JP5906728B2 - 中性洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、中性洗浄剤に関し、詳しくは、水に特定の界面活性剤を溶解して成り、特に、高圧洗浄に好適な中性洗浄剤に関する。
機器、計器、プラント等は、長時間の運転により、製品表面の汚れが原因となって機能が低下することがあり、定期的な洗浄を必要とする。ところで、従来の洗浄剤は(一般に界面活性剤の濃度が数百ppm以上)、多量に使用する屋外の設備に対する高圧洗浄には、廃液のCODが高く環境負荷が大きいために不向きである。それで、高圧洗浄は、界面活性剤を使用せず、水だけで実施する場合が多い。
近時、洗浄効果を高めるためにスチーム洗浄する方法も提案されている(特許文献1)。しかしながら、スチーム洗浄する方法は、蒸気源を備えたプラント内に設置されている機器を洗浄する場合に限定されるという不利益がある。
特開2006−231179号公報
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、蒸気源を備えたプラント内に設置されている機器に限定されず、屋外に設置された設備に広く適用することが出来、洗浄効果が高く且つ廃液の環境負荷が軽減された中性洗浄剤を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、数多く知られている界面活性剤の中から選択された特定の2種類の界面活性剤を特定の比率で使用するならば、従来の洗浄剤における界面活性剤の濃度よりも著しく小さい濃度でありながら、高い洗浄効果が達成されるとの知見を得た。
本発明は上記の知見に基づき完成されたものであり、その要旨は、水に界面活性剤を溶解して成る中性洗浄剤であって、界面活性剤として、ジアルキルスルホコハク酸塩とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを含有し、両者の合計に対する割合として、ジアルキルスルホコハク酸塩の割合が1〜20重量%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの割合が80〜99重量%であり、界面活性剤の濃度が10〜100ppmであることを特徴とする高圧洗浄用中性洗浄剤に存する。
本発明によれば前記の課題が達成される。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の中性洗浄剤は水に界面活性剤を溶解して成るが、界面活性剤として、ジアルキルスルホコハク酸塩とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを特定の割合で含有することが重要である。
ジアルキルスルホコハク酸塩は、一般式(I)で表される。
Figure 0005906728
一般式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数4〜22(好ましくは6〜18、更に好ましくは8〜14)のアルキル基を表し、Xは対イオンを表す。対イオンとしては、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アルカノールアミンイオン等が挙げられる。ジアルキルスルホコハク酸塩は、アニオン系界面活性剤の1種であり、数多くのものが市販されており、具体例としては、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジデシルスルホコハク酸ナトリウム、ジドデシルスルホコハク酸ナトリウム等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、高級アルコールにエチレンオキサイド(EO)、プロピレンオキサイド(PO)等のアルキレンオキサイドを付加することにより製造され、一般式:R−(AO)Hで表される。ここで、Rは、炭素数4〜22(好ましくは6〜18、更に好ましくは8〜14)の直鎖または分岐の炭化水素基、AOはエチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基、ブチレンオキサイド基などのアルキレンオキサイドから選択される残基であって、nは、3〜50(好ましくは5〜20)である。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは非イオン系界面活性剤の1種であり、市販のものを使用することができる。
ジアルキルスルホコハク酸塩およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルの割合は、両者の合計に対する割合として、ジアルキルスルホコハク酸塩の割合が1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの割合が80〜99重量%、好ましくは85〜95重量%である。ジアルキルスルホコハク酸塩およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルの割合が上記の範囲外では、高い洗浄効果を達成することが出来ない。
界面活性剤の濃度は、10〜100ppm、好ましくは25〜80ppmである。界面活性剤の濃度が10ppm未満の場合は界面活性剤を含有させる意義が薄れ、100ppmを超える場合は、洗浄効果が頭打ちとなり経済的でないばかりか、洗浄廃液の環境負荷が大きくなると共に洗浄廃液の発泡が惹起され、屋外での高圧洗浄機を使用した高圧洗浄に不向きとなる。なお、本発明においては、本発明の効果を損なわない限り、前記2種類の界面活性剤と共に、他の界面活性剤を併用することが出来るが、水に溶解する界面活性剤の全量の濃度が上記の範囲であることが重要である。
本発明の洗浄剤の使用方法は特に制限されないが、本発明の洗浄剤は、その特徴を活かし、高圧洗浄に好適であり、屋外の各種の設備、特に、発電所における熱交換器の洗浄に優れた効果が期待できる。高圧洗浄は、一般的な高圧洗浄機を使用し、ノズル先端から洗浄剤を噴出させることにより行われる。洗浄圧力は洗浄対象の表面の汚れに応じた適宜選択される。
なお、本発明の洗浄剤は発泡性が低い(破泡性が高い)ため次の利点がある。すなわち、高圧洗浄においては泡の少ない被洗浄面を直ちに目視観察し、洗浄の程度を容易に確認でき、次の洗浄操作に速やかに以降できるため、洗浄操作を効率的に行うことが出来る。
以下、本発明を実施例および比較例により更に詳細に説明する。
実施例1〜5及び比較例1〜6:
表1に示す界面活性剤を同表に示す濃度で水に溶解して洗浄剤を調製し、後述の項目を評価した。
表1中の界面活性剤A〜Eは、ジアルキルスルホコハク酸塩とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとの組合せを意味し、その割合は表2に示す通りである。ジアルキルスルホコハク酸として、ジオクチルスルホコハク酸、ジドデシルスルホコハク酸を、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリデシルエーテル(第一工業(株)製「ノイゲンTDX−50」)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(青木油脂(株)製「ブラウノンEL−1507」)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンイソデシルエーテル(青木油脂(株)製「ファインサーフ IDEP−608」)を使用した。
Figure 0005906728
Figure 0005906728
<洗浄性評価>
以下に記載の洗浄試験板を使用し、以下に記載の洗浄方法を行って5段階で評価した。結果を表3に示す。
(洗浄試験板)
洗浄試験板として以下のスレート板を調整した。
スレート板1:90cm×60cmのスレート板を1ヶ月間屋外に放置し、水垢等による汚れを形成させた。
スレート板2:擬似的な汚れとして鉱物油90質量部とカーボンブラック10質量部を混合したもの利用し、90×60cmのスレート板表面に一定量塗布した。そのスレート板を120℃で20時間乾燥させ、汚れとしてスレート板に付着させた。
(洗浄方法)
上記2種類の汚れを付着させたスレート板に、各調整洗浄液3Lを市販の高圧洗浄機で吐出圧力5MPaの条件で1分間かけて均等に放出し洗浄を行なった。洗浄後に室温で1日放置し乾燥させた後で、スレート板の汚れを目視で下記5段階に評価した。
1:スレート板全体の汚れを落とすことができた。
2:一部汚れが残っているが、大部分の汚れは落とすことができた。
3:部分的に落とせなかった汚れがあった。
4:わずかしか汚れを落とすことができなかった。
5:ほとんど汚れを落とすことができなかった。
<COD評価>
前述の洗浄性評価に用いた洗浄液について、JIS K 0102「工場排水試験方法」に定められた過マンガン酸カリウム法によりCODを測定した。結果を表3に示す。
Figure 0005906728
<消泡性評価方法>
前述の洗浄性評価に用いた洗浄液について、ホモミキサーを用いて以下の条件で消泡性を評価した。結果を表4に示す。
(評価条件)
ホモミキサー:PRIMIX社製「T.K.ロボミックス」
洗浄液液量:600ml
容器:1Lトールビーカー
液温:25℃
ホモミキサー運転条件:4000rpm、1分、天板位置は液面下1mm
消泡性測定:ホモミキサーを運転して洗浄液を泡立てた後、ホモミキサーを停止した直後の泡高さおよび経時での泡高さの推移をトールビーカーの目盛り(単位なし)で目測する。
Figure 0005906728
実施例および比較例の結果から次のことが分かる。すなわち、表3に示すように、比較例では目視評価にて3〜5の評価であり、汚れを十分落とすことができなかった。一方で、実施例では目視評価が1〜3と良好な洗浄効果が得られた。しかも、高圧洗浄の洗浄操作を効率的に行うためには短時間での破泡性が必要となるが、表4に示すように、実施例ではトールビーカーの目盛りが「650」となるまでの時間は30秒であり短い。

Claims (1)

  1. 水に界面活性剤を溶解して成る中性洗浄剤であって、界面活性剤として、ジアルキルスルホコハク酸塩とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを含有し、両者の合計に対する割合として、ジアルキルスルホコハク酸塩の割合が1〜20重量%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの割合が80〜99重量%であり、界面活性剤の濃度が10〜100ppmであることを特徴とする高圧洗浄用中性洗浄剤。
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