JP5907771B2 - 包装用箱及びその展開シート並びに包装方法 - Google Patents
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Description
前記箱本体は、前記蓋部、背面板部、底板部、正面板部を一列に連結して備え、前記支持台は、前記箱本体の正面板部の上端から当該箱本体の内側へ垂下した吊板部と、当該吊板部の下端から背面板部に向かって延出した台部と、当該台部の先端から上方へ屈曲した突っ張り部と、前記台部の先端から台部の一部が下方へ屈曲してなる脚部を備え、前記突っ張り部と脚部は一体的に連続し、前記脚部は、前記吊板部の長さと前記正面板部の高さとの差分前記台部の先端から下方へ延出することを特徴とする。
この展開シートは、前記箱本体を構成する蓋構成部、背面板部、底板部、正面板部、及び側面構成部を備えると共に、前記支持台を構成する吊板部、台部、突っ張り部、及び脚部を備え、前記蓋構成部の蓋部、背面板部、底板部、正面板部、吊板部、台部、及び突っ張り部を一列に連結して備えると共に、前記台部から切り出され当該台部と突っ張り部の境界を支点として当該突っ張り部の反対側で当該突っ張り部と一体的に揺動する脚部を備え、前記吊板部、台部、及び突っ張り部の幅は、前記箱本体の幅よりも狭く、前記吊板部の長さは、当該吊板部が連続する前記正面板部の高さよりも短く、前記台部の奥行は、前記箱本体の奥行と略等しく、当該脚部の高さは、前記吊板部の長さと、当該吊板部が連続する正面板部の高さとの差に略等しいことを特徴とする。
しかも、容器が予め台部に接着され、又は前記台部に容器を装填した支持部材が載置されていることから、箱本体の組み上げ後に、位置決め等の作業を要する容器の装填作業が不要となる。
本発明による包装用箱は、一連の展開シートから組み立ててなり、上方へ開閉する蓋部1aを具備する平面形状が略四角形の箱本体Aと、当該箱本体Aに内蔵され、緩衝空間を底部に形成すると共に、容器Cの下端部を支える支持台Bを具備したものである。
当該例における正面板部4は、前記背面板部2と略同寸法同形状であり、特に正面板部4の中央部には、前記引き出しリップ1cを挿入するための切込み4aを備える(図7(D)参照)。
前記振れ角が直角となった際、当該脚部9の高さは最高となって台部7を支持するが、脚部9の長さを、前記吊板部6の長さと前記正面板部4の高さとの差に略等しく設定することによって、前記台部7と底板部3との平行を維持できる(図2(A))。
以下、本発明による容器の包装方法の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
当該例は、前記吊板部6と正面板部4との境界で折り曲げ当該吊板部6と正面板部4を接着する折り重ね工程と、前記台部7に包装すべき容器Cの底部を容器C同士の間隔を離隔して接着する装填工程と、当該台部7に接着した容器Cを内側にして、前記正面板部4、底板部3、背面板部2、及び蓋構成部1の蓋部1a、並びに吊板部6、台部7、及び突っ張り部8を重ねて断面四角形の筒状に成形する包装工程と、左右側面構成部5を折り重ねて糊付けし両側面を封じる密封工程を経るものである。
位置決めは、前記正面板部4と吊板部6との間で折り曲げ、且つ接着することによって安定することから、量産に供する場合には、上記展開シートの全てについて当該折り重ね工程を予め行った上で、以後の工程を行っても良い。
前記接着剤は、包装工程又は輸送時の動揺や衝撃にあっても剥がれない強度を持ったものである必要がある。
尚、当該支持部材11を単独で載置し、後に、各くり抜き部10の各々に容器Cを装填することもできることは言うまでもない。
この様に、本包装工程においては、前記支持台Bに対して別途操作を行うまでもなく、支持台Bによる高床構造が、容器Cを下支えする形態で形成されることとなる。
前記吊板部6、台部7、及び突っ張り部8の幅を、前記箱本体の内空部の幅よりも狭くすることも、前記支持台Bの成形上の便宜(組み上がり形態の安定化等)に資することとなる。
1 蓋構成部,1a 蓋部,1b 封止部,1c 引出リップ,1d ミシン目,
1e 開閉部,1f 定着部,1g ミシン目,
2 背面板部,3 底板部,4 正面板部,4a 切込み,
5 側面構成部,5a 側板部,5b 横閉鎖片,5c 縦閉鎖片,5d 横閉鎖片,
6 吊板部,6a 窓孔,7 台部,7a 切込み,8 突っ張り部,9 脚部,
10 くり抜き部,11 支持部材,11a 下支持部,11b 中支持部,
Claims (3)
- 平面形状が略四角形の箱本体と、当該箱本体に内蔵され緩衝空間を底部に形成する支持台を具備した包装用箱に組み上がる一連の展開シートであって、
前記箱本体を構成する蓋構成部、背面板部、底板部、正面板部、及び側面構成部を備えると共に、
前記支持台を構成する吊板部、台部、突っ張り部、及び脚部を備え、
前記蓋構成部の蓋部、背面板部、底板部、正面板部、吊板部、台部、及び突っ張り部は、順に一列に連結し、
前記脚部は、前記台部の先端を支点とした前記突っ張り部の揺動に伴い離脱可能に台部に切り込まれ、
前記吊板部、台部、及び突っ張り部の幅は、前記箱本体の幅よりも狭く、
前記吊板部の長さは、当該吊板部が連続する前記正面板部の高さよりも短く、
前記台部の奥行は、前記箱本体の奥行と略等しく、
当該脚部の高さは、前記吊板部の長さと、当該吊板部が連続する正面板部の高さとの差に略等しい包装用箱の展開シートを用い、
前記吊板部と正面板部との境界で折り曲げ当該吊板部と正面板部を接着する工程と、
前記台部に包装すべき容器の底部を接着する工程又は前記台部に容器を装填した支持部材を載置する工程と、
当該台部上に支持した容器を内側にして、前記正面板部、底板部、背面板部、及び蓋構成部の蓋部、並びに吊板部、台部、及び突っ張り部を重ねて断面四角形の筒状に成形する工程と、
左右側面構成部を組み立てて両側面を封じる工程を経ることを特徴とする容器の包装方法。 - 平面形状が略四角形の箱本体と、当該箱本体に内蔵され緩衝空間を底部に形成する支持台を具備した包装用箱に組み上がる一連の展開シートであって、
前記箱本体を構成する蓋構成部、背面板部、底板部、正面板部、及び側面構成部を備えると共に、
前記支持台を構成する吊板部、台部、突っ張り部、及び脚部を備え、
前記蓋構成部の蓋部、背面板部、底板部、正面板部、吊板部、台部、及び突っ張り部は、順に一列に連結し、
前記脚部は、前記台部の先端を支点とした前記突っ張り部の揺動に伴い離脱可能に台部に切り込まれ、
前記吊板部、台部、及び突っ張り部の幅は、前記箱本体の幅よりも狭く、
前記吊板部の長さは、当該吊板部が連続する前記正面板部の高さよりも短く、
前記台部の奥行は、前記箱本体の奥行と略等しく、
当該脚部の高さは、前記吊板部の長さと、当該吊板部が連続する正面板部の高さとの差に略等しい包装用箱の展開シートであって、
前記吊板部とそれに連続する正面板部が接合されている包装用箱の展開シートを用い、
前記台部に包装すべき容器の底部を接着する工程又は前記台部に容器を装填した支持部材を載置する工程と、
当該台部上に支持した容器を内側にして、前記正面板部、底板部、背面板部、及び蓋構成部の蓋部、並びに吊板部、台部、及び突っ張り部を重ねて断面四角形の筒状に成形する工程と、
左右側面構成部を組み立てて両側面を封じる工程を経ることを特徴とする容器の包装方法。 - 前記突っ張り部と前記脚部との連結部を除く前記台部と突っ張り部の間、台部と吊板部との間、及び吊板部とそれに連続する正面板部との境界に、断続的な切込み又は非貫通の切込みを備える包装用箱の展開シートを用いることを特徴とする前記請求項1又は前記請求項2のいずれかに記載の容器の包装方法。
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