JP7451980B2 - チェーンコンベア装置 - Google Patents

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Description

本発明は石炭、石膏、木粉、穀類などの粉粒体をチェーンに取り付けたスクレーパ等からなる搬送板によって連続的に搬送することができるチェーンコンベア装置に関する。
粉粒体の石炭、石膏、木粉、穀類などをほぼ水平方向に搬送するチェーンコンベア装置がある。図4はチェーンコンベア装置の説明図である。図5は従来のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。図6は図4のA-A断面の拡大図である。チェーンコンベア装置1は進行方向に細長く形成した断面四角形状のコンベアケース(以下、単にケースということあり)2内の両端にチェーンホイール(以下、単にホイールということあり)3,4が配置され、下流側のホイール3に回転駆動させる電動機や内燃機などの駆動部5を取り付け、上流側で従動するホイール4にチェーン張力を与える緊張装置6を取り付けている。チェーンホイール3,4に無端状のチェーン7を周回移動させて粉粒体を受け入れて、ケース2空間内を搬送(移動)させる。ケース2空間の下方が搬送側となり上方が反転して搬送側と逆方向に移動するリターン側となり連続的に周回運動する。移動力はケース2内底部でチェーンリンク8にチェーン7の進行方向と直角に固定(固縛)された搬送板9を取り付けて、ケース2の一端から粉粒体を受け入れて、ケース2側壁と底板を掻き寄せ滑りながら進行方向に押し出して他方の搬送先へ排出する。受入側はケース2上面の投入口から、排出側はケース2下面の排出口からチェーン7によって掻き寄せられた粉粒体を落下させる構造が一般的に採用されている。またケース2上方のリターン側では、直線状のリターンレール10が進行方向に沿って取り付けてあり、リターン側のチェーン7は、コンベアケース2内でたるむことなくリターンレール10上で支持されている。リターン側では反転したチェーン7がリターンレール10上を摺動移動する。
このようなチェーンコンベア装置1は搬送板9を進行方向へ移動させるときに搬送物がケース2壁面及び底面を摺動しながら移動する。この摺動によってチェーンリンク8などの可動部分が摩耗すると、チェーンリンク8だけでなく搬送板9がケース2内壁と接触して摺動騒音の発生や、搬送抵抗がさらに増える原因となる。
従来、可動部分の種々の摺動摩耗対策が提案されている。一例として耐摩耗性を有する高硬度金属を用い(特許文献1参照)、あるいは滑り易い高密度ポリエチレン樹脂を使用している(特許文献2参照)。また摩耗によって生じる隙間を調整できる構造なども提案されている。
しかしながら、稼働が長期化すると可動部分の摩耗量が大きくなり、チェーンリンクプレートの摩滅で搬送板がダクト底板とすべり接触してしまう。ケース内の搬送物の層圧力が垂直方向に量が増えるとケース側板に作用する。その結果、搬送抵抗の増加による駆動電力も増加し、チェーンやリターンレールなどの摺動摩耗が増加し、加えて摺動騒音の問題も生じる。特にリターンレールは、長手方向を進行方向に沿って直線状に取り付けて、チェーンのピンと摺動する箇所が局部的に集中しているため摺動摩耗が進行し易い。これらの対策としては、装置を停止して部品交換しなければならず、プラントの操業を停止させないように複数の機器を設置することも考えられるがコストの面で好ましくない。
特開平6-48539号公報 特開2014-47060号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、リターンレールの摺動摩耗及び摺動騒音を低減できるチェーンコンベア装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、一端に粉粒体の投入口と他端に排出口を有するコンベアケースの両端に取り付けたチェーンホイールにかけ渡した無端状のチェーンを周回移動させて、前記チェーンのチェーンリンクに進行方向と直角に固定された搬送板でケース内の前記粉粒体を搬送するチェーンコンベア装置であって、
前記コンベアケースのリターン側で移動する前記チェーンを支持する一対のリターンレールを備え、前記リターンレールは長手方向を前記進行方向と交差する方向に配置し、前記リターン側を移動する前記チェーンのピンを3つ以上跨る長さごとに角度をつけて互い違いに折り曲げ又は折り返して線状につなげたジグザグ線状に形成したことを特徴とするチェーンコンベア装置を提供することにある。
上記第1の手段によれば、チェーンのピンとリターンレールの摺動箇所が局部的に集中することがなくピンの軸方向に沿って分散できるため摺動摩耗を低減できる。
また、レール上を摺動するチェーンのチェーン張力にレールの中央方向へのベクトルが発生し、チェーンの蛇行を抑えることができる。またチェーンのピンとリターンレールの摺動箇所が局部的に集中することがないため摩耗が分散されて低減できる。さらに搬送後に自重落下しないでチェーンのピンに付着した粉粒体を掻き取ることができる。
本発明によれば、チェーンのピンとリターンレールの摺動箇所が局部的に集中することがなくピンの軸方向に沿って分散できるため摺動摩耗を低減でき、かつ摺動騒音を防止できる。またレール上を摺動するチェーンのチェーン張力にレールの中央方向へのベクトルが発生し、チェーンの蛇行を抑えることができる。
本発明のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。 本発明のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した側面図である。 変形例のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。 チェーンコンベア装置の説明図である。 従来のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。 図4のA-A断面の拡大図である。
本発明のチェーンコンベア装置の実施形態について、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
図1は、本発明のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。図2は本発明のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した側面図である。本発明のチェーンコンベア装置は、コンベアケース2のリターン側にチェーン7(のピン8a)を支持する一対のリターンレール10Aを備え、このリターンレール10Aは長手方向を進行方向と交差する方向に配置している。より具体的なリターンレール10Aの構成は、進行方向に沿って複数分割して配置し、進行方向に沿ってレールの後端側よりも先端側の間隔を狭めた平面視で先細りしたハの字形に取り付けている(図1参照)。
これによりリターン側でレール上を摺動移動するチェーン7のチェーン張力によって、チェーン7に対してレールの中央方向に向けてベクトルが発生する。一般にホイール間で長尺のチェーンをかけ渡して周回移動させるときにホイール間で平行度を出すことは難しい。特に搬送側で搬送する粉粒体がコンベアケース内で左右のバランスが悪い(左右いずれか一方の量が多く偏っている)場合には搬送板に横方向の力が偏って発生して蛇行し易い。搬送側のチェーン7の影響によりリターン側のチェーン7にも蛇行が発生するが、本発明のリターン側で移動するチェーン7ではレールの中央方向に向けてベクトルが発生して蛇行を抑えることができる。
またチェーン7のピン8aとリターンレール10Aの摺動箇所が従来の直線状のリターンレール10のように局部的に集中することがなく、ピン8aの軸方向に沿って分散できる(摺動箇所に幅を持たせる)ため摺動摩耗を低減できる。
さらにチェーン7が搬送側からリターン側に反転して自重で落下しないでチェーン7のピン8aに付着した粉粒体が残った場合、平面視で先細りしたハの字形のリターンレール10Aとの摺動面積が増えることによりチェーン7のピン8aに付着した粉粒体を掻き取ることができる。
本発明のリターンレール10Aは、リターン側を移動するチェーン7のピン8aを3つ以上跨る長さに設定している。これにより進行方向に沿って複数分割したレールであっても、移動するチェーン7のピン8a(少なくとも2つのチェーンリンク8に接続する3つのピン8a)を同一平面上で支持することができる。このため、チェーン7が摺動移動する際にリターンレール10Aの乗り継ぎ時の衝突音などの騒音を低減できる。
本発明のリターンレール10Aは、進行方向に沿って前後のレールの端部(後側のレールの先端部と前側のレールの後端部)同士が側面視で一部重なるように配置している。これにより進行方向に沿って複数分割したレールであっても、コンベアケース2のリターン側で摺動移動するチェーン7とリターンレール10Aが常に接触するため、段差や凹部を摺動移動する際に発生する衝突音又は打撃音などの騒音を防止できる。
図3は変形例のリターンレール及びチェーンの一部を拡大した平面図である。
変形例1のリターンレール10Bは、進行方向に沿って連続した一対のレールであり、一定の間隔、例えばリターン側を移動するチェーン7のピン8aを3つ以上跨る長さごとに角度を付けて互い違いに折り曲げ又は折り返して線状につなげたジグザグ線状に形成している。
このような変形例のリターンレール10Bによっても、前述の作用効果を奏する。
また、搬送側のケース2の底面には、従来の構造と同様に直線レールを配置している。しかし搬送側にもハの字形のレールを配置しても良い。これによりチェーンのピン8aとレールの摺動箇所が局部的に集中することがなくピン8aの軸方向に沿って分散できるため摺動摩耗を低減でき、かつ摺動騒音を防止できる。またレール上を摺動するチェーンのチェーン張力にレールの中央方向へのベクトルが発生し、チェーンの蛇行を抑えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
1 チェーンコンベア装置
2 コンベアケース
3,4 チェーンホイール
5 駆動部
6 緊張装置
7 チェーン
8 チェーンリンク
8a ピン
9 搬送板
10,10A,10B リターンレール

Claims (1)

  1. 一端に粉粒体の投入口と他端に排出口を有するコンベアケースの両端に取り付けたチェーンホイールにかけ渡した無端状のチェーンを周回移動させて、前記チェーンのチェーンリンクに進行方向と直角に固定された搬送板でケース内の前記粉粒体を搬送するチェーンコンベア装置であって、
    前記コンベアケースのリターン側で移動する前記チェーンを支持する一対のリターンレールを備え、
    前記リターンレールは長手方向を前記進行方向と交差する方向に配置し、前記リターン側を移動する前記チェーンのピンを3つ以上跨る長さごとに角度をつけて互い違いに折り曲げ又は折り返して線状につなげたジグザグ線状に形成したことを特徴とするチェーンコンベア装置。
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