圧が20kg/cmとなるようにロールプレスにより押圧して、スギ合板とMDFとを積層一体化した。この後に、MDFの表面にオレフィン樹脂化粧シートを水系ビニルアルコール系接着剤により貼着一体化して総厚が12.0mmの床材を得た。こうして得られた床材は、従来の床材と同等以上の重さとなり、スギ合板を使用して軽量化する目的を達成化できなかった。
Figure 0005909087
この[表1]により、床材に4.0mm以上の厚さを有する広葉樹MDFを用いることにより、乾湿の繰り返しを受けても、表面にスギ合板の木目模様が現れないことが示された。また、所定の厚さを有するMDFを使用することにより、軽量化を図ることができることもわかった。
本発明に係る床材は、乾湿の繰り返しを受けても合板の木目模様が表面に現れることを防止でき、特に、住宅等建築物の内装材として用いられる軽量で且つ平滑性が高い床材等に有用である。
1 スギ合板
1a〜1e スギ単板
2 木質繊維板
3 表面化粧層
5 凹凸部
10 床材

Claims (2)

  1. スギ材からなる複数の単板を積層接着して形成されたスギ合板と、該スギ合板の表面に貼着された木質繊維板と、該木質繊維板の表面に貼着された表面化粧層とを含み、厚さが9.0mm以上の床材であって、
    前記スギ合板は、その表面に木目模様を形成する凹凸部を有し、
    前記木質繊維板は、乾燥条件及び高湿条件の繰返しにより床材表面に少なくとも前記スギ合板の凹凸部が現れないように気乾比重が0.7以上であり、厚さが前記スギ合板の厚さ以下で且つ4.0mm〜6.0mmである広葉樹木質繊維からなることを特徴とする床材。
  2. 前記複数の単板のうちのいずれかは抜け節を有することを特徴とする請求項1に記載の床材。
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