JP5905279B2 - フローコンベヤ - Google Patents
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Description
ここで、「粉粒体」とは、穀類の粉体、粒体、粉炭、食品、薬品、樹脂などの粉体や粒体をいう。
このうち、図7(A)は、掻き板560が移動している様子を示すフローコンベヤ500の内部の側面図であり、図7(B)は、図7(A)の状態から掻き板560が進行方向へ進んだ状態を示す側面図である。
なお、コンベヤケース510の底板511上の粉粒体Mの残留物M1を掻き取る目的の図示しない弾性スクレーパー板も掻き板560と同様に、弾性スクレーパー板の面が掻き板560の進行方向へ向いた姿勢で一部の掻き板560の前面に取り付けられていた。
すなわち、底板上の粉粒体(残留物)の上を弾性スクレーパー板が通過することを防止することができる。
また、上方へ積み重なった粉粒体が傾斜面と接触する場合、複数の粉粒体が一塊になって傾斜面と底板との間に溜まるため、この溜まった一塊の複数の粉粒体が進行方向前側に移動しながら底板上の残留物をクリーニングすることができる。
さらに仮に弾性スクレーパー板の下端と底板との間に隙間が生じた場合であっても、傾斜面と接触している複数の粉粒体が一塊となって底板と接触しているため、この隙間より小さい残留物をもクリーニングすることができる。
すなわち、底板上の粉粒体(残留物)の上を弾性スクレーパー板が通過することを防止することができる。
また、上方へ積み重なった粉粒体が傾斜面と接触する場合、複数の粉粒体が一塊になって傾斜面と底板との間に溜まるため、この溜まった一塊の複数の粉粒体が進行方向前側に移動しながら底板上の残留物をクリーニングすることができる。
さらに仮に弾性スクレーパー板の下端と底板との間に隙間が生じた場合であっても、傾斜面と接触している複数の粉粒体が一塊となって底板と接触するため、この隙間より小さい残留物をもクリーニングすることができる。
また、弾性スクレーパー板を鋼製の掻き板と併用してもよいし、鋼製の掻き板を用いずに弾性スクレーパー板のみを用いてもよい。
さらに、弾性スクレーパー板を取り付ける箇所は、チェーンの内プレートおよび外プレートのいずれでもよい。
また、「面取り加工されて形成」は、実際に角を削って形成してもよいし、初めから角が削られたように形成してもよく、つまり、結果的に角が削られたような形状となって傾斜面が形成されていればよい。
さらに、粉粒体の搬送方向は、略水平であればよく、弾性スクレーパー板の前面の垂直面は、この弾性スクレーパー板の進行方向に対して略垂直であればよい。
ここで、図1は、本発明の第1実施例のフローコンベヤ100の概略側面図であり、図2(A)は、本発明の第1実施例の弾性スクレーパー板150を取り付けたチェーン140の平面図であり、図2(B)は、本発明の第1実施例の弾性スクレーパー板150を取り付けたチェーン140の側面図であり、図3(A)〜図3(C)は、図1のX−X’断面の位置でみた本発明の第1実施例の弾性スクレーパー板150の正面図であり、図4は、本発明の第1実施例の弾性スクレーパー板150の斜視図であり、図5(A)および図5(B)は、本発明の第1実施例の弾性スクレーパー板150の効果を示す側面図である。
一方、従動スプロケット130は、チェーン張力方向へ公知のテークアップ機構180によって調整可能に設けられている。
テークアップ機構180は、使用によってチェーン140が徐々に伸びた場合にチェーン140の張力が低下する傾向があり、チェーン140の張力が強くなる側に従動スプロケット130の軸部を移動させて張力を所定の大きさに保つための機構である。
そして、駆動スプロケット120が駆動することにより、チェーン140に取り付けられたフライトとしての弾性スクレーパー板150が、投入口112から投入された粉粒体Mをコンベヤケース110の底板111上で掻き取りながら排出口113まで搬送することにより、粉粒体Mが排出口113から排出される。
なお、図2および図3に示すように、一例として3タイプの弾性スクレーパー板150a、150b、150c(150)があり、基本的なタイプの弾性スクレーパー板150aが多く配列されている中で弾性スクレーパー板150bおよび弾性スクレーパー板150cが所定の間隔で配設されている。
また、図3(B)に示すように、弾性スクレーパー板150bは、コンベヤケース110内の側壁板114aと底板111とで形成される角にフィットするように形成されている。
同様に、図3(C)に示すように、弾性スクレーパー板150cは、コンベヤケース110内の側壁板114bと底板111とで形成される角にフィットするように形成されている。
これらにより、コンベヤケース110内の側壁板114a、114b(114)と底板111とで形成される角に残留物M1が溜まることを防止できる。
これにより、図5(A)および図5(B)に示すように、傾斜面152bによって粉粒体Mが進行方向前側に押されるとともに下方にも押されて粉粒体Mが傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まる。
さらに仮に弾性スクレーパー板150の下端151と底板111との間に隙間が生じた場合であっても、傾斜面152bと接触している複数の粉粒体Mが一塊となって底板111と接触する。
これにより、粉粒体Mがより確実に傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まる。
さらに、傾斜面152bと底板111と垂直面152aの延長線Eとで閉じられる空間の大きさA1が、底板111上の粉粒体Mの大きさA2より大きい関係が成立している。
これにより、底板111上の粉粒体Mが傾斜面152bと底板111との間の空間内に抱え込まれるようにして弾性スクレーパー板150とともに移動する。
この際、傾斜面152bによって粉粒体Mが進行方向前側に押されるとともに下方にも押されるとともに、粉粒体Mが傾斜面152bに僅かに食い込むように弾性スクレーパー板150が適度に弾性変形することにより、粉粒体Mが傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まる。
つまり、粉粒体Mが潰されることなく、傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まる。
この際、傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まった複数の粉粒体Mが一塊となるため、底板111上の粉粒体Mの残留物M1をきれいに掻き取る。
また、仮に弾性スクレーパー板150の下端151と底板111との間に隙間が生じた場合であっても、傾斜面152bと接触している複数の粉粒体Mが一塊となって底板111と接触するため、底板111上の粉粒体Mの残留物M1をきれいに掻き取る。
なお、傾斜面152bの角度が殆ど変化しないので、傾斜面152bと底板111との間に抱え込まれるようにして溜まった粉粒体Mの位置が傾斜面152bと底板111との間の空間内で安定する。
さらに、傾斜面152bと底板111と垂直面152aの延長線Eとで閉じられる空間の大きさA1が、底板111上の粉粒体Mの大きさA2より大きい関係が成立していることにより、抱え込まれた粉粒体Mが底板111上の残留物M1をより確実にクリーニングすることができるなど、その効果は甚大である。
ここで、図6(A)は、本発明の第2実施例の弾性スクレーパー板250を取り付けたチェーン240の平面図であり、図6(B)は、本発明の第2実施例の弾性スクレーパー板250を取り付けたチェーン240の側面図である。
なお、図示しない第2実施例の駆動スプロケットおよび従動スプロケットについては、第1実施例の駆動スプロケット120および従動スプロケット130と同じであるので、同じ符号を用いることとする。
これにより、傾斜面252bによって粉粒体Mが進行方向前側に押されるとともに下方にも押されて粉粒体Mが傾斜面252bと底板211との間に抱え込まれるようにして溜まる。
さらに仮に弾性スクレーパー板250の下端251と底板211との間に隙間が生じた場合であっても、傾斜面252bと接触している複数の粉粒体Mが一塊となって底板211と接触する。
また、弾性スクレーパー板250の厚みは、鋼製の掻き板260の厚みより厚く、さらに粉粒体Mの粒径Rの2倍以上であることが望ましい。
これにより、弾性スクレーパー板250の強度を高めて残留物M1をきれいに掻き取ることができるからである。
110、 210、 510 ・・・ コンベヤケース
111、 211、 511 ・・・ 底板
112 ・・・ 投入口
113 ・・・ 排出口
114 ・・・ 側壁板
120 ・・・ 駆動スプロケット
130 ・・・ 従動スプロケット
140、 240、 540 ・・・ チェーン
141、 241 ・・・ 内プレート
142、 242 ・・・ ローラ
143、 243 ・・・ 外プレート
144、 244 ・・・ ピン
145、 245、 545 ・・・ アタッチメント
150、 250 ・・・ 弾性スクレーパー板
151、 251 ・・・ 下端
152、 252 ・・・ 前面
152a、252a ・・・ 垂直面
152b、252b ・・・ 傾斜面
153、 253 ・・・ 押さえ板
260、 560 ・・・ (鋼製の)掻き板
170 ・・・ レール材
171 ・・・ レール支持部材
180 ・・・ テークアップ機構
B ・・・ ボルト
M ・・・ 粉粒体
M1 ・・・ (粉粒体の)残留物
N ・・・ ナット
Claims (2)
- コンベヤケース内で駆動スプロケットおよび従動スプロケットに巻き掛けたチェーンと該チェーンの左右両側にチェーン長手方向に所定の間隔を開けてそれぞれ取り付けた弾性材料でなる複数の弾性スクレーパー板とを備えて粉粒体を水平搬送するフローコンベヤにおいて、
平面状の前記弾性スクレーパー板の下端が、前記コンベヤケースの底板と面接触する底部接触面を有するとともに、
前記弾性スクレーパー板の前面が、該弾性スクレーパー板の進行方向に対して垂直な垂直面と、前記垂直面の下端と前記底部接触面の前端とを結んだ状態で底板上の粉粒体と接触する傾斜面とを有し、
前記垂直面の下端が、前記底部接触面より高い位置にあることを特徴とするフローコンベヤ。 - コンベヤケース内で駆動スプロケットおよび従動スプロケットに巻き掛けたチェーンと該チェーンの左右両側にチェーン長手方向に所定の間隔を開けてそれぞれ取り付けた複数の掻き板と該複数の掻き板のうちの少なくとも1つの進行方向前側に取り付けた弾性材料でなる弾性スクレーパー板とを備えて粉粒体を水平搬送するフローコンベヤにおいて、
平面状の前記弾性スクレーパー板の下端が、前記コンベヤケースの底板と面接触する底部接触面を有するとともに、
前記弾性スクレーパー板の前面が、前記掻き板の進行方向に対して垂直な垂直面と、前記垂直面の下端と前記底部接触面の前端とを結んだ状態で底板上の粉粒体と接触する傾斜面とを有し、
前記垂直面の下端が、前記底部接触面より高い位置にあることを特徴とするフローコンベヤ。
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JP2012021208A JP5905279B2 (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | フローコンベヤ |
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JP2012021208A JP5905279B2 (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | フローコンベヤ |
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Family Applications (1)
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JP2012021208A Active JP5905279B2 (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | フローコンベヤ |
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2012
- 2012-02-02 JP JP2012021208A patent/JP5905279B2/ja active Active
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