JP5909000B1 - 鋳型支持構造、鋳造機、鋳造物の製造方法および鋳型 - Google Patents

鋳型支持構造、鋳造機、鋳造物の製造方法および鋳型 Download PDF

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Abstract

【課題】遠心鋳造における鋳型の高速回転を実現する。【解決手段】鋳型支持構造(1c)は、遠心鋳造に用いられる鋳型(1)の一部を支持する支持ローラ(2)を備え、支持ローラ(2)の支持面(鋳型1の円錐台状の端部側面1g)が鋳型の回転軸(C1)に対して傾斜している。【選択図】図2

Description

本発明は、遠心鋳造に用いられる、鋳型支持構造、鋳造機、鋳造物の製造方法および鋳型に関する。
遠心鋳造機において、遠心鋳造時に回転している鋳型を支持するための構造として、例えば特許文献1に記載のような鋳型の軸方向前後に設けられた一対の軸受装置を備えた鋳造機が開示されている。
特開2011−212688号公報(2011年10月27日公開)
しかしながら、特許文献1に開示された軸受装置は、鋳型をその回転軸と直交する方向に支持するものであるため、厚みの均一性を向上させるべく、鋳型を非常に高速回転させた場合には、確実に鋳型を支持することが困難となり、該鋳型に振動が発生してしまう可能性があった。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、鋳型の回転時における振動を抑制して、鋳型の高速回転を実現する鋳型支持構造、該鋳型支持構造を備えた鋳造機、該鋳造機を用いた鋳造物の製造方法および回転時の振動が抑制される鋳型を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の鋳型支持構造は、遠心鋳造に用いられる鋳型の一部を支持する支持ローラを備え、上記支持ローラの支持面が、上記鋳型の回転軸に対して傾斜している。
上記の構成によれば、支持ローラの支持面が鋳型の回転軸に対して傾斜していることから、支持ローラによって、鋳型が該鋳型の回転軸方向および該回転軸と垂直な方向に支持される。したがって、鋳型の支持がより確実となり、鋳型の回転時の振動を抑制することができる。そのため、鋳型の高速回転が可能となる。
また、本発明の鋳型支持構造の、上記支持ローラの支持面は、上記支持ローラによって上記鋳型の一部を押圧する力の向きが上記鋳型の回転軸方向における中央部側を向くように、上記鋳型の回転軸に対して傾斜していることが好ましい。
支持ローラによって鋳型の一部を押圧する力の向きが該鋳型の端面側を向くように、支持ローラの支持面を鋳型の回転軸に対して傾斜させた場合、支持ローラを鋳型の支持面と垂直な方向に移動させるための機構が別途必要となる。
その点、上記の構成によれば、支持ローラを鋳型の一部に押し当てるだけで鋳型の支持が実現する。そのため、本発明に係る鋳型支持構造を備えた鋳造機の機構を簡素にすることができ、部品点数の削減およびコスト削減を実現することができる。
また、本発明の鋳型支持構造の、上記支持ローラは、上記鋳型における、上記鋳型の回転軸と同一の中心軸を有する円錐台状に形成された少なくとも一端を支持していることが好ましい。
上記の構成によれば、支持ローラによって支持される鋳型の少なくとも一端は、円錐台状を形成しているため、該一端に加わる力を鋳型の回転軸方向および該回転軸方向と垂直な方向に作用させることができ、鋳型の支持がより確実となる。これらのことから、鋳型の高速回転がより実現可能となる。
また、本発明の鋳型支持構造における、上記円錐台状に形成された少なくとも一端における上記支持ローラの支持面の、上記鋳型の回転軸に対する傾斜角度は、10°以上50°以下であることが好ましい。
上記の構成によれば、円錐台状に形成された少なくとも一端の支持ローラが支持する表面において、鋳型の回転軸方向および該回転軸方向と垂直な方向に適切に押圧力が加わる。そのため、鋳型の支持がより安定化し、ひいては鋳型の高速回転をより安全に行うことができる。
また、本発明の鋳型支持構造の、上記鋳型は、上記円錐台状に形成された少なくとも一端において、少なくとも3つの上記支持ローラで支持されていることが好ましい。
上記の構成によれば、円錐台状に形成された両端のそれぞれにおいて、荷重の加わる箇所が少なくとも3つできることから、鋳型の支持がより安定化する。そのため、鋳型の高速回転をより安全に行うことができる。
また、本発明の鋳型支持構造は、上記鋳型の回転軸に沿って上記鋳型の端面を見た場合における、隣り合う2つの上記支持ローラと上記鋳型の回転軸とのなす角度が均等になるように、上記少なくとも3つの支持ローラのそれぞれが配置されていることが好ましい。
上記の構成によれは、少なくとも3つの支持ローラが、円錐台状に形成された鋳型の端部上に、隣り合う2つの支持ローラと回転軸とのなす角度(回転軸に沿って鋳型を見た場合)が均等になるように配置される。そのため、上記端部に対して均等に力が加わり、鋳型の支持がより安定化する。そのため、鋳型の高速回転をより安全に行うことができる。
また、本発明の鋳型支持構造の、上記支持ローラの外形は、円錐台状となっており、上記支持ローラを円錐台とみなした場合における上底面が、上記鋳型の端面方向を向いていることが好ましい。
上記の構成によれは、支持ローラで円錐台状に形成された両端を支持することにより生じる、該支持ローラに作用する反力を異なる方向に分散させることができる。そのため、支持ローラの破損を抑制することができ、鋳型を安全に高速回転させることができる。
また、上記の構成によれば、鋳型の回転軸、支持ローラの回転軸、支持ローラの支持面における、鋳型の回転軸に沿った方向の延長線は、全て鋳型の回転軸上の特定の一点で交わる。そのため、支持ローラを構成する各部位間で回転差が生じることを防止することができ、遠心鋳造時における鋳型の回転軸に沿う方向の支持ローラの滑りと、遠心鋳造時における鋳型の回転軸に直交する方向の支持ローラの滑りとを抑制することができる。
また、本発明の鋳型支持構造の、上記支持ローラは、上記鋳型の回転軸の軸方向に移動可能であることが好ましい。
上記の構成によれば、支持ローラを鋳型の回転軸方向に移動させるだけで、鋳型の支持を解除することができる。そのため、鋳型の交換を容易にすることができる。
また、本発明の鋳造機は、上記の鋳型支持構造を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、鋳型を高速回転させた場合においても、鋳型の振動を抑制するとともに、鋳型を確実に支持する鋳造機を実現することができる。
また、本発明の鋳造物の製造方法は、上記の鋳造機を用いた鋳造物の製造方法であって、溶湯が供給されている上記鋳型の一部を、上記鋳造機に備えられた上記鋳型支持構造における上記支持ローラで支持して回転させる鋳型回転工程を含んでいる。
上記の構成によれば、本発明に係る鋳造機を用いることによって、回転時の鋳型の振動を抑制しつつ、鋳型を高速回転させることができる。したがって、溶湯を鋳型内面に均等に分布させることができ、製造された鋳造物の厚みを均一にすることができる。そのため、本発明に係る鋳造物の製造方法によって鋳造物の品質を向上させることができる。
また、本発明の鋳型は、遠心鋳造に用いられる鋳型であって、上記鋳型の回転軸に対して傾斜した回転軸を有し、遠心鋳造時に上記鋳型を回転させながら支持する複数の支持ローラにより支持されるよう、長手方向の側面が形成されている。
上記の構成によれば、支持ローラの回転軸が鋳型の回転軸に対して傾斜するように鋳型の長手方向の側面が形成されていることから、鋳型は、支持ローラによって該鋳型の回転軸方向および該回転軸と垂直な方向に支持される。したがって、鋳型の支持がより確実となり、鋳型の回転時の振動を抑制することができる。そのため、高速回転が可能な鋳型を実現することができる。
また、本発明の鋳型は、上記鋳型の回転軸と同一の中心軸を有する円錐台状に、上記鋳型の両端が形成されており、この円錐台状に形成された両端にて、上記支持ローラに支持される。
上記の構成によれば、鋳型の両端が円錐台状に形成されているため、該両端を支持ローラによって支持することにより、回転時の振動が抑制される。また、両端を支持ローラによって支持した場合、該両端に加わる力を鋳型の回転軸方向および該回転軸方向と垂直な方向に作用させることができ、鋳型の支持がより確実となる。これらのことから、高速回転がより可能な鋳型を実現することができる。
本発明の一態様によれば、鋳型の回転時における振動を抑制することができるとともに、支持ローラが摩耗した場合でも鋳型を確実に支持することができる。そのため、遠心鋳造における鋳型の高速回転が可能となる。
本発明の実施形態1に係る鋳造機の概略構成を示す断面図である。 上記鋳造機が備える鋳造物成型部の概略構成を示す断面図である。 上記鋳造物成型部が備える鋳型の端部周辺の概略構成を示す断面図である。 上記鋳造物成型部の概略構成を示す正面図である。 (a)は、上記鋳造物成型部が備える支持ローラで上記鋳型を支持した場合に、支持ローラに反力が作用する様子を示した概略図である。(b)は、上記支持ローラに実質的に作用する、上記反力の分解成分を示した概略図である。(c)は、上記分解成分が、上記支持ローラの回転軸に平行な方向の成分と該回転軸に直交する方向の成分とに、さらに分解される様子を示した概略図である。 上記鋳造物成型部が備えるウォータージャケットローラの傾斜面の上記回転軸(鋳型)に対する傾斜角度と、上記支持ローラが備える軸部の該回転軸に対する傾斜角度との関係を示す概略図である。 上記鋳造機の変形例の構成を示す断面図であり、鋳造開始時点の様子を示している。 上記鋳造機の変形例の構成を示す断面図であり、鋳造終了時点の様子を示している。 (a)および(b)は、本発明に係る鋳造機に用いられる、鋳型の両端の形状およびウォータージャケットローラの外形形状の変形例を示す概略図である。 (a)および(b)は、本発明に係る支持ローラによる、鋳型の支持方法の変形例を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る鋳造機における溶湯供給構造である、円弧取鍋およびシュートの拡大図である。
〔実施形態1〕
本発明に係る一実施形態について、図1〜6、および図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
<鋳造機100の構成>
図1は、本発明の実施形態1に係る鋳造機100の概略構成を示す断面図である。具体的には、図1は鋳造終了時点の様子を示している。
図1に示す鋳造機100は、鋳造物成型部10、定置取鍋20から溶湯30が供給される円弧取鍋40、モーター50、シュート60、トラフ70およびトラフ移動部80を備えている。円弧取鍋40は、取鍋本体40aおよびノズル(注湯口)40bを備えている。
取鍋本体40aは、溶湯30を貯留するものである。取鍋本体40aは、第1断面(取鍋本体から外部への注湯方向と、鉛直方向とで規定される平面と平行な方向における断面、すなわち、紙面と同じ面)形状が中心40cを中心とする第1円弧である底面部40dを備えている。換言すれば、取鍋本体40aの第1断面視は、中心40cを中心とする扇形である。取鍋本体40aは、モーター50により、中心40cを回動軸として、取鍋本体40aから外部への注湯方向と、鉛直方向とで規定される平面内で回動される。なお、底面部40dは、該回動軸に沿って(紙面表裏方向に)延伸するように設けられている。
ノズル40bは、底面部40dに配置されている。円弧取鍋40は、このノズル40bから、取鍋本体40aに貯留された溶湯30を外部へ注湯することが可能となっている。モーター50により取鍋本体40aの回動角度を制御することで、取鍋本体40aから外部へ注湯される溶湯30の量を調節することが可能である。また、取鍋本体40aの回動に追従して、ノズル40bも回動される。
シュート60は、円弧取鍋40から注湯された溶湯30を受け、受けた溶湯30を水平方向に導く溝状の部材である。シュート60は、その表面に塗型(黒鉛等)が塗布されている。シュート60より導かれた溶湯30は、トラフ70に供給される。
シュート60は、上記第1断面において、取鍋本体40aから外部への注湯方向と、シュート60が溶湯30を導く方向とがなす角度θ(図11参照)が、90°以上270°以下である。好ましくは、180°以下である。ここで、シュート60が溶湯30を導く方向とは、シュート60の先端部における溶湯30の流れ方向(トラフ70に溶湯30を導く方向)であり、角度θは図11に示す通り、取鍋本体40aから外部への注湯方向と、シュート60の先端がトラフ70に溶湯30を導く方向への、流れの方向が変化する角度である。換言すれば、シュート60の先端における溶湯30が流れる方向は、ノズル40bからの注湯方向と水平方向において、概ね逆方向である。これにより、円弧取鍋40から注湯された溶湯30の流れが、シュート60によって流れの方向を大きく変えられるため、円弧取鍋40からの注湯時の勢いを緩衝することが可能である。このため、シュート60から供給される溶湯30の流れを安定化させることができる。また、シュート60は、上記第1断面形状が、中心40cを中心とし、かつ、上記第1円弧より中心40cまでの距離が遠い第2円弧である。これにより、底面部40dとシュート60との最短距離d(図11参照)を一定とすることが容易である。この最短距離dを一定とすることにより、シュート60が溶湯30を導くことをより安定化させることが可能となる。
トラフ70は、溶湯30が通る溝であり、鋳造物成型部10側が下がるようにやや傾斜して延伸している。トラフ移動部80は、例えばレールであり、トラフ70の延伸方向に沿って台車を移動させる。トラフ70は、普段は該レールに対して平行な傾斜角度であるが、該レールに対して鋳造物成型部10側が下がるようにさらに傾斜させることが可能となっていてもよい。
鋳造機100では、取鍋本体40aを回動させることにより、ノズル40bの位置を変化させることができる。これにより、シュート60が溶湯30を受ける位置を、取鍋本体40aの回動角度に応じて適宜変化させることができる。この結果、シュート60表面の溶湯接触面に塗布された塗型を厚塗りしないでも、シュート60表面に焼き付きが生じることを抑制することができ、シュート60に対するダメージを低減することができる。
(鋳造物成型部10の構成)
図2は、鋳造機100が備える鋳造物成型部10の概略構成を示す断面図である。また、図3は、鋳造物成型部10が備える鋳型1の端部1e周辺の概略構成を示す断面図である。
図2に示すように、鋳造物成型部10は、鋳型1、支持ローラ2、支持ローラ保持体3、鋳型回転ローラ5、モーター6および制振台7を備えている。
鋳型1は、モールド1a、スリーブ1bおよびウォータージャケットローラ1hを備えている。モールド1aおよびスリーブ1bはともに円筒形状であるが、スリーブ1bおよびウォータージャケットローラ1hについては、その端部1e(両端)が鋳型1の回転軸C1と同一の中心軸を有する円錐台状に形成されている。また、スリーブ1bおよびウォータージャケットローラ1hは、モールド1aを囲むように、モールド1aに対して同心円状に設けられている。
上述のように、鋳型1の端部1eを円錐台状にすることにより、該端部1eに加わる力を回転軸C1方向および該回転軸C1方向と垂直な方向に作用させることができ、支持ローラ2による鋳型1の支持がより確実となる。
なお、支持ローラ2による鋳型1の支持面(鋳型1の円錐台状の端部側面1g;図3参照)が鋳型1の回転軸に対して傾斜していれば、上記と同様の効果を得ることができる。
上述のように、モールド1a、スリーブ1b、ウォータージャケットローラ1hが別部材で鋳型1を構成する場合、支持ローラ2で支持されるウォータージャケットローラ1hの表面が摩耗した場合など、部材の交換で対応できるため補修が容易となるとともに、鋳型1として複雑な形状のものを実現し得る。
また、鋳型1の円錐台状の端部側面1g(支持ローラの支持面;図3参照)の回転軸C1に対する傾斜角度は、10°以上50°以下であることが好ましい。なお、本実施形態では傾斜角度を20°としている。
傾斜角度を上述のようにすることで、上記端部側面1gにおいて、回転軸C1方向および該回転軸C1方向と垂直な方向に適切に支持ローラ2の押圧力が加わる。そのため、鋳型1の支持がより安定化し、ひいては鋳型1の高速回転をより安全に行うことができる。
さらに、モールド1aとスリーブ1bとの間には空間1fが形成されており、この空間1fに、外部からウォータージャケットローラ1hを介して冷却水8aを供給することにより、モールド1aの冷却が可能となっている。
なお、トラフ70に導かれた溶湯30は、鋳造物成型部10側のトラフ70の端部(以下、トラフ70の終端と称する)から流れ落ち、モールド1aに導かれる。つまり、トラフ70の終端が、モールド1aへの溶湯30の供給部分となっている。
支持ローラ2は、鋳型1の端部1eを、鋳造時に回転させながら支持する部材である。図3に示すように、支持ローラ2は、支持ローラ本体2aおよび軸部2bを備え、支持ローラ本体2aが回転軸C2周りに回動自在な構成となっている。支持ローラ本体2aの外形は略円錐台状となっており、該支持ローラ本体2aにおける面積の小さい方の端面、換言すれば該支持ローラ本体2aを円錐台とみなした場合における上底面2cが、鋳型1の端面1d方向を向いている。
支持ローラ2の配置を上述のようにすることで、支持ローラ2の支持面および回転軸C2は、該支持ローラ2によって鋳型1の端部1eを押圧する力の向きが該鋳型1の回転軸C1方向における中央部側を向くように、該鋳型1の回転軸C1に対して傾斜する。したがって、支持ローラ2を鋳型1の円錐台状の端部側面1gに押し当てるだけで鋳型1の支持が実現する。そのため、支持ローラ2を回転軸C1と垂直な方向に移動させるための機構を考慮する必要がなく、鋳造機100の機構を簡素化できる。
また、鋳型1の回転によって、支持ローラ2における鋳型1の端部1eとの接触面が摩耗した場合でも、支持ローラ2を回転軸C1と平行に鋳型1の回転軸C1方向における中央部に向けて移動させるだけで、支持ローラ2は、摩耗前と同様の状態で鋳型1の端部1eを支持することができる。そのため、鋳型1の高速回転を一定時間継続した場合でも、支持ローラ2による安定した鋳型1の支持を維持することができる。
さらに、支持ローラ本体2aが回動しながら鋳型1を支持できるように、支持ローラ本体2aの中空部(図示せず)と軸部2bとの隙間に設置する転がり軸受(図示せず)については、軸受内径の小さい市販のものを用いることができる。そのため、鋳型1の回転数を上げても、支持ローラ2に用いる転がり軸受の限界dn値以下に実際のdn値を抑えることができ、鋳型1の高速回転が可能となる。
ここで、dn値は、転がり軸受の内径に軸部の毎分回転数を乗じた値を指す。また、限界dn値は、特定の転がり軸受における毎分回転数の限界値を求めるための基準となる値である。限界dn値は、軸受の形式・寸法、保持器の形式・材料、軸受荷重、潤滑方法、軸受周辺を含めた冷却状況等に応じてあらかじめ定まっている。
支持ローラ保持体3は、鋳型1が支持ローラ2によって支持されるよう、該支持ローラ2を所定の位置で保持するための部材である。支持ローラ保持体3は、鋳型1の装着時および取り外し時には、支持ローラ2と一体となって回転軸C1方向に移動する。具体的には、装着時には鋳型1の回転軸C1方向における中央部に向けて移動し、取り外し時には鋳型1の端面1d方向に移動する。
このように、支持ローラ2および支持ローラ保持体3を回転軸C1の軸方向に移動させるだけで、鋳型1の支持を解除することができることから、鋳型1の交換を容易にすることができる。
ウォータージャケットローラ1hは、スリーブ1bにおける円錐台状の端部を囲むようにスリーブ1bに対して同心円状に設けられた略円錐台状の部材であり、鋳造時にはモールド1aおよびスリーブ1bと一体となって回転する。また、図3に示すように、回転時には、ウォータージャケットローラ1hに設けられた略中空円筒状の接続部4aの一部が、常に外部の給排水口内に配置される構成となっている(図示せず)。
ウォータージャケットローラ1hおよび接続部4aの内部には、該ウォータージャケットローラ1hのスリーブ1bとの接触面と該接続部4aの端部とを貫通する空間4bが形成されている。ここで、空間4bは冷却水8aの流路となっており、外部から給水された冷却水8aは空間4bを通って空間1fに供給され、モールド1aおよびスリーブ1bを冷却する。その後、モールド1aおよびスリーブ1bの冷却に使用された冷却水8aは、他の流路から排出される。
鋳型回転ローラ5は、鋳型1の回転軸C1方向における中央部を基準として回転軸C1に沿って左右対称に配置されるよう制振台7に搭載されることにより、鋳型1の端部1e付近の下方と接触する。そして、同じく制振台7に搭載されたモーター6によって鋳型回転ローラ5を回転させることにより、鋳型1が回転軸C1周りに回転する。
なお、鋳型1の回転方法として、必ずしも上述した鋳型回転ローラを用いる必要はない。例えば、1本のベルトを鋳型1の回転軸C1方向における中央部に配置し、該ベルトを介してモーターで回転させてもよい(図示せず)。また、2本のベルトを鋳型1の端部1eにそれぞれ配置してもよい。
制振台7は、鋳型1の回転時における振動を抑制するものである。また上述のように、制振台7には鋳型回転ローラ5およびモーター6が設けられており、このモーター6による鋳型回転ローラ5の駆動によって鋳型1を回転させている。
(鋳型支持構造1cの構成)
図2に示すように、鋳造機100は鋳型支持構造1cを備えている。鋳型支持構造1cは、鋳型1の端部1e(円錐台状に形成された少なくとも一端)、支持ローラ2および支持ローラ保持体3を備える。
図4に示すように、鋳型1は、回転軸C1に沿って該鋳型1の端面1dを見た場合、該鋳型1の端部1eにおいて、それぞれ3つの支持ローラ2によって支持されている。そして、3つの支持ローラ2は、隣り合う2つの支持ローラ2と回転軸C1とのなす角度が全て120度になるように、それぞれ配置される。換言すれば、回転軸C1に沿って鋳型1の端面1dを見た場合における、隣り合う2つの支持ローラ2と回転軸C1とのなす角度が均等になるように、3つの支持ローラ2のそれぞれが配置される。
3つの支持ローラ2の配置を上述のようにすることで、鋳型1の端部1eに対して均等に力が加わり、該鋳型1の支持がより安定化する。そのため、鋳型1の高速回転をより安全に行うことができる。
なお、鋳型1の端面1dを支持する支持ローラ2の個数および配置は、上記場合に限定されない。例えば、一つの端面1dを6つの支持ローラ2で支持し、隣り合う2つの支持ローラ2と回転軸C1とのなす角度が全て60度になる(図示せず)ように、それぞれ配置してもよい。また、隣り合う2つの支持ローラ2と回転軸C1とのなす角度が互いに異なるような配置であっても、鋳型1の支持が安定化するような3つの支持ローラ2の配置であればよい。
また、図5の(a)に示すように、支持ローラ2によって、回転軸C1に沿って鋳型1の回転軸C1方向における中央部方向に作用する押圧力Fで、鋳型1の端部1eを支持した場合、支持ローラ2に対して反力Fが、該押圧力Fと反対の方向に作用する。
ここで、鋳型1の端部1eにおけるウォータージャケットローラ1hの外形は円錐台状であることから、図5の(b)に示すように、反力Fは、回転軸C1方向と垂直な方向に作用する分力Frと、ウォータージャケットローラ1hにおける支持ローラ2との接触面と直交する方向に作用する分力Fnとに分解される。結果、支持ローラ2には分力Fnが作用する。本実施形態では、鋳型1の回転軸C1に対して、ウォータージャケットローラ1hの上記接触面における回転軸C1を含む面と同一平面内にある延長線Sは、20°傾斜している。そのため、Fr=F/sin20°、Fn=F/tan20°の値をとる。
さらに、図5の(c)に示すように、支持ローラ2に作用する分力Fnは、支持ローラ本体2aの外形が円錐台状であることから、支持ローラ2の回転軸C2に平行な方向に作用する分力Faと、回転軸C2に直交する方向に作用するFn1とに分解される。結果、支持ローラ2に作用する分力Fnを2方向に分散させることができる。本実施形態では、回転軸C2は、延長線Sに対して10°傾斜している。そのため、Fa=Fn×sin10°、Fn1=Fn×cos10°の値をとる。
このように支持ローラ本体2aの外形を円錐台状とすることで、支持ローラ2に作用する反力Fnを異なる方向に分散させることができ、例えば、支持ローラ本体2aの外形が円柱状の場合に比して、支持ローラ2の破損をより抑制することができる。
なお、支持ローラ本体2aの外形は必ずしも円錐台状である必要はなく、例えば、上述のような円柱状であってもよい。
また、上述したように、支持ローラ2は、支持ローラ本体2aにおける面積の小さい方の端面が鋳型1の端面1d方向を向くように配置される。そのため、図6に示すように、鋳型1の回転軸C1、支持ローラ2の回転軸C2、鋳型1の円錐台状の端部側面1gにおける回転軸C1に沿った方向の延長線Sは、全て鋳型1の回転軸C1上の特定の一点Pで交わる。
ここで、支持ローラ2とウォータージャケットローラ1hとの接触面上にある任意の接触点P1およびP2において、接触点P1におけるウォータージャケットローラ1hの外径D1と支持ローラ2の外径d1との比が、接触点P2におけるウォータージャケットローラ1hの外径D2と支持ローラ2の外径d2との比に一致するよう、支持ローラ2およびウォータージャケットローラ1hの傾斜面を設計するのが好ましい。
上記のようにそれぞれの傾斜面を設計することにより、支持ローラ2を構成する各部位間で回転差が生じることを防止することができる。そのため、遠心鋳造時における鋳型1の回転軸C1に沿う方向の支持ローラ2の滑りと、回転軸C1に直交する方向の支持ローラ2の滑りとを抑制することができる。
<鋳造物の製造方法>
図7および図8を用いて、鋳造機110を用いた鋳造物の製造方法について説明する。なお、鋳造機110は、シュート60の配置が図1に示す鋳造機100と異なるほかは、該鋳造機100と同様の構成である。したがって、鋳造機100についても、下記に説明する製造方法により、鋳造物の製造が可能である。
鋳造機110による鋳造が開始されると、まず、円弧取鍋40から溶湯30を注湯する。円弧取鍋40から注湯された溶湯30は、シュート60、トラフ70の順に導かれ、トラフ70の終端から鋳型1(モールド1a)に供給される(溶湯供給工程)。
このとき、鋳型1は、モーター6による鋳型回転ローラ5の駆動により、鋳型1の回転軸C1周りに高速で回動されている(鋳型回転工程)。
さらにこのとき、図7に示すとおり、トラフ70の終端をシュート60方向に移動させるように、トラフ移動部80によりトラフ70を移動させる。これにより、トラフ70の終端は、モールド1aにおけるシュート60側に向けて移動することになる。従って、モールド1aにおけるシュート60と反対側の端部に溶湯30が供給できるよう、トラフ70の初期位置を設定すれば、モールド1aには、シュート60と反対側の端部から、シュート60側の端部へと、順次溶湯30が供給されることになる。
さらにこのとき、トラフ70を、トラフ移動部80のレールに対して鋳造物成型部10側が下がるようにさらに傾斜させてもよい。これにより、トラフ70を流れ切らずトラフ70上に残った溶湯30を、トラフ70の終端からモールド1aに残さず導くことができる。この結果、溶湯30の利用効率を上げると共に、トラフ70上に余剰銑(ジャミ)が残存することを抑制することができる。
鋳造機110による鋳造が終了した時点では、図8に示すように、トラフ70の終端は、モールド1aよりシュート60に近い位置となっている。そして、溶湯30は、モールド1a全体に亘って供給されている。なお、円弧取鍋40は、鋳造物1個毎に、必要量の溶湯30を注湯するのが好ましい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図9〜図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<鋳型の両端の形状>
鋳型の両端の形状には、実施形態1で説明したもの以外の形状を採用することも可能である。
例えば、図9の(a)に示すように、鋳型200の先端は円筒形状とし、該先端よりも鋳型200の回転軸方向における中央部側の位置に、実施形態1における鋳型1の端部1eと同様の傾斜角度の傾斜面を有する支持部200aが設けられた(すなわち、長手方向の側面が形成されている)鋳型200を採用してもよい。この場合、ウォータージャケットローラ800の外形形状も支持部200aの形状と略同様となる。なお、鋳型200自体の外形は円筒形状で、ウォータージャケットローラ800の外形形状のみが上記支持部200aと略同様の形状であってもよい(図示せず)。
また、図9の(b)に示すように、鋳型300の端部300aの外形が略円錐状(先端が平面になっている)であってもよい。もしくは、端部300aの傾斜面に突起部300bが設けられていてもよい。
<支持ローラ2による支持方法>
支持ローラ2による鋳型の支持方法には、実施形態1で説明したもの以外の方法を採用することも可能である。
例えば、図10の(a)に示すように、鋳型400の回転軸C3方向における中央部付近に、実施形態1における鋳型1の端部1eと同様の傾斜角度の傾斜面を2面有する支持部400aを設け(すなわち、長手方向の側面が形成されている)、該支持部400aのそれぞれの傾斜面を支持ローラ2によって支持するようにしてもよい。なお、支持部400aは、必ずしも鋳型400の回転軸C3方向における中央部付近に設けられる必要はなく、鋳型400を高速回転した場合でも、該鋳型400を安定して支持できる位置であれば、どの位置に設けられてもよい。
また、図10の(b)に示すように、鋳型500の端部付近にそれぞれ支持部500aを設け(すなわち、長手方向の側面が形成されている)、該支持部500aの傾斜面を支持ローラ2によって支持するようにしてもよい。この場合、支持ローラ2の回転軸C2は、該支持ローラ2によって支持部500aを押圧する力の向きが鋳型500の外側を向くように、鋳型500の回転軸C4に対して傾斜する。
上述した各支持方法を採用しても、支持ローラ2の回転軸C2が鋳型400および500の回転軸(C3およびC4)に対して傾斜していることから、支持ローラ2によって、鋳型400および500が回転軸(C3およびC4)方向および該回転軸と垂直な方向に支持される。そのため、鋳型400および500の支持がより確実となり、鋳型400および500の回転時の振動を抑制することができる。
また、支持ローラ2における鋳型400および500との接触面が摩耗した場合でも、支持ローラ2を回転軸(C3およびC4)と平行に鋳型400および500の該回転軸方向における中央部に向けて移動させるだけで、支持ローラ2は、摩耗前と同様の状態で鋳型400および500の一部を支持することができる。そのため、鋳型400および500の高速回転を一定時間継続した場合でも、支持ローラ2による安定した鋳型400および500の支持を維持することができる。
また、上述した実施形態において、鋳型1は、モールド1a、スリーブ1bおよびウォータージャケットローラ1hを備えたものであったが、ウォータージャケットローラ1hおよびスリーブ1bを用いず、モールド1aのみであってもよい。その場合、支持ローラ2が、モールド1aを直接傾斜して支持する構造となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、鋳型の高速回転を可能とする鋳型支持構造、該鋳型支持構造を備えた鋳造機、該鋳造機を用いた鋳造物の製造方法および鋳型に利用することができる。
1、200、300、400、500 鋳型
1c 鋳型支持構造
1d 端面
1e、300a 端部(鋳型の少なくとも一端)
1g 端部側面(支持ローラの支持面)
2、600、700 支持ローラ
2c 上底面
100 鋳造機
200a、400a、500a 支持部(鋳型の一部)
C1、C3、C4 回転軸(鋳型の回転軸)

Claims (11)

  1. 遠心鋳造に用いられる鋳型の一部を回転させながら上記鋳型の回転軸方向および上記鋳型の回転軸と垂直な方向に支持する支持ローラを複数備えることで、上記鋳型の回転時の振動を抑制する鋳型支持構造であって
    上記支持ローラは、上記鋳型の回転軸の鉛直上下側にそれぞれ設けられ、
    上記支持ローラが上記鋳型を支持する支持面が、上記支持ローラによって上記鋳型の一部を押圧する力の向きが上記鋳型の回転軸方向における中央部側を向くように、上記鋳型の回転軸に対して傾斜していることを特徴とする鋳型支持構造。
  2. 上記支持ローラは、上記鋳型における、上記鋳型の回転軸と同一の中心軸を有する円錐台状に形成された部位を支持することを特徴とする請求項1に記載の鋳型支持構造。
  3. 上記円錐台状に形成された部位における上記支持面の、上記鋳型の回転軸に対する傾斜角度は、10°以上50°以下であることを特徴とする請求項に記載の鋳型支持構造。
  4. 上記鋳型は、上記円錐台状に形成された部位において、少なくとも3つの上記支持ローラで支持されることを特徴とする請求項またはに記載の鋳型支持構造。
  5. 上記鋳型の回転軸に沿って上記鋳型の端面を見た場合における、隣り合う2つの上記支持ローラと上記鋳型の回転軸とのなす角度が均等になるように、上記少なくとも3つの支持ローラのそれぞれが配置されることを特徴とする請求項に記載の鋳型支持構造。
  6. 上記支持ローラの外形は、円錐台状となっており、
    上記支持ローラを円錐台とみなした場合における上底面が、上記鋳型の端面方向を向いていることを特徴とする請求項2からのいずれか1項に記載の鋳型支持構造。
  7. 上記支持ローラは、上記鋳型の回転軸の軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の鋳型支持構造。
  8. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の鋳型支持構造を備えていることを特徴とする鋳造機。
  9. 請求項に記載の鋳造機を用いた鋳造物の製造方法であって、
    溶湯が供給されている上記鋳型の一部を、上記鋳造機に備えられた上記鋳型支持構造における上記支持ローラで支持して回転させる鋳型回転工程を含むことを特徴とする鋳造物の製造方法。
  10. 遠心鋳造に用いられる鋳型であって、
    上記鋳型の回転軸に対して傾斜した回転軸を有するとともに上記鋳型の回転軸の鉛直上下側にそれぞれ設けられ、遠心鋳造時に上記鋳型を回転させながら上記鋳型の回転軸方向および上記鋳型の回転軸と垂直な方向に支持することで上記鋳型の回転時の振動を抑制する複数の支持ローラにより、上記鋳型の一部を押圧する力の向きが上記鋳型の回転軸方向における中央部側を向くように支持されるよう、長手方向の側面が形成されていることを特徴とする鋳型。
  11. 上記鋳型の回転軸と同一の中心軸を有する円錐台状に、上記鋳型の両端が形成されており、この円錐台状に形成された両端にて、上記支持ローラに支持されることを特徴とする請求項10に記載の鋳型。
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