JP5908346B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、通信装置および通信方法に関する。
マスタ局としての制御機器と子局としてのI/O機器とをネットワークで接続した制御システムの技術が発展するとともに当該制御システムに含まれるネットワーク機器が発達したため、制御機器と、ネットワークを介して遠隔地に設置されたI/O機器と、を1つの制御システムとして運用できるようになった。
一般的な制御システムは、I/O機器に接続されたフィールド機器(制御対象機器)の制御を指示する指示信号を、オペレータの操作により制御機器からI/O機器に送信することにより、フィールド機器を制御する。例えば、発電所のパイプの温度を下げる減温水の注水弁(フィールド機器)を制御する場合、温度センサによりパイプの温度が高いことが検知されてその検知結果が制御機器に送信されると、制御機器は、I/O機器に対して注水弁を開くことを指示する指示信号を送信して、注水弁を開かせることによりパイプの温度を制御する。
また、制御システムの信頼性および安全性の向上を図るために、制御システム内に複数の制御機器を設けることにより、制御システム内の1つの制御機器に異常が発生した場合、他の制御機器が、当該1つの制御機器の異常を検知し当該1つの制御機器から情報を取得してマスタ局として機能する。これにより、1つの制御機器で異常が発生した場合でも、制御システム全体の制御を続けることができる。
特開2004−341645号公報
ところで、制御システムは、当該制御システムの安全運転を確保するため、ユーザが定時的に制御システムに含まれる各機器の点検を実施する必要があるが、単一の制御機器と複数のI/O機器とを備える制御システムにおいては、制御システムの点検のために恣意的に制御機器を停止させた場合、フィールドデバイスを制御することができず制御システムとしての運転を継続することができない、という課題がある。また、単一の制御機器と複数のI/O機器とを備える制御システムは、偶発的に制御機器が故障した場合やネットワークが切断された場合も同様に、制御システムとしての運転を継続することができない、という課題がある。
実施形態の通信装置は、IOモジュールを介して通信装置と接続されている制御対象機器の制御処理を指示する指示情報の送信処理を実行するための第1プログラムを実行する第1実行部と第1プログラムによる送信処理の一部の処理を代替して送信処理を高速化するための第2プログラムを実行する第2実行部とを有する主制御機器に通信ネットワークを介して接続され指示情報に応じて制御処理を実行する複数の通信装置のうちいずれかの通信装置であって、実行部を備える。実行部は、第1実行部による第1プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、第1実行部に代わり第1プログラムを実行する。
図1は、本実施形態にかかる制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態にかかる制御システムが備えるマスタ制御機器およびリモートI/Oステーションのメモリ構成を示す図である。 図3は、本実施形態にかかる制御システムが備えるマスタ制御機器において実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、本実施形態にかかる制御システムが備えるリモートI/Oステーションにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図1は、本実施形態にかかる制御システムの構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態にかかる制御システムが備えるマスタ制御機器およびリモートI/Oステーションのメモリ構成を示す図である。本実施形態にかかる制御システム1は、単一のマスタ制御機器10(主制御機器)と、複数のリモートI/Oステーション11(通信装置)と、IOモジュール12と、フィールド機器13(制御対象機器)と、を備えている。
フィールド機器13は、制御システム1においてマスタ制御機器10により制御される制御対象機器である。IOモジュール12は、フィールド機器13とリモートI/Oステーション11とを接続する。
本実施形態では、マスタ制御機器10は、MPU(Micro Processing Unit)101、メモリ102、LPU(Language Processing Unit)103、およびネットワークI/F104を備えている。メモリ102は、図2に示すように、フィールド機器13の制御処理を指示する指示情報(例えば、フィールド機器13が発電所のパイプの温度を下げる減温水の注水弁である場合、温度センサにより検知されたパイプの温度に応じた注水弁の開閉を指示する信号など)を含むユーザプログラムを記憶する第1記憶領域201、ユーザプログラムに含まれる指示情報の送信処理を実行してマスタ制御機器10としての最低限の動作を確保する第1制御プログラムを記憶する第2記憶領域202、および第1制御プログラムによる送信処理の一部の処理を代替して送信処理を高速化する第2制御プログラムを記憶する第3記憶領域203を有している。
ネットワークI/F104は、マスタ制御機器10を通信ネットワークに接続する。MPU101は、第2記憶領域202に記憶された第1制御プログラムを実行して、フィールド機器13の制御処理を指示する指示情報をネットワークI/F104を介してフィールド機器13に対して送信する。本実施形態では、MPU101は、第1制御プログラムを実行する第1実行部として機能する。また、本実施形態では、マスタ制御機器10は、第1制御プログラムを実行する制御素子としてMPU101を用いているが、リモートI/Oステーション11よりも高速に第1制御プログラムを実行できる制御素子であれば良い。
LPU103は、MPU101によって第1制御プログラムが実行された際に、第3記憶領域203に記憶された第2制御プログラムを実行して、第1制御プログラムによる送信処理の一部の処理を代替する。これにより、LPU103は、MPU101により実行される制御処理の高速化を図る。本実施形態では、LPU103は、第2制御プログラムを実行する第2実行部として機能する。
リモートI/Oステーション11は、通信ネットワークを介してマスタ制御機器10に接続され、当該マスタ制御機器10から送信された指示情報に応じてフィールド機器13の制御処理を実行する。また、リモートI/Oステーション11は、マスタ制御機器10により第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、マスタ制御機器10のMPU101に代わり第1制御プログラムを実行する。
本実施形態では、リモートI/Oステーション11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)111、メモリ112、およびネットワークI/F113を備えている。メモリ112は、図2に示すように、ユーザプログラムを記憶する第1記憶領域204、および第1制御プログラムを記憶する第2記憶領域205を有している。
ネットワークI/F113は、リモートI/Oステーション11をネットワークに接続する。FPGA111は、マスタ制御機器10が備えるMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、MPU101に代わり第2記憶領域205に記憶された第1制御プログラムを実行する。これにより、マスタ制御機器10が備えるMPU101により指示情報の送信処理を行う場合よりも低速になるが、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合であっても、フィールド機器13に対する指示情報の送信処理を継続することができる。本実施形態では、FPGA111が、第1制御プログラムを実行する実行部として機能する。
次に、図3を用いて、本実施形態にかかる制御システム1が備えるマスタ制御機器10において実行される処理について詳細に説明する。図3は、本実施形態にかかる制御システムが備えるマスタ制御機器において実行される処理の流れを示すフローチャートである。
マスタ制御機器10は、当該マスタ制御機器10が起動する初期動作段階において、マスタ制御機器10において異常が発生した場合やマスタ制御機器10の点検を実施する場合などMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合にMPU101に代わり第1制御プログラムを実行させるリモートI/Oステーション11を選択する処理を行う。
具体的には、MPU101は、マスタ制御機器10が初期動作段階において、ネットワークI/F104を介して、マスタ制御機器10に接続された複数のリモートI/Oステーション11に対して選択情報を取得するための取得信号をリモートI/Oステーション11に送信する(ステップS301)。ここで、選択情報とは、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に当該MPU101に代わって第1制御プログラムを実行させるリモートI/Oステーション11の選択に用いる情報である。例えば、選択情報は、マスタ制御機器10とリモートI/Oステーション11との間での通信に要する通信時間、リモートI/Oステーション11が制御処理を実行するフィールド機器13の数、リモートI/Oステーション11が備えるFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力などである。本実施形態では、MPU101は、PING(Packet Internet Groper)機能を用いて、複数のリモートI/Oステーション11に対して取得信号を送信する。
次いで、MPU101は、ネットワークI/F104を介して、リモートI/Oステーション11から、取得信号に対する応答信号を受信する(ステップS302)。本実施形態では、MPU101は、リモートI/Oステーション11が制御処理を実行するフィールド機器13の数、およびリモートI/Oステーション11が備えるFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力を含む応答信号を受信する。
リモートI/Oステーション11から応答信号を受信すると、MPU101は、受信した応答信号に基づいて選択情報を取得するとともに、取得した選択情報に基づいてリモートI/Oステーション11を選択する(ステップS303)。そして、MPU101は、選択したリモートI/Oステーション11に対して、選択されたことを通知する。本実施形態では、MPU101は、リモートI/Oステーション11から応答信号を受信すると、以下に示す第1〜3選択方法のいずれを用いて、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に当該MPU101に代わり第1制御プログラムを実行させるリモートI/Oステーション11を予め選択する。本実施形態では、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に第1制御プログラムを実行するリモートI/Oステーション11が予め選択される構成となっているが、これに限定するものではなく、例えば、リモートI/Oステーション11(FPGA111)が自ら、予め設定された選択条件を満たしているか否かを判断し、当該選択条件を満たしていると判断した場合に、第1制御プログラムを実行するようにしても良い。
まず、第1選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する方法について説明する。第1選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する場合、MPU101は、受信した応答信号に基づいて自装置とリモートI/Oステーション11との間で通信に要する通信時間を取得する。具体的には、MPU101は、PING機能により取得信号を送信してから応答信号を受信するまでの時間を通信時間として取得する。そして、MPU101は、複数のリモートI/Oステーション11のうち、取得した通信時間が最も短いリモートI/Oステーション11を選択する。制御システム1が正常に動作している場合、マスタ制御機器10とリモートI/Oステーション11とは、1秒間に数回に亘って情報を送受信する場合がある。そこで、MPU101は、マスタ制御機器10とリモートI/Oステーション11との間での情報の送受信に要する時間を通信時間として取得し、取得した通信時間が一番短いリモートI/Oステーション11を、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった際に当該MPU101に代わり第1制御プログラムとして実行させるリモートI/Oステーション11に選択する。これにより、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となったことを最も早く検出可能なリモートI/Oステーション11を選択することができるので、制御システム1内においてマスタ制御機器10として機能する機器が不在となる時間を短くすることができる。なお、本実施形態では、マスタ制御機器10に対して送信した各種信号に対する応答があるか否かによりMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となったか否かを判断するものとする。
次に、第2選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する方法について説明する。第2選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する場合、MPU101は、受信した応答信号に含まれる、リモートI/Oステーション11が制御処理を実行するフィールド機器13の数(IOモジュール12を介して各リモートI/Oステーション11に接続されたフィールド機器13の数)を選択情報として取得する。そして、MPU101は、選択情報として取得したフィールド機器13の数が最も少ないリモートI/Oステーション11を選択する。第2選択方法によれば、IOモジュール12を介して接続されたフィールド機器13の数が少なく制御処理の実行による処理負荷が最も小さいリモートI/Oステーション11を選択することができるので、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、複数のリモートI/Oステーション11のうち特定のリモートI/Oステーション11の処理負荷が大きくなることを防止できる。
次に、第3選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する方法について説明する。第3選択方法によりリモートI/Oステーション11を選択する場合、MPU101は、受信した応答信号に含まれる、リモートI/Oステーション11が備えるFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力を選択情報として取得する。そして、MPU101は、選択情報として取得した処理能力が最も高いリモートI/Oステーション11(例えば、フィールド機器13との間でやりとりする情報量が少ないリモートI/Oステーション11)を選択する。第3選択方法によれば、フィールド機器13との間でやりとりする情報量が少なく、第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力が高いリモートI/Oステーション11を選択することができるので、MPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、複数のリモートI/Oステーション11のうち第1制御プログラムを高速に実行できるリモートI/Oステーション11を選択することができる。
MPU101は、第1〜3選択方法のうちいずれの選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択するかは、受信した応答信号に含まれる情報に基づいて決定する。例えば、受信した応答信号にフィールド機器13の数およびFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力のいずれも含まれていない場合には、MPU101は、第1選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択する。また、受信した応答信号にフィールド機器13の数が含まれている場合には、MPU101は、第2選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択する。また、受信した応答信号に、FPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力が含まれている場合には、MPU101は、第3選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択する。さらに、受信した応答信号にフィールド機器13の数および処理能力の両方が含まれていた場合には、MPU101は、第2選択方法および第3選択方法のうち予め設定されている選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択する。また、MPU101は、第1〜3選択方法に予め優先順位が設定されている場合には、優先順位が高い選択方法を用いてリモートI/Oステーション11を選択しても良い。
リモートI/Oステーション11が選択されると、MPU101は、第2記憶領域202に記憶された第1制御プログラムを実行して、メモリ102の第1記憶領域201に記憶されたユーザプログラムに含まれる指示情報を送信する(ステップS304)。MPU101により第1制御プログラムが実行されると、LPU103は、メモリ102の第3記憶領域203に記憶された第2制御プログラムを実行して、第1制御プログラムによる送信処理の一部の処理を代替する。
さらに、MPU101は、マスタ制御機器10が正常に動作している間に(つまり、第1制御プログラムが実行されている間に)、ステップS303において選択したリモートI/Oステーション11に対して、メモリ102の第1記憶領域201に記憶されたユーザプログラムを分割して送信する(ステップS305)。本実施形態では、MPU101は、選択したリモートI/Oステーション11に対してユーザプログラムを送信しているが、制御システム1に含まれる複数のI/Oステーション11に対してユーザプログラムを送信しておいても良い。
次に、図4を用いて、マスタ制御機器10に代わって第1制御プログラムを実行するリモートI/Oステーション11として予め選択されたリモートI/Oステーション11において実行される処理について詳細に説明する。図4は、本実施形態にかかる制御システムが備えるリモートI/Oステーションにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
リモートI/Oステーション11のFPGA111は、マスタ制御機器10から選択されたことが通知されると、マスタ制御機器10から送信されたユーザプログラムをメモリ112の第1記憶領域204に記憶させるとともに、マスタ制御機器10における第1制御プログラムの実行が実行不能状態となったか否かを検出する(ステップS401)。本実施形態では、選択されたことが通知されると、FPGA111は、マスタ制御機器10に対して送信した各種信号に対する応答があるか否かによりマスタ制御機器10による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となっているか否かを検出する。そして、FPGA111は、マスタ制御機器10に対して送信した各種信号に対する応答が無かった場合、マスタ制御機器10において異常が発生したか若しくはマスタ制御機器10が点検により停止して第1制御プログラムの実行が実行不能状態となっていると判断する。
マスタ制御機器10による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となったことを検出した場合(ステップS401:Yes)、FPGA111は、ネットワークI/F113を介して、他のリモートI/Oステーション11(他の通信装置)に対して、選択情報を取得するための取得信号をリモートI/Oステーション11に送信する(ステップS402)。ここで、選択情報とは、次にMPU101に代わり第1制御プログラムを実行させるリモートI/Oステーション11の選択に用いる情報である。例えば、選択情報は、他のリモートI/Oステーション11との間での通信に要する通信時間、他のリモートI/Oステーション11が制御処理を実行するフィールド機器13の数、他のリモートI/Oステーション11が備えるFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力などである。本実施形態では、FPGA111は、PING機能を用いて、他のリモートI/Oステーション11に対して取得信号を送信する。
次いで、FPGA111は、ネットワークI/F113を介して、他のリモートI/Oステーション11から、取得信号に対する応答信号を受信する(ステップS403)。本実施形態では、FPGA111は、他のリモートI/Oステーション11が制御処理を実行するフィールド機器13の数、および他のリモートI/Oステーション11が備えるFPGA111が第1制御プログラムの実行にかけられる処理能力を含む応答信号を受信する。
他のリモートI/Oステーション11から応答信号を受信すると、FPGA111は、受信した応答信号に基づいて選択情報を取得するとともに、取得した選択情報に基づいてリモートI/Oステーション11を選択する(ステップS404)。そして、FPGA111は、選択したリモートI/Oステーション11に対して、選択されたことを通知する。本実施形態では、FPGA111は、リモートI/Oステーション11から応答信号を受信すると、上述した第1〜3選択方法のいずれを用いて、次にMPU101に代わり第1制御プログラムを実行させる他のリモートI/Oステーション11を選択する。なお、第1〜3選択方法の詳細は、上述した、マスタ制御機器10における第1〜3選択方法と同様である。
リモートI/Oステーション11が選択されると、第2記憶領域205に記憶された第1制御プログラムを実行して、第1記憶領域204に記憶されたユーザプログラムに含まれる指示情報を送信する(ステップS405)。
さらに、FPGA111は、自身が正常に動作している間に(つまり、第1制御プログラムが実行されている間に)、ステップS404において選択したリモートI/Oステーション11に対して、メモリ112の第1記憶領域204に記憶されたユーザプログラムを分割して送信する(ステップS406)。
このように、本実施形態のリモートI/Oステーション11によれば、マスタ制御機器10のMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、MPU101の代わりに第1制御プログラムを実行することにより、マスタ制御機器10のMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合でもフィールド機器13の制御処理を指示する指示情報の送信処理を継続することができるので、マスタ制御機器10のMPU101による第1制御プログラムの実行が実行不能状態となった場合でも制御システム1の運転を継続することができる。また、マスタプログラム(ユーザプログラム、第1制御プログラム、および第2制御プログラム)を実行する複数のマスタ制御機器10を制御システム1内に設ける必要がないので、設備上のコストを削減することができる。さらに、マスタプログラムの導入による作業工数が増えることを防止でき、かつ異常が発生した箇所の検出作業を簡単化することができる。
本実施形態のマスタ制御機器10およびリモートI/Oステーション11で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のマスタ制御機器10およびリモートI/Oステーション11で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のマスタ制御機器10およびリモートI/Oステーション11で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態のマスタ制御機器10およびリモートI/Oステーション11で実行されるプログラムを、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 マスタ制御機器
11 リモートI/Oステーション
12 IOモジュール
13 フィールド機器
101 MPU
102,112 メモリ
103 LPU
104,113 ネットワークI/F
111 FPGA
201,204 第1記憶領域
202,205 第2記憶領域
203 第3記憶領域

Claims (7)

  1. IOモジュールを介して通信装置と接続されている制御対象機器の制御処理を指示する指示情報の送信処理を実行するための第1プログラムを実行する第1実行部と前記第1プログラムによる前記送信処理の一部の処理を代替して前記送信処理を高速化するための第2プログラムを実行する第2実行部とを有する主制御機器に通信ネットワークを介して接続され前記指示情報に応じて前記制御処理を実行する複数の前記通信装置のうちいずれかの通信装置であって、
    前記第1実行部による前記第1プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、前記第1実行部に代わり前記第1プログラムを実行する実行部、
    を備えた通信装置。
  2. 前記実行部は、前記複数の通信装置の中から自装置が予め選択されていた場合または予め設定された選択条件を満たした場合に、前記第1プログラムを実行する請求項1に記載の通信装置。
  3. 記第1実行部に代わり前記第1プログラムを実行させる自装置以外の他の前記通信装置の選択に用いる選択情報を取得するための取得信号を前記他の通信装置に送信する送信部と、
    前記他の通信装置から送信された前記取得信号に対する応答信号を受信する受信部と、
    前記応答信号に基づいて前記選択情報を取得するとともに、取得した前記選択情報に基づいて前記他の通信装置を選択する選択部と、
    を備えた請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記選択部は、前記応答信号に基づいて自装置と前記他の通信装置との間での通信に要する通信時間を前記選択情報として取得するとともに、前記通信時間が最も短い前記他の通信装置を選択する請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記受信部は、前記他の通信装置が前記制御処理を実行する前記制御対象機器の数を含む前記応答信号を受信し、
    前記選択部は、前記制御対象機器の数を前記選択情報として取得するとともに、取得した前記制御対象機器の数が最も少ない前記他の通信装置を選択する請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記受信部は、前記他の通信装置が備える前記実行部が前記第1プログラムの実行にかけられる処理能力を含む前記応答信号を受信し、
    前記選択部は、前記処理能力を前記選択情報として取得するとともに、取得した前記処理能力が最も高い前記他の通信装置を選択する請求項3に記載の通信装置。
  7. IOモジュールを介して通信装置と接続されている制御対象機器の制御処理を指示する指示情報の送信処理を実行するための第1プログラムを実行する第1実行部と前記第1プログラムによる前記送信処理の一部の処理を代替して前記送信処理を高速化するための第2プログラムを実行する第2実行部とを有する主制御機器に通信ネットワークを介して接続され前記指示情報に応じて前記制御処理を実行する複数の前記通信装置のうちいずれかの通信装置で実行される通信方法であって、
    前記通信装置は、
    実行部が、前記第1実行部による前記第1プログラムの実行が実行不能状態となった場合に、前記第1実行部に代わり前記第1プログラムを実行する工程、
    を含む通信方法。
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